JPS60168792A - 脱水高密度低品位炭の製造方法 - Google Patents

脱水高密度低品位炭の製造方法

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JPS60168792A
JPS60168792A JP2583084A JP2583084A JPS60168792A JP S60168792 A JPS60168792 A JP S60168792A JP 2583084 A JP2583084 A JP 2583084A JP 2583084 A JP2583084 A JP 2583084A JP S60168792 A JPS60168792 A JP S60168792A
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coal
particle size
low
charcoal
rank coal
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JP2583084A
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Inventor
Takayuki Ogawa
孝之 小川
Mitsugi Kamao
釜尾 貢
Katsuya Honda
本多 勝哉
Noboru Yamaguchi
登 山口
Takao Kamei
亀井 隆雄
Fuminobu Ono
小野 文信
Keiichi Komai
啓一 駒井
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Electric Power Development Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
JFE Engineering Corp
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Electric Power Development Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Jukogyo KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、褐炭、亜炭、亜瀝青炭などの低品位炭を処理
して脱水高密度低品位炭を製造する方法に関するもので
ある。
低品位炭、たとえば褐炭は多孔質でその毛細管内に多量
の水分を含むので(たとえば65%)、輸送コストが高
み、このため莫大な埋蔵量があるにも拘らず、従来は山
元の付近以外では殆ど利用されていなかつた。これらの
褐炭を利用するには山元で予め脱水処理し、水分を2θ
%程度に低減さする必要がある。
従来、このための脱水方法として、気流乾燥法などの熱
ガスなどを用いて含有水分を蒸発させる方法があつた。
しかしながら空気中で蒸発乾燥させれば、重量当りの発
熱量は増加するが、体積当りの発熱量はあまり増加しな
い。また乾燥前に褐炭を粉砕する必要があり、製品は微
粉となつてハンドリングし難いなどの問題点がある。、
まだ間接加熱方式のスチームチューブドライヤの乾燥炭
をスタンププレスエクストルーダにより圧密成型してブ
リケットにする方式がかなり古くから行われているが、
熱消費が多く不経済である。たとえば65%水分の褐炭
Lkgは約2100kcal(=6000×)の熱量し
かないのに、これに含まれ る0.65kgの水分(蒸発潜熱0.65×650=4
20kal)の除去に510〜640kcalのエネル
ギを要する。まだ圧密にも大きな動力を要し不経済であ
る。さらに褐炭などの有機固形物を数十気圧の圧力下で
飽和蒸気で加熱すると、水分が液状で除去され(蒸発潜
熱不要)、体積も収縮する現象を応用して、少い熱消費
で褐炭を脱水する、いわゆる非蒸発加熱脱水方法も既に
行われているが、高圧下から褐炭を敗り出す際に残水分
の一部が蒸発脱水するので、体積当りの発熱量の増加は
不充分であるという問題点がある。
上記の要に、従来の低品位炭の処理方法には種々の問題
点があり、遠隔地(たとえば日本)で利用するためには
、脱水して重量を低減するとともに、密度を大きくして
体積を減らし、輸送コストを下げることが要望されてい
る。
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、低品位炭を
圧力容器中で飽和蒸気、またけ飽和蒸気と加熱蒸気で加
熱することにより、低品位炭中の水分の少なくとも一部
を液状のまま脱水除去し、ついで脱水炭を分級に導入し
て大粒径炭、中粒径炭、小粒経度に分級し、このうち中
粒弾度をバインダーおよび/または保湿剤を添加するか
または添加せずに圧密成型成型完全または不完全なブリ
ケットにし、このブリケットと前記大粒径炭および小粒
経度とを混合することにより、大粒径炭とブリケットか
らなる塊炭の粒子間の空隙に小粒径炭が充填され、充填
率が高くなり、したがって低コストで大きな高密度を有
する脱水高密度低品位炭を製造する方法を提供せんとす
るものである。
以下、本発明の構成を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例を示してい
る。1はオートクレーブなどの圧力容器で、この圧力容
器1内に褐炭を封入し飽和蒸気を導入し加熱して脱水す
る。この方法によれば、褐炭を塊法のまま脱水すること
ができるので、後述のブリケットと組み合せて、大粒径
炭と小粒径炭を効果的に配合することができる。この方
法では、水分を液状で除去するので、熱消費が少ないと
いう利点がある。非常に高い上記圧力で処理して、この
方法のみによって脱水してもかまわないが、蒸発乾燥を
適当に組み合せるのが有利である。脱水の終った褐炭を
取り出すために、圧力容器1を減圧すれば残水分を蒸発
させることができる。取り出された褐炭を効果的に冷却
すれば、さらに残水分が蒸発する。脱水は連続プロセス
で行っても非連続プロセスで行っても良い。非連続(バ
ッチ)プロセスでは、開放された圧力容器1に原褐炭を
投入し、密封してから、降温・高圧の飽和蒸気を注入し
て昇温・昇圧する。褐炭から除去された水分および蒸気
の凝縮水からなる熱水は、付属の熱水タンク2に貯えら
れる。この後、圧力容器1を減圧して褐炭を取り出す。
非連続プロセスでは、上記のような圧力容器1と熱水タ
ンク2を複数組設けておいて相互に熱交換してもよい。
ずなわち、熱水タンク2中の熱水や、減圧時に圧力容器
1から放出される上記を相互に予熱源として利用する。
上記のようにしてえられた脱水炭を、2段スクリーンを
用いるか、あるいは1次スクリーン3で大粒度の褐炭を
網上として分離し、さらに2時スクリーン4で中粒度と
小粒度の褐炭に分離して3つのクループにする。ついで
中粒径炭のみをブリケット成型機5に導入して圧密しブ
リケツトにする。この場合、中粒径炭を粉砕機6で粉砕
する場合と粉砕しない場合がある。中粒径炭の粒度が大
き過ぎる場合は、ブリケット化し難いので、粉砕機6に
導入して粒径2〜10mm程度に粉砕する。
しかる後、圧密しない大粒径炭および小粒経度とブリケ
ットとを混合する。このことにより、一部の粒子(中粒
度)のみが圧密されて粒子密度が大きくなつているだけ
だが、粒子の充填率が高いため、全体の高密度の高い高
密度化された脱水褐炭製品を製造することができる。7
は混合輸送機である。
圧力容器1に原炭を導入する場合、予め粉砕された原炭
を分級器8で分級し、微粉炭を除去し、粗粒炭を圧力容
器1に導入して脱水するのが望ましい。分級前の原炭の
破砕は、粒径100〜200mm程度以下が特に好まし
い。これは、(1)通常の露天掘褐炭鉱山に備えられて
いる1次クラッシャの破砕径は4〜8インチ(約100
〜200mm)程度である。(2)この程度の粒径に破
砕しておけば、山元から脱水プラントまでの輸送や、脱
水要圧力容器1への褐炭の投入などのハンドリングに便
利である。(3)非蒸発脱水では、この程度の塊炭でも
充分脱水可能である。(4)水分を多量に含んだ原炭の
ままでは破砕量が多いので、あまり小粒まで破砕するの
は不利である。(5)あまり小粒まで砕くと、徽粉がふ
える。などの理由による。またあまり小さな粒径のもの
は、脱水に不適で、脱水率が低下したり微扮が流失した
りするので、分吸器8における分級は、下限が5〜30
mm程度で行うのがとくに好ましい。なお微粉は、脱水
工程の排水の1次浄化処理装置10に用いたり、ボイラ
11の燃料に用いたり、その他の用途に利用することが
できる。
脱水炭を分級する場合、脱水炭を予め破砕機12で破砕
してから分級を行うことが望ましい。この場合、破砕炭
の最大粒径が30〜50mm程度とするのが望ましい。
これは、(1)破砕した方が、充分な量の小粒径炭を確
保できるので粒度分布上好ましい。(2)一般の石炭は
30〜50mm以下程度で輸送されており、この程度の
粒径とするのがハンドリング上都合が良い。などの理由
による。また1次スクリーン3による分級は5〜20m
m程度たとえば後述の計算例で示すように、10mmで
行うのが好ましい。2次スクリーン4による分級は0.
5〜5mm程度、たとえば後述の計算例で示すように、
2mmで行うのが好ましい。
ブリケット成型は、たとえばダブルロール成型機で行う
。この成型方法は、一般炭のバインダー添加ブリケツテ
イングに多用されており、一基当りの処理容量が大きく
経済的である。またブリケット成型は、たとえばスタン
ププレスブリケット成型機によつて圧密成型することも
できる。この方法は、従来、チューブドライヤと組み合
わせて褐炭のバインダーなしブリケリティックに用いら
れており、一基当りの処理容量は小さいが、確実な圧密
成型が可能で強固なブリケットが製造できる。
圧密成型工程において、圧密して粒子此重を大きくする
程、高密度は増すが成型のためのコストが大きくなる。
一般に大粒径の粒子と小粒径の粒子を適度に配合するこ
とによって、粒子間の空隙を小さくすることができる。
最も簡単な2成分の場合については以下のようになる。
粗粒子について第1表のように記号を定めて計算する。
また容器の体積をV6,配合時の空隙率をεとすると、
6は次のにうに表わされる。
粗粒子の割合が比較的少ない範囲、すなわち×が小さい
範囲では充填状態は粗粒子は離散しており、残空間は微
粒子で充填されている。この時は次式が成立する。
■にX・(\/、÷V2)(2) v2”(VDVl)(1=52)<3)(1)、(2)
、(3)式からVl、■2ヶ消去すると次式が得られる
xが大きいほど、すなわち粗粒子の割合を増すほど空隙
率εを小さくすることかできることは、(4)式を微分
することにより容易にわかる。Xを増していつて粗粒子
が相互に接触して粗粒子充填率がε1になった時が限界
である。
この時、(2)、(3)式は次のように書きかえられる
■+−(,1,−El、)vo(2a)”2=−ε+”
oX(+−ε、)(3aiこの時の空隙率6冊1は次の
ようになる。
εm1n−=E1’e2(4’J) また、この時の粗粒子の配合割合xcは次のようになる
粗粒子配合割合xを更に増すためには粗粒子を充分に充
填しておいて、微粒子を減らさなければならない。この
時(2)、(3)式は次のように改められる。
■+=(lEl)■0(21)) v2==(1−X)(V)−+V2)(ab)これから
空隙率εは この結果をε□−0,45、ε、、=0.35として計
算した例について、第2図にまとめた。
この例では、粗粒子を653%とした時が最も効果かあ
り、空隙率は15.8%にまで低下できることが示され
ている。
実際には、粗粒子と微粒子の粒径が大きい場合に上式が
適合し、粒径比が小さい場合には空隙率が大きくなる。
後述の計算例では、見掛密度0.8g/ccの脱水炭を
圧密成型して見掛密度1.2g/ccのブリケットにす
る例を示した。従って圧密された粒子の体積は、0.8
/1.2×100=66.7%となる。一般的には圧密
成型後の体積が圧密成型前の体積の60〜80%程度の
範囲になるように操作することで充分効果的である。ま
た圧密成型後の粒子比重量を1.2g/cc、一般的に
は1.0〜1.4g/ccにすることで充分効果的であ
る。後述の実験例に示すように、2成分系の粒子混合後
の体積は、大粒径炭と小粒径炭の粒径比が大きいほど理
論式が適合する。本発明者らの実験によれば、粒径比が
5:1程度以上で理論値に近くなり、10;1程度でほ
ぼ理論値に等しくなる。あまり粒径比を大きくすると、
微分が飛散しやすくなり、また粒度偏積もひどくなるの
で好ましくない。成型されたブリケットの粒径は、大粒
径炭と同程度にしておけば、所定の充填率を確実に達成
することができ、また後の取扱いも便利である。
最適配合率xcは前記の(5)式のように表わされる。
すなわち、大粒と小粒の自由充填率(空隙率)ε7、ε
2によって表わされる。前述の例(ε=0.45、E2
=0.35)ではxc=65,3%である。また後述の
計算例のε1=ε2=0.40の場合は、xc=71.
/I%である。このことから、実用上、xc=0.50
〜075程度の範囲とするのが望ましい。また計算例で
、小粒径を25%とすることが効果的なことが示されて
いる。実際、2次スクリーン4の分級径は、小粒径の割
合が、20〜30%の範囲になるように決まることが望
ましい。さらに計算例で、中粒径を30%として効果的
な結果が得られたことが示されている。実際、1次スク
リーン3の分級径は、中粒径が30〜40%となるよう
に粒度分布に応じて決めることが望ましい。
圧密成型は必ずしも完全に行う必要はない。ブリケット
成型(とくにダブルロール成型)では、第4図に示すよ
うに、成型機5の産物をネットコンベヤ13などの分級
手段で払い出し、成型の完全なもののみを製品ブリケッ
トとじ、成型の不完全なものはベルトコンベヤ14、フ
ローコンベヤ15などで成型機5にリサイクルさせる場
合がある。またリサイクルを行わない場合もある。この
理由は、本発明の基本的な目的は、密度の向上であり、
成型そのものではないからである。
本発明の方法において、製品の輸送中の発じんを防止す
るために、非常に微小な粒径のものは取り除いても良い
。取り除かれた微小粒は中粒と一緒にしてブリケットに
する。このためには、第5図に示すように、3次スクリ
ーン16を追加してもよいし、あるいは、破砕機12、
スクリーン3、4、粉砕機6などにおける一連の操作の
過程で、充分換気、集じんして、このような微粉を飛散
補集してやっても良い。3次スクリーンI6の分級径は
、適正な粒径比および配合比を確保するために、あまり
小さくすることはできない。このため上限は2mm程度
である。また一般に、浮遊性の炭じん(100m以上沈
降せずに飛散するもの)の粒径は200μ以下である。
このため下限は0。2mm程度である。
圧密成型工程において、褐炭中の水分が過大であると用
型時に余剰水が毛細償からあふれ、充分に圧密できない
。また水分は粒子を接着するバインダーの役割を果すの
で、少なすぎると充分に圧密できない。本発明者らの実
験により、15〜25n/oの範囲が適切であることが
わかった。よって脱水操作は、脱水後の褐炭の水分がこ
の範囲にあるようにするのが好ましい。このように水分
を設定すると、圧密成型の際に水分以外のバインダーを
添加する必要がなく、経済的である。非蒸光脱水は、飽
和人気による高温処理で褐炭が改質され、水分が再吸湿
されにくいので、耐水、耐侯性が良く便利である。しか
し、輸送中に褐炭が、自然乾燥し、上記の適正水分(1
5〜25%)の範囲以下になる可能性もある。これを防
止するための保湿剤として、界面活性剤を添加しても良
い。
また圧密成型は、原料温度が高温の方が効果的に実施し
得る。一方、非蒸発脱水では褐炭を高温に加熱するので
、できるだけ高温状態を保持したまま褐炭を圧密成型過
程に送り込むのが好ましい。
このため褐炭を圧力容器1から大気圧下に取り出したま
まの状態、すなわち60〜80℃で、圧密成型すること
がとくに好ましい。
脱水操作の際、圧力容器1中で褐炭を飽和蒸気で加熱し
て、水分を粒子の表面に浸出させた後、これを減圧せず
にこのまま加熱蒸気で加熱することも好ましい実施態様
である。とくに褐炭の粒子が小さい場合には、浸出した
水分や凝縮したスチームが粒子間に拘束されやすいが、
この方法により、粒間拘束水を蒸発させて除去すること
ができる。
この実施態様においては、小粒径の褐炭が脱水できるの
で、原炭用の分級器8の目開きは1〜5mmの範囲にす
ることもできる。この方法は、微小粒原炭の有効利用上
好ましく、また粒度配合上も好ましい結果を得ることが
できる。
以上の方法で得られた脱水高密度褐炭は、重量当りのみ
ならず、体積当たりでも発熱量の大きい、しかも低価格
の褐炭製品であり、長距離輸送しても、輸送コストがあ
まり大きくならないという利点を有している。
一般に、粒度分布の幅を持つた製品は、積みかえや振動
などにより、小粒が大粒の粒子間を沈んで行き、上部に
大粒、下部に小粒というように分離してしまい、いわゆ
る粒度偏積を起こす。この現象を防止するためには、第
6図に示すように、ベルトコンベヤ17の乗継部で、材
料の進行方向と反対方向へ傾斜したシュート18を設け
、とくに好ましくは、このシュートを多孔板とし、下部
にたまった微粒が塊炭の上部にくるように再配置する。
また第7図に示すように、脱水高密度褐炭を再分級して
2つのホッパ21.22に貯え、あらためて混合するよ
うにしてもよい。これは本製品が大粒と小粒の2つの成
分からなる単純な粒度構成と考えてよいからである。具
体的には、ブリケットと大粒径炭および小粒径炭とを混
合した混合炭を分吸器20に導入し分級して塊炭と微粉
炭に分け、それぞれを別々にサージホツパ21,22に
貯留した後、塊炭および微粉炭を一定の割合で同時にま
たは交互に払い出して再混合する。この場合、塊炭と微
粉炭との分級を、大粒径炭と中粒径炭の分級点と、中粒
径炭と小粒径炭の分級点の中間程度で行うのが好ましい
。また払い出しは、輸送船の船倉内、サイロ内、貸車内
、ベルトコンベヤ上、野積ヤード上などへ行うことによ
り再混合する。
つきに本発明における計算例および比較例について説明
する。
計算例 第1図にしたがい褐炭(ヤルーン炭)を脱水した後、高
密度化し、脱水高密度低品位炭21.8T/Hを製造す
る場合の計算例を示す。実験によれば、ヤルーン炭の物
性値は、第2表のようになる。徐って圧力容器1で非蒸
発脱水すべき原炭の量は、21.3T/H×(100%
−65%)/(100%−20%)=48.6T/Hで
ある。この脱水に必要な兄気敏は16、4T/Hで、必
要な燃料としての原炭量は7.6T/Hである。従って
必要な原炭量は48.6+7.6=56.2T/Hとな
る。このため、150mm以下に破砕された原炭56.
2T/Hを分吸器8で10mmで分級し、網上を圧力容
器1に投入して、粒径10〜150mmの脱水炭21.
3T/Hを得る。これを破砕機12で40mm以下に破
砕する40mm以下に破砕した脱水炭の見掛比重を0.
8とし、粒度分布をつぎように仮定する。
lO〜4()21M:45’/9 2〜IQIIlノlt:80% 0〜2mn:25% これを1次スクリーン3で10mmで分吸すると、10
〜40mm大粒径炭9.6T/Hを得ることができる。
(21,3’lツHX工、、、、、=9.61’/+(
)また網下の0〜10mmの脱水炭11.7T/H(2
1.3T/H−96T/H=11.7T/H)を2次ス
クリーン4で2mmで分級し、2〜10mmの中粒径炭
6.4T/H(21.3T/H×=6.4T/H)と、
0〜2mmの小粒径炭5.3T/H(21.3T/H×
=5.3T/H)とを得る。
このうち2〜10mmを粉砕機6で2mm以下に粉砕し
てブリケットにし見掛比重を1.2とすると体積が収縮
する。すなわち粒子体積は(0.8/1.2)×100
=66.7%となり、体積は(45×1)+(30×0
.667)+(25×1)=45+20+25=90%
になり、後述のように充填率を大幅に向上させることが
できる。
前述の40mm以下に破砕した脱水炭(見掛比重0.8
、10〜40mm:45%、2〜10mm:30%、0
〜2mm:25%)のうち2〜10mmをブリケットに
し、見掛比重を1.2とすると体積が収縮するので、体
積割合は次のようになる。
プリクソト:(30X”)/90=”=0.2221.
29(1 扮炭(0〜2LaV):25/90=0.278塊炭お
よびブリケットを粗粒子とし、粉炭を微粒子とし、先に
検討した式を適用する。粗粒子、微粒子の単独の空隙率
ε4、ε2をε1−ε2=0.40とすると、最適配合
率x。は、 実際の粗粒配合比xは この場合の空隙率は、x>xcであるから(4b)式に
よって計算され、 となり大幅に充填率を向上し得ることになる。
この場合の高比重は次のように計算できる。
この高密度は全量を見掛密度1.2とし、空隙率を0.
4とした場合の=(1−0.4)×1.2=0.72よ
りも大きい。
従って、大粒径炭、ブリケット、小粒径炭を混合した製
品21.3T/Hは、高比重が0.739であるから2
8.8m2/Hとなる。(21.3T/H/0.739
T/m2=28,8m2/H)。この結果を第3表の最
左欄に示した。
比較例1 従来技術の単純組合せである第8図に示すフローに従っ
て、褐炭(ヤルーン炭)から脱水高密度低品位炭を本発
明における計算例と同じく213T/H製造する場合に
ついて計算例を示した。この方式では脱水炭21.3T
/Hを1次スクリーン3て2mmで分級し、2〜40m
mの脱水炭を粉砕機6で2mm以下に粉砕することによ
り、すべての脱水炭を2mm以下にし、これをブリケッ
ト成型機5で見掛比重1.2g/ccに圧密する。空隙率を
0.4とすると高密度は(1−0,4)×1.2=0.
72であり、製品213T/Hの体積は213T/H/
072T/m2=29.6m2/Hとなるので本発明に
おける計算例とほぼ同等となる。しかしながら粉砕量や
圧密成型量が多く経済的でない。条件および性状を第3
表に示す。
比較例2 公知秘術である第9図に示すフローに従い、褐炭(ヤル
ーン炭)から脱水高密度低品位炭を本発明における計算
例と同じく21.3T/H製造する場合について計算例
を示した。この方式は本発明における計算例や比較例1
にくらべ、熱効率が悪いので、上記使用料や燃料として
使われる原炭の量が多くなり不利である。原炭の使用量
は63.7T/Hと増える。また蒸発乾燥を行うので、
破砕機23、粉砕機24により原炭をすべて2mm以下
になるようにしなければならない。このため破砕機や粉
砕機の処理量が増え、不利である。21.3T/Hの乾
燥炭(水分20%)を全量、ブリケット成型機5で成型
しなければならないことは比較例1と同じである。ブリ
ケットの見かけ密度を1.2g/cc,空隙率を0.4
とした時の製品21.3T/Hの体積が29、6m2/
Hとなることも比較例1と同じである。
条件および性状を第3表に示す。
なお本発明における計算例との対比を明確にするため、
比較例1,2とも40cm以下に破砕してから2mm以
下に粉砕した(実際は必ずしもこの通りではない)。ま
た比較例2ではダブルロールプレスによるブリケット成
型を図示しているが、実際の概存プラントでは押し出し
プレスが使用されている。この押出しプレスは加圧力は
大きくとれるが、単基用量が小さく経済性に問題がある
つぎに上記の計算の基になつた実験例を以下に示ず。
実験例1 オーストラリヤのヤルーン褐炭(水分65%)200k
gを非蒸発脱水プロセスで、水分が20%になるように
処理し脱水炭87.5kgを得た。使用した原炭および
脱水炭の物性値を第2表に示す。計算に用いたのと同じ
く脱水炭の見掛密度は0.8g/ccとなつた。また粒
子の充填率は563%となり、空隙率は計算に用いた0
.4にほぼ等しい。脱水により毛細管割合が544%に
減少したが、この中での水分の充満割合は29.4%に
過ぎず、圧密しないと体積の収縮が不充分であることが
わかるこのことは重量の減少率が、{1−(87.5k
g/200kg))<]00’jo−56,25%であ
るのに対し、体積収縮率が39.8%でしかないことか
らもわかる。
実験例2 ヤルーン炭の脱水炭(水分20%)を2mm以下に砕き
、内径15mmの立型円筒型の型枠(モールド)に入れ
、トからピストンで圧縮した。2T/cm2の荷重をか
けて12g/ccの見出密度のタブレットを得た。実際
のブリケット成型機では、これよりも小さな過重で圧密
できるが、それでもかなりの成型圧力が要求されること
がわかる。従つて前述の比較例1.2のように、脱水法
令;6をブリケットにすることは不利である。
実験例3 市販のマセツク型ブリケットとこれを砕いたものを混合
して50lの容器に充填した。大粒径脱水炭およびブリ
ケットの代用品として無破砕ブリケットを用いた。小粒
径脱水炭の代用品として破砕ブリケットを用いた。個の
時の空隙率と無破砕ブリケット配合比の関係を第3図に
示す。実験結果は第2図の計算結果と良く一致すること
がわかる。また無破砕ブリケットと、破砕ブリケットの
最大径の比が10:1程度で、ほぼ理論値に一致するこ
とかわかる。
以上説明したように、本発明の方法によれば、下記の効
果を奏する。
(1)非蒸発脱水を利用するので熱消費が少ない(第9
図に示すように、ボイラ燃料量は比較例2で15.1T
/Hであるのに対し、本発明における計算例では第1図
に示すように、7.6T/Hであり、従って所要原炭量
も本発明における計算例が少ない。)。
(2)比蒸気脱水を利用するので、褐炭を塊状のまま脱
水できる。ブリケットにするのは中粒径のもののみであ
るので破砕コストが小さくなる(比較例1では粉砕量は
16.1T/Hであるのに対して、本発明における計算
例では6.4T/Hで済む。なお比較例2では原炭で4
7.8T/Hもの文才が必要である。)。
(3)中粒径のもののみを形成するので、成型コストが
小さくて済む(比較例1,2では21,3T/Hをブリ
ケットするのに対し、本発明における計算例では6.4
T/Hでよい。)。大粒度とブリケットからなる塊炭の
粒子間の空隙に小粒度の粉炭が充填され、充填率が高く
なる。したかって低コスI−で大きな嵩密度が得られる
(4)塊炭(大粒度+ブリケット)と粉炭(小粒度)の
2成分系であるので、理論解析が容易で最適な比率が設
定しやすい。
(5)粒度範囲が離れた2成分系であるので、輸送中、
積みかえによつて粒度偏積を生じても、分級して際配合
することが容易である。
なお粒度分布を工夫して充填率を増やして高密度を大き
くすることは容易に想起できるし、さらに充填率の良い
粒度分布も理論的にはあり得るが、複雑な粒度分布では
(4)、(5)のメリットを得ることができない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の脱水高密度低品位炭の製造方法の一例
および本発明における計算例における物質収支を示すフ
ローシート、第2図は粗粒子の体積割合と空隙率との関
係を示すグラフ、第3図は空隙率と無破砕ブリケット配
合比との関係を示すグラフ、第4図はブリケット成型機
回りの一例を示す説明図、第5図は分級工程の他の例を
示す説明図、第6図は混合輸送機の一例を示す説明図、
第7図は脱水嵩密度低品位炭の取扱い方法の一例を示す
説明図、第8図は従来技術の単純組合せで比較例1にお
ける物質取支を示すフローシート、第9図は公知技術で
比較例2における物質収支を示すフローシートである。 1・・圧力容器、2・熱水タンク、3・・・1次スクリ
ーン、4・・2次スクリーン、5・・ブリケット成型機
、6・・粉砕機、7混合輸送機、8・分級器、10・1
次浄化処理装置、11−・・ボイラ、12・11ξ破砕
機、13・・ネットコンベヤ、1,4・・ベルトコンベ
ヤ、、15・・フローコンベヤ、16・3次スクリーン
、17・ベルトコンベヤ、18シュート20・分級器、
21.22・・サージホッパ、23・・・破砕機、24
・・・粉砕機、25・・・チューブドライヤ 代リ人弁理士鳴出真−、 第2図 維払ト体幇瞬Cχ) 第う図 無々碍7jJ′r−7L1 第す図 第7図 第1頁の続き 0発明者山口登 @発明者亀井隆雄 @発明者小野交信 @発明者駒井啓− 横浜市戸塚区上郷町2172−6 神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号川崎重工業株式会
社神戸工場内 神戸市中央区東用崎町3丁目1番1号川崎重工業株式会
社神戸工場内 神戸市中央区東用崎町3丁目1番1号川崎重工業株式会
社神戸工場内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1低品位炭を圧力容器中で飽和蒸気、または飽和蒸気と
    過熱蒸気で加熱することにより、低品位炭中の東方の少
    なくとも一部を液状のまま脱水除去し、ついで脱水病を
    分級器に導入して大粒径炭、中粒径炭、小粒径炭に分緩
    し、このうち中粒径径炭バインダーおよび/または保湿
    剤を添加するか捷たけ添加せずに圧密成型して完全また
    は不完全なブリケットにし、このブリケラ1−と前記大
    粒径炭および小粒径炭とを混合することを特徴とする脱
    水高密度低品位炭の製造方法。 2低品位炭を圧力容器中で1抱和蒸気、寸だけ飽和蒸気
    と過熱蒸気で加熱することにより、低品位炭中の+分の
    少なくとも一部を液状の゛ま1脱水除去し、ついで脱水
    病を分級器に導入して大粒径炭、中粒径炭、小粒径炭に
    分級し、このうち中粒径炭を粉砕した後、この粉砕炭を
    バインダーおよび/または保湿剤を添加するかまたは添
    加せずに圧密成型して完全または不完全なプリケットに
    し、このブリケットと前記大粒径炭および小粒径炭とを
    混合することを特徴とする脱水高密度低品位炭の製造方
    法。 3低品位炭を粉砕分級して一定の粒度範囲に揃えた後、
    この整粒低品位炭を圧力容に中で飽和蒸気、または飽和
    蒸気と過熱蒸気で加熱することにより、低品位炭中の水
    分の少なくとも一部を液状のまま脱水除去し、ついで脱
    水炭を分吸器に導入して大粒径炭、中粒径炭、小粒径炭
    に分級し、このうち中粒径炭をバインダーまたは/およ
    び保湿剤を添加するかまたは添加せずに圧密成型して完
    全または不完全なブリケットにし、このシリゲットと前
    記大粒径炭および小粒径炭とを混合することを特徴とす
    る脱水高密度低品位炭の製造方法。 4整粒低品位炭の粒度範囲の上限が100〜200mm
    である特許請求の範囲第3項記載の脱水高密度低品位炭
    の製造方法。 5整粒低品位炭の粒度範囲の下限が5〜30mmである
    特許請求の範囲第3項記載の脱水高密度低品位炭の製造
    方法。 6低品位炭を圧力容器中で飽和蒸気、または飽和蒸気と
    加熱蒸気で加熱することにより、低品位炭中の水分の少
    なくとも一部を液状のまま脱水除去し、ついで脱水度を
    破砕した後、この脱水破砕炭を分吸器に導入して大粒径
    炭、中粒経度、小粒径炭に分級し、このうち中粒径炭を
    バインダーまたは/および保湿剤を添加するかまたは添
    加せずに圧密成型して完全または不完全なブリケットに
    し、このブリケットと前記大粒径炭および小粒降伏とを
    混合することを特徴とする脱水高密度低品位炭の製造方
    法。 7脱水破砕炭の最大粒径が30〜50mmである特許請
    求の範囲第6項記載の脱水高密度低品位炭の製造方法。 8大粒径炭と中粒経度とを5〜20mmで分級する特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項または第6項記載の
    脱水高密度低品位炭の製造方法。 9中粒径炭と小粒径炭とを0.5〜5mmで分級する特
    許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第6項記載
    の脱水高密度低品位炭の製造方法。 10圧密成型工程をダブルロールブリケット成型器によ
    り行う特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第
    6項記載の脱水高密度低品位炭の製造方法。 11圧密成型工程をスタンププレスブリケット成型機に
    より行う特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または
    第6項記戦の脱水高密度低品位炭の製造方法。 12圧密成型工程を、圧密成型後の体積が圧密成型前の
    体積の60〜80%であるように行う特許請求の範囲第
    1項、第2項、第3項または第6項記載の脱水高密度低
    品位炭の製造方法。 13圧密成型工程において、圧密成型後の粒子比重が1
    .0〜1.4g/ccである特許請求の範囲第1項、第
    2項、第3項まだは第6項記載の脱水高密度低品位炭の
    製造方法。 14大粒径炭と小粒径炭との分級粒径の比率が5:1以
    上、1.0:1以下である特許請求の範囲第1項、第2
    項、第3項または第6項記載の脱水高密度低品位炭の製
    造方法。 15圧密成型されたブリケットの粒度が脱水分級後の分
    大粒径炭の粒度と同程度である特許請求の範囲第1項、
    第2項、第3頃または第6項記載の脱水高密度低品位炭
    の製造方法。 16大粒径炭とブリケットの粒子体積の合計が全体の粒
    子体積の50〜75%である特許請求の範囲第1項、第
    2項、第3項または第6項記載の脱水高密度低品位炭の
    製造方法。 17小粒径炭が全体の20〜30%となるように、小粒
    径炭と中粒径炭の分級径を選定する特許請求の範囲第1
    項、第2項、第3項または第6項記載の脱水高密度低品
    位炭の製造方法。 18中粒経度が全体の30〜40%となるように、大粒
    径炭と中粒経度の分級径を選定する特許請求の範囲第1
    項、第2項、第3項または第6項記載の脱水高密度低品
    位炭の製造方法。 19低品位炭を圧力容器中で飽和蒸気、または砲和上記
    と加熱蒸気で加熱することにより、低品位炭中の水分の
    少なくとも一部を液状のまま脱水除去し、ついで脱水炭
    を分吸器に導入して大粒径炭、中粒径炭、小粒径炭に分
    級し、このうち中粒径炭をバインダーまたは/および保
    湿剤を添加するかまたは添加せずに成型機で圧密成型し
    て不完全なブリケットにし、このブリケットのうち成型
    が不完全なものを成型機にリサイクルさせて、中粒径炭
    の90%以上を完全に成型し、この完全に成型されたブ
    リケツトと前記大粒径炭および小粒径炭とを混合するこ
    とを特徴とする脱水高密度低品位炭の製造方法。 20低品位炭を圧力容器中で飽和蒸気、または飽和蒸気
    と加熱蒸気で加熱することにより、低品位灰中の水分の
    少なくとも一部を液状のまま脱水除去し、ついで脱水度
    を分級器に導入して大粒砕炭、中粒経度、小粒径炭、微
    小粒径炭に分級し、このうち中粒径炭と微小粒径炭をバ
    インダーまたは/および作湿剤を添加するかまたは添加
    せずに圧密成型して完全または不完全なブリケットにし
    、このブリケットと前記大粒径炭および小粒径炭とを混
    合することを特徴とする脱水高密度低品位炭の製造方法
    。 21小粒径炭と微小粒径炭とを0.2〜2cmで分級す
    る特許請求の範囲第20項記載の脱水高密度低品位炭の
    製造方法。 22脱水工程において、低品位炭中の水分が15〜25
    %の範囲になるまで脱水する特許請求の範囲第1項、第
    2項、第3項、第6項、第19頃または第20項記載の
    脱水高密度低品位炭の。 製造方法。 23保湿剤として15〜25%の水分を安定して維持す
    るように界面活性剤を添加する特許請求の範囲第1項、
    第2項、第3項I、第6項、第19項または第20戦力
    戦の脱水高密度低品位炭の製造方法。 24分級工程および圧密成型工程は、脱水法が脱水操作
    による降温状態を保ったまま行う特許請求の範囲第1項
    、第2頁、第3項、第6項、第19項または第20項記
    載の脱水高密度低品位炭の製造方法。 25脱水炭の温度が60〜80℃の状態で圧密成型操作
    を行う特許請求の範囲第24項記載の脱水高密度低品位
    炭の製造方法。 26脱水工程において、飽和蒸気による加熱の後に加熱
    蒸気による加熱を行う特許請求の範囲第1項、第2項、
    第3項、第6項、第19項または第20項記載の脱水高
    密度低品位炭の製造方法。 27予め原料低品位炭の最小粒径を1〜5mmに整粒し
    ておく特許請求の範囲第26項記載の脱水高密度低品位
    炭の製造法。 28低品位炭を圧力容器中で飽和蒸気、または飽和蒸気
    と加熱蒸気で加熱することにより、低品位炭中の水分の
    少なくとも一部を液状のまま脱水除去し、ついで脱水法
    を分級器に導入して大粒径炭、中粒径炭、小粒径炭に分
    級し、このうち中粒径炭をバインダーおよび/または保
    湿剤を添加するかまたは添加せずに圧密成型して完全ま
    たは不完全なブリケットにし、このブリケットと前記大
    粒径炭および小粒径炭とを混合し、さらにこの混合炭を
    分級して塊炭と微粉炭に分け、それぞれを別々にサージ
    ホッパに貯留した後、塊炭および微粉炭を一定の割合で
    同時にまたは交互に払い出して再混合することを特徴と
    する脱水高密度低品位炭の製造方法。 29塊炭と微粉炭との分級を、大粒径炭と中粒径炭の分
    級点と、中粒径炭と小粒径炭の分級点の中間程度で行う
    特許請求の範囲第28項記載の脱水高密度低品位炭の製
    造方法。 30払い出しを輸送船の船倉内へ行うことにより際混合
    する特許請求の範囲第28項記載の脱水高密度低品位炭
    の製造方法。 31払い出しをサイロ内へ行うことにより再混合する特
    許請求の範囲第28項記載の脱水高密度低品位炭の製造
    方法。 32払い出しを貨車内へ行うことにより再混合すると居
    請求の範囲第28項記載の脱水高密度低品位炭の製造方
    法。 33払い出しをベルトコンベヤ上へ行うことにより再混
    合する特許請求の範囲第28項記載の脱水高密度低品位
    炭の製造方法。 34払い出しを野積ヤード上へ行うことにより再混合す
    る特許請求の範囲第28項記載の脱水高密度低品位炭の
    製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2353150A (en) * 1999-08-03 2001-02-14 Excil Electronics Ltd Fluorescent lamp driver unit
US7879117B2 (en) 1999-11-05 2011-02-01 Saudi American Minerals Inc. Treatment of coal
JP2018165290A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 宇部興産株式会社 改質炭集合体およびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137487A (en) * 1974-07-25 1976-03-29 Shell Int Research Sekitantsuminino seizohohoto sekitanno unpanhoho

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