JP4623273B2 - 電動機および電動機の電食防止装置。 - Google Patents
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Description
図4は従来例を示す電動機の側断面図である。
図4において、1はフレーム、2は積層鉄心からなる電機子コア、3は電機子コア2のスロット部に装入した駆動用巻線、4は電機子コア2および巻線3とで構成する電機子、5、6はフレーム1の負荷側および反負荷側に固定したブラケット、7は回転軸、8は回転軸7の外周に嵌合された積層鉄心からなるロータ、9は電機子4と空隙を介して設けられ、ロータ8の表面に設けた永久磁石、10はロータ8および永久磁石9とで2次側を構成する界磁、11はブラケット5、6を介して回転軸7を回転自在に支承する転がり軸受である。電動機は一方の界磁を可動子に、他方の電機子を固定子として相対的に回転する(例えば、特許文献1を参照)。
このため、電食を避ける対策として、転がり軸受とブラケットの間隙に転がり軸受に予圧を付与する予圧バネを備え、予圧バネにブラケットと軸受内輪を導通するブラシを設けて、軸受に流れる電流を回避し、ブラシにバイパスさせる方法が用いられている(例えば、特許文献2を参照)。
また、この他、軸受部に非導電性のボール、例えばセラミックス製のボールなどを使用する対策が講じられている。
また、軸受部に非導電性のボールなどを使用して電食を防止する方法では、部品が高価であるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決する為になされたもので、安価で、且つ、メンテナンスフリーであり、容易に可動子に発生する高調波電圧・電流を回避することができる電動機の電食防止装置を提供することを目的とする。
また、本発明に係る電動機の電食防止装置は、駆動用巻線を巻回した電機子と、前記電機子と磁気的空隙を介して対向配置され積層鉄心に複数の導体バーあるいは磁石を装着してなる2次側を構成し前記電機子に対して相対的に移動する界磁と、前記電機子と前記界磁の何れか一方を移動自在に支承する軸受と、を備えた電動機に用いられ、前記電機子側に設けられ第1フェライトコアに巻回された1次コイルと当該1次コイルと空隙を介して前記界磁側に設けられ第2フェライトコアに巻回された2次コイルとを含み、前記1次コイルと前記2次コイルとの間で前記空隙を介して電流をバイパスさせるバイパス手段と、を備え、前記1次コイルは前記電機子における駆動巻線のY結線の中性点と前記電機子を支持する支持体との間で結線されている。
図において、12は1次コイル、13は2次コイル、14は抵抗、15、16はフェライトコアである。
本発明が従来例と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、固定子を構成する電機子4側に設けられると共に、第1フェライトコア15に巻回された1次コイル12と、1次コイル12と空隙を介して界磁10のロータ8に設けられると共に、第2フェライトコア16に巻回された2次コイル13とを備えた点である。
具体的には、図1(b)に示すように、1次コイル12は電機子4における駆動巻線3のY結線の中性点とフレーム1との間で結線されている。また、ロータ8側に設けた2次コイル13には抵抗14が接続され、1次コイル12から2次コイル13にバイパスした電流を抵抗14によって熱に変換するようにしている。なお、界磁側に設置する抵抗14に替えて、界磁側に軸電流が流れていることが確認できるように、2次コイル13にLEDなどの素子(不図示)を接続しても構わない。
第1実施はこのような構成にしたので、ロータ8側から軸受11へ流れ込む電流を回避して、1次コイル12と2次コイル13からなるバイパス手段にバイパスさせ、ブラケット5.6、フレーム1に逃がすことができるため、軸受11の電食の問題を防止することができる。
図において、21は固定台となるベース、22は永久磁石、23は磁性体からなるテーブル、24は界磁、25は電機子、26はリニアガイド、27は1次コイル、28は2次コイル、29は抵抗、30、31はフェライトコアである。なお、電機子コア、電機子巻線の図示は省略している。
第2実施例は、第1実施例の回転形に替えて直動形に適用したものであって、具体的には電機子25を備えたベース21側には、第1フェライトコア30に巻回した1次コイル27を設置し、界磁24を備えたテーブル23側には、1次コイル27と空隙を介して、第2フェライトコア31に巻回された2次コイル28を設けた構成にしてある。
具体的には、1次コイル27は電機子25における駆動巻線(不図示)のY結線の中性点とベース21との間で結線されている。また、テーブル23側に設けた2次コイル28には抵抗29が接続され、1次コイル27から2次コイル28にバイパスした電流を抵抗29によって熱に変換するようにしている。なお、第1実施例と同様に、2次側(界磁側)に設置する抵抗29に替えて、界磁側に軸電流が流れていることが確認できるように、2次コイルにLEDなどの素子(不図示)を接続しても構わない。
第2実施はこのような構成にしたので、ベース21側からリニアガイド26へ流れ込む電流を回避して、1次コイル27と2次コイル28からなるバイパス手段にバイパスさせ、テーブル23に逃がすことができるため、リニアガイドの電食の問題を防止することができる。
図において、32は界磁ヨークである。
第3実施例が、第2実施例と異なる点は、電機子25を備えたテーブル23側には、第1フェライトコア30に巻回した1次コイル27を設置し、界磁24を備えたベース21側には、1次コイル27と空隙を介して、第2フェライトコア31に巻回された2次コイル28を設けた構成にしてある。
1次コイル27は電機子25における駆動巻線(不図示)のY結線の中性点とテーブル23との間で結線されている。また、ベース21側に設けた2次コイル28には抵抗29が接続され、1次コイル27から2次コイル28にバイパスした電流を抵抗29によって熱に変換するようにしている。なお、第2実施例と同様に、界磁側に設置する抵抗29に替えて、界磁側に軸電流が流れていることが確認できるように、2次コイル28にLEDなどの素子(不図示)を接続しても構わない。
第3実施はこのような構成にしたので、テーブル23からリニアガイド26へ流れ込む電流を回避して、1次コイル27と2次コイル28からなるバイパス手段にバイパスさせ、ベース21側に逃がすことができるため、リニアガイドの電食の問題を防止することができる。
2 電機子コア(積層鉄心)、
3 駆動用巻線、
4 電機子、
5、6 ブラケット、
7 回転軸、
8 ロータ(積層鉄心)、
9 永久磁石、
10 界磁、
11 転がり軸受、
12 1次コイル、
13 2次コイル、
14 抵抗R
21 ベース、
22 永久磁石
23 テーブル、
24 界磁、
25 電機子、
26 リニアガイド
27 1次コイル、
28 2次コイル
29 抵抗、
30、31 フェライトコア
32 界磁ヨーク
Claims (2)
- 駆動用巻線を巻回した電機子と、
前記電機子と磁気的空隙を介して対向配置され積層鉄心に複数の導体バーあるいは磁石を装着してなる2次側を構成し前記電機子に対して相対的に移動する界磁と、
前記電機子と前記界磁の何れか一方を移動自在に支承する軸受と、
前記電機子側に設けられ第1フェライトコアに巻回された1次コイルと当該1次コイルと空隙を介して前記界磁側に設けられ第2フェライトコアに巻回された2次コイルとを含み、前記1次コイルと前記2次コイルとの間で前記空隙を介して電流をバイパスさせるバイパス手段と、
を備え、
前記1次コイルは前記電機子における駆動巻線のY結線の中性点と前記電機子を支持する支持体との間で結線されていることを特徴とする電動機。 - 駆動用巻線を巻回した電機子と、
前記電機子と磁気的空隙を介して対向配置され積層鉄心に複数の導体バーあるいは磁石を装着してなる2次側を構成し前記電機子に対して相対的に移動する界磁と、
前記電機子と前記界磁の何れか一方を移動自在に支承する軸受と、
を備えた電動機に用いられ、
前記電機子側に設けられ第1フェライトコアに巻回された1次コイルと当該1次コイルと空隙を介して前記界磁側に設けられ第2フェライトコアに巻回された2次コイルとを含み、前記1次コイルと前記2次コイルとの間で前記空隙を介して電流をバイパスさせるバイパス手段と、
を備え、
前記1次コイルは前記電機子における駆動巻線のY結線の中性点と前記電機子を支持する支持体との間で結線されていることを特徴とする電動機の電食防止装置。
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