JPS6016894Y2 - 多重筒 - Google Patents

多重筒

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Publication number
JPS6016894Y2
JPS6016894Y2 JP340080U JP340080U JPS6016894Y2 JP S6016894 Y2 JPS6016894 Y2 JP S6016894Y2 JP 340080 U JP340080 U JP 340080U JP 340080 U JP340080 U JP 340080U JP S6016894 Y2 JPS6016894 Y2 JP S6016894Y2
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JP
Japan
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cylinder
fixed
stopper
tube
movable
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Application number
JP340080U
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English (en)
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JPS56104703U (ja
Inventor
達哉 鈴木
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Publication date
Application filed by オリンパス光学工業株式会社 filed Critical オリンパス光学工業株式会社
Priority to JP340080U priority Critical patent/JPS6016894Y2/ja
Publication of JPS56104703U publication Critical patent/JPS56104703U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、軸方向に移動腰その長さを任意に変化させ
ることのできる例えば、一眼レフレックスカメラの中間
リングに好適する多重筒に関する。
従来、多重筒、例えば二重筒においては、軸方向に移動
可能な移動筒が固定筒から脱落するのを防止するために
、第1図並びに第2図に示すような抜は止め機構を備え
ていた。
第1図において、固定筒10は、一端に内方フランジ部
12を備えた円筒状に形成され、この固定筒10の周壁
には軸と平行に貫通溝14が形成されている。
この固定筒10の内部には、これの軸方向に摺動可能な
円筒状の移動筒16が固定筒10と同軸的に設けられて
いる。
この移動筒16の周壁には、前記内方フランジ部12側
端部付近に、穴18が形成され、この穴18には、止め
ピン20が前記貫通溝14を介して着脱可能に設けられ
ている。
この止めピン20は、前記貫通溝14内に位置し、移動
筒16が固定筒10内のみで移動できるように規制し、
移動筒16の固定筒10からの脱落を防止している。
この構成においては、固定筒10と移動筒16との摺接
面積を広くとれるので、安定した摺動が実現できる。
しかし、貫通溝14の形成のために、固定筒10の加工
工程が複雑化し、また組立工程において、この二重筒の
外側に部品が備えられる場合には、組立て不可能となる
しかも、この種の二重筒では、移動筒16を繰り出した
際に貫通溝14より内部に光が入りこんでしまうため、
カメラの中間リングには応用できない不都合がある。
そこで、第2図に示す二重筒が提案されている。
その二重筒は、両端部にそれぞれ内方フランジ22.2
4を有する円筒状に形成された固定筒26と、この固定
筒26と同軸的に設けられこの固定筒26内に挿入され
る一端に外方フランジ28を有する円筒状の移動筒30
とから構成されている。
この移動筒30の筒体部は、移動筒30の挿入された側
の固定筒26の内方フランジ24の内周面に摺接し、外
方フランジ28は、固定筒26の内周面に摺接するよう
にそれぞれ設けられている。
゛したがって、移動筒30の移動は、前記2個の内方フ
ランジ24.22内に規制され、移動筒30の固定筒2
6からの脱落を防止している。
この構成においては、二重筒内に外部からの光は入りこ
まず、前記従来例の欠点は補なっている。
しかし、移動筒30と固定筒26との摺接面積が狭くな
り、安定した摺動が実現できない。
また、係合部としての内方フランジ24を、移動筒30
を組み込んだ後に、固定筒26に取り付けなければなら
ず、組み立て工程が複雑となる。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、組み立てが容易で安定して摺動する
ことのできる多重筒を提供することである。
以下、添付図面を参照して、この考案に係わる多重筒の
一実施例を、二重筒に適用した場合につき説明する。
第3図、第6図乃至第8図は、それぞれ、ここで説明す
る二重筒を示しており、図中、参照符号32は、保持筒
としての円筒形状に形成された固定筒を示し、この固定
筒32の一端にはこれと同軸の内径を有する内方フラン
ジ34が設けられている。
この固定筒32の内部には、これと同軸的に設けられ、
固定筒32の軸方向に摺動可能に設けられた第1の筒と
しての移動筒36が挿入されている。
この移動筒36の挿入側の一端には、内方にわずかに突
出した、第1の保合部としての内方フランジ38が形成
されている。
前記移動筒36の内部には、これと同軸的に設けられ、
一端部に外方7ランジ40と、この外方フランジ40に
隣接して、外方にわずかに突出し内方フランジ34と同
径の外径を有する段部42と、他端部に第2の係合部と
しての後に詳述するストッパ一部44とをそれぞれ備え
た第2の筒としてのストッパー筒46が配設されている
上記ストッパー筒46の段部42は、固定筒32の内方
フランジ34に嵌合され、ストッパー筒46は固定筒3
2に一体的に固定されるようになされている。
前記ストッパー筒46は、第4図並びに第5図に取り出
して示すように、形成されており、ストッパー筒46の
ストッパ一部44は、ストッパー筒46の中心に対して
偏心した中心を有する円形状の断面を有して、ストッパ
ー筒46の外周から一部突出している。
このストッパ一部44の外形は、前記固定筒32の内方
フランジ34の内径より小さく、しかも、ストッパー筒
46を固定筒32に固定した際に、ストッパ一部44が
、移動筒36の内方フランジ38と充分に係合し、組立
後はこの移動筒36の設定範囲以上の摺動を阻止できる
大きさに設定されている。
また、このストッパ一部44の最大に延出している部分
までのストッパー筒46の中心からの距離は、移動筒3
6の内半径より小さく設定されることは当然である。
以上のように構成される二重筒の組み立て手段を以下に
説明する。
まず第6図に示すように、固定筒32内に、これの内方
フランジ34の形成されていない他端部側から、移動筒
36を、これの内方フランジ38が形成されている一端
部を先に挿入する。
次に、固定筒32内に、これの内方フランジ34の形成
されている一端部側から、ストッパー筒46を、これの
ストッパ一部44が形成されている他端部を先に挿入す
る。
そして、第7図に示すように、ストッパ一部44が先に
固定筒32に挿入された移動筒36内に位置するまで挿
入する。
この状態において、移動筒36並びに固定筒32の中心
軸Aは、ストッパ一部44の中心軸Bとは略一致してい
るが、ストッパー筒46の中心軸Cとは一致していない
このストッパー筒46を更に、ストッパー筒46の段部
42の端面が、固定筒32の内方フランジ34の端面に
当接するまで挿入する。
ここで、固定筒32並びに移動筒36の中心軸Aに、ス
トッパー筒46の中心軸Cが一致するようにストッパー
筒46の位置をずらせる。
したがって、ストッパー筒46の段部42は固定筒32
の内方フランジ34の透孔に嵌合することができ、例え
ばたたき込みによって固定される。
また、ストッパー筒46のストッパ一部44は、上記中
心軸の一致操作により、移動筒36の内方フランジ38
の移動範囲内に位置し、移動筒36の移動を規制する。
すなわち、第3図に示す状態に組み上げられる。
このように構成される二重筒においては、移動筒36の
固定筒32内での移動範囲は、第8図に示すようにスト
ッパー筒46のストッパ一部44に移動筒36の内方フ
ランジ38が当接するまでに規制され、移動筒36の固
定筒32からの脱落は防止される。
尚、上記実施例において、移動筒36を固定筒32の内
部に、そしてストッパー筒46を移動筒36内部にそれ
ぞれ位置するようにして説明したが、これに限られるこ
となく、例えば第9図に示すように、固定筒32の外部
に移動筒36を、移動筒36の外部にストッパー筒46
をそれぞれ位置するように設定してもよい。
この場合、固定筒32には、内方フランジ40に代り外
方フランジ48が、移動筒36には内方フランジ38に
代り外方フランジ50がそれぞれ設けられる。
ストッパー筒46には、外方フランジ40に代り内方フ
ランジ52が、外方に突出した段部42に代り、内周壁
より内方に突出した段部54が、そして外方に突出した
ストッパ一部44に代り内方に突出したストッパ一部5
6がそれぞれ設けられる。
また、ストッパ一部56の最大突出部の高さは、移動筒
36が移動する際に、移動筒36の外方フランジ50が
ストッパ一部56に当接するに充分な高さに設定され、
しかも、ストッパ一部56の内径は、前記移動筒36の
外方フランジ50が挿通されるに充分な大きさを有して
設定されている。
また上記実施例において、第2の係合部としてストッパ
一部44を第4図に示すように、ストッパー筒46の中
心軸と偏心した断面円形状に形成して説明したが、これ
に限らず、例えば係止ピンをストッパー筒46の外周に
設けてもよい。
すなわち、ストッパ一部は、実質的に移動筒36の外方
フランジ38と係合し、この移動を阻止できる突出部で
あればよい。
また、移動筒36の外方フランジ38を偏心した位置も
しくは係止ピン等の一部突出した部分に形成し、ストッ
パ一部44を、ストッパー筒46と同軸に設けたフラン
ジ部として形成し、互いを係合するようにしてもよい。
また、上記実施例では固定筒32とストッパー筒46と
の固定をたたき込みによってなすようにして説明したが
、これに限らず、双方にねじを切り、これらを蝶合して
固定しても、また、ボルト、ナツトによる固定でもよく
、両者が実質的に固定できるものであれば、その手段を
問わない。
次に、この考案に係わる多重筒の他の実施例を添付図面
第10図乃至第12図を参照して説明する。
図中参照符号60は、円筒形状に形成された第1の固定
筒を示し、この第1の固定筒60の一端には、これと同
軸の内径を有する第1の内方フランジ62が設けられて
いる。
この第1の固定筒60の内部には、これと同軸的に設け
られ、固定筒60の軸方向に摺動可能に設けられた第2
の固定筒64が挿入されている。
この第2の固定筒64の第1の固定筒60に挿入されて
いない他端部には、これと同軸の内径を有する第2の内
方フランジ66が設けられている。
この第2の固定筒64の内部には、これと同軸的に設け
られ、第2の固定筒64の軸方向に摺動可能に設けられ
た移動筒68が挿入されている。
この移動筒68は、前記第1の固定筒60並びに第2の
固定筒64の内側に位置するように挿入されており、第
1の固定筒60に設けられた第1の内方フランジ62側
の移動筒68の一端には、これと同軸な外径並びに内径
を有し、外方並びに内方にそれぞれ延出したフランジ7
0と、他端には、これと同軸な内径を有する第3の内方
フランジ72とが第1の係合部としてそれぞれ設けられ
ている。
このフランジ70の外径は、このフランジ70が第1の
固定筒60の内側壁に沿って摺動可能になるように、ま
たこれの内径および第3の内方フランジ72の内径は第
1の係合部として機能するに充分な突出部が形成される
ようにそれぞれ設定されている。
前記第1並びに第2の固定筒60.64の第1並びに第
2の内方フランジ62.66には、前述の第1の実施例
と同様な第1並びに第2のストッパー筒74.76がそ
れぞれ固定されている。
この第1のストッパー筒74と第2のストッパー筒76
は、それぞれのストッパ一部78.80が対面するよう
に設けられ、同径に形成されている。
これら第1並びに第2のストッパ一部78.80は、第
1並びに第2の固定筒60.64の中心軸と偏心した中
心を有する断面円形状の突出部として第1並びに第2の
ストッパー筒74.76の端部の外周面にそれぞれ形成
されている。
以上のように構成される二重筒において、その繰り出し
動作を説明する。
第10図は、繰り出し量が零の状態、すなわち、最短長
さの状態を示している。
この状態で、まず第2の固定筒64を繰り出すと、この
第2の固定筒64に固定された第2のストッパー筒76
の第2のストッパ一部80が移動筒6Bの第3の内方フ
ランジ72に係合するまで、第2の固定筒64は移動す
る。
この状態からさらに第2の固定筒64を繰り出すと、上
記係合は維持されたままで、この移動筒68は移動され
、この移動は、移動筒68のフランジ70が、第1のス
トッパー筒74の第1のストッパ一部78に係合するま
でとなされる。
尚、上記第1の固定筒60並びに第2の固定筒64の長
さは、この二重筒が最大長さになった状態であっても、
両者が摺接部を有するような長さに設定されていればよ
い。
したがって、上記のように構成される二重筒は、最大長
さに繰り出したとしても、脱落せずに、良好な繰り出し
状態を実現できる。
尚、上記のように構成すれば、三重筒、四重筒にも簡単
に応用できることは言うまでもない。
以上、詳述したように、この考案によれば、互いに径の
異なる円筒状で、それらの中心軸がずれた状態では、互
いが遊挿可能であり、同心に保たれたときには、軸方向
への離脱を阻止する係合部を各々の端部に有する第1.
第2の筒と、上記第1.第2の筒の何れとも異なる径の
円筒状をなし、上記第1.第2の筒の一方を軸方向に摺
動案内する嵌合部と、他方の筒を該嵌合部と同心に保持
する固定部とを有する保持筒と、を有し、遊挿状態にさ
れた第1.第2の筒を保持筒により同心に保持すること
により、第1.第2の筒の組付後の軸方向への離脱を阻
止するようにした抜は止め機構を備えるように構成した
ので、移動による脱落が確実に防止でき、内部に外光が
入り込まない構造にできると共に、組み立てが容易で安
定して摺動することができる多重筒を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図並びに第2図はそれぞれ従来の多重筒の原理を示
す断面図、第3図はこの考案に係わる多重筒の一実施例
の二重筒を示す断面図、第4図並びに第5図はそれぞれ
ストッパー筒を示す正面図、並びに側断面図、第6図並
びに第7図はそれぞれ組み立て手段を説明するための断
面図、第8図は動作を説明するための断面図、第9図は
第3図に示す二重筒の変形例を示す断面図、そして第1
0図乃至第12図は、それぞれこの考案に係わる多重筒
の他の実施例の二重筒を示す断面図である。 32・・・・・・固定筒(保持筒)、36・・・・・・
移動筒(第1の筒)、38・・・・・・内方フランジ(
係合部)、44・・・・・・ストッパ一部(係合部)、
46・・・・・・ストッパー筒(第2の筒)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに径の異なる円筒状で、それらの中心軸がずれた状
    態では、互いが遊挿可能であり、同心に保たれたときに
    は、軸方向への離脱を阻止する係合部を各々の端部に有
    する第1.第2の筒と、上記第1.第2の筒の何れとも
    異なる径の円筒状をなし、上記第1.第2の筒の一方を
    軸方向に摺動案内する嵌合部と、他方の筒を該嵌合部と
    同心に保持する固定部とを有する保持筒と、を有し、遊
    挿状態にされた第1.第2の筒を保持筒により同心に保
    持することにより、第1.第2の筒の組付後の軸方向へ
    の離脱を阻止するようにした抜は止め機構を備えた多重
    筒。
JP340080U 1980-01-16 1980-01-16 多重筒 Expired JPS6016894Y2 (ja)

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JP340080U JPS6016894Y2 (ja) 1980-01-16 1980-01-16 多重筒

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JP340080U JPS6016894Y2 (ja) 1980-01-16 1980-01-16 多重筒

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Publication Number Publication Date
JPS56104703U JPS56104703U (ja) 1981-08-15
JPS6016894Y2 true JPS6016894Y2 (ja) 1985-05-25

Family

ID=29600169

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JP340080U Expired JPS6016894Y2 (ja) 1980-01-16 1980-01-16 多重筒

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