JPS6015297Y2 - 油入変圧器 - Google Patents

油入変圧器

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JPS6015297Y2
JPS6015297Y2 JP830480U JP830480U JPS6015297Y2 JP S6015297 Y2 JPS6015297 Y2 JP S6015297Y2 JP 830480 U JP830480 U JP 830480U JP 830480 U JP830480 U JP 830480U JP S6015297 Y2 JPS6015297 Y2 JP S6015297Y2
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JP
Japan
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steady rest
radiator
angle
reinforcing
reinforcing angle
Prior art date
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Expired
Application number
JP830480U
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English (en)
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JPS56110624U (ja
Inventor
功一 前川
昇 細川
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP830480U priority Critical patent/JPS6015297Y2/ja
Publication of JPS56110624U publication Critical patent/JPS56110624U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、放熱器を装備した状態で輸送される油入変圧
器に係り、特にその輸送時の振動に対する放熱器振れ止
め対策を施したものに関する。
全装可搬形の油入変圧器は放熱器を変圧器本体に取り付
けた状態で輸送するので、輸送時の振動に耐える様に放
熱器に振れ止め対策を施こす必要がある。
従来の放熱器振れ止め対策の一例について第1図〜第5
図a、 bを参照して説明する。
図示のごとく変圧器本体1に対して放熱器ユニット2は
各々上、下(第2図における上、下)ヘッダー3によっ
て取り付けられる。
各放熱器ユニット2相互間は連結補強材4で結合される
この場合放熱器ユニット2はパネル形でありこのパネル
形放熱器ユニット2には剛性を向上させるためパネル補
強板5が各パネル6と溶接により結合されている。
このパネル補強板5は上、下の各ヘッダ一部に沿い放熱
器パネル6の枚数とヘッダー3の長さに応じて各1連の
パネル6ど連結するごとく必要個数取付けられている。
このような構成の放熱器は運転中の正規の状態に対して
は充分な強度を有しているが、輸送時の振動等に対して
は放熱器単体で耐えるようには構成されていない。
このため、一般には、前記連結補強材4に加えて振れ止
め補強アングル7等を必要とする。
この振れ止め補強として断面略り字状のアングル7を使
用するものにおいて、従来、放熱器のパネル6の枚数と
長さにより決まる重量が放熱器を取付けて輸送する際の
輸送制限の範囲内に収まる場合には、一般的にどの様に
取付でも特に支障がないことおよび位置決め作業がしや
すいということからパネル補強板5と振れ止め補強アン
グル7の一方の外側面を溶接にて接合し振れ止め補強ア
ングル7の取付けを行なっている。
このとき振れ止め補強アングル7の一端は変圧器本体1
に直接溶接される。
しかしながら近年における技術革新により変圧器本体の
小型化は着実に進歩しており全装備輸送の可能容量も拡
大している。
このため放熱器ユニット2の1本当りのパネル枚数も増
加傾向にあり1本当りの重量も増加している。
この傾向は更に拡大されていく傾向があるため以下のよ
うな問題が生じつつある。
(i)放熱器ユニット2の質量の増加に伴いモーメント
荷重が大きくなり必然的に振れ止め補強アングル7に必
要な剛性が上るため、使用アングル材のサイズを大きく
する必要が生ずる。
(11)放熱器ユニットの質量の増加に伴い振れ止め補
強アングル7の付根(変圧器本体1との接合部)に働く
モーメントも大きくなり、該付根部分のアングル先端の
厚み部分の溶接の輸送振動等による疲労破壊が問題とな
ってくる。
この疲労応力を緩和するため図示のごとく補強片8等を
設ける必要が生ずる。
このため、振れ止め補強関係の重量が増加してしまうと
いう好ましくない状態が起きる。
本考案は、このような事情に基づいてなされたもので、
振れ止め補強アングルのサイズを大きくすることなく、
その剛性を向上し且つその変圧器本体への固着部の応力
を緩和し得るようにして重量増加の抑制を可能とする油
入変圧器を提供することを目的としている。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第6図〜第8図は本考案の一実施例の構成を示すもので
あり、第1図〜第5図に示したのと同様の部分には同符
号を付してその詳細な説明を省略する。
第6図〜第8図に示すように、放熱器ユニット2の振れ
止め補強アングル9を、これとパネル補強板5とを溶接
にて組合せ、全体の形状が略U形チャンネルとなるよう
にして放熱器ユニット2に取り付ける。
また、この場合の振れ止め補強アングル9の取付けの向
きは上、下の該補強アングル9がU形の溝を対面して向
い合う形とし、放熱器からみて外側にアングルの山形の
背面が位置するようにする。
このようにして、所要個数の振れ止め補強アングル9を
設ける。
このような構成とすることにより、振れ止め補強アング
ル9はパネル補強板5と共にU形チャンネルとして作用
し、剛性向上の働きをする。
また変圧器本体1の側壁への固定部である振れ止め補強
アングル9の付根のモーメントに対する分担のうちモー
メントとして最も大きい外側へ向ってのモーメントが従
来の取付ではアングルの厚み方向になっているのに対し
、上述の構成ではアングルの幅方向で分担することにな
り先端のモーメントに対する溶接部の応力分担は緩和さ
れる。
この点について更に詳細に説明する。
例えば、第1図のように放熱器2が3本取付けられ連結
補強材4により連結された場合、全体としてラーメン構
造となる。
そして、放熱器2に荷重分担を極力かけないようにして
連結補強材4、アングル9を配設することにより、輸送
および地震時等における放熱器2重量を連結補強材4お
よび振れ止め補強アングル9で分担するものと考えれば
、分布荷重および集中荷重のいずれを考えた場合にも振
れ止め補強アングル9の変圧器本体1への固定モーメン
トは箱形枠状の外側が内側より大きくなる。
そして、振れ止め補強アングル9の付根にかかる応力は
、前記外側については上記実施例の構成によるものが従
来の構成よりも小さく、前記内側については従来の方が
小さくなる。
従って、上記実施例の構成によれば、大きなモーメント
のかかる部分について応力が小さく、小さなモーメント
のかかる部分について応力が大きくなり全体としてバラ
ンスのとれた構成となる。
また、上記実施例の場合の振れ止め補強アングル9自体
に作用するモーメントに対しても、従来構成と断面2次
モーメントを比較すれば、補強剛性は著しく向上してい
ることがわかる。
このようにすれば、従来の振れ止め補強アングルのサイ
ズを大きくする必要もなく、また応力緩和のための補強
片の必要もなくなる。
これにより重量の増加を抑制し、全装輸送変圧器の放熱
器の拡大に対処することが可能となり、小形、軽量で経
済的な変圧器とすることができる。
なお、本考案は上述し且つ図面に示す実施例にのみ限定
されることなく、その要旨を変更しない範囲内で種々変
形して実施することができる。
例えば、第9図、第10図に示すように変圧器本体1の
幅より放熱器部の方が寸法が大きい場合は放熱器側面で
の振れ止め補強アングルの取付けはできない。
従って、この場合は放熱器ユニット2の上、下部にパネ
ル補強板5Aを溶接にて取り付け、振れ止め補強アング
ル10と溶接にて組合せ、略U形チャンネルを形成する
そして、振れ止め補強アングル10の取付方向はU形チ
ャンネルの溝が変圧器の中心線に向うような配置とする
また第11図に示すように放熱器パネル枚数の少ない、
小形の放熱器においてはパネル補強板を必要としないた
めパネル補強板は取り付けない。
この場合には連結補強材4に振れ止め補強アングル11
を溶接にて組合せて取り付ける。
そして、振れ止め補強アングル11の取付は方向はアン
グルの溝が変圧器の中心線に向い両側の該アングルが互
いに向い合った配置とする。
以上詳述したように、本考案によれば、振れ止め補強ア
ングルのサイズを大きくすることなく、その剛性を向上
し且つその変圧器本体への固着部の応力を緩和し得るよ
うにし、重量増加の抑制を可能とする油入変圧器を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第6図〜第8図a、 bは従来装置の一例の構成を説明
するための図、第6図〜第8図は本考案の一実施例の構
成を説明するための図、第9図、第10図は本考案の他
の実施例の構成を説明するための図、第11図は本考案
のその他の実施例の構成を説明するための図である。 1・・・・・・変圧器本体、2・・・・・・放熱器、3
・・・・・・放熱器上、下ヘッダー、4・・・・・・連
結補強材、5,5A・・・・・・パネル補強板、6・・
・・・・パネル、9. 10. 11・・・・・・振れ
止め補強アングル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面略り字状の振れ止め補強アングルを一端を変圧器本
    体に固着し且つその長手方向を放熱器突出方向に沿うよ
    うにして設けた油入変圧器において、前記振れ止め補強
    アングルの前記り字状断面の一方の端部に対応する側辺
    を、該振れ止め補強アングルの前記側辺を含む面が前記
    放熱器の側面部に対し略垂直となるようにして前記放熱
    器に固着された帯板状のパネル補強板に直接固着し、且
    ち該振れ止め補強アングルと前記パネル補強板とで略U
    形チャンネルを形成するように該振れ止め補強アングル
    の山形の背面が前記放熱器の外方側となるように振れ止
    め補強アングルを設けたことを特徴とする油入変圧器。
JP830480U 1980-01-26 1980-01-26 油入変圧器 Expired JPS6015297Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP830480U JPS6015297Y2 (ja) 1980-01-26 1980-01-26 油入変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP830480U JPS6015297Y2 (ja) 1980-01-26 1980-01-26 油入変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56110624U JPS56110624U (ja) 1981-08-27
JPS6015297Y2 true JPS6015297Y2 (ja) 1985-05-14

Family

ID=29604987

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP830480U Expired JPS6015297Y2 (ja) 1980-01-26 1980-01-26 油入変圧器

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JPS56110624U (ja) 1981-08-27

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