JP5443694B2 - ブレースダンパー - Google Patents

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Description

本発明は、建物の架構内に架設してこの建物に作用した振動エネルギーを減衰させるためのブレースダンパーに関する。
従来、地震や強風等の外乱によって建物に作用した振動エネルギーを吸収して減衰させ、建物に制振性能を付与するために、建物の架構内にブレースダンパーを架設することが行われている。
また、この種のブレースダンパーには、特許文献1に開示されるように、一対の溝形鋼(補剛部材)がフランジ部を互いに外方に向けウェブを対面させた状態で離間して配設され、互いのウェブの間に奇数枚の複数の鋼板(プレート)を平行に且つ間隔をあけて積層し、さらに溝形鋼と最外方の鋼板(最外鋼板)の間、及び隣り合う鋼板の間にそれぞれ粘弾性体を介装して構成したものがある。
このブレースダンパーにおいては、建物に振動エネルギーが作用し、ブレースダンパーを架設した架構が相対変位するとともに、溝形鋼と最外鋼板、及び隣り合う鋼板同士が互いにブレースダンパーの軸線方向に相対変位する。そして、溝形鋼と最外鋼板の間及び隣り合う鋼板の間にそれぞれ介装した粘弾性体がせん断変形しながら振動エネルギーを吸収して減衰させる。
また、このとき、複数の鋼板と粘弾性体からなる積層部(ダンパー本体部)を挟み込むように設けられた一対の溝形鋼によって、鋼板の座屈(ブレースダンパーの全体座屈)が防止されている。
特開平10−220062号公報
しかしながら、特許文献1のブレースダンパーにおいては、溝形鋼と最外鋼板の間に粘弾性体を介装し、一対の溝形鋼を複数の鋼板と粘弾性体からなる積層部に一体にして構成されているため、ブレースダンパーを製造する際に多くの手間と時間を要し、製造コストの上昇を招くという問題があった。
すなわち、このブレースダンパーを製造する際には、例えば複数の鋼板と一対の溝形鋼をそれぞれ所定の間隔をあけて型(モールド)内に積層配置し、溝形鋼と最外鋼板の間、及び隣り合う鋼板の間にそれぞれ粘弾性体を充填する。または、予め粘弾性体を貼り付けた複数の鋼板を積層するとともに、最外方の粘弾性体(最外鋼板の外面に貼り付けた粘弾性体)を最外鋼板と溝形鋼で挟み込むように、一対の溝形鋼を積層して設置する。
このとき、大重量の溝形鋼を取り回す必要があり、溝形鋼がその形状から鋼板よりもハンドリング性が悪いため、設置に多大な労力と時間を要する。また、一般にこのような鋼板と粘弾性体を積層する作業は、粘弾性体を製造するゴムメーカーや化学メーカーによって実施されており、一対の溝形鋼を積層部に一体にして(溝形鋼と最外鋼板の間に粘弾性体を介装して)構成するが故に、建築構造用鋼材である溝形鋼の取扱いに不慣れなこれら業者が溝形鋼を取り扱わざるを得ず、製造効率の低下ひいては製造コストの上昇を招くという問題があった。
一方、同一の建物であってもブレースダンパーを設置する階の階高やスパンが異なり、ブレースダンパーを接合する建物の架構の間隔が異なる場合がある。この場合には、ブレースダンパーを設置する階(架構の間隔)に合わせて長さが異なる複数種のブレースダンパーを設計、製造することが必要になる。そして、溝形鋼と最外鋼板の間に粘弾性体を介装して構成する場合には、鋼板と粘弾性体と溝形鋼の全ての部材を、ブレースダンパーを設置する階に合わせた長さで、複数種製作する必要が生じてしまう。
さらに、地震などによって粘弾性体や鋼板に損傷が生じて交換が必要になった場合に、溝形鋼と最外鋼板の間に粘弾性体が介装されているため、粘弾性体や鋼板とともに、溝形鋼も交換する必要が生じてしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、ブレースダンパーの製造効率を高め、製造コストの低減を図ることが可能になるとともに、長さの調整や交換に柔軟に対応することが可能なブレースダンパーを提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のブレースダンパーは、建物の架構内に架設して該建物に作用した振動エネルギーを減衰させるためのブレースダンパーであって、奇数枚の複数の鋼板を平行に且つ間隔をあけて積層し、隣り合う鋼板の間に粘弾性体を介装してなるダンパー本体部と、前記鋼板の座屈を防止するための補剛部と、前記ブレースダンパーの軸線方向両端部側にそれぞれ設けられて、前記ブレースダンパーを前記建物の架構に接合するための一対の接合部とを備え、前記補剛部は、前記ダンパー本体部の最外方に配された一対の最外鋼板の外面にそれぞれ接触して前記ダンパー本体部を挟み込むように対向配置された一対の補剛部材と、前記一対の補剛部材に連設された一対のカバー部材とを備えて筒状に形成されるとともに、前記一対の接合部をそれぞれ接合する前記建物の架構の間隔に応じて、前記ダンパー本体部の前記軸線方向一端部よりも前記軸線方向外側に延出して形成されており、且つ、前記一対の接合部は、それぞれ断面十字状に形成され、一方の接合部が、前記一対の補剛部材と、該一対の補剛部材を介して前記ダンパー本体部の前記複数の鋼板のうち1枚おきに配された鋼板の一端部側に接続して配設され、他方の接合部が、残りの鋼板の他端部側に接続して配設されるとともに、前記軸線方向に沿って前記残りの鋼板と前記補剛部の前記一対の補剛部材のそれぞれの他端部から一端部側に向けて形成された切欠部に一部を挿入して前記補剛部の他端部側と重なるように配設されていることを特徴とする。
この発明においては、最外鋼板の外面に補剛部材を接触させて、すなわち補剛部材と最外鋼板の間に粘弾性体を介装せずにブレースダンパーが構成されているため、ダンパー本体部(積層部)と補剛部をそれぞれ分離して個別に製作することが可能になる。これにより、例えばゴムメーカーや化学メーカーで、取扱いに不慣れな建築構造用の溝形鋼などの補剛部材を取り回す必要がなく、鋼板と粘弾性体を積層形成してダンパー本体部を製作することが可能になる。また、このとき、鋼板を積層し隣り合う鋼板の間に粘弾性体を介装するという簡便な作業のみでダンパー本体部を製作することが可能であるため、型(モールド)を簡素化できるとともに、特に粘弾性体の貼り付け工程または充填工程の効率化を図ることが可能になる。
また、このように製作したダンパー本体部を例えば補剛部材の取扱いに慣れた鉄骨加工工場などに搬送し、この鉄骨加工工場などで補剛部や接合部を取り付ける組立工程を行ってブレースダンパーを形成(製作)することが可能になる。このようにダンパー本体部と補剛部の製作、組立を完全に分離して行うことで、ブレースダンパーの製造効率の向上ひいては製造コストの低減を図ることが可能になる。
さらに、ダンパー本体部と補剛部を分離して構成することで、地震などによって粘弾性体や鋼板に損傷が生じ、交換が必要になった場合には、補剛部を取り外し、この補剛部を新たなダンパー本体部に取り付けて対応することが可能になる。これにより、従来のように損傷した粘弾性体や鋼板(ダンパー本体部)とともに溝形鋼(補剛部)を交換する必要がなく、補剛部を転用して交換作業を行うことが可能になる。
また、ダンパー本体部を標準化して製作し、このダンパー本体部に取り付ける補剛部のみを長さが異なる複数種製作しておくことで、ブレースダンパーの長さを自在に調整することが可能になる。これにより、ブレースダンパーを接合する建物の架構の間隔が異なる場合においても、標準化したダンパー本体部に、ブレースダンパーを設置する階(架構の間隔)に合わせた長さの補剛部を選択的に取り付けることで、柔軟に対応することが可能になり、ブレースダンパーの設計、製造を容易にすることが可能になる。
さらに、一対の接合部がそれぞれ断面十字状に形成されて、通常の鉄骨ブレースの接合部と同様の形状であるため、建築現場でのブレースダンパーの取り付けを従来の鉄骨ブレースと同様にボルト接合や溶接接合によって簡便に行うことが可能である。
本発明のブレースダンパーによれば、最外鋼板と補剛部材との間に粘弾性体を介装することなくブレースダンパーを構成することで、ブレースダンパーの製造効率を高め、製造コストの低減を図ることが可能になるとともに、長さの調整や交換に柔軟に対応することが可能になる。
以下、図1から図10を参照し、本発明の第1実施形態に係るブレースダンパーについて説明する。本実施形態は、例えば地震時に建物に作用した振動エネルギーを吸収して減衰させ、建物の揺れを抑えるためのブレースダンパーに関するものである。
本実施形態のブレースダンパーAは、図1及び図2に示すように、ダンパー本体部1と補剛部2と一対の接合部3、4とを備えて構成されている。
ダンパー本体部1は、図2から図4に示すように、5枚の鋼板(奇数枚の複数の鋼板)5〜9をブレースダンパーAの軸線O1に沿って平行に且つ間隔をあけて積層し、隣り合う鋼板(5と6、6と7、7と8、8と9)の間にアスファルト系ゴムや超塑性ゴムなどの粘弾性体10を介装して形成されている。これにより、積層方向T1の最外方に配された一対の最外鋼板5、9の外面、すなわちダンパー本体部1の外面1a、1bには粘弾性体10が積層されていない状態で、ダンパー本体部1が形成されている。
また、本実施形態のダンパー本体部1は、図2及び図3に示すように、一方の最外鋼板5(9)から数えて奇数枚目の鋼板5、7、9の一端部5a、7a、9a側が、偶数枚目の鋼板6、8の一端部6a、8aよりもブレースダンパーAの軸線O1方向外側に延出して形成されている。すなわち一対の最外鋼板5、9と積層方向T1中央の中央鋼板7のそれぞれの一端部5a、7a、9a側が、一方の最外鋼板5と中央鋼板7の間の中間鋼板6と、他方の最外鋼板9と中央鋼板7の間の中間鋼板8のそれぞれの一端部6a、8aよりも外側に延出して形成されている。また、一対の中間鋼板6、8のそれぞれの他端部6b、8b側が、一対の最外鋼板5、9と中央鋼板7のそれぞれの他端部5b、7b、9bよりも軸線O1方向外側に延出して形成されている。さらに、一対の最外鋼板5、9は、それぞれの一端部5a、9a及び他端部5b、9bが軸線O1方向の同位置に配置され、中央鋼板7は、その一端部7aが最外鋼板5、9の一端部5a、9aよりも軸線O1方向外側に、他端部7bが最外鋼板5、9の他端部5b、9bよりも軸線O1方向内側にそれぞれ配置されている。
また、一対の最外鋼板5、9の一端部5a、9a側にはそれぞれ、図5に示すように、幅方向T2中央に、軸線O1方向に沿って一端部5a、9aから後述のリブプレート3bの先端部3eまで延びる切欠部5c、9cが形成されている。さらに、一対の最外鋼板5、9の他端部5b、9b側及び一対の中間鋼板6、8の他端部6b、8b側にもそれぞれ、図6に示すように、幅方向T2中央に、軸線O1方向に沿って他端部5b、6b、8b、9bから中央鋼板7の他端部7bまで延びる切欠部5d、6c、8c、9dが形成されている。
補剛部2は、図1、図2及び図4から図6に示すように、一対の溝形鋼(一対の補剛部材)11、12と、一対のカバープレート(カバー部材)13、14とを備えて構成されている。そして、この補剛部2は、一対の溝形鋼11、12が同形同大に形成され、それぞれのフランジ部を互いに外側に向けウェブを対面させつつ離間した状態で配設されている。また、一対のカバープレート13、14はそれぞれ、一対の溝形鋼11、12の一方のフランジ部同士及び他方のフランジ部同士を繋げるように連設され、各フランジ部にボルトとナットで固定して設けられている。これにより、補剛部2は、ボルトとナットにより一対の溝形鋼11、12と一対のカバープレート13、14とが着脱可能に一体に形成され、断面矩形状の内空を備えた筒状に形成されている。また、本実施形態において、補剛部2は、ダンパー本体部1の最外鋼板5、9の軸線O1方向の長さと同等の長さをもって形成されている。
そして、このように構成した補剛部2は、ダンパー本体部1を囲繞するように配設されている。このとき、一対の溝形鋼11、12が、ウェブを一対の最外鋼板5、9の外面1a、1bにそれぞれ接触させ、ダンパー本体部1を挟み込むように対向配置されている。また、補剛部2は、軸線O1方向一端部2a及び他端部2bを、最外鋼板5、9の一端部5a、9aと他端部5b、9bのそれぞれと軸線O1方向の同位置に配して設けられている。
また、一対の溝形鋼11、12にはそれぞれ、図1、図5及び図6に示すように、軸線O1方向一端部11a、12a側(補剛部2の一端部2a側)の幅方向T2中央に、軸線O1方向に沿って一端部11a、12aから後述のリブプレート3bの先端部3eまで延びる切欠部11b、12bが形成されている。さらに、軸線O1方向他端部11c、12c側(補剛部2の他端部2b側)の幅方向T2中央にも、軸線O1方向に沿って他端部11c、12cから中央鋼板7の他端部7bまで延びる切欠部11d、12dが形成されている。
一対の接合部3、4は、図1及び図2に示すように、ブレースダンパーAの軸線O1方向両端部側にそれぞれ設けられている。また、一方の接合部3は、図7に示すように、フィラープレート3aとこのフィラープレート3aに直交して接続したリブプレート3bとからなるT字状の一対の接合部材3c、3dで構成されている。そして、一方の接合部3は、これら一対の接合部材3c、3dがそれぞれのリブプレート3bを外側に向け且つ互いのフィラープレート3aを対面させた状態でボルトとナットで接続されて、断面十字状を呈するように形成されている。
また、一対の接合部材3c、3dの各フィラープレート3aは、図2に示すように、その先端3e側が後端3f側に比べて肉厚で形成されており、この先端3a側は、ダンパー本体部1の最外鋼板5、9と中央鋼板7の間隔と略同等の厚さで形成されている。
そして、このように構成した一方の接合部3は、図1、図2、図5及び図7に示すように、中央鋼板7の一端部7a側を一対の接合部材3c、3dのフィラープレート3aで挟み込んだ状態で、ボルトとナットによって中央鋼板7の一端部7a側に接続されている。また、一方の接合部3は、各接合部材3c、3dのリブプレート3bの先端3e側を一対の溝形鋼11、12の一端部11a、12a側の切欠部11b、12bに挿通し、一対の接合部材3c、3dのフィラープレート3aの肉厚の先端3e側を、一方の最外鋼板5と中央鋼板7の間、他方の最外鋼板9と中央鋼板7の間にそれぞれ挿通して設けられている。
さらに、補剛部2の一対の溝形鋼11、12の一端部11a、12a側、ダンパー本体部1の一対の最外鋼板5、9と中央鋼板7の一端部5a、7a、9a側、一方の接合部3の各接合部材3c、3dのフィラープレート3aの先端3e側には、それぞれ、互いに連通するボルト挿通孔が形成されており、これらボルト挿通孔にボルトを挿通しナットを締結することによって、一対の最外鋼板5、9及び中央鋼板7(複数の鋼板のうち1枚おきに配された鋼板)と、一対の溝形鋼11、12と、一方の接合部3とが一体に接続されている。
また、一方の接合部3は、その先端3eと、ダンパー本体部1の一対の中間鋼板6、8の一端部6a、8aとの間に、軸線O1方向の所定の隙間Hをあけた状態で設置されている。
一方、他方の接合部4は、図8に示すように、フィラープレート4aとこのフィラープレート4aの両面にそれぞれ直交して接続したリブプレート4bとからなる断面十字状の接合部材4cで構成されている。また、他方の接合部4は、フィラープレート4aがダインパー本体部1の一対の中間鋼板6、8の間隔と同等の厚さをもって形成されている。
そして、このように構成した他方の接合部4は、図1、図2及び図9に示すように、接合部材4cのリブプレート4bの先端4d側を、一対の最外鋼板5、9の他端部5b、9b側及び一対の中間鋼板6、8の他端部6b、8b側の切欠部5d、6c、8c、9d、及び一対の溝形鋼11、12の他端部11c、12c側の切欠部11d、12dに挿通して設けられている。また、接合部材4cのフィラープレート4aの先端4d側を、一対の中間鋼板6、8の他端部6b、8b側の間に挿通して設けられている。
さらに、一対の中間鋼板6、8の他端部6b、8b側、接合部材4cの先端4d側には、それぞれ互いに連通するボルト挿通孔が形成されており、これらボルト挿通孔にボルトを挿通しナットを締結することによって、一対の中間鋼板6、8(残りの鋼板)と、他方の接合部4とが一体に接続されている。
また、このとき、他方の接合部4は、その先端4dと、ダンパー本体部1の中央鋼板7の他端部7bとの間に、軸線O1方向の所定の隙間Hをあけた状態で設置されている。
上記のように構成したブレースダンパーAは、図10に示すように、建物15の架構16に固設した一対のガセットプレート17、18にそれぞれ、一方の接合部3と他方の接合部4を接合し、これら一対のガセットプレート17、18を介して建物15の架構16内に架設される。このとき、本実施形態においては、一対の接合部3、4がそれぞれ断面十字状に形成され、通常の鉄骨ブレースの接合部と同様の形状であるため、建築現場でのブレースダンパーAの取り付けは従来の鉄骨ブレースと同様にボルト接合や溶接接合によって簡便に行うことが可能である。
そして、地震や強風等の外乱によって建物15に振動エネルギーが作用し、ブレースダンパーAを接合した架構16a、16b(16)が相対変位した際には、一対の接合部3、4が架構16a、16bとともに相対変位することで、一方の接合部3に繋がる一対の最外鋼板5、9及び中央鋼板7と、他方の接合部4に繋がる一対の中間鋼板6、8とがそれぞれ前記隙間Hの範囲内で相対変位する。このように隣り合う鋼板5〜9が相対変位するとともに、隣り合う鋼板5〜9の間にそれぞれ介装した粘弾性体10がせん断変形しながら振動エネルギーを吸収して減衰させ、これにより、建物15の揺れが抑えられる。
このとき、ダンパー本体部1を囲繞するように補剛部2が設けられ、ダンパー本体部1を挟み込むように一対の溝形鋼11、12が設けられているため、これら一対の溝形鋼11、12によって鋼板5〜9の座屈変形が防止される。また、一対の溝形鋼11、12が一対のカバープレート13、14で繋がれて、補剛部2が筒状に形成されているため、一対の溝形鋼11、12のひらきが一対のカバープレート13、14によって防止され、すなわち一対の溝形鋼11、12がそれぞれ外側に離間するように変位することがなく、確実に溝形鋼11、12によって鋼板5〜9の座屈を防止することができる。
さらに、一方の接合部3が、一対の接合部材3c、3dのフィラープレート3aで中央鋼板7の一端部7a側を挟み込んで接続され、且つフィラープレート3aの肉厚の先端3e側を最外鋼板5、9と中央鋼板7の間に挿入して一対の最外鋼板5、9にボルトを介して接続されている。このため、一対の最外鋼板5、9に生じた応力がボルト及びフィラープレート3aを通じて中央鋼板7に伝達し、中央鋼板7の一端部7a側にこれら一対の最外鋼板5、9の応力を加えた応力が作用することになる。このとき、本実施形態では、一対の接合部材3c、3dのフィラープレート3aで中央鋼板7の一端部側を挟み込んで接続することで、中央鋼板7の一端部7a側は一対のフィラープレート3aの厚さを加えて増厚した状態となり、これにより、中央鋼板7の一端部7a側に生じる応力の緩和を図り、この部分の座屈を確実に防止することを可能にしている。
さらに、一方の接合部3及び他方の接合部4はそれぞれ、フィラープレート3a、4aにリブプレート3b、4bを接続して形成され、リブプレート3b、4bの先端3e、4d側を切欠部11b、11d、12b、12dに挿入し一対の溝形鋼11、12に割り入れて設置されているため、ブレースダンパーA全体に亘って面外剛性が確保され、ブレースダンパーAの全体座屈を確実に防止できる。
一方、本実施形態のブレースダンパーAを製造する際には、一対の最外鋼板5、9の各外面1a、1bに一対の溝形鋼11、12をそれぞれ接触させた状態で、補剛部2がダンパー本体部1を囲繞するように設けられているため、すなわち、溝形鋼11、12と最外鋼板5、9の間に粘弾性体10が介装されていないため、ダンパー本体部1と補剛部2をそれぞれ分離して個別に製作することが可能になる。これにより、例えばゴムメーカーや化学メーカーで、取扱いに不慣れな建築構造用鋼材(溝形鋼11、12)を取り回す必要がなく、鋼板5〜9と粘弾性体10を積層形成してダンパー本体部1を製作することが可能になる。また、このとき、単なる鋼板5〜9を積層し隣り合う鋼板5〜9の間に粘弾性体10を介装して加圧するという簡便な作業でダンパー本体部1を製作することができるため、型(モールド)を簡素化できるとともに、特に粘弾性体10の貼り付け工程または充填工程の効率化を図ることが可能になる。
また、このように製作したダンパー本体部1を溝形鋼11、12の取扱いに慣れた鉄骨加工工場などに搬送し、この鉄骨加工工場などで補剛部2や接合部3、4を取り付ける組立工程を行うことでブレースダンパーAを形成(製造)することが可能になる。そして、このようにダンパー本体部1と補剛部2の製作、組立を完全に分離して行うことによって、ブレースダンパーAの製造効率の向上ひいては製造コストの低減を図ることが可能になる。
さらに、ダンパー本体部1と補剛部2を分離して形成することで、地震などによって粘弾性体10や鋼板5〜9に損傷が生じ、交換が必要になった場合には、補剛部2を取り外し、この補剛部2を新たなダンパー本体部1に取り付けて対応することが可能になる。これにより、従来のように損傷した粘弾性体10と鋼板5〜9(ダンパー本体部1)とともに補剛部2を交換する必要がなく、補剛部2を転用して交換作業を行うことが可能になる。
ついで、図11から図19を参照し、本発明の第2実施形態に係るブレースダンパーについて説明する。本実施形態においては、第1実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態のブレースダンパーBは、第1実施形態と同様、図11及び図12に示すように、ダンパー本体部20と補剛部21と一対の接合部22、4とを備えて構成されている。ダンパー本体部20は、図12から図14に示すように、5枚の鋼板(奇数枚の複数の鋼板)5〜9を積層し、隣り合う鋼板(5と6、6と7、7と8、8と9)の間に粘弾性体10を介装して形成され、一対の最外鋼板5、9の外面20a、20bには粘弾性体10が積層されていない状態で形成されている。
一方、本実施形態のダンパー本体部20においては、図12及び図13に示すように、中央鋼板7がその一端部7aを一対の最外鋼板5、9の一端部5a、9aと軸線O1方向の同位置に配して形成されている。
補剛部21は、図11、図12及び図14から図17に示すように、一対の溝形鋼(一対の補剛部材)11、12と、一対のカバープレート(カバー部材)13、14とを備えて筒状に形成されている。そして、本実施形態の補剛部21は、その一端部21a側が、図10に示したブレースダンパーBを接合する建物15の架構16a、16bの間隔(ガセットプレート17、18の間隔)に応じて、一対の最外鋼板5、9及び中央鋼板7のそれぞれの一端部5a、7a、9a(ダンパー本体部20の一端部)よりも軸線O1方向外側に延出して形成されている。
また、このように補剛部21が一端部21a側を延長して形成されていることにより、図12及び図17に示すように、一対の最外鋼板5、9と中央鋼板7は、補剛部21の一端部21aよりも中央側で、一対の溝形鋼11、12にボルトとナットで接続されている。このとき、一方の最外鋼板5と中央鋼板7の一端部5a、7a側の間、他方の最外鋼板9と中央鋼板7の一端部7a、9a側の間にそれぞれフィラー部材23を介装し、これらフィラー部材23を介して一対の溝形鋼11、12と一対の最外鋼板5、9と中央鋼板7がボルトとナットで一体に接続されている。また、フィラー部材23は、一対の中間鋼板6、8の一端部6a、8aとの間に、軸線O1方向の所定の隙間Hをあけた状態で設けられている。
また、図18に示すように、補剛部21の延長部分に介装部材24を介装し、この介装部材24により溝形鋼11、12の局部座屈を防止している。
一対の接合部22、4のうち他方の接合部4は、第1実施形態と同様、図11、図12及び図16に示すように、断面十字状の接合部材4cで構成され、一対の中間鋼板6、8の他端部6b、8b側にフィラープレート4aの先端4d側を挿入し、ボルトとナットで接続して設けられている。
一方、本実施形態の一方の接合部22は、図11、図12、図15及び図19に示すように、他方の接合部4と同様、フィラープレート22aとこのフィラープレート22aの両面にそれぞれ直交して接続したリブプレート22bとからなる断面十字状の接合部材22cで構成されている。また、この一方の接合部22のフィラープレート22aは、その先端22d側が後端22e側に比べて肉厚で形成されており、この先端22d側は、補剛部21の一対の溝形鋼11、12の間隔と略同等の厚さで形成されている。
この一方の接合部22は、図11、図12及び図15に示すように、補剛部21の一端部21a側(一対の溝形鋼11、12の一端部11a、12a側の間)に、フィラープレート22aの肉厚の先端22d側を挿入して設けられている。そして、補剛部21の一対の溝形鋼11、12の一端部11a、12a側、一方の接合部22のフィラープレート22aの先端22d側にはそれぞれ、互いに連通するボルト挿通孔が形成されており、これらボルト挿通孔にボルトを挿通しナットを締結することによって、一対の溝形鋼11、12と一方の接合部22とが一体に接続されている。
そして、上記のように構成した本実施形態のブレースダンパーBにおいては、第1実施形態のブレースダンパーAと同様の作用効果に加えて、ダンパー本体部20を標準化し、このダンパー本体部20に取り付ける補剛部21のみを長さが異なる複数種製作しておくことにより、ブレースダンパーBの長さを自在に調整することが可能になる。
これにより、同一の建物15であっても階高やスパンが異なり、ブレースダンパーBを接合する建物15の架構16a、16bの間隔が異なる場合に、標準化したダンパー本体部20に、ブレースダンパーBを設置する階(架構16a、16bの間隔)に合わせた長さの補剛部21を選択的に取り付けることで、柔軟に対応することが可能になり、ブレースダンパーBの設計、製造を容易にすることが可能になる。
以上、本発明に係るブレースダンパーの第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第1実施形態に係るブレースダンパーを示す正面図である。 図1のX1−X1線矢視図である。 本発明の第1実施形態に係るブレースダンパーのダンパー本体部を示す図である。 図1のX2−X2線矢視図である。 図1のX3−X3線矢視図である。 図1のX4−X4線矢視図である。 図1のX5−X5線矢視図である。 図1のX6−X6線矢視図である。 図1のX7−X7線矢視図である。 本発明の第1実施形態に係るブレースダンパーを建物の架構内に設置した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るブレースダンパーを示す正面図である。 図11のX1−X1線矢視図である。 本発明の第2実施形態に係るブレースダンパーのダンパー本体部を示す図である。 図11のX2−X2線矢視図である。 図11のX3−X3線矢視図である。 図11のX4−X4線矢視図である。 図11のX5−X5線矢視図である。 図11のX6−X6線矢視図である。 図11のX7−X7線矢視図である。
符号の説明
1 ダンパー本体部
1a 外面
1b 外面
2 補剛部
3 一方の接合部
4 他方の接合部
5 最外鋼板(奇数枚目の鋼板)
5a 一端部
5b 他端部
6 中間鋼板(偶数枚目の鋼板)
6a 一端部
6b 他端部
7 中央鋼板(奇数枚目の鋼板)
7a 一端部
7b 他端部
8 中間鋼板(偶数枚目の鋼板)
8a 一端部
8b 他端部
9 最外鋼板(奇数枚目の鋼板)
9a 一端部
9b 他端部
10 粘弾性体
11 溝形鋼(補剛部材)
12 溝形鋼(補剛部材)
13 カバープレート(カバー部材)
14 カバープレート(カバー部材)
15 建物
16 架構
20 ダンパー本体部
21 補剛部
22 一方の接続部
23 フィラー部材
24 介装部材
A ブレースダンパー
B ブレースダンパー
O1 軸線

Claims (1)

  1. 建物の架構内に架設して該建物に作用した振動エネルギーを減衰させるためのブレースダンパーであって、
    奇数枚の複数の鋼板を平行に且つ間隔をあけて積層し、隣り合う鋼板の間に粘弾性体を介装してなるダンパー本体部と、前記鋼板の座屈を防止するための補剛部と、前記ブレースダンパーの軸線方向両端部側にそれぞれ設けられて、前記ブレースダンパーを前記建物の架構に接合するための一対の接合部とを備え、
    前記補剛部は、前記ダンパー本体部の最外方に配された一対の最外鋼板の外面にそれぞれ接触して前記ダンパー本体部を挟み込むように対向配置された一対の補剛部材と、前記一対の補剛部材に連設された一対のカバー部材とを備えて筒状に形成されるとともに、前記一対の接合部をそれぞれ接合する前記建物の架構の間隔に応じて、前記ダンパー本体部の前記軸線方向一端部よりも前記軸線方向外側に延出して形成されており、
    且つ、前記一対の接合部は、それぞれ断面十字状に形成され、
    一方の接合部が、前記一対の補剛部材と、該一対の補剛部材を介して前記ダンパー本体部の前記複数の鋼板のうち1枚おきに配された鋼板の一端部側に接続して配設され、
    他方の接合部が、残りの鋼板の他端部側に接続して配設されるとともに、前記軸線方向に沿って前記残りの鋼板と前記補剛部の前記一対の補剛部材のそれぞれの他端部から一端部側に向けて形成された切欠部に一部を挿入して前記補剛部の他端部側と重なるように配設されていることを特徴とするブレースダンパー。
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