JPS60146149A - 渦流探傷法及び装置 - Google Patents

渦流探傷法及び装置

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JPS60146149A
JPS60146149A JP374384A JP374384A JPS60146149A JP S60146149 A JPS60146149 A JP S60146149A JP 374384 A JP374384 A JP 374384A JP 374384 A JP374384 A JP 374384A JP S60146149 A JPS60146149 A JP S60146149A
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signal
component
frequency
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signals
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JP374384A
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Takahide Sakamoto
隆秀 坂本
Tatsuo Hiroshima
廣嶋 龍夫
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/90Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
    • G01N27/9046Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents by analysing electrical signals
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は雑音信号に影響されずに探傷できる渦流探傷法
及びその実施に使用する装置に関する。
〔従来方法〕
厚鋼扱2熱延鋼板等の素材となるスラブ鋳片の多くは連
続鋳造プロセスにより鋳造される。近年省エネルギー施
策の一環として、これらスラブ鋳片を鋳造後、熱・温片
のまま次工程の加熱炉に装入して加熱炉での燃料の節約
をBする、いわゆるポットチャージプロセスが鋼板製造
工程の1つとして採用されている。
しかしこのホットチャージプロセスの適用には限度があ
る。即ちボットチャージプロセスを実施した場合には、
鋳造されたスラブ鋳片に疵が存在するときでも疵を除去
せずそれをそのまま加熱炉に装入した後圧延するため、
圧延後の鋼板にその疵を原因とする表面疵が残存するこ
とがあり、疵の発生が多いと予想される鋳片には適用し
難い。
これを可能とするには、表面疵を形成する疵を有するス
ラブ鋳片を加熱炉にそのまま装入するのを防止すべくス
ラブ鋳片を熱・温間の段階で正確に疵の有無を判定する
必要があり、このために熱間探傷法が意欲的に開発され
ている。そして例えばタテワレのように疵が大きいもの
は光学的に探傷する方法が実用化されているが、一方ヒ
ビヮレ。
コーナーワレ等の疵についてはその疵長さが短いため光
学探傷法では検出が困難である。このため微少な疵を検
出するに適した渦流探傷法による検出が種々考えられて
いる。
ところが連続鋳造鋳片にはオンシレージョンマークが多
く、またヒビワレ、コーナーワレ等はオンシレージョン
マークの谷部に沿って発生することが多いので、オンシ
レージョンマークの存在による雑音が検出信号に混入し
て疵を検出することが困難である。この雑音の信号を排
して疵信号を得る方法としては自己比較方式9位相弁別
力式等がある。
自己比較方式は2IIMのプローブコイルを並設し、両
者の出力差を利用して探傷する方式であり、例えば第1
図に示す如くスラブ鋳片1a表面上のオンシレージョン
マーク聞のピッチに関連づ番ノで2個のプローブコイル
101.102を配して探傷する場合には、オンシレー
ジョンマークに因る雑音信号が差動増幅にて相殺されて
疵信号のみが残る筈であるが、オンシレージョンマーク
の深ざは一定でなく、0.2++m程度の浅いものから
2111程度の深いものまで不規則であるためオンシレ
ージョンマークに因る信号(以下オンシレージョンマー
ク信号という)が両コイル101,102にて相異し、
所期の効果が得られない。
位相弁別方式は第2図(a)に示す信号軌跡(X軸を実
数部としY軸を虚数部とするインピーダンス複素平面−
ベクトル平面にてあられし)こもの)の検出したい信号
(疵信号)Aと不要な信号(オンシレージョンマーク信
号)Bとの位相角度差θを利用し、第2図(blに示す
如(不要な信号BがY′輪軸上表されるように位相回転
せしめ、X′成分出力を抽出する。つまり不要信号Bの
X′酸成分小さくするのに対し、逆に検出したい信号A
のX′酸成分太き(してX′成分出力の両信号出力差を
大きくして信号Bによる影響を除去して信号Aを検出す
る方式である。
この位相弁別方式の渦流探傷法は位相角度差が小さい場
合には有効ではない。この位相角度差についてはプロー
ブコイルに通流させる周波数により第3図に示すように
影響を受ける。
第3図は磁気変態点以上の高温の鋼と類似した電磁気特
性を冷間で示ずオーステナイト系ステンレス(StlS
 304 )のスラブ鋳片に加工した人工疵とオンシレ
ージョンマークに因る信号の位相角度差θの試験周波数
依存性を示している。この図より理解される如く周波数
を変化させ、位相角度差θを大ならしめようとしてもθ
は高々20’程度であり、位相弁別方式の場合であって
も人工疵の信号とオンシレージョンマーク信号との弁別
が困難である。
また一般に、第4図に示す如くオンシレージョンマーク
が深くなるとその信号Bの振幅が増大し、信号BをY′
軸に一致させんとしてもX′成分出力で両信号を弁別で
きない。
そこで不要な信号を消去して検出したい信号のみを抽出
して得る方法として多周波を用いる渦流探傷法の採用が
考えられる。この方法は複数の周波数の電流をプローブ
コイルに重畳して印加し、各周波数別に信号を検出し、
各周波数の信号の処理により必要な信号と不要な信号と
を分離する方法である。この多周波法のうら信号演算方
法は次のような原理に基づくものである。周波数f1で
得られた不要信号B1 (第5図(a)〕と、周波数[
2で得られた不要信号B2 (第5図(b)〕とを〕同
一振幅、同−位となるように周波数f2成分の位相。
振幅を制御して信号B2 ′ 〔第5図(C)〕を冑、
信号B 1 + 82 ′を減算処理して不要信号B 
l + B 2を消去してその成分を零とし又は微少な
信号B〔第5図(d)〕とするものである。このため信
号A1とA2 ′が略等しい場合には減算処理により必
要な信号A1.A2 ’も微少な信号A〔第5図(d)
〕となる。従ってこの演算法は信号A1とA2’の振幅
或いは位相が異なっていることが前提条件である。
しかしながらこの信号演算方法を用いてスラブ鋳片の表
面疵を探傷することは、以下の理由によりその通用が困
難である。まず第1の理由として次のことが挙げられる
。即ち信号/’z 、A2 ’の位相を相異せしめるた
めにはBs 、 Bz ’とAH。
A2 ′夫々との位相角度の差を大きくするのが望まし
く、このためには第3図より理解される如く周波数f、
、f2を大きく異ならしめるのが良い。
しかしながら疵検出を可能とするには周波数の下限が規
定され、また使用2周波数の差を大きくすべく高周波数
値を定めたとしてもA1とBl又はA2 ′とB2 ′
との位相角度差が高々20°程度しか相異せず、実際的
ではない。
第2の理由としては、周波数f1とf2で得られる疵信
号とオンシレージョンマーク信号との各振幅比が周波数
に拘わらす略一定であり、その差が10%以内と小さい
ためである。
これらの理由により2周波法を用いた信旬・演算方法で
は疵信号のみを満足に抽出できなG1゜多周波渦流探傷
方法に関し、T、J、Davis &よ” MulLi
frequency Eddy Current In
5pection witbContinuous W
ave Methods+””Materials E
valuati−on Jan、(1980) P62
〜P68にて加圧水型原子炉伝熱管の供用ル]間中での
検査におし1て2周波渦i%E探傷法を既に実用化して
いることを報告してむする。
この方法は2周波数fl、f2?こで汚た信−υ(1つ
の必要な信号成分と2つの不要な信号成分)を第6図に
示すように、周波数11の信号成分の直交成分(X+、
)’+)を位相回転器1116コ、J7,1波数12の
信号成分の直交成分(X2.y2)を位相回転器1i3
に夫々与え、位相回転器111の出力信号の一方を位相
回転器114に、他方を位相回転器112に夫々与え、
また位相回転器113の出力信号の一方を位相回転器1
15に、他方を位相回転器112に夫々与え、位相回転
器112の出力信号の直交成分の一方を位相回転器11
4及び115に出力し、更に位相回転器114.115
夫々の信号を位相回転器116へ出力してここで直交成
分(X、Y)を得る方法であり、各位相回転器の回転位
相を調節することにより必要成分信号を抽出し得るとし
てし)る。
本願の第1の発明はこの2周波渦流探傷法の原理を利用
してオンシレージョンマーク信号と疵信号とを分離し得
るようにしたものである。
ざてスラブ鋳片においては、ヒビワレ、コーナーワレ等
の疵は第7図に示す如くオ・ノシレーションマークの谷
部に存在することが多く、その場合には第1発明では十
分であるとは言えない。つまり第1発明によるも、オン
シレージョンマーク信号と疵信号が重畳されて第8図に
示す如き両信号の合成した複合信号りとなって明確な分
離が困難である。また検出信号の大きさは疵、オ・ノシ
レーションマーク等四部の断面積に依存する性質があり
、一般にオンシレージョンマークの断面積は疵の断面積
より大きく、このためオ・ノシレーションマーク信号B
〔第9図(a)〕に対して疵信号A〔第9図(b)〕が
著しく小さくなる。
従ってこのような理由により疵がオンシレージョンマー
クの谷部に存在する場合の複合信号りの振幅と疵が無い
オンシレージョンマークのみの信号Bの振幅とが似通っ
て両者に顕著な差が認められないということになる。
本願の第2の発明はこの問題を動態な信号処理によって
解決せんとしたものである。
〔目 的〕
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その
第1の目的とするところはオンシレージョンマークの存
在又はリフトオフ量の変動等プローブコイルと被検査材
表面との距離の変動による雑音信号を、疵信号と分離識
別できる渦流探傷法を提供するにある。
本願発明の第2の目的は連続鋳造鋳片のオンシレージョ
ンマークの谷部中にある疵についてもその疵を確実に検
出し得る渦流探傷法及びその実施に使用する装置を提供
するにある。
〔構 成〕
本発明に係る渦流探傷法は、プローブコイルと被検査材
表面との距離の変動に因る雑音信号及び疵信号が検出さ
れる渦流探傷法において、2つの相異なる周波数の電流
を前記プローブコイルに通電せしめ、検出信号の一方の
周波数成分の雑音信号成分と、他方の周波数成分の疵信
号成分とを各周波数成分のベクトル平面にて一方の直交
軸に一致させるべく検出信号の各周波数成分の一方又は
両方を位相回転し、前記一方の周波数成分の雑音信号成
分に直交する成分及び前記他方の周波数成分の疵信号成
分に直交する成分を抽出し、抽出した両成分を新たなベ
クトル平面にて直交せしめ、その信号軌跡に基づき疵信
号と雑音信号とを弁別することを特徴とし、更に新たな
ベクトル平面にて直交せしめられた各直交成分の最大値
と最小値との差の比により疵信号と雑音信号とを弁別す
ることを特徴とする。
〔実施例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第10図は本発明方法を実施するための装置を示すブロ
ック図であり、図中1は連続鋳造された後〜図示しない
ピンチロールにより矯正され、連続鋳造ラインを白抜矢
符方向へ水平移送されている高温の連続鋳造鋳片である
。鋳片1の上側には自己誘導タイプのプローブコイル5
a、5bが取イ]げられており、このプローブコイル5
a、51+は水冷されている。プローブコイル5a +
 5 bはブリッジ5を構成する4辺のうちの2辺であ
り、発振器2,3夫々の周波数f、f2の出力はこれら
を混合する周波数混合器4を介してブリッジ5へ与えら
れている。
プローブコイル5a、5bのインピーダンスは鋳片1の
表面状態によって変化し、これによるブリッジ5の不平
衡電流はフィルター6.7へ送られ、ここで周波数f、
に基づく成分の信号f1 ′と周波数f2に基づく成分
の信号f2 ′とに分離される。
分離された信号fI ’+ 12 ′は夫々増幅器8゜
9へ送られて増幅され、増幅信月は検波器10.11へ
送られる。検波器10.11には発振器2,3夫々から
同期信号が与えられており、検波器10.11は増幅器
8,9からの信号を同期検波し、夫々の検波信号を位相
回転器12.13へ入力する。周波数f1の信号は第1
1図ta+に示すように直交座標系(X、。
y+)のベクトル平面に必要信号A1.不要信号B1が
現れるものであり、周波数f2の信号は第11図(b)
に示すように直交座標系(X21)’2)のベクトル平
面に必要信号A2+不要信号B2が現れるものである。
位相回転器12は信’ffAs r B sをB、がy
、′軸上に位置するように位相回転し、位相回転後の信
号、つまり(X+ ’r 11 ’)平面上の信号A+
 ’、Bl ’ (第12図(a)〕のx1 ′成分を
位相回転器14へ入力する。一方の位相回転器13は信
号A2 、B2をA2がy2 ′軸上に位置するように
位相回転し、位相回転後の信号、っまり(X2 ’+ 
y2 ’)平面上の信号A2 ’+ 82 ’〔第12
図(b)〕の×2 ′成分の信号を位相回転器14へ入
力する。
位相回転器14ば入力信号、っまりxt′成分及びx2
 ′成分の信号を更に位相回転せしめて各信号を新たな
ベクトル平面(X、Y)のX、Y軸方向にて直交するよ
うにする。
このようにして得られた第12図(C1に示す信号は、
必要信号A%と不要信号B2 ′とをそれらのなす位相
角度差を直角に拡大してなる信号A、Bとなる。このよ
うに直角にすると両信号の分離識別が容易となり疵信号
に相当J゛る必要信号への大きさを読むことによって疵
の存否、大きさを知ることが可能となる。
第1の発明は位相回転器14出力を利用するにあるが、
第2の発明ではまた位相回転器14出力をX成分コンパ
レータ15. Y成分コンパレークI6に与える。コン
パレータ15.16には予め基準値が設定されており、
この基準値以上の信号が入力された場合にその入力信号
、ここではx、y成分人々の信号をX成分最小値検出回
路17及び最大値検出回路18.Y成分最小値検出回路
19及び最大値検出回路20へ与える。X成分最小値検
出回路17.Y成分最小値検出回路19及びX成分最大
値検出回路18゜Y成分最大値検出回路20ば入力信号
の最小値、最大値を検出して保持するものである。
リセット回路25は発振器2,3から出力される周波数
又はプローブコイル5a、5bと鋳片1との相対移動速
度に基づいて定めた時間ごとに各検出回路17.18.
19.20にリセット信号を発して、先のリセット信号
以来のX成分の最大値、最小値を差動増幅器21へ、Y
成分の最大値、最小値を差動増幅器22へ出力せしめ、
差動増幅器21.22はX成分。
Y成分夫々の最大値−最小値(ΔX及びΔY)を算出し
、その差信号ΔX、ΔYを夫々除算器23へ送る。除算
器23はΔX/ΔYの演算を行い、商信号ΔX/ΔYを
判定回路24へ入力する。
判定回路24はこれに設定されている比較比率と入力値
とを比較して入力値が設定値を超える場合には有害疵が
存在すると判定して所定の出力を発する。
次に本発明の雑音信号と疵信号との弁別原理と位相回転
器12.13.14の位相調整につき説明する。
検出器10で得られた信号f11が位相回転器12によ
り位相回転されて得られたくX□ ’+y1 ′)平面
での位相角度差がθ1の疵信号AH’とオンシレージョ
ンマーク信号B1 ′ 〔第13図(a)〕 とをベク
トルで;R,′3−と、人々のへクトルA1 ’ 、1
3H’ニソトベクトル となる。検波器11で得られた信号f2 ′にお&jる
(x2 + y2 )平面での位相角度差がθ2の疵信
号A2とオンシレージョンマーク信号132〔第13図
(b)〕 とをベベクトルで表すと、△ A2 =A2 sin (α十θ2)x2△ 十、A2cos(α+θ2 ) y 2 −(3)B2
−B2 sinα会+ B 2 cos a会・(4)
但し、G l nはXi!+72軸のユニットベクトル
、αはy2軸とB2とのなず角 となる。(X2 + 3’2 )平面を位相回転器13
により角度φだけ座標回転すると、回転後の(X2 ’
+^ A2 ’ =A2 sin (α+φ+θ2)Xrへ +A2C05(α+φ十θ2)y2 となる。
位相回転器14へ入力される信号XI’+X2 ′であ
る。位相回転器14にてrとWを直交させるにはA−B
=0となるようにすれば良いが、その条件はφ−−α若
しくはφ=−(α十θ2)である。
第13図(blから理解されるように位相回転器14を
調整してB2がy2軸上となるように設定すればφ=−
αを満足し、またA2をy2軸上に設定すればφ=−(
α+02)を満足する。゛しかしながら信号A、Bは実
際には直線ベクトルではなく8字形軌跡である。このよ
うな実際の波形を考慮してφ=−α、φ−一(α十02
)の回転操作後の波形をシミュレートしてめた信号を夫
々第14図、第12図に示す。φ−−αの場合には信号
A1 ′。
81 ′ 〔第14図(a)〕の位相角度が信号A2’
、B2〔第14図(b)〕のそれに近接するに伴って演
算結果の信号A、 B [第14図(C)〕の位相角度
差は小さくなって弁別が困難となるが、チー−(α−1
−02)の場合には信号A1 ’、B1 ’及び信号A
2′。
82 ′の各位相角度差が小さいときであっても第12
図fc)に示した如(信号A、Bが直交して疵信号とオ
ンシレージョンマーク信号とを良好に弁別できる。
このため本発明においては、位相回転器14の回転操作
には後者の条件を用いており、従って本発明は庇部がオ
ンシレージョンマークの谷部に存在しない場合には位相
回転器14出力を利用して庇部を良好に検出できる。即
ら疵が存在する場合には信号AのX方向の値で存否、大
きさにより検出できるからである。
さてオンシレージョンマークの谷部に疵が存在する場合
には第9図(C)に示した如くその検出軌跡は重なった
ものとなっており、オンシレージョンマークのみを検出
した軌跡〔第9図(a)〕 と殆ど変化ないが、疵の大
きさ、つまり疵信号の大きさに応じて位相角度が異なる
と共にX成分が増大し、Y成分が減少したものとなる。
そこで本願の第2の発明は8字形軌跡のX成分の最大値
−最小値ΔX〔第9図(C)〕をY成分の最大値−最小
値ΔY〔第9図(C)〕で除したΔX/ΔY値により疵
の存否を判定することとする。
なおオ・ノシレーションマーク信号が表面の凹凸に起因
したプローブコイル・鋳片間の距離変動に基づく信号で
あり、またこの距離変動はプローブコイルの揺動或いは
鋳片1の搬送時の上下動等に起因するりフトオフ変動と
本質的に同じものであるので、本発明はリフトオフ変動
に関する信号と表面疵信号とを弁別する場合にも適用で
きることは勿論である。
また上記説明ではΔX、ΔYに関する信号処理をアナロ
グ的に行っているが本発明はディジタル的に処理して良
い。
〔効 果〕
次に実施例に基づき本発明の効果につき説明する。第1
表は21深さのオンシレージョンマークのみの部分と、
同深さのオンシレージョンマークの谷部に深さが2鶴の
疵が存在する部分とを本発明により探傷し、探傷したと
きの1ift跡のX成分振幅に関し後者を前者で除した
X成分振幅比及びΔX/ΔY値に関し後者を前者で除し
たΔX/ΔY値の比を示している。なお比較のために従
来法(単周波法)の場合も併せて示している。
第1表 この表より理解される如く、X成分振幅比について従来
法の場合にはその値が1.3であったのが本発明により
その値が2.2となり、この処理によって疵を判定でき
本願の第1発明の効果が明白であり、更にΔX/ΔY値
の比により判定した場合には従来法によるときのその値
が1.1であったものが本発明によりその値が4.0と
なり、オンシレージョンマークの谷部に疵が存在すると
きにあってもX成分振幅比によるよりも正確に疵を判定
できる。
以上詳述した如く本発明は3個の位相回転器を用いて雑
音信号と疵信号とを1交させ、更には検出軌跡のX成分
幅とY成分幅との比により探傷するので、疵がオンシレ
ージョンマークの谷部等の雑音が生しる箇所に存在する
場合であっても正確に疵を検出でき、またこの疵検出が
連続鋳造時に可能であるためホットチャージプロセスに
よる場合であっても、不良鋳片を手入れ工程に別送りす
ることにより圧延後の製品歩留の向上が計れる等価れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来法の説明図、第3図は周波数と位
相角度差との関係を示すグラフ、第4図はオンシレージ
ョンマーク深さと疵信号との関係説明図、第5図は多周
波を用いる信号演詐方法の原理説明図、第6図は2周波
渦流探傷法の原理説明図、第7図は庇部がオンシレージ
ョンマークの谷部に存在する場合を示す模式図、第8図
はそのときの検出軌跡、第9図は2周波渦流探傷法を用
いた場合の問題説明図、第10図は本発明方法を実施す
るための装置を示すブロック図、第11図、第12図、
第13図及び第14図は本発明の原理説明に使用する図
である。 1・・・連続鋳造鋳片 2,3・・・発振器 5a、5
b・・・プローブコイル 12.13.14・・・位相
回転器 17・・・X成分最小値検出回路 18・・・
X成分最大値検出回路19・・・Y成分最小値検出回路
 20・・・Y成分最大値検出回路 21 、22・・
・差動増幅器 23・・・除算器特 許 出願人 住友
金属工業株式会社代理人 弁理士 河 野 登 大 事 1 図 、 、1 ) (b) 第 2 図 問シ罠報 第 3 図 Y′ 第4図 (a) (b) (C) (d) Q 7K ら しろ Y′ 第 1′2 図 第 13 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 プローブコイルと被検査祠表面との距離の変動に
    因る雑音信号及び疵信しが検出される渦流探傷法におい
    て、2つの相異なる周波数の電流を前記プローブコイル
    に通電−Uしめ、検出信号の一方の周波数成分のに11
    音信号成分と、他方の周波数成分の疵信υ−成分とを各
    周波数成分のベクトル平面にて一方の直交軸に一致させ
    るべく検出信号の各周波数成分の一方又は両方を位相回
    転し、前記一方の周波数成分の雑音信号成分に直交する
    成分及び前記他方の周波数成分の疵信号成分に直交する
    成分を抽出し、抽出した両成分を新たなベクトル平面に
    て直交セしめ、その信男軌跡に基づき疵信号と雑音信号
    とを弁別することを寸、1徴とする渦流探傷法。 2、 プローブコイルと被検査祠表面とのf(l情1t
    の変動に因る雑音信号及び7iiE信号が検出される渦
    流探傷法において、2つの相異なる周波数の電流を前記
    プローブコイルに通電せしめ、検出信号の一方の周波数
    成分の雑音信号成分と、他方の周波数成分の疵信号成分
    とを各周波数成分のベクトル平面にて一方の直交軸に一
    致させるべく検出信号の各周波数成分の一方又は両方を
    位相回転し、前記一方の周波数成分の雑音信号成分に直
    交する成分及び前記他方の周波数成分の疵信号成分に直
    交する成分を抽出し、抽出した両成分を新たなベクトル
    平面にて直交せしめ、その信号軌跡の各直交成分の最大
    値と最小値との差Q比により疵信号と雑音信号とを弁別
    することを特徴とする渦流探傷法。 3.2周波による渦流探傷装置において、各周波数成分
    を分離する検波器と、検波された各周波数成分の位相回
    転器と、これらの位相回転器の出力の船足位相成分を入
    力とする位相回転器と、該位相回転器出力の直交する2
    成分夫々の最大値及び最小値を検出する回路と、両成分
    の最大値と最小値との羞及びこれらの差の比を演算する
    演算回路とを具備することを特徴とする渦流探傷装置。
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