JPS60147015A - 並列揺動式階段スト−カ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、都市ごみ焼却炉等に用いられる並列揺動式階
段ストーカの改良に関する。

一般に、この種のストーカ３０は、第９図乃至第１５図
に示す如く、可動火格子３１と固定火格子３２を幅方向
に夫々交互に配置して構成されている。

可動火格子３１と固定火格子３２とは、同様の構造を呈
し、底壁を部分的に貫通した縦長の溝形フレーム３３の
上面に適数の火格子３４が列置され、各人　゛格子３４
は、火格子枠３５とその中に適数組込まねた火床板３６
とから成っている。

可動火格子３１の溝形フレーム３３の下部には、スライ
ドプレート３７を備えた摺動箱３８が前後に設けてあシ
、これらはストーカフレーム３９に取付けたシュー４０
の上に乗って居り、スライドプレート３７とシュー４０
との間で前後への摺動が可能な様になっている。

固定火格子３２の溝形フレーム３３の前後下部には、固
定箱４１が設けられ、固定火格子３２はこれを介し゛Ｃ
ストーカフレーム３９に固定さねている。

各可動火格子３１は、流体シリンダ、駆動軸、駆動レバ
ー、ブツシュレバー、プッシュロツドトカら成る駆動波
Ｈ４２１こ依υストーカフレーム３９に対して前後方向
に往復し、焼却物Ａを下流側へ移送する。

固定火格子３２は、ストーカフレーム３９にて固定され
ているので、往復運動は行なわない。

ストーカ３０は、可動火格子３１並ひに固定火格子３２
の各火格子３４自体に形成された間隙、つｔｂ大火格子
枠５七火床板３６間の間隙並びに各火床板３６どうし間
の間隙と、可動火格子３１と固定火格子３２の各火格子
３４間に形成された間隙とを備えている。

燃焼用空気は、ダクト４３に依りストーカ３０の下部に
設けたホッパ４４内に一目導入され、ここからストーカ
３０に形成さねた前記各間隙を通・つて焼却物Ａの層内
に送気される。

然しなから、従来のストーカにあっては、ダクトをホッ
パの横側に取付けて燃焼用空気を大きな空間であるホッ
パ内に−、―導入する様にしていたので、燃焼用空気が
偏流し易い。その結果、ストーカに形成した各間隙から
噴出する燃焼用空気が均一にならず、焼却物層の燃焼に
むらができて完全燃焼が行なわれなかった。

とりわけ、火床面積の大きい大形焼却炉に於ては、この
事が著しく極めて問題であった。

又、近年にあっては、都市ごみの高カロリー化に伴ない
焼却物が高温で燃焼される様になって来て居り、焼却物
中に多番に混入したアルミニウム缶やプラスチック類等
の低融点物質が溶融してしまう。

そして、この様な溶融物がストーカのとシわけ火格子の
間隙から垂れ下ってその内部ｊこ付着堆積した場合には
、燃焼用空気の流わに大きな支障を与えて極めて問題で
あった。

本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消す　２る為
に創案されたもので、その目的とする処は、燃焼用空気
を均一に噴…できると共に、燃焼用空気の流れに支障を
与えない様にした並列揺動式階段ストーカを提供するに
ある。

本発明の並列揺動式階段ストーカは、前後方向に離間し
て設けられその内の少なくとも一つに空気供給路が形成
されたストーカフレームと、ストーカフレームの空気供
給路に常時連通する空気通路が形成された溝形フレーム
とこの上に適数列置された火格子を備えてストーカフレ
ームに対して前後方向に移動し得る可動火格子と、同じ
くストーカフレームの空気供給路に常時連通する空気通
路が形成された溝形フレームとこの上に適数列置された
火格子を備えて可動火格子に隣接してストーカフレーム
に固定された固定火格子とを各具有し、前記可動火格子
並びに固定火格子の火格子は、火格子枠と火床板とを備
え、その内部中央には溝形フレームの空気通路に連通ず
る汗力室が、その内部両側には圧力室に連通ずる排出室
が夫々形成されていると共に、両排出室の上方並びに下
方には火格子外部に達する上方口並びに下方口を夫々形
成して構成した事に特徴が存する。

つまり、本発明は、燃焼用空気を強制的に分配供給する
と共に、溶融物が火格子の内部に付着堆積せずに速やか
に排出できる様にしたものである。

以下、本発明の実施例を、第１図乃至第８図に基づいて
説明する。

並列揺動式階段ストーカ１は、ストーカフレーム２、可
動火格子３、固定火格子４とがらその主要部が構成され
ている。

ストーカフレーム２は、前後方向に離間して設けらねそ
の内の少なくとも一つに空気供給路５が形成さねている
。この例では、上流側のストーカフレームを角パイプに
して空気供給路を形成すると共に、下流側のストーカフ
レームはＨ型材にしている。

可動火格子３は、ストーカフレーム２の空気供給路５に
常時連通する空気通路６が形成された溝形フレーム７と
、この上ｊこ適数列置された火格子８を備えて居り、ス
トーカフレーム２に対して前後方向に移動し得る。

可動火格子３の溝形フレーム７の下部には、ストーカフ
レーム２に呼応して下部にスライドプレート９を備えた
摺動箱１０が設けられて居り、ストーカフレーム２の上
面に取付けたシュー１１の上にスライドプレート９が乗
って、この間で前後摺動運動が行なえる様になっている
。スライドプレート９とシュー１１とは、嵌込構造にな
っているので、左右へのガタッキと浮遊ダスト等の摺動
箇所への侵入を防止する。

そして、上流側のストーカフレーム２、シュー１１、ス
ライドプレート９、摺動箱１０、溝形フレーム７には、
ストーカフレーム２の空気供給路５と溝形フレーム７の
空気通路６とを連通ずる連絡路１２が形成されて居シ、
可動火格子３の前後往復運動に関係なく空気供給路５と
空気通路６とが常時連通状態になる様に構成されている
。

固定火格子４は、同じくストーカフレーム２の空気供給
路５に常時連通する空気通路６が形成さねた溝形フレー
ム７と、この上に適数列置された火格子８とを備えて居
り、ストーカフレーム２に固定されている。

固定火格子４の溝形フレーム７の下部には、ストーカフ
レーム２に呼応して固定箱１３が設けられて居シ、この
固定箱１３を介してストーカフレーム２に固定されてい
る。

而して、上流側のストーカフレーム２、固定箱１３、溝
形フレーム７には、ストーカフレーム２の空気供給路５
と溝形フレーム７の空気通路６とを常時連通する連絡路
１４が形成されている。

可動火格子３と固定火格子４は、ストーカフレーム２０
幅方向に交互に適数つつ配され、各可動火格子３は、流
体圧シリンダ、駆動軸、駆動レバー、ブツシュレバー、
ブツシュロッドカラ成る駆動装置１５に依りストーカフ
レーム２に対して前後方向に往復駆動される。

可動火格子３並びに固定火格子４の火格子８は、互換性
のある同一のものであり、火格子枠１６とこれの上方開
口部を略塞ぐ火床板１７とを備えている。

火格子枠１６は、左右の側板とこれらを繋ぐ前後　２の
Ｌ型のリブとを備え、溝形フレーム７に設けた座板と前
記リブとをボルトにて締結する事に依シ火格子枠１６が
溝形フレーム７の上面に固定される。

火床板１７は、その下面の前後に窪所が形成され、この
窪所と火格子枠のリブの頂部とを嵌合する事に依り取付
けられ、火格子枠１６の側板の内側面に突設した突起を
火床板１７の外側面に当合させる事に依り火床板１７の
左右方向のガタッキを防いでいる。

而して、火格子８の内部中央には、溝形フレーム７の空
気通路６に連通する圧力室１８が、この圧力室１８の両
側には隔壁を介して圧力室１８に連通ずる排出室１９が
夫々形成さねている。

両排出室１９の上方並びに下方には、火格子８の外部に
達する上方口２０並ひに下方口２１が夫々形成されてい
る。

上方口２０並ひに下方口２１は、夫々スリット状を呈し
、下方口２１は上方口２０の直下にあって上方口・２０
よシ大きい幅を有している。

火床板１７は、空冷効果を上げる為に圧力室１８に臨む
下面には適数の突起フィンか設けられて（１）る。

火床板１７の上面は、両端に突部を設けて凹状にすると
共に、上流側から下流側に向うに従かつて漸低すべく水
平面に対してα角度たけ傾斜させている。

次に、この様な構成に基つきその作用を詳述する。

駆動装置１５を作動する事に依シ各可動火格子３は、ス
トーカフレーム２並びに各固定火格子４に対して前後方
向に往復運動し、上流側から供給さねた焼却物Ａを漸次
下流側へ移動させる。

燃焼用空気は、上流側のストーカフレーム２の空気供給
路５から可動火格子３の連絡路１２並びに固定火格子４
の連絡路１４、各溝形フレーム７の空気通路６を経て各
火格子８の圧力室１８に達し、ここから両側の排出室１
９を通って上方口２０から焼却物Ａの層内へ高圧・高速
で圧送される。

又、圧力室１８に達した燃焼用空気は、排出室１９に送
られた後に分岐して下方口２１から火格子外部に噴出さ
ね、これは反転して可動火格子３と固定火格子４との各
火格子８間に形成された間隙から焼却物Ａの層内へ圧送
される。

アルミニウム缶やプラスチック類等の低融物が多量に混
入した焼却物であっても、火格子８の火床板１７の上面
を凹状にして然も下流側に向うに従がって漸次低下すべ
く傾斜させているので、溶融物は送り運動に依って火床
表面に沿いながら下流側へ速やかに移動される。

又、溶融物の一部が」−宵口２０から流入した場合でも
、排出室１９を通って下方口２１から速やかに排出され
る。

以上既述した如く本発明に依れば、次の様な優れた効果
を奏する事かできる。

（１）　燃焼用空気の流路を確定して強制的に各火格子
に分配する通気構造としたので、燃焼用空気を均一に噴
出する事ができる。

その結果、燃焼ムラがなくなり、完全燃焼が可能となる
。

特に、火床幅の大きいストーカに於ては、極めて有効で
ある。

（２）溶融物の一部が上方口から流入した場合でも、排
出室を通って下方口から速やかに排出されるので、火格
子内部、とシわけ圧力室やこの下の溝形フレーム内部に
溶融物が侵入して冷却固化し付着堆積する事がない。

その結果、燃焼用空気の流れは、常に安定した状態にな
り、阻害される事がない。

（３）各火格子は、排出室を備えてその下方には下方口
を設けているので、該下方口はシューの外側位置となり
、この為シューの上に溶融物が付着堆積する事がない。

従って、可動火格子の往復運動に支障を与える牛がない
。

（４）各火格子は、その内面はもとより外面に沿って高
庄・高速の燃焼用空気が流ねるので、冷却効果が一段と
向上し、これの焼損等を防止する事ができる。

（５）各火格子の火床板が単一であるので、組立や交換
が容易に行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例に係る並列揺動式階段ストー
カの全体構造を示す斜視図。 第２図は、その正面図。 第３図は、可動火格子を示す側面図。 第４図は、固定火格子を示す側面図。 第５図は、火格子の外観を示す斜視図。 第６図は、第１図の■−■矢視要部縦断拡大正面図。 第７図は、第１図の■−■矢視要部縦断拡大側面図。 第８図は、第１図の■Ｉ−■矢視要部縦断拡大正面図。 第９図は、従来の並列揺動式階段式ストーカの全体構造
を示す斜視図。 第１０図は、その正面図。 第１１図は、可動火格子を示す側面図。 第１２図は、固定火格子を示す側面図。 第１３図は、火格子の外観を示す斜視図。 第１４図は、第９図のＸＩＶ−ＸＩＶ矢視要部縦断拡大
正面図。 第１５図は、第９図の立−Ｗ矢視要部縦断拡大正面図で
ある。 １・・・・・・並列揺動式階段ストーカ２・・・・スト
ーカフレーム ３・・・・・可動火格子 ４・・・・・固定火格子 ５・・・・・・空気供給路 ６・・・・・空気通路 ７・・・・・・溝形フレーム ８・・・・・・火格子 １６・・・・・・火格子枠 １７・・・・・・火床板 １８・・・・・・圧　力　室 １９・・・・・・排　出　室 ２０・・・・・・上方口 ２１・・・・・・下　方　口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前後方向に離間して設けられその内の少なくとも一つに
   空気供給路が形成されたストーカフレームと、ストーカ
   フレームの空気供給路に常時連通する空気通路が形成さ
   れた溝形フレームとこの上に適数列置された火格子を備
   えてストーカフレームに対して前後方向に移動し得る可
   動火格子と、同じくストーカフレームの空気供給路に常
   時連通する空気通路が形成された溝形フレームとこの上
   に適数列置さねた火格子を備えて可動火格子に隣接して
   ストーカフレームに固定された固定火格子とを各具有し
   、前記可動火格子並びに固定火格子の火格子は、火格子
   枠と火床板とを備え、その内部中央には溝形フレームの
   空気通路に連通ずる圧力室が、その内部両側には圧力室
   に連通ずる排出室が夫々形成されていると共に、両排出
   室の上方並びに下方には火格子外部に達する上方口並び
   に下方口を夫々形成して構成した事を特徴とする並列揺
   動式階段ストーカ。