JPS60164475A - 醸造酢粉末の製法 - Google Patents
醸造酢粉末の製法Info
- Publication number
- JPS60164475A JPS60164475A JP59019141A JP1914184A JPS60164475A JP S60164475 A JPS60164475 A JP S60164475A JP 59019141 A JP59019141 A JP 59019141A JP 1914184 A JP1914184 A JP 1914184A JP S60164475 A JPS60164475 A JP S60164475A
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- JP
- Japan
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- brewed vinegar
- vinegar
- brewed
- flour
- powder
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- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は醸造酢に含まれる呈味成分を変化させることな
くその風味を保持し、また経時変化による固結現象を発
生させず、工業的歇産に適した醸造酢粉末の製法に関す
るものである。
くその風味を保持し、また経時変化による固結現象を発
生させず、工業的歇産に適した醸造酢粉末の製法に関す
るものである。
従来、醸造酢は壜詰などして輸送し、その需要をまかな
っているか、これらの取扱いは重くかつ嵩張って不便で
あり、容器代か高くさらに輸送コストも高くなるなどの
欠点かある。これらの問題点を解消する手段として、液
体状の醸造酢を軽量で取扱いが容易な粉末状にすること
が行なわれている。
っているか、これらの取扱いは重くかつ嵩張って不便で
あり、容器代か高くさらに輸送コストも高くなるなどの
欠点かある。これらの問題点を解消する手段として、液
体状の醸造酢を軽量で取扱いが容易な粉末状にすること
が行なわれている。
醸造酢を粉末化することについては、特公昭41−16
117号、同昭46−19600号、特開昭48−33
099号、及び特公昭53−1347号などに提案され
ているが、それぞれ何等かの欠点を有しているのが実情
である。
117号、同昭46−19600号、特開昭48−33
099号、及び特公昭53−1347号などに提案され
ているが、それぞれ何等かの欠点を有しているのが実情
である。
即ち、特公昭41−16117号は、醸造酢を粉末化す
る前に行なう濃縮工程において、醸造酢を冷凍して含ま
れる水分を氷晶状態で除去する方法を採用しているか、
醸造酢の風味を失なうことなく濃縮できる長所を持つ反
面、設備費が高くなり、操作が面倒なので工数を多く要
して製品コストの上昇を招く短所がある。又特公昭46
+−19600号は、醸造酢中の醋酸その他の揮発性の
有機酸などの成分を固定化するため、醸造酢を苛性ソー
ダなどの塩基又は塩基性無機塩類でpH6〜7に中和す
る操作を行なっているか、実際製造上pH6〜7に中和
したのでは醋酸その他の揮発性成分が未反応の状態で残
存し、それが後の濃縮工程のさい揮発して特に醋酸が設
備を腐蝕させ、さらに完成した製品の収率を悪くするな
どの欠点がある。又特開昭48−3309 ’9号は、
醸造酢中の醋酸などを固定化するのに、苛性ソーダなど
でpH8,5〜9.2に中和する操作を行なっているか
、アルカリ度か高いと中和反応と平行して呈味成分など
の反応も促進され着色不純物を生成して、それが製品の
色と風味をそこなうとともに、保存中に経時変化による
固結現象を発生させるなどの欠点がある。又特公昭53
−1347号は、醸造酢にデキス) IJン或いは糊化
せる酸化澱粉等の如き澱粉誘導体を主成分とする水溶性
物質を混合し、醸造酢中に含まれる揮発性の醋酸などの
逸散を防止して醸造酢を粉末化するものであるか、製造
か容易である反面混合するデキス) IJンなどの混合
量か多いため僅に吸湿するだけで製品が固結現象を起こ
す欠点がある。
る前に行なう濃縮工程において、醸造酢を冷凍して含ま
れる水分を氷晶状態で除去する方法を採用しているか、
醸造酢の風味を失なうことなく濃縮できる長所を持つ反
面、設備費が高くなり、操作が面倒なので工数を多く要
して製品コストの上昇を招く短所がある。又特公昭46
+−19600号は、醸造酢中の醋酸その他の揮発性の
有機酸などの成分を固定化するため、醸造酢を苛性ソー
ダなどの塩基又は塩基性無機塩類でpH6〜7に中和す
る操作を行なっているか、実際製造上pH6〜7に中和
したのでは醋酸その他の揮発性成分が未反応の状態で残
存し、それが後の濃縮工程のさい揮発して特に醋酸が設
備を腐蝕させ、さらに完成した製品の収率を悪くするな
どの欠点がある。又特開昭48−3309 ’9号は、
醸造酢中の醋酸などを固定化するのに、苛性ソーダなど
でpH8,5〜9.2に中和する操作を行なっているか
、アルカリ度か高いと中和反応と平行して呈味成分など
の反応も促進され着色不純物を生成して、それが製品の
色と風味をそこなうとともに、保存中に経時変化による
固結現象を発生させるなどの欠点がある。又特公昭53
−1347号は、醸造酢にデキス) IJン或いは糊化
せる酸化澱粉等の如き澱粉誘導体を主成分とする水溶性
物質を混合し、醸造酢中に含まれる揮発性の醋酸などの
逸散を防止して醸造酢を粉末化するものであるか、製造
か容易である反面混合するデキス) IJンなどの混合
量か多いため僅に吸湿するだけで製品が固結現象を起こ
す欠点がある。
本発明は上記の間顆点を解消するためになされたもので
あって、醸造酢に含まれる呈味成分を変化させることな
く醸造酢の風味をそのま\保持し、また経時変化による
固結現象の発生を確実に防止して粉末調味料としての取
扱いの容易さなどの特徴を維持すると共に、工業的量産
に適した醸造酢粉末の製法を提供せんとするものである
。
あって、醸造酢に含まれる呈味成分を変化させることな
く醸造酢の風味をそのま\保持し、また経時変化による
固結現象の発生を確実に防止して粉末調味料としての取
扱いの容易さなどの特徴を維持すると共に、工業的量産
に適した醸造酢粉末の製法を提供せんとするものである
。
本発明では、第1工程において、まづ原料醸造酢に含ま
れる醋酸を始めとする酪酸、プロピオン酸などの揮発性
有機酸を固定化すると共に、酸性或はpH8,5以上の
アルカリ性下で加熱濃縮の脱水処理を行なうと、醸造酢
中の原料に由来する呈味成分の一部であるエステル、糖
類、ペプチド。
れる醋酸を始めとする酪酸、プロピオン酸などの揮発性
有機酸を固定化すると共に、酸性或はpH8,5以上の
アルカリ性下で加熱濃縮の脱水処理を行なうと、醸造酢
中の原料に由来する呈味成分の一部であるエステル、糖
類、ペプチド。
蛋白質等か変質(分解または重合反応)を起こすのを防
止するため、醸造酢に水酸化す) IJウムを添加して
pH7,0〜8.4に中和し、醸造酢ナトリウム塩液を
調製する。
止するため、醸造酢に水酸化す) IJウムを添加して
pH7,0〜8.4に中和し、醸造酢ナトリウム塩液を
調製する。
態で残存し、後の濃縮工程のさい揮発し、特に醋酸は設
備を腐蝕させて設備の耐用寿命を低下させ、さらに完成
L&製品の収率を低下させるとともに風味を著しくそこ
なう、又pH8,4を超えると上記のように濃縮過程で
呈味成分の一部が分解または重合反応を起こして醸造酢
ナトリウム塩液を着色するような不純物か生成する(第
1表)と共に完成した製品の風味を著しく低下させる。
備を腐蝕させて設備の耐用寿命を低下させ、さらに完成
L&製品の収率を低下させるとともに風味を著しくそこ
なう、又pH8,4を超えると上記のように濃縮過程で
呈味成分の一部が分解または重合反応を起こして醸造酢
ナトリウム塩液を着色するような不純物か生成する(第
1表)と共に完成した製品の風味を著しく低下させる。
続いて調製された醸造酢す) IJウム塩液を、減圧(
400〜650 mmHg)下において液温40〜65
℃で最初の液駈の30〜50%程度に濃縮して濃縮醸造
酢ナトリウム塩液を調製する。
400〜650 mmHg)下において液温40〜65
℃で最初の液駈の30〜50%程度に濃縮して濃縮醸造
酢ナトリウム塩液を調製する。
この濃縮過程において、醸造酢ナトリウム塩液の濃縮の
進行につれてpH値か上昇するので、濃縮終点でpH値
が8.4を越えないように初期の醸造酢す) IJウム
塩液をpH7,0に近づけるよう調製し、必要に応じて
濃縮過程中に醸造酢を少量づつ添加してpH値を範囲内
に調整する。
進行につれてpH値か上昇するので、濃縮終点でpH値
が8.4を越えないように初期の醸造酢す) IJウム
塩液をpH7,0に近づけるよう調製し、必要に応じて
濃縮過程中に醸造酢を少量づつ添加してpH値を範囲内
に調整する。
米酢(含有全酸4.5%)K水酸化ナトリウムを添加し
て中和し夫々所定のpH値に調整したのち、減圧下60
℃で45%に濃縮して夫々の着色度を尚濃縮後の試料は
濃縮前の濃度に希釈して測定した。
て中和し夫々所定のpH値に調整したのち、減圧下60
℃で45%に濃縮して夫々の着色度を尚濃縮後の試料は
濃縮前の濃度に希釈して測定した。
第 1 表
試料1の場合は、可成酸が残存しそれが濃縮中に揮発し
て失われ、できた製品の風味を低下させるが、着色度の
変化からみて呈味成分の変化か比較的少ないように考え
られる。試料4の場合、活性炭でも脱色不能な着色不純
物が生成されているので、呈味成分に大きな変化が起っ
たものと考えられると同時に、アルカリ臭も感じられて
醸造酢本来の風味とは相当異なったものとなっている。
て失われ、できた製品の風味を低下させるが、着色度の
変化からみて呈味成分の変化か比較的少ないように考え
られる。試料4の場合、活性炭でも脱色不能な着色不純
物が生成されているので、呈味成分に大きな変化が起っ
たものと考えられると同時に、アルカリ臭も感じられて
醸造酢本来の風味とは相当異なったものとなっている。
試料2及び3の場合、酸の残存か少ないか或はなく、そ
のうえ着色度の変化からみて呈味成分の変化が比較的少
ないものと考えられる。
のうえ着色度の変化からみて呈味成分の変化が比較的少
ないものと考えられる。
次に、必要に応じて濃縮醸造酢す) IJウム塩液(液
温50〜60℃)K所要量の活性炭を加へ攪拌して濾過
し、濃縮醸造酢ナトリウム塩液を脱色精製したのち、熱
風の入口温度120〜150℃、出口温度85〜100
℃のスプレードライヤーで噴霧乾燥して水分6%以下の
醸造酢ナトリウム塩粉末を製造して第1工程を終る。
温50〜60℃)K所要量の活性炭を加へ攪拌して濾過
し、濃縮醸造酢ナトリウム塩液を脱色精製したのち、熱
風の入口温度120〜150℃、出口温度85〜100
℃のスプレードライヤーで噴霧乾燥して水分6%以下の
醸造酢ナトリウム塩粉末を製造して第1工程を終る。
第2工程において、第1工程で得られた醸造酢す) I
Jウム塩粉末に無水有機酸粉末の所要量を配合し、攪拌
しなから加温して60〜70℃に保持りつ\、醸造酢す
) IJウム塩粉末の含液量6〜18%に相当する醸造
酢を上記混合物に除々に噴霧などにより添加し、醸造酢
ナトリウム塩粉末と無水有機酸粉末々の間にナトリウム
の置換反応を行なわせて醋酸及びその他の醸造有機酸を
遊離させ、この遊離した酸を置換反応で生成された有機
酸ナトリウム塩に吸着させる反応を終了せしめたのち、
できた反応生成物を粉砕して醸造酢粉末を製造する。
Jウム塩粉末に無水有機酸粉末の所要量を配合し、攪拌
しなから加温して60〜70℃に保持りつ\、醸造酢す
) IJウム塩粉末の含液量6〜18%に相当する醸造
酢を上記混合物に除々に噴霧などにより添加し、醸造酢
ナトリウム塩粉末と無水有機酸粉末々の間にナトリウム
の置換反応を行なわせて醋酸及びその他の醸造有機酸を
遊離させ、この遊離した酸を置換反応で生成された有機
酸ナトリウム塩に吸着させる反応を終了せしめたのち、
できた反応生成物を粉砕して醸造酢粉末を製造する。
かくして製造された醸造酢粉末は醸造酢中に含まれてい
る呈味成分を殆んど失なうこ々なく且つ変質させるこ々
なく包含されているので、醸造酢本来の風味を豊かに保
有している。
る呈味成分を殆んど失なうこ々なく且つ変質させるこ々
なく包含されているので、醸造酢本来の風味を豊かに保
有している。
この置換反応は発熱反応であり、操作中に混合物の温度
か次第に上昇するので、呈味成分か変化する温度を越え
ないように醸造酢の添加を調整するなどする必要がある
。
か次第に上昇するので、呈味成分か変化する温度を越え
ないように醸造酢の添加を調整するなどする必要がある
。
又添加した醸造酢中の水分は、上記の置換反応に関与し
たのち、発生する熱により殆んど蒸発して反応生成物の
含有水分を高めることがない。
たのち、発生する熱により殆んど蒸発して反応生成物の
含有水分を高めることがない。
醸造酢ナトリウム塩粉末と置換反応を行なわせるために
配合する有機酸としては、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸
、フマール酸などが適しており、その混合比率は醸造酢
す) IJウム塩粉末1部に対して単独に配合する場合
クエン酸約0.78部、酒約 石酸約0.91部、リンゴ酸0.82部、フマール酸約
0.73部であるが、実際には2種以上を混合して使用
する場合が多い。また上記の有機酸の代りに有機酸の一
部にナトリウムを結合させた例えばフマール酸−1−ナ
トリウムなとを用いても良い。
配合する有機酸としては、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸
、フマール酸などが適しており、その混合比率は醸造酢
す) IJウム塩粉末1部に対して単独に配合する場合
クエン酸約0.78部、酒約 石酸約0.91部、リンゴ酸0.82部、フマール酸約
0.73部であるが、実際には2種以上を混合して使用
する場合が多い。また上記の有機酸の代りに有機酸の一
部にナトリウムを結合させた例えばフマール酸−1−ナ
トリウムなとを用いても良い。
安定な醸造酢粉末としては、保存中に経時変化により固
結現象か発生せず、また主成分である揮発性有機酸か揮
発逸散しないことであるが、それに対し置換反応を行な
わせるときの醸造酢の添加量換言すれば含液量か重要な
面子となっている。
結現象か発生せず、また主成分である揮発性有機酸か揮
発逸散しないことであるが、それに対し置換反応を行な
わせるときの醸造酢の添加量換言すれば含液量か重要な
面子となっている。
これに関して種々実験した結果を第2表に示す。
第 2 表
ト
[・
ト
打
酎
形
保持した七きの減量
W二試料中の醸造酢、ナトリウム塩の置台液量3%の場
合は、醸造酢の添加量が少ないので醸造酢す) IJウ
ム塩粉末と無水有機酸粉末の置換反応を進行させるに必
要な水分か少ないため、置換反応率か低く〈製品保存中
の揮発性有機酸の揮発逸散が余り起らないが、製品の保
存中に製品全体に著しい固結現象が発生する。又逆に含
液量21%の場合は、水分が多いので置換反応が充分進
行するため、製品の固結現象が発生しないか、揮発性有
機酸の揮発逸散がはげしく品質の経時劣化が発生する。
合は、醸造酢の添加量が少ないので醸造酢す) IJウ
ム塩粉末と無水有機酸粉末の置換反応を進行させるに必
要な水分か少ないため、置換反応率か低く〈製品保存中
の揮発性有機酸の揮発逸散が余り起らないが、製品の保
存中に製品全体に著しい固結現象が発生する。又逆に含
液量21%の場合は、水分が多いので置換反応が充分進
行するため、製品の固結現象が発生しないか、揮発性有
機酸の揮発逸散がはげしく品質の経時劣化が発生する。
上記の傾向より第2工、程における置換反応を行なわせ
るための含液量は6〜18%範囲が好ましい。
るための含液量は6〜18%範囲が好ましい。
以下具体的な実施例について本発明をより詳細に説明す
る。
る。
実施例
第1工程:
醸造米酢1,000 J[水酸化ナトリウム30に9を
加えて良く攪拌して中和しpHを約7.2Kしたのち、
減圧(500寵Hg)下において液温50℃で最初の液
量に対し約40%になるように濃縮し、濃縮米酢ナトリ
ウム塩液を調製する。
加えて良く攪拌して中和しpHを約7.2Kしたのち、
減圧(500寵Hg)下において液温50℃で最初の液
量に対し約40%になるように濃縮し、濃縮米酢ナトリ
ウム塩液を調製する。
調製された濃縮米酢ナトリウム塩液に1kgの活性炭を
投入し、良く攪拌してから濾過して活性炭を取り除えた
のち、入口温度150℃、出口温度95℃の熱風を用い
たスプレードライヤーに沖過液を噴霧して乾燥し、水分
4%の米酢ナトリウム塩粉末62に9を得る。
投入し、良く攪拌してから濾過して活性炭を取り除えた
のち、入口温度150℃、出口温度95℃の熱風を用い
たスプレードライヤーに沖過液を噴霧して乾燥し、水分
4%の米酢ナトリウム塩粉末62に9を得る。
第2工程:
米酢ナトリウム塩粉末62#に、30メツシュ位の粉末
にしたクエン酸10kQ、酒石酸20kQ。
にしたクエン酸10kQ、酒石酸20kQ。
+J >ゴe10k1.フマール酸−1−ナトリウム2
5kqを配合し、良く混合しなから加湿して混合物の温
度を65℃に保持する。次に混合物を混合しなから米酢
7.51を噴霧で除々に添加しながら置換反応を進行さ
せて、水分2.5%の反応生成物を125kqを得る。
5kqを配合し、良く混合しなから加湿して混合物の温
度を65℃に保持する。次に混合物を混合しなから米酢
7.51を噴霧で除々に添加しながら置換反応を進行さ
せて、水分2.5%の反応生成物を125kqを得る。
この反応生成物を粉砕し所定粒度にして米酢粉末を造る
。
。
上記の実施例忙おいて、原料として醸造米酢を使用した
が、この米酢の代わりに米以外の穀物、果実及びアルコ
ールを原料として醸造された麦芽酢、粕酢、リンゴ酢、
ワイン酢、其他の果実酢。
が、この米酢の代わりに米以外の穀物、果実及びアルコ
ールを原料として醸造された麦芽酢、粕酢、リンゴ酢、
ワイン酢、其他の果実酢。
梅酢、アルコール酢などを使用しても良く、さらに一般
の醸造酢は酸度が4〜6%であるが、アルコールを原料
として造ら□れた酸度6〜20%位のものを使用するこ
とも可能で返る。又醸造米酢の中和に水酸化ナトリウム
を使用したが、これの代りに炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウムなどの1種若しくは2種或は水酸化ナトリウ
ムに混合して使用しても良い。又濃縮米酢す) IJウ
ム塩液に活性炭を投入し脱色操作を行なったが、着色不
純物の生成か少なく着色度が余り上昇しないときは省略
しても良い。又米酢ナトリウム塩粉末に添加する有機酸
類を30メッシ二位の粉末にしたが、これは米酢す)
IJウム塩と有機酸類との置換反応を均一に行なわせる
ためであって必らずしもこの数値に拘束されるものでは
なく、概略20メツシュ以上の粒径にするならば所期の
目的を達することができる。
の醸造酢は酸度が4〜6%であるが、アルコールを原料
として造ら□れた酸度6〜20%位のものを使用するこ
とも可能で返る。又醸造米酢の中和に水酸化ナトリウム
を使用したが、これの代りに炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウムなどの1種若しくは2種或は水酸化ナトリウ
ムに混合して使用しても良い。又濃縮米酢す) IJウ
ム塩液に活性炭を投入し脱色操作を行なったが、着色不
純物の生成か少なく着色度が余り上昇しないときは省略
しても良い。又米酢ナトリウム塩粉末に添加する有機酸
類を30メッシ二位の粉末にしたが、これは米酢す)
IJウム塩と有機酸類との置換反応を均一に行なわせる
ためであって必らずしもこの数値に拘束されるものでは
なく、概略20メツシュ以上の粒径にするならば所期の
目的を達することができる。
本発明は上記の構成なので次の効果を奏する。
(1)醸造酢に保持されている香気及び呈味成分を殆ん
ど失なうことなく且つ変質も与えずそのま一残存せしめ
て、醸造酢そのものの風味を有する醸造酢粉末を製造す
ることができる。
ど失なうことなく且つ変質も与えずそのま一残存せしめ
て、醸造酢そのものの風味を有する醸造酢粉末を製造す
ることができる。
(2)製造が比較的簡単で且つ容易なので、大量生産方
式に適し醸造酢粉末を安価に製造できる。
式に適し醸造酢粉末を安価に製造できる。
(3)製品保存中にも経時変化による固結現象の発生せ
ず、粉末調味料としての特徴を失なうことなく安定した
特性を備えた醸造酢粉末を製造できる0 (4)特性か優れ比較的安価で需要家に提供できるので
販売増強に寄与し、企業の利益増大に貢献する。
ず、粉末調味料としての特徴を失なうことなく安定した
特性を備えた醸造酢粉末を製造できる0 (4)特性か優れ比較的安価で需要家に提供できるので
販売増強に寄与し、企業の利益増大に貢献する。
特許出願人 タマノ丼酢株式会社。
゛ −均な
代 理 人 竹 内 卓 。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)醸造酢を水酸化ナトリウムでpH7,0〜8.4に
中和して得られた醸造酢ナトリウム塩液を、減圧下で濃
縮し必要に応じて活性炭で脱色したのち、噴霧乾燥法に
より粉末化する第1工程と、該醸造酢す) IJウム塩
粉末に所要黴の無水有機酸を添加して所要温度に保持さ
れた混合物に、前記醸造酢ナトリウム塩粉末の含液量6
〜18%に相当する醸造酢を添加して置換反応を行なわ
せしめる第2工程とを組み合せたことを特徴とする醸造
酢粉末の製法。 2)米、その他の穀物、果実、及びアルコールを原料と
して醸造され、全酸度か4〜20%の醸造酢を用いるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製法。 3)クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、及びフマール酸など
の1種または2種以上の無水有機酸粉末を用いることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の製
法。 4)醸造酢す) IJウム塩、及び無水有機酸を粒度2
0メツシユ以りの粉末としたことを特徴とする特許請求
の範囲第1項または第2項一!たは第3項記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59019141A JPS60164475A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 醸造酢粉末の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59019141A JPS60164475A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 醸造酢粉末の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60164475A true JPS60164475A (ja) | 1985-08-27 |
JPH0145351B2 JPH0145351B2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=11991172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59019141A Granted JPS60164475A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 醸造酢粉末の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60164475A (ja) |
Cited By (6)
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JP2010528640A (ja) * | 2007-06-07 | 2010-08-26 | ピュラック バイオケム ビー.ブイ. | 酢からにおいを除去する方法 |
US20120208740A1 (en) * | 2011-02-14 | 2012-08-16 | Chemlink Laboratories, Llc | Method for preparing a solid form of acetic acid and products thereof |
WO2014021719A1 (en) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | Purac Biochem B.V. | Preparation of a powdered vinegar |
JP2016013103A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 味の素株式会社 | 低級脂肪酸を含有する固形物の製造方法 |
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