JPS6054075B2 - ミシンにおける釦孔かがり用送り調節装置 - Google Patents
ミシンにおける釦孔かがり用送り調節装置Info
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- JPS6054075B2 JPS6054075B2 JP15131678A JP15131678A JPS6054075B2 JP S6054075 B2 JPS6054075 B2 JP S6054075B2 JP 15131678 A JP15131678 A JP 15131678A JP 15131678 A JP15131678 A JP 15131678A JP S6054075 B2 JPS6054075 B2 JP S6054075B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はミシンにおける釦孔かがり用送り罎節装置に関
し、特には、加工布に付与される送り歯の送り運動を制
御するための送り円節器と、釦孔の両側かがり部の送り
量をそれぞれ設定するための正送り量調節用カム面及び
逆送り量調節用カム7面を有し、手動操作により移動可
能な送り円筒カム部体と、その送り調節部体の両カム面
の作用を受ける移動可能な接触腕を含み、前記カム面に
従つて前記送り調節器を制御するための連結手段とを備
えたミシンにおいて、釦孔の両側かがり部の送りピッチ
の調節及びその両送りピッチの差異の是正を前記送り調
節カム部体の手動操作により行い得るようにした釦孔か
がり用送り調節装置の改良に関するものである。
し、特には、加工布に付与される送り歯の送り運動を制
御するための送り円節器と、釦孔の両側かがり部の送り
量をそれぞれ設定するための正送り量調節用カム面及び
逆送り量調節用カム7面を有し、手動操作により移動可
能な送り円筒カム部体と、その送り調節部体の両カム面
の作用を受ける移動可能な接触腕を含み、前記カム面に
従つて前記送り調節器を制御するための連結手段とを備
えたミシンにおいて、釦孔の両側かがり部の送りピッチ
の調節及びその両送りピッチの差異の是正を前記送り調
節カム部体の手動操作により行い得るようにした釦孔か
がり用送り調節装置の改良に関するものである。
従来からよく知られている4ステップ方式の釦孔かがり
装置においては、釦孔の両側かがり部の送りピッチの調
節とその両送りピッチの差異の是正とを単一の手動ダイ
ヤルの回動操作による送り制御カムの回動により行い得
るようにした送り調節機構が、例えば特開昭52−97
838号公報等により既に提案されている。
装置においては、釦孔の両側かがり部の送りピッチの調
節とその両送りピッチの差異の是正とを単一の手動ダイ
ヤルの回動操作による送り制御カムの回動により行い得
るようにした送り調節機構が、例えば特開昭52−97
838号公報等により既に提案されている。
その機構によれば、釦孔の両側かがり部の送りピッチの
調節及びその両送りピッチの差異の是正が、他の縫製作
業における所望の縫目模様の送りピッチの調節及び正逆
送りピッチの差異の是正とは別個に行い得るため、一旦
調整しておけば釦孔かがり作業の途中に他の縫製作業を
行つたとしてもその前後に形成される釦孔は同一の送り
ピッチを有するものであり、試し縫を極力省略し得、非
常に便利である。ところが、前記特開昭52−9783
8号公報に開示された釦孔かがりのための送り調節機構
における送り調節操作は一般の作業者にとつて煩雑さを
感じさせるものである。
調節及びその両送りピッチの差異の是正が、他の縫製作
業における所望の縫目模様の送りピッチの調節及び正逆
送りピッチの差異の是正とは別個に行い得るため、一旦
調整しておけば釦孔かがり作業の途中に他の縫製作業を
行つたとしてもその前後に形成される釦孔は同一の送り
ピッチを有するものであり、試し縫を極力省略し得、非
常に便利である。ところが、前記特開昭52−9783
8号公報に開示された釦孔かがりのための送り調節機構
における送り調節操作は一般の作業者にとつて煩雑さを
感じさせるものである。
何故ならば、逆送り量調節カム面は逆送り量を漸次増加
するように形成され、正送り量調節カム面は正送り量を
波状的に変化させるように形成されているため、手動ダ
イヤルの操作により前記両カム面を有する送り制御カム
を僅かでも回動させると、釦孔の両側かがり部の両送り
ピッチが共に変更されることになるからである。本発明
は上記の問題点を解消すべくなされたものてあり、その
目的とするところは、釦孔の両側かがり部の両送りピッ
チの調節及びその両送りピッチの差異の是正を簡便にな
し得る送り調節装置を提供することにある。この目的を
達成するため.に、本発明に従う好適な実施例において
は、後述の説明から十分に理解されるように、釦孔の両
側かがり部の送り量をそれぞれ設定するための正送り量
調節用カム面及び逆送り量調節用カム面を対応的に複数
個の領域に区分し、その逆送り量調節一用カム面を、各
領域において同一の送り量を設定し得るよう同一高さに
形成するとともに、他の領域におけるカム面の高さとは
互いに異なる高さに形成し、且つ正送り量調節用カム面
を、前記各領域のほぼ中央部に位置し、その各領域内に
おける前記逆送り量調節用カム面により設定される送り
量と送り方向を異にする同等の送り量を設定するための
平坦カム部と、そのカム部を挾んで両側に位置し、送り
量を漸次減少及び増加するための傾斜カム部とから構成
している。このような両カム面の改良によりミシンまを
十分使い慣れていない作業者でも極めて容易に釦孔の両
側かがり部の送りピッチの調節及びその両送りピッチの
差異の是j正を行い得るものであり、前述した4ステッ
プ方式の釦孔かがり装置には勿論のこと、2ステップ方
式更には全自動方式の釦孔かがり装置にも採用可能であ
る。以下に本発明を全自動方式の釦孔かがり装置に具体
化した一実施例について図面を参照して詳細に説明する
。
するように形成され、正送り量調節カム面は正送り量を
波状的に変化させるように形成されているため、手動ダ
イヤルの操作により前記両カム面を有する送り制御カム
を僅かでも回動させると、釦孔の両側かがり部の両送り
ピッチが共に変更されることになるからである。本発明
は上記の問題点を解消すべくなされたものてあり、その
目的とするところは、釦孔の両側かがり部の両送りピッ
チの調節及びその両送りピッチの差異の是正を簡便にな
し得る送り調節装置を提供することにある。この目的を
達成するため.に、本発明に従う好適な実施例において
は、後述の説明から十分に理解されるように、釦孔の両
側かがり部の送り量をそれぞれ設定するための正送り量
調節用カム面及び逆送り量調節用カム面を対応的に複数
個の領域に区分し、その逆送り量調節一用カム面を、各
領域において同一の送り量を設定し得るよう同一高さに
形成するとともに、他の領域におけるカム面の高さとは
互いに異なる高さに形成し、且つ正送り量調節用カム面
を、前記各領域のほぼ中央部に位置し、その各領域内に
おける前記逆送り量調節用カム面により設定される送り
量と送り方向を異にする同等の送り量を設定するための
平坦カム部と、そのカム部を挾んで両側に位置し、送り
量を漸次減少及び増加するための傾斜カム部とから構成
している。このような両カム面の改良によりミシンまを
十分使い慣れていない作業者でも極めて容易に釦孔の両
側かがり部の送りピッチの調節及びその両送りピッチの
差異の是j正を行い得るものであり、前述した4ステッ
プ方式の釦孔かがり装置には勿論のこと、2ステップ方
式更には全自動方式の釦孔かがり装置にも採用可能であ
る。以下に本発明を全自動方式の釦孔かがり装置に具体
化した一実施例について図面を参照して詳細に説明する
。
ミシンの主軸11はミシン機枠12に回転可能に支持さ
れ、カム軸13はその機枠12に挿嵌固定されている。
れ、カム軸13はその機枠12に挿嵌固定されている。
針棒14に固定された針15に横方向揺動運動を付与す
るための模様カム群16と、送り歯により加工布に付与
される送り量及び送り方向を周期的に変化させるための
1個の送りカム17とは、第2図より明らかなように、
歯車18とともに合成樹脂材料によソー体に形成され、
前記カム軸13に挿嵌支承された軸筒19の周りに回転
可能に装着されており、前記主軸11に固着された歯車
20と前記歯車18との噛合によりミシンの主軸と連動
して減速回転される。前記軸筒19の左端部に固定され
た第一の制御カム21は、前記模様カム群16中の最左
端に配置されたジグザグ基本カム22に隣接して位置し
ており、その外周には、後述する制御カム面23と等半
径円筒面24とが並設され、左側面には制御カム溝25
が穿設されている。前記制御カム面23は、第3図から
明らかなように、前記ジグザグ基本カム22のカム面と
同一形状をなす凹凸カム部23aと、その凹部と凸部と
のほぼ中間の高さに形成された平坦部23bとを有して
おり、また前記制御カム溝25は、小半径溝部25aと
大半径溝部25b及び両溝部を連結する傾斜溝部25c
とから構成されている。外周に送り設定用カム面26を
有する第二の制御カム27は、第2図において、前記送
りカム17の右側方に隣接して位置しており、その内側
部に形成された一対の突起28が前記軸筒19の右端に
穿設された一対の係止溝19aに嵌合し、その軸筒19
及び前記第一の制御カム21と一体的に回転可能である
。
るための模様カム群16と、送り歯により加工布に付与
される送り量及び送り方向を周期的に変化させるための
1個の送りカム17とは、第2図より明らかなように、
歯車18とともに合成樹脂材料によソー体に形成され、
前記カム軸13に挿嵌支承された軸筒19の周りに回転
可能に装着されており、前記主軸11に固着された歯車
20と前記歯車18との噛合によりミシンの主軸と連動
して減速回転される。前記軸筒19の左端部に固定され
た第一の制御カム21は、前記模様カム群16中の最左
端に配置されたジグザグ基本カム22に隣接して位置し
ており、その外周には、後述する制御カム面23と等半
径円筒面24とが並設され、左側面には制御カム溝25
が穿設されている。前記制御カム面23は、第3図から
明らかなように、前記ジグザグ基本カム22のカム面と
同一形状をなす凹凸カム部23aと、その凹部と凸部と
のほぼ中間の高さに形成された平坦部23bとを有して
おり、また前記制御カム溝25は、小半径溝部25aと
大半径溝部25b及び両溝部を連結する傾斜溝部25c
とから構成されている。外周に送り設定用カム面26を
有する第二の制御カム27は、第2図において、前記送
りカム17の右側方に隣接して位置しており、その内側
部に形成された一対の突起28が前記軸筒19の右端に
穿設された一対の係止溝19aに嵌合し、その軸筒19
及び前記第一の制御カム21と一体的に回転可能である
。
係止爪29は段軸30により第二の制御カム27に回動
可能に取付けられており、その一端は折曲されて制御カ
ム27の開口31を通つて延び、前記送りカム17の右
側に形成された複数個の係止溝32の1個に嵌合可能で
ある。その係止爪29の折曲部と開口31の端縁との間
に介装されたコイルばね33は、第4図から明らかなよ
うに、係止爪29に第4図における時計方向への回動力
を付与しており、制御カム27の周面から圧入されたピ
ン34により脱落しないように保持されている。前記第
二の制御カム27の送り設定用カム面26は、大半径カ
ム部26aと小半径カム部26b及びそれら両カム部の
間に位置する中半径カム部26cとから構成されており
、後述の説明から理解されるように、それら各カム部は
それぞれ正送り、逆送り及び送り0を設定するために作
用する。送り調節カム部体35は、歯車36と合成樹脂
材料によソー体に形成され、前記第二の制御カム27に
隣接してカム軸13に挿嵌されている。
可能に取付けられており、その一端は折曲されて制御カ
ム27の開口31を通つて延び、前記送りカム17の右
側に形成された複数個の係止溝32の1個に嵌合可能で
ある。その係止爪29の折曲部と開口31の端縁との間
に介装されたコイルばね33は、第4図から明らかなよ
うに、係止爪29に第4図における時計方向への回動力
を付与しており、制御カム27の周面から圧入されたピ
ン34により脱落しないように保持されている。前記第
二の制御カム27の送り設定用カム面26は、大半径カ
ム部26aと小半径カム部26b及びそれら両カム部の
間に位置する中半径カム部26cとから構成されており
、後述の説明から理解されるように、それら各カム部は
それぞれ正送り、逆送り及び送り0を設定するために作
用する。送り調節カム部体35は、歯車36と合成樹脂
材料によソー体に形成され、前記第二の制御カム27に
隣接してカム軸13に挿嵌されている。
その送り調節カム部体35の一側面には、釦孔の両側か
がり部の送り量をそれぞれ設定するための正送り量調節
用カム面37と逆送り量調節用カム面38とが互いに対
向してカム溝39として形成されている。前記歯車36
に噛合する歯車40は、ミシン機枠12に固着された補
助機枠41に段軸42により回動可能に取付けられてお
り、その歯車40は、ミシン機枠の一部を構成する上部
カバー43の開口を通つて一部が露出する手動ダイヤル
44(第1図参照)に、適宜の駆動連結手段を介して作
動的に連結されている。従つて、前記手動ダイヤル44
を回動操作することによつて前記送り調節カム部体35
が回動されるもので、その回動位置は、手動ダイヤル4
4の前記側に符記された表示45(第8図参照)と前記
上部カバー43に刻設された指針46との協働作用によ
り指示される。支持軸47は前記カム軸19と平行にミ
シン機枠12に挿嵌固定されており、第一及び第二の揺
動枠48,49がその支持軸47にそれぞれ揺動可能で
且つ軸方向には移動しないように装着されている。
がり部の送り量をそれぞれ設定するための正送り量調節
用カム面37と逆送り量調節用カム面38とが互いに対
向してカム溝39として形成されている。前記歯車36
に噛合する歯車40は、ミシン機枠12に固着された補
助機枠41に段軸42により回動可能に取付けられてお
り、その歯車40は、ミシン機枠の一部を構成する上部
カバー43の開口を通つて一部が露出する手動ダイヤル
44(第1図参照)に、適宜の駆動連結手段を介して作
動的に連結されている。従つて、前記手動ダイヤル44
を回動操作することによつて前記送り調節カム部体35
が回動されるもので、その回動位置は、手動ダイヤル4
4の前記側に符記された表示45(第8図参照)と前記
上部カバー43に刻設された指針46との協働作用によ
り指示される。支持軸47は前記カム軸19と平行にミ
シン機枠12に挿嵌固定されており、第一及び第二の揺
動枠48,49がその支持軸47にそれぞれ揺動可能で
且つ軸方向には移動しないように装着されている。
その両揺動枠はともに平面形略コ字状に形成されており
、第一及び第二のカム追従子50,51が前記両揺動枠
48,49内にそれぞれ位置して前記支持軸47に沿つ
て移動し得るようにその支持軸に基端部にて挿嵌されて
いる。それら各カム追従子50,51は、第3図及び第
4図から明らかなように、前記支持軸47と平行に揺動
枠48,49にそれぞれ装着された連結軸52,53に
も挿嵌されており、その揺動枠48,49とそれぞれ一
体的に揺動可能である。また、第一の揺動枠48はリン
ク54を介して揺動リンク55に作動的に連結され、第
二の揺動枠49はロッド56に介して公知の送り調節器
(図示せず)に作動的に連結されている。前記揺動リン
ク55は、ミシン機枠に固着された支持板57に固定さ
れた軸ピン58に挿嵌され、その環状溝部55aに支持
板57の一端折曲部57aが嵌合することにより離脱し
ないように支持されている。前記針棒14を上下動可能
に支持する公知の針棒支枠(図示せず)に一端にて連結
された針棒連桿59は、その他端にコロ60を支持して
おり、そのコロ60が前記揺動リンク55の当接面55
bに係合している。更に、前記針棒連桿59は、ミシン
機枠の一部を構成する飾板61の前面側より回動操作可
能な第一の手動つまみ62(第1図参照)にリンク63
を介して作動的に連結されており、その手動つまみ62
の回動操作により前記揺動リンク55の揺動支点に対す
るコロ60の位置が変更される。前記第一の手動つまみ
62に隣接して前記飾板61に回動操作可能に装着され
た第二の手動つまみ64は、従来のミシンと同様、適宜
の連結手段を介して前述の公知の送り調節器に作動的に
連結されている。次に第2図及び第3図を参照するに、
前記ジグザグ基本カム22に一端にて相対する補助カム
追従子65は、補助機枠41に固着された支持片66に
段付ねじ67により回動可能に支持され、一端がその補
助カム追従子65に係止され他端が前記制御カム21の
等半径円筒面24上に接触した状態にて前記段付ねじ6
7に巻装された巻ばね68の作用により、ジグザグ基本
カム22に常に係合している。
、第一及び第二のカム追従子50,51が前記両揺動枠
48,49内にそれぞれ位置して前記支持軸47に沿つ
て移動し得るようにその支持軸に基端部にて挿嵌されて
いる。それら各カム追従子50,51は、第3図及び第
4図から明らかなように、前記支持軸47と平行に揺動
枠48,49にそれぞれ装着された連結軸52,53に
も挿嵌されており、その揺動枠48,49とそれぞれ一
体的に揺動可能である。また、第一の揺動枠48はリン
ク54を介して揺動リンク55に作動的に連結され、第
二の揺動枠49はロッド56に介して公知の送り調節器
(図示せず)に作動的に連結されている。前記揺動リン
ク55は、ミシン機枠に固着された支持板57に固定さ
れた軸ピン58に挿嵌され、その環状溝部55aに支持
板57の一端折曲部57aが嵌合することにより離脱し
ないように支持されている。前記針棒14を上下動可能
に支持する公知の針棒支枠(図示せず)に一端にて連結
された針棒連桿59は、その他端にコロ60を支持して
おり、そのコロ60が前記揺動リンク55の当接面55
bに係合している。更に、前記針棒連桿59は、ミシン
機枠の一部を構成する飾板61の前面側より回動操作可
能な第一の手動つまみ62(第1図参照)にリンク63
を介して作動的に連結されており、その手動つまみ62
の回動操作により前記揺動リンク55の揺動支点に対す
るコロ60の位置が変更される。前記第一の手動つまみ
62に隣接して前記飾板61に回動操作可能に装着され
た第二の手動つまみ64は、従来のミシンと同様、適宜
の連結手段を介して前述の公知の送り調節器に作動的に
連結されている。次に第2図及び第3図を参照するに、
前記ジグザグ基本カム22に一端にて相対する補助カム
追従子65は、補助機枠41に固着された支持片66に
段付ねじ67により回動可能に支持され、一端がその補
助カム追従子65に係止され他端が前記制御カム21の
等半径円筒面24上に接触した状態にて前記段付ねじ6
7に巻装された巻ばね68の作用により、ジグザグ基本
カム22に常に係合している。
切換レバー69は、前記段付ねじ67により補助カム追
従子65とは別個に回動し得るように支持されており、
その一端側に固定されたピン70が前記制御カム21の
カム溝25に嵌合している。二腕レバー71はその切換
レバー69の他端に回動可能に支持され、その一腕に固
定されたピン72が前記補助カム追従子65の他端に穿
設されたスロット73に嵌合している。また、前記第一
のカム追従子50は、前記模様カム群16中の任意の1
個のカム或いは制御カム21の制御カム面23又は等半
径円筒面24に選択的に係合可能な第一の接触部74と
、その第一のカム追従子50が第2図に示す如き最左端
位置に位置して前記接触部74が制御カム面23に相対
した時、前記二腕レバー71の他端側縁に相対するよう
に固定された接触ピン75とを有しており、その接触ピ
ン75は第二の接触部を構成している。そして、その接
触ピン75に相対可能な前記二腕レバー71の他端側縁
には、その二腕レバー71の回動支点に近い第一の当接
面76とその当接面より先端側に位置する第二の当接面
77とが形成されている。また、第2図、第4図及び第
6図を参照するに、前記支持軸47には第一及び第二の
接触腕78,79がそれぞれ別個に回動可能で且つ軸方
向には移動しないように支持されており、両接触腕の先
端間に張設された引張ばね80の作用により、第一の接
触腕78の折曲部81が第二の接新腕79の折曲部82
に調節可能に固定された当接ねじ83に当接するように
付勢され、常には当接した状態にて一体的に回動するも
のてあり、前記当接ねじ83の回動操作により両接触腕
78,79の一体的に回動する際の相対的位置関係が調
節可能である。
従子65とは別個に回動し得るように支持されており、
その一端側に固定されたピン70が前記制御カム21の
カム溝25に嵌合している。二腕レバー71はその切換
レバー69の他端に回動可能に支持され、その一腕に固
定されたピン72が前記補助カム追従子65の他端に穿
設されたスロット73に嵌合している。また、前記第一
のカム追従子50は、前記模様カム群16中の任意の1
個のカム或いは制御カム21の制御カム面23又は等半
径円筒面24に選択的に係合可能な第一の接触部74と
、その第一のカム追従子50が第2図に示す如き最左端
位置に位置して前記接触部74が制御カム面23に相対
した時、前記二腕レバー71の他端側縁に相対するよう
に固定された接触ピン75とを有しており、その接触ピ
ン75は第二の接触部を構成している。そして、その接
触ピン75に相対可能な前記二腕レバー71の他端側縁
には、その二腕レバー71の回動支点に近い第一の当接
面76とその当接面より先端側に位置する第二の当接面
77とが形成されている。また、第2図、第4図及び第
6図を参照するに、前記支持軸47には第一及び第二の
接触腕78,79がそれぞれ別個に回動可能で且つ軸方
向には移動しないように支持されており、両接触腕の先
端間に張設された引張ばね80の作用により、第一の接
触腕78の折曲部81が第二の接新腕79の折曲部82
に調節可能に固定された当接ねじ83に当接するように
付勢され、常には当接した状態にて一体的に回動するも
のてあり、前記当接ねじ83の回動操作により両接触腕
78,79の一体的に回動する際の相対的位置関係が調
節可能である。
そして、前記第一の接触腕78には、前記送り調節カム
部体35のカム溝39に嵌合するピン84が固定され、
且つ、その係合肩部85が形成されており、また前記第
二の接触腕79には前記第二の制御カム27の送り設定
用カム面26に相対する接触部86が形成されている。
前記第一の接触腕78とミシン機枠との間に張設された
引張ばね87は、前記引張ばね80のばね力より弱いば
ね力を有しており、前記両接触腕78,79を第4図に
おける反時計方向(第6図における時計方向)へ付勢し
ている。前記第二のカム追従子51には、前記送りカム
17に選択的に係合可能な第一の接触部88と、そのカ
ム追従子51が第2図に示す如き最右端位置に位置した
時、前記第二の接触腕79の係合肩部85に当接するよ
うに折曲形成された第二の接触部89とが設けられてい
る。そして、前記第一及び第二のカム追従子50,51
は、公知の模様選択手段の作用により所望の縫目模様に
対応するカムにそれぞれ選択的に係合可能であり、本実
施例においては第1図に示す操作つまみ90の回動操作
により模様選択作動が遂行される。
部体35のカム溝39に嵌合するピン84が固定され、
且つ、その係合肩部85が形成されており、また前記第
二の接触腕79には前記第二の制御カム27の送り設定
用カム面26に相対する接触部86が形成されている。
前記第一の接触腕78とミシン機枠との間に張設された
引張ばね87は、前記引張ばね80のばね力より弱いば
ね力を有しており、前記両接触腕78,79を第4図に
おける反時計方向(第6図における時計方向)へ付勢し
ている。前記第二のカム追従子51には、前記送りカム
17に選択的に係合可能な第一の接触部88と、そのカ
ム追従子51が第2図に示す如き最右端位置に位置した
時、前記第二の接触腕79の係合肩部85に当接するよ
うに折曲形成された第二の接触部89とが設けられてい
る。そして、前記第一及び第二のカム追従子50,51
は、公知の模様選択手段の作用により所望の縫目模様に
対応するカムにそれぞれ選択的に係合可能であり、本実
施例においては第1図に示す操作つまみ90の回動操作
により模様選択作動が遂行される。
即ち、その操作つまみ90を回動操作すると、適宜の連
結機構を介してまず両カム追従子50,51が第3図及
び第4図における反時計方向にそれぞれ回動されて各カ
ムから離脱し、その後支持軸47に沿つてそれぞれ別個
に移動され、前記飾板61に設けられた模様表示板91
と前記操作つまみ90の回動操作に関連して移動する指
針92との協働作用により指示される縫目模様に対応す
るカムに適宜係合するものである。この模様選択作動に
ついてはよく知られており、これ以上の説明は省略する
が、第2図乃至第4図に示されている両カム追従子50
,51の位置は、釦孔かがり縫目が選択された時に対応
している。更に、第6図乃至第8図を参照して、前記送
り調節カム部体35のカム溝39のカム面形状について
説明する。
結機構を介してまず両カム追従子50,51が第3図及
び第4図における反時計方向にそれぞれ回動されて各カ
ムから離脱し、その後支持軸47に沿つてそれぞれ別個
に移動され、前記飾板61に設けられた模様表示板91
と前記操作つまみ90の回動操作に関連して移動する指
針92との協働作用により指示される縫目模様に対応す
るカムに適宜係合するものである。この模様選択作動に
ついてはよく知られており、これ以上の説明は省略する
が、第2図乃至第4図に示されている両カム追従子50
,51の位置は、釦孔かがり縫目が選択された時に対応
している。更に、第6図乃至第8図を参照して、前記送
り調節カム部体35のカム溝39のカム面形状について
説明する。
送り調節カム部体35の半径方向内方に位置する正送り
量調節用カム面37及びそのカム面に対向して半径方向
外方に位置する逆送り量調節用カム面38とは対応的に
6つの領域A1乃至A6に区分されている。その逆送り
量調節用カム面38は、前記領域A1乃至A6の各々に
おいては同一の逆送り量を設定し得るように同一高さ即
ち同一半径に形成され、且つ他の領域におけるカム面の
高さ(半径)とは互いに異なる高さ(半径)を有するよ
うに、前記領域A1から領域A6まて順次その高さ(半
径)を僅かつつ増加して形成されている。また、前記正
送り量調節用カム面37は、前記各領域Al,A2,・
・・・・・A6のほぼ中央部に位置し、その各領域
における前記逆送り量調節用カム面38により設定され
る逆送り量と送り方向を異にする同等の正送り量を設定
するための平坦カム部と、前記各領域内においてその平
坦カム部を挾んで左右両側に位置し前記正送り量をそれ
ぞれ漸次減少及び増加するための傾斜カム部と、前記各
領域の互いに隣接する部分の近傍に位置し、前記傾斜カ
ム部を連絡する連結部とから構成されている。それ故に
、第7図において、前記正送り量調節用カム面37の各
領域のほぼ中央部に位置する各平坦カム部は、送り量0
に対応する中立線93に対して、その各領域における逆
送り量調節用カム38が隔つている距離と等しい距離隔
つている。また、前記第一の接触腕78のピン84の前
記両カム面37,38に対する位置は、前記手動ダイヤ
ル44の回動操作によつて変更可能である。即ち、第6
図に示す前記ピン84の位置は、手動ダイヤル44の表
示45の数字3が指針46に合致した時に相当し、、そ
のピン84は領域A3のほぼ中央に位置する平坦カム部
に係合している。そして、手動ダイヤル44を回動すれ
ば、前述した駆動連結手段及び歯車40,36介して送
り調節カム部体35が回動され、前記ピン84に対する
両カム面37,38の相対的角度位置か変更される。更
にまた、第2図、第4図、第5図及び第9図を参照して
、前記係止爪29と係止溝32とから成るクラッチ手段
の制御機構について説明する。
量調節用カム面37及びそのカム面に対向して半径方向
外方に位置する逆送り量調節用カム面38とは対応的に
6つの領域A1乃至A6に区分されている。その逆送り
量調節用カム面38は、前記領域A1乃至A6の各々に
おいては同一の逆送り量を設定し得るように同一高さ即
ち同一半径に形成され、且つ他の領域におけるカム面の
高さ(半径)とは互いに異なる高さ(半径)を有するよ
うに、前記領域A1から領域A6まて順次その高さ(半
径)を僅かつつ増加して形成されている。また、前記正
送り量調節用カム面37は、前記各領域Al,A2,・
・・・・・A6のほぼ中央部に位置し、その各領域
における前記逆送り量調節用カム面38により設定され
る逆送り量と送り方向を異にする同等の正送り量を設定
するための平坦カム部と、前記各領域内においてその平
坦カム部を挾んで左右両側に位置し前記正送り量をそれ
ぞれ漸次減少及び増加するための傾斜カム部と、前記各
領域の互いに隣接する部分の近傍に位置し、前記傾斜カ
ム部を連絡する連結部とから構成されている。それ故に
、第7図において、前記正送り量調節用カム面37の各
領域のほぼ中央部に位置する各平坦カム部は、送り量0
に対応する中立線93に対して、その各領域における逆
送り量調節用カム38が隔つている距離と等しい距離隔
つている。また、前記第一の接触腕78のピン84の前
記両カム面37,38に対する位置は、前記手動ダイヤ
ル44の回動操作によつて変更可能である。即ち、第6
図に示す前記ピン84の位置は、手動ダイヤル44の表
示45の数字3が指針46に合致した時に相当し、、そ
のピン84は領域A3のほぼ中央に位置する平坦カム部
に係合している。そして、手動ダイヤル44を回動すれ
ば、前述した駆動連結手段及び歯車40,36介して送
り調節カム部体35が回動され、前記ピン84に対する
両カム面37,38の相対的角度位置か変更される。更
にまた、第2図、第4図、第5図及び第9図を参照して
、前記係止爪29と係止溝32とから成るクラッチ手段
の制御機構について説明する。
三腕レバー94は前記段軸42に段ねじ95により回動
可能に取付けられ、その2つの腕の先端には前記第二の
制御カム27に接近して前記係止爪29の他端に相対係
合可能な当接部96,97がそれぞれ形成されている。
二腕レバー98は前記補助機枠41に段ねじ99により
回動可能に取付けられ、その一腕に穿設されたスロット
100に前記三腕レバー94の残りの一腕が嵌合してい
る。係レバー101は段ねじ102によりミシン機枠に
回動可能に取付けられ、その一端に穿設されたスロット
103には前記二腕レバー98の他揃が嵌合している。
そして、その連係レバー101と前記補助機枠41との
間には、第5図における左右方向への弾性力を有する図
示形状の線ばね104が装着されており、その線ばねの
連係レバー101側係止端105が、線ばね104の補
助機枠側係止端106と前記段ねじ102の軸心を結ふ
線分より後方(第5図における上方)に位置すれば、そ
の線ばね104は前記連係レバー101に反時計方向へ
の回動力を付与し、その線ばね104が自然状態に達し
た位置(第5図参照)に前記連係レバー101を静止保
持する。そして逆に、前記係止端106が前記線分より
前方に移動されれば、線ばね104は連係レバー101
を時計方向に付勢し、その線ばねが自然状態に達した位
置にその連係レバー101を静止保持する。制御レバー
107は段ねじ108によりミシン機枠に回動可能に取
付けられ、上端に穿設されたスロット109に前記連係
レバー101が他端が嵌合している。操作レバー110
は前記制御レバー107の下端に上下方向への摺動可能
で且つ離脱しないように支持されており、前記制御レバ
ー107と一体的に回動可能である。弾性材料からなる
作用片111は先端部が前記操作レバー110に関連す
るようにミシン機枠に固着されており、前記先端部には
、操作レバー110が最下位置へ引き出された状態にて
その上端に相対し、操作レバー110が最下位置から上
方へ押し上げられる際その上端に係合可能な傾斜面11
2が形成されている。釦孔かがり用布押え装置113は
、底部中央に針落下用の矩形状開口114aを有する横
断面略口状の加工布係合用底板114と、その底板に相
対的移動可能に挿嵌され公知の押え棒115にねじ11
6により取付けられた押え足117と、係合突起118
を有し前記底板114の後端に固定された案内部体11
9と、その案内部体に相対的移動可能に嵌合され、前記
係合突起118に対向する釦挾持用突起120及び前記
操作レバー110の下端に後方より係合可能に相対する
当接部121を有する調節部体122とから成つている
。そして前記押え足117と底板114との間に張設さ
れた弱いばね力を有するばね手段(図示せず)の作用に
より前記底板114は後方・へ付勢されており、前記押
え棒115が扛上された時、第9図に示す如く、その底
板114が最も後方へ移動した位置に達し、押え棒11
5が降下されて底板114が加工布に係合する時、加工
布の移送に伴なつてその底板が押え足117に対し・て
相対的に移動可能である。以上のように構成された本実
施例装置の作動態様について以下に説明する。
可能に取付けられ、その2つの腕の先端には前記第二の
制御カム27に接近して前記係止爪29の他端に相対係
合可能な当接部96,97がそれぞれ形成されている。
二腕レバー98は前記補助機枠41に段ねじ99により
回動可能に取付けられ、その一腕に穿設されたスロット
100に前記三腕レバー94の残りの一腕が嵌合してい
る。係レバー101は段ねじ102によりミシン機枠に
回動可能に取付けられ、その一端に穿設されたスロット
103には前記二腕レバー98の他揃が嵌合している。
そして、その連係レバー101と前記補助機枠41との
間には、第5図における左右方向への弾性力を有する図
示形状の線ばね104が装着されており、その線ばねの
連係レバー101側係止端105が、線ばね104の補
助機枠側係止端106と前記段ねじ102の軸心を結ふ
線分より後方(第5図における上方)に位置すれば、そ
の線ばね104は前記連係レバー101に反時計方向へ
の回動力を付与し、その線ばね104が自然状態に達し
た位置(第5図参照)に前記連係レバー101を静止保
持する。そして逆に、前記係止端106が前記線分より
前方に移動されれば、線ばね104は連係レバー101
を時計方向に付勢し、その線ばねが自然状態に達した位
置にその連係レバー101を静止保持する。制御レバー
107は段ねじ108によりミシン機枠に回動可能に取
付けられ、上端に穿設されたスロット109に前記連係
レバー101が他端が嵌合している。操作レバー110
は前記制御レバー107の下端に上下方向への摺動可能
で且つ離脱しないように支持されており、前記制御レバ
ー107と一体的に回動可能である。弾性材料からなる
作用片111は先端部が前記操作レバー110に関連す
るようにミシン機枠に固着されており、前記先端部には
、操作レバー110が最下位置へ引き出された状態にて
その上端に相対し、操作レバー110が最下位置から上
方へ押し上げられる際その上端に係合可能な傾斜面11
2が形成されている。釦孔かがり用布押え装置113は
、底部中央に針落下用の矩形状開口114aを有する横
断面略口状の加工布係合用底板114と、その底板に相
対的移動可能に挿嵌され公知の押え棒115にねじ11
6により取付けられた押え足117と、係合突起118
を有し前記底板114の後端に固定された案内部体11
9と、その案内部体に相対的移動可能に嵌合され、前記
係合突起118に対向する釦挾持用突起120及び前記
操作レバー110の下端に後方より係合可能に相対する
当接部121を有する調節部体122とから成つている
。そして前記押え足117と底板114との間に張設さ
れた弱いばね力を有するばね手段(図示せず)の作用に
より前記底板114は後方・へ付勢されており、前記押
え棒115が扛上された時、第9図に示す如く、その底
板114が最も後方へ移動した位置に達し、押え棒11
5が降下されて底板114が加工布に係合する時、加工
布の移送に伴なつてその底板が押え足117に対し・て
相対的に移動可能である。以上のように構成された本実
施例装置の作動態様について以下に説明する。
第2図乃至第6図及ひ第9図は釦孔かがり作業の開始直
前の状態を示すもので、押え棒115のノ下端に固定さ
れた布押え装置113の一対の突起118,120間に
所要の釦(図示せず)が挾持されることにより当接部1
21の位置が決定されており、また、操作レバー110
は最下位置に引き出されて前方から押圧され、制御レバ
ー107を介して連係レバー101が線ばね104の作
用により第5図に示す位置に保持されている。
前の状態を示すもので、押え棒115のノ下端に固定さ
れた布押え装置113の一対の突起118,120間に
所要の釦(図示せず)が挾持されることにより当接部1
21の位置が決定されており、また、操作レバー110
は最下位置に引き出されて前方から押圧され、制御レバ
ー107を介して連係レバー101が線ばね104の作
用により第5図に示す位置に保持されている。
従つて、三腕レバー94が第4図に示されている位置を
とり、係止爪29はコイルばね33の作用により係止溝
32の一つに嵌合するか或いは係止溝間の,−!部に当
接する。そして、操作つまみ90の回動操作により指針
92が模様表示板91の釦孔かがり縫目の形象に合致さ
れ、第一のカム追従子50はその接触部74が制御カム
面23に係合し且つ接触ピン75が二腕レバー71の一
側縁に相対するように移動配置され、また第二のカム追
従子51はその接触部89が第一の接触腕78の係合肩
部85に当接するように移動配置されている。この際、
前記カム追従子51の第一の接触部88は制御カム27
に相対しているがそれに係合し得ない。尚、前記第一の
カム迫従子50の接触部74を制御カム面23に係合さ
せるための回動力は、図示しない公知の針棒支枠とミシ
ン機枠との間に設けられ針棒連桿59を第3図における
左方へ付勢するばね手段(図示せず)の作用により生じ
、また前記第二のカム追従子51の接触部89を前記接
触腕78に係合させるための回動力は、図示しない公知
の送り調節器を一方向に付勢するもね手段(図示せす)
の作用により生じるもので、後者の回動力は、第4図及
び第6図における引張はね87の作用により前記接触腕
78に付与される回動力よりも小さいものである。この
状態にてミシンが運転されると、模様カム群16、送り
カム17及ひ係止溝32が主軸11の回転と連動して回
転する。
とり、係止爪29はコイルばね33の作用により係止溝
32の一つに嵌合するか或いは係止溝間の,−!部に当
接する。そして、操作つまみ90の回動操作により指針
92が模様表示板91の釦孔かがり縫目の形象に合致さ
れ、第一のカム追従子50はその接触部74が制御カム
面23に係合し且つ接触ピン75が二腕レバー71の一
側縁に相対するように移動配置され、また第二のカム追
従子51はその接触部89が第一の接触腕78の係合肩
部85に当接するように移動配置されている。この際、
前記カム追従子51の第一の接触部88は制御カム27
に相対しているがそれに係合し得ない。尚、前記第一の
カム迫従子50の接触部74を制御カム面23に係合さ
せるための回動力は、図示しない公知の針棒支枠とミシ
ン機枠との間に設けられ針棒連桿59を第3図における
左方へ付勢するばね手段(図示せず)の作用により生じ
、また前記第二のカム追従子51の接触部89を前記接
触腕78に係合させるための回動力は、図示しない公知
の送り調節器を一方向に付勢するもね手段(図示せす)
の作用により生じるもので、後者の回動力は、第4図及
び第6図における引張はね87の作用により前記接触腕
78に付与される回動力よりも小さいものである。この
状態にてミシンが運転されると、模様カム群16、送り
カム17及ひ係止溝32が主軸11の回転と連動して回
転する。
従つて、係止爪29が前記係止溝32に嵌合しておれば
、第二の制御カム27も直ちに前記模様カム群16及び
送りカム17と一体的に回転し、その制御カム27の突
起28と軸筒19の係止溝19aとの嵌合を介して第一
の制御カム21も直ちに一体的に回転す.る。その制御
カム21の第3図における矢印方向への回転により第一
のカム追従子50はその接触部74を介して制御カム面
32の凹凸カム部23aの作用を受け、第10図に示す
ように、揺動枠48とともに実線位置と一点鎖線位置と
の間にお−いて揺動する。その揺動運動は、リンク54
、揺動リンク55及び針棒連桿59等からなる伝達手段
を介して針棒14に伝達され、針は大振幅にて横方向に
揺動される。この際、ジグザグ基本カム22の作用によ
り揺動する補助カム追従子65の運動によりニ腕レバー
71が揺動しているが、前記補助カム追従子65がジグ
ザグ基本カム22の山部に係合する時前記カム追従子5
0の接触部74は制御カム面23の凸部に係合するよう
に両カム22,21の回転位相関係が設定されているた
め、前記二腕レバー71の一側縁力幼ム追従子50の接
触ピン75に当接せず、そのカム追従子50の前記揺動
運動が干渉されることがない。ま”た、制御カム溝25
の作用により切換レバー69が第3図に示す位置から第
10図に示す位置に回動され、前記二腕レバー71の揺
動支点が移動され、その第一の当接面76が前記接触ピ
ン75薄に相対する状態にある。上記第一の制御カム2
1の回動とともに第二の制御カム27も第4図における
矢印方向へ回転し、第二の接触腕79の接触部86は送
り設定用カム面26の中半径カム部26cに係合する。
、第二の制御カム27も直ちに前記模様カム群16及び
送りカム17と一体的に回転し、その制御カム27の突
起28と軸筒19の係止溝19aとの嵌合を介して第一
の制御カム21も直ちに一体的に回転す.る。その制御
カム21の第3図における矢印方向への回転により第一
のカム追従子50はその接触部74を介して制御カム面
32の凹凸カム部23aの作用を受け、第10図に示す
ように、揺動枠48とともに実線位置と一点鎖線位置と
の間にお−いて揺動する。その揺動運動は、リンク54
、揺動リンク55及び針棒連桿59等からなる伝達手段
を介して針棒14に伝達され、針は大振幅にて横方向に
揺動される。この際、ジグザグ基本カム22の作用によ
り揺動する補助カム追従子65の運動によりニ腕レバー
71が揺動しているが、前記補助カム追従子65がジグ
ザグ基本カム22の山部に係合する時前記カム追従子5
0の接触部74は制御カム面23の凸部に係合するよう
に両カム22,21の回転位相関係が設定されているた
め、前記二腕レバー71の一側縁力幼ム追従子50の接
触ピン75に当接せず、そのカム追従子50の前記揺動
運動が干渉されることがない。ま”た、制御カム溝25
の作用により切換レバー69が第3図に示す位置から第
10図に示す位置に回動され、前記二腕レバー71の揺
動支点が移動され、その第一の当接面76が前記接触ピ
ン75薄に相対する状態にある。上記第一の制御カム2
1の回動とともに第二の制御カム27も第4図における
矢印方向へ回転し、第二の接触腕79の接触部86は送
り設定用カム面26の中半径カム部26cに係合する。
それにより、第一の接触腕78はその折曲部81が当接
ねじ83に係合した状態になるばね力を有する引張ばね
80の作用を介して移動する。この第一の接触腕78の
移動位置は、そのピン84の軸心が第6図に示す中立線
93に合致するように前記当接ねじ83の回動操作によ
り調節されている。そして、その接触腕85に接触部8
9にて係合する第二のカム追従子51が揺動腕49とと
もに追従回動し、ロッド56を介して送り調節器が送り
量0を設定する位置へ回動操作される。従つて、第4図
に示されている係止色29が三腕レバー94の他の当接
部97に当接してコイルばね33の作用に抗して回動さ
れ係止溝32から離脱されるまでに、前記両側制御カム
21,27がほぼ120度回転し、その間に前記布押え
装置113により押圧された加工布には第13図に示す
釦孔の一端閂止め部123が大振幅、送り0にて形成さ
れる。この閂止め部123の形成には針数にして6針が
用いられ、前記第一のカム追従子50の接触部74が制
御カム面23の凹凸カム部23aの凸部に係合する時針
15は前記閂止め部123の右端にて加工布を貫通し、
前記接触部74が凹凸カム部23aの凹部に係合する時
には針15は前記閂止め部123の左端にて加工布を貫
通する。そして、前記係止爪29が係止溝32から離脱
した時、前記両制御カム21,27の回転が停止され、
第一のカム追従子50の接触部74は制御カム面23の
凹凸カム部23aの凹部に相対し(第11図参照)、第
二の接触腕79の接触部86は送り設定用カム面26の
小半径カム部26bに相対する。
ねじ83に係合した状態になるばね力を有する引張ばね
80の作用を介して移動する。この第一の接触腕78の
移動位置は、そのピン84の軸心が第6図に示す中立線
93に合致するように前記当接ねじ83の回動操作によ
り調節されている。そして、その接触腕85に接触部8
9にて係合する第二のカム追従子51が揺動腕49とと
もに追従回動し、ロッド56を介して送り調節器が送り
量0を設定する位置へ回動操作される。従つて、第4図
に示されている係止色29が三腕レバー94の他の当接
部97に当接してコイルばね33の作用に抗して回動さ
れ係止溝32から離脱されるまでに、前記両側制御カム
21,27がほぼ120度回転し、その間に前記布押え
装置113により押圧された加工布には第13図に示す
釦孔の一端閂止め部123が大振幅、送り0にて形成さ
れる。この閂止め部123の形成には針数にして6針が
用いられ、前記第一のカム追従子50の接触部74が制
御カム面23の凹凸カム部23aの凸部に係合する時針
15は前記閂止め部123の右端にて加工布を貫通し、
前記接触部74が凹凸カム部23aの凹部に係合する時
には針15は前記閂止め部123の左端にて加工布を貫
通する。そして、前記係止爪29が係止溝32から離脱
した時、前記両制御カム21,27の回転が停止され、
第一のカム追従子50の接触部74は制御カム面23の
凹凸カム部23aの凹部に相対し(第11図参照)、第
二の接触腕79の接触部86は送り設定用カム面26の
小半径カム部26bに相対する。
従つて、引張ばね80の作用により前記第二の接触腕7
9と一体的に結合されている第一の接触腕78は、別の
引張ばね87の作用により第4図における反時計方向(
第6図における時計方向)へ回動され、ピン84が逆送
り量調節用カム面38に係合する。その係合により第一
の接触腕78のそれ以上の回動が停止され、第二の接触
腕79もその接触部88が前記送り設定用カム面26の
小半径カム部26bと離間した状態にて保持される。そ
して、前記第一の接触腕78の係合肩部85に接触部8
9を介して係合する第二のカム追従子51が揺動枠49
とともに前記接触腕78の回動に追従して対応する位置
へ回動され、送り調節器が微小逆送り量を設定すべく操
作される。その微小逆送り量は、前記ピン84が係合す
る逆送り量調節用カム面38の高さにより決定されるも
のであり、手動ダイヤル44の表示45の数字3が指針
46に合致した状態に対応する第6図においては、前記
ピン84は逆送り量調節用カム面38と領域A3の中央
において係合し、それにより対応する逆送り量が設定さ
れる。この状態におけるミシンの運転の継続により、ジ
グザグ基本カム22は他の模様カム群16とともに回転
を継続し、補助カム追従子65に第11図に示す実線位
置と一点鎖線位置との間における揺動運動が付与される
。
9と一体的に結合されている第一の接触腕78は、別の
引張ばね87の作用により第4図における反時計方向(
第6図における時計方向)へ回動され、ピン84が逆送
り量調節用カム面38に係合する。その係合により第一
の接触腕78のそれ以上の回動が停止され、第二の接触
腕79もその接触部88が前記送り設定用カム面26の
小半径カム部26bと離間した状態にて保持される。そ
して、前記第一の接触腕78の係合肩部85に接触部8
9を介して係合する第二のカム追従子51が揺動枠49
とともに前記接触腕78の回動に追従して対応する位置
へ回動され、送り調節器が微小逆送り量を設定すべく操
作される。その微小逆送り量は、前記ピン84が係合す
る逆送り量調節用カム面38の高さにより決定されるも
のであり、手動ダイヤル44の表示45の数字3が指針
46に合致した状態に対応する第6図においては、前記
ピン84は逆送り量調節用カム面38と領域A3の中央
において係合し、それにより対応する逆送り量が設定さ
れる。この状態におけるミシンの運転の継続により、ジ
グザグ基本カム22は他の模様カム群16とともに回転
を継続し、補助カム追従子65に第11図に示す実線位
置と一点鎖線位置との間における揺動運動が付与される
。
従つて、二腕レバー71も同図における実線位置と一点
鎖線位置の間において揺動され、その第一の当接面76
に相対する接触ピン75を介してカム追従子50に揺動
運動が付与される。その揺動運動は、前記補助カム追従
子65がジグザグ基本カム22の山部に係合して二腕レ
バー71が時計方向に最大に回動され、カム追従子50
がその接触ピン75と前記当接面76との係合を介して
回動された第11図における一点鎖線位置と、前記補助
カム追従子65がジグザグ基本カム22の谷部と係合す
べく回動されて二腕レバー71が同図における実線位置
に向つて回動され、カム追従子50が追従回動してその
接触部74が停止している制御カム21の凹凸カム部2
3aの凹部に係合する第11図における実線位成との間
において行われ、第13図における釦孔の左側かがり部
124の形成が中振幅、微小逆送り量にて遂行される。
そのかがり部124の左端針落ち位置は、前述したよう
に、カム追従子50の接触部74と制御カム面23の凹
凸カム部23aの凹部との係合により決定されるため、
前記閂止め部123の左端針落ち位置と一致している。
このように両制御カム21,27が停止した状態にて左
端かがり縫が遂行され、加工布を押圧している布押え装
置113の底板114はその加工布とともに第9図にお
ける矢印方向へ僅かづつ移送される。
鎖線位置の間において揺動され、その第一の当接面76
に相対する接触ピン75を介してカム追従子50に揺動
運動が付与される。その揺動運動は、前記補助カム追従
子65がジグザグ基本カム22の山部に係合して二腕レ
バー71が時計方向に最大に回動され、カム追従子50
がその接触ピン75と前記当接面76との係合を介して
回動された第11図における一点鎖線位置と、前記補助
カム追従子65がジグザグ基本カム22の谷部と係合す
べく回動されて二腕レバー71が同図における実線位置
に向つて回動され、カム追従子50が追従回動してその
接触部74が停止している制御カム21の凹凸カム部2
3aの凹部に係合する第11図における実線位成との間
において行われ、第13図における釦孔の左側かがり部
124の形成が中振幅、微小逆送り量にて遂行される。
そのかがり部124の左端針落ち位置は、前述したよう
に、カム追従子50の接触部74と制御カム面23の凹
凸カム部23aの凹部との係合により決定されるため、
前記閂止め部123の左端針落ち位置と一致している。
このように両制御カム21,27が停止した状態にて左
端かがり縫が遂行され、加工布を押圧している布押え装
置113の底板114はその加工布とともに第9図にお
ける矢印方向へ僅かづつ移送される。
そして、前記左側かがり部124の形成が前記一対の突
起118,120間に挾持された釦の大きさにほぼ対応
する長さだけ行われた時、調節部体122の当接部12
1が操作レバー110に後方より当接し、ぞの後の引続
く前記底板114の矢印方向への移動によりその操作レ
バー110は制御レバー107とともに段ねじ108の
周りに反時計方向へ回動される。それにより連係レバー
101が段ねじ102の周りに線ばね104の作用に抗
して回動され、その線ばね104の一端105が前記段
ねじ102の軸心と線ばね105の他端106を結ふ線
分を越えた時、その線はね105は連係レバー101へ
の付勢力の方向を変更し、その連係レバーを第5図にお
ける位置P1から位置P2へ移動させる。その移動は、
二腕レバー98を介して三腕レバー94を第4図におけ
る反時計方向へ回動させ、その当接部97と係止爪29
との係合を解離させる。従つて、その係止爪29はコイ
ルばね33の作用により回動され、係止溝32と相対挽
した時その係止溝に嵌入する。それにより、今まて停止
していた・両制御カム21,27が回転を再関する。第
一の制御カム21が第11図に示す位置から矢印方向へ
の回転を再関すると、第一のカム迫従子50はその接触
部74にて制御カム面23の凹凸カム部23aの作用を
受けて揺動し、針に大な)る横方向揺動運動が付与され
る。また、第二の制御カム27の回転再開により、第二
の接触腕79の接触部86は送り設定用カム面26の中
半径カム部26cと係合する。従つて、第一の接触腕7
8は引張ばね87の作用に抗した前記第二の接触腕79
と一体的に回動され、前述と同様、そのピン84の軸心
が第6図における中立線93上に位置する状態に移動保
持される。それにより送り調節器はカム追従子51.揺
動枠49及びロッド56等を介して送り量0を設定する
位置へ回動される。この状態にて第13図における他端
閂止め部125が大振幅、送り量0にて前記左側かがり
部124に続いて形成される。この閂止め部125の形
成には針数にして5針が用いられ、6針目に前記第一の
カム追従子50の接触部74は、第12図に示すように
、制御カム面23の平坦部23bに係合する。また、前
記閂止め部125の形成の際、補助カム追従子65及び
二腕レバー71はジグザグ基本カム22の作用を受けて
揺動するが、第一のカム追従子50の揺動運動と干渉し
ないことは前述の一端閂止め部123の形成の場合と同
様である。更に、前記二腕レバー71の揺動支点は、前
記閂止め部125の形成の5針目において、切換レバー
69のピン70と制御カム溝25の傾射溝部25cとの
嵌合により移動され、続く6針目には前記ピン70が小
半径溝部25aに嵌合して第12図に示す位置に達する
。第12図において、第一のカム追従子50の接触部7
4は制御カム面23の平坦部23bに相対し、接触ピン
75は二腕レバー71の第二の当接面77に相対してい
る。
起118,120間に挾持された釦の大きさにほぼ対応
する長さだけ行われた時、調節部体122の当接部12
1が操作レバー110に後方より当接し、ぞの後の引続
く前記底板114の矢印方向への移動によりその操作レ
バー110は制御レバー107とともに段ねじ108の
周りに反時計方向へ回動される。それにより連係レバー
101が段ねじ102の周りに線ばね104の作用に抗
して回動され、その線ばね104の一端105が前記段
ねじ102の軸心と線ばね105の他端106を結ふ線
分を越えた時、その線はね105は連係レバー101へ
の付勢力の方向を変更し、その連係レバーを第5図にお
ける位置P1から位置P2へ移動させる。その移動は、
二腕レバー98を介して三腕レバー94を第4図におけ
る反時計方向へ回動させ、その当接部97と係止爪29
との係合を解離させる。従つて、その係止爪29はコイ
ルばね33の作用により回動され、係止溝32と相対挽
した時その係止溝に嵌入する。それにより、今まて停止
していた・両制御カム21,27が回転を再関する。第
一の制御カム21が第11図に示す位置から矢印方向へ
の回転を再関すると、第一のカム迫従子50はその接触
部74にて制御カム面23の凹凸カム部23aの作用を
受けて揺動し、針に大な)る横方向揺動運動が付与され
る。また、第二の制御カム27の回転再開により、第二
の接触腕79の接触部86は送り設定用カム面26の中
半径カム部26cと係合する。従つて、第一の接触腕7
8は引張ばね87の作用に抗した前記第二の接触腕79
と一体的に回動され、前述と同様、そのピン84の軸心
が第6図における中立線93上に位置する状態に移動保
持される。それにより送り調節器はカム追従子51.揺
動枠49及びロッド56等を介して送り量0を設定する
位置へ回動される。この状態にて第13図における他端
閂止め部125が大振幅、送り量0にて前記左側かがり
部124に続いて形成される。この閂止め部125の形
成には針数にして5針が用いられ、6針目に前記第一の
カム追従子50の接触部74は、第12図に示すように
、制御カム面23の平坦部23bに係合する。また、前
記閂止め部125の形成の際、補助カム追従子65及び
二腕レバー71はジグザグ基本カム22の作用を受けて
揺動するが、第一のカム追従子50の揺動運動と干渉し
ないことは前述の一端閂止め部123の形成の場合と同
様である。更に、前記二腕レバー71の揺動支点は、前
記閂止め部125の形成の5針目において、切換レバー
69のピン70と制御カム溝25の傾射溝部25cとの
嵌合により移動され、続く6針目には前記ピン70が小
半径溝部25aに嵌合して第12図に示す位置に達する
。第12図において、第一のカム追従子50の接触部7
4は制御カム面23の平坦部23bに相対し、接触ピン
75は二腕レバー71の第二の当接面77に相対してい
る。
そして、二腕レバー71は、ジグザグ基本カム22の回
転による補助カム追従子65の揺動に連動して同図にお
ける実線位置と一点鎖線位置との間において揺動を継続
する。従つて、前記カム迫従子50は、二腕レバ−ー7
1の一点鎖線位置への回動の際その当接面77と接触ピ
ン75の係合を介して同図における一点鎖線位置へ移動
し、且つ二腕レバー71の実線位置への回動の際その接
触部74が前記制御カム面23の平坦部23bに当接す
る位置まで回動されこる。そのカム追従子50の一点鎖
線位置への移動は、接触部74が制御カム面23の凹凸
カム部23aの凸部に係合する時と同一であり、従つて
その位置における針落ち位置は前記両閂止め部123,
125の形成の際の右端針落ち位置と一致す1る。また
前記平坦部23bの高さは、前記凹凸カム部23aの凹
部の高さと凸部の高さとの中間よりやや高く形成されて
おり、その平坦部23bに前記接触部74が当接した時
の針落ち位置は、第13図における前記閂止め部123
,125の中央よりやや右側になる。而して、前記閂止
め部125の形成後に第二の接触腕79の接触部86は
送り設定用カム面26の大半径カム部26aに係合する
ことになり、第一の接触腕78は強いばね力を有する引
張ばね80の作用により他の引張ばね87の作用に抗し
て第4図における時計方向へ追従回動される。
転による補助カム追従子65の揺動に連動して同図にお
ける実線位置と一点鎖線位置との間において揺動を継続
する。従つて、前記カム迫従子50は、二腕レバ−ー7
1の一点鎖線位置への回動の際その当接面77と接触ピ
ン75の係合を介して同図における一点鎖線位置へ移動
し、且つ二腕レバー71の実線位置への回動の際その接
触部74が前記制御カム面23の平坦部23bに当接す
る位置まで回動されこる。そのカム追従子50の一点鎖
線位置への移動は、接触部74が制御カム面23の凹凸
カム部23aの凸部に係合する時と同一であり、従つて
その位置における針落ち位置は前記両閂止め部123,
125の形成の際の右端針落ち位置と一致す1る。また
前記平坦部23bの高さは、前記凹凸カム部23aの凹
部の高さと凸部の高さとの中間よりやや高く形成されて
おり、その平坦部23bに前記接触部74が当接した時
の針落ち位置は、第13図における前記閂止め部123
,125の中央よりやや右側になる。而して、前記閂止
め部125の形成後に第二の接触腕79の接触部86は
送り設定用カム面26の大半径カム部26aに係合する
ことになり、第一の接触腕78は強いばね力を有する引
張ばね80の作用により他の引張ばね87の作用に抗し
て第4図における時計方向へ追従回動される。
そして、第6図に示す如く、ピン84が正送り量調節ノ
用カム面37に当接することにより第一の接触腕78の
もの後の追従回動が防止され、第二の接触腕79のみが
前記引張ばね80の作用に抗して単独に回動されて前記
大半径カム部26aに係合する。前記ピン84が係合し
た領域A3の中央にお・けるカム面37は、前述した左
側かがり部124の形成時における微小逆送り量と送り
方向を異にする同等量の正送り量を設定する高さに形成
されており、前記第一の接触腕78に係合する第二のカ
ム追従子51、揺動枠49及びロッド59等を介して送
り調節器が対応する位置へ回動される。従つて、前記閂
止め部125に続く右側かがり部126の形成が、中振
幅、微小正送り量にて行われる。この右側かがり部12
6の形成の初期においては、前記両制御カム21,27
は回転しているが、7針分に相当する右側かがり縫が行
われた後係止爪29が三腕レバー94の当接部96に当
接し、コイルばね33の作用に抗して回動されて係止溝
32との嵌合を解離し、制御カム21,27の回転が停
止される。
用カム面37に当接することにより第一の接触腕78の
もの後の追従回動が防止され、第二の接触腕79のみが
前記引張ばね80の作用に抗して単独に回動されて前記
大半径カム部26aに係合する。前記ピン84が係合し
た領域A3の中央にお・けるカム面37は、前述した左
側かがり部124の形成時における微小逆送り量と送り
方向を異にする同等量の正送り量を設定する高さに形成
されており、前記第一の接触腕78に係合する第二のカ
ム追従子51、揺動枠49及びロッド59等を介して送
り調節器が対応する位置へ回動される。従つて、前記閂
止め部125に続く右側かがり部126の形成が、中振
幅、微小正送り量にて行われる。この右側かがり部12
6の形成の初期においては、前記両制御カム21,27
は回転しているが、7針分に相当する右側かがり縫が行
われた後係止爪29が三腕レバー94の当接部96に当
接し、コイルばね33の作用に抗して回動されて係止溝
32との嵌合を解離し、制御カム21,27の回転が停
止される。
この回転停止時における前記制御カム21及び27の位
置はそれぞれ第3図及び第4図に示されている位置と同
一である。従つて、ミシンの運転が継続している間、前
述と同様の態様にて右側かがり部126の形成が引続き
行われる。その際、前記布押え装置113の底板114
は加工布の移動に伴なつて後方へ移送されることになる
。そして、前記右側かがり部126の形成が最初に形成
された閂止め部123の位置に達した時ミシンの運転を
停止することにより1個の釦孔かがりが完成する。続い
て新たな釦孔かがりを遂行するためには、布押え装置1
13を押え棒115の扛上操作によつて上昇させ、新た
な釦孔形成個所が底板114の開口114a内に位置す
るように加工布を移動させた後再度布押え装置113を
降下させる。
置はそれぞれ第3図及び第4図に示されている位置と同
一である。従つて、ミシンの運転が継続している間、前
述と同様の態様にて右側かがり部126の形成が引続き
行われる。その際、前記布押え装置113の底板114
は加工布の移動に伴なつて後方へ移送されることになる
。そして、前記右側かがり部126の形成が最初に形成
された閂止め部123の位置に達した時ミシンの運転を
停止することにより1個の釦孔かがりが完成する。続い
て新たな釦孔かがりを遂行するためには、布押え装置1
13を押え棒115の扛上操作によつて上昇させ、新た
な釦孔形成個所が底板114の開口114a内に位置す
るように加工布を移動させた後再度布押え装置113を
降下させる。
そして、操作レバー110を前方より押圧して後方へ僅
か回動させれば、三腕レバー94が第4図に示す状態に
回動し、係止爪29が係止溝32に嵌度し得る状態とな
る。この状態にてミシンの運転を開始すれば、前述と同
様にして、新たな1個の釦孔かがりが自動的に形成され
る。尚、前記ミシンの運転開始時に、係止爪29が係止
溝32に直ちに嵌合しない場合があるが、その場合には
閂止め部123の形成に先立つて右側かがり部126の
左右針落ち位置と同じ位置に多くとも2針余分な縫目が
形成されるが、この縫目は最終段階における右側かがり
部126の形成のためのかがり縫目により覆われるため
外観上何ら悪影響はない。また、左右かがり部124,
126の送りピッチPb,Pfを変更したい場合には、
手動ダイヤル44の回動操作により送り調節カム部体3
5を回動させ、第一の接触腕78のピン84に対するカ
ム溝39の相対的角度位置を変更すればよい。即ち、今
前記送りピッチPb,Pfを大きくしたい場合、手動ダ
イヤル44を回動して例えばその表示45の数字6を指
針46に合致させれば、送り調節カム部体35は第6図
における反時計方向に回動され、前記ピン84は両調節
カム面37,38と領域A6の中央において相対係合し
得る状態となる。前記両調節カム面37,38は、第7
図を参照して説明したように形成されているため、前記
手動ダイヤル44の時計方向への回動により、表示45
の数字4、5、6のいずれかが指針46に合致させれば
送りピッチPb,Pfが増大することは明白てある。ま
た逆に、手動ダイヤル44の反時計方向への回動により
、表示45の数字2又は1を指針46に合致させれば、
前記送りピッチPb,Pfが減少することも明白である
。要するに、正規の状態においては、手動ダイヤル44
を回動操作してその表示45中の数字のいずれかを指針
46に合致させることにより、釦孔の両側かがり部の送
りピッチの大きさを調節した後所定の加工布に釦娯孔か
がり作業を遂行すれば、正逆送りピッチの等しい(Pb
=Pf)両側かがり部を有する釦孔かがりが形成される
。
か回動させれば、三腕レバー94が第4図に示す状態に
回動し、係止爪29が係止溝32に嵌度し得る状態とな
る。この状態にてミシンの運転を開始すれば、前述と同
様にして、新たな1個の釦孔かがりが自動的に形成され
る。尚、前記ミシンの運転開始時に、係止爪29が係止
溝32に直ちに嵌合しない場合があるが、その場合には
閂止め部123の形成に先立つて右側かがり部126の
左右針落ち位置と同じ位置に多くとも2針余分な縫目が
形成されるが、この縫目は最終段階における右側かがり
部126の形成のためのかがり縫目により覆われるため
外観上何ら悪影響はない。また、左右かがり部124,
126の送りピッチPb,Pfを変更したい場合には、
手動ダイヤル44の回動操作により送り調節カム部体3
5を回動させ、第一の接触腕78のピン84に対するカ
ム溝39の相対的角度位置を変更すればよい。即ち、今
前記送りピッチPb,Pfを大きくしたい場合、手動ダ
イヤル44を回動して例えばその表示45の数字6を指
針46に合致させれば、送り調節カム部体35は第6図
における反時計方向に回動され、前記ピン84は両調節
カム面37,38と領域A6の中央において相対係合し
得る状態となる。前記両調節カム面37,38は、第7
図を参照して説明したように形成されているため、前記
手動ダイヤル44の時計方向への回動により、表示45
の数字4、5、6のいずれかが指針46に合致させれば
送りピッチPb,Pfが増大することは明白てある。ま
た逆に、手動ダイヤル44の反時計方向への回動により
、表示45の数字2又は1を指針46に合致させれば、
前記送りピッチPb,Pfが減少することも明白である
。要するに、正規の状態においては、手動ダイヤル44
を回動操作してその表示45中の数字のいずれかを指針
46に合致させることにより、釦孔の両側かがり部の送
りピッチの大きさを調節した後所定の加工布に釦娯孔か
がり作業を遂行すれば、正逆送りピッチの等しい(Pb
=Pf)両側かがり部を有する釦孔かがりが形成される
。
然しながら、使用される加工布の種類によつては加工布
に付与される送り歯の送り運動量が正逆両方向において
均一でない場合が生じ、出来上つた釦孔かがりの両側か
がり部の送りピッチに差異が生ずることがある。例えば
、第6図に示されている場合のように、手動ダイヤル4
4の表示45の数字3が指針46に合致した状態にて釦
孔かがり作業を遂行した時に、正送りピッチPfが逆送
りピッチPbより大なるかがり部が形成されることがあ
る。この場合には、以下のように操作することにより前
記正逆送りピッチの差異を是正し得る。即ち、前記手動
ダイヤル44を反時計方向へ僅か回動すれば、送り調節
カム部体35が第6図における時計方向へ僅か回動され
、第一の接触腕78のピン84は第7図における領域A
3内に中央部より左右において両調節部カム面37,3
8と相対係合可能となる。それ故に、前記釦孔の左側か
がり部124の形成の際の逆送りピッチPbは同一であ
るが、、右側かがり部126の正送りピッチPfは減少
されることになり、結果的に正逆両送りピッチが同等に
なるように調節し得る。更に、上述とは逆に、正送りピ
ッチPfが逆送りピッチPbより小なるかがり部が形成
された場合には、前記手動ダイヤル44を時計方向に僅
か回動ずれば、よいことは明白である。このようにして
所望の釦孔かがり作業を遂行した後他の縫製作業を遂行
する時には、操作つまみ90を回動操作して所望の縫目
模様に対応するカムを選択し、第一及び第二の手動つま
み62,64によりその縫目模様に適した振幅及び送り
量を設定すればよい。
に付与される送り歯の送り運動量が正逆両方向において
均一でない場合が生じ、出来上つた釦孔かがりの両側か
がり部の送りピッチに差異が生ずることがある。例えば
、第6図に示されている場合のように、手動ダイヤル4
4の表示45の数字3が指針46に合致した状態にて釦
孔かがり作業を遂行した時に、正送りピッチPfが逆送
りピッチPbより大なるかがり部が形成されることがあ
る。この場合には、以下のように操作することにより前
記正逆送りピッチの差異を是正し得る。即ち、前記手動
ダイヤル44を反時計方向へ僅か回動すれば、送り調節
カム部体35が第6図における時計方向へ僅か回動され
、第一の接触腕78のピン84は第7図における領域A
3内に中央部より左右において両調節部カム面37,3
8と相対係合可能となる。それ故に、前記釦孔の左側か
がり部124の形成の際の逆送りピッチPbは同一であ
るが、、右側かがり部126の正送りピッチPfは減少
されることになり、結果的に正逆両送りピッチが同等に
なるように調節し得る。更に、上述とは逆に、正送りピ
ッチPfが逆送りピッチPbより小なるかがり部が形成
された場合には、前記手動ダイヤル44を時計方向に僅
か回動ずれば、よいことは明白である。このようにして
所望の釦孔かがり作業を遂行した後他の縫製作業を遂行
する時には、操作つまみ90を回動操作して所望の縫目
模様に対応するカムを選択し、第一及び第二の手動つま
み62,64によりその縫目模様に適した振幅及び送り
量を設定すればよい。
例えば、通常のジグザグ縫を遂行する際には、第一のカ
ム追従子50は前記ジグ゛ザグ基本カム22に係合し、
第二のカム迫従子51は送りカム17と第二の制御カム
27との間に位置し、いずれのカムとも係合しない。そ
の状態におけるミシンの運転により、通常のジグザグ縫
が任意の振幅、任意の送り量にて遂行され得る。この際
、前述した布押え装置113に代えてジグザグ縫用押え
足が押え棒115に固定される。また、操作レバー11
0は上昇され、その下端部を一部残して大部分はミシン
機体内に格納される。その操作レバー110の上昇前に
該操作レバー110が第9図における時計方向に制御レ
バー107とともに回動された状態であれば、前記操作
レバー110の上昇時にその上端の作用片111の傾斜
面112に当接し、その傾射面に案内されて操作レバー
110及び制御レバー107が同図における反時計方向
に回動される。従つて、連係レバー101は第5図にお
ける位置P2に回動され、三腕レバー94は第4図にお
ける反時計方向に回動されてその当接部96は係止爪2
9と係合可能に相対する。それ故に、その後のミシンの
運転により前記両制御カム21,27は、係止爪29が
前記三腕レバー94の当接部96に係合して係止溝32
との嵌合を解離するまで回動され、その後その位置に停
止する。また、前述した補述カム追従子65及び二腕レ
バー71はジグザグ基本カム22の作用を受けてミシン
の運転中揺動し続けるが、第一のカム追従子50の接触
ピン75はもはや前記二腕レバー71の一側縁と相対し
ていないため、そのカム追従子50の揺動運転に支障を
来たすことはない。更にまた、所謂伸縮縫目を形成した
い場合には、前記第一のカム追従子5を例えば前記ジグ
ザグ基本カム22に係合させるとともに、第二のカム追
従子51を送りカム17に係合させれば、ミシンの運転
にともなつて送り調節器が回動操作され、加工布には送
り歯により所謂2針前進1針後退の送り運動が付与され
て三重ジグザグ縫を遂行し得る。このような他の縫製作
業を行つた後再度釦孔かがりを遂行すべく操作つまみ9
0が回動操作されると、前記第一及び第二のカム追従子
50,51は第2図乃至第6図に示されている位置に移
動される。
ム追従子50は前記ジグ゛ザグ基本カム22に係合し、
第二のカム迫従子51は送りカム17と第二の制御カム
27との間に位置し、いずれのカムとも係合しない。そ
の状態におけるミシンの運転により、通常のジグザグ縫
が任意の振幅、任意の送り量にて遂行され得る。この際
、前述した布押え装置113に代えてジグザグ縫用押え
足が押え棒115に固定される。また、操作レバー11
0は上昇され、その下端部を一部残して大部分はミシン
機体内に格納される。その操作レバー110の上昇前に
該操作レバー110が第9図における時計方向に制御レ
バー107とともに回動された状態であれば、前記操作
レバー110の上昇時にその上端の作用片111の傾斜
面112に当接し、その傾射面に案内されて操作レバー
110及び制御レバー107が同図における反時計方向
に回動される。従つて、連係レバー101は第5図にお
ける位置P2に回動され、三腕レバー94は第4図にお
ける反時計方向に回動されてその当接部96は係止爪2
9と係合可能に相対する。それ故に、その後のミシンの
運転により前記両制御カム21,27は、係止爪29が
前記三腕レバー94の当接部96に係合して係止溝32
との嵌合を解離するまで回動され、その後その位置に停
止する。また、前述した補述カム追従子65及び二腕レ
バー71はジグザグ基本カム22の作用を受けてミシン
の運転中揺動し続けるが、第一のカム追従子50の接触
ピン75はもはや前記二腕レバー71の一側縁と相対し
ていないため、そのカム追従子50の揺動運転に支障を
来たすことはない。更にまた、所謂伸縮縫目を形成した
い場合には、前記第一のカム追従子5を例えば前記ジグ
ザグ基本カム22に係合させるとともに、第二のカム追
従子51を送りカム17に係合させれば、ミシンの運転
にともなつて送り調節器が回動操作され、加工布には送
り歯により所謂2針前進1針後退の送り運動が付与され
て三重ジグザグ縫を遂行し得る。このような他の縫製作
業を行つた後再度釦孔かがりを遂行すべく操作つまみ9
0が回動操作されると、前記第一及び第二のカム追従子
50,51は第2図乃至第6図に示されている位置に移
動される。
この時、前記手動ダイヤル44は他の縫製作業には何ら
関係しないため、前述の釦孔かがり遂行時に調節された
位置に保持されており、送り調節カム部体35も同じ位
置に保持されている。従つて、第一の接触腕78のピン
84は、その後の釦孔かがり遂行時において、両送り量
調節用カム面37,38に前述の釦孔かがり遂行時と同
一位置において係合することになり、両側かがり部の正
逆送りピッチが同等の釦孔かがりが直ちに形!成され、
新たに送りピッチの是正を行う必要がない。換言すれば
、同一の加工布に釦孔を多数形成する場合、一旦手動ダ
イヤル44の操作により送り調節カム部体35の回動位
置を調節しておけば、途中に他の縫製作業を行つたとし
ても、常に4所望の同一送りピッチを有する釦孔を形成
し得る。本実施例の釦孔かがり装置においては、以上の
説明から明白なように、釦孔の閂止め部123,125
の形成のための凹凸かム部23aと振幅半減用の平坦部
23bとからなる制御カム面23を有し、釦孔かがり遂
行の際第一のカム追従子50がその接触部74にて係合
する制御カム21が、係止爪29及び係止溝32等から
なるクラッチ手段の作用により、ジグザグ基本カム22
と同期して回転されたり単独に停止されたりし、その制
御カム21が停止された時及び前記カム追従子50が制
御カム21の平坦部23bに係合した時、ジJグザグ基
本カム22、補助カム迫従子65及び二腕レバー71等
からなる揺動運動付与手段の作用により、前記カム追従
子50に揺動運動が付与されるとともに、前記制御カム
21と揺動運動付与手段との間に設けられてその揺動運
動付与手段に作用する切換レバー69、ピン70及びカ
ム溝25等からなる揺動運動変更手段の作動により、前
記カム追従子50の揺動運動の範囲が変更されるように
構成されており、クラッチ手段の連結作動により制御カ
ム21が回転する時のその凹凸カム部23aの作用によ
り釦孔の閂止め部123,125の形成のための揺動運
動力幼ム追従子50に生じ、針は大振幅の横方向揺動運
動を行い、クラッチ手段の解離作動により制御カム21
が停止された時及びカム追従子50がその制御カム21
の平坦部23bに係合した時、前記揺動運動付与手段と
揺動運動変更手段と制御カムとの協働作用により釦孔の
両側かがり部124,126の形成のための揺動運動が
カム追従子50に選択的に生じ、針はほぼ同一の中振幅
で且つ揺動範囲の異なる横方向揺動運動を選択的に行う
ものである。
関係しないため、前述の釦孔かがり遂行時に調節された
位置に保持されており、送り調節カム部体35も同じ位
置に保持されている。従つて、第一の接触腕78のピン
84は、その後の釦孔かがり遂行時において、両送り量
調節用カム面37,38に前述の釦孔かがり遂行時と同
一位置において係合することになり、両側かがり部の正
逆送りピッチが同等の釦孔かがりが直ちに形!成され、
新たに送りピッチの是正を行う必要がない。換言すれば
、同一の加工布に釦孔を多数形成する場合、一旦手動ダ
イヤル44の操作により送り調節カム部体35の回動位
置を調節しておけば、途中に他の縫製作業を行つたとし
ても、常に4所望の同一送りピッチを有する釦孔を形成
し得る。本実施例の釦孔かがり装置においては、以上の
説明から明白なように、釦孔の閂止め部123,125
の形成のための凹凸かム部23aと振幅半減用の平坦部
23bとからなる制御カム面23を有し、釦孔かがり遂
行の際第一のカム追従子50がその接触部74にて係合
する制御カム21が、係止爪29及び係止溝32等から
なるクラッチ手段の作用により、ジグザグ基本カム22
と同期して回転されたり単独に停止されたりし、その制
御カム21が停止された時及び前記カム追従子50が制
御カム21の平坦部23bに係合した時、ジJグザグ基
本カム22、補助カム迫従子65及び二腕レバー71等
からなる揺動運動付与手段の作用により、前記カム追従
子50に揺動運動が付与されるとともに、前記制御カム
21と揺動運動付与手段との間に設けられてその揺動運
動付与手段に作用する切換レバー69、ピン70及びカ
ム溝25等からなる揺動運動変更手段の作動により、前
記カム追従子50の揺動運動の範囲が変更されるように
構成されており、クラッチ手段の連結作動により制御カ
ム21が回転する時のその凹凸カム部23aの作用によ
り釦孔の閂止め部123,125の形成のための揺動運
動力幼ム追従子50に生じ、針は大振幅の横方向揺動運
動を行い、クラッチ手段の解離作動により制御カム21
が停止された時及びカム追従子50がその制御カム21
の平坦部23bに係合した時、前記揺動運動付与手段と
揺動運動変更手段と制御カムとの協働作用により釦孔の
両側かがり部124,126の形成のための揺動運動が
カム追従子50に選択的に生じ、針はほぼ同一の中振幅
で且つ揺動範囲の異なる横方向揺動運動を選択的に行う
ものである。
また、釦孔の両側かがり部124,126の送りピッチ
をそれぞれ設定するための正送り量調節用カム面37と
逆送り量調節用カム面38とが対向するカム溝39を有
する送り調節カム部体35が手動操作により回動し得る
ように設けられ、そのカム部体35の前記両カム面37
,38に選択的に係合可能な第一の接触腕78が、釦孔
かがり遂行の際第二のカム追従子51、揺動枠49等を
介して送り調節器に作動的に連結され、その第一の接触
部78と引張ばね80の作用により常には一体的に移動
可能な第二の接触腕79が引張ばね87の作用により係
合可能な送り設定用カム面26を有する第二の制御カム
27の作動により、前記第一の接触腕78の前記両カム
面37,38との選択的係合及び送り量0の設定に対応
する中立位置への移動保持が制御されるように構成され
ており、前記第二の制御カム27が第一の制御カム21
とともに前記係止爪29及び係止溝32等からなるクラ
ッチ手段の作用により回転及び停止することにより自動
的に形成される釦孔の両側かがり部124,,126の
送りピッチPb,Pfの調節及びその両送りピッチの差
異の是正が前記送り調節カム部体35の回動操作により
行い得るものである。尚、本発明は以上説明した実施例
に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
をそれぞれ設定するための正送り量調節用カム面37と
逆送り量調節用カム面38とが対向するカム溝39を有
する送り調節カム部体35が手動操作により回動し得る
ように設けられ、そのカム部体35の前記両カム面37
,38に選択的に係合可能な第一の接触腕78が、釦孔
かがり遂行の際第二のカム追従子51、揺動枠49等を
介して送り調節器に作動的に連結され、その第一の接触
部78と引張ばね80の作用により常には一体的に移動
可能な第二の接触腕79が引張ばね87の作用により係
合可能な送り設定用カム面26を有する第二の制御カム
27の作動により、前記第一の接触腕78の前記両カム
面37,38との選択的係合及び送り量0の設定に対応
する中立位置への移動保持が制御されるように構成され
ており、前記第二の制御カム27が第一の制御カム21
とともに前記係止爪29及び係止溝32等からなるクラ
ッチ手段の作用により回転及び停止することにより自動
的に形成される釦孔の両側かがり部124,,126の
送りピッチPb,Pfの調節及びその両送りピッチの差
異の是正が前記送り調節カム部体35の回動操作により
行い得るものである。尚、本発明は以上説明した実施例
に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えは、前述した実施例においては、第6図に示されて
いるように、正送り量調節用カム面37と逆送り量調節
用カム面38とがカム溝39の両側壁に対向して形成さ
れ、第一の接触腕78のピン84が両カム面37,38
と選択的に係合し得るものであるが、このような構成に
代えて第14図に示すような構成を採用しても同等の作
用効果を奏する。即ち、第14図において、第一の接触
腕78は前述の実施例の場合と同様であるが、第二の接
触腕179には接触部86とは別にピン180が固定さ
れている。そして送り調節カム部体135には、前述の
正送り量調節用カム面37と全く同一形成のカム面13
7と、前述の逆送り量調節用カム面38に対応するカム
面138とが段状に形成されており、第一の接触腕78
のピン84及び第二の接触腕179のピン180とがそ
れぞれ係合可能に相対している。従つて、釦孔の閂止め
部123の形成のための第二の制御カム27が第4図に
示す位置から時計方向へ僅か回転し、第二の接触腕17
9の接触部86が中半径カム部26cに係合すると、前
記両接触腕78,179はそのピン84,180がそれ
ぞれカム面137,138から離間した状態にて一体化
され、前述の実施例の場合と同様、第一の接触腕78の
係合肩部85に係合するカム追従子51を介して送り調
節器が送り量0を設定すべく操作される。次に、前記制
御カム27の回転が進んで第二の接触腕179の接触部
81が小半径カム部26bに相対すると、その接触腕1
79は第14図において更に時計方向に回動され、その
ピン180が逆送り量調節用カム面138に係合する。
その状態において第一の接触腕78は強いばね力を有す
る引張ばね80の作用により第二の接触腕179と一体
化されており、送り調節器は前記ピン180が係合した
送り量調節用カム面138に対応する逆炭り量を設定す
べく操作される。また、釦孔の右側かがり部126の形
成のために、前記第二の接触腕179の接触部86が制
御カム面26の大半径カム部26aに係合した時のみ状
態が第14図に示されている。この場合、第二の接触腕
179は反時計方向に最大に回動され、第一の接触腕7
8のピン84が正送り量調節用カム面137に係合して
おり、そのカム面に対応する正送り量を設定すべく送り
調節器が操作されている。また、第6図、第7図及び第
14図における正送り量調節用カム面37又は137は
6つの領域の各々の中央部に等半径の平坦カム部をもつ
て形成されているが、その平坦カム部を省略することも
可能である。
いるように、正送り量調節用カム面37と逆送り量調節
用カム面38とがカム溝39の両側壁に対向して形成さ
れ、第一の接触腕78のピン84が両カム面37,38
と選択的に係合し得るものであるが、このような構成に
代えて第14図に示すような構成を採用しても同等の作
用効果を奏する。即ち、第14図において、第一の接触
腕78は前述の実施例の場合と同様であるが、第二の接
触腕179には接触部86とは別にピン180が固定さ
れている。そして送り調節カム部体135には、前述の
正送り量調節用カム面37と全く同一形成のカム面13
7と、前述の逆送り量調節用カム面38に対応するカム
面138とが段状に形成されており、第一の接触腕78
のピン84及び第二の接触腕179のピン180とがそ
れぞれ係合可能に相対している。従つて、釦孔の閂止め
部123の形成のための第二の制御カム27が第4図に
示す位置から時計方向へ僅か回転し、第二の接触腕17
9の接触部86が中半径カム部26cに係合すると、前
記両接触腕78,179はそのピン84,180がそれ
ぞれカム面137,138から離間した状態にて一体化
され、前述の実施例の場合と同様、第一の接触腕78の
係合肩部85に係合するカム追従子51を介して送り調
節器が送り量0を設定すべく操作される。次に、前記制
御カム27の回転が進んで第二の接触腕179の接触部
81が小半径カム部26bに相対すると、その接触腕1
79は第14図において更に時計方向に回動され、その
ピン180が逆送り量調節用カム面138に係合する。
その状態において第一の接触腕78は強いばね力を有す
る引張ばね80の作用により第二の接触腕179と一体
化されており、送り調節器は前記ピン180が係合した
送り量調節用カム面138に対応する逆炭り量を設定す
べく操作される。また、釦孔の右側かがり部126の形
成のために、前記第二の接触腕179の接触部86が制
御カム面26の大半径カム部26aに係合した時のみ状
態が第14図に示されている。この場合、第二の接触腕
179は反時計方向に最大に回動され、第一の接触腕7
8のピン84が正送り量調節用カム面137に係合して
おり、そのカム面に対応する正送り量を設定すべく送り
調節器が操作されている。また、第6図、第7図及び第
14図における正送り量調節用カム面37又は137は
6つの領域の各々の中央部に等半径の平坦カム部をもつ
て形成されているが、その平坦カム部を省略することも
可能である。
更に、釦孔の両側かがり部124,126の両送りピッ
チの差異の是正のために、本実施例においては、右側か
がり部126の正送りピッチPfを左側かがり部124
の逆送りピッチPbに対して相対的に増減する方法がと
られているが、釦孔の形成順序如何によつては、逆に左
側かがり部124の逆送りピッチPbを右側かがり部1
26の正送りピッチPfに対して相対的に増減する方向
を採用することも可能てある。この場合、正送り量調節
用カム面を各領域において一定で且つ他の領域とは互い
に異なる高さ(半径)に形成し、逆送り量調節用カム面
を各領域において増減するように形成すればよい。また
更に、本実施例においては、係止爪29及び係止溝32
等からなるクラッチ手段の操作が、加工布の移送に関連
して移動する布押え装置113に連係されて自動的に行
われるように形成されており、それにより1個の釦孔か
がりが自動的に形成されるものであるが、本発明は2ス
テップ方式及び4ステップ方式の釦孔かがり装置にも適
用可能である。
チの差異の是正のために、本実施例においては、右側か
がり部126の正送りピッチPfを左側かがり部124
の逆送りピッチPbに対して相対的に増減する方法がと
られているが、釦孔の形成順序如何によつては、逆に左
側かがり部124の逆送りピッチPbを右側かがり部1
26の正送りピッチPfに対して相対的に増減する方向
を採用することも可能てある。この場合、正送り量調節
用カム面を各領域において一定で且つ他の領域とは互い
に異なる高さ(半径)に形成し、逆送り量調節用カム面
を各領域において増減するように形成すればよい。また
更に、本実施例においては、係止爪29及び係止溝32
等からなるクラッチ手段の操作が、加工布の移送に関連
して移動する布押え装置113に連係されて自動的に行
われるように形成されており、それにより1個の釦孔か
がりが自動的に形成されるものであるが、本発明は2ス
テップ方式及び4ステップ方式の釦孔かがり装置にも適
用可能である。
2ステップ方式の場合、釦孔の左側かがり部124が所
望の長さだけ形成された時点において、本実施例におけ
る操作レバー110の2第9図における反時計方向への
回動に代えて、他の操作手段の作業者による手動操作に
より第4図における三腕レバー94の回動を制御し得る
ように構成すればよい。
望の長さだけ形成された時点において、本実施例におけ
る操作レバー110の2第9図における反時計方向への
回動に代えて、他の操作手段の作業者による手動操作に
より第4図における三腕レバー94の回動を制御し得る
ように構成すればよい。
そして、4ステップ方式の場合、前述した特開昭52−
97838号公報における正送り及び逆送り量調節カム
面に、第7図に示すようなりム面形状を採用すればよい
。本発明は以上詳述したように、釦孔の両側かがり部の
送り量をそれぞれ設定するための正送り量調節用カム面
と逆送り量調節用カム面とを対応的は複数個の領域に区
分し、その一方のカム面を、各領域において同一の送り
量を設定し得るように同一高さに形成するとともに、他
の領域におけるカム面の高さとは互いに異なる高さに形
成し、且つ他方のカム面を、前記各領域のほぼ中央部に
位置し、その各領域内における前記一方のカム面により
設定される送り量と送り方向を異にする同等の送り量を
設定するためのカム部と、そのカム部を挾んで両側に位
置し、送り量を漸次減少及び増加するための傾斜カム部
とから構成したものであり、そのため、ミシンを十分使
い慣れていない作業者ても、両カム面を有する送り調節
カム部体の手動操作により、釦孔の両側かがり部の送り
ピッチの調節及びその両送りピッチの差異の是正を極め
て容易になし得、従来の装置の如くその使用操作に煩雑
さを感じることもなく、その実用効果極めて大なるもの
である。
97838号公報における正送り及び逆送り量調節カム
面に、第7図に示すようなりム面形状を採用すればよい
。本発明は以上詳述したように、釦孔の両側かがり部の
送り量をそれぞれ設定するための正送り量調節用カム面
と逆送り量調節用カム面とを対応的は複数個の領域に区
分し、その一方のカム面を、各領域において同一の送り
量を設定し得るように同一高さに形成するとともに、他
の領域におけるカム面の高さとは互いに異なる高さに形
成し、且つ他方のカム面を、前記各領域のほぼ中央部に
位置し、その各領域内における前記一方のカム面により
設定される送り量と送り方向を異にする同等の送り量を
設定するためのカム部と、そのカム部を挾んで両側に位
置し、送り量を漸次減少及び増加するための傾斜カム部
とから構成したものであり、そのため、ミシンを十分使
い慣れていない作業者ても、両カム面を有する送り調節
カム部体の手動操作により、釦孔の両側かがり部の送り
ピッチの調節及びその両送りピッチの差異の是正を極め
て容易になし得、従来の装置の如くその使用操作に煩雑
さを感じることもなく、その実用効果極めて大なるもの
である。
図面は本発明を全自動方式の釦孔かがり装置に具体化し
た一実施例を示すもので、第1図はミシンの外観を示す
斜視図、第2図は主要部を一部断面にして示す側面図、
第3図は第2図の3−3線に沿つてみた正面図、第4図
は同じく第2図の4−4線断面図、第5図は第4図の上
面図、第6図は第2図の6−6線断面図、第7図は送り
調節カム部体のカム面形状を説明するための線図、第8
図は手動ダイヤルの正面図、第9図は釦孔かがり用布押
え装置及びそれに関連する部材を示す斜視図、第10図
乃至第12図はそれぞれ異なる作動態様を説明するため
の第3図対応部分正面図、第13図は釦孔の形成過程を
説明するための図である。 また第14図は他の変形例を説明するための第6図対応
断面図である。図中、35は送り調節カム部体、37及
び137は正送り量調節用カム面、38及び138は逆
送り量調節用カム面、44は手動ダイヤル、51はカム
追従子、78は第一の接触腕、79は第二の接触腕、9
3は送り量0を設定するための中立線である。
た一実施例を示すもので、第1図はミシンの外観を示す
斜視図、第2図は主要部を一部断面にして示す側面図、
第3図は第2図の3−3線に沿つてみた正面図、第4図
は同じく第2図の4−4線断面図、第5図は第4図の上
面図、第6図は第2図の6−6線断面図、第7図は送り
調節カム部体のカム面形状を説明するための線図、第8
図は手動ダイヤルの正面図、第9図は釦孔かがり用布押
え装置及びそれに関連する部材を示す斜視図、第10図
乃至第12図はそれぞれ異なる作動態様を説明するため
の第3図対応部分正面図、第13図は釦孔の形成過程を
説明するための図である。 また第14図は他の変形例を説明するための第6図対応
断面図である。図中、35は送り調節カム部体、37及
び137は正送り量調節用カム面、38及び138は逆
送り量調節用カム面、44は手動ダイヤル、51はカム
追従子、78は第一の接触腕、79は第二の接触腕、9
3は送り量0を設定するための中立線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加工布に付与される送り歯の送り運動を制御するた
めの送り調節器と、釦孔の両側かがり部の送り量をそれ
ぞれ設定するための正送り量調節用カム面及び逆送り量
調節用カム面を有し、手動操作により移動可能な送り調
節カム部体と、その送り調節カム部体の両カム面の作用
を受ける移動可能な接触腕を含み、前記カム面に従つて
前記送り調節器を制御するための連結手段とを備えたミ
シンにおいて、 前記送り調節カム部体の両カム面を対応的に複数個の領
域に区分し、その各領域において、一方のカム面を、同
一の送り量を設定し得るように同一高さに形成するとと
もに、他の領域におけるカム面の高さとは互いに異なる
高さに形成し、且つ他方のカム面を、前記各領域内のほ
ぼ中央部に位置し、その各領域内における前記一方のカ
ム面により設定される送り量と送り方向を異にする同等
の送り量を設定するためのカム部と、そのカム部を挾ん
で両側に位置し、送り量を漸次増加及び減少するための
傾斜カム部とから形成し、前記送り調節カム部体の手動
操作により、釦孔の両側かがり部の送りピッチの調節及
びその両送りピッチの差異の是正を行い得るようにした
ことを特徴とする釦孔かがり用送り調節装置。 2 前記送り調節カム部体の他方のカム面のうち、各領
域のほぼ中央部に位置するカム部はそれぞれ僅かの範囲
にわたつて平坦に形成されており、その平坦カム部の両
側に位置する各傾斜カム部は、すべての領域においてそ
の傾斜方向を同一にして形成されている特許請求の範囲
第1項記載の釦孔かがり用送り調節装置。 3 前記送り調節カム部体の前記一方のカム面が、釦孔
の一側かがり部の形成のための逆送り量を調節するため
のカム面として使用され、前記他方のカム面が釦孔の他
側かがり部の形成のための正送り量を調節するためのカ
ム面として使用される特許請求の範囲第1項又は第2項
記載の釦孔かがり用送り調節装置。 4 前記送り調節カム部体が一軸線のまわりに回動可能
に支持されており、正逆両送り量調節用カム面が前記送
り調節カム部体の各半径方向において対向する溝カムを
構成している特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
かに記載の釦孔かがり用送り調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15131678A JPS6054075B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | ミシンにおける釦孔かがり用送り調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15131678A JPS6054075B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | ミシンにおける釦孔かがり用送り調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5576686A JPS5576686A (en) | 1980-06-09 |
JPS6054075B2 true JPS6054075B2 (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=15515969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15131678A Expired JPS6054075B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | ミシンにおける釦孔かがり用送り調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054075B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58100777U (ja) * | 1981-12-02 | 1983-07-08 | ジューキ株式会社 | ミシンの表示装置 |
-
1978
- 1978-12-06 JP JP15131678A patent/JPS6054075B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5576686A (en) | 1980-06-09 |
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