JPS60167932A - 連続繊維束の低温牽切装置 - Google Patents

連続繊維束の低温牽切装置

Info

Publication number
JPS60167932A
JPS60167932A JP2149584A JP2149584A JPS60167932A JP S60167932 A JPS60167932 A JP S60167932A JP 2149584 A JP2149584 A JP 2149584A JP 2149584 A JP2149584 A JP 2149584A JP S60167932 A JPS60167932 A JP S60167932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bundle
temperature
low
tension
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2149584A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0765246B2 (ja
Inventor
Hide Hashimoto
秀 橋本
Yasuo Tango
丹後 康夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP59021495A priority Critical patent/JPH0765246B2/ja
Priority to GB08511301A priority patent/GB2174419B/en
Priority to IN354/CAL/85A priority patent/IN164075B/en
Priority to FR8507043A priority patent/FR2581661B1/fr
Publication of JPS60167932A publication Critical patent/JPS60167932A/ja
Publication of JPH0765246B2 publication Critical patent/JPH0765246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、連続線維の束から不連続線維の束を製造する
方法の1つである凍結牽切乞実施する方法、及び装置(
=関するものである。
〈先行技術〉 凍結牽切法は特開昭58−60021、特開昭58−6
0022、特開昭58−203107の明細書に開示さ
れている様(二、トウ紡績において、連続線維の束から
不連続繊維の束を製造する際、線維を低温にて牽切する
方法であり、紡出される不連続繊維の束中の1#繊維物
性は牽切される前の連続線維の束中の物性と比べはとん
ど低下することなく維持している。第1図Iニアクリル
系合成轍維(商品名カシミロン■)3d20本束の各温
度C二おける張カー伸度線図Y示す。第1図より明らか
なよう嘱;、低温下での牽切は塑性変形量がきわめて少
なく、弾性領域近傍C二おいて切断できるため、切断後
の単繊維の強伸度が維持され、しかも残留歪みが少ない
ので、100 (℃)ボイル(:よる単一、維収縮率が
極めて低い単繊維群を有しに子連!5!欅維の束を得る
ことができる。そして、供給する連続繊維の束v411
成する各単欅維が捲縮を有するものな用いれば、牽切後
もこの捲縮が維持された不連続繊維の束を得ることがで
きる。この様C,原綿の物性、捲縮Y保持し、しかも平
行度の優れたランダム・スライバーが得られる為、従来
の紡績工程と比べると著しく工程短縮ができまたネップ
スラブ、紡績工程でのフライが少なく品質の向上も可能
となる。また、牽切時のl1IR維温度を下げる(:従
い、切断は延性破壊から脆性破壊へと遷移し、単繊維の
切断面は先細尖端となる。以上のようじ、凍結牽切法は
非常に有動的かつ特徴的な牽切法である。
前記連続線維の束を連続冷却する場合、この連all維
の束の送込口、及び引出口を有する冷却槽内に連a轍維
の束を通過させること(二より、冷却する。
ところが、水分2多く含んだ外気(二晒らされたままの
連続線維の束?この冷却槽C二直接通過させて冷却し、
牽切機で牽切するという従来からの凍結牽切法では、こ
の外気中の水分(二より、牽切時及び牽切された直後の
各単繊維の移行が良好に行なわれず、段切れ、牽切斑乞
招き、凍結牽切が良好に行なえないという欠点が生ずる
。その牽切斑は不連続繊維の束の斑の原因となり、U%
の低下。
品質の低下となる。これは、連続繊維の束中≦二は冷却
槽外部の大気金含有しておりその水分が低温となり霜と
なること(二よって影響されるからである。第2図に飽
和蒸気比表から、空気の露点温度と標準状態C二おける
1(N&)当りの水分量の関係を示す。例えば、大気温
度25 (℃)の時、約26U/Nn?)の水蒸気で飽
和となり、相対湿度65[匍で約17C1/Nd)に相
当する水蒸気が存在する。低温、極低温での飽和蒸気圧
は極めて低く、この外気が、例えば−80C℃]以下C
二冷却された場合、約17 C1/Nn?〕に相当する
水蒸気のほとんどが凝縮する。
また、大気中水分が冷却槽内1:侵入すると、冷却槽内
各部(二も霜付きが生じ、冷却槽内(二連続線維の束の
回転ローラ等?設けた場合、露結により回転不良が生じ
る。そして、低温下では繊維の剛性が増し、過度の擦れ
が生じると繊維表面!=損傷を与える原因となる0又、
冷凍機の蒸発器表面にも霜付きが生じ、熱交換が低下し
、冷凍能力が低下する。
本発明の発明者等は凍結牽切法を行う際(:は、前述の
面から連続線維の束中に含有している大気中の水分を減
少するととも(二、冷却槽内への大気中水分の侵入を防
止する事が必要であることに看目し種々検討の結果本発
明に到達した。
〈発明の目的〉 本発明は連ei!繊維の束中の含有空気を予め乾燥気体
C:置換すること(二よって、牽切時の牽切斑から来る
不連続繊維の束のU%、品質の低下をなくし、ステーブ
ル・ダイヤグラムの劣化をなくし、品質の優れた不連続
繊維の束を長時間安定して製造することを可能じする低
温牽引の方法および装[’a’提供すること2目的とす
る。
〈発明の構成〉 本発明の目的は連続繊維の束に延伸力および/または剪
断力2与えて、連続繊維の束を構成する各単繊Ia馨牽
切して、不連続繊維の束を製造する際に、連I5+!轍
維の束中の含有空気を露点温度−5(”C)以下の乾燥
気体に置換した後、連続して冷凍機Cユより得られる−
5〔℃〕以下の低温雰囲気中(二、連続繊維の束を通過
させる事により連続的C二冷却し、低温下で牽切するこ
とYW徴とする低温牽切方法によって達成される。
又本発明の前記方法乞実施するための装置は、低温に冷
却場れた連続繊維の束乞牽切して不連続繊維の束を製造
する低温牽切装置であって、その低温牽切装置が、連続
線維の束の進行方向で順次連結された置換槽と冷却槽と
牽切機とから成り、前記置換槽には露点温度−5(”C
)以下の乾燥気体の供給口が設けられて常時乾燥気体で
充満されており、前記冷却槽が冷凍機を用いて連a橡維
の束を−5〔℃〕以下(二冷却できるよう(二構成され
ていること¥特徴とする。
本発明C二よる低温牽切装置の置換槽は連続繊維の束の
送込口と引出口2有し置換槽内を通過させる間に連続繊
維の束中の含有空気馨乾燥空気(二置換する0この乾燥
空気の代1月二液体窒素等の低温気化ガスの様な、大気
に洩れても無害な乾燥ガスであってもよいが、工業的(
二は圧気ン除湿し、フィルターやミストセパレータ?介
して、冷凍式乾燥器、吸収式乾燥器により得られるヵで
きるだけ露点の低い乾燥空気が好ましい。この乾燥空気
は、冷却槽内へ持込まれても発露し7ない様、冷却槽の
冷却温度より低い露点温Wwもつ乾燥空気、例えば冷却
温度が−5〔℃〕の場合、露点温度−5〔℃〕以下の乾
燥空気乞供給すれば良い。冷却温度が極低温とした場合
、その温度以下の露点温度をもつ乾燥空気?得るのは、
差程容易(二は得られない。
しかし、第2図に示した様に、−40(℃) U)露点
温度をもつ乾燥空気の水分量は極めて少なく、さら(二
露点温度の低い乾燥空気の水分量と比べても差租変らA
 ’/’ (1従って、供給する乾燥空気の露点温度は
、低い方が好ましいのは言う迄もないが、好ましくは−
40C℃)以下の乾燥空気Y供給すれば、冷却槽内へこ
の乾燥空気が持込まれても、凝縮して発露する水分は極
めて低く抑えることかでった連続線維の束の厚さ方向(
二通過嘔せたり、連続繊維の束の進行方向に向流に流動
させる等して置換する。又、置換槽内に回転ローラー?
設け、連続−帷の束乞蛇行させ、槽内滞留長さ?大きく
したり、回転ローラーt、1対のニップローラとして、
スクイジング作用?もたせることもできる。
置換槽内に供給した乾燥空気が、大量に冷却槽内へ侵入
しない様、連続線維の束の引出口は、1対以上のニップ
ロールやスリット等でシールし、送込口は幾分開放して
おき、乾燥空気が送込口から流出して、置換槽内への大
気の侵入2防ぐこともできる。
以上、連続Il維の束中の含有空気を水分の低い乾燥空
気に置換した後、冷却槽内各部で霜の発生機に送り込み
牽切される。冷却槽の連続繊維の束の送込口、及び引出
口(二は1対以上のニップロールやスリット等により、
冷却槽内冷気と外気との接触を防ぐ様する。
ところが、一般に繊維は延伸して切断すると発熱する0
これは線維(−仕事を加えると、弾性変形する場合はこ
の仕事が位置エネルギとして貯えられるの(二対し、さ
ら(−変形が進み塑性変形し始めると、この仕事が熱エ
ネルギに変換され放熱されるためである。第1図におい
て20℃における塑性変形領域はa、a’、b’、bの
面積であり、この仕事が発熱量2決めるnこの面積は切
断温度が低下すると、一端増加l−た後減少してゆき、
−100℃の時はほとんど弾性領域内で切断され、発熱
量は著しく減少する。第3図(二この塑性変形領域と切
断温度との関係を示す。ここでIは第1図に示した線維
束であり、舊は同じく商品名カシミロ艷の低伸度タイプ
の繊維であるが、切断がある温度以下で行なわれ、弾性
領域内、もしくはその近傍の領域であれは牽切(:よる
発熱はほとんどなくなる。逆に言えば、牽切熱が線維の
温度を上げてさらに大きな牽切熱乞発生する原因となり
繊維温度は急激に上昇する。
そして、牽切を2段以上で行なう場合、第3図で示した
(Illの様な惨維では、2段目以降で牽切する時の繊
維温度は、差徨高くならないが、(11の様なwl維で
)よその線維は極めて高くなり、塑性変形して単積維収
縮が生じ、凍結牽切が都合よ〈実施できない。
そこで、凍結牽切のもつ本来の長所を損なうことなく発
現するため6二は、牽切熱が発生したならば素早く奪い
収るか、もしくは1段目で牽切した不連続繊維の束を再
び冷却する必要がおる。そこで本発明乞実施する際(二
は、2対以上のニップロールから成る羊切機C二おいて
、任意のニップロール間(二冷却手段乞備えた冷却槽も
しくは冷却体?設けることが好ましい。牽切に伴ない牽
切熱が発生する場合C二は、この低温牽切槽もしくは冷
却体において吸熱して線維束の昇@を防ぐかもしくは、
1段目で牽すした不連続繊維の束を再び冷却し、再牽切
する。
本発明C二よる低温牽切で用いられる冷却C二は、液体
窒素、液体ヘリウム、ドライアイス、冷凍機で得られる
低温ガス(心當は空気)、低温液体、等、−5C℃)以
下、好ま]〜くは−20[’C)以下の低温が得られる
ものなら如何なるものを用いても良いが、工業的(二は
コストの面から冷凍機を用いるのが最も好ましいn本発
明においては、冷凍機の蒸発器が内蔵されているか、も
しくは、蒸発器乞内蔵したチャンバーとダクト等で連系
された冷却槽内(二、連続繊維の束を通過させ、冷風を
当てるか、低温C二数らした物体(二接触させる事(二
より冷却を行なっている。
本発明(二よる方法および装置(二用いられる連続繊維
の束は、主1:単線維デニール0.1〜100 (dJ
から構成されるトータルデニール30 (d)〜200
万(d)に至るフィラメント、トウ等の棒維束が用いら
れ、ポリアクリル糸、ポリエステル糸、ポリアミド等の
合成繊維等である。
〈実 施 例〉 次に本発明(二よる低温牽切装置の実施例を示す添付図
面を参照して本発明を説明する。
!44図において、1は単糸デニール3 [、dJ ト
ータルデニール50万(d)のアクリル系合成繊維(商
品名:カシミロン■)の捲縮を有するトウ状の連続繊維
U)束である01対のニップローラ2,2と、1対のニ
ップローラ3,3との間でトウ1、を牽切して、不連続
繊維の束であるスライバー51、とする牽切機4、の前
段にトウl、を冷却する冷却槽A、が連続して取付けで
ある。冷却槽Aはトウ1の送込口が1対の送込口−25
,5で閉塞され、又、引出口は先の牽切機の1対のニッ
プローラ2.2で閉塞されている。冷却槽Aは外周を断
熱材6、で覆われ、低温雰囲気で満たされた槽内にトウ
1を通過させ、連続冷却する。冷却槽Aの前段には、置
換槽B、が設けである。置換槽B(二はトウ1の引出ロ
C二1対のニップロール7.7が設けてあり、トウlの
入口8、はスリット状をなしている。置換槽B内には、
乾燥空気が満されており、トウ1が通過する間Cニトウ
中に含有している外気?乾燥空気C:置換している0又
、この装置では牽切機の各々のニップローラ2.2と3
.3の間に低温牽切槽C5が設けである。この槽Cは断
熱材6、で覆われ、牽切機の各々のニップローラ2,2
と3.3により閉塞しである。そして、トウl、はロー
22,2と3.3の間で延伸力、および/または剪断力
を受けて切断され、スライバー51、となる。そして、
スライバー5]、は収束ロー29を通りコイラーE、に
より、ケンスlO1内にコイリングされる。なお、D内
C:は低温牽切に必要とする冷熱を供給する冷凍機ユニ
ットが組まれている。
第5図は冷却4!Aの詳細図であり、(atは正面がら
の縦断面図、fblは側面からの縦断面図を示す。
トウ1、は槽内で複数のつば何回転ローラー11、によ
り蛇行しつつ、1対の送込みローラ5,5と、牽切機の
1対のニップローラ2,2により、槽内を搬送される。
冷却槽Aの送込口と、引出口はそれぞれのニップローラ
5,5と2,2により閉塞されている。槽内の雰囲気循
環通路12、内C二は冷凍機に接続された蒸発器13、
温度調節と冷却!A内の霜とりを兼ねた加熱器14、及
び、送気ファン15、が内蔵されてあり、蒸発器13、
(二より冷却された低温雰囲気は循環通路12、内がら
送気ファン15、整流板41により流動し、槽内へ送り
込まれる。16、はファン駆動用モータである。矢印(
イ)方向へ流動する槽内雰囲気は、トウ1(二当たり、
冷却して、槽内の吸込口17に戻り矢印C)方向へと循
環する。吸込口17、(二は、繊維のフライやゴミ等が
蒸発器へ付かない様フィルタ18を設けである。
第6図は、フレーム19に支持されたつば付き回転ロー
ラー11のシャフト20の軸受部を示す。2個1組のフ
レーA19.19とシャフト20は冷却槽A内の構造的
フレーム全構成している。繊維束の折曲した走行を案内
する回転ローラー11はベアリング9ボツクス21内の
グリース凍結防止用ヒーター22がシャフト20の端部
(−取付けである。冷却槽内温度がベアリングの使用限
界温度−40C℃)以下となったときに、ヒータ22”
P働かせるよう施しておく。また回転ローラ111ニフ
ツ素系樹脂、あるいは超高分子量ボられ、極低温におい
ても使用(−耐えることができる。
第7図は置換槽Bの詳細図である。falは正面からの
縦断面図、(blは側面からの縦断面図を示す〇トウ1
、装置1!X!侑内で複数のつば付き回転ローラー23
、(−より蛇行しつつ、置換槽Bの引出口24、(二股
ケた1対のニップローラ7.7により置換槽B内から構
成される装置換槽Bの入口8、はスリット状をなしてい
る。置換槽Bの底部+暗ま乾燥空気供給管25、を設は
露点−5(’C)す、下の乾燥空気を矢印()・〕方向
(二供給する。乾燥空気で満たされた置換槽B内をトウ
l、が通過していb間(二トウ1、中の含有空気は追い
出される。又置換槽は入口8、のみが開放となっている
ため、乾燥空気を供給すると、トウ1中の含有空気を置
換しまた後の空気は、入口8、スリット部で矢印二)方
向へ噴出し、トウ1の進行(−伴なう外気の随伴空気の
侵入2防ぐことができる。
置換槽は効率よくトウ1中の含有空気乞乾燥空気(二置
換できるものであれば良く、第8図に示す様Cニトウ1
の入口、および出口部1対のニップローラ32.32、
と33.33で閉塞し、置換槽の一方向から前記乾燥空
気を供給する様、片面(二乾燥空気供給管34.と、そ
の対面側に乾燥空気排気管35、を設けた装置馨用いて
もよい。乾燥空気を第8図のよう(二矢印(ハ)の方向
に供給すること(二より、トウ1の厚み方向(−乾燥空
気を通過させることができる。この際、トウ1の乾燥空
気供給管34、側の近傍(:孔36、を多数有する板3
7(第8図(C))を配置し、トウ1(二乾燥空気〜吸
き付けて、積極的Cニトウ1中の含有空気を置換させる
ものである0又、第9図(二示す装置を用いてもよい。
この装置では、乾燥空気供給管34、乞複数設は矢印(
ハ)方向(二乾燥空気を供給する。置換槽B内には小型
のスリット38、乞多数設ける。
置換槽B出口(二は1対のニップローラ33.33を設
は出口部を閉塞する。又入口部39、はスリット状とし
開放しておく。乾燥空気供給管34゜から供給された乾
燥空気は、矢印に)の様に、トウ1馨通過しつつ直れで
ゆき、入口部39、のスリットからトウ1.の進行方向
と向流で噴出する。
乾燥空気がトウ1、乞通過する際、トウ1中の含有空気
を効率よく、乾燥空気蚤二置換させることができる。
さら(二叉、第10図に示す装置を用いてもよい。
この装置では置換槽B内に複数対のニップロール40、
を設ける。ニップロール40、の一方はつハ付キロール
で、この1対のニップロール40゜によりトウ1、中の
含有空気をスクイジングする。
置換槽Bの出口部には1対のニップローラ33゜33で
閉塞し、大量の乾燥空気が冷却槽A内へ侵入するのを防
ぐ。又、入口部39、はスリソγ状とし開放しておく。
乾燥空気供給管34、から供給された乾燥空気はスクイ
ジングされ1こトウ1=中の含有空気を効率よく置換さ
れる。
第11図は低温牽切檀Cの詳細図であり、槽内の冷却板
30の下方に冷媒が内部を循環する冷却器26と送気フ
ァン27があり、槽内雰囲気を冷却しつつ循環させる0
そしてニップローラー3゜3の線速度tローラー2,2
の線速度より太きくし、油圧ニップC二より適当な荷重
を加え緻帷東を2対のローラ間(二て牽切し不連続撞維
束51となし紡出する0槽内温度はニップ・ローラー2
.2およびニップローラ3.3の近傍や、冷却器26の
背後等、妊もの位置に設けた白金抵抗体や熱伝導等の温
度検出端≦二より検出し、自動制御する。
一般じトウを牽切J−るとフライが発生するが、牽切領
域を密閉すると、このフライは堆積していき連続運転に
支障を@たしたり浮遊してスライバー中に入り品質を低
下させるため、低温牽切4110では除去じ都合の良い
よう、槽下部の循環通路内にフィルタ28?設け、フラ
イを集積できるよう施しである。また、ニップローラー
2.2上下鴫二は単繊維のローラー巻き付きを防止する
よう、ブラシ29が設けである。低温となった容器内雰
囲気と外気との接触を防ぐため、2対のロー2II11
面と槽内壁間ではすり合わせC二より、また、2対の上
下ローラ間では適当な荷重を加えてニップして、槽内雰
囲気と外気との接触を防ぐ。ここで、ロー9−2.2お
よびローラー3.3は耐低@特性と機械的特性に優れた
ゴムと、7ツ牽系樹脂や超高分子lポリエチレン樹脂や
ベークライト樹脂を組み合わせたが、これらを被覆させ
たものでも良い。
牽切途中の繊維束の上下1:設けた冷却板30゜30は
、銅やアルミニウム等の熱伝導の優れた金属飯等’v*
m束の進行の妨げとならないよう、両端l:丸みχ付け
た表面平滑な仕上げを施した接触面をもつ。冷却板30
は慣の下部にバー等で固定し冷却板30は穴を設はバー
2通す等、上下方向にのみ動くよう牽切途中のwl、f
a束の上(二載せておく。また、バネ(二より荷重を加
えIJ!維束の走行の妨げとならない程度C二積極的に
繊維束に接触さ゛せるようにしても良い。牽切による発
熱は冷却板30.30の任意の位置に設けた温度検出端
によって検出でき、この温度により槽内温度ヲ舗畦して
も良い。牽切熱が発生した場合、昇温した冷却板30.
30は槽内の低温雰囲気(二より冷却され、熱伝達に優
れた金属を接触させることC二より昇温した牽切途中の
繊維束から素早く熱乞奪い取ることができるものである
そして、冷凍機ユニッ)B内(二は蒸発温度が−120
 (’C) ’に得れる3元方式の多段冷凍機が内蔵し
てあり、冷却槽A内と低温牽切槽B内に設けである蒸発
器13.2fiと接続しである。
以下本発明I:よる低温牽切装置を用いて低温牽切を行
なった具体例実施例と、その具体的実施例によって得ら
れた不連続繊維の束の性能を従来例と比較して示す。
連@、繊維の束ニアクリル系合成wIL維、量系デニー
ル3〔d)、トークルデニール 50万(d)の捲縮を有するトウ 状 冷却槽A内温度: −90(”C〕 置置換槽円内乾燥空気露点温度: −60C℃)ニップ
ローラ2.20線速度: 8 (@/m)ニップローラ
2.2と3.3のゲージ:140(mm)牽切ドラフト
倍率:4.0 置換槽B内への乾燥空気の供給量: 5 (tr?/h
)の条件で第4図に示した装置を用いて凍結牽切した。
この結果長時間I:渡り、牽切斑も生じず問題なく安定
して紡出できたの(二対し、置換槽B内への乾燥空気の
供給乞停止して、連続繊維の束中の含有空気を乾燥空気
(二置換しなかった場合、牽切時に部分的に集団切れが
生じたり、ミスカットが生じ適長etaとなったりし7
、牽切が安定して良好に行なえなかりた。各々の場合に
紡出したスライー51、の物性を表1に示す。
宍 l 紡出スライバーの物性 ここで、スライバーU%、ステーブル・ダイヤグラムは
運転5分後の物性であり、又、単繊維収縮率は100 
(”C)ボイルによる収縮率である。
表1より明らかな様じ、乾燥空気で置換する事(二より
、牽切が良好に行なえ、紡出したスライバーの物性も良
好である。又、置換なしの場合は運転後、徐々に冷却槽
A内温度が上昇してゆき、運転2時間後には−86(”
C)、4時間後(−は−70(”C)に迄上昇してゆき
、トウ1、の冷却が不充分となり、その時に紡出された
スライバー中の単繊維収縮率は7.2〔制にまで上昇し
た。
この冷却槽A内の温度上昇は、トウ1中の含有空気中の
水分が冷凍機の蒸発器表面に霜付き、冷凍能力が低下し
た為である。これは第5図(blに示した冷却槽A内の
ファン15、の吐出部付近31と、吸込部付近32、と
の差圧tlIIiiべ、蒸発器表面の霜付きが生ずると
、槽内雰囲気の流動の抵抗が増し、差圧が大きくなるこ
とじより調べた。
以上の様C1置換檜B内でトウ1中の含有空気を乾燥空
気(二置換する事(二より、安定して長時間良好に凍結
牽切が実施できた。
〈発明の効果〉 本発明は前述のよう(二構成されているので、本発明の
方法又は装置を用いることにより下記の効果を得ること
ができる。
(11?幼時の部分的な集団切れやミスカットがなく、
紡出した不連続繊維の束のU憾、ステーブルダイヤグラ
ムが優れた状態で、長時間安定して不連続繊維の束を製
造する事が可能である。
(2)冷却槽内での冷却能力の低下を防ぐことができ、
長時間安定17た紡出が可能となった。
(3) さら(二冷却槽の入口部のシールが簡単となり
、り雑なシールが不要となった。
(4) シールが簡単である為、極低温下でもトラブル
がない。
(5)シールの際のニップ荷重が大きくない為、ニップ
ローラの回転がスムーズC二なり、繊維損傷がない。
(6)冷却槽内(二回転体乞設けた場合も、露結(二よ
る回転不良がなく、繊維損傷等のトラブルがない0
【図面の簡単な説明】
第1図はアクリル系台a繊維(商品名カンミロン@)3
d、20本束の各温度L:おける張力−伸度線図を示す
グラフである。 第2図は、飽和蒸発表から空気の露点と、標準状態にお
ける1 (Nyt/)当りの水分量の関係を示すグラフ
である。 1JiIJ3図は、第1図(二示した張カー伸1斐線図
から得られる塑性変形領域と切断温度との関係2示した
グラフであって、(11は第1図に示した繊維束であり
、(llは同じくアクリル系合成繊維(商品名:カシミ
ロン■ノの低伸度タイプの繊維束である。 第4図は本発明による低温牽切装置の一実施例を示す略
示正面図である。 第5図は冷却槽の詳細2示す図面であり、lalは正面
からの縦断面図、fblは側面からの縦断面図である。 第6図は冷却清白のつば何回転ローラの軸受部の縦断面
図でおる。 第7図はII換檜の一実施例を示す図面であり、(al
はtE面からの縦断面図、(blは側面からの縦断面図
である。 第8図は置換槽の曲の実捲例乞示す図面であり、(al
は正面からの縦断面図、(blは側面からの縦断面図、
(clは置換槽内で走行するトウの下方に配置された多
孔性板の平面図である。 第9図は置換槽のさらに池の実施例?示゛r縦断面図で
ある。 第10図は置換槽のさらに他の実施例を示す縦断面図で
ある。 第11図は低温牽切槽の詳絹を示す縦断面図である。 A・・・・・・冷却槽、B・・・・・・置換槽、C・・
・・・・低温牽切槽、D・・・・・・冷凍機ユニット、
1・・・・・・トウ、2.3.7・・・・・・ニップロ
ーラ、5・・・・・・送込ローラ、6・・・・・・断熱
材、8・・・・・・スリット、51・・・・・・スライ
バー〇 膠1図 伸度(010) 第2図 露点部1t(’C) 分57図 B 河−8しl (、c )

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、連続線維の束に延伸力および/または剪断力を与え
    て、連続繊維の束を構成する各単繊維を牽切して、不連
    続線維の束を製造する際に、連続線維の束中の含有空気
    を露点温度−5〔℃〕以下の乾燥気体に置換した後、連
    続して冷凍機により得られる−5〔℃〕以下の低温雰囲
    気中に、連続wi唯の束を通過させる事により連続的に
    冷却し、低温下で牽切することを特徴とする低温牽切方
    法。 2、低温に冷却された連続繊維の束を牽切して不連続繊
    維の束を製造する低温牽切装置であって、該低温牽切装
    置が、連続繊維の束の進行方向で順次連結された置換槽
    と冷却槽と牽切機とから成り、前記置換槽には露点温度
    −5〔℃〕以下の乾燥気体の供給口が設けられて常時乾
    燥気体で充満されて、おり、前記冷却槽が冷凍機馨用い
    て連続繊維の束w −5C℃)以下(ユ冷却で睡るよう
    に構成されていることを特徴とする低温牽切装置。 3、前記牽切機が2対、もしくは2対以上のニップロー
    ルから成り、任意のニップロール間(二冷却手段乞備え
    た低温牽切装置有し、それぞれのニップロールにより連
    続線維の束の送込口、及び引出口が閉塞されていること
    yi1′特徴とする一特許請求の範囲第2項記載の低温
    牽切装置。 4、前記乾燥気体の供給口を有する置換槽が連続繊維の
    束の送込口、及び引出口2有し、該差込口および引出口
    がそれぞれ、1対以上のロールにより、もしくは1組以
    上のスリット(二より閉塞されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の低温牽切装置。
JP59021495A 1984-02-08 1984-02-08 連続繊維束の低温牽切装置 Expired - Lifetime JPH0765246B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59021495A JPH0765246B2 (ja) 1984-02-08 1984-02-08 連続繊維束の低温牽切装置
GB08511301A GB2174419B (en) 1984-02-08 1985-05-03 Low temperature draft-cutting process and apparatus for preparation of discontinuous filament bundles
IN354/CAL/85A IN164075B (ja) 1984-02-08 1985-05-08
FR8507043A FR2581661B1 (fr) 1984-02-08 1985-05-09 Procede et installation de coupe par etirage a basse temperature destine a la preparation de faisceaux de filaments discontinus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59021495A JPH0765246B2 (ja) 1984-02-08 1984-02-08 連続繊維束の低温牽切装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60167932A true JPS60167932A (ja) 1985-08-31
JPH0765246B2 JPH0765246B2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=12056546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59021495A Expired - Lifetime JPH0765246B2 (ja) 1984-02-08 1984-02-08 連続繊維束の低温牽切装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0765246B2 (ja)
IN (1) IN164075B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5726423A (en) * 1988-05-19 1998-03-10 Quadlux, Inc. Apparatus and method for regulating cooking time in a radiant energy oven
US5883362A (en) * 1988-05-19 1999-03-16 Quadlux, Inc. Apparatus and method for regulating cooking time in a lightwave oven
US6011242A (en) * 1993-11-01 2000-01-04 Quadlux, Inc. Method and apparatus of cooking food in a lightwave oven
USRE36724E (en) * 1988-05-19 2000-06-06 Quadlux, Inc. Visible light and infra-red cooking apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5763061A (en) * 1980-10-02 1982-04-16 Eitaro Suzuki Preparation of half dried noodle and its machine
JPS5860021A (ja) * 1981-10-05 1983-04-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 不連続繊維の束を製造する方法
JPS58203107A (ja) * 1982-05-21 1983-11-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 尖端を有する繊維

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5763061A (en) * 1980-10-02 1982-04-16 Eitaro Suzuki Preparation of half dried noodle and its machine
JPS5860021A (ja) * 1981-10-05 1983-04-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 不連続繊維の束を製造する方法
JPS58203107A (ja) * 1982-05-21 1983-11-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 尖端を有する繊維

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5726423A (en) * 1988-05-19 1998-03-10 Quadlux, Inc. Apparatus and method for regulating cooking time in a radiant energy oven
US5883362A (en) * 1988-05-19 1999-03-16 Quadlux, Inc. Apparatus and method for regulating cooking time in a lightwave oven
USRE36724E (en) * 1988-05-19 2000-06-06 Quadlux, Inc. Visible light and infra-red cooking apparatus
US6011242A (en) * 1993-11-01 2000-01-04 Quadlux, Inc. Method and apparatus of cooking food in a lightwave oven

Also Published As

Publication number Publication date
IN164075B (ja) 1989-01-07
JPH0765246B2 (ja) 1995-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5537758A (en) Drier for the continuous drying and conditioning treatment of hides fabrics
US4414169A (en) Production of polyester filaments of high strength possessing an unusually stable internal structure employing improved processing conditions
US4035879A (en) Apparatus for producing texturized yarns
SE460857B (sv) Foerfarande vid ett maangcylinder-torkparti i en pappersmaskin samt maangcylindertork foer genomfoerande av foerfarandet
KR100732597B1 (ko) 5세대 연신 라인
EP0567752B1 (en) A continuous process for spinning and drawing polyamide and apparatus thereof
US2565407A (en) Slasher for sizing textile yarn
JP2967098B2 (ja) オンライン繊維熱処理
JPS60167932A (ja) 連続繊維束の低温牽切装置
GB899263A (en) Improvements in or relating to synthetic fibres for blending with natural fibres
EP1608807B1 (en) Method and machine for treating textile materials by ammonia or other liquids
US5174046A (en) On-line fiber heat treatment
JPS60167933A (ja) 連続繊維束を除湿して低温牽切する方法及び装置
DE4342598A1 (de) Vorrichtung zur Trocknung von Druckluft
US6203743B1 (en) Heat setting a tow of synthetic fibers using high pressure dewatering nip
DE4101045A1 (de) Verfahren zur trocknung von gemischhaltigen trocknungsguetern
US3949454A (en) Treatment of textile film strands
US2279478A (en) Production of artificial yarns, foils, and similar materials
US3457613A (en) Strand treatment
US2692419A (en) Drum dye tester
CN218404702U (zh) 上浆干燥一体化装置
GB2174419A (en) Low-temperature draft-cutting
US2279479A (en) Production of artificial yarns, foils, and similar materials
US3316611A (en) Process for crimping a tow of vinyl alcohol polymer
US2142890A (en) Treatment of textile and other materials