JPS6017299A - 可動羽根斜流ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、羽根外周面及び−ブ表面を何れも球面状に形
成した可動羽根斜流デンゾに関する。

従来、可動羽根斜流ポンプの羽根車では、第１図に示す
ように、旋回軸線ｔを軸にして羽根角度を自由に変える
ことができるように、羽根２の外周面２′及び−プ６の
表面は、共通の中心Ｏをもつ半径ＲｔとＲｈの球面にさ
れてきた。也のため、羽根２の高さは羽根人口４から羽
根出口５まで全く同一となっておシ、それに伴い羽根流
路面積は一回転軸心に近い羽根人口４では小さく、回転
軸心よシ遠い羽根出口５へ向かって著しく増大している
。

上記のように、羽根入口が同出口に比べて流路面積が著
しく絞られた形となるため、羽根車への流入速度が増し
、キャビテーションが生じ易くなシ、吸込性能が著しく
損なわれる。しかも羽根入口から同出口へ向かつて流路
面積が著しく増大するのに伴い、羽根車内の流れが急激
に減速するので、羽根車内の水力損失が増してポンプ効
率の低下をももたらしている。その上、可動羽根斜流羽
根車では、締切軸動力比を低くするために、ハブ比（ハ
ブ半径／羽根外周半径）が大きくされるので、前記のよ
うに羽根外周面とハブ表面が同心球面とされていると、
羽根入口よシ同出口へ向かつて流路面積の増加する割合
が増し、それにつれて吸込性能が更に悪くなる結果とな
る等の欠点があった。

本発明の目的は、上記の欠点を除去する仁とができ、ポ
ンプ効率が高く、吸込性能もよく、更に低締切軸動力比
の可動羽根斜流Ｉングを提供するにある・ 仁の目的を達成するために、本発明は、羽根外周の球面
中心に対し、−・ゾ球面中心を流れ方向に見て回転軸線
上で後方にずらせることによシ、羽根入口での羽根高さ
く流路幅）を大きくし、羽根出口へ向かって羽根高さく
流路１［）を小さくしまたことを特徴としている。

以下、本発明の実繞例を図面嬉２図と共に説明する。

第２図は、本発明の可動羽根斜流ボンデの軸方向の断面
図であって、羽根車１のデスろには、羽根２が、旋回軸
線ｔを軸にして羽根角度が自由に調節できるように取シ
付けられており、そのために羽根２の外周面２′は、回
転軸線ｍ上の点０（旋回軸線ｔと回転軸線ｍとの交点）
を中心にしＲしを半径とした球面に形成され、同様の形
状に作られたケーシング内面とは羽根の外周面で細隙が
形成されている。一方、ぎス３の表面は、同じく回転軸
線ｍ上の前記点Ｏよシ流れ方向に見て後方（下流側）に
ずらせた点Ｏ′を中心にしＲｈ　を半径とした球面に形
成さり、ている。

したがって、羽根２の入口４での羽根高さけ、同出口５
での羽根高さより大きく形成される・また、羽根２は、
点０を通る旋回軸線ｔを軸にして羽根角度が調節゛され
るので、羽根２の内周面（根部）と、点Ｏ′を中心とす
るハブ表面３とけ、従来のもの（第１図）のように密着
せず、したがって１羽根入１コーゾ端２ｈは、羽根角度
を小さくした（すなわち、羽根を回転方向に近づくよう
にねかせる）とき、−ブ表面に突き当らないように予め
切欠いておく。なおこの際、羽根出口ハブ端にけノ〜プ
表面との間に着工の細隙が形成されるが、ポンプ性能に
は殆んど影響がない。図中、６はデングクーシングの入
口部を形成するベルマウス、７Ｆ１案内ケーシング、８
ｔｌｉ吐出管、９け駆動軸、１０は往復動させて羽根角
度を変更させるテンションロッドを示す。

本奥飽例は前述のような構成になっているので、駆動１
１１８の回転によシ羽根車１が回転すると、液はベルマ
ウス６よル吸込まれ、羽根２によってエネルヤを与えら
れた後、案内ケーシング７を通って矢印Ａの方向に流れ
、吐出し管８を経て外部へ給送される。また羽根角度は
、テンションロッド１０を上下往復動させることによっ
て変化され、それによって流量が制御されるが、仁れら
のことは従来のもの（第１図）と変ル行ない。

しかしながら従来のものと異なシ本発明では、特に−ブ
表面３０球面中心Ｏ′が羽根外周２′の球面中心０よシ
回転軸線ｍ上で後方（下流側）へずらせて形成されてい
るので、図示のように羽根人口４の羽根高さは羽根出口
５の羽根高さよシ大きくなル、それだけ羽根流路幅が羽
根入口で広くなっている。

このように、羽根車出口寸法かには同じままで羽根車人
口の流路幅（羽根高さ）が広がることによシ、羽根車へ
の流入速度が減少するので、キャビテーションの発生の
恐れもなく、吸込性能を高めることができるばかシでな
く、羽根入口よシ同出口へ向って流路面積が増大する割
合も小さくなるので、それだけ羽根車内の流れが第１図
に示す従来のもののように急激に減速されることがなく
＼したがって、羽根車内の水力損失が減少し、４７グ効
率も向上する。

更に、この種の可動羽根斜流ボンデては）締切軸動力比
を低く子るために一プ比が大きくされるが、本発明のも
のは、比較的大きくされている一ゾ比を変える必要なく
、羽根車入口流路＠（入口での羽根高さ）を広げること
ができるので、第１図に示すような従来の低締切軸動力
比としたものが有する前記のような欠点を除去すること
ができる。

本発明は、前述のような構成になっているので、これに
よｊ５．ｆｆタング率が高く、吸込性能がよく、かつ低
締切軸動力比の可動羽根斜流ボンデが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来形式の可動羽根斜流４ングの軸方向断面図
、第２図は本発明の可動羽根斜流ポンプの軸方向断面図
である６ １・−羽根車、　２・−羽根、　２′−羽根外周、３−
−−−ブ、４・−羽根入口、５−・−羽根出口、〇−羽
根外周の球面中心、　Ｏ’−／−プ球面の中心ｅ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、羽根外周及び−ブの表面を何れも球面状に形成した
   可動羽根斜流ポンプにおいて、羽根外周の球面中心に対
   し、ハシ球面中心を流れ方向に見て回転軸線上後方にず
   らせたことを特徴とする可動羽根斜流デンゾ。