JPS6016266B2 - ミシンのおける送り微調節装置 - Google Patents
ミシンのおける送り微調節装置Info
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- JPS6016266B2 JPS6016266B2 JP5716877A JP5716877A JPS6016266B2 JP S6016266 B2 JPS6016266 B2 JP S6016266B2 JP 5716877 A JP5716877 A JP 5716877A JP 5716877 A JP5716877 A JP 5716877A JP S6016266 B2 JPS6016266 B2 JP S6016266B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、送り歯の送り運動を制御するために並設配置
された複数個の送り制御カムと、送り調節器に作動的に
連結され前記送り制御カム中の一っに選択的に係合しそ
のカム形状に従って送り調節器を設定操作するためのカ
ム追従子と、そのカム追従子を前記送り制御カム中の所
要のカムに係合させるためにミシンの機枠外部から手動
操作可能なカム選択手段とを備えたミシンにおける送り
微調節装置に関するものである。
された複数個の送り制御カムと、送り調節器に作動的に
連結され前記送り制御カム中の一っに選択的に係合しそ
のカム形状に従って送り調節器を設定操作するためのカ
ム追従子と、そのカム追従子を前記送り制御カム中の所
要のカムに係合させるためにミシンの機枠外部から手動
操作可能なカム選択手段とを備えたミシンにおける送り
微調節装置に関するものである。
従来のこの種のミシンにおいては、送り制御カムの製作
精度上から、カム追従子と送り調節器との間の作動連結
中に1つの送り微調節装置を設け、形成される縫目模様
の乱れを修正し得るように構成されている。
精度上から、カム追従子と送り調節器との間の作動連結
中に1つの送り微調節装置を設け、形成される縫目模様
の乱れを修正し得るように構成されている。
しかしながら、複数個の縫目模様を形成するために複数
個の送り制御カムが存在する場合、そのカム中の選択さ
れた特定の1つの送り制御カムの使用により形成される
特定の縫目模様の乱れを前記送り微調節装置により適切
に修正したとすると、他の送り制御カムの使用により形
成される他の縫目模様が乱れる現象がいましば生じ、そ
れ故に、形成可能な複数個の縫目模様の各乱れをそれぞ
れ許容できる程度に修正すべく、前記送り微調節装置が
操作されているのが実情である。従って、各縫目模様を
より美しく形成し得るようにミシン使用者から要望され
ている。本発明は以上の如き事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、送りの微調節操作を従来
の装置とは別個に行い得て、複数の縫目模様の乱れを各
縫目模様に応じて適切に修正し得、美麗な縫目模様を形
成し得る送り微調節装置を提供することにある。以下に
本発明を具体化した第1の実施例につい.て第1図乃至
第6図を参照して説明する。
個の送り制御カムが存在する場合、そのカム中の選択さ
れた特定の1つの送り制御カムの使用により形成される
特定の縫目模様の乱れを前記送り微調節装置により適切
に修正したとすると、他の送り制御カムの使用により形
成される他の縫目模様が乱れる現象がいましば生じ、そ
れ故に、形成可能な複数個の縫目模様の各乱れをそれぞ
れ許容できる程度に修正すべく、前記送り微調節装置が
操作されているのが実情である。従って、各縫目模様を
より美しく形成し得るようにミシン使用者から要望され
ている。本発明は以上の如き事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、送りの微調節操作を従来
の装置とは別個に行い得て、複数の縫目模様の乱れを各
縫目模様に応じて適切に修正し得、美麗な縫目模様を形
成し得る送り微調節装置を提供することにある。以下に
本発明を具体化した第1の実施例につい.て第1図乃至
第6図を参照して説明する。
図中1はミシン機枠2に支承されたミシンの主軸、3は
前記機枠2に挿鉄固定されたカム鞠、4は針棒に横方向
揺動運動を付与するための複数個の模様カム、5は送り
歯により加工布に付与される送り量及び送り方向を周期
的に変化させるための第一の送り制御カムで、両カム4
,5は歯車6とともに前記カム軸3に一体的に挿鉄支滋
されており、前記主軸1に固着された歯車7と前記歯車
6との噛合によりミシンの主軸1と運動して減速回転駆
動される。8乃至10は前記送り制御カム5に隣接して
カム軸3に挿鉄支承された釦孔かがり用の三個の送り制
御カムで、第3図に示すように、歯車11とともに合成
樹脂により一体に形成されている。
前記機枠2に挿鉄固定されたカム鞠、4は針棒に横方向
揺動運動を付与するための複数個の模様カム、5は送り
歯により加工布に付与される送り量及び送り方向を周期
的に変化させるための第一の送り制御カムで、両カム4
,5は歯車6とともに前記カム軸3に一体的に挿鉄支滋
されており、前記主軸1に固着された歯車7と前記歯車
6との噛合によりミシンの主軸1と運動して減速回転駆
動される。8乃至10は前記送り制御カム5に隣接して
カム軸3に挿鉄支承された釦孔かがり用の三個の送り制
御カムで、第3図に示すように、歯車11とともに合成
樹脂により一体に形成されている。
12は前記カム軸3と平行にミシン機枠に挿駁された固
定軸、13,14はその固定軸にそれぞれ揺動可能に挿
鼓された平面形略コ字状の第一及び第二の揺動枠で、藤
方向には移動しないように装着されている。
定軸、13,14はその固定軸にそれぞれ揺動可能に挿
鼓された平面形略コ字状の第一及び第二の揺動枠で、藤
方向には移動しないように装着されている。
15,16はそれぞれ前記第一及び第二の揺動枠13,
14内に位置するように前記固定軸12に基端部が挿隊
された第一及び第二のカム追従子で、第1図及び第4図
から明らかなように、前記固定軸12と平行に揺動枠1
3,14にそれぞれ固定された連結軸17及び段付連結
軸18にも挿鼓されており、第一のカム追従子15は第
一の揺動枠13と一体的に揺動し、また第二のカム追従
子16も常には第二の揺動枠14と一体的に揺動し得、
且つ軸方向にはその枠内においてそれぞれ移動し得、後
述するカム選択手段の作用により前記模様カム及び送り
制御カム中の任意の一個のカムにそれぞれ選択的に係合
し得る。
14内に位置するように前記固定軸12に基端部が挿隊
された第一及び第二のカム追従子で、第1図及び第4図
から明らかなように、前記固定軸12と平行に揺動枠1
3,14にそれぞれ固定された連結軸17及び段付連結
軸18にも挿鼓されており、第一のカム追従子15は第
一の揺動枠13と一体的に揺動し、また第二のカム追従
子16も常には第二の揺動枠14と一体的に揺動し得、
且つ軸方向にはその枠内においてそれぞれ移動し得、後
述するカム選択手段の作用により前記模様カム及び送り
制御カム中の任意の一個のカムにそれぞれ選択的に係合
し得る。
そして、第1図から明らかなように、前記第一の揺動枠
13はリンク19を介して公知の揺動リンク2川こ連結
されており、その揺動リンク20の係合面20aに一端
が係合し池端が針榛支持枠に連結された針榛達樺21を
介して前記第一のカム追従子15の揺動運動が針棒へ伝
達され、該針榛に所定の横方向揺動運動が付与されるも
ので、前記針榛支枠とミシン機枠との間に設けられその
支枠を一方向へ付勢するためのばね手段の作用により前
記第一の揺動枠13に第1図における時計方向への回動
力が付与され、それにより前記カム追従子15が常には
模様カム4に圧接するものである。
13はリンク19を介して公知の揺動リンク2川こ連結
されており、その揺動リンク20の係合面20aに一端
が係合し池端が針榛支持枠に連結された針榛達樺21を
介して前記第一のカム追従子15の揺動運動が針棒へ伝
達され、該針榛に所定の横方向揺動運動が付与されるも
ので、前記針榛支枠とミシン機枠との間に設けられその
支枠を一方向へ付勢するためのばね手段の作用により前
記第一の揺動枠13に第1図における時計方向への回動
力が付与され、それにより前記カム追従子15が常には
模様カム4に圧接するものである。
また、前記第二の揺動枠14は、第1図及び第2図に示
すように、その延長部14aにおいて、ミシン機枠に段
ねじ22により回動可能に支持された送り制御腕23に
ロッド24により連結されており、更にその送り制御腕
23は、ミシン機枠に回動可能に支持され一端に送り調
節器25が固着された送り調節軸26の池端に後述する
方法により固定された連結腕27にロッド28により連
結されており、前記送り調節軸26に第2図における時
計方向への回動力を付与するための巻ばね29の作用に
より、前記第二の揺動枠14に第一の揺動枠13と同方
向の回動力が付与され、それにより前記第このカム追従
子16は常には送り制御カムに圧接する方向に付勢され
ている。然るに、第4図乃至第6図を参照して前記第二
のカム追従子16に関連する部材について詳述すると、
前記段付連結軸18はその略中間に位置する小径部18
aを有しており、第二のカム追従子16がその小径部1
8aに鉄合する位置に移動された時、そのカム追従子1
6に形成された長孔16aと前記小陸部18aとの間に
カム追従子16の回動万向における間隙が生じ、第二の
揺動枠14とカム追従子16とは相対的位置関係を自由
に変更可能であるが、そのカム追従子16が前記連結軸
18の大軽部18bに鉄合する位置に移動された時には
、前記長孔16aと大蓬部18bとの間にカム追従子1
6の回動方向における間隙は実質上存在せず、第二の揺
動枠14とカム追従子16とは一体的に揺動する。3川
ま両端起立部にて前記段付連結軸18に回動可能に支持
された中間伝達枠で、その中間起立部には前記カム追従
子16の下側緑に係合可能な係合部30aが形成され、
その反対側には突出部30bが折曲形成されている。
すように、その延長部14aにおいて、ミシン機枠に段
ねじ22により回動可能に支持された送り制御腕23に
ロッド24により連結されており、更にその送り制御腕
23は、ミシン機枠に回動可能に支持され一端に送り調
節器25が固着された送り調節軸26の池端に後述する
方法により固定された連結腕27にロッド28により連
結されており、前記送り調節軸26に第2図における時
計方向への回動力を付与するための巻ばね29の作用に
より、前記第二の揺動枠14に第一の揺動枠13と同方
向の回動力が付与され、それにより前記第このカム追従
子16は常には送り制御カムに圧接する方向に付勢され
ている。然るに、第4図乃至第6図を参照して前記第二
のカム追従子16に関連する部材について詳述すると、
前記段付連結軸18はその略中間に位置する小径部18
aを有しており、第二のカム追従子16がその小径部1
8aに鉄合する位置に移動された時、そのカム追従子1
6に形成された長孔16aと前記小陸部18aとの間に
カム追従子16の回動万向における間隙が生じ、第二の
揺動枠14とカム追従子16とは相対的位置関係を自由
に変更可能であるが、そのカム追従子16が前記連結軸
18の大軽部18bに鉄合する位置に移動された時には
、前記長孔16aと大蓬部18bとの間にカム追従子1
6の回動方向における間隙は実質上存在せず、第二の揺
動枠14とカム追従子16とは一体的に揺動する。3川
ま両端起立部にて前記段付連結軸18に回動可能に支持
された中間伝達枠で、その中間起立部には前記カム追従
子16の下側緑に係合可能な係合部30aが形成され、
その反対側には突出部30bが折曲形成されている。
また、第二の揺動枠14には前記突出部30bに対向す
る突出部14bが形成され、ナット31により固定され
た調節ねじ32が螺合している。33は一側にて前記調
節ねじ32に挿鼓され他側にて前記突出部30bに接触
する略U字状の板ばねで、常には調節ねじ32の接触頭
32aが中間伝達枠30の突出部30bに当俵するよう
に作用しており、それにより中間伝達枠3川ま第二の揺
動枠14と一体的に揺動する。
る突出部14bが形成され、ナット31により固定され
た調節ねじ32が螺合している。33は一側にて前記調
節ねじ32に挿鼓され他側にて前記突出部30bに接触
する略U字状の板ばねで、常には調節ねじ32の接触頭
32aが中間伝達枠30の突出部30bに当俵するよう
に作用しており、それにより中間伝達枠3川ま第二の揺
動枠14と一体的に揺動する。
そして、両者の相対的位置関係は調節ねじ32の回動操
作により調節可能である。更に、前述した連結腕27の
送り調節軸26への固定方法について、第1図及び第2
図を参照して説明すると、34は送り調節軸26に螺合
された当援ねじ、35はその当援ねじ34に係合可能に
連結腕27に螺合されナット36により固定された調節
ねじ、37はその調節ねじ35が前記当綾ねじ34に係
合した状態にて連結腕27を送り調節軸26に固定する
ための固定ねじである。
作により調節可能である。更に、前述した連結腕27の
送り調節軸26への固定方法について、第1図及び第2
図を参照して説明すると、34は送り調節軸26に螺合
された当援ねじ、35はその当援ねじ34に係合可能に
連結腕27に螺合されナット36により固定された調節
ねじ、37はその調節ねじ35が前記当綾ねじ34に係
合した状態にて連結腕27を送り調節軸26に固定する
ための固定ねじである。
従って、その固定ねじ37をゆるめて調節ねじ35を回
動操作することによって前記送り調節軸26と連結腕2
7との相対的位置関係を調節可能である。また、前述し
たように、巻ばね29の作用により前記第二の揺動枠1
4に第4図における時計方向の回動力が付与されるが、
カム追従子16が第5図に示す位置にある時には、その
回動力は段付連結軸18を介して中間伝達枠3川こ伝わ
り、その係合部30aを介してカム追従子16を送り制
御カムに圧接する方向に付勢するものである。次にカム
選択手段について簡単に説明すると、38はミシン機枠
に固定されたブラケット、39はそのブラケットに回転
可能に支持された操作軸で、側部カバー40より外方へ
突出しているカム選択つまみ41の回動操作により回動
可能であり、この鞠39には離脱カム42、第一及び第
二の選択カム43,44が一体的に回動するように固定
されている。45は前記ブラケット38に枢軸46によ
り支持された解放レバーで、その先端には接触ピン47
が楯設されており、そのレバー45と前記ブラケット3
8との間に設けられたばね手段(図示せず)の作用によ
り、その接触ピン47が前記離脱カム42に圧接してい
る。
動操作することによって前記送り調節軸26と連結腕2
7との相対的位置関係を調節可能である。また、前述し
たように、巻ばね29の作用により前記第二の揺動枠1
4に第4図における時計方向の回動力が付与されるが、
カム追従子16が第5図に示す位置にある時には、その
回動力は段付連結軸18を介して中間伝達枠3川こ伝わ
り、その係合部30aを介してカム追従子16を送り制
御カムに圧接する方向に付勢するものである。次にカム
選択手段について簡単に説明すると、38はミシン機枠
に固定されたブラケット、39はそのブラケットに回転
可能に支持された操作軸で、側部カバー40より外方へ
突出しているカム選択つまみ41の回動操作により回動
可能であり、この鞠39には離脱カム42、第一及び第
二の選択カム43,44が一体的に回動するように固定
されている。45は前記ブラケット38に枢軸46によ
り支持された解放レバーで、その先端には接触ピン47
が楯設されており、そのレバー45と前記ブラケット3
8との間に設けられたばね手段(図示せず)の作用によ
り、その接触ピン47が前記離脱カム42に圧接してい
る。
そして前記解放レバー45の上側緑には前記第一及び第
二の揺動枠13,14の各延長部13a,14aに下方
より相対する係合部45aが形成されており、該レバー
45がぱね手段の作用に抗して回動された時その係合部
45aが前記両延長部に係合するようになっている。ま
た、48,49は前記ブラケットに段ねじ50,51に
よりそれぞれ回動可能に取付けられた第一及び第二の移
動レバーで、第一の移動レバー48の中間部には前記第
一の選択カム4.3に係合する接触ピン52が植設され
、且つ先端には前記第一のカム追従子15の基端部に形
成された環状溝15aに鉄合するピン53が楯設されて
いる。他方、前記第二の移動レバー49の中間部には前
記第二の選択カム44に係合する接触頭49aが形成さ
れ、且つ先端には前記第二のカム追従子16の基端部に
形成された環状溝16bに鉄合するピン54が植設され
ている。そして前記両移動レバー48,49の間に張設
された引ばね(図示せず)の作用により、前記接触ピン
52及び接触頭49aが前記第一及び第二の選択カム4
3,44にそれぞれ圧鞍するようにされている。従って
、カム選択つまみ41が回動操作されると、離脱カム4
2、第一及び第二の選択カム43,44が軸39ととも
に回動し、まず解放レバー45の作用により第一及び第
二の揺動枠13,14が第1図における反日寺計方向に
回動され、それにより第一及び第二のカム追従子15,
16が模様カム及び送り制御カムからそれぞれ離脱し、
次いで第一及び第二の移動レバー48,49の作用によ
り前記両カム追従子が固定軸12に沿ってそれぞれ別個
に移動し、任意のカムを選択し得るもので、このカム選
択手段の作動は従来からよく知られているものであるの
でこれ以上の説明は省略するが、選択されたカムに対応
する縫目模様は、節板55に設けられた模様表示板(図
示せず)と前記カム選択つまみ41の回動と運動して移
動する指針との協働により表示されることは従来と同様
である。
二の揺動枠13,14の各延長部13a,14aに下方
より相対する係合部45aが形成されており、該レバー
45がぱね手段の作用に抗して回動された時その係合部
45aが前記両延長部に係合するようになっている。ま
た、48,49は前記ブラケットに段ねじ50,51に
よりそれぞれ回動可能に取付けられた第一及び第二の移
動レバーで、第一の移動レバー48の中間部には前記第
一の選択カム4.3に係合する接触ピン52が植設され
、且つ先端には前記第一のカム追従子15の基端部に形
成された環状溝15aに鉄合するピン53が楯設されて
いる。他方、前記第二の移動レバー49の中間部には前
記第二の選択カム44に係合する接触頭49aが形成さ
れ、且つ先端には前記第二のカム追従子16の基端部に
形成された環状溝16bに鉄合するピン54が植設され
ている。そして前記両移動レバー48,49の間に張設
された引ばね(図示せず)の作用により、前記接触ピン
52及び接触頭49aが前記第一及び第二の選択カム4
3,44にそれぞれ圧鞍するようにされている。従って
、カム選択つまみ41が回動操作されると、離脱カム4
2、第一及び第二の選択カム43,44が軸39ととも
に回動し、まず解放レバー45の作用により第一及び第
二の揺動枠13,14が第1図における反日寺計方向に
回動され、それにより第一及び第二のカム追従子15,
16が模様カム及び送り制御カムからそれぞれ離脱し、
次いで第一及び第二の移動レバー48,49の作用によ
り前記両カム追従子が固定軸12に沿ってそれぞれ別個
に移動し、任意のカムを選択し得るもので、このカム選
択手段の作動は従来からよく知られているものであるの
でこれ以上の説明は省略するが、選択されたカムに対応
する縫目模様は、節板55に設けられた模様表示板(図
示せず)と前記カム選択つまみ41の回動と運動して移
動する指針との協働により表示されることは従来と同様
である。
次に前記節板55に取付けられている部材について説明
すると、66はその節板55に回転可能に支持された第
一の軸、57はその節板の前面に位置して前記軸56に
固着された第一の手動操作つまみ、58はそのつまみと
一体に回動するように前記軸56の内端に固着された調
節板で、その一端は蓮梓59により前述した針榛連樟2
1に作動的に連結されており、前記つまみ57の回動操
作により前記針榛達禅の一端が揺動リンク20の揺動支
点20bに対する位置を変更し、針棒に付与ざれる揺動
運動量を調節し得るものである。
すると、66はその節板55に回転可能に支持された第
一の軸、57はその節板の前面に位置して前記軸56に
固着された第一の手動操作つまみ、58はそのつまみと
一体に回動するように前記軸56の内端に固着された調
節板で、その一端は蓮梓59により前述した針榛連樟2
1に作動的に連結されており、前記つまみ57の回動操
作により前記針榛達禅の一端が揺動リンク20の揺動支
点20bに対する位置を変更し、針棒に付与ざれる揺動
運動量を調節し得るものである。
また、60は前記節板55に回転可能に支持された第二
の軸、61はその節板の前面に位置して前記軸60‘こ
固着された第二の手動操作つまみ、62はそのつまみと
一体に回動するように前記軸6川こ固着された送り調節
カム部体で、そのカム部体の内端部には正送り量設定用
カム面62aが形成されており、前記段ねじ22により
送り制御腕23とともにミシン機枠に回動可能に支持さ
れた送り制御レバー63に楯設され係合ピン64がその
カム面62aに相対している。そして前記送り制御レバ
ー63には係合ねじ65が調節可能に固定され、前記送
り制御腕23の折曲部23aに下方より相対している。
従って、前記第二のカム追従子16が送り制御カムのい
ずれとも係合しない時(第5図に示す送り制御カム6と
8との間に位置する時)、前述した巻ばね29の作用に
より制御レバー63が送り制御腕23とともに第2図に
おける時計方向へ付勢され、係合ピン64がカム面62
aに係合するものである。それ故に、その状態において
前記第二の手動操作つまみ61が回動操作されると、送
り調節カム部体62、送り制御レバー63、送り制御腕
23、ロッド28、連結腕27により送り調節軸26が
回動され、送り調節器25の設定位置が変更されて送り
歯に付与される送り量を手動にて調節し得るものである
。なお、前記送り調節器25と送り歯との作動連結はよ
く知られているので省略する。更に、前記釦孔かがり用
の送り制御カム8乃至10の調節回動手段について説明
すると、66はミシン機枠2にねじ67により固着され
た取付板、68はその取付板に回転可能に支持された回
転軸、69はその回転軸の前端に固定された手動操作ダ
イヤルで、上部カバー70の開〇を通って一部が露出し
ている。
の軸、61はその節板の前面に位置して前記軸60‘こ
固着された第二の手動操作つまみ、62はそのつまみと
一体に回動するように前記軸6川こ固着された送り調節
カム部体で、そのカム部体の内端部には正送り量設定用
カム面62aが形成されており、前記段ねじ22により
送り制御腕23とともにミシン機枠に回動可能に支持さ
れた送り制御レバー63に楯設され係合ピン64がその
カム面62aに相対している。そして前記送り制御レバ
ー63には係合ねじ65が調節可能に固定され、前記送
り制御腕23の折曲部23aに下方より相対している。
従って、前記第二のカム追従子16が送り制御カムのい
ずれとも係合しない時(第5図に示す送り制御カム6と
8との間に位置する時)、前述した巻ばね29の作用に
より制御レバー63が送り制御腕23とともに第2図に
おける時計方向へ付勢され、係合ピン64がカム面62
aに係合するものである。それ故に、その状態において
前記第二の手動操作つまみ61が回動操作されると、送
り調節カム部体62、送り制御レバー63、送り制御腕
23、ロッド28、連結腕27により送り調節軸26が
回動され、送り調節器25の設定位置が変更されて送り
歯に付与される送り量を手動にて調節し得るものである
。なお、前記送り調節器25と送り歯との作動連結はよ
く知られているので省略する。更に、前記釦孔かがり用
の送り制御カム8乃至10の調節回動手段について説明
すると、66はミシン機枠2にねじ67により固着され
た取付板、68はその取付板に回転可能に支持された回
転軸、69はその回転軸の前端に固定された手動操作ダ
イヤルで、上部カバー70の開〇を通って一部が露出し
ている。
71は前記軸68の後端に固定された歯車、72は前記
取付板76にねじ73により固着された支持板、74は
その支持板に段ねじ75により回転可能に支持された中
間歯車で、前記歯車71と噛合するとともに前述した歯
車11と噛合している。
取付板76にねじ73により固着された支持板、74は
その支持板に段ねじ75により回転可能に支持された中
間歯車で、前記歯車71と噛合するとともに前述した歯
車11と噛合している。
従って、前記ダイヤル69が回動操作されると、釦孔か
がり用の送り制御カム8,9,10が回動される。而し
て、その送り制御カム8乃至10の調節カム面の形状に
ついて簡単に説明すると、まず中間に位置する送り制御
カム9は、釘孔の上下閏止め部を形成する際にカム追従
子16が係合し、送り調節器を送り零の状態に設定する
ためのカムで、等半径のカム面を有している。
がり用の送り制御カム8,9,10が回動される。而し
て、その送り制御カム8乃至10の調節カム面の形状に
ついて簡単に説明すると、まず中間に位置する送り制御
カム9は、釘孔の上下閏止め部を形成する際にカム追従
子16が係合し、送り調節器を送り零の状態に設定する
ためのカムで、等半径のカム面を有している。
そのカム面より−般に高い調節カム面を有する制御カム
10は、釘孔の一側かがり部を形成する際に前記カム追
従子16が係合し、送り調節器25を逆送りの状態に設
定するためのカムであり、残りの送り制御カム8は、前
記カム9のカム面より一般に低い調節カム面を有してお
り、釦孔の池側かがり部を形成する際に前記カム追従子
16が係合し、送り調節器25を正送りの状態にするた
めのものである。そして、送り調節器25の設定状態の
変更は、手動操作ダイヤル69の操作による送り制御カ
ム8乃至10の回動によりなされるもので、それにより
、釦孔の両側かがり部を形成する際の正送り量及び逆送
り量を変更調節され得るように前記両送り制御カム8,
10の調節カム面が形成されている。この調節カム面の
詳細な形状については、本出願人が先に出願した特厭昭
50一41斑2号(特関昭51一116751号)を参
照するものとしてこれ以上の説明は省略する。本発明の
第一の実施例は以上のように構成されており、以下にそ
の作動態様について説明する。
10は、釘孔の一側かがり部を形成する際に前記カム追
従子16が係合し、送り調節器25を逆送りの状態に設
定するためのカムであり、残りの送り制御カム8は、前
記カム9のカム面より一般に低い調節カム面を有してお
り、釦孔の池側かがり部を形成する際に前記カム追従子
16が係合し、送り調節器25を正送りの状態にするた
めのものである。そして、送り調節器25の設定状態の
変更は、手動操作ダイヤル69の操作による送り制御カ
ム8乃至10の回動によりなされるもので、それにより
、釦孔の両側かがり部を形成する際の正送り量及び逆送
り量を変更調節され得るように前記両送り制御カム8,
10の調節カム面が形成されている。この調節カム面の
詳細な形状については、本出願人が先に出願した特厭昭
50一41斑2号(特関昭51一116751号)を参
照するものとしてこれ以上の説明は省略する。本発明の
第一の実施例は以上のように構成されており、以下にそ
の作動態様について説明する。
まず、通常のジグザグ縫を遂行する場合には、カム選択
つまみ41を回動操作して第一のカム追従子15を模様
カム4中のジグザグ基本カム4aに係合させるとともに
、第二のカム追従子16を、主軸1と運動して回転する
送り制御カムと釦孔かがり用の送り制御カム8との間に
位置させ、いずれのカムとも係合しないようにする。そ
れにより送り制御レバー63は、巻ばね29の作用によ
り、送り調節軸26、送り制御腕23等とともに第2図
において時計方向に回動し、係合ピン64が送り調節カ
ム部体62のカム面62aに圧接する。それ故に、送り
調節器25は、第二の手動操作つまみ61の回動操作に
より任意の送り量を生ずるように設定され、ミシンの運
転により通常のジグザグ縫を遂行し得る。また、釦孔か
がりを遂行する場合には、カム選択ダイヤル41を回動
操作して第一及び第二のカム追従子15,16を釦孔か
がりのためのカムにそれぞれ係合させるとともに、第一
の手動操作つまみ57を回動操作して釘孔かがり‘こ適
した揺動振幅が針棒に付与されるように設定する。
つまみ41を回動操作して第一のカム追従子15を模様
カム4中のジグザグ基本カム4aに係合させるとともに
、第二のカム追従子16を、主軸1と運動して回転する
送り制御カムと釦孔かがり用の送り制御カム8との間に
位置させ、いずれのカムとも係合しないようにする。そ
れにより送り制御レバー63は、巻ばね29の作用によ
り、送り調節軸26、送り制御腕23等とともに第2図
において時計方向に回動し、係合ピン64が送り調節カ
ム部体62のカム面62aに圧接する。それ故に、送り
調節器25は、第二の手動操作つまみ61の回動操作に
より任意の送り量を生ずるように設定され、ミシンの運
転により通常のジグザグ縫を遂行し得る。また、釦孔か
がりを遂行する場合には、カム選択ダイヤル41を回動
操作して第一及び第二のカム追従子15,16を釦孔か
がりのためのカムにそれぞれ係合させるとともに、第一
の手動操作つまみ57を回動操作して釘孔かがり‘こ適
した揺動振幅が針棒に付与されるように設定する。
また第二の手動操作つまみ61は、釣孔遂行時の送り調
節には関係しないので、微小送り以外の大なる送り量を
通常の縫製時に設定するのと同様の位置に回動しておく
。そして、ミシンの運転、停止、カム選択を順次行うこ
とにより所望の釘孔を遂行し得るものであるが、この際
第二のカム追従子16は、第5図から明らかなように、
その長孔16aが段付連結軸18の大怪部18bに鉄合
することにより、第二の揺動枠14と一体化されるため
、釦孔の両側かがり部の送り量を変更調節すべく、手動
操作ダイヤル69の回動操作により送り制御カム8乃至
10を回動すると、その送り制御カム8或いは10もこ
係合している場合のカム追従子16の運動は揺動枠14
に直接的に伝達され、ロッド24、送り制御腕23、ロ
ッド28及び連結腕27を介して送り調節軸26が回動
され、送り調節器25が設定操作される。而して、この
釦孔かがりの遂行の際、等半径カム面を有する送り制御
カム9にカム追従子16が係合した時、卸孔の閏止め部
の形成のために送り調節器25が送り量を零に設定すべ
く操作されねばならない。このため、ミシンの組立てに
おいて、第1図及び第2図に示す送り調節軸26を連結
腕27との相対的位置関係が、調節ねじ35の回動操作
により調節されるものである。更に、所謂伸縮縫目(ス
トレッチステッチ)模様を形成したい場合には、カム選
択つまみ41の操作により、第一のカム追従子15を例
えば前記ジグザグ基本カム4aに係合させるとともに、
第二のカム追従子16を送り制御カム5に係合させれば
よい。
節には関係しないので、微小送り以外の大なる送り量を
通常の縫製時に設定するのと同様の位置に回動しておく
。そして、ミシンの運転、停止、カム選択を順次行うこ
とにより所望の釘孔を遂行し得るものであるが、この際
第二のカム追従子16は、第5図から明らかなように、
その長孔16aが段付連結軸18の大怪部18bに鉄合
することにより、第二の揺動枠14と一体化されるため
、釦孔の両側かがり部の送り量を変更調節すべく、手動
操作ダイヤル69の回動操作により送り制御カム8乃至
10を回動すると、その送り制御カム8或いは10もこ
係合している場合のカム追従子16の運動は揺動枠14
に直接的に伝達され、ロッド24、送り制御腕23、ロ
ッド28及び連結腕27を介して送り調節軸26が回動
され、送り調節器25が設定操作される。而して、この
釦孔かがりの遂行の際、等半径カム面を有する送り制御
カム9にカム追従子16が係合した時、卸孔の閏止め部
の形成のために送り調節器25が送り量を零に設定すべ
く操作されねばならない。このため、ミシンの組立てに
おいて、第1図及び第2図に示す送り調節軸26を連結
腕27との相対的位置関係が、調節ねじ35の回動操作
により調節されるものである。更に、所謂伸縮縫目(ス
トレッチステッチ)模様を形成したい場合には、カム選
択つまみ41の操作により、第一のカム追従子15を例
えば前記ジグザグ基本カム4aに係合させるとともに、
第二のカム追従子16を送り制御カム5に係合させれば
よい。
この場合、第二のカム追従子16の最孔16aは、第4
図乃至第6図に示すように、段付連結軸18の小蓬部1
8aに相対位置して両者間に間隙が生じ、前述した鋤孔
かがり遂行時におけるカム追従子16と揺動枠14との
一体化が解離されるとともに、カム追従子16の下側緑
が中間伝達枠30の係合部30aに係合する。このこと
は、前記カム選択つまみ41の回動の際、離脱カム42
、解放レバー45の作用により第二の揺動枠14が第4
図における反時計方向に回動され、カム追従子16が送
り制御カム群から離脱し、そのカム追従子16に何らの
回動力も存在しない状態に移行した後、第二の選択カム
44と第二の移動レバー49の作用により固定軸12の
軸万向に強制的に移動されることにより容易になされ得
るものである。この状態でミシンが運転されると、主軸
1の回転に連動して送り制御カム5が回転し、そのカム
面に従ってカム追従子16が揺動する。この運動は中間
伝達枠30を介して揺動枠14に伝達され、前述と同様
の部材を介して送り調節軸26が往復回動され、送り調
節器25は送り歯に所謂2針前進1針後退の送り運動を
付与すべく主軸1と調時して設定され、三重ジグザグ縫
を遂行し得るもので、そのジグザグ振幅は第一の手動操
作つまみ57により調節し得ることは勿論である。この
際、第二の手動操作つまみ61は、送り調節カム部体6
2のカム面62aと係合ピン64とが当接しない状態に
回動しておく必要がある。而して、この伸縮縫目模様の
形成の際、前記2針前進のための正送り量と1針後退の
ための逆送り量とが正確に同等でないと、形成される伸
縮縫目模様が乱れることになる。このような場合には、
まずナット31をゆるめ、試し縫をしながら調節ねじ3
2を回動することにより模様の乱れを修正すればよい。
上記の調節ねじ32の回動により、中間伝達枠30と揺
動枠14との相対的位置関係が変更され、その係合部3
0aを介してカム追従子16と揺動枠14との相対的位
置関係が変更されるが、この相対的位置関係の変更は、
カム追従子16の最孔16aと連結軸18の小径部18
aとの間隙の存在により可能であり、カム追従子16が
金ロ孔かがり用の送り制御カム8乃至1川こ係合した時
の揺動枠14との相対的位置関係に何ら影響を及ぼさな
い。従って、縫目模様の乱れを調節ねじ32の回動操作
により修正し、ナット31を締めてその調節ねじ32を
固定した後、再度前記カム追従子16を金0孔かがりを
遂行すべ〈送り制御カム9に係合せた時、前述と同様、
送り調節器25は送り量零を設定する状態になる。尚、
この第一の実施例においては、主軸1と連動して回転す
る送り制御カムは1個のみであるが、他の装飾模様の形
成のために更に送り制御カムが存在する場合には、前記
中間伝達枠30及び調節ねじ32等を並列的に複数個設
ければよいことは明白である。
図乃至第6図に示すように、段付連結軸18の小蓬部1
8aに相対位置して両者間に間隙が生じ、前述した鋤孔
かがり遂行時におけるカム追従子16と揺動枠14との
一体化が解離されるとともに、カム追従子16の下側緑
が中間伝達枠30の係合部30aに係合する。このこと
は、前記カム選択つまみ41の回動の際、離脱カム42
、解放レバー45の作用により第二の揺動枠14が第4
図における反時計方向に回動され、カム追従子16が送
り制御カム群から離脱し、そのカム追従子16に何らの
回動力も存在しない状態に移行した後、第二の選択カム
44と第二の移動レバー49の作用により固定軸12の
軸万向に強制的に移動されることにより容易になされ得
るものである。この状態でミシンが運転されると、主軸
1の回転に連動して送り制御カム5が回転し、そのカム
面に従ってカム追従子16が揺動する。この運動は中間
伝達枠30を介して揺動枠14に伝達され、前述と同様
の部材を介して送り調節軸26が往復回動され、送り調
節器25は送り歯に所謂2針前進1針後退の送り運動を
付与すべく主軸1と調時して設定され、三重ジグザグ縫
を遂行し得るもので、そのジグザグ振幅は第一の手動操
作つまみ57により調節し得ることは勿論である。この
際、第二の手動操作つまみ61は、送り調節カム部体6
2のカム面62aと係合ピン64とが当接しない状態に
回動しておく必要がある。而して、この伸縮縫目模様の
形成の際、前記2針前進のための正送り量と1針後退の
ための逆送り量とが正確に同等でないと、形成される伸
縮縫目模様が乱れることになる。このような場合には、
まずナット31をゆるめ、試し縫をしながら調節ねじ3
2を回動することにより模様の乱れを修正すればよい。
上記の調節ねじ32の回動により、中間伝達枠30と揺
動枠14との相対的位置関係が変更され、その係合部3
0aを介してカム追従子16と揺動枠14との相対的位
置関係が変更されるが、この相対的位置関係の変更は、
カム追従子16の最孔16aと連結軸18の小径部18
aとの間隙の存在により可能であり、カム追従子16が
金ロ孔かがり用の送り制御カム8乃至1川こ係合した時
の揺動枠14との相対的位置関係に何ら影響を及ぼさな
い。従って、縫目模様の乱れを調節ねじ32の回動操作
により修正し、ナット31を締めてその調節ねじ32を
固定した後、再度前記カム追従子16を金0孔かがりを
遂行すべ〈送り制御カム9に係合せた時、前述と同様、
送り調節器25は送り量零を設定する状態になる。尚、
この第一の実施例においては、主軸1と連動して回転す
る送り制御カムは1個のみであるが、他の装飾模様の形
成のために更に送り制御カムが存在する場合には、前記
中間伝達枠30及び調節ねじ32等を並列的に複数個設
ければよいことは明白である。
次に、本発明の第二の実施例について第7図及び第8図
を参照して設明するに、前記第一の実施例と同一の部材
には同一の番号を付し、その説明を参照するものとして
新たな説明は省略し、第一の実施例と異なる部分につい
てのみ説明する。
を参照して設明するに、前記第一の実施例と同一の部材
には同一の番号を付し、その説明を参照するものとして
新たな説明は省略し、第一の実施例と異なる部分につい
てのみ説明する。
カム追従子16には丸孔16cが穿設され、全長にわた
ってその丸孔16cより小径の連結軸18′が挿通され
ており、カム追従子16がその連結軸18′に沿ってこ
の位置へ移動されたとしても常にその丸孔16cと連結
軸18′との間には間隙が存在している。また、第二の
揺動枠14には、カム追従子16の突起部16dが欧合
する段付鞍合孔が穿設されており、カム追従子16が送
り制御カム5に係合すべ〈位置した場合、その突起部1
6dが前記段付鉄合孔の大孔部14cに相対し、両者間
に間隙が存在し、カム追従子16は中間伝達枠30を介
して連結軸18′を支持する揺動枠14に連結される。
そして、カム追従子16が釦孔かがり用の送り制御カム
8乃至101こ係合すべく位置した場合、その突起部1
6dが小孔部14dに鉄合し、両者間にはカム追従子1
6の回敷方向における間隙が実質上存在せず、第二の揺
動枠14とカム追従子16とは直接一体化される。従っ
て、その状態においてはカム追従子16と揺動枠14と
の相対的位置関係は変更不可能であるが、前者の場合に
は第一の実施例と同様に調節ねじ32の回動によりカム
追従子16と揺動枠14との相対的位置関係が変更可能
であり、それにより、伸縮縫目模様の乱れを金ロ孔かが
りの送り設定とは無関係に修正し得る。以上詳述した両
実施例においては、釦孔かがりのための送り制御カムと
伸縮縫目模様のための送り制御カムとの製作精度のバラ
ッキを吸収して美麗な釦孔かがり及び伸縮縫目模様を形
成し得るために本発明の送り微調節装置が具体化されて
いるが、複数の装飾縫目模様の乱れの修正のために具体
化し得ることは、説明した両実施例から明らかである。
ってその丸孔16cより小径の連結軸18′が挿通され
ており、カム追従子16がその連結軸18′に沿ってこ
の位置へ移動されたとしても常にその丸孔16cと連結
軸18′との間には間隙が存在している。また、第二の
揺動枠14には、カム追従子16の突起部16dが欧合
する段付鞍合孔が穿設されており、カム追従子16が送
り制御カム5に係合すべ〈位置した場合、その突起部1
6dが前記段付鉄合孔の大孔部14cに相対し、両者間
に間隙が存在し、カム追従子16は中間伝達枠30を介
して連結軸18′を支持する揺動枠14に連結される。
そして、カム追従子16が釦孔かがり用の送り制御カム
8乃至101こ係合すべく位置した場合、その突起部1
6dが小孔部14dに鉄合し、両者間にはカム追従子1
6の回敷方向における間隙が実質上存在せず、第二の揺
動枠14とカム追従子16とは直接一体化される。従っ
て、その状態においてはカム追従子16と揺動枠14と
の相対的位置関係は変更不可能であるが、前者の場合に
は第一の実施例と同様に調節ねじ32の回動によりカム
追従子16と揺動枠14との相対的位置関係が変更可能
であり、それにより、伸縮縫目模様の乱れを金ロ孔かが
りの送り設定とは無関係に修正し得る。以上詳述した両
実施例においては、釦孔かがりのための送り制御カムと
伸縮縫目模様のための送り制御カムとの製作精度のバラ
ッキを吸収して美麗な釦孔かがり及び伸縮縫目模様を形
成し得るために本発明の送り微調節装置が具体化されて
いるが、複数の装飾縫目模様の乱れの修正のために具体
化し得ることは、説明した両実施例から明らかである。
本発明は以上詳述したように、送り歯の送り運動を制御
するために並設配置された複数個の送り制御カム中の1
つにカム選択手段の操作により選択的に係合するカム追
従子と、そのカム追従子の運動を送り調節器に伝達する
ための揺動部体との間に、カム追従子の運動を間接的に
揺動部体に伝達するための中間伝達部材を設け、切換手
段の作用により、カム選択手段の操作によりカム追従子
が係合するカムに応じて前記カム追従子の運動が揺動部
体に直接的に伝達されるか或いは中間伝達部材を介して
間接的に伝達されるかが決定されるようにするとともに
、中間伝達部材と揺動部体との間の相対位置関係を手動
調節手段により調節し得るようにしたため、送り調節器
がカム追従子、中間伝達部材、揺動部体を介して送り制
御カムにより設定操作される時、手動議節手段の操作に
より揺動部体とカム追従子との相対的位置関係が間接的
に変更され、送り調節器の設定状態を変更し得る。
するために並設配置された複数個の送り制御カム中の1
つにカム選択手段の操作により選択的に係合するカム追
従子と、そのカム追従子の運動を送り調節器に伝達する
ための揺動部体との間に、カム追従子の運動を間接的に
揺動部体に伝達するための中間伝達部材を設け、切換手
段の作用により、カム選択手段の操作によりカム追従子
が係合するカムに応じて前記カム追従子の運動が揺動部
体に直接的に伝達されるか或いは中間伝達部材を介して
間接的に伝達されるかが決定されるようにするとともに
、中間伝達部材と揺動部体との間の相対位置関係を手動
調節手段により調節し得るようにしたため、送り調節器
がカム追従子、中間伝達部材、揺動部体を介して送り制
御カムにより設定操作される時、手動議節手段の操作に
より揺動部体とカム追従子との相対的位置関係が間接的
に変更され、送り調節器の設定状態を変更し得る。
そして、この場合とは異なり、送り制御カムによるカム
追従子の運動が中間伝達部材を介することなく直接的に
揺動部体に伝達されることにより送り調節器が設定操作
される時には、手敷調節手段の作用はその送り調節器の
設定操作に何ら影響を及ぼすことはない。従って、形成
される縫目模様の乱れの修正が極めて容易となり、従来
のミシンにおける如く、特定の縫目模様の乱れの修正が
他の縫目模様の形成に影響を及ぼすということがなくな
り、複数個の送り制御カムによる複数の縫目模様がそれ
ぞれ美麗に形成され得る優れた実用効果を発揮し、ミシ
ン組立時における調節作業の能率を大幅に向上し得るも
のである。
追従子の運動が中間伝達部材を介することなく直接的に
揺動部体に伝達されることにより送り調節器が設定操作
される時には、手敷調節手段の作用はその送り調節器の
設定操作に何ら影響を及ぼすことはない。従って、形成
される縫目模様の乱れの修正が極めて容易となり、従来
のミシンにおける如く、特定の縫目模様の乱れの修正が
他の縫目模様の形成に影響を及ぼすということがなくな
り、複数個の送り制御カムによる複数の縫目模様がそれ
ぞれ美麗に形成され得る優れた実用効果を発揮し、ミシ
ン組立時における調節作業の能率を大幅に向上し得るも
のである。
第1図乃至第6図は本発明を具体化した第一の実施例を
示すもので、第1図はミシン機枠を取除いて示す正面図
、第2図は第1図のローロ線からみた側面図、第3図は
第1図のm−皿線断面図、第4図は第2図のW−W線断
面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は第4
図のW−W線から見た平面図である。 また、第7図及び第8図は本発明を具体化した第二の実
施例を示すもので、第7図は第4図に対応する断面図、
第8図は第7図の肌一肌線断面図である。図中5は第一
の送り制御カム、8乃至1川ま釦孔かがり用の送り制御
カム、14は揺動部体としての揺動枠、16はカム追従
子、18は小径部18aを有する段付連結軸、23は送
り制御腕、25は送り調節器、26は送り調節軸、30
は中間伝達部材としての伝達枠、32は調節手段として
の調節ねじ、41はカム選択つまみ、14c及び14d
は段付接合孔の大孔部及び小孔部である。 第1図第3図 第5図 第6図 第2図 第4図 第7図 第8図
示すもので、第1図はミシン機枠を取除いて示す正面図
、第2図は第1図のローロ線からみた側面図、第3図は
第1図のm−皿線断面図、第4図は第2図のW−W線断
面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は第4
図のW−W線から見た平面図である。 また、第7図及び第8図は本発明を具体化した第二の実
施例を示すもので、第7図は第4図に対応する断面図、
第8図は第7図の肌一肌線断面図である。図中5は第一
の送り制御カム、8乃至1川ま釦孔かがり用の送り制御
カム、14は揺動部体としての揺動枠、16はカム追従
子、18は小径部18aを有する段付連結軸、23は送
り制御腕、25は送り調節器、26は送り調節軸、30
は中間伝達部材としての伝達枠、32は調節手段として
の調節ねじ、41はカム選択つまみ、14c及び14d
は段付接合孔の大孔部及び小孔部である。 第1図第3図 第5図 第6図 第2図 第4図 第7図 第8図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 送り歯の送り運動を制御するために並設配置された
複数個の送り制御カムと、送り調節器に作動的に連結さ
れた前記送り制御カム中の一つに選択的に係合しそのカ
ム形状に従つて送り調節器を設定操作するためのカム追
従子と、そのカム追従子を前記送り制御カム中の所要の
カムに係合させるためにミシンの機枠外部から手動操作
可能なカム選択手段とを備えたミシンにおいて、 前記
カム追従子と送り調節器との間に設けられカム追従子の
運動を送り調節器に伝達するための揺動部体と、 その
揺動部体と前記カム追従子との間に設けられカム追従子
の運動を間接的に揺動部体に伝達するための中間伝達部
材と、 前記カム追従子と揺動部体との間に間隙を生じ
させる第1の部分と間隙を生じさせない第2の部分とを
前記送り制御カムの並設方向に有し、前記カム選択手段
の操作に従つて前記第1及び第2の部分のいずれか一方
が選択されることにより前記カム追従子の運動を揺動部
体に直接的に伝達するか中間伝達部材を介して伝達する
かを決定する切換手段と、 前記中間伝達部材と前記揺
動部体との間に設けられ両者の相対的位置関係を調節す
るための手動調節手段とから成り、 送り調節器が送り制御カムによりカム追従子、中間伝
達部材、揺動部体を介して設定操作される時、その送り
調節器の設定状態を前記手動調節手段により変更調節し
得るようにしたことを特徴とする送り微調節装置。 2 前記揺動部体が、カム追従子を揺動可能に支持する
軸のまわりに回動可能な揺動枠からなり、切換手段が、
前記軸と平行に前記揺動枠に装着されてカム追従子を挿
通する段付連結軸からなり、カム選択手段の操作により
カム追従子がその段付連結軸の小径部に相対して位置す
る時、そのカム追従子の運動が中間伝達部材を介して揺
動枠に伝達されるようにしてなる特許請求の範囲第1項
記載の送り微調節装置。 3 前記中間伝達部材が、前記段付連結軸により揺動枠
に支持され且つカム追従子の一側縁に係合可能な係合部
が形成された伝達枠からなる特許請求の範囲第2項記載
の送り微調節装置。 4 前記揺動部体が、カム追従子を揺動可能に支持する
軸のまわりに回動可能な揺動枠からなり、前記切換手段
が、その揺動枠に穿設されカム追従子の一部が嵌合する
段付嵌合孔からなり、カム選択手段の操作によりカム追
従子がその段付嵌合孔の大孔部に相対して位置する時、
そのカム追従子の運動が中間伝達部材を介して揺動枠に
伝達されるようにしてなる特許請求の範囲第1項記載の
送り微調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5716877A JPS6016266B2 (ja) | 1977-05-18 | 1977-05-18 | ミシンのおける送り微調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5716877A JPS6016266B2 (ja) | 1977-05-18 | 1977-05-18 | ミシンのおける送り微調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53143443A JPS53143443A (en) | 1978-12-13 |
JPS6016266B2 true JPS6016266B2 (ja) | 1985-04-24 |
Family
ID=13048018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5716877A Expired JPS6016266B2 (ja) | 1977-05-18 | 1977-05-18 | ミシンのおける送り微調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016266B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH661755A5 (de) * | 1983-12-27 | 1987-08-14 | Gegauf Fritz Ag | Einrichtung an einer naehmaschine mit kulisse zum einstellen der stichbreite oder stichlaenge. |
-
1977
- 1977-05-18 JP JP5716877A patent/JPS6016266B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53143443A (en) | 1978-12-13 |
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