JPS60172370A - エア−クリ−ナ用サイクロン装置のチユ−ブ固着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する分野〕 本発明は、エアークリーナ用サイクロン装置に係り、と
くに砂塵の多い雰囲気内で稼動する建設機械等に装備さ
れて用いられるサイクロンチューブ式のエアークリーナ
用サイクロン装置に関する。

〔従来技術とその問題点〕

一般に、建設機械等に装備されて、砂塵の発生の多い環
境で用いられているエアークリーナは。

スポンジ、もしくは濾紙等による濾過式方法のみではエ
アークリーナエレメントの目づまＶが激しく、そのため
従来よりエアークリーナを複数段にして濾過式方法の前
段に空気中より砂粒を除却するサイクロンチューブ式の
エアークリーナ用サイクロン装置が設けられている。

第１図ないし第２図に従来例を示す。これらの図におい
て、１００はエアークリーナ部を、示し。

１０１は前記濾過式エアークリーナに繋がる連・給管な
示す。このエアークリーナ５１００は、掃気筒３を有す
るケース本体１と、このケース本体１の上下端に各々配
設された一方の係着プレートとしての上蓋４と、他方の
係着プレートとしての下蓋５．および複数の砂粒除却手
段２とから成っている。この砂粒除却手段２は、内部に
旋回羽根６Ａを固着装備した円筒状のサイクロンチュー
ブ６と、導気チューブ７とから構成されている。前記サ
イクロンチューブ６は、前記上蓋４Ｖｃ設けられた開口
部４Ａ（第３図参照）に圧入されており、又この圧入に
際しては第３図に示す如く、サイクロンチューブ６に設
けられた突起６Ｂと前記開口部４ｈｖｃ設けられた切り
欠き４Ｂとが嵌合しており、これによってサイクロンチ
ューブ６の回動が防止されている。前記導気チューブ７
は、第１図に示す如く前記サイクロンチューブ６ＶＣ比
較して径が細く、かつサイクロンチューブ６と中心を同
一にして、その端面よりわずかに内部に侵入した状態を
もって前記下蓋４に係着されている。このためエンジン
（図示せず）に牧人される空気は、まず第１図の矢印Ａ
の示す如く、サイクロンチューブ６の内部に流入しその
後直ちに、前記旋回羽根６Ａによって一定方向に回転力
を付与されるため、サイクロンチューブ６の内部をら旋
状に進行する。従って、流入した空気中に含まれる砂粒
は、その旋回にともなう遠心力により中心付近より遠ざ
かって序々に内壁に寄り、やがてサイクロンチューブ６
と導気チューブ７との間に設けられた隙間より前記エア
ークリーナ部１００の内部に放散される。その際、砂粒
と同時に流出した空気は、矢印Ｂの如く前記掃気管３よ
ジ外部に放出される。

一方、中心付近の空気は、導気チューブ７に流入し、砂
粒をほとんど含まない空気となって前記連結管１０１を
通って次段のろ過式エアークリーナ（図示せず）に送ら
れていく。

しかしながら、前記サイクロンチューブ６は、前述した
如く上蓋４に圧入係着され、且その一部に回り止め用の
突起６Ｂが設けられているにすぎないため、使用中に受
ける振動等によって上蓋４トサイクロンチユーブ６との
係着にガタ付が生シ、サイクロンチューブ６に設けられ
た突起が序々に摩耗したり、又、この係着に接着剤を用
いた場合には、サイクロンチューブ６の多くはポリプロ
ピレンのようｈ合成樹脂により形成されていることから
、衝撃等により剥離を起こし易く、これがため、当該サ
イクロンチューブ６が回転して砂粒の除却機能が著るし
く低下するばかりでなく、脱落することがあり、一方、
サイクロンチューブ６および上蓋４に突起’６Ａおよび
切り欠きを谷々設ける加工、あるいはその組みつけ又は
接着剤の塗布後の固定に、手間がかかるなどの不都合が
生じて　゛いた。′ｉだ、かかる不都合の多くは導気チ
ューブ７と前記下蓋５との間においても同様に生じてい
た。

〔発明の目的〕

本発明は、上記従来技術の有する不都合を改善し、突起
や切り欠きを設けることなく容易にかつ確実にサイクロ
ンチューブを固定し、しかもその耐久性を著しく向上せ
しめることを可能としたエアークリーナ用サイクロン装
置のチューブ固着方法を提供することを、その目的とす
る。

〔発明の概要〕

そこで、本発明では、予め形成された係着ブレートの貫
孔に合成樹脂からｒ、ｃる複数の所定のチューブを各々
各別に配設し、その一端部が前記プレートから外方向に
向けて僅かに突設した状態に設定したのち、当該突設部
の少なくとも二以上に対して外部から同時に加熱押し型
を押し当てるとともに、これにより得られる溶融された
合成樹脂の一部を当該各チューブ相互間に向けて流出さ
せ、これによって相互に一体化された融合部を形成せし
めるとし、これによつ゛て前記目的を達成しようとする
ものでおる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第４図ないし第６図にもとづ
いて説明する。

第４図において、１６はサイクロンチューブを示し、１
６Ａはこのサイクロンチューブ１６に装備された旋回羽
根を示す。前記サイクロンチューブ１６は同図に示すよ
うに、その端部において隣接する他のサイクロンチュー
ブ１６と相互に連結部としての融合部２０を介して固層
された構成となって上蓋４に係着されている。その他の
構成は前述し之従来例と同一となっている。

次にこの係着方法について説明すると、第５図においで
、４は従来例と同様に上蓋を示し、１６はサイクロンチ
ューブを示し、１７は押し型を示す。前記サイクロンチ
ューブ１６は、先端が細くなるよう段部１６Ｂが形成さ
れ、このサイクロンチューブ１６を前記上蓋４に設けら
れた開口部４Ｃに挿入することにより、図示の如く前記
段部１６Ｂに当接するようになっている。また、押し型
１７は、その支持部１７Ｃを有する逆Ｔ字形をなし、こ
の支持部１７Ｃに対向する面に２つの円形の溝１７Ａ　
、１７Ａと、該溝１７Ａ、１７Ａとを結んだ連結溝１７
Ｂとが刻まれており、その内、円形の溝１７Ａの内側を
描く円の径は、サイクロンチューブ１６の内径とほぼ同
一か僅かに大きく設定されしかも同心に構成されている
。そしてこの押し型１７を用いて、前記サイクロンチュ
ーブ１６を前述した如く加熱溶融し上Ｍ４に係着させる
。具体的には、以下述べるような手法で作業が進められ
る。

まず前記サイクロンチューブ１６を隣接した前記開口部
４Ｃに前記段部１６Ｂｔでそれぞれ挿入する。押し型１
７は、サイクロンチューブ１６の母材が溶融する温度ま
で熱し、その後第５図に示すＣの方向より押圧して、サ
イクロンチューブ１６の端部を溶融しつつその浴融部を
前記開口部４Ｃの周囲に広げる。この結果、溶融部が押
し型１７に設けられた連結溝１７Ｂを流動し、このため
２つのサイクロンチューブ１６の浴融部はやがて一体化
し融合部２０を形成する。押し型１７を急冷しサイクロ
ンチューブ１６よりはずすと、第６図に示す如く連結し
た係着部を有する２つのサイクロンチューブ１６が構成
される。そしてこの係着を順次サイクロンチューブ１６
に施こすことにより、前述した第４図に示すエアークリ
ーナが形成はれる。

また、上記実施例と全く同一の手法は、前述した導気チ
ューブ７を下蓋５に係着する場合にも、そつくりそのま
ま適用することができる。第７図および第８図はエアー
クリーナ１０１側からみたその場合の例示で、図中７は
導気チューブを示し、３０は導気チューブ７．７相互間
に形成された連結部としての融せ部を示す。

なお、上記各実施例では、サイクロンチューブ１６．１
６．・・・或いは導気チューブ７．７．・・・を相互に
二つ連結した場合を例示したが、本発明は必ずしもこれ
に限定されず、三つ以上連結する手法のものであっても
よい。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によると、合成樹脂からなる複数
の所定のチューブを、予め形成された係着プレートの貫
孔に各々各別に配設し、その一端部が前記プレートから
外方向に向けて僅かに突設した状態に設定したのち、当
該突設部の少なくとも二以上に対して外部から同時に加
熱押し型を押し当てるとともに、これにより得られる溶
融された合成樹脂の一部を当該各チューブ相互間に向け
て流出させ、これによって相互に一体化された融合部を
形成せしめることとしたので、係着プレートへのチュー
ブの固定を容易にかつ迅速に行うことができ、しかもそ
の係着後の耐久性を著しく向上せしめることができ、か
つ生産性の向上を図ることができるという従来にない優
れたエアークリーナ用サイクロン装置のチューブ固着方
法を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す一部断面した正面図、第２図は第
１図の一部省略した平面図、第３図は第２図の一部を示
す部分拡大図、第４図は本発明の一実施例により形成さ
れたサイクロンチューブの固着部分を示す平面図、第５
図は第４図におけるサイクレンチューブの固着方法を示
す説明図、第６図は第５図の手法により一体化されたサ
イクロンチューブ相互間の関係を示す説明図、第７図お
説明図である。 ４・・・一方の係着プレートとしての上蓋、５・・・他
方の係着プレートとしての下蓋、６，１６・・・サイク
ロンチューブ、６Ａ、１６Ａ・・・固定旋回羽根、７・
・・導気チューブ、２０．３０・・・連結部としての融
合部。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）９合成樹脂からなる複数の所定のチューブを、予
   め形成された係着プレートの貫孔に各々各別に配設し、
   その一端部が前記グレートから外方向に向けて僅かに突
   設した状態に設定したのち、当該突設部の少なくとも二
   以上に対して外部から同時に加熱押し盤を押し当てると
   ともに、これにより得られる溶融された合成樹脂の一部
   を当該各チューブ相互間に向けて流出させ、これによっ
   て相互に一体化された融合部を形成せしめることを特徴
   としたエアークリーナ用サイクロン装置のチューブ固着
   方法。