JPS60166232A - 硫酸マンガン溶液を調製する方法 - Google Patents

硫酸マンガン溶液を調製する方法

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JPS60166232A
JPS60166232A JP59217220A JP21722084A JPS60166232A JP S60166232 A JPS60166232 A JP S60166232A JP 59217220 A JP59217220 A JP 59217220A JP 21722084 A JP21722084 A JP 21722084A JP S60166232 A JPS60166232 A JP S60166232A
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ions
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
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    • C01G49/009Compounds containing, besides iron, two or more other elements, with the exception of oxygen or hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G45/00Compounds of manganese
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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は電解2酸化マンガンの製造に使われる硫酸マ
ンガン溶液の調製に関する。更に具体的に云えば、この
発明は不純物としてのカリウムの濃度が低い硫酸マンガ
ン溶液の調製に関する。
発明の背景 乾電池の減極剤として使うのに適した等級の2酸化マン
ガンを、前駆体としての硫酸マンガン溶液から、該溶液
中のマンガン・イオンを電解法によシ、又は酸化剤を使
うことによシ、2酸化マンガンに酸化することによって
合成法で製造出来ることが知られている。更に、前駆体
としての硫酸マンガン溶液は、パイロルース鉱/クリプ
トメラン鉱形の様な天然に発生するマンガン鉱の還元並
びに温浸によって調製することが出来ることも知られて
いる。然し、この様なマンガン鉱、特にクリプトメラン
鉱形の鉱を使う場合の欠点は、その中に高いレベルのカ
リウムが存在することである。
電解2酸化マンガン中にカリウム不純物が存在すると、
この2酸化マンガンが乾電池の減極剤として満足に作用
する能力に悪影響がある。この結果、電N2酸化マンガ
ンからカリウム不純物を除去する種々の溶液が提案され
た。この様に提案された大多数の溶液は、前駆体として
の硫酸マンガン溶液を調製する間にカリウム不純物を除
去するものである。例えば米国特許第3.667.90
6号には、硫酸マンガン電解質の調製に使われる天然に
発生するマンガン鉱からカリウム不純物全除去する方法
として、還元又は仮焼したマンガン鉱を過熱した熱水で
洗浄して、可溶性カリウム金除去してから、還元又は仮
焼したマンガン鉱をこの後の酸による浸出及び分離工程
にかけることが記載されている。
米国特許第4.285.913号には、カリウム濃度を
減少した硫酸マンガン電解質溶液を製造する方法が記載
されている。この米国特許には、カリウム不純物を含有
する還元又は仮焼したマンガン鉱を、使用済みの電解質
(即ち硫酸並びにマンガン・イオンを含む水溶液)に鉄
の源を添加して可溶性第2鉄イオンを作ったりカーを用
いて、浸出する方法が記載されている。この浸出過程は
、カリウム不純物のレベルが低下すると記載されている
硫酸マンガン溶液を生ずる様なpH%時間及び温度の特
定の条件の下で実施される。混合物の溶液pHt−高め
る為並びに残シの鉄を沈澱させる為に、追加の還元又は
仮焼した鉱を用いて、この溶液を更に処理することによ
υ、2酸化マンガンの調整に非常によく適した電解質が
得られる。
米国特許第4.285.913号には記載されていない
が、この米国特許では、米国特許第3.434゜947
号及び同第3.493.365号に記載される様に、鉄
の沈澱物が生ずることに因んで名付けられた「ジャロサ
イト法」を使うものと思われる。
このジャロサイト法は、電解過程によって亜鉛並びにそ
の他の貴重な金属を回収する為に亜鉛業界で用いられて
いる。この方法では、少量のアンモニウム、ナトリウム
又はカリウム・イオンを亜鉛仮焼物の浸出によって得ら
れた浸出リカーに添加し、中性化し、溶液中に存在する
鉄不純物を次の式 %式%) 金持つジャロサイトとして沈澱させる。
上に述べた米国特許の方法は、硫酸マンガン溶液中のカ
リウム不純物濃度を下げるのに有効であるが、カリウム
の除去を行なう速度並びに規模を更に改善する様な方法
に対する要望がある。この発明の方法はこういう改善を
もたらすものである。
発明の要約 後で詳しく説明するが、この発明は、不純物として低濃
度のカリウムを含む硫酸マンガン溶液全製造する為に連
続的に又はパッチ式に操作し得る方法に関する。一般的
に、この発明の方法は、カリウム不純物を含有する還元
マンガン鉱、添加した水溶性アルミニウム・イオンの源
、水溶性第2鉄イオンの源、及び水性硫酸並びに硫酸を
含む使用済み水性電解質から成る群から選ばれた酸水溶
液?よく混ぜ合せて、約0.5乃至約3.5の範囲の溶
液pHヲ持つ温浸混合物を形成することを含む。
この後混合物を、液相の硫酸マンガン溶液と、温浸鉱残
渣並びに粒子状の錯塩□副生成物を含有する固相とで構
成された混合反応生成物を形成するのに十分な温度で温
浸する。最後に、液相の硫酸マンガン溶液を混合反応生
成物から回収する。
この発明の別の実施例は、上に述べた混合物を温浸する
間、M f Ns”、に1又はN<の陽イオンとし、n
f約1乃至3の範囲の数として、次の一般式%式%() に対応する少なくとも1種類の錯塩と前記混合物を接触
させることを含む。好ましい実施例では、錯塩の陽イオ
ンMはKであり、nは約2.0乃至約3.0の範囲の数
である。
3、発明の詳細な説明 前に述べた様に、この発明は電解2酸化マンガンの製造
に役立つ硫酸マンガン電解槽供給溶液を調製する新規な
方法を提供する。この発明を使うことによシ、不純物と
してのカリウムの濃度が大幅に低下したこと全特徴とす
る硫酸マンガン電解槽供給溶液を調製することが出来る
この発明を実施する時、カリウム不純物を含む還元マン
ガン鉱、添加した水溶性アルミニウム・イオンの源、水
溶性第2鉄イオンの源、及び水性硫酸並びに硫酸を含む
使用済み水性電解質から成る群から選ばれた酸水溶液の
温浸混合物を調製する為、前述の成分を適当な割合で混
合区域でよく混ぜ合せる。この発明を実施する時に使う
iンガン鉱は、不純物としてカリウムを含有する天然に
発生する利用し得る多数の鉱の内の任意の1つであって
よい。更にこの発明で用いる鉱は還元状態である。即ち
、鉱の中の全部又は略全部のマンガン(■)イオンがマ
ンガン(■)イオンに還元されている。マンガン鉱奮還
元する手順は周知であって、この発明の一部分を構成す
るものではない。マンガン鉱を還元する手順の1例が米
国特許第3.667.906号に記載されている。この
米国特許には、還元剤の存在の下に鉱を高温(例えば4
00℃乃至1200℃)に加熱することが記載されてい
る。
鉱全還元した後、この鉱の中の全部又は略全部のマンガ
ン(■)イオンをマンガン(■)イオンに変換する為に
、鉱を粉砕してその実効表面積を増加し、酸水溶液によ
るこの後の温浸が行なわれ易くする。還元マンガン鉱の
粉砕に用いられる1つの方法はボール・ミルであシ、こ
の場合鉱は鋳鉄ボールの様な破砕手段を入れた回転自在
の容器内で所望の寸法まで小さくされる。鉱の粉砕を助
けと共に圧送可能なスラリヲ作る為に、容器に水の様な
液体媒質も添加することが出来る。
前に述べた様に、この発明で調整して用いる温浸混合物
は添加した水溶性アルミニウム・イオンの源をも含んで
いる。アルミニウム・イオンの源はこの発明の操作にと
って何でなければならないものではないが、この源が、
これから定義する様な最低のアルミニウム・イオン対カ
リウム・イオンのモル比を持たせるのに十分な量の遊離
アルミニウム・イオンを混合物中に供給し得ることが重
要である。ここで説明する方法を実施するのに適した水
溶性アルミニウム・イオンの源の代表的な例としては、
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム等の様なアルミニ
ウム塩と、沸化水素酸、硫酸等の様な酸に予め溶解した
アルミニウム金属とがある。還元鉱自体も水溶性アルミ
ニウム・イオンの源になシ得る。然し、後で説明する様
なアルミニウム・イオン対カリウム・イオンの最低モル
比會温浸混合物中に達成する為には、拡巾のアルミニウ
ム・イオンを補う為にアルミニウム・イオンの外部の源
を追加することが必要である。
・一般的に水溶性アルミニウム・イオンは温浸混合物中
のアルミニウム・イオン対カリウム・イオンの最低モル
比が少なくとも約4=1になる様にするのに十分な量で
、温浸混合物中に存在する。
この比さ更に高くすることが出来る。それと共に、カリ
ウムの除去速度も比例的に高くなる。一般的にアルミニ
ウム・イオンは、アルミニウム・イオン対カリウム・イ
オンのモル比が4:1乃至20:1の範囲になる様な量
で存在する。
この発明を実施する時に調製されて用いられる温浸混合
物は、水溶性第2鉄イオンの源をも含んでいる。アルミ
ニウム・イオンの源の場合と同じく、この源が温浸混合
物中に遊離第2鉄イオンを供給し得るものでなけれけな
らないことを別とすれば、第2鉄イオンの源鉱何でなけ
ればならないものではない。アルミニウム・イオンの場
合と同じく、第2鉄イオンの源杖第2鉄イオンの外部の
源又は還元鉱自体であってよい。この様な第2鉄イオン
の外部の源の典型的な例として、酸に溶解して空気、H
2O2,MnO2,NaC7j05等で酸化した金属鉄
及びフェロマンガンと、第2鉄及び第1鉄の硫酸塩、硝
酸塩、塩化物等の様な種々の鉄塩とがある。鉱自体を第
2鉄イオンの源として用いる時、温浸混合物中で、第2
鉄イオンとカリウム・イオンの少なくとも最低モル比が
得られる様にする為に、鉱からの第2鉄イオンを外部の
源からの第2鉄イオンで補うことが必要になることがあ
る。一般的に、温浸混合物中には水溶性第2鉄イオンが
、+5+1 Fe対K のモル比が少なくとも1:1になる量だけ存
在する。然し、普通は約4:1以上のモル比を用いて最
良の結果が達成され、約8=1乃至約12:lの範囲の
比が好ましい。
還元鉱と混ぜ合せる酸水溶液は、新鮮な硫酸水溶液であ
ってもよいし、或いは電解2酸化マンガンを製造した電
解槽からの使用済み水性電解質(即ちマンガン・イオン
を含有する硫酸水溶液)であってもよい。何れにせよ、
この溶液中の遊離硫酸濃度は一般的に溶液1リツトルあ
たシ約10乃至約50グラムである。
還元マンガン鉱、水溶性アルミニウム・イオンの源、水
溶性第2鉄イオンの源及び酸水溶液は、温浸混合物の溶
液p)lが約0.5乃至約3.5になる様な割合で混ぜ
合される。これらの材料線、温浸混合物の溶液pHが2
.0乃至約3.0、好ましくは約2゜1乃至約2.8に
なる様な割合で混ぜ合せることが好ましい。概して、温
浸混合物の溶液pHヲ決定するのは、温浸混合物中の還
元鉱と酸水溶液の相対的な割合である。これらの材料の
塩基度並びに酸度が判っていれば、当業者であれば、上
に述べた範囲内の溶液pHi温浸混合物に持たせる為に
使わなければならないこれらの材料の正確な量を容易に
決定することが出来る。
還元マンガン鉱、水溶性アルミニウム・イオンの源、水
溶性第2鉄イオンの源及び酸水溶液の混ぜ合せが完了し
たら、その結果得られる混合物は、鉱からマンガン(I
I)イオンを浸出して、液相の硫酸マンガン溶液を形成
するのに十分な温度で、温浸区域で温浸する。混合物を
温浸する高温は約45℃から溶液の沸点までに及ぶ。一
般的に、約50℃乃至約95℃の範囲の温度が好ましい
この混合物の温浸が行なわれる温浸区域は、1個の温浸
容器で構成して゛もよいし、或いは互いに直列に接続し
rc複数個の温浸容器で構成してもよい。この発明全実
施する時、好ましい操作方法は、混合物の温浸を複数個
の温浸容器で実施することである。温浸混合物は1つの
温浸容器から次の温浸容器へと連続的に運ぶ。この好ま
しい操作方法で祉、1つの温浸容器から次の温浸容器へ
運ばれる時の温浸混合物の温度及び溶液pHk変える仁
とが出来るが、こういうパラメータについてMIK述べ
た範囲内にとどまっている。一般的に混合物は容器から
容器へ運ばれる時、大体同じ温度に保たれる。然し、こ
の操作方法では、混合物全容器から容器へ運ぶ時、温浸
混合物の溶液pHt徐々に高めることが出来る。溶液p
Hを高めるには、一連の温浸容器の中を進むにつれて、
温浸混合物の中に追加の還元鉱を導入すればよい。然し
、どんな場合も、任意の所定の温浸容器内にある温浸混
合物の溶液pHが約3.5を越えてはならない。
混合物中の還元鉱の温浸を行なう為の熱は、蒸気の様な
手段によシ、又は温浸混合物を調製する為に加熱された
酸水溶液を使うことによって、供給することが出来る。
即ち、前段で述べた好ましい操作方法では、このプロセ
スの系列内にある複数個の容器の円の1つ又は更に多く
に蒸気コイルを使うことによフ、又は温浸混合物を調製
する為に加熱された酸水溶液を使うことにより、温浸混
合物に熱を供給することが出来る。最も好ましい実施例
では、高温の使用済みの硫酸を含む水質電解質を用いて
温浸混合物を調製すると共に、その温浸の為に混合物に
必要な熱全供給する。
マンガン(II)イオンが還元マンガン鉱から浸出され
て、酸水溶液中のノ離硫酸と反応して硫酸マンガン溶液
を形成する他に、還元鉱からはカリウム・イオンとして
、カリウム不純物も浸出される。
然し、混合物の温浸中に用いられる温度及びpH状態の
下では、これらのカリウム・イオンが容易にアルミニウ
ム・イオン及び、第2鉄イオンの両方と反応して、粒子
状の錯塩又は粒子状の錯塩副生成物の混合物を形成する
ことが判った。この錯塩又はその混合物は次の一般式 %式%() 金持つと考えられる。ここでnは約1乃至約3の範囲の
整数であり、一般的には約2乃至約3である。溶液pH
が4.0より低い所では、カリウム不純 ′物とアルミ
ニウム・イオンの間の反応は殆んど或いは全く観測され
ないという主旨の教示があることからすれば、この知見
は予想外である。更に驚くべきことに、第2鉄イオンを
単独で用いた場合に較べて、アルミニウム・イオン及び
第2鉄イオンの組合せを用いる時、カリウムの除去速度
が一層促進される。
上に述べた混合物の温浸が完了して、液相の硫酸マンガ
ン溶液と、上に掲けた一般式に対応する粒子状の錯塩副
生成物又は粒子状の錯塩副生成物の混合物並びに温浸鉱
残渣を含む固相とから成る混合反応生成物が形成された
後、適当な分離区域でこの液相及び固相を互いに分離す
る。一般的に、コバルト、ニッケル等の重金属不純物を
除去する為に硫化水素を用いた処理という様な別の純化
方法に硫酸マンガン溶液をかけてから、電解2酸化マン
ガンの製造に使う為に電解槽に導入することが望ましい
この発明全実施する時、還元鉱、酸水溶液及び水溶性の
アルミニウム及び第2鉄イオンの混合物の温浸が、M 
’j(Na 、 K又はNHll、n f約1乃至約3
、好ましくは約2乃至約3の範囲の数として、次の一般
式 %式%() を持つ少なくとも181類の錯塩の存在の下に実施され
れば、カリウム不純物とアルミニウム及び第2鉄イオン
の間の反応に伴う誘導期が大幅に短縮されることも判っ
た。誘導期のこの大幅の短縮によシ、カリウム不純物が
更に完全に除去されるだけでなく、アルミニウム及び第
2鉄イオンも除去される。好ましい実施例では、この目
的の為に用いる錯塩は、前掲の式のMがカリウム・イオ
ン、即ちKであって、好ましくは、還元マンガン鉱、ア
ルミニウム及び第2鉄イオン及び酸水溶液から成る前の
温浸混合物の温浸の際にその場所で形成された粒子状の
錯塩副生成物又は粒子状の錯塩副生成物の混合物を構成
することが最も爵ましい。
前記前の混合物の温浸の間に形成された錯塩副生成物又
は錯塩副生成物の混合物は、この結果得られる液体/固
体の混合反応生成物の固相の中に含まれているが、容易
に回収することが出来る。この後、回収した塩副生成物
又は塩副生成物の混合物を温浸区域で新鮮な温浸混合物
と組合せる。この温浸区域で新鮮な混合物の温浸中にカ
リウム不純物の除去が加速される。この代シに、前述の
液体/固体の混合反応生成物の固相を回収して、温浸区
域で新鮮な量の温浸混合物と組合せることが出来る。
その温浸中に前記温浸混合物中に存在する前述の一般式
を持つ錯塩の量は臨界的ではない。然し、一般的に、存
在する量は、温浸混合物中の錯塩の濃度が、温浸混合物
中の酸水溶液1リツトルあたシ錯塩が少なくとも約5.
0グラムになる様にするのに十分な量でなければならな
い。この量が、酸水溶液1リツトルあたりの錯塩が約5
.0乃至約80グラムの範囲に及ぶ錯塩濃度が得られる
様にするのに十分な量であることが好ましい。
以上説明した様に、この発明の方法を実施することによ
シ、電解2酸化マンガンの製造に使われる硫酸マンガン
溶液中に通常存在するカリウム不純物のレベル全大幅に
下げることが出来る。この為、この発明を利用すること
によシ、硫酸マンガン溶液の重量100万部に対してカ
リウムを重量で5部という程少ししか含んでいない硫酸
マンガン溶液を調製することが出来る。
下記の例祉以上説明した発明の例であるが、この発明の
範囲を制約するものではない。この説明に使われる部及
び百分率は、特にことわらない限9重量による。
例1−6 カリウム不純物の濃度を大幅に減少した硫酸マンガン溶
液を作る為に1単独で又はこれから説明する錯塩と更に
組合せて、水溶性アルミニウム及び第2鉄イオンの組合
せを使った場合の効果を実証する為に、一連の実験を行
なった。この一連の円の実験醜1−6の各々で溶液は、
溶液1リツトルあだ930グラム(以下これヲ1/7と
略す)のマンガンをマンガン(■)イオンとして含み、
溶液に対して第2鉄イオン’!k 1.2 f/l、溶
液の1リツトルに対してカリウム・イオンを225ミリ
グラム(V′n )含む浸出リカーを表わす。溶液の撹
拌及び加熱手段を備えた6個の別々の丸底フラスコの各
々に、この溶液を等量ずつ加えた。この各々のフラスコ
に、次の一般式 %式%() 金持っていて、分析によル、アルミニウムが0.8重量
%、カリウムが6.9重量%、及び鉄が30重量%であ
る予め形成した錯塩副生成物の結晶5.0?/ll’i
l添加した。全てのデータが下記の表Iに記載されてい
る。
表I 実験番号 123456 温度(。) 50 50 50 50 50 50pH
2,52,52,752,7531) 3.0AIRf
/l) 0 3 0 3 0 3時間(時間) カリウ
ム・イオン濃度(■/l)0.0 225 225 2
25 225 225 2250.5 160 100
 150 110 180 1302、o 96 62
 54 42 15o 006.0 54 38 24
 22 130 9524 36 12 24 6 5
8 18表Iのデータから判る様に、溶液からカリウム
・イオンを除去する為にアルミニウム及び第2鉄イオン
の組合せを使うことは、第2鉄イオン全単独で用いた場
合よシ更に効果があることは明らかである。この結果は
、温浸を受ける混合物の溶液pHが少なくとも約4.0
である時にだけ、添加した水溶性アルミニウム・イオン
の有利な効果を実現し得るという教示からすれば、驚く
べきことであシ、全く予想外であった。
現在この発明の好ましい実施例と考えられるものについ
てこの発明を説明したが、この発明がこの特定の実施例
に制約されず、この発明の範囲内で種々の変更を加える
ことが出来ることは云うまでもない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)1!解2酸化マンガンを製造するのに使われる、カ
    リウム不純物の濃度を大幅に減少した硫酸マンガン溶液
    を調製する方法に於て、還元マンガン鉱、添加した水溶
    性アルミニウム・イオンの源、水溶性第2銖イオンの源
    、及び水性硫酸並びに硫酸を含む使用済み水性電解質か
    ら成る群から選ばれた酸水溶液をよく混ぜ合せて、約0
    .5乃至約3゜5の範囲の溶液pHヲ持つ温浸混合物を
    形成し、液相の硫酸マンガン溶液と、温浸鉱残渣並びに
    粒子状の錯塩副生成物又は粒子状の錯塩副生成物の混合
    物を含む固相から成る混合反応生成物全形成するのに十
    分々温度で前記混合物を温浸し、該混合温浸生成物から
    前記液相の硫酸マンガン溶液を回収する工程から成る方
    法。 2、特許請求の範囲1)に記載した方法に於て、MiN
    a、K又はNH4とし、n’z約1乃至3の範囲の数と
    して、次の一般式 %式%) に対応する少なくとも1種類の錯塩と接触している間に
    前記混合物を温浸することを含む方法。 3)特許請求の範囲りに記載した方法に於て、前記温浸
    混合物の溶液pHが約2.1乃至約2.8の範囲内であ
    る方法。 4)特許請求の範囲2)に記載した方法に於て、添加す
    る水溶性アルミニウム・イオンの源がアルミニウム塩で
    ある方法。 5)特許請求の範囲2)に記載した方法に於て、水溶性
    第2鉄イオンの源が硫酸鉄、硝酸鉄及び塩化鉄から成る
    群から選はれる方法。 6)特許請求の範囲2)に記載した方法に於て、酸水溶
    液が使用済みの硫酸を含む水性電解質である方法。 7)特許請求の範囲2)に記載した方法に於て、前記混
    合物が約45℃から該混合物の沸点までの範囲の温度で
    温浸される方法。 8)%許請求の範囲7)に記載した方法に於て、前記混
    合物が約50℃乃至約95℃の範囲の温度で温浸される
    方法。 9)特許請求の範囲のに記載した方法に於て、前記混合
    物を温浸する間に該温浸混合物と接触させる錯塩が、前
    記還元マンガン鉱、添加する水溶性アルミニウム・イオ
    ンの源、水溶液第2鉄イオンの源及び酸水溶液から成る
    前の混合物を温浸する際に、その場所で形成された粒子
    状の錯塩副生成物又は粒子状の錯塩副生成物の混合物で
    あシ、前記錯塩は前記前の混合物の温浸中に出来た固相
    の混合反応生成物中に含まれている方法。 10)特許請求の範囲9)に記載した方法に於て、前記
    固相の混合反応生成物を回収して、新鮮な温浸混合物の
    温浸中に該新鮮な温浸混合物に循環させて、それと接触
    させる方法。 11)特許請求の範囲9)に記載した方法に於て、前記
    錯塩が前記混合反応生成物の同相から回収され、新鮮な
    温浸混合物の温浸中に、該新鮮な温浸混合物に循環され
    て、それと接触させられる方法。 121 特許請求の範囲9)に記載した方法に於て、そ
    の場所で形成される前記粒子状の錯塩又は粒子状の錯塩
    副生成物の混合物が、nを約2乃至約3の範囲の数とし
    て、次の一般式 %式%() に対応する方法。 13)電解2酸化マンガンの製造に使われるカリウム不
    純物の濃度を著しく低下した硫酸マンガン溶液を調製す
    る方法に於て、還元マンガン鉱、水溶性アルミニウム・
    イオンの源、硫酸鉄、硝酸鉄及び塩化鉄から成る群から
    選ばれた水溶性第2鉄イオンの源、及び硫酸を含む使用
    済み水性電解質をよく混ぜ合せて、約2.1乃至2.8
    の範囲の溶液pHi持つ温浸混合物を形成し、該混合物
    を約45℃から前記混合物の沸点までの範囲の温度で温
    浸して、液相の硫酸マンガン溶液、及び温浸鉱残渣並び
    に粒子状の錯塩副生成物又は粒子状錯塩副生成物の混合
    物から成る同相で構成された混合温浸生成物を形成し、
    該温浸生成物から前記液相の硫酸マンガン溶液を回収し
    、前記混合物は、M ’k Na+。 忙又はNH査とし、nを1乃至約3の範囲の数として、
    次の一般式 %式%) に対応する少々くとも1種類の錯塩と接触している間に
    温浸する工程から成る方法。 1■ 特許請求の範囲13)に記載した方法に於て、前
    記混合物を約50℃乃至約95℃の範囲の温度で温浸す
    る方法。 15)特許請求の範囲13)に記載した方法に於て、前
    記混合物を温浸する間に該温浸混合物と接触させる錯塩
    が、前記還元マンガン鉱、添加した水溶性アルミニウム
    ・イオンの源、水溶性第2鉄イオンの源及び酸水溶液か
    ら成る前の混合物の温浸中にその場所で形成された粒子
    状の錯塩副生成物又は粒子状の錯塩副生成物の混合物で
    あシ、該錯塩は前記前の混合物の温浸中に生成した混合
    反応生成物の同相の中に含まれている方法。 16)特許請求の範囲15)に記載した方法に於て、前
    記前の混合物の温浸中に生成した混合反応生成物の同相
    を回収して、新鮮な温浸混合物の温浸中に、該新鮮な温
    浸混合物に循環させて、それと接触させる方法。 17)特許請求の範囲15)に記載した方法に於て、前
    記前の混合物の温浸中に生成した混合反応生成物の固相
    から前記錯塩を回収して、新鮮な温浸混合物の温浸中に
    、該新鮮な温浸混合物に循環させて、それと接触させる
    方法。 18)特許請求の範囲15)に記載した方法に於て、そ
    の場所で形成される粒子状の錯塩副生成物又は粒子状の
    錯塩副生成物の混合物が、nを約2乃至約3の範囲の数
    として、次の一般式 %式%() に対応している方法。 19)%許錆求の範囲13)に記載した方法に於て、添
    加する水溶性アルミニウム・イオンの源がアルミニウム
    塩である方法。 2、特許請求の範囲13)に記載した方法に於て、前記
    水溶性第2鉄イオンの源が硫酸第2鉄である方法。 2、特許請求の範囲13)に記載した方法に於て、前記
    混合物の温浸が、直列に接続した複数個の温浸容器で連
    続的に実施される方法。
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