JPS6214086Y2 - - Google Patents

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JPS6214086Y2
JPS6214086Y2 JP17158379U JP17158379U JPS6214086Y2 JP S6214086 Y2 JPS6214086 Y2 JP S6214086Y2 JP 17158379 U JP17158379 U JP 17158379U JP 17158379 U JP17158379 U JP 17158379U JP S6214086 Y2 JPS6214086 Y2 JP S6214086Y2
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JP
Japan
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neck
main body
attached
water
cold
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JP17158379U
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JPS5691308U (ja
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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は極寒地または寒冷時に海上で危険な作
業に従来する漁船等の乗組員がその作業時に着用
したり、海難事故に遭遇した際に着用して有用な
耐寒性,耐水性に富んだ服に関するものである。
極寒地または寒冷時における海上作業が容易で
ないことは周知であるが、特に降雨時や荒天時の
作業は危険であるばかりでなく、作業中雨水や海
水がふりかかり、作業者の衣服内に浸入して風邪
や凍傷の原因となると、また、誤つて海中に落ち
れば、海水が衣服内に浸入して、救助を待つ間に
凍死するおそれもある。更に、海難事故などによ
り船が沈没すると、乗組員は救助を待つ間冷たい
海水中に浸つていなければならないので、救命胴
衣を着用していても、寒さのため、凍死などによ
り全員死亡しているのが通常である。
そこで本考案の出願人はさきに、防水性,耐水
性のゴム等の生地を以て上・下身部及び後袋を一
体に形成すると共に頚部及び袖口部を伸縮性の良
好なゴム又は合成ゴムにより形成し、その頚部か
ら前下方部にかけて水密フアスナを取附け開閉自
在とし、且つ上胸部辺に逆止弁を有する排気管を
取附けた外衣と、保温性の産地を以て上・下半身
部を一体に形成すると共に頚部から前下方部にか
けて開閉自在とした内衣と、目,鼻,口を露出し
て頭部に密着し、裾部分が上衣の頚部に重合して
水密性を保持し得るようにした伸縮性の防水頭巾
とから成り、外衣の裏面と内衣の表面の適宜の対
抗位置にスナツプ金具等の止着具を装着した耐寒
耐水服を考案、実用新案登録出願し、実公昭52−
18182号として出願公告され、第1212435号実用新
案として登録を受けている。
この耐寒耐水服は、これを着用すれば、作業中
海水や雨水を浴びてもそれらが内部に滲透するお
それがない上に内衣により身体を冷すおそれがな
いし、また、作業中海水に落ちたり、事故により
海中に投げだされたりしても、前記と同様海水が
内部に浸入せず、保温もされるので、冷たい海水
中にかなり長時間浸つていても凍死するおそれは
ないが、その後、問題点のあることが判明した。
即ち、着用者が海中に投げ出されて失神したよ
うな場合、水中に沈むことなく浮遊するが、浮遊
姿勢が悪くて俯伏せになつたままの状態でいる
と、溺死するおそれがあるのである。また、防水
頭巾が着用されていないと、頚部から上衣内へ水
が入り易く、上記難点を助長する。
本考案は上記のような従来品の問題点を解決す
ることを目的としてなされたもので、その構成
は、防水性,耐水性,断熱性を有するゴム,合成
樹脂等の発泡生地を以つて上・下半身部を一体に
形成すると共に頚部から前下方部にかけて水密フ
アスナを取附けて開閉自在とし、袖先に手袋を脚
先に足袋をそれぞれ一体に連設し、且つ、正面か
ら見た一側の胸部に逆止弁を有する排気管を取附
けた本体と、目,鼻等を露出して頭部に密着し、
裾部分が前記本体の頚部外側に重合するようにし
た伸縮性の防水頭巾とから成る耐寒耐水服におい
て、前記本体における頚部を立壁状に形成しその
内部に柔軟なスポンジ等を充填して頚部の内面側
に膨出部を形成すると共に、前記本体における片
側の胸腹部から両肩の背部にかけて形成された空
気室であつて給排気管を具備した空気室を設けて
成ることを特徴とするものである。
次に本考案の実施の一例を図に拠り説明する。
Aは防水性,耐水性,断熱性を有する発泡ゴム
シートの両面に伸縮性不地を貼着した生地を以て
上半身部1、下半身部2を一体に形成すると共に
頚部3を二重構造の立壁状に形成してその内部に
柔軟なスポンジ等のクツシヨン材4を充填した内
側膨出部に形成し、前記頚部3から前下方部にか
けて水密フアスナ5を取附けて開閉自在とし、両
袖6の先端部に防水性,耐水性,断熱性を有する
素材を以て製した手袋7を、また両脚8の先端部
に前記手袋7と略同等の素材を以て製した足袋9
を、それぞれ一体に連設し、左方の上胸部に逆止
弁(図示せず)を有する排気管10を取附け、片
側の胸腹部から両肩の背部にかけて防水性,耐水
性を有する非通気性の当て布11を配しその周縁
部を接着して空気室12をつくり、前記当て布1
1の胸部に前記空気室に連通する給排気管13を
装着して成る本体で、袖6の先端に於ける手袋7
の連設部には締付用のベルト14を取附けてあ
る。
Bは防水性,伸縮性の良好な独立気泡性のゴム
又は合成ゴム等により形成した防水頭巾で、目,
鼻を露出する透孔15が設けてあり、着用時、
目,鼻を露出して頭部に密着し、裾部16が本体
Aの頚部3の外側に重合するようになつている。
17は前記防水頭巾Bの着用時、着用者の耳外側
に当る部に設けた聴音用の小孔である。
上記のように構成される耐寒耐水服は、冷水域
に於ける危険な海上作業や海難事故に際して船舶
の乗組員や乗船者が着用するもので、フアスナ5
を開いて所謂つなぎ服にように着用し、フアスナ
5を閉ぢて頚部3を頚に密着させて着用し、ベル
ト14を調節して手袋7の着用状態を調整する一
方、必要に応じて給排気管13から空気室12に
空気を充填し、頭巾Bを頭にかぶり、その裾部1
6を頚部3の外側に重合密着させて、本体A内及
び頭巾B内を水密に保つ得るようにしたものであ
り、着用した当初は本体A内に必要以上の空気が
内蔵されるが、こ空気は排気管10から排出させ
るものとする。
而して、上記の耐寒耐水服を上記のように着用
し、空気室12に空気を充填しておけば、作業中
海水や雨水を浴びてもそれが内部に滲透するおそ
れがなく、また、本体Aは、手袋,足袋と一体
で、且つ、頚部の膨出部によりその内部が外部と
遮断されているので、その本体A内は着用者の体
温により温められて着用者が身体を冷すおそれが
ないし、作業中海中に落ちたり、事故により海中
に投げ出されたりしても、前記と同様海水が内部
に浸入せず、保温もされ、且つ、内部の空気によ
る浮力で浮くため、冷たい海水中にかなり長時間
浸つていても凍死するおそれはない。更に、着用
者が海中に落たる際や落ちた際に失神して着用者
が俯伏せ状態になつても、本体Aの片側の胸部か
ら両肩の背部に設けられ空気を充填した空気室1
2の浮力により必ず身体が反転して顔が常に抑向
けになるので、溺死するおそれもない。
尚、本考案耐寒耐水服は通常作業衣の上に着用
するが、着用時に前述の公知の耐寒耐水服のよう
に内衣を着用してもよい。また、従来の耐寒耐水
服は本体に頭巾を一体に設けたものが多いが、こ
れでは頭を動かした際に頭巾と顔との間から海水
が入り、それが本体内に浸入して身体を冷すおそ
れがあるが、本考案のそれは両者が分離している
上に、本体の頚部を二重構造の立壁状に形成して
その内部に柔軟なスポンジ等のクツシヨン材を充
填したから、該頚部が着用者の頚によく密着し
て、頭巾と顔との間に海水が入つても、それが頭
巾の裾から外部へ排出され、更に本考案Aの頚部
はそれ自体が内側へのみ膨出している構造によつ
て着用者の頚部に太細の差があつても別途緊ぱく
手段を用いることなく本体内部に水が侵入するの
を防ぐことができるので、頭巾を着用していない
ときでも海水が本体内に浸入するおそれはおよそ
皆無である。
本考案は上述の通りであるから、極寒地または
寒冷地に於ける危険な海上作業時に着用したり、
海難に遭遇した際に船の乗組員や乗船者が着用す
る救命用の衣服とし好適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施の一例を示すもので、第1図
は正面図、第2図は要部の拡大断面図である。 A……本体、1……上半身部、2……下半身
部、3……頚部、4……クツシヨン材、5……水
密フアスナ、6……袖、7……手袋、8……脚、
9……足袋、10……排気管、11……当て布、
12……空気室、13……給排気管、B……頭
巾、15……透孔、16……裾部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防水性,耐水性,断熱性を有するゴム,合成樹
    脂等の発泡生地を以つて上・下半身部を一体に形
    成すると共に頚部から前下方部にかけて水密フア
    スナを取附けて開閉自在とし、袖先に手袋を脚先
    に足袋をそれぞれ一体に連設し、且つ、正面から
    見た一側の胸部に逆止弁を有する排気管を取附け
    た本体と、目,鼻等を露出して頭部に密着し、裾
    部分が前記本体の頚部外側に重合するようにした
    伸縮性の防水頭巾とから成る耐寒耐水服におい
    て、前記本体における頚部を立壁状に形成しその
    内部に柔軟なスポンジ等を充填して頚部の内面側
    に膨出部を形成すると共に、前記本体における片
    側の胸腹部から両肩の背部にかけて形成された空
    気室であつて給排気管を具備した空気室を設けて
    成ることを特徴とする耐寒耐水服。
JP17158379U 1979-12-13 1979-12-13 Expired JPS6214086Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17158379U JPS6214086Y2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17158379U JPS6214086Y2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5691308U JPS5691308U (ja) 1981-07-21
JPS6214086Y2 true JPS6214086Y2 (ja) 1987-04-10

Family

ID=29682408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17158379U Expired JPS6214086Y2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6066600U (ja) * 1983-10-14 1985-05-11 シバタ工業株式会社 耐水防寒救命衣

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JPS5691308U (ja) 1981-07-21

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