JPS60157436A - 連続的に稼動するシート送り込み装置を有するシート加工機のシート送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、連続したシートを連続的に稼動するシート
加工機に供給するシート送り装置、好ましくはシートの
先端と後端の間に隙間がないものに関するものである。

特にこの発明は、シートを保持する後退可能なフロント
シートガイド、および送り動作と同じステップで作動す
るシート前進手段を有する送り装置に関するもので、上
記前進手段は１回転シャフトにより駆動され、このシャ
フトは送り動作のタイミングをとるとともに、１回転シ
ャフトの回転に対応してシートを先行あるいは遅延させ
るトランスミッションを経て、シート寸法に応じて前進
手段を駆動する。上記のトランスミッションは、ステッ
プ運動する出力シャフトを持っている。

〔従来の技術〕　□ この関係で設計されたひとつの装置が、米国特許出願第
３４７，８８０号にみられる。この装置は、加工機械へ
一時に一枚のシートが供給される分野で利用されている
が、加工機械におたがいの上に重ねて一時に２枚のシー
トが供給される分野には利用できない。しかし、このよ
うなシート供給は、たとえば印刷できな（、％段ボール
シートに被覆シートを被覆するラミネート加工機に供給
する場合には必要になる。

［発明が解決しようとする問題点〕 これを出発点として、この発明のひとつの目的は、最初
に述べたように機械に一時に２枚の重ねたシートを供給
することができる装置を設計することである。

〔問題点を解決するための手段及びその作用〕以下の説
明から明らかにされるこの発明の上記及びその他の目的
を達成するために、この装置は、ステップ動作するとと
もに重なり合ったフロントシートガイドを持ち、さらに
同じ速度でステップ移動する２枚の重なり合ったシート
の前進手段を有する。少なくともひとつの前進手段は、
その一方の側で揃えられたシートの保持に適合する（も
ともと吸込装置である）２組のシート牽引装置を備えて
いる。上記シート牽引装置は、装置の横方向におたがい
に位置がズしており、搬送方向に案内されるとともにシ
ート牽引装置に作用するランク手段によって、おたがい
に１８０　°位相をずらして前後に駆動される。ひとつ
のこのような組のランクは、第一シャフトにキー止めさ
れた歯車と噛み合い、他の組のランクは、上記第一シャ
フトに軸受支持された歯車と噛み合うとともに第一シャ
フトと平行な第二シャフト上にキー止めされた歯車と噛
み合っている。２本のシャフトの一方あるいは他方を交
互にトランスミッションの出力シャフトと連結するカッ
プリングがあり、両シャフト間の非可逆的接続により、
各シャフトは交互に反対方向に回転するようになってい
る。

これら装置の利用は、一方が他方の上側に配置され、か
つ上側あるいは下側のシートがのり（ｇｌｕｅ）を塗布
するのがきわめて簡単になるように、シートの片側にの
み作用する手段によってのみ保持される２枚の連続した
シートを、希望する速度てかつステップ動作で加工機械
へ供給する有利な方法を代表している。シートの片側に
作用するシート牽引装置の駆動要素の形式としてランク
の利用は、この点において、前進手段の近くで同じ最終
速度に確実に維持されるように、たったひとつの運動要
素とともに正確に直線的にシートを運動させる役目をす
る。ランクを駆動する２本の平行なシャフトの利用によ
って、各組のラックが反対方向に運動するように、中間
（歯）車を介在して／介在せずまた運動方向の変換を伴
なって／伴なわずに２組のランクに異なった駆動が与え
られるだけでなく、構造がきわめてコンパクトかつ簡単
になる利点がある。この点において、２本のシャフトの
同時駆動は、確実に２組のランクの反対運動を最短かつ
もっともコンパクトなルートで作り出す。ラックの往復
運動は、駆動装置を反対方向に２本のシャフトの一方に
ついで他方に交互に作用させることによって作り出され
る。上記両シャフトは、同じ方向に回転するようにベル
トなどにより結合され、その点において歯車対により橋
渡しされた両シャフトの間隔は、運動の希望する逆転が
自動的に作り出される利点を持っている。この発明がき
わめて簡単かつコンパクトに目的を実現できることは、
以上から明らかであろう。

この発明の別の発展の一部として、両シャフトが同じ方
向に回転する場合、これらのシャフトは伝達比１：１で
チェーンまたはベルト駆動でともに駆動結合することが
できる。これによって、回転方向を変換することなく、
２本のシャフトをきわめて均一に駆動することが可能と
なる。

この発明をさらに発展させて、共通トランスミッション
の出力シャフトは、ラック駆動シャフトのひとつに軸受
支持された二重カンプリングの中間部分の駆動に利用さ
れることができる。上記の二重カンプリングは、一方が
シャフトにキー止め固定され、他方がシャフトに軸受支
持されるとともに他方のシャフトにキー止めされた歯車
と噛み合う歯車を有する、ふたつのカンプリング出力部
分の一方または他方と係合することができる。この設計
は、逐次反対方向に回転するように、たがいに結合され
た２本のシャフトの一方を交互作動させるきわめて簡単
かつコンパクトなシステムを提供する。

もしラックと連動するシャフトが機械の全幅にわたって
伸びていれば、また各シート牽引装置の組が装置の幅方
向にわたって配置された多数のシート牽引装置で構成さ
れ、かつ各シート牽、引装置がそれぞれの駆動ラックを
有していれば、この発明の別の有利点が生まれる。この
設計は、装置のサイドフレーム内で２本のシャフトを支
持するきわめて簡単な方法を代表するばかりでなく、シ
ート牽引装置によってシートを確実に前進させる。

シート牽引装置は、反復作動サイクル中にタイミングを
とって連続作動する真空ジャンプ式シート牽引装置の形
式で有利に設計することができる。ジャンピングシート
牽引装置を利用すれば、その上にマークを残すことなく
、剛直な段ボール材料を確実に処理することができる。

２本のシャフト用の二重カンプリングの切り換えは、望
ましくはトランスミッションのステップ駆動される駆動
シャフトのふたつの連続したステップの間隔で行なわれ
る。これによって、番わめて円滑な運転ができるので、
装置の摩耗が減り、結果として高精度の動作寿命が長く
なる。

この発明の別の有効な発展の一部として、重なりあった
フロントシートガイドは共通の揺動運動を行なうように
構成される。これによって、たがいの上に配置されたフ
ロントシートガイドを正確に同時起動することができる
。

フロントシートガイド、シート牽引装置および二重カッ
プリングの動作は、トランスミッションの入力側と接続
されるとともにステップ動作する出力シャフト上に配置
された各カムによって作り出される。その結果、装置は
動作速度とは無関係に自動的にステップ動作し、速度の
変動によって制御システムの再調節を必要としない。

この発明のさらに可能な発展の範囲内において、上部前
進手段にはピンチロールと連動する前進ロールを取り付
けることができ、また下部前進手段にはシートの一方の
側に作用するシート牽引装置を設けることができる。こ
れによって、低い方にある稙讃されるシートは、前進手
段の要素がそれと接触することなくその上面にのりを塗
布することができるので、印刷シートで未印刷シートを
被覆するきわめて便利な装置が得られる。

この発明のその他の有用な発展および有利な特徴は、添
付図により、請求範囲と組み合わせた望ましい実施例の
説明により明らかにされるであろう。

〔実施例〕

第１図のシー１−送り装置はラミネート加工機にシート
供給するもので、加工機の送り込みロール（１）だけが
示され、（２）は段ポールの連続したシートで、これら
シート（２）はラミネートを形成するように、必要な場
合一部がフォイル（ｆ。

ｉｌ）で被覆された印刷されたシート（３）によってラ
ミネート機の内部で被覆される。送り装置は、フロント
ガイド（４）および（５）がラミネート加工機の送り込
みロール（１）の送り込み側に配置された同期作動送り
手段を備えている。このようなシート、ガイド（４）お
よび（５）は、シートの先端を揃えられるように、送り
込みロー／ｌｚ、　（１）へ引き渡される直前にシート
（２）および（３）を瞬間的に保持する機能を備えてい
る。さらに、サイドガイド（６）によってシートの横方
向が揃えられる。段ボールシート（２）およびペーパー
シート（３）は、適当な前進部品により取りはずされて
各フロントガイド（４）および（５）にそれぞれ入り込
む前に、シートの積み重ねから、図示されていないたと
えば吸込ヘッドなどの分離装置によって取り出される。

ペーパーシート（３）とともに使用する前進部品は、ピ
ンチロール（７）と連動して送りボードの上側を走行す
る送りベルト（８）の形式であってもよい。段ポールシ
ート（２）の送り部品を形成するために、真空プレナム
（１０）の上を移動する穿孔された吸込ヘルド（９）が
あり、ベルトが走行する土壁にも同じく孔（１１）が設
けられている。真空プレナム（１０）は、段ボールシー
ト（２）がフロントガイド（４）に達するまで吸い付け
られるように設計されている。フロントガイド（４）に
達した時シートが曲らないように、真空プレナム（１０
）のフロント部分の吸込力を調整することができる。こ
の調整は、手動スライド（１２）で孔（１１）を部分的
あるいは完全に閉め切ることによって行なわれる各動作
サイクル、すなわち、送り手段を駆動する１回転シャフ
トの各回転ごとに、寸法と無関係に一枚のシートが移送
される。一方、ラミネート加工機の送り込みロール（１
）は、一定の時間にわたって同じシート長さが引き込ま
れるように、一定の速度で運動する。連続したシートの
前端及び後端で隙間が発生するのを防ぎ、従ってプラン
トの能力を最大限に発揮し、さらに上側から供給される
ペーパーシート（３）が別のシートにより被覆された際
にラミネート加工機のピンチロールの汚れを防ぐために
、送り動作のサイクル長さを決める１回転シャフトは、
長いシートを加工する場合に比較して短いシートを加工
する場合にはより高速度で駆動されねばならない。しか
し他方において、送り込みロール（１）へのシートの移
送は、かならず送り込みロール（１）の速度で行なわれ
ねばならない。これを確実にするために、フロントガイ
ド（４）および（５）とともに使用される重なり合った
前進手段（１３）および（１４）があり、かかる前進手
段は送り動作の進行とともにステップ動作で駆動あるい
は始動されるように設計されており、シートの寸法と無
関係に前進手段と係合したシートが送り込みロール（１
）へ引き渡されるように駆動される。

ペーパーシート（３）に利用する上部前進手段は、装置
の全幅にわたってのび、かつ連動するピンチロール（１
５）のある前進ロール（１６）より構成される。段ボー
ルシート（２）を移送する下部前進手段（１４）には、
各シートの下面だけに接触する直線的に往復運動する２
組のシート牽引装置が設けられ、この牽引装置は発明の
この実施例では、前進ストローク中にのみ作動させられ
る、すなわち、真空と接続される吸込装置（１７ａ　）
、（１７ｂ）の形式で設計されている。下側面でのみ吸
込装置（１７ａ　）および（１７ｂ　）と接触する段ボ
ールシート（２）は、その頂面にのり付け（ｇｌｕｅ）
することができる。シートにのり（ｇｌｕｅ）を塗布す
るために、吸込ベルト（９）の後端上方にのり塗布手段
（１８）があり、段ボールシート（２）は吸込ベルト（
９）により塗布手段（１８）の塗布ロールを通過して引
き込まれる。吸込装置（１７ａ　）および（１７ｂ　）
はいわゆる“ジャンピングサッカー　”　（ｊｕｍｐｉ
ｎｇ　５ｕｃｋｅｒ）　、すなわち、真空圧が作用する
と、たとえ波形をした剛直な形状であっても確実にボー
ドを保持するよう前方に飛び出す吹込装置の形式に設計
される。吸込装置（１７ａ　）および（１７ｂ　）は、
第２図からもっともよく判るように、装置の全幅にわた
って配されており、吸込装置により保持されたシートの
効率よく揃った送りを可能にする。この点において、こ
の機構は、装置の幅を横切って見えるように、吸込装置
（１７ａ）および（１７ｂ　）で構成された多数組の吸
込装置があるように構成される。吸込装置（１７ａ　）
お、、［）’　（１７ｂ　）は、同じ送り方向に運動す
るために同じレベルで案内される２組のラック（１９ａ
　）および（１９ｂ　）の中のひとつのラックにそれぞ
れ取り付けられており、これらのラックは各歯車＜２０
ａ）及び＜２ｏｂ　）と連動する。

送りロール（１６）およびラック（１９ａ　）および（
１９ｂ　）の駆動は、送り動作にタンミングを合わせる
図示されていない１回転シャフトによって行われる。１
回転シャフトに対して前進と遅れ、すなわち、１回転シ
ャフトよりも高速あるいは低速の速度変化をつけるトラ
ンスミッション（２１）があり、このトランスミッショ
ン（２Ｉ）はこの例では、駆動要素（２２）のあるロッ
キングアームゼネバ機構と出力部材あるいはゼネバ部材
（２３）あるいはステップ駆動されるゼネバ歯車である
。この機構は、図示されていない可変速駆動装置によっ
て駆動される。このようにして、この機構の駆動要素（
２２〉の速度は、１回転シャフトの速度に対してその回
転運動の一部において変更される。上部前進手段（１３
）の前進ロール（１６）は、チェーンあるいはベルト駆
動装置（２４）によって、ゼネバ機構の断続的に作動す
る部材（２３）が直接取り付けられるトランスミッショ
ン（２１）の出力シャフト（２５）と駆動接続される。

ピンチロール（１５）の起動は、肴ネバ機構の入力部材
（２２）のシャフト（２６）上に取り付けられたカム（
２７）によって行われ、カム（２７）は適当な従動子を
備えている。下部前進手段（１４）も、トランスミッシ
ョン（２１）の出力シャフト（２５）からベルトまたは
チェーン駆動装置（２８）により駆動される。下部前進
手段（１４）の駆動を上部前進手段（１３）を前進ロー
ル（１６）　（その一部が駆動あるいは入力シャフト（
２５）により駆動される）により行うこともできる。

吸込装置（１７ａ　）および（１７ｂ　）の駆動に使用
され、かつ同じ高さに取り付けられたランク（１９ａ）
および（１９ｂ’）の下側に、第２図のように、ランク
（１９ａ　）および（１９ｂ　）に対して垂直となるよ
うに装置の全幅にわたってのびた、上下に重なった２本
の平行なシャフト（３０）および（３１）がある。これ
らのシャフトは、同じ方向に回転するように１：ｌの伝
動比でベルトまたはチェーン駆動装置（３２）により結
合されている。ふたつの重ねられたシャフト（３０）お
よび（３１）は、その端部が装置のサイドフレーム（３
３）の軸受に支承されている。上部シャフト（３０）の
上には、それぞれラック（１９ａ　）および（１９ｂ　
）と噛み合う軸心共通の歯車（２０ａ　）および（２０
ｂ　）がある。１組の吸込装置の中の一方の吸込装置（
１７ｂ　）を駆動するランク（１９ｂ　）　と噛み合う
歯車（２０ｂ　）は、この例では上部シャフト（３０）
にキー止めされている。他の組の吸込装置を駆動するラ
ック（１９ａ）と噛み合う歯車（２０ａ　）は、他方で
は、上部シャフト（３０）に軸受支持されるとともに、
下部シャフト（３１）にキー止めされた歯車（２０ｃ　
）と噛み合っている。したがって、ランク（１９ａ　）
は、下部シャフト（３１）により駆動される歯車（２０
ａ）および（２０ｃ　）の対によって駆動される。ラッ
ク（１９ｂ　）は、上部シャフト（３０）にキー止めさ
れた歯車（２０ｂ　）を介して、上部シャツ）　（３０
）により直接駆動される。２本のシャフト（３０）およ
び（３１）は、ベルトまたはチェーン駆動装置（３２）
により駆動結合されているので、シャフト（３０）また
は（３１）の一方が駆動力を受けると、すべてのラック
（１９ａ　）および（１９ｂ　）が同時に動かされ、ま
た、１組のランクは上部シャフト（３０）にキー止めさ
れた歯車（２０ｂ　）により駆動され、他の組の他のラ
ンクは、上部シャフト（３０）に軸受支持された歯車（
２０ａ　）により駆動され、下部シャフト（３１）にキ
ー止めされた歯車（２０Ｃ）により駆動される。その結
果、一方では吸込装置（１７ａ　）　、他方では吸込装
置（１７ｂ　）のふたつの組が反対方向に動かされ、そ
の動作サイクルは１８０　°位相がずれている。歯車（
２０ａ　）、（２０ｂ）および（２０ｃ　）は同じピン
チ径を有しており、すべて同一速度で回転する。

次のサイクルで、２本のシャフト（３０）および（３１
）は、交互にトランスミッション（２１）の出力シャフ
ト（２５）とカンプリングされる。このために、ふたつ
の出力部材（３６ａ　）および（３６ｂ　）の一方また
は他方をそれと係合して摺動させる被動中間部材（３５
）を持つ二重カンプリング（３４）またはクラッチがあ
る。二重カップリング（３４）の中間部材（３５）は、
下部前進手段（１４）と結合されたベルトあるいはチェ
ーン駆動装置（２８）により、トランスミッション（２
１）の出力シャフト（２５）と駆動接続されている。中
間部材（３５）は、ラックを駆動する２本のシャフト（
３０）および（３１）の頂部で自由に回転することがで
きる。出力部材（３６ａ　）および（３６ｂ　）は、中
間部材（３５）に対して同軸心に配置されてシャフト（
３０）にも取り付けられ、左側の被動部材（３６ｂ　）
がその上にキー止めされ、他の被動部材（３６ａ　）が
その上に軸受支持されている。シャフト（３０）の上で
自由に回転するこの被動部材（３６ａ　）は、下部シャ
フト（３１）の上にキー止めされた駆動歯車（３８）と
噛み合う歯型（３７）を備えている。被動中間部材（３
５）が上部シャフト（３０）上にキー止めされた出力部
材（３６ｂ　）と係合すると、上部シャフト（３０）が
駆動される。一方、中間部材（３５）が上部シャツｌ−
（３０）上に軸受支持された出力部材（３６）と係合す
ると、下部シャフト（３１）上にキー止めされた駆動歯
車（３８）と噛み合う部材（３６ｂ）上の歯型（３７）
により、下部シャフト（３１）が回転する。またベルト
駆動でなく、歯車の噛み合いによる伝達であるので、回
転方向が反転する。歯型（３７）および歯車（３８）は
、歯車（２０ａ　）ないしく２０ｃ　）と同じピッチ径
を持ち、この場合には伝達比が１：１で、２本のシャフ
ト（３０）と（３１）のいずれが駆動されるものであっ
ても同じ回転数になる。上部前進手段（１３）と下部前
進手段（１４）の同じ前進速度を作り出すために、同じ
総合伝達比であることを確認する必要がある。これはこ
の実施例では、単にベルトまたはチェーン駆動装置（２
４）および（２日）に対して同じ出力シャフト歯車（３
９）を持ち、前進ロール（１６）の駆動輪（４０）の直
径を二重カンプリング（３４）の中間部材（３５）の駆
動輪（４１）の直径と前進ロール（１６）の直径に等し
ければよく、前進ロール（１６）の直径は歯車（２０ａ
　）ないしく２０ｃ　）または（３７）および（３日）
のピンチ径と同じである。

、、二重カッブリソゲ（３４）は磁気クラッチの形式で
、その磁石（４２）はトランスミッション（２１）のゼ
ネバ機構の回転部材（２２）のシャフト（２６）に取り
付けられた駆動カム（４４）により起動されるスイッチ
（４３）により、オン・オフ動作される。この点におい
て、カムはシャフト（３０）および（３１）が静止して
いる、すなわちゼネバ歯車（２３）のふたつの連続した
ステップの中間にある間に、二重カンプリング（３４）
のスイッチ動作が行なわれるように設計されている。送
り手段の１回転歯車の各回転で、すなわち、送り動作の
各ストロークで、吸込装置のひとつの組が送り方向に動
かされ、他の組の吸込装置は始動位置に戻される。

送りを行なう吸込装置（１７ａ　）および（１７ｂ　”
）は、送り方向に動かされ、かつ送りストローク中真空
状態におかれた吸込装置の組に属している。吸込装置に
対する真空のオン・オフ動作は、ピンチロール（１５）
の制御に利用されるカム（２７）あるいはそれと平行に
配置された独立したカム手段によって行なうことができ
る。

フロントシートガイド（４）および（５）は回動可能に
取り付けられており、これらは送り面から各前進手段（
１３）および（１４）の動作の直前あるいは動作開始直
前に後退する。シートガイド（４）および（５）の駆動
は、回転部材（２２）のシャフト（２６）に取り付けら
れたカム手段と、これと連動する回動する従動子システ
ムによって行なわれる。もし希望されれば、ふたつのシ
ートガイド（４）および（５）は、独立したカムと、こ
れと連動する回動レバーシステムにより駆動することが
できる。しかしこの実施例では、上下両シートガイドは
、両シートガイド（４）および（５）が正確な同期動作
をすることが確実であると同時にひとつの共通カム（４
５）だけが必要となるように、角度のついた部分に作用
するロッド（４６）により共に駆動される。シートガイ
ド（４）および（５）の回転軸は固定することができ、
両送り込みロール（１）により形成される送り込みニッ
プ（ｎｉｐ　）から等距離に配置するのがもっともよい
。しかしこの実施例では、上フロントペーパーガイド（
５）の軸は調整レバー（４７）の上に配置されているの
で、上フロントガイド（５）と送り込みロール（１）の
間隔が送り込みロール（１）と下側ガイド（４）の距離
と無関係に変更でき、これによって多くの用途で望まし
いように、ペーパーシート（３）および段ボールシート
（２）の先端に突出部分（０νｅｒｈａｎｇ）を作るこ
とができる。

〔発明の効果〕

この発明は上述の構成を有するものであり、シート加工
機械に２枚のシートを重ねて連続的に同時に供給するこ
とができるとともに、構造がきわめてコンパクトかつ簡
単である等、優れた効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明によるシート送り装置の概略側面図
である。 第２図は、第１図の装置の一部として、シート牽引装置
と連動する下部前進手段の概略前面図である。 （１）・・・送り込みロール　（２）・・・段ボールシ
ート　（３）・・・ペーパーシート　（４）　（５）・
・・フロントシートガイド　（６）・・・サイドシート
ガイド　（７）・・・ピンチロール　（８）・・・送り
ベルト（９）・・・吸込ベル）　（１０）・・・真空プ
レナム　（１１）・・・孔　（１２）・・・手動スライ
ド　（１３）・・・上部前進手段　（１４）・・・下部
前進手段　（１５）・・・ピンチロール　（１６）　・
・・前進ロール　（１７ａ　）　（１７ｂ）・・・吸込
装置　（１８）・・・塗布手段　（１９ａ　）　（１９
ｂ　）　・・・ランク　（２０ａ　）　（２０ｂ　）　
・・・歯車　（２１）・・・トランスミッション　（２
２）・・・駆動要素（入力部材）　（２３）・・・ゼネ
バ部材（出力部材）（２４）・・・チェーン（ベルト）
　（２５）・・・出力シャフト（２６）・・・シャフト
　（２７）・・・カム　（２８）・・・ベルト（チェー
ン）　（３０）・・・上部シャフト　（３１）・・・下
部シャフト　（３２）・・・ベルト（チェーン）（３３
）・・・サイドフレーム　（３４）・・・二重カンプリ
ング　（３５）　・・・中間部材　（３６ａ　）　（３
６ｂ　）　−出力部材　（３７）・・・歯型　（３８）
・・・駆動歯−（３９）・・・出力シャフト歯車　（４
０）　（４１）・・・駆動輪（４２）・・・磁石　（４
３）・・・スイッチ　（４４）・・・駆動カム　（４５
）・・・共通カム　（４６）・・・ロッド　（４７）・
・・調整レバー 代理人　弁理士　辻　本　−義

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続したシートを連続的に稼動するシート送り込み
   装置を有するシート加工機に供給するためのシート送り
   装置であって、シートを瞬間的に保持する後退可能なフ
   ロントシード−ガイド手段と、送り動作とステップを合
   わせて上記シートを加速するシート前進手段と、間欠的
   に動作する１回転シャフトを含む駆動手段と、上記１回
   転シャフトにより駆動されるとともにシート寸法に応じ
   て１回転シャフトの回転中これに応じてシートを先行・
   遅延させるトランスミッションとを有しており、さらに
   上記前進手段が上記１回転シャフトにより駆動され、上
   記１回転シャフトが上記装置により実行される連続送り
   動作のタイミングをとり、上記トランスミッションが上
   記前進手段を駆動するためにステップ運動する出力シャ
   フトを含んでいるものにおいて、ステップ動作して瞬間
   的に同じ速度でシートを前進させるふたつの重なったシ
   ート送り手段であって、各シート送り手段が、ひとつの
   シート前進手段と、シート進行方向においてこの前進手
   段の後に配置されたフロントシートガイド手段であって
   、一方のシート送り手段のガイド手段が他方の送り手段
   のガイド手段の上方に配置されているものと、シートの
   片側に作用してこれを送る２組の直線的に作動するシー
   ト推進手段を含む少なくともひとつの前進手段であって
   、一方の組における上記推進手段が上記他方の組の推進
   手段からシート進行方向と垂直な方向に間隔をおいてい
   るものと、上記の２組の推進手段を上記進行方向にたが
   いに１８０　°位相をずらせて往復駆動する２組のラッ
   クと、たがいに平行な第一および第二シャフトと、上記
   第一シャフトにキー止めされた第一歯車と、上記第二シ
   ャフトに軸受支持されるとともに上記第一歯車およびこ
   れと組になったラックと噛み合う第二歯車と、上記第二
   シャフトにキー止めされるとともに下方の組のラックと
   噛み合う第三歯車と、同じ回転方向に一方から他方を駆
   動する上記シャフト間の駆動接続と、上記シャフトの一
   方を上記トランスミッションの出力シャフトにより直接
   駆動するとともに他方のシャフトを逆方向に駆動する交
   互結合・逆転手段を含むことを特徴とするシート送り装
   置。 ２、上記駆動接続が、１：１の速度比を有することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項の装置。 ３、上記交互結合・逆転手段が、ひとつの入力部材と、
   その両側にあってクラッチ効果でこれと係合するように
   選択的に駆動することができるふたつの出力部材を有し
   、上記入力部材と両出力部材が二重クラッチを構成する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項の装置４、上記
   出力部材のひとつが、上記シャフトのひとつにキー止め
   され、他の出力部材がその上に軸受支持されるとともに
   歯形を持ち、さらに上記装置が１：１の速度比で上記出
   力部材の上記歯形により駆動される他方のシャフトの上
   に歯車を有することを特徴とする特許請求の範囲第３項
   の装置。 ５、上記シャフトが重なり合っており、その上方のシャ
   フトが上記入力部材と出力部材とを有し、両部材がそれ
   ぞれ軸受支持、キー止めされていることを特徴とする特
   許請求の範囲第４項の装置。 ６、上記ラックを駆動する上記シャフトが装置の全幅に
   わたってのび、シート推進手段の各組が少なくともふた
   つのかかる手段を有し、各手段が別個に上記ランクのひ
   とつにより駆動されることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項の装置。 ７、上記シート推進手段が、ラックを駆動するために各
   ランク上にそれぞれ支持され、また取り付けられている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項の装置。 ８、間欠真空作動システムを有し、上記推進手段が上記
   システムによりサイクル状に作動するジャンプ式シート
   牽引装置を有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項の装置。 ９６上記トランスミツシヨンの上記出力シャフトに取り
   付けられたカムと、このカムにより駆動されるとともに
   上記シート推進手段の動作を制御するカム従動子スイッ
   チ手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項
   の装置。 １０、上記二重クラッチが、トランスミ・フシランの上
   記出力シャフトの２ステップ間で切り換えられることを
   特徴とする特許請求の範囲第３項の装置。 １１、上記トランスミッションの上記間欠回転出力シャ
   フトを駆動する回転シャフトと、上記二重クラッチの動
   作を制御する上記回転シャフト上にカムを有することを
   特徴とする特許請求の範囲第３項の装置。 １２、上記の二重クラッチが電磁作動することを特徴と
   する特許請求の範囲第１０項の装置。 １３、上記シート送り手段の一方のガイド手段を他方の
   ガイド手段と連動させる回動手段と、上記連動手段の動
   作のために上記トランスミッションの上記出力シャフト
   上にカムを有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項の装置。 １４、上記シート送り手段の少な（ともひとつにおいて
   、そのフロントガイド手段がシート送り方向に調整する
   ことができることを特徴とする特許請求の範囲第１項の
   装置。 １５、上記の上部シート送り手段が、フィードロールと
   それとともに作動する少なくともひとつのピンチロール
   を有し、上記の下部シート送り手段が、上記の直線的に
   作動するシート推進手段を有することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項の装置。 １６、上記の下部シート送り手段が、上記下部送り手段
   の下部シートガイドにまでシートを移動するため、真空
   供給手段のある穿孔されたベルトを有することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項の装置。 １７、上記の穿孔されたベルトを支持する穿孔のある上
   部壁を有する真空プレナムと、上記シートガイド手段に
   もっとも近い部分の上記壁の穿孔を閉め切る穿孔のある
   スライドを有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   ５項の装置。 １８、上記シート推進手段により送られるシートの片面
   にのりを供給する、のり塗付手段を有することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項の装置。 １９、上記シートをその先端と後端の間に実質的に隙間
   のない状態で送り込む手段を有することを特徴とする特
   許請求の範囲第１項の装置