JPS6016782Y2 - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPS6016782Y2 JPS6016782Y2 JP15099980U JP15099980U JPS6016782Y2 JP S6016782 Y2 JPS6016782 Y2 JP S6016782Y2 JP 15099980 U JP15099980 U JP 15099980U JP 15099980 U JP15099980 U JP 15099980U JP S6016782 Y2 JPS6016782 Y2 JP S6016782Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- fuel injection
- injection pump
- space
- small hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ボッシュ形燃料噴射ポンプの改良に関する。
プランジャバレル内をプランジャが往復動して高圧の燃
料を噴射する形式のボッシュ形燃料噴射ポンプでは、噴
射圧力は噴射量により一義的に決まるものである。
料を噴射する形式のボッシュ形燃料噴射ポンプでは、噴
射圧力は噴射量により一義的に決まるものである。
したがって、低力時の噴射圧力を高めて低力時での燃焼
効率の向上をはかるように設計すると、高負荷時の噴射
圧力が異常に高くなりポンプの耐久性に問題が生じる。
効率の向上をはかるように設計すると、高負荷時の噴射
圧力が異常に高くなりポンプの耐久性に問題が生じる。
またこの逆つまり高負荷時の噴射圧を押え込むと、今度
は低力時の噴射圧力が低く燃焼が悪化するという現象が
発生する。
は低力時の噴射圧力が低く燃焼が悪化するという現象が
発生する。
特に低質の燃料油の使用時にこの傾向が強く高負荷時の
噴射圧を押えると低力時の燃焼悪化を来たし、排ガス特
性を悪化する原因となる。
噴射圧を押えると低力時の燃焼悪化を来たし、排ガス特
性を悪化する原因となる。
本考案は、従来のボッシュ形燃料噴射ポンプのこのよう
な欠点の解消をはかろうとするものであって、本考案は
ボッシュ形燃料噴射ポンプにおいて、デリベリ本体内に
一定容積の空所を形成し、プランジャの回動角度位置が
ある値以上につまり機関がある値以上の高負荷運転状態
のときには該プランジャの外周部に設けた縦長の切欠溝
がプランジャバレルに設けた小孔に連通ずることにより
ポンプの圧縮室が前記空所に連通ずるように構成するこ
とにより、所定出力以上の高負荷運転時にプランジャ圧
縮室の有効容積を増大して高負荷時の噴射圧力の上昇を
押えるようにした点を特長とするものである。
な欠点の解消をはかろうとするものであって、本考案は
ボッシュ形燃料噴射ポンプにおいて、デリベリ本体内に
一定容積の空所を形成し、プランジャの回動角度位置が
ある値以上につまり機関がある値以上の高負荷運転状態
のときには該プランジャの外周部に設けた縦長の切欠溝
がプランジャバレルに設けた小孔に連通ずることにより
ポンプの圧縮室が前記空所に連通ずるように構成するこ
とにより、所定出力以上の高負荷運転時にプランジャ圧
縮室の有効容積を増大して高負荷時の噴射圧力の上昇を
押えるようにした点を特長とするものである。
以下図面により本考案の実施例を説明する。
１はボッシュ形燃料噴射ポンプで、プランジャ２、プラ
ンジャバレル３、デリベリ弁４、デリベリ本体５とから
戒り立っていて、プランジャ２の上端近くには、斜めの
切欠きから威る上縁２ａとプランジャ軸に直角な面から
成る下縁２ｂと両縁間に形成される空所２ｃと該空所と
プランジャ２の上端面を連絡する縦みぞ２ｄが形成され
、またプランジャバレル３の一側には燃料の供給孔３ａ
が穿設されている。
ンジャバレル３、デリベリ弁４、デリベリ本体５とから
戒り立っていて、プランジャ２の上端近くには、斜めの
切欠きから威る上縁２ａとプランジャ軸に直角な面から
成る下縁２ｂと両縁間に形成される空所２ｃと該空所と
プランジャ２の上端面を連絡する縦みぞ２ｄが形成され
、またプランジャバレル３の一側には燃料の供給孔３ａ
が穿設されている。
なお上記の構造は通常のボッシュ形燃料ポンプと全く同
じである。
じである。
６はデリベリ本体５内に形成した所定容積をもつ空間で
、該空間６はプランジャバレル３に形威した小孔７を介
してポンプ室８に連通ずる。
、該空間６はプランジャバレル３に形威した小孔７を介
してポンプ室８に連通ずる。
一方プランジャ２の上端附近には、前述の上縁２ａ。
下縁２ｂ、縦みぞ２ｄ以外に、縦長の切欠溝９が形成さ
れる。
れる。
この切欠溝９は、その上端はプランジャ２の上端面まで
伸びるが下端は空所２ｃには至らない寸法であり、かつ
該切欠溝９は、プランジャ２は調速ラック（図示せず）
により回動するものであるが、プランジャ２が高負荷回
動位置にあるときにのみ該切欠溝９が小孔７のポンプ室
８への開口部７ａに対向するような位置に形成される。
伸びるが下端は空所２ｃには至らない寸法であり、かつ
該切欠溝９は、プランジャ２は調速ラック（図示せず）
により回動するものであるが、プランジャ２が高負荷回
動位置にあるときにのみ該切欠溝９が小孔７のポンプ室
８への開口部７ａに対向するような位置に形成される。
なお開口部７ａは燃料の供給孔３ａに対して角度ａ０だ
け偏った位置のプランジャバレルに穿設されるものとす
る。
け偏った位置のプランジャバレルに穿設されるものとす
る。
したがって該切欠溝９はある寸法の巾を有することにな
ることは当然である。
ることは当然である。
作動において、機関が低・中負荷のときすなわちプラン
ジャ２が低・中負荷の回動位置にあるときは、第２図示
の如く切欠溝９と小孔７とは連絡しないから本考案の噴
射ポンプは従来の噴射ポンプと作動において何ら異なる
ところは無い。
ジャ２が低・中負荷の回動位置にあるときは、第２図示
の如く切欠溝９と小孔７とは連絡しないから本考案の噴
射ポンプは従来の噴射ポンプと作動において何ら異なる
ところは無い。
ところがプランジャ２が高負荷位置に回動された状態で
は、第３図示のように、切欠溝９と小孔７とはプランジ
ャのストローク中宮に連絡することになるから、圧縮室
８は切欠溝９・、小孔７を介して空間６に常に連絡状態
にある。
は、第３図示のように、切欠溝９と小孔７とはプランジ
ャのストローク中宮に連絡することになるから、圧縮室
８は切欠溝９・、小孔７を介して空間６に常に連絡状態
にある。
したがってこの運転状態のときには圧縮室の容積が低・
中負荷時よりも空間６の容積だけ増加することになり、
この運転時に噴射圧力が増大する事態を防止することが
できる。
中負荷時よりも空間６の容積だけ増加することになり、
この運転時に噴射圧力が増大する事態を防止することが
できる。
このように、本考案のポンプは高出力時にポンプの圧縮
室の有効容積が自動的に増大して、高出力時の噴射圧力
の増大化を防止することができる。
室の有効容積が自動的に増大して、高出力時の噴射圧力
の増大化を防止することができる。
したがって、本考案では低負荷時に噴射圧力が高くなる
ように設計して機関の低負荷時における燃焼効率の改善
をはかつても、高負荷時に噴射圧力が異常に高騰化する
のを防ぐことができ、燃料系の耐久性を増大することが
できるという極めて実用的な作用・効果を奏するもので
ある。
ように設計して機関の低負荷時における燃焼効率の改善
をはかつても、高負荷時に噴射圧力が異常に高騰化する
のを防ぐことができ、燃料系の耐久性を増大することが
できるという極めて実用的な作用・効果を奏するもので
ある。
なお本考案は特に低質燃料油を使用するディーゼル機関
に適用して多大の効果を発揮することができるものであ
る。
に適用して多大の効果を発揮することができるものであ
る。
第１図は本考案に係る燃料噴射ポンプの側断面図、第２
，３図はプランジャの切欠きと燃料供給孔３ａおよび小
孔の開口部７ａとの関連を示すもので、第２図は中・低
負荷時を、第３図は高出力時の状態をあられす。 １・・・・・・燃料噴射ポンプ、２・・・・・・プラン
ジャ、３・・・・→・プランジャバレル、４・・・・・
・デリベリ弁、５・・・・・・デリベリ本体、６・・・
・・・空間、７・・・・・・小孔、７ａ・・・・・・開
口部、８・・・・・・ポンプ室、９・・・・・・切欠溝
。
，３図はプランジャの切欠きと燃料供給孔３ａおよび小
孔の開口部７ａとの関連を示すもので、第２図は中・低
負荷時を、第３図は高出力時の状態をあられす。 １・・・・・・燃料噴射ポンプ、２・・・・・・プラン
ジャ、３・・・・→・プランジャバレル、４・・・・・
・デリベリ弁、５・・・・・・デリベリ本体、６・・・
・・・空間、７・・・・・・小孔、７ａ・・・・・・開
口部、８・・・・・・ポンプ室、９・・・・・・切欠溝
。
Claims (1)
- プランジャバレルと該プランジャバレル内を往復動する
プランジャとデリベリ弁の設けられるデリベリ文体とか
ら戒るボッシュ形燃料噴射ポンプにおいて、デリベリ本
体内に一定容積の空間を形成し、該空間を小孔によりポ
ンプ室に連通ずると共に、プランジャにはプランジャが
高負荷回動位置にあるときにのみ前記小孔のプランジャ
バレルの開口部に対向する位置に、その上端はプランジ
ャの上端面まで伸びるが、下端はプランジャの周面に形
成した空所には至らない寸法の、切欠溝を穿設した燃料
噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15099980U JPS6016782Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | 燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15099980U JPS6016782Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | 燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5773370U JPS5773370U (ja) | 1982-05-06 |
| JPS6016782Y2 true JPS6016782Y2 (ja) | 1985-05-24 |
Family
ID=29510342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15099980U Expired JPS6016782Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6016782Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-24 JP JP15099980U patent/JPS6016782Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5773370U (ja) | 1982-05-06 |
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