JPS60163850A - 両性化合物の製造方法 - Google Patents

両性化合物の製造方法

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JPS60163850A
JPS60163850A JP2055084A JP2055084A JPS60163850A JP S60163850 A JPS60163850 A JP S60163850A JP 2055084 A JP2055084 A JP 2055084A JP 2055084 A JP2055084 A JP 2055084A JP S60163850 A JPS60163850 A JP S60163850A
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JP
Japan
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alkali metal
reaction
aqueous solution
metal hydroxide
acid
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JP2055084A
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JPH0470307B2 (ja
Inventor
Kouji Yamamoto
山本 晃弐
Yasuaki Ogawa
小川 康昭
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New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良された両性化合物の製造方法に関する。
両性化合物は、その特性を利用してシャンプー、帯電防
止剤、柔軟仕上剤、染色助剤等の繊維油剤、法が提案さ
れている。例えば、第3級アミンとハロアルキルカルボ
ン酸塩との直接反応法である。
この反応は、一般に水溶液系で行われているが、特に反
応初期において系が不均一であるため、副反応によるハ
ロアルキルカルボン酸塩の潤失が大きく、大過剰の使用
を必要とする。このことば不経済であるばかりでなく、
必然的にその加水分解生成物と無機塩の増大をきたし、
品質の低下をももたらすものである。
この改良方法として、反応開始時に予め目的生成物もし
くはその伯の両性化合物を一部添加する方法がある(特
開昭51−564.11号公報)。
しかし、十分な効果を得るためには、ある程度の量を添
加しなければならず、また作業性も低下する点で満足で
きない。
また、反応を低級アルコールまたは含水低級アルコール
中で行う方法もある。しかしながら、水に比べてこれら
のアルコールは引火性であり、作業環境上または経済上
不利である他、反応溶媒である低級アルコールの存在が
好ましくない応用分野には適用できない。
更に、ハロアルキルカルボン酸エステルを用いる方法も
ある。しかし、この方法も上記のエステルが高価なため
、このものの使用は経済上好ましくなく、また、鹸化に
より低級アルコールを遊離させて、必要に応じて系から
除去する必要があるなど工程が煩雑となる。
本発明者らは、高収率で簡便、かつ、経済的にも有利な
高品質の両性化合物を製造する方法について鋭意研究の
結果、脂肪族第3級アミンは、水もしくはハロアルキル
カルボン酸塩水溶液に対しては不溶もしくは難溶で不均
一系となるが、ハロアルキルカルボン酸とは塩を形成し
、その系は低粘度の溶液ないしはペースト状を呈し、こ
の塩にアルカリ金属水酸化物を連続添加することにより
、反応の初期から終期まで完全均一もしくはそれに近い
状態で反応を進行させることが可能となり、そのため十
分満足できる収率、品質で、かつ経済的に目的とする両
性化合物が得られるという新しい知見を得、それに基づ
いて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、ハロアルキルカルボン酸の脂肪族第3
級アミン塩とアルカリ金属水酸化物とを反応させること
を特徴とする両性化合物の改良された製造方法を提供す
るものである。
本発明に係る方法において出発原料となる塩は、例えば
、脂肪族第3級アミンとハロアルキルカルボン酸水溶液
との中和により形成される。より詳細には、第3級アミ
ンに、当該アミンの当量をこえない邑、好ましくはアミ
ンに対し80〜100当和%のハロアルキルカルボン酸
を常温もしくは加温下に撹拌しながら添加する。ハロア
ルキルカルボン酸は、水溶液の形態で第3級アミンに一
度に加えてもよいし、連続的に添加してもよい。また、
逆にハロアルキルカルボン酸水溶液に第3級アミンを一
度に加えてもよいし、連続的に添加してもよい。更に、
第3級アミンと水との二層液にハロアルキルカルボン酸
を水溶液としないでそのまま投入しても差しつかえない
以上のごとくして得た塩をアルカリ金属水酸化物との反
応により両性化する。より詳細には、第3級アミンとハ
ロアルキルカルボン酸との塩の水溶液もしくはペースト
を加温、撹拌し、これに常圧において、好ましくは50
〜100℃の温度条件下で系のp l−1を5〜10の
範囲内に維持しながら、アルカリ金属水酸化物水溶液を
滴下する。アルカリ金属水酸化物の添加量は、ハロアル
キルカルボン酸とほぼ当量であることが好ましい。この
反応は加圧系でも可能であり、その場合には上記以上の
温度でも適用できる。反応終了までには、通常数時間を
要する。
この条件下では、系は均一液体もしくはそれに近いペー
スト状態から出発するため反応は急速に進行し、しかも
ハロアルキルカルボン酸の使用量が第3級アミンの量を
こえず、アルカリ金属水酸化物の添加量がハロアルキル
カルボン酸に対しほぼ当量であるため系のI) Hが高
くなりすぎることがなく、その結果、ハロアルキルカル
ボン酸の加水分解が大幅に抑制される。
微量の未反応アミンの存在をも許されない場合には、上
記の反応が終了する前にハロアルキルカルボン酸と水酸
化アルカリ金属水酸化物それぞれを補う意味で、それら
の全使用量が第3級アミンに対して当量もしくは若干の
過剰量になるよう系に徐々に追加する。このとき、好ま
しくはアルカリ金属水酸化物の過剰率をハロアルキルカ
ルボン5− 酸の過剰率の2倍程度とする。この反応は、上記の両性
化と同様のtlMtff、圧力の条件下で行い、その時
のpl−1を7〜11に制御する。また、上記両性化反
応の終了時には、既に大半の第3級アミンが両性化され
ているため、この段階では、ハロアルキルカルボン酸と
アルカリ金属水酸化物に替えてハロアルキルカルボン酸
のアルカリ金属水酸化物との塩と少量のアルカリ金属水
酸化物とを添加することも可能である。
本発明において用いられる脂肪族第3級アミンとは、例
えば下記の一般式<I)、(II)に例示されるもので
ある。即ち、 一般式(I) 2 / R−N (I) \R5 (但し、式中Rは炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖
の、アルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基
、ヒドロキシアルケニル基を、R2、Rは炭素数1〜2
2の直鎖もしくは分岐−〇− 鎖の、アルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル
基、ヒドロキシアルケニル基、ポリオキシアルキレン基
を表わし、同じものであっても異なるものであってもよ
い) 具体的には、オクチルジメチルアミン、デシルジメチル
アミン、ドデシルジメチルアミン、テトラデシルジメチ
ルアミン、ヘキザデシルジメチルアミン、オクタデシル
ジメチルアミン、12−ヒドロキシオクタデシルジメチ
ルアミン、アラキルジメチルアミン、ドコサニルジメチ
ルアミン、ヤシアルキルジメチルアミン、水添牛脂アラ
キルジメチルアミン、水添魚油アルキルジメチルアミン
などの飽和脂肪族第3級アミン、オレイルジメチルアミ
ン、リルイルジメチルアミン、牛脂アラキルジメチルア
ミン、大豆アルキルジメチルアミン、魚油アルキルジメ
チルアミンなどの不飽和脂肪族第3級アミンが挙げられ
る他、ジラウリルメチルアミンなどの長鎖ジアルキルモ
ノメチルアミンも適用できる。
一般式<m> (但し、式中Rは炭素数7〜21の直鎖もしくは分岐鎖
の、アルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基
、ヒドロキシアルケニル基を、R6は水素もしくは炭素
数1〜4のアルキル基、nは1〜6を表わし、R、R、
は前記と同一の意味を有する) 具体的には、N、N−ジメチル−N−(3−アルキルア
ミドプロピル)アミン類が例示される。
更に、本発明に係る方法は、脂肪族第3級アミンに限ら
ず一般式(I)、(U)中のR,R’中の水素を芳香族
、脂環式、複素環式化合物で置換したものばかりか、芳
香族、脂環式、複素環式第3級アミンにも適用できる。
ハロアルキルカルボン酸は、下記の一般式< +([)
で示されるものである。
RCool−1(1) (但し、式中R″「 は炭素数1〜4のアルキル基、X
はハロゲン原子を表わし、Xはアルキル基のどの位置に
結合していてもよい) 具体的には、モノクロル酢酸、α−クロルプロピオン酸
などが例示される。
更に、アルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどが推奨される。
従来の方法においては、第3級アミンのアルキル鎖長が
増大するに伴い、ハロアルキルカルボン酸塩の過剰率を
飛躍的に高める必要があったが、本発明方法によれば、
第3級アミンのアルキル鎖長による影響は少なく、従来
と比べて小さい過剰率で反応を完結することができる。
そのため、本発明方法は経済的に良好であるのみならず
、得られる両性化合物には未反応アミンと副生物である
グリコール酸が極めて少ないため、特に香粧品分野にお
ける臭気や皮膚刺激に関する問題が解消される。
以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
9− 実施例1 ドデシルジメチルアミン217’l(1モル)を室温に
て25%モノクロル酢酸水溶液343.6て滴下する。
85℃で1.5時間後、25%モノ更に、85℃を維持
しながら2.5時間反応を継続する。この間、全工程を
通じて反応液は透明均一である。未反応アミンの量より
めたベタイン化反応率は99.6%であった。
比較例1 従来法に従い、モノクロル酢酸に代えてモノクロル酢酸
ナトリウムを使用し直接反応した。ドデシルジメチルア
ミン217’l(1モル)、七ノクロル酢酸ナトリウム
130.0崎、水酸化ナトリで8時間反応する。この間
、反応液が均一、透明になるまで約1.5時間を要する
。未反応アミン10− の吊よりめたベタイン化反応率は94.9%であった。
実施例2 オクタデシルジメチルアミン300悠(1モル)和する
。85℃まで昇温しつつ、30%水酸化ナトリウム水溶
液126.3Mを2時間かけて滴下する。85℃で30
分後、20%モノクロル酢酸溶液42.1愕を3時間か
けて滴下する。更に、り 85℃を維持しながら2.5時間反応を継続する。
この間、反応液は均一である。未反応アミンの量よりめ
たベタイン化反応率は99.1%であつ1こ 。
比較例2 従来法に従い、モノクロル酢酸に代えてモノクロル酢酸
ナトリウムを使用し直接反応した。オクタデシルジメチ
ルアミン300’!(1モル)、モ! ノクロル酢酸ナトリウム134.9’Q、水酸化す5℃
で8時間反応する。この間、反応液が均一、透明になる
まで約1時間を要する。未反応アミンの量よりめたベタ
イン化反応率は83.9%であった。
−1つ− 手続補正書く方式) %式% 両性化合物の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 京都府京都市伏見区葭島矢倉町13番地(発送日
 昭和59年4月24日) 5、補正の対象 明細書の全文

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハロアルキルカルボン酸の脂肪族第3級アミン塩とアル
    カリ金属水酸化物とを反応させることを特徴とする両性
    化合物の製造方法。
JP2055084A 1984-02-06 1984-02-06 両性化合物の製造方法 Granted JPS60163850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2055084A JPS60163850A (ja) 1984-02-06 1984-02-06 両性化合物の製造方法

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JP2055084A JPS60163850A (ja) 1984-02-06 1984-02-06 両性化合物の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS60163850A true JPS60163850A (ja) 1985-08-26
JPH0470307B2 JPH0470307B2 (ja) 1992-11-10

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ID=12030254

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