JPS6016238Y2 - ブラインドのコ−ドホルダ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ブラインドスラットを水平に段状に保持する
ラダーコードの下端部をブラインドの下板に固定するコ
ードホルダーに関するものである。

ラダーコードを下板に固定するために種々の手段がある
。

最も簡単で有効なものと腰両側端縁を上方に折曲げて把
持耳部を形成した板状のコードホルダーを、ブラインド
の下側から下板にかぶせる固定して、このコードホルダ
ーと下板との間にラダーコードの下端部を挟持固定する
ようしたコードホルダーが一般に使用される。

この型式のコードホルダーでは、把持耳部がブラインド
下板の両側壁部に弾圧的に嵌合固定されるようになって
いて、コードホルダーを下板の下側からパチンと嵌める
こによって、非常に簡単にラダーコードの固定を行うこ
とができる。

しかし、この型式のコードホルダーは、コードホルダー
の両側端縁に立上る把持耳部によってラダーコードが保
持されているので、ラダーコードは下板の上面の両側縁
から出るような形態となる。

しかし、このような形態では、ラダーコードの一方の側
を上昇し他方の側を下降させることによってブラインド
の傾動操作を行う場合に、下板を完全に垂直の位置まで
傾動させることは出来ず、すなわち、ブラインドを完全
垂直位置まで傾動できない。

また、最近広く使用されているブラインドにおけるよう
に、ラダーコードの代りにラダーコードを使用する場合
には、ブラインドの下板の下側でラダーコードの下端を
結ぶことによって形成される結び目が、コードホルダー
の取りつけの邪魔になる。

本考案は、上記のような従来のブラインドのコ−ドホル
ダーにおける欠点を排除しようとするもので、コードホ
ルダーの両側端縁に形成した把持耳部の中央にラダーコ
ードを挿通させる切欠部を形成することによって、下板
を完全に垂直の位置まで傾動することを可能とするとと
もに、コードホルダーの底部の内面には、ラダーコード
を収納する溝部およびラダーコード下端の結び目を収納
する凹部を形成したことを特徴とするコードホルダーを
提供する。

以下、図面に示す本考案実施態様について説明する。

第１図はブラインドの一部を示すもので、図中、１はブ
ラインドスラット、２はスラットを水平に段状に保持す
るラダーコード、３は下板、７は昇降コード、５はコー
ドホルダーを示す。

昇降コードは下板３に直接とりつけられている。

コードホルダー５は、両側端縁に上方に折曲げた把持耳
部を形成した板状体より成り、これを下板３の下側から
下板にかぶせて該把持耳部６を下板の両側壁の溝部７に
係合させることによって、コードホルダー５は下板３に
簡単に固定されて、このコードホルダー５と下板３との
間にラダーコード３の下端部を挾持する。

本考案によれば、第２図に示すように、このコードホル
ダーの両側端縁に形成した把持耳部６の中央にラダーコ
ード２を挿通させる切欠部８が形成される。

このようなテープホルダーの構造ではラダーコードは、
下板の底面の両側縁からラダーコードが出る形態となる
ので、ブラインドの傾動操作を行った時に、ラダーコー
ドは、下板の底面の一端縁を引き上げることになり、下
板を完全に垂直の位置まで回動させることができる。

また、コードホルダーの底部の内面の中央に、ラダーコ
ード２の下端の結び目を収納する凹部１０が形成され、
且つこの凹部１０の両側に、該凹部１０と上記の切欠部
８の各々を結ぶラダーコード収納溝９が形成される（第
２図、第４図および第５図参照）。

ラダーコード２の下端に下板３をとりつけた状態を第３
図に示しである。

このようにラダーコードの下端に下板をとりつけて、ラ
ダーコードをラダーコード収納溝９に収納し、ラダーコ
ードの下端の結び目１１を凹部１０内に収納した状態が
第３図の断面図に示されている。

また、上記の結び目が凹部１０内に収納された状態が第
４図の平面図に示されている。

従って、ラダーコードの結び目１１がコードホルダー８
の取りつけに邪魔になることはない。

上述のように、本考案のコードホルダーは、ブラインド
の下板を完全に垂直の位置まで回動することを可能にし
、従ってブラインドを完全垂直位置まで傾動させる。

これは、特に光が全くもれない位置までスラットを傾動
させるブラインドとして使用するのに好適である。

また、本考案のコードホルダーは、その底面内部にラダ
ーコードの結び目を収納する凹部を形成したので、ラダ
ーコードの結び目に邪魔されることなしに、ブラインド
の下板に確実に装着される。

【図面の簡単な説明】

第１図はブラインドの一部の斜視図、第２図は本考案コ
ードホルダーを示す斜視図、第３図は、第２図に示すコ
ードホルダーによってラダーコードの下端に下板をとり
つけた状態を示す断面図、第４図はコードホルダーの底
部内面の中央に設けた凹部にラダーコードの結び目が収
納された状態を示す平面図、第５図はコードホルダーの
断面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両側端縁を上方に折曲げて把持耳部を形成した板状のコ
   ードホルダーを、ブラインドの下板の下側から下板にか
   ぶせ固定して、該下板とコードホルダーの間に、ラダコ
   ードの間に、ラダーコードの下端を挟持固定するするよ
   うにしたブラインドのコードホルダーにおいて、両側端
   縁に形成した把持耳部の中央にラダーコードを挿通させ
   る切欠部８を形成し、且つその底部の内面の中央に、ラ
   ダーコード下端の結び目を収納する凹部１０を形成する
   とともに、該凹部の両端に、該凹部と上記の切欠部８の
   各々を結ぶラダーコード収納溝９を形成したことを特徴
   とするブラインドのコードホルダー。