JPH0122940Y2 - - Google Patents

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JPH0122940Y2
JPH0122940Y2 JP1982098901U JP9890182U JPH0122940Y2 JP H0122940 Y2 JPH0122940 Y2 JP H0122940Y2 JP 1982098901 U JP1982098901 U JP 1982098901U JP 9890182 U JP9890182 U JP 9890182U JP H0122940 Y2 JPH0122940 Y2 JP H0122940Y2
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fuel
fuel injection
pressure
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valve
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JP1982098901U
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JPS592985U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はデイーゼル機関の燃料噴射装置に関す
るものであり、詳しくは、燃料噴射装置からの燃
料噴射圧力の過上昇を防止するようにした燃料噴
射装置に関するものである。
従来、デイーゼル機関に使用される高送油率燃
料噴射ポンプは、その低速回転時において、その
利点をいかんなく発揮するが、中速以上、特に80
%回転では燃料噴射率の増加に伴い、NOxの発
生が増加し、この回転でのリタード量が多くな
り、燃料消費の面からも不利であり、このような
中速以上では噴射率を低くおさえることが得策で
あり、かつ低速域においては、燃料噴射率を高め
るような手段が必要である。
そこで本考案は、前記従来の燃料噴射装置にお
ける問題点を解消するためになされたものであ
り、デイーゼル機関における低速域でのNOxの
発生を低減させると共に、中速以上の回転時に燃
料噴射率を低くおさえて、NOxの発生を低減さ
せ、かつ燃費の向上をはかることを目的としたも
のである。
以上の目的を達成するための本考案のデイーゼ
ル機関の燃料噴射装置の構成は、燃料噴射ノズル
のニードル弁側に燃料を供給する主燃料通路から
洩油通路に連通する油路を設け、該油路に噴射設
定圧より高い燃料圧で開弁するチエツクバルブを
一体的に取付けたことを特徴としている。
即ち前記チエツクバルブは、機関回転数が高く
燃料噴射ポンプの吐出圧が高くなつたときは、燃
料を一部漏洩させて燃料噴射圧力を一定値以下に
保持することができるので、回転数が低いときの
燃料噴射率及び噴射圧をより高くし、しかも回転
が高いときの燃料噴射率及び燃料噴射圧を所定の
低い値に保持することを可能にする。したがつて
前記構成の燃料噴射装置は、高送油率燃料噴射ポ
ンプに有利に適用することができる。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する
が、第1図は本考案の燃料噴射装置の実施例を示
しており、図示されていないデイーゼル機関に装
備された燃料噴射ポンプ1には、デリベリバルブ
が内蔵されており、そのデリベルバルブから燃料
噴射管2経由、燃料噴射ノズル3内の主燃料通路
7から燃料を矢印Fのごとく油だまり8に送り、
ニードル弁4の弁ばね5の開弁設定圧以上で燃料
Fが燃焼室6内に噴射されるようになつている。
次に、上記開弁圧設定用の弁ばね5を保持する
チエツクバルブホルダ9に、主燃料通路7から洩
油通路10に連通する燃料穴11を設けると共
に、その燃料穴11にチエツクバルブ12を設
け、更にこのチエツクバルブ12と、チエツクバ
ルブホルダ9内の上端部で螺着されたリーク圧調
整スリーブ13との間に、リーク圧セツト用のス
プリング14を介設している。
ここで、上記チエツクバルブ12はスプリング
14を保持するリーク圧調整スリーブ13により
噴射設定圧以上の高燃料圧にて開弁するように調
整された後、ロツクナツト15で固定されるが、
一方、ニードル弁4の弁ばね5の開弁圧設定の調
整は、開弁圧調整用のスリーブ16により行なわ
れた後、キヤツプ17で固定するようになつてい
る。
即ち、上記の構成からなる燃料噴射装置では、
燃料噴射ポンプ1から圧送されて来た燃料Fは、
弁ばね5の開弁設定圧以上になると、弁ばね5の
ばね力に打ち勝つて噴射が開始され、更に燃料F
の圧力が高まると、チエツクバルブ12よりリー
クして、燃料の洩油通路10経由燃料タンク18
に戻され、その結果、燃料噴射ノズル3内の圧力
上昇をおさえることができる。
ここで、第2図の線図において、従来の燃料噴
射装置の燃料噴射管2の最高管内圧力PをAと
し、次に、燃料噴射ポンプ1を変更して全体の最
高管内圧力PをBのごとく上昇させた上、本考案
のチエツクバルブ12を適用することにより、機
関回転数Nの高速側で管内圧力Pが線図Cのごと
く下がることになる。
また、第3図の燃料噴射率と回転数Nとの線図
において、従来の燃料噴射率をAとすると、本考
案を適用すればCのごとき線図となり、低速域に
おいてNOxの発生を低減できると同時に、第2
図と同様の線図Bにおける中高速域での噴射率の
過上昇を防止できるので、出力の低下を防ぐこと
ができる。
以上説明したように本考案のデイーゼル機関の
燃料噴射装置は、燃料噴射ノズルのニードル弁側
に燃料を供給する主燃料通路から洩油通路に連通
する油路を設け、該油路に噴射設定圧より高い燃
料圧で開弁するチエツクバルブを一体的に取付け
た構成としたので、次の効果を得ることができ
る。
即ち、機関の中低速回転域の燃料噴射率を高め
としながら、中高速回転時にも燃料噴射率を低く
することができ、いづれの場合でもNOxの発生
を低減でき、かつ従来のように噴射時期のリター
ド量を大きくする必要がないので、その機関の燃
費の向上をはかることができるほか、燃料噴射系
内の圧力上昇が抑制されるので、この系の耐久性
をも向上することができる。
特に本考案の燃料噴射装置では、チエツクバル
ブを燃料噴射ノズル本体内に組込んでいるので、
コンパクトであるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における燃料噴射装
置の要部側断面図で、第2図は本考案を従来例と
対比して説明するための燃料噴射管の最高管内圧
力と、機関の回転数との関係線図であり、そして
第3図は燃料噴射率と回転数との関係線図であ
る。 1……燃料噴射ポンプ、3……燃料噴射ノズ
ル、5……弁ばね、7……主燃料通路、10……
洩油通路、11……燃料穴、12……チエツクバ
ルブ、13……リーク圧調整スリーブ、14……
スプリング、F……燃料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ノズルのニードル弁側に燃料を供給す
    る主燃料通路から洩油通路に連通する油路を設
    け、該油路に噴射設定圧より高い燃料圧で開弁す
    るチエツクバルブを一体的に取付けたデイーゼル
    機関の燃料噴射装置。
JP9890182U 1982-06-30 1982-06-30 デイ−ゼル機関の燃料噴射装置 Granted JPS592985U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9890182U JPS592985U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 デイ−ゼル機関の燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9890182U JPS592985U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 デイ−ゼル機関の燃料噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS592985U JPS592985U (ja) 1984-01-10
JPH0122940Y2 true JPH0122940Y2 (ja) 1989-07-12

Family

ID=30234611

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9890182U Granted JPS592985U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 デイ−ゼル機関の燃料噴射装置

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JP (1) JPS592985U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4880920A (ja) * 1972-01-15 1973-10-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4880920A (ja) * 1972-01-15 1973-10-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS592985U (ja) 1984-01-10

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