JPS60161165A - カラ−熱転写記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ｆａｌ　発明の技術分野 本発明はカラー印字が転写でき、かつ多数回繰り返して
使用できる熱転写記録用インクシートを用いたカラー熱
転写記録方法に関する。

ｆｂ）　技術の背景 コンデンサ紙のような基材上にポリエステル樹脂のよう
な中間接着層を介して、染料、および低融点剤、カーボ
ンブランクのような充填剤よりなるインク層を形成して
熱転写記録用インクシートを形成し、該インクシー１−
の基利測より印字情報により部分的に加熱されている加
熱素子を有するサーマル印字ヘッドを押圧して、インク
層の常温では固相の熱溶融性インクを溶融して記録紙に
転写する熱転写記録方法は周知である。

ｔｃ）　従来技術と問題点 このような熱転写記録方法で記録紙上にカラーの印字を
記録するには、第１図に示すようにインクシー）１の表
面のインク層側に記録紙２を重ね、インクシート１の暴
利側より印字１ｎ報により部分的に加熱されているライ
ン状のザーマル印字ヘノド３を押し当て、記録紙側より
加圧ローラ４にて加圧しながらインク層の常温では固相
のインクを溶融して記録紙２上に転写するようにしてい
る。

このことを詳述すると第２図に示すようにインクシー１
−１の所定の領域のインク層の内部にイエロー（Ｙ）、
マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の色を有する染料を用い
て、インクシート１の所定の領域にイエロー領域１１、
マゼンタ領域１２、シアン領域１３をそれぞれ形成して
おき、このそれぞれのイエロー領域１１、マゼンタ領域
１２、シアン領域１３にザーマル印字ヘソｌ＝’　３を
押圧するとイエロー、マゼンタ、シアンの色が記録紙２
上に転写されるようになる。そして例えばイエロー領域
１１にザーマル印字へソド３を押圧して記録紙２上にイ
エローの色の印字を転写した後、このイエローの色の印
字が転写されている箇所の記録紙２をインクシート１の
マゼンタの領域１２に当接するようにし、サーマル印字
ヘッド３を押圧して前記イエローの印字の上にマゼンタ
の色の印字を重ねて赤色の印字を得るようにしている。

同様にしてマゼンタ色の印字とシアン色の印字とを重ね
て紫の印字を実現し、またイエローの色の印字とシアン
の色の印字を重ねて緑の色の印字を実現し、またイエロ
ー色、マゼンタ色、シアン色の印字を重ねて黒色の印字
を実現している。このように通雷イエロー、マゼンタ、
シアンの色を順次重ねて所望の色の印字を実現すると、
最も再現性良く所望の色の印字が得られる関係上、イン
クシートが進行する矢印Ａで示す方向に沿ってイエロー
領域１１、マゼンタ領域１２、シアン領域１３がそれぞ
れ所定のピンチでかつ所定の幅にてインクシート１に形
成されるようになる。

そしてこのイエロー領域１１．マゼンタ領域１２゜シア
ン領域１３よりなる領域を一組とするとこの一組が所定
組数繰り返されてインクシー１−１が形成されている。

ところで従来このようなインクシートを用いて記録紙上
にカラーの印字を実現しようとすると、第１図に示すよ
うにインクシートｌのインク層側と記録紙２とを重ねた
状態にして、インクシート１と記録紙２を矢印Ａ方向に
移動させ、最初にインクシート１の第１組のイエロー領
域１１に記録紙２を重ねた段階でサーマル印字ヘッド３
をインクシート１に対して垂直方向に加圧させながら、
記録紙２とインクシート１を重ねた状態で入方向に移動
させ、記録紙２上にイエローの印字を転写する。次に記
録紙２のみを矢印Ｂ方向の逆方向に所定量移動させて、
インクシート１の第１組のマゼンタ領域１２に記録紙２
を重ねた段階でサーマル印字ヘッド３をインクシー１−
１に対して垂直方向に加圧させながら記録紙２とインク
シート１とを重ねた状態で入方向に移動させ、記録紙２
上にマゼンタ色の印字を転写する。そしてイエローの色
の印字とマゼンタの色の印字とを重ね合わせて赤色の印
字を得るようにしている。次に記録紙２を矢印Ｂ方向に
所定量移動させて、インクシート１の第１組のシアン領
域１３に記録紙２を重ねた段階でサーマル印字ヘッド３
をインクシート１に対して垂直方向に加圧させながら記
録紙２とインクシー１−１とを重ねた状態で入方向に移
動させ、記録紙２上にシアン色の印字を転写する。この
ようにしてイエロー色、マゼンタ色、シアン色の印字を
重ね合わせて黒色の印字を得るようにしている。次にイ
ンクシート１の第■組のイエロー領域２１．マゼンタ領
域２２．シアン領域２３の色の印字を記録紙２上に転写
し、次いでインクシートの第■組のイエロー領域３１．
マゼンタ領域３２．シアン領域３３の色の印字を記録紙
上に転写し、このような操作を順次繰り返して記録紙２
上にカラーの印字を転写するようにしていた。

このような従来のインクシートを多戯回繰り返して使用
するのを目的として、−回転写して使用し終わったイン
クシートを再び移動方向を逆方向にして使用しようとす
ると、シアン領域、マゼンタ領域、イエロー領域の順序
にインクシートの領域が配列されることになり、第１回
目の転写の場合とインクシートにおける色領域の配列が
逆となり、このように配列されたインクシートを用いて
第１回目に転写されたのと同し転写順序を得ようとする
と第３図の矢印Ｃに示すように、イエロー領域６１．マ
ゼンタ領域５２．シアン領域４３．　イエロー領域４１
．マゼンタ領域３２．シアン領域２３．イエ往路と復路
とでインクシートの搬送の仕方が異なり、インクシート
の搬送制御が複雑になると云う欠点があった。

そこで−回転写して使用したインクシートを巻き戻すこ
とも考えられるが、このようにインクシーｌ−を巻き戻
そうとするとインクシートの寸法が非電に長いので巻き
戻しに要する時間がかかりすぎる問題点があった。

（ｄｌ　発明の目的 本発明は上記した問題点を解決するもので、熱転写記録
用インクシートを多数回繰り返して転写してカラーの印
字を記録する場合に於いて、上記転写したインクシート
を巻き戻しすることなく用いた場合に於いても、インク
シートの往路と復路の搬送の仕方を同一にしてカラーの
印字が転写できるような新規な熱転写記録方法の提供を
目的とするものである。

ｔｅｌｌ　発明の構成 かかる目的を達成するための本発明の熱転写記録方法は
、インクシートに記録紙を対向させ、前記インクシート
にサーマル印字ヘッドを押圧して前記記録紙上にカラー
印字する熱転写記録装置に於いて、前記インクシートは
イエロー領域、マゼンタ領域、およびシアン領域が一列
に隣接配置された第１の組と、該第１の組に隣接してシ
アン領域、マゼンタ領域、およびイエロー領域が一列に
隣接配置された第２の組を１ブロツクとして複数ブロッ
ク−列に隣接配置されてなり、該インクシートを一方向
に搬送して前記各ブロック内の第１の組を用いて順次カ
ラー印字し、該インクシートの各ブロックを全部使用し
終えた後は、該インクシートを前記方向とは逆の方向に
ｔｉｌ！送して前記各ブロック内の第２の組を用いて順
次カラー印字するようにしたことを特徴とするものであ
る。

（ｆ）　発明の実施例 以下、図面を用いて本発明の一実施例につき詳細に説明
する。

第４図に本発明のカラー熱転写記録方法に用いるインク
シートの平面図を示す。

図示するように本発明の熱転写記録方法に用いるインク
シートはイエロー領域７１．マゼンタ領域７２、シアン
領域７３．シアン領域８３．マゼンタ領域８２、イエロ
ー領域８１を１つの組とし、この組を上記色領域の配列
状態で複数組周期的に配設している。このような本発明
のインクシー１−を用いて記録紙上にカラーの印字を記
録する手順について述べると第１図に示した熱転写記録
装置に本発明のインクシー１−２０１を設置し、このイ
ンクシート２０１上に記録紙２を重ねる。次いで記録紙
２とインクシート２０１とを矢印入方向に移動させて第
１組のイエロー領域７１．マゼンタ領域７２．シアン領
域７３を順次を記録紙上に転写した後、次いで第１組の
シアン領域８３．マゼンタ領域８２．イエロー領域８１
の色領域を空送りする。次いで第■組のイエロー領威９
１．マゼンタ領域９２．シアン領域９３の色領域を記録
紙上に転写し、次いで第■組のシアン領域１０３、マゼ
ンタ領域１０２．イエロー領域１０１の色領域を空送り
し、上記のような１榮作を順次繰り返して第Ｎ組のイエ
ロー領域１１１．マゼンタ領域１１２．シ”ｊ′ン領域
１１３の色領域を記録紙」二に転写する。次いでこのイ
ンクシートを第１図に示すように第１回目の転写方向と
は逆方向に矢印Ｂ方向に移動さゼ、第１回目の転写時に
は空送りした第Ｎ組のイエロー領域１２１　、マゼンタ
領域１２２．シアン領＋ａ１２３より転写し始め、次い
で第１回目の転写時に使用した第Ｎ組のシアン領域１１
３．マゼンタ領域１１２゜・イエロー領域ＩＩＩ　０色
領域を空送りし、このようにして第１回目の転写時に空
送りした各組の色領域を順次転写するようにする。そし
てこのような色領域の転写順序に従って前記インクシー
）２０１を複数回繰り返して転写記録する。このように
すれば、インクシートの転写方向が矢印入方向よりＢ方
向に変動したとしても、インクシートの転写順序がイエ
ロー領域、マゼンタ領域、シアン領域の順序に従って転
写されるので、インクシートの移動方向の変動によって
インクシー１−の１駁送力法を変化させる必要がなくな
り、複雑な搬送制御機構を必要としなくなる。このよう
にするとインクシート２０１は一回目の転写方向、即ち
矢印入方向に搬送した場合と逆のＢ方向に搬送した場合
でも全く同様な色領域の配列をしζいるので、例えばこ
のインクシー１−２０１がカセット状態であるとカセラ
１−の中のインクシートを逆方向に進行−するように用
いることができ、−々巻き戻すような手間が省けるので
転写記録に煩雑な操作をしなくて済む効果がある。また
インク層の色領域の配列が常に一定であるので、記録紙
に転写される印字の色が再現性よく形成され得る効果が
ある。

（ｇｌ　発明の効果 以上述べたように本発明の熱転写記録方法によれば、イ
ンクソートのインク層がイエロー領域。

マセンク領域、シアン領域、シアン領域、マゼンタ領域
、およびイエロー領域の順に配列されているので、熱転
写記録用インクシー１−の巻き戻しに要する時間が不要
となり、かつインクシートの往路と復路の搬送の仕方が
同一であるので、搬送制御も容易となる効果を生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図は熱転写記録方法を説明するための模式図、第２
図は従来の熱転写記録用インクシートの平面図、第３図
は従来の熱転写記録方法に用いる熱転写記録用インクシ
ートの下面図、第４図は本発明の熱転写記録方法に用い
るインクシーＩ・の平面図である。 図に於いて、Ｌ２０１はインクシート、２は記録紙、３
はザーマル印字ヘッド、４ば加圧ローラ、ＩＬ２Ｌ３１
，４Ｌ６Ｌ７Ｌ８Ｌ９１．１０１．１１ＬＬ２１はイエ
ロー領域、１２，２２，３２，５２，７２．８２，９２
，１０２．１１２　’、１２２はマゼンタ領域、１３，
２３．３３，４３，７３，８３．９３，１０３，１１３
　。 １２３はシアン領域を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インクシートに記録紙を対向させ、前記インクシートに
   サーマル印字ヘッドを押圧して前記記録紙上にカラー印
   字する熱転写記録装置に於いて、前記インクシートはイ
   エロー領域、マゼンタ領域、およびシアン領域が一列に
   隣接配置された第１のに■と、該第１の組に隣接してシ
   アン領域、マゼンタ領域、およびイエロー領域が一列に
   隣接配置された第２の組を１ブロツクとして複数ブロッ
   ク−列に隣接配置されてなり、該インクシートを一方向
   に１般送して前記各ブロック内の第１の組を用いて順次
   カラー印字し、該インクシー１−の各ブロックを全部使
   用し終えた後は、該インクシートを前記方向とは逆の方
   向に搬送して前記各ブロック内の第２の組を用いて順次
   カラー印字するようにしたことを特徴とするカラー熱転
   写記録方法。