JPS60168757A - 防火性ポリアミドを主体とする組成物 - Google Patents

防火性ポリアミドを主体とする組成物

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JPS60168757A
JPS60168757A JP59220636A JP22063684A JPS60168757A JP S60168757 A JPS60168757 A JP S60168757A JP 59220636 A JP59220636 A JP 59220636A JP 22063684 A JP22063684 A JP 22063684A JP S60168757 A JPS60168757 A JP S60168757A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主体とした、特に電気及び電子工業製品の製造用の新規
組成物に関する。
ポリアミドを主体とする組成物に赤燐を添加すると高度
の耐火性が得られることが知られているが、重合体中に
存在する痕跡量の水とその転化に必要な高温の作用によ
り形成される毒性の高い燐化水素が発生するので赤燐の
使用には重大な不都合がある。この欠点は燐化水素を固
定するのに役立つ金属化合物のような一定の物質を防火
性組成物に導入することにより克服できることも知られ
ている。米国特許第5, 8 8 3, 4 7 5号
明細碧には酸化第二銅の使用が有利であると推奨されて
いる。
仏間特WFm2.36z 1o o号明I@書にはCu
Oの代りに酸化カドミウムを使用する改良が提案されて
いる。そのホスフィンの発生を抑制する効率( CuO
の効率と少くとも等しい)に加えて、酸化カドミウムを
使用するとアークトラッキング耐性(仏間標[6仕様C
26220に従う)の特に高い製品が得られる。このア
ークトラッキング耐性は充填剤を含まない組成物の場合
は400ボルト、ガラス繊維充填月を25重量%より多
く含む組成物の場合は675ポルトである。
上記仏間特許には赤燐を重合体劇料で被覆することによ
り酸化カドミウムで得られた結果をさらに改良すること
も提案されている。
しかしながら、先行技術の防火性組成物で使用されてい
る酸化カドミウムにはこの酸化物の毒性と結びついた実
際上の問題があり、それがこの技術の開発を阻んでいる
ものと思われる。
本発明ノ一つの目的は、無毒でありボスフィン発生とア
ークトラッキング耐性についての4HJ+が代替される
べきものに少なくとも匹敵する、酸化カドミウム代替物
を提供することである。
本発明の別の目的は、防火性組成物から導かれる成形製
品の機械的性質の値、特に弾性値、に悪影響を与えるこ
となく使用できる新規な添加剤を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、押出及び射出成形の間に、
防火性ポリアミドの分子特性を調節及び限定することが
できる新規な添加剤を提供することである。一般に、転
化されると、ポリアミドは分子特性が常に変化する。こ
の変化の度合は特にポリアミドの末端基のバランス、残
存水分量、転化の間の溶融塊の温度、転化時間、並びに
存在する添加物の性質と割合によって決まり、変化によ
り重合体の流動学的特性が修飾を受けるが、これ −は
良い成形操作を行なうためにもまた正確な外観と最良の
品質をもつ製品を得るためにも望ましくl〔いことがあ
る。赤燐が存在するとポリアミドの分子特性のこの変化
は特に顕著であり、溶融相の粘度指数と見掛粘度に実質
的増加が見られるため、押出工程が困難で不均一となり
、射出成形条件が粗雑となり、成形製品の外観が魅力に
乏しいものとなる。酸化カドミウムは迅速に(押出又は
射出成形の間に)作用してこの変化を調節及び限定する
ことができる製品であることが証明されている。
本出願人は、従って、赤燐で防火性にしたポリアミドの
流動学的特性に関するこの分野において酸化カドミウム
と同程度に活性のある代替物を提供することを目的とし
ている。
新規な添加剤として一種以上のランタニド系化合物を使
用することにより上記の目的が十分に達成されることが
見出された。
詳しくいえば、本発明は一種以上のランタニド系化合物
の有効量を含有する、赤燐で防火性にしたポリアミドを
主体とする組成物を提供する。
本明細書において、「ランタニド」という用語は周規律
表において原子番号が57〜71の金属と、原子番号が
69ではあるが類似の性質をもつイツトリウムとを指称
する。
上記の「ランタニド系化合物」という表現は、セリウム
、ランタン、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、
サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム
、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、イッテル
ビウム、ツリウム、ルテシウム及びイツトリウムより成
る群より選ばれたいずれか一種のランクニドの有機又は
無機誘導体(この場合、「一種以上のランタニド系化合
物」という表現は、上記ランタニドのいずれか一種の有
機誘導体の混合物、無機誘導体の混合物及び有機誘導体
と無機誘導体の混合を使用することができることを意味
する。)、又はこれらのランタニドの数種の有機及び/
又は無機誘導体の混合物([一種以上のランタニド系化
合物」という表現は、単一の混合物の外にこのタイプの
数種の混合物の組み合わせを使用することができること
な意味する。)を指称する。
一般に、もつとも普通の鉱石、特にモナズ石とバストネ
ス石では種々のランタニドの化合物の相対量のために、
単一のランタニドの誘導体を使用するときは、このラン
タニドはセリウム、ランタン、プラセオジム又はネオジ
ムが好ましい。これらの金属のうち、セリウムとランタ
ンが最も存在量が多く、特恍好適である。
数種のランタニドの誘導体の混合物も使用できる。事実
、普通に処理された鉱石中に比較的小量存在するランク
ニドをすべて分別する長たらしく費用のかかる操作は行
なわない方が有利であるかも知れない。このような場合
、次の混合物が一般に使用される。すなわち、 一セリウムの誘導体と一種以上の他のランタニドの誘導
体との混合物、 m−ランタンの誘導体と、プラセオジム、ネオジム、プ
ロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム
、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウ
ム、イッテルビウム、ツリウム、ルテシウム及びイツト
リウムより成る群から選ばれた一種以上の他のランタニ
ドの誘導体との混合物、 一プラセオジムの誘導体と、ネオジム、プロメチウム、
サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム
、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、イッテル
ビウム、ツリウム、ルテシウム及びイツトリウムより成
る群から選ばれた一種以上の他のランクニドの誘導体と
の混合物、及び 一ネオジムの誘導体と、プロメチウム、サマリウム、ユ
ーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウ
ム、ホルミウム、エルビウム、イッテルビウム、ツリウ
ム、ルテシウム及びイツトリウムより成る群から選ばれ
た一種以上の他のランタニドの誘導体との混合物。
本発明の組成物に数種のランタニドの誘導体のそのよう
な混合物が使用されるときは、セリウム及び/又はラン
タン及び/又はプラセオジム及び/又はネオジムが一般
に全ランタニドの40モル%以上を占める。
詳しくいうと、「有機ランタニド訪導体」という表現は
種々のカルボン酸、フェノール化合物の金属84体、メ
ルカプチド及びβ−ジカルボニル化合物のキレートの塩
類を意味する。
さらに詳しくは、有機ランタニド訪導体は、−−一飽和
又は1個以上のエチレン性二重結合を有しかつハロゲン
原子、水酸基、炭素数1〜12個のアルコキシ基、メル
カプト基、フェニル基、フェノキシ基、ナフチル基又は
シクロヘキシル基(該フェニル基、フェノキシ基、ナフ
チル基及ヒシクロヘキシル基の環は場合によってハロゲ
ン原子、水酸基、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素
数1〜6個のアルコキシ基の1個以上で置換されていて
もよい。)のような置換基の1個以上を含むことのある
炭素数2〜30個の脂肪族モノカルボン酸又は炭素数3
〜60個の脂肪族ジカルボン酸のランタニド塩、安息香
酸、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸、シクロペンタン
カルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロペンテ
ンカルボン酸又はシクロヘキセンカルボン酸(これらの
酸の環状部分はハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜12
個のアルキル基、炭素数2〜12個のアルケニル基、炭
素数1〜12個のアルコキシ基、フェニル基、ベンジル
基、フェノキシ基、シクロヘキシル基、炭素数2〜24
個のアルコキシカルボニル基又は炭素数4〜24個のア
ルケノキシカルボニル基の一個以トを含んでいてもよい
。)のランタニド塩、上記脂肪族ジカルボン酸のモノア
ルキルエステル(アルキル部分の炭素数は1〜24個)
又はモノアルケニルエステル(アルケニル部分の炭素数
は3〜24個)のランタニド塩、或いはハロゲン原子、
水酸基炭素数1〜12個のアルキル基、炭素数1〜12
個のアルコキシ基、炭素数2〜12個のアルケニル基、
炭素数2〜24個のアルコキシカルボニル基又は炭素数
4〜24個のアルケノキシカルボニル基のような置換基
を一個以上含むことのある、特にピリジン、フラン、チ
オフェン、ピロール及びピランから誘導されるヘテロ環
カルボン酸のランタニド塩、 一環状部分にノ・ロゲン原子、炭素数1〜24個のアル
キル基若しくはアルコキシ基、炭素数2〜24個のアル
ケニル基、フェニル基、ベンジル基、フェノキシ基又は
シクロヘキシル基のような置換基を一個以上含むことの
あるフェノール、1−ナフトール又は2−ナフトールか
ら誘導されるランタニドフエナート、 −特にチオグリコール酸若しくはチオリンゴ酸及びそれ
らのアルキルエステル(アルキル部分の炭素数は1〜1
2個)、アルケニルエステル(アルケニル部分の炭素数
が2〜12個)、フェニルエステル、ベンジルエステル
、シクロエステル、アンカンジオールエステル(アルカ
ンジオール部分の炭素数は2〜12個)又はジヒドロキ
シベンゼン若しくはジヒドロキシシクロヘキサンエステ
ル(該エステルの環状部分は炭素数1〜6個のアルキル
基若しくはアルコキシ基の一個以上で置換されていても
よい。)から誘導されたランクニドメルカプチド、及び −特に一般式(1) %式%() (式中、R1及びR5は同−又は相異なって、・炭素数
1〜36個の直鎖状又は分枝状アルキル基(−個以上の
ハロゲン原子で置換されていてもよい。) ・炭素数3〜36個の直鎖状又は分枝状アルケニル基(
−個以上のハロゲン原子で置換されていてもよい。) ・芳香環が、炭素数1〜6個のアルキル基(−個以−ト
のハロゲン原子で置換されていてもよい。)、炭素数2
〜6個のアルケニル基(−個以上のハロゲン原子で置換
されていてもよい。)、ニトロ基、−CHO基、−C0
OH基、炭素数1〜6個のアルコキシ基、−COOR4
基(R4は炭素数1〜12個のアルキル基又は炭素数2
〜12個のアルケニル基を表わす。)、OH基又はハロ
ゲン原子のような置換基を一個以上含むことのある、ア
リール基、脂肪族部分の炭素数が1〜12個であり、環
状部分に上記置換基の一個以上を含むことのあるアラル
キル基、炭素数5〜12個のシクロ脂肪族基(環状部分
に一個以一ヒの炭素−炭素二重結合を含んでいてもよく
、上記置換基の一個以上を含んでいてもよい。)、又は
上記の基の数個から成るシーケンスを表わす。ただし、
上記の種々の脂肪族基は酸素原子−〇−1硫黄原子−8
−、カルボニル基−C〇−又はカルボン酸塩基−C00
−を含んでいてもよい。R2は水素原子を表わす。)の
化合物から誘導されるβ−ジカルボニル化合物のランタ
ニドキレート、 から選ばれろ。
本発明の組成物に使用できる有機ランタニド誘導体のう
ち、次のもの、すなわち、 −一飽和又はエチレン性二重結合を有しかつ塩素原子、
水酸基、炭素数1〜6個のアルコキシ基、フェニル基、
フェノキシ基又はシクロヘキシル基(該フェニル基、フ
ェノキシ基及びシクロヘキシル基は場合によって塩素原
子、水酸基、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1
〜6個のアルコキシ基の一個以上で置換されていてもよ
い。)のような置換基を一個以上を含むことのある炭素
数6〜24個の脂肪族モノカルボン酸のランタニド塩、
炭素数2〜6個のメルカプトモノカルボン酸又は炭素数
3〜6個のメルカプトジカルボン酸のランタニド塩、安
息香酸又はシクロヘキサンカルボン酸(環状部分に塩素
原子、水酸基、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1
〜6個のアルコキン基、炭素数2〜12個のアルコキシ
カルボニル基のような置換基の一個以上を含んでいても
よい。)のランタニド塩、又は飽和又はエチレン性二重
結合を有しかつ塩素原子、水酸基、メルカプト基又は炭
素数1〜6個のアルコキシ基のような置換基の一個以上
を含むことのある炭素数4〜24個の脂肪族ジカルボン
酸のモノアルキルエステル(アルキル部分の炭素数は1
〜12個)のランタニド塩、及び 一環部分に塩素原子、炭素原子1〜12個のアルキル基
、炭素数1〜12個のアルコキシ基、フェニル基、ベン
ジル基、フェノキシ基又はシクロヘキシル基のような置
換基の一個以上を含むことのあるフェノールから誘導さ
れたランタニドキレ−ト が、特に実地上の理由又は入手可能性若しくは価格の経
済的理由から、1.ばしば選ばれる。
有機ランタニド誘導体の例としては下記のものを誉げる
ことかできるが、本発明はこれらのものの使用に限定さ
れない。
−プロピオン酸、ヘキサン酸、n−オクタン酸、2−エ
チルヘキサン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、デカン酸
、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシルイン
酸、マーガリン酸、テトラデカン酸、12−ヒドロキシ
ステアリン酸、ドコザン酸、13−トコセン酸(エルシ
ン酸)、2−クロロデカン酸、2−オクチルデカン酸、
2−ヒドロキシヘキサン酸、チオグリコール酸、メルカ
プトプロピオン酸、チオリンゴ酸、6−シクロヘキジル
ヘキサン酸、安息香酸、フェニル酢酸、2−フェニルプ
ロパン酸、2−メチル安息香H,4−メチル安息香酸、
2−フェノキシ安息香酸、4−プロピル安息香酸、4−
メトキシ安息香酸、4−ターシャリブチル安息香酸、サ
リチル酸、5−クーシャリブチルサリチル酸、4−ヒド
ロキシ−3−メトキシ安息香酸、6.4−ジメトキシ安
息香WL1−1−フトエ酸、2−ナフトエ酸、シクロヘ
キサンカルボン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸及び4
−メチルフラン−3−カルボン酸、マレイン酸モノイソ
オクチル、マレイン酸モノ(2−エトキシエチル)、フ
タル酸モツプチル、チオリンコ酸モツプチル併びにチオ
リンゴ酸モノヘキシルのランタニド塩、特にセリウム塩
、ランタン塩、プラセオジム塩及びネオジム塩、 一フェノール、クレゾール、エチルフェノール、キシレ
ノール、ブチルフェノール、イソペンチルフェノール、
イソオクチルフェノール、ターシャリノニルフェノール
、デシルフェノール、ドデシルフェノール、ターシャリ
オクチルフェノール、4−シクロヘキシルフェノール、
4−フェニルフェノール、ジターシャリノニルフェノー
ル及びメチルインヘキシルフェノールのフェノール化合
物のランタニドキレ−ト、特にセリウムフエナート、ラ
ンタンフエナート、グラセオジムフェナート及びネオジ
ムキレート、 −へブタン−2,4−ジオン、デカン−2,4−ジオン
、2−エチル−2−デセン−6s−ジオン、2−メチル
−2−ノネン−48−ジオン、ステアロイルアセトン、
1−ステアロイル−2−オクタノン、ス9−ジオクタン
酸エチル、ペンソイルアセトン、アセチルアセトン、1
−ベンゾイル−2−オクタノン、1.4−ジフェニルブ
タン−1,6−ジオン、ステアロイルアセトフェノン、
バルミトイルアセトフェノン、1−ベンゾイル−4−メ
チルペンタノン、ペンゾイルオクタコザノイルメタン、
パラメトキシベンゾイルステアロイルメタン及びジベン
ゾイルメタンのβ−ジケトンのランクニドキレート、特
にセリウムキレート、ランタンキレート、グラセオジム
キレート及びネオジムキレート、併びに 一一一チオグリコール酸、チオグリコール酸インオクチ
ル、チオグリコール酸オクタデシル、チオグリコール酸
ベンジル、チオグリコール酸ラウリル、ジチオグリコー
ル酸シクロヘキサン−〜4−ジオール、チオグリコール
酸4−ターシャリブチルシクロヘキシル、チオリンゴ酸
、チオリンゴ酸ヘキシル、チオリンゴ酸2−エチルヘキ
シル、チオリンゴ酸ドデシル、チオリンゴ酸ベンジル、
チオリンコ酸シクロヘキシル、チオリンゴ酸プロパン−
13−ジオール、チオリンゴ酸ブタン−1,4−ジオー
ル及びチオリンゴ酸ヘキサン−16−ジオールのランク
ニドメルカプチド、特にセリウムメルカプチド、ランタ
ンメルカプチド、プラセオジムメルカプチド及びネオジ
ムメルカプチド。
直接入手できない有機ランタニド誘導体は溶媒中で要す
れば加熱してカルボン酸若しくはその酸無水物、フェノ
ール化合物、メルカプトカルボン酸(若しくはそのエス
テルの一つ)又はβ−ジケトンとランタニド酸化物又は
水酸化物、場合によってはこのような酸化物と水酸化物
の混合物とを反応させるような公知の方法に従って調製
される。
「無機ランタニド銹導体」という表現はランタニド酸化
物、ランタニド水酸化物、無機水素酸のランタニド塩及
び無機酸素酸のランタニド塩を意味する。
さらに詳しくは、使用される無機水素酸のランタニド塩
は、例えば、塩化物、臭化物、沃化物、硫化物、セレン
化物及びテルル化物であり、無機酸素酸のランタニド塩
は、例えば、亜硫酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、唾硝酸
塩、硝酸塩、亜燐酸塩、燐酸塩、ピロ燐酸塩、炭酸塩、
過塩素酸塩、アンチモン酸塩、砒酸塩、亜セレン酸塩、
セレン酸塩、バナジン酸塩及びタングステン酸塩である
本発明の組成物に使用できる無機ランタニド誘導体のう
ちで、ランタニド酸化物、ランタニド塩化物、ランタニ
ド硫化物又はランタニド硝酸塩が、特に実地上の理由又
は入手可能性若しくは価格の経済的卵白から、しばしば
選ばれる。
本発明の組+ilj 物に使用されるランタニド肋導体
においてランタニドは、その持ち得る異った酸化状態の
いずれの形でも存在できる。たいていの場合、酸化状態
1■又はIVで存在する。
本発明の特に好ましい実施態様においては、ステアリン
酸ランタン(JII ) 、酸化ランタン(1■)、塩
化ランタン(In ) 、ステアリン酸セリウム(1■
)酸化セリウム(口■)及び塩化セリウム(口■)から
選ばれた一種以−ヒのランタニド系化合物の有効量が使
用される。
ランタニド系化合物の使用量は広い範囲で変えられる。
詳しくいえば、この量は、ポリアミド3 100g当りランタニドに属する金属0.lX10〜1
00X10’p原子を与えるように決められる。好まし
くは、この量はポリアミド100I当リランタニドに属
する金属0.2X10−5〜30×10−’ 9原子を
与えるように決められる。さらに詳しくは、この量は、
ポリアミド100g当りランタニドに属する金属0,5
X10 〜10 X 10−5g原子を与えるように決
められる。
防火性を付与すべき本発明で使用するポリアミドとして
は、炭素数6〜12個の飽和脂肪族ジカルボン酸と炭素
数6〜12個の飽和脂肪族ビス−第一ジアミンとの重縮
合により得られるポリアミド、炭素数4〜12個の炭化
水素鎖を含むω−アミノアルカン酸の直接単独重縮合に
より又はこれらの酸から誘導されたラクタムの加水分解
的開環及び重合により得られるポリアミノ酸、上記ポリ
アミドの出発単量体から得られる共ポリアミド(これら
の共ポリアミドの酸成分の一部がテレフタル酸及び/又
はイソフタル酸から成っていてもよい。)、及びこれら
のタイプのポリアミドの混合物がある。
二酸とジアミンの重縮合により得られるポリアミドの例
としては、ナイロン6.6(ヘキサメチレンジアミンと
アジピン酸の重合体)、ナイロン49(ヘキサメチレン
ジアミンとアゼライン酸の重合体)、ナイロン6、10
 (ヘキサメチレンジアミンとセバシン酸の重合体)及
びナイロンへ12(ヘキサメチレンジアミンとドデヵン
ニ酸の重合体)が挙げられる。
ポリアミノ酸の適当な例としては、ナイロン4(4−ア
ミノブタン酸又はγ−ブチロラクタムの重合体)、ナイ
ロン5(5−アミノペンタン酸又はδ−アミロラクタム
の重合体)、ナイロン6(ε−カグロラクタムの1合体
)、ナイロン7(7−アミンへブタン酸の重合体)、ナ
イロン8(カプリルラクタムの重合体)、ナイロン9(
9−アミノノナン酸の重合体)、ナイロン10(10−
アミノデカン酸の重合体)、ナイロン11 (11−ア
ミノウンデカン酸の重合体)及び(12−アミノドデカ
ン酸又はラウロ−ラクタムの重合体)が挙げられる。
共ポリアミドの例としては、ナイロンi6/110(ヘ
キサメチレンジアミン、アジピン酸及びセバシン酸の共
重合体)及びナイロン6.6/6(ヘキサメチレンジア
ミン、アジピン酸及びカプロラクタムの共重合体)が挙
げられる。
本発明で使用する防火性を付与すべきポリアミドとして
特に好ましいのは、ナイロンへ6、ナイロン6.10、
ナイロン6、ナイロン66/61゜及びナイロン66/
 +5である。
本明細書において「赤燐」という表現は種々に着色した
燐の同素体の変種(赤燐、素焼又は愚燐)であって赤燐
の名称で市販されているものを相称する。
赤燐の量は組成物の全重量に対して一般に0.02〜2
5重量%であり、好ましくは0.2〜15重量%である
。一般に、赤燐は微細に分割した形、例えば平均粒径が
200μm未満、好ましくは1〜100μmの粒状のも
のを使用するのが望ましい。
ランタニド系化合物については固体状又はペースト状で
もよい。固形化合物の場合は、一般に平均粒径が200
μm未満、好ましくは1〜100μmの粒子状のものが
使用される。使用する化合物が無水の形又は水の分子を
含む結晶の形で入手できる場合には転化中の水の放出を
避けるために無水化合物を使用するのが好ましい。
本発明の組成物は均一な組成を得ることのできる任意の
適当な方法に従って種々の成分を単に混合することによ
って調製できる。好ましくは、種種の成分を粉末又は顆
粒の形で混合する。この場合、先ず慣用のミキサーで冷
間予備混合を行ない、次いで単軸又は多軸押出機におけ
る熱間マレクセーチング(malaxating ) 
操作により全体を均質化する。この処理が終わると棒が
得られる。これらの棒を水冷し、刻んで顆粒にし、場合
によって乾燥する。本発明の組成物は防火処理すべきポ
リアミドの一部、赤燐及びランタニド系化合物を主体と
する顆粒状のマスターバッチを作り、加工前に防火処理
すべきポリアミドの残部と混合することによって調製す
ることもできる。
これらの組成物はそれらの本質的成分によって上記の如
く定義されている。これらの組成物に下記のように変更
を施しても本発明の範囲を逸脱しないことは明らかであ
る。すなわち、赤燐に関しては、例えば、赤燐をそのま
ま使用することも、或いは好ましい手段として重合□体
フィルムを塗布した赤燐粒子を使用することもできる。
これらの重合体としては特に、エポキシ樹脂(仏国特許
第2、314.221号明細書参照)、マレイン酸、フ
マール酸又はアリル酸型の不飽和結合を有する重合体(
仏間特許第2,514,219号明細書参照)、融点が
50℃〜90℃で分子量が10,000未満の飽和ポリ
アミド(仏国特許第2.573.575号明細書参照)
、ノボラック型熱可塑性フェノール/ホルムアルデヒド
重縮合物(仏間特許第2.544.615号明細書参照
)及び熱可塑性フェノール/イソ酪酸アルデヒド重縮合
物(仏間特許出願第82/10 (S、52 q、4号
、公開明細書第0、071.788号参照)が使用でき
る。熱可塑性フェノール/ホルムアルデヒド重縮合物の
使用は本発明の実施に特に好ましい手段を構成している
赤燐の粒子を被覆するのに使用される重合体の量は、適
当ならば、広い範囲で変えられる。一般に、この景は赤
燐/重合体混合物の全重量に対して5〜50重量%であ
る。注意すべきことは、赤燐/塗布重合体混合物の全重
量の90重量%に達する大量の塗布重合体を使用しても
不都合はないことである。
さらに、例えば成型製品を製造するために本発明の組成
物に種々の添加物を加えてもよい。すなわち、本発明の
組成物は、ガラス繊維若しくはアスベスト繊維、ガラス
微細球、カオリン、タルク、シリカ、マイカ、ベントナ
イト、ベントン又はこれらの混合物のような補強若しく
はゲル化充填剤を含んでいてもよい。上記の充填剤のう
ち、ガラス繊維が最も普通に使用される。これらの繊維
は一般に平均直径が1〜15μmであり、長さが2〜8
目である。最大の機械強度を得るために、例えばエポキ
シ樹脂、ポリエステル−樹脂、ポリウレタン樹脂又はビ
ニル樹脂を使用してのりづけした繊維を使用するのが有
利である。これらの樹脂は一般にアミノシラン型のカッ
プリング剤と一緒に使用される。充填剤の割合は組成物
の全重量に対して例えば15〜60重量%である。
潤滑剤、安定化剤、耐衝撃性付与剤、顔料又は染料、帯
電防止剤及び結晶化剤のような他の添加物を使用するこ
ともできる。これらの添加物とそれらの用途は広く文献
に紹介されている。
本発明の組成物は射出成型又は押出成をの通常の技術を
適用して完成又は半完成製品にすることができる。上述
のように、これらの組成物の利点の一つは、200℃〜
320℃程度の温度で一般に行なわれるこの転化がごく
少量の燐化水素を大気中に放出するだけで達成され、こ
の放出量は一般1c 0.3 ppm未満、さらKは0
.1 ppm未満でさえあることである。0.5 pp
mの限界は超えてはならない最高濃度である(サックス
著[工業材料の危険な性質」3版、第1019及び10
20頁参肋3燐が適当量含有されていれば、得られた製
品は耐火性があり、炎が作用しても溶融し場合によって
炎上している材料が滴下することはない。それらは優れ
たアークトラッキング耐性をもち、酸化カドミウムで記
録されているのよりも耐性が犬である。得られた防火性
製品が優れた弾性と良好な空気中耐熱老化性をもつこと
も見出された。この点に関して記録された性能上の特性
は酸化カドミウムを使用して得られたものよりも一般に
優れている。転化中の防火性ポリアミドの分子特性の変
化を調節し限定する観点からは、ランタニド系化合物は
酸化カドミウムと同じ効率を有することが観察される。
従って、ランタニド系化合物はホスフィンの放出を抑制
しかつ防火性ポリアミドの分子特性の変化を調節し限定
する点で酸化カドミウムと同じ利点をもつだけでなく、
成る場合(アークトラッキング耐性、弾性、老化安定性
)にはより良い性能特性を生じることができる。つまり
、酸化カドミウムを使用して得られた結果と比較すると
、ランタニド系化合物は性質のバランスがより良く、こ
のことは全く予想外の結果である。
本発明の防火性組成物は電気関連産業(例えば、電気、
電子工学、家電、ラジオ及び自動車工業)において使用
できる成形製品を得るのに特に適している。これらの組
成物の特徴により製品を押出及び成膜により製造するこ
とが可能になっている。
以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されない。
実施例を説明する前に、次の組成 一ナイロンへ6 一フェノール/ホルムアルデヒド重縮合物を塗布した赤
燐、 一ガラス繊維、及び 一酸化カドミウム から成る対照組成物の種々の構成成分(ポリアミド以外
)のポリアミドの粘度指数及び見掛粘度の変化に対する
効果を以下の実験例A−Gにより示す〇 m−ナイロン6.6(ヘキサメチレンジアミンとアジピ
ン酸の重合体): これは粘度指数1554/ 、!i
’ (q o%ギ酸可溶部分について、ISO標準仕様
R307,1977年版に従って決定)の製品である。
m−塗布赤燐: これは平均粒径が20〜30μmであ
り、融点80℃かつ分子量800のフェノール/ホルム
アルデヒド重縮合物(商標「Ph5norezPB71
DAJ の下でロース・ブーランク社により市販されて
いる樹脂)の40重量%を塗布した赤燐を60重量%含
有する組成物(以下、これを1燐マスターバツチ」と呼
ぶ。)である。この塗布は次のようにして行なう。すな
わち、60!量%の赤燐を25℃でローラで攪拌しなか
らPhc’−norez樹脂40重量%と12時間緊密
に混合した。
この混合物をアルミニウム箔で被覆したプレート上に1
鋼の厚さに注入し、全体をf31]℃の炉内に入れ6時
装置いた。得られたプレートを破砕した。
一ガラス繊維: これらは平均直径10μm。
長さ6〜6閣でポリアミド用のサイジング剤を含有する
「R17BX1Jの符号でオウェンス・コーニング・フ
ァイバーグラス社により市販されている短繊維である。
m=酸化カドミウム: これは平均粒径が100μm以
下の粒子の形である。
2 これらの実験の内容 ・実験A: ナイロンへ6だけを以下の操作条件で押出
した。
・実験B: ナイロン6.6(69重量部)+ガラス繊
維(31重量部)十潤滑剤(ベヘン酸及び/又はモンタ
ン酸から誘導されたワックスエステル、Q、27重量部
)から組成物を調製した。
−実験C: ナイロン(5,+5 (6tp重量部)+
ガ;yX繊維(31重量部)+ワックスエステル(0,
27重量部)土酸化カドミウム(ナイロン46100g
当りカドミウム3.9X10−’、li+原子、034
5重量部)から組成物を調製した。
・実験D: 実験Bの組成物(95重量部)及びPh;
norez 樹脂(5重量部)、(最終組成は、ナイロ
ン6.6(65,37重量部)+(ガラス繊維(29,
57重量部)+ワックスエステル(126皿量部) +
 Phenorez 樹脂(5重量部)となる。)から
組成物を調製した。
・実験E: 実験Bの組成物(95重量部)、Phen
orez 樹脂(5重量部)及び酸化カドミウム(0,
327重量部)(最終組成は、ナイロンへ6(65,3
7重量部)+ガラス繊維(2957重量部)+ワックス
エステル([L26重量部)+Ph≦norez 樹脂
(51景部)土酸化カドミウム(ナイロン6.6の1o
oy当りカドミウム3.9×10 g原子、0.527
重量部)から組成物を調製した。
・実験F: 実験Bの組成物(88,55重量部)+燐
マスターバッチ(1tS7重量部)(最終組成は、ナイ
ロン6.6(6[178重量部)+ガラス[I(27,
31重量部)+ワックスエステル(0,24重量部)十
燐マスターバッチ(1t67重量部、赤燐(7重量部)
 十Phenorez 樹脂(4,67重量部))とな
る。)から組成物を調製した。
・実験G: 実験Bの組成物(88,55重量部)、燐
マスターバッチ(1167重量部)及び酸化カドミウム
(0,504重量部)(最終組成は、ナイロンへ6 (
60,78重量部)+ガラス繊維(27,311駄部)
+ワックスエステル([124重iL部)+燐マスター
パッチ(11,67重量部、赤燐(7重量部)、Phe
’norez 樹脂(4,67重量部))土酸化カドミ
ウム(0,304重量部、ナイロン6.6の100g当
りカドミウム3.9X10”−3g原子)となる。)か
ら組成物を調製した。
五 一般的手順及びコントロール 実験例B−Gの組成物を以下の方法で調製した。
種々の構成成分の予備混合物を商標名Morjtzのミ
キサーを通すことにより25℃で乾燥しつつ調製する。
この予備混合物を、直径りが65mに等しく長さが24
Dに等しいスクリュを持つ商標名Prdexのベント式
押出機内で溶融状態でマレクセート(malaxate
 ) した。使用したスクリュはポリアミドを加工する
のに適した断面形状をもつ円筒−円錐スクリュである。
押出機には直径5mの2つの孔を有するダイスも備えら
れている。押出条件は次の通りである。
一温度 270°C〜630℃ −真 空 944X10Pa −−スクリュ速度 70 rpm 各実験例について、スクリュ末端における材料の圧力と
材料の押出量を記録した。実験例Aにおいては、手順は
Prodex 押出機に一度だけ通すことから成る。棒
状で集められた製品を冷水の浴に通して冷却し、顆粒状
にし、乾燥した。
このようにして得られた成形粉末について、含水量、ナ
イロン6.6の粘度指数及び290℃における見掛粘度
(流動計に5分間滞留した後、速度勾配r=240g−
’ で)を決定した。
粘度指数を決定するために、ギ酸への溶解時間は完全な
溶液が得られるように調整しなければならない。従って
、赤燐を含むが酸化カドミウム(理解されるように、押
出中のポリアミドの分子特性の変化を限定することがで
きる成分)を含まない組成物の場合は、最初に溶解時間
(通常25℃で2時間)を3時間に増し、次に40℃に
加熱する必要がある。
溶融状態の成形粉末の見掛粘度は、長さく5QImm。
直径11I11ノダイスをもつInstrom 321
1流動計を使用して決定された。測定の前に成形粉末を
真空下150℃で3時間乾燥した。測定に選んだ温度(
290℃)は押出成形条件と射出成形条件の平均温度を
表わしている。測定は顆粒の装入後、流動計に5分間滞
留させてから行なった。この時間はプレスで射出成形す
る平均の時間を表わしている。このようにして、見掛粘
度の測定により溶融相における成形粉末の安定性を評価
することが可能になる。
ナイロンへ6の粘度指数も決定された。しかし、今度は
成形試験片についてである。これらの試験片は商標名1
’−DKJタイプ6oのスクリュプレスを使用して調製
した。このプレスでは、成形粉末の顆粒は280℃で溶
融され、型は80℃の温度に保たれる。射出成形圧力は
80 MPaである。射出成形サイクルの時間は17s
である。
4、 実験例A−Gの結果 得られた結果は下記表1にまとめである。
表1 実験例A−Eは、実験例Fの組成物のすべての構成成分
(ポリアミドに対して同じ重量比で存在している。)の
うち、赤燐だけが押出操作の間にナイロンへ6の粘度指
数を大巾に増加したことを示している。これは、真空押
出の間にポリアミドが通常示す軽い後縮合に帰せられる
増加を十分上回っている。実験例Gは酸化カドミウムに
より、押出時(成形粉末について決定された粘度指数の
値を参照)と射出成形時(成形試験片についての粘度指
数の値を参照)ともに、この大きな変化を効果的に調節
及び限定することが可能であることを示している。押出
の際、実験例Fの組成物は実験例Gの組成物と比較する
と、棒の持上りがよりデリケートであること、押出量が
均一でないこと、スクリュ末端における材料圧力が大き
いこと及び材料の押出量が30%以上も少ないことによ
って特徴づけられる。
この実験部分はポリアミドとガラス繊維を主体とし塗布
赤燐で防火性にした組成物であって、転化(押出及び射
出成形)時にホスフィンの放出を抑制し、転化の間のポ
リアミドの分子特性の変化を調節・限定することを可能
にする添加剤が、−酸化カドミウム(CdO) (比較
例H)・塩化セリウム(Ill) (CeCI s )
 (実施例1)・ステアリン酸セリウム(III) [
: Ce(C1,H35COO)5:](実施例2) ・ステアリン酸ランク/ (m) (La (C+ y
Hs s C(X)) s ](実施例3) である組成物の挙動を決定できるようにするためである
これらの種々の添加剤はポリアミド1oog当り金属(
Cd、Ce又はLa )が23X10”” g原子とな
るような量で組成物に導入される。
詳しくいうと、以下の構成成分から得られる組成物が調
製された。
・比較例H: ナイロン6.6 (6&75重量部)十
カラス繊維(25重量部)+ワックスエステル(0,2
59重量部)十燐マスターバッチ(赤燐=6.49重量
部、Phenorez 樹脂=435重量部)(10,
82重量部)土酸化カドミウム(0191重量部) ・実施例1: ナイロンへ6(6五57重量部)+カラ
ス繊維(25重量部)+ワックスエステル(0,257
重量部)十燐マスターバッチ(IQ、82重量部)十塩
化セリウム(III)(o、s73重量部)・実施例2
: ナイロン46(62,74重量部)+ガラス繊維(
25重量部)十燐マスターバッチ(10,82重量部)
+ステアリン酸セリウム(III)(1,440重量部
) ・実施例3: ナイロン6、6 (62,74重量部)
+ガラス繊維(25重量部)十燐マスターバッチ(10
,82重量部)+ステアリン酸ランタン(III)(1
440重量部) この比較例とこれらの実施例では、ナイロンへ6、ガラ
ス繊維、ワックスエステル及び燐マスターバッチは実験
例A−Gにおいて使用された構成成分と同一である。
組成物は実験例A−Gの説明の第3段で示した方法で調
製した。この場合の押出操作の運転条件は下記の通りで
ある。
一温 度 270℃〜365℃ −真 空 944X102 Pa −−スクリュ速度 60 rpm 得られた成形粉末について、含水量、ナイロン6.6の
粘度指数及び290 ’Cにおける見掛粘度(流動計に
5分間滞留した後、速度勾配γ=2405 で)を決定
した。
成形試験片(実験例A−Gの説明の末尾の上記第3段に
示した条件で成形)について以下を決定した。
一シャルピー衝撃強度から成る弾性: これは、仏間標
準仕様T 51055に従い、公知の方法でEHo又は
BH30において状態調節した6o×10X4mの滑面
棒型試験片について23℃で測定した。結果はK J 
/ m2 で表わした。
−防火性の程度を測定するために、仏間プラスチック材
料規格局の文書第9750−1に記載されている「アン
ダーライター研究所」のUL94垂直試験に従う燃焼性
。試験片の寸法は、127X12.7X1.6■及び1
27XI Z7Xα8m+11である。
一仏間標準仕様C26220に従うアークトラッキング
耐性指数(TRIと略称する。)。測定は寸法50X5
0X3sowの試験片について行なった。
−ナイロンへ6の粘度指数。
さらに、燐化水素の存在の可能性を検知するためにCH
31101Draeger管を使用して空気のサンプル
をとった。
一押出時: 真空ポンプの出口で −射出成形時: DK60プレスの射出ノズルの上方で
& 実施例1〜6及び比較例Hの結果 得られた結果は下記表2にまとめた。
表2から、塩化セリウム(nt)とステアリン酸セリウ
ム(III )とステアリン酸ランタン(IT )のラ
ンクニド系化合物はホスフィンの放出の抑制と赤燐で防
火性にしたナイロン6.6の分子特性の変化を調節し限
定する点で酸化カドミウムと同じ利点を有することがわ
かる。塩化セリウム(m)を含有する成形粉末は成形に
対して特に安定であるように見える。弾性とアークトラ
ッキング耐性については、ランタニド系化合物は実質的
に優れた結果を与えることができることも明らかである
この実験部分は、ガラス繊維を含まない、塗布赤燐で防
火処理したポリアミドを主体とする組成物であって下記
のものを使用した組成物の挙動を決定することができる
ようにしたものである。
・金属添加剤を含まない(比較例I) ・酸化カドミウム(比較例J) ・種々の割合の酸化セリウム(Ce02) (実施例4
.5及び6) ・種々の割合の酸化ランタン(La20. ) (実施
例7及び8) ・種々の割合のステアリン酸セリウム(III)(実施
例9.10及び11) ・種々の割合のステアリン酸ランタン(III)(実施
例12及び16) 詳しくいうと、下記表3にまとめた成分から得られた組
成物が調製された。
表3 上記実施例及び比較例において、ナイロン6.6と燐マ
スターバッチは実験例A−Gにおいて使用したものと同
じである。
組成物は実験例A−Gの説明の第6段で示した方法で調
製した。この場合の押出操作の運転条件は下記の通りで
ある。
一温 度 270℃〜350℃ −真空 951 X 102Pa −スクリュ速度 70 rpm コントロールについて、実施例1〜3の説明の第2段に
おいて記載した種々の物゛理的機械的特性のいくつかに
ついて決定した。成形試験片を製造するために実験例A
−Gの説明の末尾の第3段に示した条件と、射出圧力を
70 MPaに下げ射出成形サイクルを22sにした以
外は、同じにして繰り返した。
得られた結果を下記表4にまとめた。
実施例14及び比較例に この実験部分は、ポリアミドとガラス繊維を主体とし塗
布赤燐で防火性にした組成物であって、下記のものを使
用した組成物の挙動、特に老化安定性を決定できるよう
にしたものである。
・酸化カドミウム(比較例K) ・ステアリン酸セリウム(In)(実施例14)詳しく
いえば、下記の成分から得られる組成物が調製された。
・比較例に: ナイロン6.6(64重量部)+ガラス
繊維25重量部十ワックスエステル(0,16重量部)
十燐マスターバッチ(赤燐:66重量部)(11重量部
)土酸化カドミウム(0,300重量部、ナイロン10
0g当りカドミウムl 6 X 10’−3y原子) ・実施例14: ナイロン6、6 (64重量部)+ガ
ラス繊維(25重量部)十燐マスターバッチ(11重量
部)+ステアリン酸セリウム(1[I)(0,423重
量部、ナイロン6.6の100g当りセリウムo、67
xio−5g原子) ナイロン6.6、ガラス繊維、ワックスエステル及び燐
マスターバッチは実験例A−Gで使用したものと同じも
のを使用した。この実施例と比較例を行なった条件は実
験例A−Gの説明の第3段で示した条件と同じである。
ただし、スクリュ速度はこの場合には60 rpmに設
定した。
コントロールに関しては、実施例1〜3の説明の第2段
において記載した種々の物理的機械的特性のいくつかに
ついて決定した。シャルピー衝撃試験は成る場合にはE
POで状態調節した試験片について、他の場合には空気
中に125℃で7日装置いたものについて決定した。得
られた結果は下記表5にまとめた。本発明の組成物は酸
化カドミウムを含有する組成物よりも良い熱老化安定性
を有する。ステアリン酸セリウムでは125℃7日後に
滑面試験片の衝撃強度は3%低下したが、酸化カドミウ
ムではこの低下は14%である。
手続補正書(方式) %式% 事件の表示 昭和59年 特願第2206!r6号発明
の名称 防火性ボ1ノアミドを主体とする組成物補正を
する者 事件との関係 特許出願人 名称四−ヌープーラン・スペシアリテ・シミーク代理人 補正の対象 明細書 補正の内容 別紙の通り 明細書の浄書(内容に変更なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一種以上のランタニド系化合物の有効量を含有す
    ることを特徴とする、赤燐で防火性にしたポリアミドを
    主体とする組成物。 (2)上記ランタニドがセリウム、ランタン、プラセオ
    ジム、ネオジム、グロメチウム、サマリウム、ユーロピ
    ウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホ
    ルミウム、エルビウム、イッテルビウム、ツリウム、ル
    テシウム及びイツトリウムより成る群から選ばれたいず
    れか一種のランタニドの有機又は無機誘導体、或いはこ
    れらのランタニドの数種の有機及び/又は無機誘導体の
    混合物より成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の組成物。 (3)単一のランタニドの誘導体の使用が考えられる場
    合に、このランタニドがセリウム、ランタン、プラセオ
    ジム又はネオジムであることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載の組成物。 (4)数種のランタニドの誘導体の混合物の使用が考え
    られる場合K、この混合物が次のいずれかの種類、すな
    わち、 一セリウムの誘導体と一種以上の他のランタニドの誘導
    体との混合物、 一ランタンの誘導体と、プラセオジム、ネオジム、グロ
    メチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、
    テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム
    、イッテルビウム、ツリウム、ルテシウム及びイツトリ
    ウムより成る群から選ばれた一種以上の他のランタニド
    の誘導体との混合物、 一プラセオジムの誘導体と、ネオジム、グロメチウム、
    サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム
    、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、イッテル
    ビウム、ツリウム、ルテシウム及びイツトリウムより成
    る群から選ばれた−種以上の他のランタニドの誘導体と
    の混合物、又は 一−−ネオジムの誘導体と、プロメチウム、サマリウム
    、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロ
    シウム、ホルミウム、エルビウム、イッテルビウム、ツ
    リウム、ルテシウム及びイツトリウムより成る群から選
    ばれた一種以上の他のランクニドの誘導体との混合物 から成ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    の組成物。 (5)セリウム及び/又はランタン及び/又はプラセオ
    ジム及び/又はネオジムが一般に全ランタニドの40モ
    ル%以上を占めることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項に記載の組成物。 (6)有機ランタニド誘導体が 一一一飽和又は1個以上のエチレン性二重結合を有しか
    つハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜12個のアルコキ
    シ基、メルカプト基、フェニル基、フェノキシ基、ナフ
    チル基又はシクロヘキシル基(該フェニル基、フェノキ
    シ基、ナフチル基及びシクロヘキシル基の環は場合によ
    ってハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜6個のアルキル
    基又は炭素数1〜6個のアルコキシ基の一個以上で置換
    されていてもよい。)のような置換基の一個以上を含む
    ことのある炭素数2〜30個の脂肪族モノカルボン酸又
    は炭素数3〜30個の脂肪族ジカルボン酸のランタニド
    塩、安息香酸、1−ナフ)j−酸、2−ナフトエ酸、シ
    フ・ロペンタンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸
    、シクロペンテンカルボン酸又はシクロヘキセンカルボ
    ン酸(これらの酸の環状部分はハロゲン原子、水酸基、
    炭素数1〜12個のアルキル基、炭素数2〜12個のア
    ルケニル基、炭素数1〜12個のアルコキシ基、フェニ
    ル基、ヘンシル基、フェノキシ基、シクロヘキシル基、
    炭素数2〜24個のアルコキシカルボニル基又は炭素数
    4〜24個のアルケノキシカルボニル基の一個以上を含
    んでいてもよい。)のランタニド塩、上記脂肪族ジカル
    ボン酸のモノアルキルエステル(アルキル部分の炭素数
    は1〜24個)又はモノアルケニルエステル(アルケニ
    ル部分の炭素数は6〜24個)のランタニド塩、或いは
    ハロゲン原子、水酸基炭素数1〜12個のアルキル基、
    炭素数1〜12個のアルコキシ基、炭素数2〜12個の
    アルケニル基、炭素数2〜24個のアルコキシカルボニ
    ル基又は炭素数4〜24個のアルケノキシカルボニル基
    のような置換基を一個以上含むことのある、特にピリジ
    ン、フラン、チオフェン、ビロール及びビランから誘導
    されるヘテロ環カルボン酸のランタニド塩、 一環状部分にハロゲン原子、炭素数1〜24個のアルキ
    ル基若しくはアルコキシ基、炭素数2〜24個のアルケ
    ニル基、フェニル基、ベンジル基、フェノキシ基又はシ
    クロヘキシル基のような置換基を一個以上含むことのあ
    るフェノール、1−ナフトール又は2−ナフトールから
    誘導されるランクニドフエナート、 −特にチオグリコール酸若しくはチオリンゴ酸及びそれ
    らのアルキルエステル(アルキル部分の炭素数は1〜1
    2個)、アルケニルエステル(アルケニル部分の炭素数
    は2〜12個)、フェニルエステル、ベンジルエステル
    、シクロエステル、アルカンジオールエステル(アルカ
    ンジオール部分の炭素数は2〜12個)又はジヒドロキ
    シベンイ′ ゼン若しくはジヒドロキシシクロヘキサンエステル(該
    エステルの環状部分は炭素数1〜6個のアルキル基若し
    くはアルコキシ基の一個以上で置換されていてもよい。 )から誘導されたランタニドメルカプチド、及び m−特に一般式(I) )L、−CO−CH)12− Co −R,(I)(式
    中、R1及びR3は同−又は相異なって、・炭素数1〜
    36個の直鎖状又は分枝状アルキル基(−個以上のハロ
    ゲン原子で置換されていてもよい。) ・炭素数6〜36個の直鎖状又は分枝状アルケニル基(
    −個以上のハロゲン原子で置換されていてもよい。) ・芳香環が、炭素数1〜6個のアルキル基(−1固以上
    のハロゲン原子で置換されていてもよい。)、炭素数2
    〜6個のアルケニル基(−個以上のハロゲン原子で置換
    されていてもよい。)、ニトロ基、−C84基、−CO
    OH基、炭素数1〜6個のアルコキシ基、−coort
    4基(R4は炭素数1〜12個のアルキル基又は炭素数
    2〜12個のアルケニル基を表わす。)、OH基又はハ
    ロゲン原子のような置換基を一個以上含むことのある、
    アリール基、脂肪族部分の炭素数が1〜12個であり、
    環状部分に上記置換基の一個以上を含むことのあるアラ
    ルキル基、炭素数5〜12個のシクロ脂肪族基(環状部
    分に一個以上の炭素−炭素二重結合を含んでいてもよく
    、上記置換基の一個以上を含んでいてもよい。)、又は
    上記の基の数個から成るシーケンスを表わす。ただし、
    上記の種々の脂肪族基は酸素原子−0−1硫黄原子−8
    −、カルボニル基−C〇−又はカルボン酸塩基−COO
    −を含んでいてもよい。R2は水素原子を表わす。)の
    化合物かうiJ導されるβ−ジカルボニル化合物のラン
    タニドキレート、 から選ばれたことを特徴とする特許請求の範囲第2〜5
    項の一つに記載の組成物。 (7)有機ランタニド誘導体が、 m=飽和又はエチレン性二重結合を有しかつ塩素原子、
    水酸基、炭素数1〜6個のアルコキシ基、フェニル基、
    フェノキシ基又はシクロヘキシル基(該フェニル基、フ
    ェノキシ基及びシクロヘキシル基は場合によって塩素原
    子、水酸基、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1
    〜6個のアルコキシ基の一個以上で置換されていてもよ
    い。)のような置換基を一個以上を含むことのある炭素
    数6〜24個の脂肪族モノカルボン酸のランタニド塩、
    炭素数2〜6個のメルカプトモノカルボン酸又は炭素数
    3〜6個のメルカプトジカルボン酸のランタニド塩、安
    息香酸又はシクロヘキサンカルボン酸(環状部分に塩素
    原子、水酸基、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1
    〜6個のアルコキシ基、炭素数2〜12個のアルコキシ
    カルボニル基のような置換基の一個以上を含んでいても
    よい。)のランタニド塩、又は飽和又はエチレン性二重
    結合を有しかつ塩素原子、水酸基、メルカプト基又は炭
    素数1〜6個のアルコキシ基のような置換基の一個以上
    を含むことのある炭素数4〜24個の脂肪族ジカルボン
    酸のモノアルキルエステル(アルキル部分の炭素数は1
    〜12個)のランタニド塩、及び −環部分に塩素原子、炭素原子1〜12個のアルキル基
    、炭素数1〜12個のアルコキシ基、フェニル基、ベン
    ジル基、フェノキシ基又ハシクロヘキシル基のような置
    換基の一個以上を含むことのあるフェノールから誘導さ
    れたランタニドキレ−ト から選ばれたことを特徴とする特許請求の範囲第6項に
    記載の組成物。 (8)無機ランタニド誘導体がランタニド酸化物、ラン
    タニド水酸化物、無機水素酸のランタニド塩及び無機酸
    素酸のランタニド塩から選ばれたことを特徴とする特許
    請求の範囲第2〜5項のいずれか一つに記載の組成物。 (9)無機水素酸のランタニド塩が塩化物濃化物、沃化
    物、硫化物、セレン化物及びテルル化物であり、無機酸
    素酸のランタニド塩が亜硫酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩
    、亜硝酸塩、硝酸塩、亜燐酸塩、燐酸塩、ピロ燐酸塩、
    炭酸塩、過塩素酸塩、アンチモン酸塩、砒酸塩、亜セレ
    ン酸塩、セレン酸塩、バナジン酸塩及びタングステン酸
    塩であることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載
    の組成物。 αω ステアリン酸ランタン(川)、酸化ランタン(r
    ll ) 、塩化ランタン(III ) 、ステアリン
    酸セリウム(111>、酸化セリウム(III)及び塩
    化セリウム(III )から選ばれた一種以上のランタ
    ニド系化合物の有効量を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1〜9項のいずれか一つに記載の組成物。 (11) ランタニド系化合物の使用量がポリアミド1
    00g当りランタニドに属する金属0. I X 10
    −’〜100X10−3、好ましくは0.2X10−5
    〜30X10 g原子を与えるように決定されることを
    特徴とする特許請求の範囲第1〜10項のいずれか一つ
    に記載の組成物。 R2ポリアミドが、炭素数6〜12個の飽和脂肪族ジカ
    ルボン酸と炭素数6〜12個の飽和脂肪族ビス−第一ジ
    アミンとの重縮合により得られるポリアミド、炭素数4
    〜12個の炭化水素鎖を含むω−アミノアルカン酸の直
    接単独重縮合により又はこれらの酸から誘導されたラク
    タムの加水分解的開環及び重合により得られるポリアミ
    ノ酸、上記ポリアミドの出発単量体から得られる共ポリ
    アミド(これらの共ポリアミドの酸成分の一部がテレフ
    タル酸及び/又はイソフタル酸から成っていてもよい。 )、及びこれらのタイプのポリアミドの混合物より成る
    群から選ばれたことを特徴とする特許請求の範囲第1〜
    11項のいずれか一つに記載の組成物。 (13)組成物の全重量、に対して0.02〜25%量
    %、好ましくは0.2〜15市射%の割合で赤燐を含有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1〜12項のい
    ずれか−っに記載の組成物。 (1(赤燐が重合体フィルムを塗設した粒子の形をして
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1〜13項のい
    ずれか一つに記載の組成物。 ((9@右型合体がエポキシ樹脂、マレイン酸、フマル
    酸又はアリル酸型の不飽和結合を有する重合体、飽和ポ
    リエステル、熱可塑性フェノール/ホルムアルデヒド重
    縮合物、及びフェノール/イソ酪酸アルデヒド重縮合物
    より成る群から選ばれたことを特徴とする特許請求の範
    囲第14項に記載の組成物。 06)組成物の全重量に対して15〜61%のガラス繊
    維を含有することを特徴とする特許請求の範囲第1〜1
    5項のいずれか一つに記載の組成物。
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