JPS60156991A - ロ−タリコンプレツサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば冷凍サイクルの圧縮機として用いられ
るロータリコンプレッサの改良に関する。

従来技術 従来のロータリコンプレッサとしては、例えば第１，２
図に示したものがある〔自動車工学便覧（昭オロ５８年
５月発行）第７編１２５頁〕。

すなわちケーシング／には、吸入ボートコと吐出ボート
３とが設けられており、このケーシング／内にはカムリ
ングμが定置されている。該カムリング４には吸入口３
，５と、吐出口４．４とがそれぞれ所定の部位に設けら
れており、該吸入口Ｊ、Ｊは前記吸入ボートコに連通し
ている。又吐出口４，６は、ケーシング／によって画成
された吐出室７′ｆ、介して、前記吐出ボート３に連通
しており、該吐出室７には潤滑油０が貯留されている。

このカムリングｔは、前記潤滑油０の油路ざ。

♂が形成されたフロント及びリヤの各サイドグレート９
，１０によって挟持されており、その内部には駆動軸／
／に固設されたロータ７．２が収容されている。このロ
ータ／２には前記油路ｇと連通する背圧溝／３が放射状
に複数設けられている。

該背圧溝／３には、各々ベーン／ｌが出没自在に嵌装さ
れており、該ベーン／ｑは、先端部をカムリング乙の内
周面に摺接させるとともに、両側部を両サイドグレート
９，１０に摺接させ各ベーン間に圧縮室／Ｊｆ！：形成
している。なお図中／Ｊ。

／７は前記駆動軸／／を支承するベアリング、／ざはメ
カニカルシールをそれぞれ示している。

しかして図外の駆動手段により、駆動軸／／とともにロ
ータ／λを回転させると、該ロータ／コに嵌装されてい
る各ベーン／ながカムリングμの内周面に押し付けられ
女から摺動する。このときの隣接する各ベーン／μ間の
容積変化によって圧縮対象、例えば冷媒を吸入ポート２
．。吸入口５を介して圧縮室ｌＪ内に吸入し、加圧して
吐出口２゜吐出室７．吐出ボート、？ヲそれぞれ介して
、機外に吐出させる。

このとｌ！該吐出室７は、加圧された冷媒の圧力により
高圧となることから、内部に収容されている潤滑油０は
、油路Ｉ内に圧入される。そして該潤滑油０は矢印で示
したように背圧溝／３に流入し、ぺ−／／４に背圧を加
えてこれを突出させるとともに、ベーン／４の没入に伴
って背圧溝／、３とベーン／ｌの間隙から圧縮室１５内
に噴出する。

これによって潤滑油０は、カムリングｑ及びサイドグレ
ー）５’、／１７の内周面に塗布されて潤滑油Ｉ！Ａを
形成し、ベー／／ｌ、カムリングｌとサイドグレートＬ
？、１０との摩擦抵抗を低減させて、両部材の摩耗及び
焼付きを防止する。又前記潤滑油Ｏの一部は、ベアリン
グ／に、７７を潤滑するトトモに、メカニカルシール／
とによって機外への漏洩を阻止されて、圧縮室７．５内
に流入する。

そして各々圧縮室／ｊ内に流入した潤滑油Ｏは、圧縮さ
れた冷媒とともに、吐出口ｔを介して吐出室りに至り、
該吐出室７内で、図外のオイルセノくレータにより、圧
縮冷媒から分離され、再度貯留されるのである。

しかし々がらかかる従来のロータリコンプレッサにあっ
ては、前述のように吐出室７の圧力によって潤滑油Ｏを
循環させるものであることから、例えば冷凍サイクルに
おいて低負荷時等にコンプレッサへの帰還冷媒流量が減
少すると圧縮対象となる冷媒が減少し、必然的に吐出室
７の圧力は降下する。

その結果、潤滑油０の循環が停止してしまい、前記カム
リング４．両サイドプレー）？、１０等に形成されるべ
き油膜が消失し、この各部材とロータ／、２及びべ−７
７１４との摺接面の摩擦抵抗が増加する。このため摺接
する各部材か摩耗し、耐久性能が著しく低下してしまう
他、潤滑油Ｏの循環停止が長時間に及ぶ場合には、過熱
によって焼付きが生ずる等の問題点を有していた。

発明の目的 本発明は従来のロータリコンプレッサのかかる現状に鑑
みてなされたものであり、過少冷媒運転下において、潤
滑油の循環が停止した場合には、流体１１ｉｌｆ＃かう
境面潤滑に切り換えるようにし、該境面潤滑により相当
時間の潤滑状態を維持するようにして、前記問題点を解
決したロータリコンブレラ？全提供することを目的とす
るものである。

発明の構成 前記目的を達成するために本考案にあっては、回転駆動
されるロータと、このロータに出没自在に嵌装された複
数のベーンと全カムリング内に収容するとともに、該カ
ムリングの両側を一対のサイドグレートにて閉塞し、こ
のカムリング、サイドグレートに前記ロータ、ベーンを
摺接させて各ベーン間に圧縮室を形成し、該ロータ又は
ベーンが摺接する部位の少なくとも一部を焼結含油合金
にて成形し、該焼結含油合金により、相当時間の実施例 以下本発明の実施例について、前述した従来装置と同一
部分、同一部材については同一符号を付して説明する。

すなわち第３図に示したように、カムリングμの両側部
には、サイドグレート／９．コＯが固設されている。該
サイドグレー）／？　、　、２０は、釜属粉を主成分と
する多孔質焼結体からなる、焼結含油金属Ｓで成形され
ている。該焼結含油金属Ｓは、金属粉末粒子間に無数の
気孔を有し、該気孔内には潤滑油が充填されている。

又このサイドプレート／り１．２０の外部側面には、非
透過処理層／９．　、．２０．が設けられている。

該非透過処理層／Ｙａ　、　２０ａは、クロムメッキ、
無電解ニッケルメッキ等適宜の金属メッキ手段、ショッ
トゲラスト等の焼結金属の表面多孔部分を埋没化させる
機械的封孔手段、該機械的封孔手段全施した後さらに金
属メッキしたもの、熱硬化性樹脂で被膜を形成したもの
等の任意の手段により、焼結含油合金Ｓの外部表面を封
孔している。

以上の構成に係る本実施例において、＠　１１第２図を
もって前述したように、吐出室フの圧力が所定以上でめ
る場合には、潤滑油Ｏは適宜循環し、この循環に伴って
、カムリングな及び両サイドグレー）１５’、、２（１
）の各内周面に潤滑油０が塗布され、流体潤滑が行なわ
れる。この循還に伴って、潤滑油Ｏの一部は、圧縮室／
、３内の圧力や、油路ざ内の圧力によりて、焼結含油合
金Ｓで成形されたサイドプレートｌｑ、、２０内に浸透
し、予め気孔に充填されていた油とともに、サイドプレ
ート／９．λＯ會豊潤させる。

このとき、該サイドプレート／Ｙ、２０の外部側面は、
非透過処理層／りα１．２０αによって密閉されている
こと力・ら、気孔を介して、潤滑油が両グレート外に漏
洩するようなことにない。

そして、圧縮対象となる冷媒が減少し、吐出基７の圧力
が降下すると、ロータ／、２及びベー／／ｑは回転を継
続するにもかかわらず、潤滑油Ｏの循環は停止する。し
かしサイドプレートｉｑ、、ｚ。

は、焼結含油合金Ｓで成形されていることから、サイド
グレート／９，２０とロータノコ及びベーン／４側面間
は、焼結金属の多孔内に含まれている潤滑油による境面
潤滑を得ることができる。しかもこの焼結含油合金Ｓ内
には、圧縮室ｌＪ的の圧力等によって、過剰に潤滑油Ｏ
が含有されていることから、その一部は冷媒減少による
圧縮室７．５内の圧力低下に伴って浸出し、カムリング
μの内周面にも潤滑油膜全形成する。

したがって、潤滑油０の循環停止時に、ロータ／、２．
べ−／／μと、これに摺接するカムリングｑ、サイドプ
レート／り２．２ｏの潤滑性が悪化してし寸うようなこ
と汀なく、摩擦抵抗の上昇を抑制し、各摺接部材の摩耗
、焼付きを防止することができるのである。

第４図は本発明の他の実施例を示すものである。

すなわち本実施例においてサイドプレートＪ、９　。

、？Ｏｒｉ、焼結含油合金Ｓにて成形され、ロータ／λ
。

ベーンｉａの側面が摺接する内周層−タＧ、　ＪＯａと
、該内周層コタα、　３Ｑａの外側面に一体に設けられ
た非焼結金属からなる外周層、２９ｂ　、　、３Ｑｂと
がら構成されている。

かかる実施例においては、前記循環時に潤滑油によって
豊潤される内周層２９α２．？りαによって前記実施例
と同様に循環停止時の境面潤滑を行なうことかできると
ともに、非焼結金属で成形された外周層、２９ｂ　、　
３０ｈによって内周層２２α１．？０αから潤滑油Ｏか
漏洩するのを防止することができる。

したがって非透過処理層を設ける必要はなく、又従来型
ロータリコンプレッサのサイドプレート内周面に焼結含
油金属層を設けるのみによって構成することができるこ
とから、低コストにて実施し得るものである。

なお前記実施例においては、両サイドプレート又はその
一部を焼結含油金属で成形したものを示したが、これに
限ることなくカムリング等ロータ又はベーンの少なくと
も一部がノ１ｇ接する部位を焼結含油金属で成形すれば
、前述と同様の作用効果を奏することは勿論である。

発明の詳細 な説明したように本発明は、ロータリコンプレッサのロ
ータ又はベーンが摺接する部位の、少なくとも一部全焼
結含油合金にて成形したことから、圧縮対象となる冷媒
が過少上なって、潤滑油の循環が一時的に停止したよう
な場合には、前記焼結含油合金に含浸されている潤滑油
を用い、境面潤滑により冷媒の圧縮量が所定辰となるま
での間の潤滑性を維持することができる。よって潤滑油
循環停止時におけるロータ、ベーンとカムリング、サイ
ドプレートとの摩擦抵抗の上昇を防止して、これに起因
する各摺接部拐の摩耗、焼付きを抑制し、ロータリコン
プレッサの耐久性能を向上させることができるのである
。

加えて前述した第１の実施例にあっては、焼結含油合金
で成形されたサイドプレートの外側面を非透過処理しで
あることから、グレート外部への潤滑油の漏洩を防止し
て充分に豊潤させることができ、又第２の実施例にあっ
ては簡易な構成に係ることから、低コストにて実施し得
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のロータリコンプレッサの一部断面側面
図、＄２図は第１図ト４蔵に浴う断面図、第３図は本発
明の一実施例に係るロータリコンプレッサの一部断面側
面図、第４図は本発明の他の実施例に係るロータリコン
プレッサの一部断面側面図である。 ／・・・ケーシング、２・・・吸入ボート、３・・・吐
出ボ１’、”・・・カムリング、ｊ・・・吸入口、ｔ・
・・吐出口、７・・・吐出室、ざ・・・油路、９．／９
．−２？、ＩＱ。 、２０　、、？（７・・・サイドグレート、／＋２・・
・ロータ、／Ｊ・・・背圧溝、／ｑ・・・ベーン、／３
・・・圧縮室、／？Ｃ・・・非透過処理層１．２９α、
３０α・・内周層１．２９ｂ　、　、？・）ｂ・・・外
周層。 外２名 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転駆動されるロータと、このロータに出没自在
   に嵌装された複数のベーンとをカムリング内に収容する
   一方、該カムリングの両側を一対のサイドグレートにて
   閉塞し、このカムリング。 サイドグレートに前記ロータ、ベーンを摺接させて各ベ
   ーン間に圧縮室を形成するとともに、該ロータ又はベー
   ンが摺接する部位の少々くとも一部を焼結含油合金にて
   成形したことを特徴とするロータリコンプレッサ。