JPS6015338Y2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPS6015338Y2 JPS6015338Y2 JP17755877U JP17755877U JPS6015338Y2 JP S6015338 Y2 JPS6015338 Y2 JP S6015338Y2 JP 17755877 U JP17755877 U JP 17755877U JP 17755877 U JP17755877 U JP 17755877U JP S6015338 Y2 JPS6015338 Y2 JP S6015338Y2
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- Japan
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- region
- conductivity type
- type
- semiconductor device
- resistor
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Bipolar Integrated Circuits (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は半導体装置に関しとくに半導体集積回路の入力
回路を保護する保護素子構造に関する。
回路を保護する保護素子構造に関する。
半導体装置の入力回路は一般的に耐圧が低い。
とくにMO3型半導体装置の入力回路は、ゲート電極と
ソース電極間に1000 (λ〕あるいはそれ以下の薄
い絶縁膜が介在しているだけであるので、静電気のよう
に高い電圧のノイズが混入すると、絶縁膜はたちまち破
壊されてしまう。
ソース電極間に1000 (λ〕あるいはそれ以下の薄
い絶縁膜が介在しているだけであるので、静電気のよう
に高い電圧のノイズが混入すると、絶縁膜はたちまち破
壊されてしまう。
そのため、入力回路には普通保護回路が設けられている
。
。
第1図はその断面図、第2図はその回路図であり、図中
、1′はN型シリコン半導体基板、2′はP型の抵抗領
域、3′は入力端子、4′はMO3回路の入力端子に接
続する出力端子である。
、1′はN型シリコン半導体基板、2′はP型の抵抗領
域、3′は入力端子、4′はMO3回路の入力端子に接
続する出力端子である。
この回路は、P型の抵抗領域2′が第2図における抵抗
Rとなり、またP型の抵抗領域2′とN型シリコン半導
体基板1′間に形威されたPN接合により保護ダイオー
ドDを形威している。
Rとなり、またP型の抵抗領域2′とN型シリコン半導
体基板1′間に形威されたPN接合により保護ダイオー
ドDを形威している。
一般的に静電気は高電圧・低電流という性質を持ってお
り、このため保護用ダイオードは低逆耐電圧、抵抗は高
抵抗という構成をとるのが望ましいが、半導体装置を通
常動作させるには高逆耐電圧、低抵抗という構成が望ま
しく、保護回路に対する要求性能は互いに反するもので
ある。
り、このため保護用ダイオードは低逆耐電圧、抵抗は高
抵抗という構成をとるのが望ましいが、半導体装置を通
常動作させるには高逆耐電圧、低抵抗という構成が望ま
しく、保護回路に対する要求性能は互いに反するもので
ある。
従って、従来の保護回路は両者の妥協点で製作されてい
る。
る。
本考案は上述の如き従来の欠点を改善する新しい考案で
あり、その目的は通常動作時には高逆耐圧、低抵抗特性
を有して半導体装置の動作に全く影響を与えず、過電圧
、入力信号が半導体装置の入力回路に加えられたときに
は、低逆耐圧、高抵抗特性となってこれを完全にブロッ
クして半導体装置を破壊から護ることができるような保
護回路を提供することにある。
あり、その目的は通常動作時には高逆耐圧、低抵抗特性
を有して半導体装置の動作に全く影響を与えず、過電圧
、入力信号が半導体装置の入力回路に加えられたときに
は、低逆耐圧、高抵抗特性となってこれを完全にブロッ
クして半導体装置を破壊から護ることができるような保
護回路を提供することにある。
その目的を達成せしめるため、本考案の半導体装置は、
−導電型の半導体基板上に抵抗となる反対導電型領域を
形威し、該反対導電型領域両端に出入力電極を設けてな
る保護抵抗素子を有する半導体装置において、前記抵抗
となる反対導電型の領域の中にこの領域よりも不純物濃
度が高くかつフローティング状態におかれた一導電型領
域を設けるとともに、抵抗となる反対導電型の領域より
も不純物濃度の高い反対導電型領域をフローティング状
態におかれた一導電型の領域に接して設けてなることを
特徴とするもので、以下実施例をあげて詳細に説明する
。
−導電型の半導体基板上に抵抗となる反対導電型領域を
形威し、該反対導電型領域両端に出入力電極を設けてな
る保護抵抗素子を有する半導体装置において、前記抵抗
となる反対導電型の領域の中にこの領域よりも不純物濃
度が高くかつフローティング状態におかれた一導電型領
域を設けるとともに、抵抗となる反対導電型の領域より
も不純物濃度の高い反対導電型領域をフローティング状
態におかれた一導電型の領域に接して設けてなることを
特徴とするもので、以下実施例をあげて詳細に説明する
。
第3図は、本考案に係る保護装置を、シリコン半導体基
板に形成した状態を示す正面図であり、第4図は第3図
A−A’線に沿って切断した断面図である。
板に形成した状態を示す正面図であり、第4図は第3図
A−A’線に沿って切断した断面図である。
図中1はN型のシリコン半導体基板で、図示していない
が、他の部分に多数の半導体素子が組み込まれている。
が、他の部分に多数の半導体素子が組み込まれている。
2は前記シリコン半導体基板1の表面に形成されたP型
領域で、保護用抵抗体を構成する部分である、なお、こ
のP空領域2は相補型MO3半導体装置中に構成する場
合には、該相補型MO3半導体装置に形成される島領域
(p−well)を形成する工程において同時に形成す
ると都合がよい。
領域で、保護用抵抗体を構成する部分である、なお、こ
のP空領域2は相補型MO3半導体装置中に構成する場
合には、該相補型MO3半導体装置に形成される島領域
(p−well)を形成する工程において同時に形成す
ると都合がよい。
また3は入力回路配線層、4は該入力回路配線層3とP
空領域2とが抵抗性(オーミック)接触を保っている電
極窓、5は出力回路配線層、6は出力回路配線層5とP
空領域2とがオーミックな接触を保っている電極窓、7
および8はP空領域2の横縁に、シリコン半導体基板1
とP空領域2にまたがって設けられたN+型領領域ある
。
空領域2とが抵抗性(オーミック)接触を保っている電
極窓、5は出力回路配線層、6は出力回路配線層5とP
空領域2とがオーミックな接触を保っている電極窓、7
および8はP空領域2の横縁に、シリコン半導体基板1
とP空領域2にまたがって設けられたN+型領領域ある
。
9はP空領域2の中に設けられたN+型領領域ある。
10はN+型領領域9一面の一部にこれと接して設けら
れたP+型領域である。
れたP+型領域である。
また11は半導体基板の表面を覆う二酸化シリコン(S
in2)からなる絶縁膜である。
in2)からなる絶縁膜である。
次に本考案の動作について説明する。
通常の動作時では、入力回路配線3にはシリコン半導体
基板1に対してマイナスの信号が加えられ、その信号は
電極窓4からP空領域2を通り、電極窓6から出力回路
配線5を通って図示していない半導体装置の入力回路に
加えられる。
基板1に対してマイナスの信号が加えられ、その信号は
電極窓4からP空領域2を通り、電極窓6から出力回路
配線5を通って図示していない半導体装置の入力回路に
加えられる。
この信号電圧は小さいものであるから、N+型領領域7
よび8とP空領域2との間のPN接合間に形成される空
乏層の広がりは小さい。
よび8とP空領域2との間のPN接合間に形成される空
乏層の広がりは小さい。
また、N+型領領域9フローティング状態にあるため、
この領域とP+型領域10あるいはP空領域2とのPN
接合間に形成される空乏層の広がりも小さい。
この領域とP+型領域10あるいはP空領域2とのPN
接合間に形成される空乏層の広がりも小さい。
このため、P空領域2の有効断面積は大きく、入力回路
に直列に挿入される抵抗値は小さい。
に直列に挿入される抵抗値は小さい。
ところが、入力回路配線3に負の高電圧のノイズが混入
すると、P空領域2は逆方向へバイアスされる状態とな
りN+型領領域7よび8とP空領域2との間のPN接合
間に形成される空乏層の広がり、特にP空領域2内の空
乏層は大きくなる。
すると、P空領域2は逆方向へバイアスされる状態とな
りN+型領領域7よび8とP空領域2との間のPN接合
間に形成される空乏層の広がり、特にP空領域2内の空
乏層は大きくなる。
このため、P空領域2の有効断面積はせばめられ、入力
回路に挿入される直列抵抗は大きくなる。
回路に挿入される直列抵抗は大きくなる。
さらにノイズの(負)電圧が大きくなると、P空領域2
内の空乏層がさらに広がって、N+型領領域9P空領域
2間に形成された空乏層とN+型領領域7び8とP空領
域2との間に形成された空乏層とが接触して、N+型領
領域9N+型領領域78とがパンチスルーを起してこれ
らは接続される。
内の空乏層がさらに広がって、N+型領領域9P空領域
2間に形成された空乏層とN+型領領域7び8とP空領
域2との間に形成された空乏層とが接触して、N+型領
領域9N+型領領域78とがパンチスルーを起してこれ
らは接続される。
このため、入力回路配線3に加えられた高電圧はN+型
領領域9P+型領域10間のPM接合にかかる。
領領域9P+型領域10間のPM接合にかかる。
N+型領領域9P+型領域10はともに不純物濃度が他
の部分よりも濃いため、空乏層の広がりは小さい。
の部分よりも濃いため、空乏層の広がりは小さい。
したがって、逆耐圧は小さいためこの接合はブレークダ
ウンを起し、入力回路配線3に加えられたノイズはこの
PM接合を通して放電され、出力回路配線5に達しない
。
ウンを起し、入力回路配線3に加えられたノイズはこの
PM接合を通して放電され、出力回路配線5に達しない
。
しかも、この状態ではP空領域2内の空乏層は、第4図
におけるほぼ全域に広がっているため、入力回路配線と
出力回路配線との間に直列に挿入される抵抗が大きく入
力配線回路3と出力配線回路5間は完全にしゃ断される
。
におけるほぼ全域に広がっているため、入力回路配線と
出力回路配線との間に直列に挿入される抵抗が大きく入
力配線回路3と出力配線回路5間は完全にしゃ断される
。
第5図は、本考案の他の実施例を示す断面図であり同図
中12はゲート電極で、N+型領領域89の間のP空領
域2上に酸化膜13を介して設けられており、一端は電
極窓14を通してN+型領領域8接続されている。
中12はゲート電極で、N+型領領域89の間のP空領
域2上に酸化膜13を介して設けられており、一端は電
極窓14を通してN+型領領域8接続されている。
15は同じくゲート電極で、N+型領領域79の間のP
空領域2上に酸化膜13を介して設けられており、一端
は電極窓16を通してN+型領領域7接続される。
空領域2上に酸化膜13を介して設けられており、一端
は電極窓16を通してN+型領領域7接続される。
この実施例において、入力回路配線3に加わる入力ノイ
ズが、所定の値(しきい値)を起えると、ゲート電極1
2.13下のP型領域2表面に反転層によるチャンネル
が形成されてN+型領領域9N+型領領域7よび8と導
通する。
ズが、所定の値(しきい値)を起えると、ゲート電極1
2.13下のP型領域2表面に反転層によるチャンネル
が形成されてN+型領領域9N+型領領域7よび8と導
通する。
このため、N+型領領域9P+型領域10間のダイオー
ドはブレークダウンを起してノイズはN型のシリコン半
導体基板1に流れ去る。
ドはブレークダウンを起してノイズはN型のシリコン半
導体基板1に流れ去る。
以上詳細に説明したように、本考案に係る保護回路は、
通常の動作時には、半導体装置の入力回路に直列に挿入
される抵抗の抵抗値が低いため、半導体装置の入力回路
に何ら負担を掛けることがない。
通常の動作時には、半導体装置の入力回路に直列に挿入
される抵抗の抵抗値が低いため、半導体装置の入力回路
に何ら負担を掛けることがない。
また、入力信号中に高電圧のノイズが混入したときには
ただちに直列抵抗が大きくなってノイズを半導体装置の
入力回路に入るのを阻止するとともにダイオードをブレ
ークダウンさせてノイズを逃す。
ただちに直列抵抗が大きくなってノイズを半導体装置の
入力回路に入るのを阻止するとともにダイオードをブレ
ークダウンさせてノイズを逃す。
したがって半導体装置はノイズによる破壊から完全に護
られる。
られる。
第1図は従来装置の断面図、第2図は従来装置の回路図
、第3図は本考案の一実施例を示す正面図、第4図は第
3図A−A’線に沿って切断した断面図、第5図は他の
実施例を示す断面図である。 図中、1はシリコン半導体基板、2はP領域、3は入力
回路配線、4は電極窓、5は出力回路配線、6は電極窓
、7および8はN+領領域9はN+型領領域10はP+
型領域、11は絶縁膜である。
、第3図は本考案の一実施例を示す正面図、第4図は第
3図A−A’線に沿って切断した断面図、第5図は他の
実施例を示す断面図である。 図中、1はシリコン半導体基板、2はP領域、3は入力
回路配線、4は電極窓、5は出力回路配線、6は電極窓
、7および8はN+領領域9はN+型領領域10はP+
型領域、11は絶縁膜である。
Claims (1)
- 一導電型の半導体基板に抵抗となる反対導電型領域を形
威し、該反対導電型領域の両端に入出力電極を設けてな
る保護抵抗素子を有する半導体装置において、前記抵抗
となる反対導電型領域の中にこの領域よりも不純物濃度
が高くかつフローティング状態におかれた一導電型領域
を設けるとともに、抵抗となる反対導電型の領域よりも
不純物濃度の高い反対導電型領域を前記フローティング
状態におかれた一導電型の領域に接して設けてなること
を特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17755877U JPS6015338Y2 (ja) | 1977-12-30 | 1977-12-30 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17755877U JPS6015338Y2 (ja) | 1977-12-30 | 1977-12-30 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54103755U JPS54103755U (ja) | 1979-07-21 |
JPS6015338Y2 true JPS6015338Y2 (ja) | 1985-05-14 |
Family
ID=29187171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17755877U Expired JPS6015338Y2 (ja) | 1977-12-30 | 1977-12-30 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6015338Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0679438B2 (ja) * | 1984-05-28 | 1994-10-05 | セイコーエプソン株式会社 | 消去可能な不揮発性メモリ回路 |
-
1977
- 1977-12-30 JP JP17755877U patent/JPS6015338Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54103755U (ja) | 1979-07-21 |
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