JPH037698Y2 - - Google Patents

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JPH037698Y2
JPH037698Y2 JP1986035784U JP3578486U JPH037698Y2 JP H037698 Y2 JPH037698 Y2 JP H037698Y2 JP 1986035784 U JP1986035784 U JP 1986035784U JP 3578486 U JP3578486 U JP 3578486U JP H037698 Y2 JPH037698 Y2 JP H037698Y2
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grate
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、摩耗および局部的焼損の少ないごみ
焼却炉火格子に関するものである。
従来の技術 ごみ焼却炉の燃焼火格子は、第3図に例示する
ごとく、可動火格子列1と固定火格子列2が交互
に並列に配列され、外部から油圧装置3等によつ
て可動火格子列1が、ごみの撹拌、混合と輸送の
ため前進M・後退Nする機構となつている。各火
格子列1,2は、複数の火格子4が長手方向に、
階段状に互いに一部重なり合つて配列して形成さ
れている。各火格子4は、火格子台5と、この火
格子台5の上部に着脱自在に嵌合した火格子板6
とからなつている。従来の火格子台5は、垂直平
行に対向する2枚の側板5a,5bと、その間に
橋かけ状に介在した、火格子台5を梁7に取付
け、かつ火格子板6を上部に取付けるための、取
付座兼火格子板取付鞍8a,8bとからなり、前
記両側板5a,5bの外側面は、上端部分5a1
5b1が下側部分5a2,5b2に比べて肉厚に、外側
へ突出して形成されている。火格子板6は、火格
子台5の両側板5a,5bの上端縁の形状に合せ
て、上下2段に折曲された形状を有している。従
来の火格子板6は、裏面側の中央に、長手方向に
1個の冷却リブ9が取付けられ、該冷却リブ9の
下辺部に火格子台5の前記取付座兼火格子板取付
鞍8aへの取付フツク9aが設けられており、ま
た先端部6aに比較的広いスリツト6bが設けら
れている。
考案が解決しようとする問題点 ごみ焼却炉において、近時焼却ごみ質が変化
し、発熱量が上昇するなど、使用条件が苛酷とな
り、上記のごとき構造の従来の火格子では、摩耗
や焼損が進行しやすい状況となつてきた。すなわ
ち上記構造の火格子4においては、火格子台5の
側板5a,5b外側面の上端部5a1,5b1が外側
へ突出していることにより、隣り合う火格子台間
で、両側板の外側面が最接近間隙10を形成する
部分の面積が小さく、可動火格子列1の前進、後
退の際部分的に極端に小さい箇所が生じて、そこ
から燃焼空気が集中的に上方へ吹抜ける現象が避
けられず、その箇所での集中焼損が発生し、また
側板の外側面が前記最接近間隙10を形成する部
分の面積が小さいことにより、両面のその部分に
作用する平均面圧力が高く、このため間隙10へ
侵入、通過する灰、金属粒等によつて物理的摩耗
が発生しやすい。さらに火格子板6において、裏
面側の中央部にのみ冷却リブ9が形成されている
だけであるため、火格子板6の冷却が不十分で、
かつ両側端と火格子台5の側板5a,5bの内側
面との間隙からの燃焼空気の吹抜けが大きく、そ
のため前記両側端の焼損も生じやすい。
本考案は、従来のごみ焼却炉火格子における、
上記のごとき問題点を解決し、物理的摩耗と部分
的集中焼損の少ないごみ焼却炉火格子を提供しよ
うとするものである。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、本考案のごみ焼
却炉用火格子は、2枚の側板を垂直平行に対向し
て形成した火格子台と、その火格子台の上部に嵌
合した2段に折曲した火格子板とからなるごみ焼
却炉用の火格子において、前記火格子台の両側板
の外側面を全面平面に形成し、前記火格子板の両
側端に冷却用リブを取付けたことを特徴とするも
のである。
作 用 上記において、火格子台の両側板の外側面が全
面平面であることにより、隣り合う可動火格子列
と固定火格子列の両火格子間の、火格子台間で両
側板の外側面が最接近間隙を形成する部分の面積
が、従来の火格子台の約3.5倍となつて両外側面
間に作用する平均面圧力が低下して、両外側面の
物理的摩耗が減少するとともに、燃焼空気がごみ
層へ均一分散供給され、集中焼損が防止され、ま
た火格子板の両側端に冷却リブが取付けられてい
ることにより、その両側端が燃焼空気により十分
冷却されるとともに、火格子台側板の内側面と前
記冷却リブとの間に、通気抵抗が高い間隙が形成
され、燃焼空気の吹抜けが押えられて、異常な焼
損が防止される。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づき説明する。な
お各図中同一符号は同一部材を表す。火格子11
は、火格子台12と、この火格子台12の上部に
着脱自在に嵌合した火格子板13とからなつてい
る。火格子台12は、垂直平行に対向する2枚の
側板12a,12bと、その間の長手方向両側に
橋かけ状に介在する、火格子台12を梁7に取付
けるための取付座14a,14b、および火格子
板13を上部に取付けるための取付鞍15a,1
5bで構成されており、前記両側板12a,12
bの外側面は、全面平面に形成されている。火格
子板13は、火格子台12の両側板12a,12
bの上端縁の形状に合せて、上下2段13a,1
3bに折曲された形状を有し、両側端部および中
央部に冷却リブ16a,16b,16cが長手方
向に取付けられており、各冷却リブ16a,16
b,16cの下辺部に、火格子台12の前記取付
鞍15a,15bへの取付溝(たとえば冷却リブ
16aに対して取付溝16a1)が設けられてい
る。さらに火格子板13の上下段中間面13cに
2個の通風用スリツト17が設けられ、かつ火格
子板13の先端部13dに比較的狭い先端スリツ
ト18が設けられている。
上記のごとき構造の、火格子台12と火格子板
13とを組立て、火格子11が形成される。すな
わち火格子台12の両側板12a,12b間に火
格子板13を嵌合し、各冷却リブ16a,16
b,16cの取付溝を火格子台12の取付鞍15
a,15bに係合させて一体化させる。この火格
子11を複数個直列に梁7に取付け、火格子列を
形成し、複数列の火格子列を並列に配列し、第3
図のごとく可動火格子列1と固定火格子列2とし
て燃焼火格子を形成する。
上記のごとき構造の火格子11を用いたごみ焼
却炉では、各火格子列1,2の火格子台12の両
側板12a,12bの外側面が全面平面に形成さ
れていて、隣り合う火格子11間の、火格子台1
2間で両側板12a,12bの外側面が、最接近
間隙を形成する部分の面積が、従来の火格子台5
の場合に比べて約3.5倍となり、特に可動火格子
列1の前後進M,Nの際の、両外側面間における
上記の面積(第4図Aの斜線部分)は、従来の火
格子台5の場合(第4図Bの斜線部分)の約6倍
ともなり、両外側面間に作用する平均面圧力が低
下し、両外側面間への灰、金属粒等の侵入、通過
による両外側面の物理的摩耗が減少する。また火
格子板13の両側端にも冷却リブ16a,16b
が設けられ、中央部の冷却リブ16cの冷却効果
と相俟つて、十分冷却され、特に両側端が燃焼空
気により十分冷却されるとともに、火格子台12
の側板12a,12bの内側面と前記冷却リブ1
6a,16bの外側面との間に通気抵抗が高い間
隙19が形成され、燃焼空気の吹抜けが抑えら
れ、異常な焼損が防止される。さらに火格子板1
3の上下段中間面13cに通風用スリツト17が
設けられて、火格子板13の下面側から上面側へ
の燃焼空気の吹抜けが、前記通風用スリツト17
と先端部13dの先端スリツト18とに分散され
て、従来の火格子板6に比べて局部的焼損が減少
し、かつごみ層への燃焼空気が均一に供給され
て、ごみ燃焼が均一化される。また本実施例で
は、火格子台12の取付座14a,14bと取付
鞍15a,15bとが分離されているので、燃焼
空気の流れが阻害されず、火格子板13裏面の冷
却がさらに有効に行なわれる。
考案の効果 本考案のごみ焼却炉火格子においては、上記の
ごとき構成と作用により、下記のとおりの格別の
効果を奏する。
(i) 火格子上での、ごみ燃焼が均一化される。
(ii) 火格子台の側板の両外側面の物理的摩耗が防
止される。
(iii) 火格子板の左右両側端の焼損が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図で、A
は火格子台、Bは火格子板、第2図は前記実施例
の横断面図、第3図はごみ焼却炉の燃焼火格子の
概略を示し、Aは平面図、Bは側面図、第4図は
隣り合う火格子間の最接近間隙の形成状態を示す
説明図で、Aは本考案の火格子、Bは従来の火格
子を示し、第5図は従来の火格子の一例を示す斜
視図で、Aは火格子台、Bは火格子板を示し、第
6図は前記従来の火格子の横断面図である。 1……可動火格子列、2……固定火格子列、1
1……火格子、12……火格子台、12a,12
b……側板、13……火格子板、14a,14b
……取付座、15a,15b……取付鞍、16
a,16b,16c……冷却リブ、17……通風
用スリツト、18……先端スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2枚の側板を垂直平行に対向して形成した火格
    子台と、その火格子台の上部に嵌合した2段に折
    曲した火格子板からなるごみ焼却炉用の火格子に
    おいて、前記火格子台の両側板の外側面を全面平
    面に形成し、前記火格子板の両側端に冷却用リブ
    を取付けたことを特徴とするごみ焼却炉火格子。
JP1986035784U 1986-03-12 1986-03-12 Expired JPH037698Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986035784U JPH037698Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

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JP1986035784U JPH037698Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

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Publication Number Publication Date
JPS62148832U JPS62148832U (ja) 1987-09-19
JPH037698Y2 true JPH037698Y2 (ja) 1991-02-26

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ID=30845587

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200468368Y1 (ko) * 2011-03-28 2013-08-08 주식회사 진화메탈 소각로용 화격자

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4870380A (ja) * 1971-12-22 1973-09-22
JPS58210409A (ja) * 1982-05-13 1983-12-07 ヴァールント ミリアーテクニク アー/エス 焼却プラント用階段式火格子
JPS60147015A (ja) * 1984-01-09 1985-08-02 Takuma Co Ltd 並列揺動式階段スト−カ

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