JP3075922U - 救命機能を備えたつなぎズボン - Google Patents

救命機能を備えたつなぎズボン

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JP3075922U JP2000006210U JP2000006210U JP3075922U JP 3075922 U JP3075922 U JP 3075922U JP 2000006210 U JP2000006210 U JP 2000006210U JP 2000006210 U JP2000006210 U JP 2000006210U JP 3075922 U JP3075922 U JP 3075922U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、船員や漁労従事者或いは港湾作業
者等の着用に好適な救命機能を備えたつなぎズボンを実
現する。 【解決手段】 本考案は、ズボンの胴回りの上部に設け
られる胸当てと背当てのうちの少なくとも胸当てが連続
して作られていて、背中側から両肩に導かれた連結部材
でズボンの前後を連結するつなぎズボンにおいて、胸当
ておよびまたは背当てに収容部を設け、収容部に浮力体
を収容した救命機能を備えたつなぎズボンを構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は船員や漁労従事者或いは港湾作業者等が着用する“つなぎズボン”に 救命機能を付与することにより、作業中の転落等に伴う水難事故を防止する救命 機能を備えた“つなぎズボン”に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ズボンの布生地を胴回りから胸まで延長させた,所謂ゆる“つなぎズ ボン”は、前身頃の相当部が広い胸当てで覆われて作られている。また、肩先か ら両脇に通じる身体部分が着用衣類から解放されているので、上体の活動に広範 囲な自由度が与えられている。このように、一着でズボンと割烹着とを一体型に 加工したような“つなぎズボン”は、活動的な作業用衣服として一般に多用され ている。特に、汚れ難く且つ防水性の生地を用いて一般に「合羽ズボン」と呼ば れる“つなぎズボン”は、魚類や漁網等を取り扱う漁業関連の各種の作業に好適 で上記した漁船員等の作業用の衣類として歓迎されている。
【0003】 例えば、取り出した“つなぎズボン”の両脚部に両足を通して、普段着の上に “つなぎズボン”が着用される。そして、漁場から帰港した漁船の荷下ろしや水 揚げされた魚類の選別や運搬作業等に直ちに着手することができる。蒸し暑い梅 雨時や夏場には、背当てのない“つなぎズボン”で少しでも暑さを凌ぎながら上 述のような諸作業が進められる。また、晩秋や冬場は背当て付きの“つなぎズボ ン”を着用して、背中の冷えに気配りをして水揚げ作業等に従事することができ る。こうして、“つなぎズボン”の背当ての有無を活用して、四季の寒,暖の変 化に対応して選択的に使い分けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように汚れ難い防水生地を用いた“つなぎズボン”は、特に漁業関係の 作業用に適用して実用的な効果が認められている。ところが、漁業関係の作業に は陸上における魚類の選別作業等の外に、悪天候化の海縁りの荷揚げ仕事や係留 中の揺れた船上における漁具類の処理作業等も含まれている。したがって、上記 した揺動船上の仕事のような場合は、作業中に誤って海中に転落するようなこと が発生する。しかしながら、従来の“つなぎズボン”には、海中への転落事故等 の水難時の救命についての配慮がなされていないような状態であった。このため 、従来の“つなぎズボン”では海中に転落すると、生命の危険に曝されるという 問題点がある。
【0005】 本考案は従来の“つなぎズボン”の上記のような問題点を解消するためになさ れたもので、胸当てや背当てに収容部を設け、この収容部内に人体の浮遊に必要 な浮力を備えた浮力体を収容した救命機能を備えた“つなぎズボン”を実現する ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ズボンの胴回りの上部に設けられる胸当てと背当てのうちの少なく とも胸当てが連続して作られていて、背中側から両肩に導かれた連結部材でズボ ンの前後を連結するつなぎズボンにおいて、胸当ておよびまたは背当てに収容部 を設け、収容部に浮力体を収容した救命機能を備えたつなぎズボンを構成したも のである。 また、上記において、浮力体として、独立発泡樹脂からなる樹脂浮力材を用い た救命機能を備えたつなぎズボン構成したものである。 また、上記において、浮力体として、非通気性の袋部材の内部に気体を流動可 能に封入した気体浮力材を用いた救命機能を備えたつなぎズボンを構成したもの である。 また、上記において、浮力体として、手動または着水により自動的にガスが送 られて気室を膨張させる気室膨張浮力材を用いた救命機能を備えたつなぎズボン を構成したものである。 さらに、上記において、浮力体として、樹脂浮力材と気体浮力材および気室膨 張浮力材のうちの複数個の浮力部材を組み合わせた救命機能を備えたつなぎズボ ンを構成したものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
実施の形態1. 図1は本考案の実施の形態1の救命機能を備えたつなぎズボンの構成を示す説 明図で、(a)は前面図、(b)は背面図、図2は実施の形態1の加工動作を示 す説明図で、ここでは背当てのないつなぎズボンが例示されている。図1,2に おいて、1は救命機能を備えたつなぎズボン、2はその本体である。本体2の素 材には、汚れ難く防水性を有する生地が用いられる。元布にはナイロン若しくは ポリエステル等の合成繊維生地が挙げられ、これらにポリウレタンフィルムやポ リウレタン樹脂を張り合わせやコーティング処理で接着させる。
【0008】 合成繊維生地にラミネート加工した、“ターボリン”と呼ばれる類似商品が用 いられることもある。21,22は本体2の左右の両脚部、23は両脚部21, 22の胴回りから延長して加工された胸当てである。3は本体2に設けられたサ スペンダー(suspender …ズボン吊り)、4は複数のベルト通しである。サスペ ンダー3は2本の帯紐31とバックル(尾錠)32およびバックル受け33等で 構成されて、着脱自在で長さが調節可能になっている。
【0009】 また、ベルト通し4は本体2の胴部の回りに間隔を空けて設けられ、図示され ていないベルトが挿通されて胴部が締め付けられるようになっている。5はポリ エステルのメッシュを用いた当て布、6は浮力体(総称)である。当て布5には カビが発生し易い綿や麻などの吸水性の天然繊維の利用は避け、ナイロンやビニ ロン等のネット状の合成繊維が利用される。当て布5は胸当て23の内面側に周 辺が縫い付けられて、内部に収容室が形成されている。
【0010】 浮力体6を構成する浮力部材としては、実施の形態1ではポリエチレンフォー ムのような独立発泡性の合成樹脂より成る樹脂浮力材6aが用いられている。一 般に、この種の多孔質の樹脂浮力材6aは単位体積当たりの組成(密度)が粗く 比重が小さいので、水中や海中に浸漬すると人体を浮遊させるに足りる一定の浮 力が生じる。そして、この樹脂浮力材6aは薄板状で胸当て23に対応する形状 に切断されて、上記の当て布5で形成された収容室内に収容される。7は再帰反 射材、8は紐付きの呼び子笛である。
【0011】 再帰反射材7は、例えば浮遊状態で海面上に露出する帯紐31の表面に貼り付 けられる。そして、これらの再帰反射材7が胸部の左右に露出して、外部から投 射された投射光等を多角的に反射する。また、呼び子笛8は上記当て布5と同じ 生地を縫い合わせて胸当て23の内面側に設けられたポケット内に収容されてい る。必要があれば本体2の左右の腰の脇にファスナーが設けられ、着用者の胴回 りの太さを調節するように構成することもできる。なお、図2のCは本体2の生 地である。
【0012】 このような構成の本考案の実施の形態1の加工動作の一例を、次に説明する。 先ず初めに、つなぎズボン1を製作するために型紙等を基準にして、ロール状に 巻かれた広幅の生地から、図2に示すように脚部21,22を連結した形状の生 地Cが裁断される。裁断された生地Cには展開状態で、膝当てや胴回りのベルト 通し4等の付属的な細片部が、高周波ウエルダー溶着機によって所定位置に溶着 される。同様に、共生地を使って呼び子笛8を入れるためのポケットが縫い付け られた当て布5が、溶着機で胸当て23の裏に溶着される。次に、両脚部21, 22の中央の連結線O−Oを境にして、左右の生地Cを折り重ねる。
【0013】 折り重ねられた生地Cの両サイド,胴部,股部等を工業用ミシンで地縫いして から、その上を同じ要領で溶着する。当て布5に予め開口して設けられた挿入口 から樹脂浮力材6aを挿入し、溶着機で開口部を溶着して封鎖する。樹脂浮力材 6aはメッシュの当て布5でカバーされて、表面が保護される。また、バックル 32を付けた帯紐31は背中側の胴回りの左右に取り付けられ、バックル受け3 3は胸当て23の上端部に縫い付けられる。また、再帰反射材7を帯紐31に添 着し、呼び子笛8はポケットに収納される。こうして、樹脂浮力材6aを利用し た救命機能を備えたつなぎズボン1が完成する。
【0014】 このようにして作られたつなぎズボン1は、作業開始に先立ってサスペンダー 3を左右に分けて胸当て23を前にして両足を両脚部21,22に通して乗船者 等に着用される。着用時にバックル32でズボンの長さを調節し、ベルト通し4 に差し込んだベルト(不図示)で、胴回りの締め付け具合が調節される。実施の 形態1のつなぎズボン1には背当てがなく、しかも肩先から両脇と背中の全域に は着用した衣類が体に纏わり付くようなことがない。よって、着用した衣類に何 ら拘束されることなく、両腕と上体を三次元的に自由に屈曲させて能率的に作業 を進めることが可能になる。
【0015】 前記のように、漁船等の乗船者や港湾の従事者によって、揺れる甲板や岸壁の 付近で荷揚げ作業や漁業用の道具類の処理作業が行なわれる。この際、バランス を失って足を踏み外すと、作業用の衣類を着たまま海中に転落することがある。 本考案のつなぎズボン1は胸当て23に設けられた収容室内に、人体を海中で浮 上させるために必要な浮力(例えば、7.5kg)を有する樹脂浮力材6aから なる浮力体6が収容されている。このため、たとえ海中に転落したような場合で も、樹脂浮力材6aの浮力が作用して海中に沈むことなく浮上でき、人命を失う ような危険を防止することができる。
【0016】 この場合、樹脂浮力材6aの浮力が人体前面の胸部の付近に働くので、海中へ の転落者の自動的な後傾姿勢が保持されて通常の呼吸動作を継続することが可能 になる。また、視界の狭い薄暮や夜間において海上を航行中に事故や故障で遭難 したような場合は、海面上を浮遊しているときにポケットに入れた呼び子笛8を 吹鳴して“音”によって近海を航行する別船の乗員に知らせることができる。一 方、捜索船等からの照明光を帯紐31に付けた再帰反射材7の反射した“光”を 利用して、遭難者の浮遊位置を知らせることもできる。
【0017】 実施の形態2. 図3は実施の形態2の構成を示す説明図で、図3(a)は前面図、(b)は背 面図である。図3の(a),(b)において、1は前記と同じつなぎズボンであ る。実施の形態2には、胸当て23のほかに背当て24を設けたつなぎズボン1 が示されている。また、浮力機能を果たすための浮力体6には、袋部材25に空 気を密封させた気体浮力材6bが用いられている。気体浮力材6bを入れる袋部 材25には、両端の開口部を塞いだ薄い可撓性チューブや周辺部を貼合わせたシ ートが用いられる。これらの可撓性チューブ等は中空状になっていて、内部に空 気を密封するための気室が形成される。
【0018】 気体浮力材6bは点線で示したように気室内の気体の無封入状態で、細長い矩 形状に作られている。この袋部材25の材質には、例えば厚さが150ミクロン 程度のポリウレタン・フィルムが適し、気体の最大封入量に対して1/2以下の 余裕のある容量の空気が封入されている。そして、前記と同様に両脚部21,2 2に両足を入れて、つなぎズボン1が乗船員等に着用される。このように浮力体 6が少量の空気を封入した薄い可撓性の袋部材25で構成されて柔軟性を有する ので、着用者の前後左右を取巻く部分が体格にヒットして救命機能を設けている のに拘わらず特別に着膨れすることなく着用される。
【0019】 不使用時や着用中の静止状態では、袋部材25の内部に封入された無定形の空 気は気室の不特定位置に散在している。着用者による作業中の腕や上体の運動動 作に伴って袋部材25の一部が内側から押されると、押された部分の空気は適宜 気室内を移動して押圧部分が自由に屈曲する。したがって、このように柔軟性の 大きい気体浮力材6bで回り中が取巻かれているので、運動や作業に伴う上体の 屈曲動作に抵抗力が殆ど発生しない。
【0020】 実施の形態2によれば胸当て23と背当て24に、容積に余裕を持った空気を 袋部材25に封入した気体浮力材6bの救命機能を備えたつなぎズボン1が造ら れている。したがって、実施の形態1とほぼ同様に肩から脇の下の付近が開放さ れていて、両腕の運動が着衣に拘束されることなく自由に運動できる状態に保持 されている。また、浮力体6に空気を利用しているので軽量で柔軟性を持ち、し かも安価で経済的な救命機能を有するつなぎズボンを実現することができる。特 に図面による説明を省略したが、夏季又は温暖な海域付近の航海や操業で暑さが 厳しいときは、望ましくは背当てのないつなぎズボン1を着用して暑さを凌ぐこ とができる。
【0021】 また、誤って、実施の形態2のつなぎズボン1の本体2を着用して水中や海中 に転落すると、胸当て23と背当て24の気体浮力材6bが回りから水圧を受け て外側から圧迫される。このため、袋部材25に封入された空気が下側から押し 上げられて、集められた空気によって袋部材25の上部にエアータンクが作られ ることになる。作られたエアータンクの合計浮力は、人体を浮かせることができ るように設定されている。こうして、この気体浮力材6bの浮力により、救命具 を備えたつなぎズボン1の着用者の水面上の浮遊状態が保持されることになって いる。
【0022】 実施の形態3. 図4は実施の形態3の構成を示す説明図で、図4の(a)は前面図、(b)は 背面図である。この実施の形態3ではつなぎズボン1の構成は図1と変わりがな いが、浮力体6に「自動膨張式」と呼ばれる救命装置(以下、ここでは気室膨張 浮力材と呼ぶ)をつなぎズボン1に設けたことに特徴がある。図4において、6 cは気室膨張浮力材である。60は気室膨張浮力材6cの気室で、この気室60 は自動膨張部の自動操作と手動レバーの手動操作でガスボンベに連通するように なっている。また、気室60は内圧低下時に空気を補充する補助膨張部にも連通 している。気室60はナイロン布にポリウレタン加工した引布で作られて、内部 は密封構造になっている。
【0023】 詳しい構造は図に示されていないが、気室膨張浮力材6cが水没すると、自動 膨張部の溶解栓が溶解して手動レバーに連動している撃針が押される。押された 撃針がボンベの封板を破って、ボンベ内のガスが送られて気室60が自動的に膨 張するようになっている。膨張した気室60内のガスの浮力で、海中に人体を浮 上させることができる。作動索で手動レバーを引き下げれば、手動操作でボンベ 内のガスが気室60に送られて自動膨張させることもできる。また、補助膨張部 のつまみを口先で押し下げてから空気を吹き込んで、気室60内に空気を補充す ることも可能になっている。
【0024】 上述の図3と図4の実施の形態2と3では再帰反射材7と呼び子笛8が図示さ れていないが、実施の形態1と同様に適当な位置に再帰反射材7と呼び子笛8を 設けることもできる。また、実施の形態1と2および3では浮力体6として、そ れぞれ樹脂浮力材6aと気体浮力材6bおよび気室膨張浮力材6cを単独に使用 した場合で説明したが、これらの浮力部材6a,6b,6cを複数個組み合わせ て浮力体6を構成してもよい。
【0025】 この他、実施の形態2では袋部材25の材質にポリウレタン・フィルムを用い た場合を例示して説明したが、薄くかつ丈夫で長期間気密性が保持できる可撓性 材料であればゴム又は合成樹脂類等の別の素材をを用いてもよい。また、実施の 形態2では袋部材25を上下方向に配置したが、配置方向は横向きや斜め等のい ずれの方向でもよく、寸法や形状および個数等も実施の形態に限定するものでは ない。
【0026】 また、封入気体は空気以外で比重が軽く不燃性のものであれば他の気体を用い てもよく、気体の封入量や袋部材の数についてもつなぎズボンの仕様に応じて適 宜選定することができる。また、つなぎズボンの前後をバックル付きのサスペン ダーで連結した場合で説明したが、サスペンダー以外のホック又は釦、分離型の ファスナーや金具或いは布や紐等の連結部材で背中側と胸部側を連結するつなぎ ズボンにも適用することが可能である。
【0027】
【考案の効果】
本発明は、ズボンの胴回りの上部に設けられる胸当てと背当てのうちの少なく とも胸当てが連続して作られていて、背中側から両肩に導かれた連結部材でズボ ンの前後を連結するつなぎズボンにおいて、胸当ておよびまたは背当てに収容部 を設け、収容部に浮力体を収容した救命機能を備えたつなぎズボンを構成した。 また、上記において、浮力体として、独立発泡樹脂からなる樹脂浮力材を用い た救命機能を備えたつなぎズボン構成した。 また、上記において、浮力体として、非通気性の袋部材の内部に気体を流動可 能に封入した気体浮力材を用いた救命機能を備えたつなぎズボンを構成した。 また、上記において、浮力体として、手動または着水により自動的にガスが送 られて気室を膨張させる気室膨張浮力材を用いた救命機能を備えたつなぎズボン を構成した。 さらに、上記において、浮力体として、樹脂浮力材と気体浮力材および気室膨 張浮力材の複数個の浮力部材を組み合わせた救命機能を備えたつなぎズボンを構 成した。
【0028】 この結果、本考案によれば活動的で寒暖に対応して使い分けできるつなぎズボ ンの利点に加えて、救命機能を果たすことができるつなぎズボンを提供すること ができる。特に、袋部材に空気を封入した気体浮力材によれば、簡単且つ安価で 、浮力体の装備に伴う抵抗感が絶無で著しく活動的な作業用の衣類を実現するこ とができる。
【0029】 よって、本考案によれば、船員や漁労従事者或いは港湾作業者等の着用に好適 な救命機能を備えた“つなぎズボン”を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1の構成を示す説明図であ
る。
【図2】実施の形態1の加工動作を示す展開図である。
【図3】実施の形態2の構成を示す説明図である。
【図4】実施の形態3の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 つなぎズボン 2 本体 3 サスペンダー(連結部材) 4 ベルト通し 5 当て布 6 浮力体 6a 樹脂浮力材 6b 気体浮力材 6c 気室膨張浮力材 7 再帰反射材 8 呼び子笛 21 左脚部 22 右脚部 23 胸当て 24 背当て 25 袋部材 31 帯紐 32 バックル 33 バックル受け 60 気室 C 本体2の生地

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズボンの胴回りの上部に設けられる胸当
    てと背当てのうちの少なくとも胸当てが連続して作られ
    ていて、背中側から両肩に導かれた連結部材でズボンの
    前後を連結するつなぎズボンにおいて、 前記胸当ておよびまたは背当てに収容部を設け、該収容
    部に浮力体を収容したことを特徴とする救命機能を備え
    たつなぎズボン。
  2. 【請求項2】 前記浮力体として、独立発泡樹脂からな
    る樹脂浮力材を用いたことを特徴とする請求項1記載の
    救命機能を備えたつなぎズボン。
  3. 【請求項3】 前記浮力体として、非通気性の袋部材の
    内部に気体を流動可能に封入した気体浮力材を用いたこ
    とを特徴とする請求項1記載の救命機能を備えたつなぎ
    ズボン。
  4. 【請求項4】 前記浮力体として、手動または着水によ
    り自動的にガスが送られて気室を膨張させる気室膨張浮
    力材を用いたことを特徴とする請求項1記載の救命機能
    を備えたつなぎズボン。
  5. 【請求項5】 前記浮力体として、前記樹脂浮力材と気
    体浮力材および気室膨張浮力材のうちの複数個の浮力部
    材を組み合わせたことを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載の救命機能を備えたつなぎズボン。
JP2000006210U 2000-08-29 2000-08-29 救命機能を備えたつなぎズボン Expired - Lifetime JP3075922U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102071446B1 (ko) * 2019-09-14 2020-01-30 주식회사 디에스씨알 방역용 가슴보호대
JP2022017962A (ja) * 2020-07-14 2022-01-26 キ ユ,ウォン 救命機能を有する作業服

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