JPS60150232A - 垂直磁化用ナフタレ−トポリエステルフイルム - Google Patents

垂直磁化用ナフタレ−トポリエステルフイルム

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JPS60150232A
JPS60150232A JP694784A JP694784A JPS60150232A JP S60150232 A JPS60150232 A JP S60150232A JP 694784 A JP694784 A JP 694784A JP 694784 A JP694784 A JP 694784A JP S60150232 A JPS60150232 A JP S60150232A
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JP
Japan
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film
naphthalate
temperature
naphthalate polyester
polyester film
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Pending
Application number
JP694784A
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English (en)
Inventor
Nobuo Fukushima
福嶋 信雄
Shuji Kitamura
周治 北村
Haruo Hayashida
林田 晴雄
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はナフタレートポリエステルを分子配向およびヒ
ートセットしてなる最大表面粗さが500A以下である
垂直磁化用ベースフィルムに関するものである。ここで
最大表面粗さとはJI8 430601に規定されてい
る表面粗さであり触針法により測定できる。
本発明方法においていうナフタレートポリエステルとは
、ポリエチレン−2,6−ナフタレート及び20モル%
以下の第8成分を含むポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートである。一般にポリエチレン−2,6−ナフタレー
トはナフタレン−2,6−ジカルボン酸又は、その機能
的誘導体及びエチレングリコール又は、その機能的誘導
体とを触媒の存在下で適当な反応条件の下に結合せしめ
ることによって合成される。
このポリエチレン−2,6−ナフタレートの重合完結前
に適当な1m又は2種以上の第3成分を添加し共重合又
は混合ポリエステルとしたものでもよいが、その適当な
第8成分としては、2価のエステル形成官能基を有する
混合物、例えば、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セ
パシン酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸、シク
ロプロパンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、
ヘキサヒドロテレフタル酸などの脂肪族ジカルボン酸、
フタル酸、イソフタル酸、ナツタレーン−2,フージカ
ルボン酸、ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカル
ボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニル
スルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸、8.5−ジカルボキシベンセンスルホン酸ナトリウ
ムなどのカルボン酸、グリコール酸、p−オキシ安息香
酸、p−オキシエトキシ安息香酸などのオキシカルボン
酸、トリメチレングリコール、ジエチレングリコール、
テトラメチレングリコール−へキサメチレングリコール
、2.2−ジメチルプロパン−1,8−ジオール、p−
キシリレングリコール、1.4−シク′ロヘキサンジメ
タノール、ビスフェノールA1 ビスフェノール性スル
ホン、1.4−ヒゞス(β−ヒドロキシエトキシ)ベン
ゼン、2.2−ビス(p−β−ヒドロキシエトキシフェ
ニル)プロパン、ポリアルキレングリコール、p−フェ
ニレンビス(ジメチルシロキサン)などのオキシ化合物
、Jもその機能的誘導体など、その他前記カルボン酸類
、オキシカルボン酸類、オキシ化合物類又は、その機能
的誘導体から誘導せられる高重合度化合物などや1個の
エステル形成官能基を有する化合物、例えば安息香酸、
ベンゾイル安息香酸、ベンジルオキシ安息香酸、メトキ
シポリアルキレングリコールなどが挙げられる。又8個
以上のエステル形成官能基を有する化合物、例えばグリ
セリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパ
ンなども重合体が実質的に線状である範囲内で使用する
こと(5) ができる。
第8成分が20モル%を越えると本願発明で重要な項目
の1つである耐熱性が、不十分となるため、20モル%
以下であることが必要である。また、極限粘度は該フィ
ルムの機械的性能の点から0.85以上が必要である。
0.85未満の場合には熱処理前のフィルムについて引
裂強度、耐哲度が極端に悪く形、取扱いにくい。又熱処
理後のフィルムについても漸次性能が劣化するので好ま
しくない。なお、本発明で言う極限粘度は85℃のオル
ソクロルフェノール中で測定したものである。
現在、磁気記録はテープレコーダー、VTRをはじめコ
ンピューター分野でも外部メモリとして大きな役割を果
しており特にオフィスオートメーシロンやパソコンには
フロッピーディスクがますます重要になっている。この
様に磁気記録はテープやディスク状で使用され、ベース
フィルムとしてはポリエステルフィルムが主流をなして
いる。一方、最近では、記録密度を高め(6) るだめに垂直磁化方式が提案され、業界では実用化にむ
けて開発が進められている。しかし、垂直磁化用ベース
フィルムとしては表面平滑性、耐熱性、低吸湿性、線膨
張係数が小さいことなどが要求され、現存する市販フィ
ルムではいずれも問題があり、実用的でない。例えばポ
リエステルフィルムでは磁性膜形成時の耐熱性が不足し
ているため生産性が極めて悪く、実用的でない。また耐
熱性良好なポリイミドフィルムの場合は吸湿した水分の
影響により磁性膜形成時に高真空にできずフィルムと磁
性膜との密着強度が不十分であることおよび表面が粗い
ことなどにより実用的でない。
これに対し本発明の分子配向およびヒートセットされた
ナフタレートポリエステルフィルムは、これらの問題点
を殆んど解決したものであり、ガラス転移点118〜1
15℃、融点272℃と、ポリエステルに比ベガラス転
移点で約50℃、融点で約10℃耐熱性が優れている。
また、吸湿性はポリエステルと同等で、線膨張係数はポ
リエステルの約1/2であり、しかも分子配向に伴なっ
て最大表面粗さが500λ以下となるため垂直磁化用ベ
ースフィルムとして必要な特性を全て備えている。
なお、最大表面粗さが500λを越えると磁性膜形成後
の表面平滑性が不十分となり記録再生時に主磁極との接
触によるトラブルを生じる。
従って最大表面粗さは5ook以下でなければならない
本発明者等は垂直磁化用ベースフィルム□について鋭意
検討した結果、前述の如く、最大表面粗さが500λ以
下で、ナフタレートポリエステルを分子配向およびヒー
トセットしたフィルムが極めて優れた適性を有すること
をつきとめ本発明に到達したものである。
本発明のナフタレートポリエステルフィルムの分子配向
手段としては延伸およびロール圧延があげられる。
また、本発明者等ぽ、垂直磁化用ベースフィルムとして
特に重要な表面平滑性の向上についてさらに検討を加え
た結果、ロール圧延法が極めて優れた手法であることを
見い出した。すなわち、延伸の場合はフィルム表面は自
由であるのに対し、ロール圧延では加圧ロールにより表
面が規制されるためより表面平滑性の優れたフィルムを
製造できることを見い出した。なお、圧延時に液状潤滑
液を使用すればさらに効果的であるが必要条件ではない
。但し、ロール圧延は基本的にはフィルム長さ方向の分
子配向手段であるためテープ用途ではそのまま使用する
ことができるものの、フロッピーディスクの様′に等方
性が要求される場合にはフィルム巾方向の分子配向も行
なう方が好ましく、その手段としては延伸が必要である
また、テープ用途でもロール圧延だけでなく、フィルム
巾方向に延伸し長さ方向にも延伸を加えれば、極めて高
度に分子配向したフィルムが得られるため薄肉化するこ
とができる。なお、いずれの場合でもロール圧延と延伸
との順序はどちらが先でも良い。圧延を行なうに際して
は(9) 加圧ロールの入側で少なくとも80 Kg/ci以上の
後方張力を付与しなければならない。
ここで後方張力とは繰出張力と□も呼ばれるがフィルム
の進行方向に対し逆向きに作用する力のことであり80
.if/−より低ければ加圧ロールにおける中立点(最
高圧力点)がロール入側に移行してくいこみ不″良が発
生しやすくなり、安定加工が国難である。従って後方張
力は801f/d以上付与することが必要である。 □ 次に圧延温度に関しては、加圧ロールを□゛60℃60
℃以上℃以下の温度範囲で任意に設定することができる
。該温度域より低ければ、所望の圧延倍率を得るために
多数の加圧ロール群を要するこ□とや、ロール間の加圧
に非常に大きな力を必要とし装置上問題を生ずると共に
設備的にも高価なものどなり、圧延の条件として不適切
である。逆に該温度域より高い場合は:十分な配向効果
が認められず、極端な場合には、ロールに粘着する現象
がおこる。
また線圧は100 Q/cta以上が必要であり100
(lO) 躬勉より低ければ十分に配向させることができない。
以上の条件で1゜5〜5倍に圧延するが1.5倍以下の
場合は配向効果が不十分であり、また5倍以上に圧延す
ると破断が頻発し安定加工が困難となる。なお、これら
のことは延伸の場合も同様であり倍率としては1.5〜
5倍が良い。
また延伸温度は120℃以上、160℃以下の範囲で行
なうことが必要である。該温度域より低ければ均一な延
伸ができず、厚み精度の著しく悪いフィルムとなり、逆
に該温度域より高ければ結晶化が進んで降伏応力が高く
なり延伸が困難となる。なお、フィルム長さ方向につい
て圧延だけでなく延伸を併用する場合の延伸倍率は安定
加工性および配向効果の点から1.1〜2倍が適当であ
る。さらに、ヒートセットに関しては200℃以上融点
以下で行なうが200℃より低ければ十分な寸法安定性
が得られない。
以上により垂直磁化に適したベースフィルムが得られ0
0− Or金合金酸化鉄、Co−P 合金、Co−Ni
合金、Co −P −Ni 合金等の磁性体を薄膜形成
することかできる。薄膜形成手段としてはスパッタリン
グ、真空蒸看、イオンブレーティング、電気メッキ等が
挙げられるが、本発明のベースフィルムはいずれにも適
用できるものである。
以下、実施例により本発明を具体的に示すが、本発明は
これらにより何んら限定されるものではない。
実施例1〜2、比較例1〜B ナフタレートポリエステル(音大、Qポリマー■ナチュ
ラル、極限粘度0.55)を80φ押出機を用いて40
0mm巾のTダイから押出すことにより厚さ0.2電の
原反フィルムを作成した。この原反フィルムを直径26
0φ、面長’100mの1対の加圧ロールにより圧延し
、さらにヒートセットを施した。得られたフィルムノ最
大表面粗さをfLank Taylor Hobso。
社のTALY8TEP に断面0.1μ×2.5μ の
ダイヤ製8tylus sipを取り付けて測定した。
加工条件および最大表面粗さ測定結果を表1に示す。
実施例8〜4、比較例4〜5 実施例1と同様にして作成した原反フィルムを圧延もし
くはタテ延伸し、さらに横延伸を行なった後、ヒートセ
ットを施した。得られたフィルムの最大表面粗さを実施
例1と同様の方法で測定シた。加工条件および最大表面
粗さ測定結果を表1に示す。
実施例5 実施例1と同様にして作成した原反フィルムを圧延し、
さらに横延伸およびタテ延伸を行なった後、ヒートセッ
トを施した。得られたフィルムの最大表面粗さを実施例
1と同様の方法で測定した。加工条件および最大表面粗
さ測定結果を表1に示す。
実施例6 実施例8で得られたフィルムの両面にスパッタリング法
により軟磁性層として平均膜厚8000 A (7)パ
ーマロイを飛着させ、ついで同(1B) じくスパッタリング法により20%0r−Co合金を飛
着させ、平均膜厚5000Aの垂直磁化膜を容易にかつ
安定して形成することができた。
比較例6 ナフタレートポリエステルの50μの押出フィルムを用
いて実施例4と同様の方法にて、パーマロイおよび20
%Or −(3o 合金の飛着を試みたが、スパッタリ
ングによりフィルムが変形し、良好な製品は得られなか
った。
比較例7〜8 市販ホリエステルフィルム(東し、ルミラー[F])5
0μ品およびポリイミドフィルム(Dupont 、 
Kapton(9Hタイプ)50μ品を用いて各々実施
例4と同様の方法にてパーマロイおよび20%0r−C
o合金の飛着を試みたが、ルミラー[F]は、耐熱性が
低いため生産性は極めて悪く実用的ではなかった。
またKapton■については吸湿した水分により高真
空が得られず磁性層とフィルムとの密着(14) 性が悪く容易に剥離してしまった。また剥離前の状態で
も平面平滑性不良で良好な製品は得られなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ナフタレートポリエステルフィルムを分子配向
    およびヒートナツトしてなる、最大表面粗さが500X
    以下である垂直磁化用ベースフィルム。 (2) ナフタレートポリエステルフィルムに少くとも
    80即/−以上の後方張力を付与し60℃以上160℃
    以下の温度範囲にある対をなす加圧ロールにより少くと
    も1004Δ以上の線圧にて1.5〜5倍にロール圧延
    し、200℃以上融点以下の温度で熱固定することを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の重置磁化用ベ
    ースフィルム。 (8) ナフタレートポリエステルフィルムに少くと、
    も80 即/d以上の後方張力を付与し、60℃以上1
    60℃以下の温度範囲にある対をなす加圧ロールにより
    少くとも100 K910n以上の線圧にて1.5〜5
    倍にロール圧延し、フィルム巾方向に120℃以上16
    0℃以下の温度で1.5〜5倍に延伸し、さらに200
    ℃以上融点以下の温度で熱固定することを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の垂直磁化用ベースフィル
    ム。 (4) ナフタレートポリエステルフィルムに少くとも
    804/d以上の後方張力を付与し、60℃以上160
    ℃以下の温度範囲にある対をなす加圧ロールにより少く
    ともl 00 jf/am以上の線圧にて1.5〜5倍
    にロール圧延し、120℃以上、160℃以下の温度で
    フィルム巾方向に1.5〜5倍、フィルム長さ方向に1
    y、1〜2倍それぞれ延伸し、さらに200℃以上融点
    以下の温度で熱固定することを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の垂直磁化用ベースフィルム・ (5) ナフタレートポリエステルフィルムを120℃
    以上、160℃以下の温度でフィルム長さ方向および/
    又はフィルム巾方向に1.5〜5倍にそれぞれ延伸し、
    さらに200℃以上融点以下の温度で熱固定することを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の垂直磁化用
    ベースフィルム。
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