JPS6015415Y2 - 軸電流を防止する回転電機 - Google Patents
軸電流を防止する回転電機Info
- Publication number
- JPS6015415Y2 JPS6015415Y2 JP1975133718U JP13371875U JPS6015415Y2 JP S6015415 Y2 JPS6015415 Y2 JP S6015415Y2 JP 1975133718 U JP1975133718 U JP 1975133718U JP 13371875 U JP13371875 U JP 13371875U JP S6015415 Y2 JPS6015415 Y2 JP S6015415Y2
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- Japan
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- bearing
- shaft
- shaft current
- current
- rotor shaft
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は回転電機の運転に伴って発生する軸電流の防止
構造の改良に関するものであり、軸電流防止効果が確実
で、かつ信頼性を向上させ、しかも構造も簡略化出来る
有利な回転電機の構造を目的とする。
構造の改良に関するものであり、軸電流防止効果が確実
で、かつ信頼性を向上させ、しかも構造も簡略化出来る
有利な回転電機の構造を目的とする。
周知の如く回転電機では固定子鉄心の継ぎ目数の組合せ
、工作上の誤差、材質の不均一等から、運転に際して回
転子軸と鎖交する磁束が生じ、これが交番することによ
り誘起する軸電圧で軸電流が生じる。
、工作上の誤差、材質の不均一等から、運転に際して回
転子軸と鎖交する磁束が生じ、これが交番することによ
り誘起する軸電圧で軸電流が生じる。
この軸電流は軸から軸受→軸受台一台板−軸受合一軸受
一軸へと環流−この過程で軸受油の劣化、軸受面の損傷
を与える。
一軸へと環流−この過程で軸受油の劣化、軸受面の損傷
を与える。
又更に回転電機にポンプ等の負荷機、或いは駆動機が直
結されている場合には、回転電機自身の軸受のみらるす
、回転子軸を介して他の機械の軸受を介して軸電流が流
れ、軸受の損傷は広範囲に及ぶ。
結されている場合には、回転電機自身の軸受のみらるす
、回転子軸を介して他の機械の軸受を介して軸電流が流
れ、軸受の損傷は広範囲に及ぶ。
上記の軸電流を防止するためには軸電流が通流する閉回
路を電気的に断路してやればよく、その手段として従来
では一方側の軸受を対象としてブラケット形軸受では軸
受メタルと軸受台との間に絶縁物を介挿し、スタンド形
軸受では軸受台基部と台板との間に絶縁物を介挿した構
造が採用されている。
路を電気的に断路してやればよく、その手段として従来
では一方側の軸受を対象としてブラケット形軸受では軸
受メタルと軸受台との間に絶縁物を介挿し、スタンド形
軸受では軸受台基部と台板との間に絶縁物を介挿した構
造が採用されている。
更に軸受には送油管、冷却管等の各種金属管が配管され
ている場合が多く、この場合には当然ながら各配管に対
しても絶縁構造を施している。
ている場合が多く、この場合には当然ながら各配管に対
しても絶縁構造を施している。
このように軸電流防止のための構造は複雑となる。
しかも軸受台の外面域は周囲の雰囲気で汚損され易く、
従って介挿絶縁物に導性性異物が付着する等で絶縁抵抗
の実効値が低下し、軸電流防止の効果が得られなくなる
ことがある。
従って介挿絶縁物に導性性異物が付着する等で絶縁抵抗
の実効値が低下し、軸電流防止の効果が得られなくなる
ことがある。
更に回転電機と直結した他機に対しても軸受、軸受配管
に軸電流閉回路が形成されないよう絶縁物を介挿する必
要があり、益々構造が複雑となる。
に軸電流閉回路が形成されないよう絶縁物を介挿する必
要があり、益々構造が複雑となる。
本考案には上記従来における不利点を解消し、簡単な構
造で、しかも軸電流防止の信頼性が高い回転電機の提供
を目的としたものであり、この目的達成のための本考案
構成は、回転子軸における支持軸受との対向部域にて、
回転子軸にはめ込み装着して回転子軸と軸受との間を電
気的に絶縁する絶縁物よりなる軸電流防止リングを回転
子軸にはめ込み装着し、この絶縁リングが回転子軸より
軸受を介して形成される軸電流閉回路の形成を断路して
軸電流の通流を防止する如くなる。
造で、しかも軸電流防止の信頼性が高い回転電機の提供
を目的としたものであり、この目的達成のための本考案
構成は、回転子軸における支持軸受との対向部域にて、
回転子軸にはめ込み装着して回転子軸と軸受との間を電
気的に絶縁する絶縁物よりなる軸電流防止リングを回転
子軸にはめ込み装着し、この絶縁リングが回転子軸より
軸受を介して形成される軸電流閉回路の形成を断路して
軸電流の通流を防止する如くなる。
次に本考案を図示の実施例について説明する。
第１図は回転電機の配置図であり、共通床面１上には回
転電機２と他機３、例えばポンプ等の負荷機、或いはタ
ービン等の駆動機が並置されている。
転電機２と他機３、例えばポンプ等の負荷機、或いはタ
ービン等の駆動機が並置されている。
回転電機２では台板４上にて回転子５の回転子軸６が両
端で支持軸受７，８に支承されている。
端で支持軸受７，８に支承されている。
回転子軸６の一端は他機３の連結側としてフランジ９を
介して他機３に直結されている。
介して他機３に直結されている。
かかる回転電機の運転に際して回転子軸６に誘起された
軸電圧ｅは回転子軸６から軸受８、台板４、軸受７を通
って軸６に軸電流を環流させようとする。
軸電圧ｅは回転子軸６から軸受８、台板４、軸受７を通
って軸６に軸電流を環流させようとする。
更に軸受８、台板４から床面１の基礎を介して他機３を
通り、軸６に電流を分流させようとする。
通り、軸６に電流を分流させようとする。
この軸電流に対処して本考案により、特に他機３との連
結側とは反対の軸受８の箇所にて、回転子軸６の軸受８
と対向する域には第２図実施例により、回転子軸６の外
周に機械的強度が大で、かつ耐摩耗性の優れた絶縁材料
よりなる軸電流防止リング１０がはめ込み装着されてお
り、リング１０が軸受メタルに当接される。
結側とは反対の軸受８の箇所にて、回転子軸６の軸受８
と対向する域には第２図実施例により、回転子軸６の外
周に機械的強度が大で、かつ耐摩耗性の優れた絶縁材料
よりなる軸電流防止リング１０がはめ込み装着されてお
り、リング１０が軸受メタルに当接される。
このリング１０は軸６と軸受８との間を電気的に絶縁し
ている。
ている。
第３図の実施例では絶縁物製の軸電流防止リング１０の
外周に更に軸受８の軸受メタルと当接する金属リング１
１が焼きばめにより装着されている。
外周に更に軸受８の軸受メタルと当接する金属リング１
１が焼きばめにより装着されている。
金属リング１１と軸６とは絶縁物リング１０を介して電
気的に絶縁されている。
気的に絶縁されている。
上記の第２図、第３図実施例ではいづれも絶縁物のリン
グ１０を介して回転子軸６は軸受８と電気的に絶縁され
ており、従って軸受８を介して形成されようとする軸電
流の閉回路は断路されて形成されず、第１図の誘起軸電
圧ｅによっても回転電機２、或いは回転電機２より他機
３を通して軸電流が通電することを防止出来る。
グ１０を介して回転子軸６は軸受８と電気的に絶縁され
ており、従って軸受８を介して形成されようとする軸電
流の閉回路は断路されて形成されず、第１図の誘起軸電
圧ｅによっても回転電機２、或いは回転電機２より他機
３を通して軸電流が通電することを防止出来る。
それ故もはや軸受８の基部と台板４との間、及び軸受８
の配管類には何等特別な軸電流防止のための絶縁手段を
施こす必要がなく、従来構造に比較してはるかに簡単と
なる。
の配管類には何等特別な軸電流防止のための絶縁手段を
施こす必要がなく、従来構造に比較してはるかに簡単と
なる。
更に前記実施例による絶縁物のリング１０は、実際の構
成では軸受８のケース内にて電気的には絶縁性の軸受油
に浸漬収容されており、従って外部の雰囲気等で汚損さ
れる恐れがなく、長期運転にもかかわらずリング１０の
絶縁抵抗が低下することがない。
成では軸受８のケース内にて電気的には絶縁性の軸受油
に浸漬収容されており、従って外部の雰囲気等で汚損さ
れる恐れがなく、長期運転にもかかわらずリング１０の
絶縁抵抗が低下することがない。
従って軸電流防止効果は維持されて信頼性を向上させる
ことが出来る。
ことが出来る。
以上のように本考案によれば簡単な構造で、しかも軸電
流防止効果に対する信頼性の高い回転電機を提供するこ
とが出来る。
流防止効果に対する信頼性の高い回転電機を提供するこ
とが出来る。
第１図は他機と直結された回転電機の断面側視図、第２
図ａ１第３図ａはそれぞれ異なる本考案実施例における
要部の断面側視図、第２図ｂ１第３図すはそれぞれ第２
図ａ１第３図ａにおける■−■、ｍ−ｍ断面図である。 ２：回転電機、６：回転子軸、８：支持軸受、１０：絶
縁物よりなる軸電流防止リング。
図ａ１第３図ａはそれぞれ異なる本考案実施例における
要部の断面側視図、第２図ｂ１第３図すはそれぞれ第２
図ａ１第３図ａにおける■−■、ｍ−ｍ断面図である。 ２：回転電機、６：回転子軸、８：支持軸受、１０：絶
縁物よりなる軸電流防止リング。
Claims (1)
- 回転子軸における支持軸受との対向部域にて、回転子軸
と軸受との間を電気的に絶縁するよう絶縁材で作られた
軸電流防止リングを回転子軸にはめ込み装着したことを
特徴とする軸電流を防止する回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975133718U JPS6015415Y2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | 軸電流を防止する回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975133718U JPS6015415Y2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | 軸電流を防止する回転電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5247202U JPS5247202U (ja) | 1977-04-04 |
| JPS6015415Y2 true JPS6015415Y2 (ja) | 1985-05-15 |
Family
ID=28613779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1975133718U Expired JPS6015415Y2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | 軸電流を防止する回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6015415Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015177649A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 三菱電機株式会社 | 電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法 |
| JP6087315B2 (ja) * | 2014-04-14 | 2017-03-01 | 三菱電機株式会社 | 電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法 |
| JP6730223B2 (ja) * | 2017-04-13 | 2020-07-29 | 株式会社オティックス | オイルポンプ |
| CN115868103A (zh) * | 2020-08-28 | 2023-03-28 | 三菱电机株式会社 | 电机 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5216601A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-08 | Hitachi Ltd | Apparatus for preventing axial current |
-
1975
- 1975-09-30 JP JP1975133718U patent/JPS6015415Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5216601A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-08 | Hitachi Ltd | Apparatus for preventing axial current |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5247202U (ja) | 1977-04-04 |
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