JPS60172244A - 藻類の増養殖用網状ロ−プ - Google Patents

藻類の増養殖用網状ロ−プ

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JPS60172244A
JPS60172244A JP2771784A JP2771784A JPS60172244A JP S60172244 A JPS60172244 A JP S60172244A JP 2771784 A JP2771784 A JP 2771784A JP 2771784 A JP2771784 A JP 2771784A JP S60172244 A JPS60172244 A JP S60172244A
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小室 徳太郎
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  • Cultivation Of Seaweed (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は藻類とりわけコンブ、カジノ、アラメ或いはワ
カメ等褐藻類の増養殖には特に好適な増養殖用網状ロー
プに関するものである。
コンブは食用として膨大な需要を抱えているものである
が、その主たる生産は未だに自然採取に委ねられている
現状にある。一方近年における漁業資源の著るしい枯渇
化の中で、栽培漁業化所謂養殖、増殖が強力に推進され
ており、各種の魚介類や藻類等の靜化育成技術や採苗技
術の確立とともに、養殖事業においてもより漁獲生産性
の高い養殖えの転換が急速に促進されており、特に最近
でれアワビ、ウニ、サザエ等磯付魚介類の大規模な養殖
事業が各地で計画されている一状況にある。
しかしながらアワビ、ウニ、サザエ等の磯付魚介類は、
岩礁地帯を生息場として該岩礁に育成するコンブ、カジ
ノ、アラメ、ワカメ等の褐藻類を主たる餌料として生長
するものであるが、近年該褐藻類の育成海域たる沿岸海
域が、工場や家庭排水により著るしく汚染され或いは豊
栄養化され、更には築港や臨海土木工事等による潮流変
動等とが相俟って生態系が変化し、特定の藻類や水棲動
物特には無節石灰藻や群体ボヤ等が異常に繁殖してこれ
が岩礁面全体に付着することにより、褐藻類の遊走子の
付着や生長が阻害される所蛸岩焼は現象が急速に拡大さ
れており、これがため食用としてのコンブの生産自体の
逼迫化けもとよシ餌料供給のための褐藻類も絶体的に不
足しており、磯付魚介類の養殖事業の維持拡大のうえか
らも褐藻類の増養殖が強く望まれている状況にある。
これがため現状においては第一図に示す如く、合成繊維
素材等を用いて撚製したロープを幹路(5)とし、該幹
路(A)に褐藻類の幼体を採苗させた種糸の)を螺回し
、若しくは適宜間隔毎に結着し、或いは適宜間隔毎に短
かく切断した種糸片(B)′を挾持させ、これを海面下
1〜5m程度の水深位に延縄状に展張せしめて増養殖を
図っているが、褐藻類は比較的大型に生長し特にコンブ
等では2〜10mにも及ぶため、その生長とともに潮流
抵抗が増大付加されるばかりか、幹路■が比較的水深の
浅い場所に展張されるものであるから、平時の波浪抵抗
はもとより荒天時には強度の波浪抵抗が付加されること
となる。従って褐藻類が該潮流抵抗や波浪抵抗に対抗し
て生長するためには、その仮根が幹路(ト)と強固に固
着されている必要があるが、幹路(4)は単に撚製した
ロープであるから仮根の絡合や絡着がなされず且断面も
略円形状のものであるからその外周面に沿って包着した
状態のみで固着されているに過ぎず、而もその外表面は
僅かな撚合凹陥が形成されている以外は比較的平滑であ
って、特に合成繊維素材を用いた場合にはその素材的な
滑性や離形性とが相俟って滑動し易く、これがため褐藻
類の生長に従い強度の潮流抵抗や波浪抵抗が付加された
場合に仮根が幹路(5)より剥離滑動し、而も繰返し付
加されるこれら抵抗により更に滑動が増長されて幹路(
ト)よシ離脱流失して生産収率が非常に悪く、板金離脱
流失を免かれたものでも剥離滑動後に繰返される滑動に
より仮根部が著るしく損傷して生長が阻害されており、
更には剥離滑動で生長した褐藻類が幹路(ト)上の任意
な位置に偏在移動するため、かかる幹路(4)全体を岩
礁面まで沈降させて岩礁地帯に生息する磯付魚介類に供
餌させる場合にも、分散生息する磯付魚介類に均等な供
餌がなしえぬ等現状の褐藻類増養殖ロープには大きな問
題を抱えている。
本発明はかかる問題に鑑みなされたものであって、本発
明は1目〜10目以内の掛目数で有結節若しくは無結節
の網状物を編成し、且該編成に係る網糸がその下撚シ数
に対し上撚り数が1.o〜3.0倍に強撚されてなシ、
編成後の緊張力解除とともに絹糸の強撚された上撚シ解
撚力を以って網状物を強固に螺回集束させ網構造を有す
るロープとなし、これを用いることによシ仮根の強固な
固着と滑動防止を図シ、褐藻類の生産収率を高めるとと
もに均質な固着生長をなさしめ、磯付魚介類え均等に供
餌効果を与えることの可能な藻類の増養殖用網状ロープ
に存する。
以下に本発明実施例を図面に基づき詳細に説明すれば、
第二図は有結節網状物の見取図、第三図は無結節網状物
の見取図、第四図は絹糸の断面説明図、第五図は有結節
網状物を用いた本発明の説明図、第六図は同使用態様図
であって、本発明に用いる網状物(1)は有結節網状物
(LA)でも無結節網状物(IB)でも特段の制限はな
いが、編成後に網糸■)の上撚シ解撚力を以って強固に
螺回集束させる必要上、あまり掛目数が多い所謂網状物
(1)の巾が広いものは適当でなく、1目〜10目以内
の掛目数に制限することが好ましい。
そして該網状物(1)の網目合(IOAXIOB)は、
使用する網糸(2)の分径や育成される褐藻類の大きさ
並びに育成密度等により種々決定されるものであるが、
コンブの如き大型海藻に生長するもので而も幹路1m当
り10〜20に2にも育成させるものでtよ、網糸(2
)自体も十分な強靭性が必要となるためその分径は5〜
10mφ程度の物が使用され且その網目合(IOA)(
1013)も100−300cm程度に編成されること
が好適である。
そして該有結節網状物(囚或いは無結節網状物(IB)
の編成に際して、その網目を形成する網糸(2)はそれ
ぞれのストランド(20A) 3本を撚合してなる所謂
三子撚シ網糸(2A)或いはストランド(2QA) 2
本を撚合してなる所謂二子撚シ網糸(2B〕いづれを用
いて編成されたものでも良いが、単位長さ当シのストラ
ンド(2QA)自体に付与される下撚シ数に対し、該ス
トランド(20A)の2本又は3本を互に撚合して網糸
(2)となす場合の上撚多数が1.0〜3.0倍の範凹
で強撚されていることが肝要である。即ち通常の網地編
成に際して使用されている網糸は、その下撚りと上撚シ
との反撥力(解撚力)を相互にバランスさせ網糸自体が
変形やキンクの発生のない状態となしたるうえで網地が
編成されるもので、例えば分径6闘φの網糸の場合その
構成が三子撚りである時のストランド分径は3鰭φの物
が使用され、また三子撚シである時のストランド分径は
略42胴φ程度の物が使用され、かかる場合における下
撚り及び上撚りの関係は三子撚りでは下撚多数がl n
l当り200回の場合に上撚り数は略100回、1だ三
子撚りでは下撚多数が1mmクシ1フ0−180の場合
に上撚多数は略100回がバランス上良好な構成とされ
ており、要約すれば下撚り数に対する上撚多数の比率は
三子撚りでは略0.5倍、三子撚りでは略0.55−0
.6倍であって、このことからも本発明における網糸(
2)の上撚多数が著るしく強撚されてなることが理解さ
れる。そしてかかる網糸(2)の強撚された上撚シが、
編成後の緊張力解除とともに解撚力を発揮するものであ
るが、網糸(2)の下撚多数及び上撚り数の関係におい
ては、ストランド(2QA)を形成する繊維が太繊度例
えば1000〜10,000デニ一ル程度の合成繊維モ
ノフィラメントや金属繊維或いはサイザル、マニラ麻、
パーム等植物繊維の如く素材的に剛性の大きなものの場
合には下撚多数に対する上撚多数は1.0〜1.5倍程
度でも十分上撚りの解撚力が発揮され、反面細繊凝繊維
や累月的に柔軟性の高い繊維を用いる場合には、下撚り
数に対する上撚9数は1.5〜3.0倍程度に強撚させ
ることが解撚力を発揮させるうえから望まれる。そして
下撚り数に対し上撚多数が1.0倍以下では解撚力が乏
しく網状物0)を強固に螺回集束できず、また下撚多数
に対する上撚9数が3.0倍以上となると特に網糸田)
を一旦作成のうえ編成する有結節編成においては網糸(
2)が容易にキンクを発生しその取扱いが難かしくな夛
、また有結節、無結節編成時に各条のトラブルの発生原
因ともなるもので好ましくない。
かくして所要の掛目数や網目合に編成された有結節網状
物(LA)或いは無結節網状物(113)は1編成後の
緊張力解除とともに網糸(2)の上撚り解撚力が働き、
該編成された有結節網状物(IA)或いは無結節網状物
(IB)を解撚方向に螺回させ且強固に集束させてロー
プ状の本発明品(8)が形成される。
かくしてなる本発明品(8)を枠組として、褐藻類の幼
体を採苗させた種糸を螺回させ或いは適宜間隔に結着し
若しくは挾持させたるうえ延縄状に展張させて褐藻類の
増養殖をなすことは熱論のこと、本発明品(8)は多数
本の網糸(2)が螺回集束され且集束間隙(訊)も多数
形成されてなるため潮流に適度の乱流化を与え、海中を
浮遊する褐藻類の遊走子に流水刺激を付与せしめること
ができるため、遊走子の自然着床性が著るしく高まり単
に本発明品(8)を展張させるのみで天然採苗とその増
養殖化も図れるものである。
本発明は上述の如き構成よυなるものであって、1目〜
10目の掛目数で有結節若しくは無結節に編成された網
状物を、その下撚多数に対し上撚り数が1.0〜3,0
倍に強撚された網糸の上撚り解撚力で、その解撚方向に
強固に螺回集束させてなるため、多数本の網糸が螺回集
束され且集束間隙が多数存在する結果、褐藻類の生長に
伴う仮組が該集束間隙内に複雑に絡合絡着するばかシか
、多数本の網糸に亘って仮組が跨渡包着するため跨渡包
着面積が著るしく増大され強固且安定した固着がなされ
、潮流抵抗や波浪抵抗によっても剥離滑動が著るしく防
止されて生産収率が極めて向上する。而も本発明におい
ては網糸相互が所要間隔毎に結節部若しくは交差部を有
するため、板金滑動しても該所要間隔毎の結節部若しく
は交差部内で偏在移動が阻止されるため仮組の損傷を防
止し且全体に亘って均質な固着’fl成が保持され磯付
魚介類えの均等な供餌効果がなしえる。
そして本発明においては僅かな掛目数で編成されるもの
であるから、1台の編成機で数十本の網状物を同時生産
できるためコスト的に非常に安価に提供できるばかシか
、更に有結節網秋物を用いた場合には所要間隔毎に結節
部が現出し、該結節部が展張に際して浮子網や固定網と
の連結に際しての係止作用を発揮し長期に亘る施膜保全
性を高める等多くの特徴を有する藻類の増養殖用網状ロ
ープである。
【図面の簡単な説明】
第一図は従来品の説明図、第二図は有結節網状物の見取
図、第三図は無結節網状物の見取図、第四図は絹糸の断
面説明図、第五図は有結節網状物を用いた本発明品の説
明図、第六図は同使用態様図である。 符号の説明 (1)・・・・・・・・・・・・網状物 (8)・・・
・・・・・・本発明品(IA) ・・・・・・・・・有
結節網状物 (訊) ・・・・・集束間隙(IB)・・
・・・・・・・無結節網状物(lQA)(IOB) 1
1.網目台 (2I ・・・・・・・・・・・・網糸(2A>・・・
・・・・・・玉子撚り網糸(2B) ・・・・・・・・
・三子撚シ網糸 特許出願人(S%)・・・・・・・・
・ストランド 小 室 徳太部第−図 第二図 第三図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 掛目数が1目〜10目で、且その下撚り数に対し上撚シ
    数が1.0〜3.0倍に強撚された網糸により有結節若
    しくは無結節網状物を編成し、編成後の緊張力解除とと
    もに網糸の上撚シ解撚力を以って編成された網状物をそ
    の解撚方向に螺回集束せしめてなることを特徴とする藻
    類の増養殖用網状ロープ。
JP2771784A 1984-02-16 1984-02-16 Moruinozoyoshokuyoamijoroopu Expired - Lifetime JPH0248208B2 (ja)

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