JPS60173103A - 耐寒救命作業服 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 命作業服という、）に関する。

（背景技術） 従来より、水害性および浮力性を有する素材により形成
された海難用救命衣（ベスト）は周知である。。

（技術的課題） り出された場合、仮え前記救命衣を着用していたとして
も、その寒さから凍死してしまうのがほとんどである。

つまり、従来の救命衣は、極寒海洋上においては、全く
、その機能を果たしていないのが実情である。

（１」的） 本発明の目的は、極寒海洋上における救命衣として充分
に機能し、しかも着用したままで船舶上において作業を
行なってもその作業性に何等支障をきたさない耐寒救命
作業服を提供することにある。

（構成） 本発明の耐寒救命作業服は、水密性、保温性および可撓
性を有する積層体により、頭部、胴部、腕部および脚部
を一体に形成してなり、前記頭部に、着用者の顔を露出
させる窓部を開口させるとともに、該窓部周縁において
弾性体を配備させ、かつ、前記頭部に、前記弾性体を顔
に密着すべく、該Ｃ０部における積層体を締付ける締付
手段を設けた、ことを特徴とする。

この場合、本発明は、かかる作業服本体に、浮力性およ
び可撓性を有する積層体により形成されたベストを組合
せてなる耐寒救命作業服、も対象とする。

（実施態様） （ａ）前記積層体の水密材としては、たとえば透過性ポ
リウレタンラミネート加工および撥水加工された綿１０
ｏｚ高密度織物が挙げられる。

（ｂ）前記積層体の保温材としては、たとえばラキソラ
イトまたはポリエステル綿が挙げられる。

（ｃ）　ｊｉｉｊ記積層体の浮力材としては、たとえば
ポッカ綿が挙げられる。

（ｄ）前記弾性体としては、たとえばゴムスポンジが挙
げられる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第８図は、第１実施例を示したもので、各
図において、Ｘが耐寒救命作業服であり、該作業服又は
、積層体ｌにより、頭部Ａ、胴部Ｂ、腕部Ｃおよび脚部
りを一体に形成してなる。

前記頭部Ａには、着用者の顔を露出させる窓部Ａａが開
口されるとぶもに、該窓部Ａａ同周縁おいて弾性体２が
配備されている。そして、　゛（後）頭部Ａには、積層
体ｌを締付ける（ベルト３ａとリング３ｂとを利用した
）締付手段３が設けられ、この締付けによって、弾性体
を顔に密着させ得るようになっている。

前記腕部Ｃにおける積層体ｌは、手首部Ｃａをもって終
端とされており、該手首部Ｃａに１手袋４．４が着脱自
在に結合されている。この場合、結合部としての手首部
Ｃａにおいて、積層体１およびｒ１袋４は、ともに、弾
性体５，５′として構成されており、（マジックテープ
を利用した）締伺部材６によって、結合部の水密性が確
保されている。

前記脚部りにおけるｖ１層体重は、足首部Ｄａをもって
終端とされており、該足首部Ｄａに、靴７．７が結合さ
れている。

ここで、各構成要素について、図面に伺した符合と対応
させて、ｉｉＴ述する。

綿ｔｏｏｘ高密度織物透湿性ポリウレタンラミネート、 ・組成：タテ８０／２引きそろえ２０８木ヨコ８０／３
　７８本 ・撥水：ウルトラ撥水加工、家庭洗濯法により３洗８０
％　３０洗−７０％ ・使用部位；全身部Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、ポケット、腰ベル
ト、手首部（結合部） Ｃａ、フロント内部補強テープ。

後記ベスト −」ｕ」１」ニュし チキソライト超軽量保温材（中綿ポリエステル入り） メツシュ　ｌｂ−１、５ アルミ箔　１ｂ−２、４ ポリエステル綿　１ｂ−３ ・物性二重Ｊ＋￥　１４８．３３／ｍ’　、厚み４．３
％　。

保温率８１．１１　ｃｌｏ値１．５７　（−１−イｔｆ
ｆン、ポリエチレン、ポリエステル） ・使用部位：全身部Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ （Ｃ）裏生地　１ｃ ナイロン１００％ウラ地（タテ１０２木、ヨコ８２本） ・使用部位：全身部Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、（後記ベストでは
）浮力材の側地 （１１’＋’、２　５　５′ スポンジゴム ・使用部位：＊部Ａａ周縁、手首部（結合部）Ｃａ、衿
回り、 ■　、−４（４ 表：ポリ塩化ビニール（スベリ止め付き）裏：ウレタン
張り ｒｖ　、７　７ ゴム　７ａ、　７ｂ、　７ｃ、　７ｅ、　７に、　７１
１Ｉｔ　７ａ、７ｇ、？ｊ 鋼板　７ｆ ジャージ　７ｈ スポンジゴム　７１ 會物性：引張強力（Ｋｇｆ）・・・１０．４引裂強力（
Ｋｇｆ）・・・６．４ ゲーマン凍結点（°Ｃ）・・・３５゜ 底、＃油ΔＶ・・・１１．ＯＪＩＳ　２号油４０℃×２
２Ｈ −（ｙ二しヱＥ１と細工（使用部位のみ）（ａ）水密性
ファスナ　８ フロント前開き用 （ｂ）目張りテープ　９ 各縫合部 （Ｃ）マジックテープ　ｌＯ フロント衿元、窓部Ａａ （ｄ）ウェストベルト　１１ （ｅ）ポケット　１２ 第９図および第１θ図はＦｆＳ２実施例を示したもので
、同一構成要素については同一符号を付してその説ＩＩ
を省略する０本実施例では１手首部Ｃａに係る結合部に
おける絞りを、弾性体５．５を利用してではなく、ファ
スナ８を利用して行なうようにしたものである。なお、
１３は９、保護体であり、これによって、ファスナ８が
開のときにあっても着用者の手首が露出にないようにな
っている。

５７５１１図は、本願の第二発明に係るものを示したも
ので、胴部Ｂに着用されるベスト１４である。このベス
）１４は、浮力性をより一層高めるために前記第一発明
に係る各実施例（第１および第２実施例）の作業服本体
Ａとともに、使用されるものである。

ここで、ベスト１４は。

（ａ）表生地（水密性）二作業服本体Ｘに係る表生地１
ａと同じ （ｂ）浮力材：ポッカ綿（デツカ１００％天然植物繊ｍ
） （Ｃ）　＋Ａ生地：ナイロン１０ｏｚタックで構成した
ものである・ なお、同図において、１５は調節用構ゴム、そして、１
６は本体Ａとの接続ボタンである。

明細化の浄書（内容に変更なし）［１）桑ウラ１７Ω・
目（性能試験） 次に、試験品としての耐寒救命作業服Ｘ（第２発明に係
るもの）について、各性能、すなわち、水密性、保温性
、浮力性および可撓性（運動性）を調べた・ 試験方法は次のとおりである。

被敗者は水中に飛込んだ後直ちに泳ぎ、水槽の一端に設
けられているハシゴよシ静かに陸上にあがる。次に試験
品表面の水滴を乾いたタオルでふきとった後、以下の項
目の重量計測を行った。

ａ、全着用体重（被験者が衣類、試験品を着用したまま
の体重） ｂ、試験品の重量 浸水量の計算は飛込前にあらかじめ計測しておいた上記
各項目の乾燥重量からの増加量により以下の式で行った
。

浸水量（９）＝全着用体重の増加ｉ（至）−試験品重量
の増加量（９）なお、参考として肌着、上着等の増加量
を計測した。

また、浸水状態等についても調べた。

結果を表１に示す。

（Ｉ［１保温性試験 試験方法ｔよ次のとおυである。

気温５°０、気流速度α５〜ｔｏｍｓ、水温５℃、水流
速度０１〜０．２　ｍｓの環境条件下で気中試験及び水
中試験を実施し、試験品の保温特性として定常状態にお
ける平均熱貫流率（下式）をめた。

Ｋ　−（Ｑ／Ａ）／（θ。−０１） 但し、に：平均熱貫流率、Ｑ／Ａ　：マネキンの各部位
ごとの発生熱ｆｋ　（１ｏ　ｏｒ、ｉ／ｈ　）、Ａ：マ
ネキンの各部位の外表面積、θ０−マネキンの外表面温
度、θ、：外部の流体温度 この場合、比較のための従来例として、デガッタ社（ノ
ルウェー）のサバイバルスーツを採用した。

結果を第１２図に示す。

（組　浮力性試験 試験方法は次のとおりである。

各被験者が標準衣服に試験品を着用して淡水中に浮遊し
た時の水面から口元までの高さ及び浮遊角度（肩峰点と
大転子を結ぶ直線が鉛直線となす角度）を測定した。

結果を表２に示す。

表２ ■　可撓性（運動性）試験 試験方法は次のとおシである。

各被験者は、標準衣服のみを着用した場合およ−び標準
衣服の上に試験品を着用した場合。

その時の各所要時間の計測、作業状態の観察及び被験者
よりのアンケートを行った。作業の内容は以下の通シで
ある。

１）コース全長は約９Ｑｍ０ Ｉ）平面歩行及び運搬物を持ったままでの階段昇降。

…）ロープの結節及びほどき。

ｌｖ）　小運搬物の床上より机上への持上げ及び降し。

なお、運搬物は、重量１１０１ｃの砂袋を使用。

ロープは合繊メ１２１１ｍを使用。

小運搬物は、重量２　ｋｇ、寸法２３Ｘ１？１Ｘ１０ｃ
ＩｒＬのものを１０個使用した。

結果を表３に示す。

このように、第２発明に係る作業服Ｘ、す力わち、浮力
性を（第１発明に係る作業服Ｘに比して）より一層高め
るために作業服本体とベストとを組合せてなるものは、
優れた試験結果を示す。

この場合５作業″服Ｘは、作業服本体とは別体でもって
着用されるベストに浮力材を内在させたので、作業服本
体そのものに浮力材（ボツカ綿）を内在させた場合に比
して、下記（ａｌ　（ｂ）（ｃ）の点で優れる。

（ａ）　可撓性（着脱性） 後者（本体そのものに内在）の場合、浮力材の内在によ
シかなり厚手となった作業服を着脱しなければならず１
着脱が面倒なものとなるが、前者（ベストに内在）の場
合、相対的に薄手の、゛ペストおよび本体を、順次、着
脱すればよく、比較的容易に着脱できる。

（ｂ）　水密性 浮力材を内在させたときには、着用時の動き等による浮
力材の「ズレ」を規制するために、被内在物としての表
生地等について縫着処理が不可欠となり、後者の場合、
仮え縫着部を目張りテープで被覆したとしても水密性の
低下の要因となる可能性があるが、前者の場合、縫着処
理されたベストの外方には、作業服本体が位置している
ので、水密性を何等阻害しない。

（ｃ）　作業性 前者の場合、ベストに係る積層体は１本体とは異なシ、
保温材を構成要素としておらず、相対的に薄手かつ高可
撓性であるので、浮力材を内在させる場合の作業性の点
でも好ましい。

なお、第１発明に係る作業服Ｘにあっては、浮力性は、
水中における着用時において、水と着用者との唯一の連
通部である窓部人ａ周縁の流体密（水密および気密）を
、締付手段３による弾性体２の締付けによって維持する
ことにより、確保できるものである。

（効果） 本発明に係る耐寒救命作業服は、前記試験結果からもわ
かるとおり、優れた水密性、保温性、浮力性および可撓
性を有するので、前記目的、すなわち、 （ａ）極寒１１１ｉ洋ｔにおける救命衣として機能する
こと、 （ｂ）船舶上における作業衣としてその作業性に支障を
きたさないこと、 を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第１θ図は、第１発明に係るもの（作業服
本体Ａのみ）であって、そのうち、第１図ないし第８図
は第１実施例に係るもの、第９図および第１θ図は第２
実施例に係るもの。 第１１図は第２発明に係るもの（作業服本体Ａとベスｉ
・との組合わせ）、 を表わす。そして、より具体的には。 第１図は作業服本体Ｘを示す全体正面図、第２図は作業
服本体Ｘを示す全体背面図、第３図は積層体ｌを示す断
面図、 ｉ４図は縫着部を示す模式図、 第５図はファスナ部を示す斜視図、 第６図（イ）（ロ）（ハ）は頭部Ａを示す間第７図（イ
）（ロ）（ハ）（ニ）は腕部Ｃに係る図であって、第７
図（イ）は手袋４，４を示す外観図、第７図（ロ）は作
業服本体Ｘの手１１部Ｃａを示す外観図、第７図（ハ）
は一体化後における手首結合部Ｃａを示す外観図そして
第７図（ニ）は第７図（ハ）の一部断面図、第８図（イ
）（ロ）は脚部りに係る図であって、第８図（イ）は靴
７．７を示す側面断面図そして第８図（ロ）は一体化後
における足る結合部Ｄａを示す断面図、 第９図は作業服本体Ｘを示す全体正面図、第１Ｏ図（イ
）（ロ）は腕部Ｃに係る図であって、第１０図（イ）は
手袋４．４を示す外観図、そして第１０図（ロ）は作業
服本体Ｘの手首部Ｇａを示す外観図、 第１１図はベスト１０を示す全体正面図、そして第１２
図は保温性に係る試験結果を示すグラフ、を表わす。 １・・・積層体　２・・・弾性体 ３・・・締伺手段　４，４・・・手袋 ５．５′・・・りｉ骨体　６・・・給料手段７．７・・
・靴　１４・・・ベスト １ａ・・・水密材　１ｂ・・・保温材 ７１・・・浮力材 Ｘ・・・耐寒救命作業服（本体） Δ・・・頭部　Ｂ・・・胴部 Ｃ・・・腕部　Ｄ・・・脚部 Ａａ・・・窓部　Ｃａ・・・手首部 ｔｅａ・・・足首部 特許出願人　株式会社ムトウ 第２図 牙４図 一３？５図 第１０図 区 第１１図　。 六 手続補正８（方杖） 昭和５９←″グ　８日 １：、：、 特許庁長官　殿さ １事件の表示　昭和５９年特許願第２９２７５号λ発明
の名称　耐寒救命作業服 五補正する者 事件との関係　特許出願人 名称　株式会社　ム　ト　ウ ４、代理人 住所　東京都千代田区神田駿河台１のへ　主婦の友ビル
昭和５９年５月９日　（発送日　昭和５９年５月２９日
）＆補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 ｌ補正の内容 明細書の第１２頁ないし第１９頁、ｏ、−ｐ書（内容に
変更なし）！、籠°、・へ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）水ｖＰ′、セ１、保温性および可撓性を有する積
   層体により、頭部、胴部、腕部および脚部を一体に形成
   してなり、 前記頭部に、着用者の顔を露出させる窓部を開（−」さ
   せるとともに、該窓部周縁において弾性体を配備させ、
   かつ、 前記頭部に、前記弾性体を顔に′Ｉｆ：五すべく、該頭
   部における積層体を締イリける締付手段を設けた、 向寒救命作業服。
2. （２）前記積層体の水密材が、透過性ポリウレタンラミ
   ネート加工および撥水加工された綿１０ｏｚ高密度織物
   である特許請求の範囲第１項記載の作業服。
3. （３）前記積層体の保温材がチキソライトである特許請
   求の範囲第１項または第２項記載の作業服。
4. （４）前記弾性体がゴムスポンジである特許請求の範囲
   第１ないし３項のいずれかに記載の作業服。
5. （５）前記腕部における手首部に、水密性および保温性
   を有する手袋を、着脱自在に結合させるとともに、 前記手首部および前記手袋を、前記結合部において、と
   もに１弾性体とし。 前記弾性体に、該弾性体同士を密着すべく、ｉｉＡ弾性
   体を締付ける締付手段を設けた特許請求の範囲第１項記
   載の作業服。
6. （６）前記手袋の構成材がポリ塩化ビニルである特、１
   １請求の範囲ｆｔ５５項記載の作業服。
7. （７）前記脚部における足首部に、水密性、保温性およ
   び浮力性を有する靴を結合した特許請求の範囲第１項記
   載の作業服。
8. （８）前記靴の浮力材がスポンジゴムである特許請求の
   範囲第７１Ｊｆｉ記載の作業服。 （８）水密性、保温性および可撓性をイ１する積層体に
   より、頭部、１１づ部、腕部および脚部を一体に形成し
   てなり、 前記頭部に、着用者の顔を露出させる窓部を開１−１さ
   せるとともに、該窓部周縁において弾性体を配備させ、
   かつ、 前記頭部に、前記弾性体を顔に密着すべく、該当部にお
   ける積層体を締付ける締利手段を設けた、作業服本体と
   、 浮力性および可撓性を有する積層体により形成されたベ
   ストと、 を組合せてなる耐寒救命作業服。 （ｌＯ）前記ベストに係る浮力材がポッカ綿である時ａ
   １請求の範囲第９項記載の作業服。