JPS6016358Y2 - 食器洗い機の食器かご取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は食器洗い機内に二段に設けられた食器かどのセ
ット高さ、すなわち上かごと下かごとの高さ間隔を容易
に変えられる構造にすることを目的とする。

以下本考案の一実施例を添付図面に沿って詳細に説明す
る。

１は食器洗い機本体、２は前記本体１内に設置された洗
浄槽、３は前記洗浄槽２内の洗浄水を循環させるポンプ
で、ポンプモータ４により回転駆動される。

また前記ポンプ３には洗浄槽２の底部中央に洗浄槽２内
部からノズル用ノズル軸受５が固定されている。

６は洗浄ノズル、７はタワーノズルである。

８は下部食器かご、９は上部食器かごとなっている。

洗浄水を排水するために排水ポンプ１０が設けられ、給
水には給水弁１１が洗浄槽後面上部に設けられている。

洗浄槽前面には開閉自在なＭ１２および蓋裏板１３が設
けられている。

そして洗浄槽側面１４から一体に突出した摺動面１５の
上には、略角Ｃ字状のレール１６が乗せられ、前記レー
ル１６内には、上かご９に固定された回転こま１７，１
？’が挿入され移動するようになっている。

モして摺動面１５にはレール１６が落ちないようガイド
リブ１８が一体に設けられている。

またレール１６は洗浄槽側面１４より固定された二つの
固定コマ１９により上下から挾むようにガイドされ、第
２図のａ。

ｂに示すように前後に摺動するものである。

そして上かご９に固定された回転こまば上段の回転こま
１７′と下段の回転こま１７の２種類が設けられている
。

以上の構成により、上かご９のセット高さを選択的に変
更できるものである。

すなわち、下段の回転こま１７をレール１６内に入れた
場合は、第２図に示すように、上かご９は洗浄槽上面に
接近腰下かごとの間隔は大きくなる。

また上かごの前後を逆にして上段の回転こま１７′をレ
ール１６内に入れ替えた場合は、第５図に示すよう上か
ごは洗浄槽２の上面より離れ、下かごとの間隔は小さく
なる。

第３図のように回転こま１７，１７’の上下段の高さＨ
は、固定コマ１９に当たらないだけ離すことができる。

また、第５図ａに示すように、回転こま１７，１７′は
それぞれ一定のピッチｂで取付けられており、また食器
かごの前後面から回転こま１７，１７′の前後側の回転
こままでを一定のピッチａとしているため、上かごを前
後入れ替えても、前後関係の寸法は同様になる。

以上の構造により、本考案によれば上かごを二段に高さ
調整できるようにすることにより、下かごに大皿を入れ
たい場合、上かごを上目にしたり、また、上かごに大き
い茶わんを入れたい場合は上かごを下目にして洗浄槽上
面との間隔を大きくとるなど食器の種類や大きさなどに
よる食器かごの制約がかなり解消され、食器かごを自由
に一層適切にセットできるきわめて実用的効果の大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における食器洗い機の食器か
ご取付装置の説明図、第２図ａ、 ｂはそれぞれ収納時
および前面引出し時の上かごの位置状態を示す説明図、
第３図は同要部拡大断面図、第４図は上かごの斜視図、
第５図ａ、ｂはそれぞれ収納時および前面引出し時の上
かごの下部位置状態を示す説明図である。 ２・・・・・・洗浄槽、９・・・・・・上かご、１６・
・・・・・レール、１７・・・・・・下段の回転こま、
１７・・・・・・上段の回転こま、１９・・・・・・固
定コマ、ａ、ｂ・・・・・ゼッチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 食器をセットするために構成された食器かどの左右側面
   に取付は高さの異なる２種類の回転こまを左右２対以上
   設け、前記回転こまの取付はピッチは、２対の回転こま
   のピッチを一定とし、かつ食器かご前後面からおのおの
   ２対の前後側の回転こままでのピッチを一定とした前後
   対称とし、洗浄槽の左右側面に設けられた略角Ｃ字状レ
   ール内に前記回転こまを選択的に摺動可能に挿入し、か
   つ食器かごの前後面を逆に入れ替えることにより食器か
   ごのセット高さを変更可能にした食器洗い機の食器かご
   取付装置。