JPS6014626B2 - 鋼材用マ−キング方法 - Google Patents

鋼材用マ−キング方法

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JPS6014626B2
JPS6014626B2 JP9883178A JP9883178A JPS6014626B2 JP S6014626 B2 JPS6014626 B2 JP S6014626B2 JP 9883178 A JP9883178 A JP 9883178A JP 9883178 A JP9883178 A JP 9883178A JP S6014626 B2 JPS6014626 B2 JP S6014626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marking
inorganic
zinc
steel materials
steel
Prior art date
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Expired
Application number
JP9883178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5527030A (en
Inventor
孝行 小井
茂 中瀬
正義 後藤
正明 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd, Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
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Publication of JPS5527030A publication Critical patent/JPS5527030A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼材用マーキング方法に関する。
詳しくは無機質ジンクショッププラィマーを塗付した鋼
材の上に無機質ジンクリッチベィントを塗装する前に、
無機質マーキング剤を用いて鋼材上の所望の位置にマー
キングする鋼材用マーキング方・法に関する。近時、船
舶等の大型鋼構造物、海上構造物の防食に無機質ジンク
リッチベィントが塗装される例が増加しつつある。
従来この無機質ジンクリッチベイントを鋼材に塗装する
際には、鋼材と無機質ジンクリッチベィントとの付着性
を良好に保つために、鋼材を切断、加工し、鋼構造物の
組立てを終了後、塗装する前にサンドブラストまたはシ
ョットプラスト等の処理で鋼材表面を清浄にすると共に
、鋼材表面に適当なアラサを付与する方法が一般に採用
されている。しかし最近は、無機質ジンクショッププラ
ィマーの開発によって、あらかじめ無機質ジンクショツ
ププラィマーを素地調整した鋼材に塗付してから、組立
工場で切断、加工、粗立てし、その後は作業能率が悪い
ブラスト処理をすることなく無機質ジンクリッチベィン
トを塗装する方法、すなわちショッププラィマー方式と
呼ばれる方法が採用されるようになっている。船舶等の
大型鋼構造物の建造工程にショップブラィマー方式を採
用する場合、無機質ショッププライマーを塗付してある
鋼材上に部材番号、ロット番号等をマーキングする必要
が多く、この目的のためにマーキング剤として通常、チ
ョーク、石筆、スチールペイント(株式会社アルトン製
)等が使用されている。
無機質ジンクリッチベィントの塗装仕様では、これらの
マーキング剤を施した後そのまま無機質ジンクリッチベ
ィントを塗装すると付着性劣化の原因になるため布拭き
、パワーツールクリーニング等でマーキング剤を除去し
た後、無機質ジンクリッチベィントを塗装しているのが
現状である。
この種の除去作業においては、多くの場合マーキング剤
の完全な除去が期し難く、また除去部分の防食性が低下
しやすいなど、塗膜性能および塗装能率を著しく損なう
という欠点が伴なう。本発明者等は、上記の問題点を解
決するために無機質ジンクリッチベィント塗装仕様にお
けるマーキング剤として〜アルキルシリケート樹脂、体
質顔料、着色顔料からなる液(べ−ス)と亜鉛粉末もし
くは亜鉛粉末を含む顔料とを一定の割合で混合して無機
質ジンクショツププラィマーを塗付した鋼材上にマーキ
ングすれば無機質ジンクリツチベィントとの付着性がよ
いことを見出し本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、 【11鋼材にマーキングを施した後綴機質ジンクリッチ
ベィントを塗装する方法において、【ィ’該鋼材に無機
質ジンクショッププラィマーを塗付し、‘o)ついで塗
膜形成要素であるアルキルシリケ−ト樹脂を主成分とし
、乾燥塗膜中に亜鉛粉末を15〜6の重量%含有する無
機質マーキング剤を該鋼材上の所望の位置にマーキング
することを特徴とする鋼材用マーキング方法、‘2}
無機質マーキング剤の粒径が30ミクロン以下である上
記(1}の鋼材用マーキング方法、【3’無機質マーキ
ング剤の乾燥膜厚が5〜50ミクロンである上記‘1}
または‘21の鋼材用マーキング方法である。
本発明に用いる無機質系マーキング剤は、アルキルシリ
ケート樹脂を主成分とし、着色顔料、体質顔料からなる
液(ベース)と、亜鉛粉末または亜鉛粉末を含有する顔
料成分からなり、両者をあらかじめ一定の割合で混合し
て使用する。本発明においては、マーキング剤の亜鉛粉
末含有量が乾燥塗膜の15〜60%(重量、以下同じ)
、好ましくは30〜60%で、通常の無機質ジンクリツ
チベィントよりもその含有量が少なく、かつ液と亜鉛粉
末とを混合した后の使用時限が長くなることが本発明の
特徴である。
亜鉛粉末が15%以下では上塗付着性が劣り、60%以
上では流動性が低下してマーキング作業性が不良となる
。亜鉛粉末の平均粒径は通常1〜15ミクロンの範囲で
あるが、なるべく粒度分布の中が狭いものを使用する方
が好ましい。金属粉末としては、亜鉛粉末を必須成分と
し、必要に応じ、アルミニウム、酸化鉄、雲母状酸化鉄
等の顔料を用いることもできる。
これ等の併用顔料についても亜鉛粉末と同じように粒度
分布の中が狭いものを用いるのが好ましい。亜鉛粉末ま
たは亜鉛粉末を含む顔料の配合量は、乾燥塗膜中に60
%以下であって、後者の場合においては、亜鉛粉末が乾
燥塗膜重量の50%以上を占めることが好ましい。塗膜
形成要素であるアルキルシリケート系樹脂は珪酸ェステ
ルを加水分解させた後縮合させて得られる化合物であっ
て、珪酸ェステルとしてメチルエステル、エチルエステ
ル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、nブチ
ルエステル、イソブチルェステル等のアルキルシリケー
トが挙げられ、このなかでも例えばエチルシリケート樹
脂はアルキルシリケート系無機質ジンクショッププラィ
マーの主成分として周知であるが本発明で用いるマーキ
ング剤の場合も無機質ジンクリッチベイントとの付着性
の点からエチルシリケート樹脂が最も好ましい。
マーキング剤には着色等の目的で酸化チタン、ベンガラ
、カーボンブラック「フタロシアニンブル一等の着色顔
料が用いられる。また塗膜形成性、ワレ防止の目的で、
タルク、クレ−、シリカ、バリタ等の体質顔料を含有し
ていてもよい。さらに必要に応じて沈降防止剤、例えば
ペントナィト、シリカゲル等が用いられる。マーキング
方法としては、ハケ、筆を使用する簡便法から自動ェア
レススプレーを利用したマーキング方法まで種々あるが
、市販されているスチールペイント(株式会社アルトン
製)のフェルト付キャップを有するプラスチック製容器
を利用することが通常のマーキング作業に最も適する方
法であり、本発明における無機質系マーキング剤も上記
方法を採用することができる。
この場合、無機質系マーキング剤の平均粒径が30ミク
ロン以下でないとフェルト付キャップのところで目づま
りを起し鮮明なマーキングができなくなる。本発明方法
は、亜鉛粉末を必須成分とするアルキルシリケート系マ
ーキング剤を用いることで無機質ジンクリッチベィント
塗装仕様の場合二次表面処理でマーキングの除去を必要
としないために工数の低減が計られると同時に無機質ジ
ンクリツチベィントとの付着性が良好で防食性が改善さ
れる。
また亜鉛粉末の含有量が通常の無機質ジンクリッチベィ
ントよりも少なくてすむことから流動性の調節が容易と
なり、かつ二液型の使用時限が通常の約8時間から約4
朝時間迄延長され作業能率の大中な向上となる。マーキ
ング剤を塗付する場合乾燥膜厚は5〜50ミクロンが好
ましく、50ミクロン以上になると塗膜のワレを生じ、
5ミクロン以下になるとマーキングの鮮明さに欠ける。
以下、本発明を配合例、実施例および比較例により詳細
に説明する。
部は重量部を意味する。配合例 1注{1’液はべブル
ミル分散により平均粒径30ミクロン以下とした。
液と粉末とを混合したものの平均粒径は約18ミクロン
であった。
実施例 1市販のスチールペイント(株式会社アルトン
製)等のプラスチック製容器(約50の)のフェルト付
キャップをはずし、配合例1のマーキング剤の液(ベー
ス)約42夕を注入し、ついで亜鉛粉末を小匙一杯約1
8タ同容器に加える。フェルト付キャップをしめて容器
内のガラス玉を利用して液および亜鉛粉末を混合蝿拝す
る。無機質ジンクショツププライマ−(SDジンクプラ
イマー独100皿A、関西ペイント株式会社製)を塗付
した鋼材(300×90×2.3帆)面に、上述の容器
に仕込んだマーキング剤で中約2仇、乾燥膜厚約30ミ
クロンの線状のマークを記入し、乾燥後直ちにアルキル
シリケート系無機質ジンクリッチベィント(SDジンク
プラィマ‐ZE150帆、関西ペイント株式会社製)を
乾燥膜厚約75ミクロンになるように塗付し、室内に1
週間放置して試験片とした。
上述のマーキング剤の性能試験結果は第1表の通りであ
る。比較例 1 配合例1において、使用するマーキング剤の液(ベース
)約50のこ対し亜鉛粉末約4夕を配合して、その他の
条件は実施例1と同様に行なった。
その性能試験結果は第1表の通りである。比較例 2 配合例1において、使用するマーキング剤の液(ベース
)約20のこ対し亜鉛粉末約40夕を配合して、その他
の条件は実施例1と同機に行なった。
その性能試験結果は第1表の通りである。比較例 3、
4および5 無機質ジンクショッププラィマー(SDジンクプラィマ
−ZEIOO岬A、関西ペイント株式会社製)を塗付し
た鋼材(300×90×2.3側)面に、チョーク(比
較例3)、右筆(比較例4)、スチールペイント(比較
例5)(株式会社アルトン製)で夫々中約2弧の線状の
マークを記入した後、アルキルシリケート系無機質ジン
クリツチベイント(SDジンクプラィマーZE150帆
、関西ペイント株式会社製)を乾燥膜厚約75ミクロン
になるように塗付し、室内1週間放置して試験片とした
その性能試験結果は第1表の通りである。(注)1.ス
チ−ルベイント(株式会社アルトン製)容器を用いてマ
−キング作業性を調べた。
2‐マーキン側でマ−クした個所をデュポン式衝撃試験
(きインチ.5oo多X5o伽)を行をい、被衝撃個所
をセロハン粘着テ−プを用いて塗膜の付着性を調べた。
3.上述2の試験后の試験片を7日間ソルトスフレ−試
験(JISZ 2371)し被衝撃個所の防食性を調べ
た。4.評価の基準は次の通りである。
○:良好,または衝撃で剥離を認めるい、または発錆か
をい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼材にマーキングを施した後無機質ジンクリツチペ
    イントを塗装する方法において、(イ)該鋼材に無機質
    ジンクシヨツププライマーを塗付し、(ロ)ついで塗膜
    形成要素であるアルキルシリケート樹脂を主成分とし、
    乾燥塗膜中に亜鉛粉末を15〜60重量%含有する無機
    質マーキング剤を該鋼材上の所望の位置にマーキングす
    ることを特徴とする鋼材用マーキング方法。 2 該無機質マーキング剤の粒径が30ミクロン以下で
    ある特許請求の範囲第1項記載の鋼材用マーキング方法
    。 3 該無機質マーキング剤の乾燥膜厚が5〜50ミクロ
    ンである特許請求の範囲第1項または第2項記載の鋼材
    用マーキング方法。
JP9883178A 1978-08-14 1978-08-14 鋼材用マ−キング方法 Expired JPS6014626B2 (ja)

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JPS5527030A JPS5527030A (en) 1980-02-26
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