JPS6014671Y2 - ヒンジ式紙箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ヒンジ式紙箱の改良に関し、特に粉末洗剤等
を入れる大型カートンをヒンジ形式にして、更にヒンジ
蓋がずれ込むことなく蓋閉めできるようにした紙箱に関
する。

従来のヒンジ式紙箱は、蓋閉め再封出来るようにするた
めに、外函部と内函部を形成していたが、大型カートン
についてはヒンジ式にするのに難点があり、小型カート
ンについては紙使用面積を多く必要とする問題があった
が、本考案はこのような点を解決したもので箱体のヒン
ジ蓋との封じ合わせ部分に板紙を貼着して蓋閉め出来る
ようにしたヒンジ式紙箱である。

本考案を図面に従って説明すれば、第１図上片１、 １
’、 ２． ２’、側壁３． ３’、 ４． ４’
、底片５、 ５’６． ６’、粘着片１３を、それぞれ
折目を介して連設し、前記側壁４．３’、４’の上部に
該側壁部を切断するカットテープ１２を設け、該テープ
１２の端部を側壁４′の外側に少しく突出して、側壁３
及び貼着片１３に対するカットテープ１２の延長部分、
及び前記側壁３のヒンジ罫♀Ｅに連絡するように、それ
ぞれミシン目９を設け、更に長孔１０を設けた板紙７を
折目ａ、 ｂに当接するように、カットテープ１２の下
方に位置する貼着部１５を貼着し前記板紙７とほぼ同形
状の補強用板紙８を貼着してなるヒンジ式紙箱である。

本考案紙箱の組立て方法を説明すれば、側壁３、 ３’
、 ４． ４’と貼着片１３を各々折目を介して板紙
７，８貼着側に折曲げ、側壁４′と貼着片１３を貼着し
て筒体を形成してから、底片５゜６．５’、６’を各々
折目を介して折曲げて重合わせ底片を貼着して底部を形
成腰粉末洗剤等の内容物を充填してから、上片１． ２
． ｌ’、 ２’を折曲げて貼着し紙箱を組立てる
ものである。

本考案紙箱は製函する際に紙箱天地が均一に開くように
補強用板紙８が貼合してあり、組立てられた紙箱はカッ
トテープ１２によって側壁４゜３′４′上面を切断した
後にミシン目９を切離してヒンジ罫線Ｃから折返すよう
にしてヒンジ部とする開閉再封自在な第２図に示すヒン
ジ式紙箱となる。

本考案によれば従来のように外函部、内函部を形成する
ことなく、第２図ヒンジ蓋の封じ合わせの部分に板紙７
を貼着するだけで、従来と同様の再封機能を有するのみ
でなく、大型カートンについては技術的にヒンジ式にす
ることが困難であった点を解決することが出来、小型カ
ートンについては紙使用面積を削減出来る等の顕著なる
効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案紙箱の展開図、第２図は紙箱の完戒図で
ある。 １、 １’２．２’・・・・・・上片、３．３’、
４． ４’・・・・・・側壁、５．５’、６．６’・・
・・・・底部、７・・・・・・板紙、１２−−−−−−
カットテープ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 上片Ｌ １’、２．２’、側壁３．３’、４゜４′、
   底片５．５’６．−６’、貼着片１３を、それぞれ折目
   を介して連設し、前記側壁４．３’。 ４′の上部に該側壁部を切断するカットテープ１２を設
   け、該テープ１２の端部を側壁４′の外側に少しく突出
   して、側壁３及び貼着片１３に対するカットテープ１２
   の延長部分、及び前記側壁３のヒンジ罫線Ｃに連絡する
   ように、それぞれミシン目９を設け、更に長孔１０を設
   けた板紙７を折目ａ、 ｂに当接するようにカットテー
   プ１２の下方に位置する貼着部１５に貼着し、前記板紙
   ７とほぼ同形状の補強用板紙８を貼着し、側壁３゜３’
   、 ４． ４’と貼着片１３、及び底片５，５′６．
   ６′を各々折目を介して板紙７，８貼着側に折曲げて筒
   体及び底部を形成腰側壁３と貼着片１３及び各々底片の
   重合せ部分を貼着し、上片１’、２．１’、２’を折曲
   げ貼着して組立ててなるヒンジ式紙箱。