JPS60144348A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS60144348A JPS60144348A JP19011384A JP19011384A JPS60144348A JP S60144348 A JPS60144348 A JP S60144348A JP 19011384 A JP19011384 A JP 19011384A JP 19011384 A JP19011384 A JP 19011384A JP S60144348 A JPS60144348 A JP S60144348A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melem
- melon
- flame
- resin composition
- retardant resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリ塩化ビニルに対し、メレム、メロンを1種
または2種以上配合して成る難燃性樹脂組成物に関する
ものである。
または2種以上配合して成る難燃性樹脂組成物に関する
ものである。
近年、火災時の安全性の見地から合成樹脂に対する難燃
性の要求は益々高まっており、各種の合成樹脂に対して
数多くの難燃化剤が提案されている。
性の要求は益々高まっており、各種の合成樹脂に対して
数多くの難燃化剤が提案されている。
本発明者はポリ塩化ビニルに対する難燃化剤について鋭
意研究した結果メラミンを高温で焼 成するととkよっ
て得られる式(1)で示されるメレム、メロンの1種ま
たは2種以上配合してなる組成物は合成樹脂の難燃化に
対して大きく寄与することを見出し1本発明に至ったも
のであ式(1)の構造を有するメレムの製造については
。
意研究した結果メラミンを高温で焼 成するととkよっ
て得られる式(1)で示されるメレム、メロンの1種ま
たは2種以上配合してなる組成物は合成樹脂の難燃化に
対して大きく寄与することを見出し1本発明に至ったも
のであ式(1)の構造を有するメレムの製造については
。
メラミンを400〜500℃で数時間焼成することによ
り得ることができ、メロンの製造については泥水らの文
献(工業化学雑誌64804ページ(1965) )に
記載さnているが、メラミン1500〜550℃で脱ア
ンモニアが詔められなくなるまで焼成することにより、
容易に得ることができる。
り得ることができ、メロンの製造については泥水らの文
献(工業化学雑誌64804ページ(1965) )に
記載さnているが、メラミン1500〜550℃で脱ア
ンモニアが詔められなくなるまで焼成することにより、
容易に得ることができる。
示差熱分析によると分解温度はメレムは500℃以上、
メロンは600℃以上であり、いずれも有機化合物とし
ては極めて商い熱安定性を有している。また、メレム、
メロンの窒素含有量はいずれも60X以上と高く不燃性
化合物である。
メロンは600℃以上であり、いずれも有機化合物とし
ては極めて商い熱安定性を有している。また、メレム、
メロンの窒素含有量はいずれも60X以上と高く不燃性
化合物である。
従来ポリ塩化ビニルに対する難燃化剤については多くの
ものが発表され使用されている。
ものが発表され使用されている。
たとえば有機系難燃化剤としてはハロゲン系化合物、リ
ン系化合物、含イオウ化合物、アミノ系化合物、又無機
系難燃化剤としてはアンチモノ系化合物がよく知られて
いるが、それぞれ一長一短をもつ。
ン系化合物、含イオウ化合物、アミノ系化合物、又無機
系難燃化剤としてはアンチモノ系化合物がよく知られて
いるが、それぞれ一長一短をもつ。
近年ますます高機能性樹脂の開発は盛んであり、耐熱性
についてもより高温に耐性をもつことが要求され、それ
に応じて成型加工温度もより高温側にシフトしている。
についてもより高温に耐性をもつことが要求され、それ
に応じて成型加工温度もより高温側にシフトしている。
ある種の有機系難燃化剤については、高温の成型加工温
度、又高温ふん囲気下において分解を起すものがあり1
着色の発生や製品物性の低下などをもたらすことがある
ため、おのずから使用温度に制限がもたらされる。アン
チモン系化合物については自身は高温下で安定であるが
一般にはハロゲン系化合物と併用されることが多いため
同じような弊害はまぬがれない。
度、又高温ふん囲気下において分解を起すものがあり1
着色の発生や製品物性の低下などをもたらすことがある
ため、おのずから使用温度に制限がもたらされる。アン
チモン系化合物については自身は高温下で安定であるが
一般にはハロゲン系化合物と併用されることが多いため
同じような弊害はまぬがれない。
一方1本発明によるメレム、メロンについては有機系で
ありながら極めて高温まで安定であり高温のふん囲気化
、高温の成型加工温度でも。
ありながら極めて高温まで安定であり高温のふん囲気化
、高温の成型加工温度でも。
−切分解を起さない。
すぐれた難燃性付与効果とともに高温安定性に優れるこ
とが本発明のメレム、メロンの大キな特徴である。
とが本発明のメレム、メロンの大キな特徴である。
また、メレム、メロンを配合してなる合成樹脂の副次的
効果として電気特性とくに耐−r−り性、耐トラツキン
グ性の向上があげられる。
効果として電気特性とくに耐−r−り性、耐トラツキン
グ性の向上があげられる。
一般の難燃化剤は本来的な911を名作用は有するが反
面上記のような電気特性の低下はまぬがれない。
面上記のような電気特性の低下はまぬがれない。
メレム、メロンは含窒素@有量が高いことに由来するた
めと考えられるが、メレム、メロンケ配合してなる合成
樹脂は電気特性の低下は起さず、又鳴合によっては積極
的に向上する効果がみられる。
めと考えられるが、メレム、メロンケ配合してなる合成
樹脂は電気特性の低下は起さず、又鳴合によっては積極
的に向上する効果がみられる。
このことも本発明のメレム、メロンの特徴である。
本発明において使用さrLるポリ塩化ビニル樹脂は塩化
ビニル単独重合体の他に例えば、後塩素化塩化ビニル重
合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸
ビニル−グラフト化塩化ビニル共ffi合体、エチレン
−プロピレン−グラフト化塩化ビニル共重合体、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリエチレン−グラフト化塩化ビ
ニル共重合体などがあげられる。これらの重合体は1種
でもよいし2種以上併用しても差しつかえない。
ビニル単独重合体の他に例えば、後塩素化塩化ビニル重
合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸
ビニル−グラフト化塩化ビニル共ffi合体、エチレン
−プロピレン−グラフト化塩化ビニル共重合体、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリエチレン−グラフト化塩化ビ
ニル共重合体などがあげられる。これらの重合体は1種
でもよいし2種以上併用しても差しつかえない。
また、可塑剤は未添加または添加する両者の場合がある
が、用いる場合の可塑剤としては2−エチルヘキサノー
ル、n−ブタノール、インデカノール、トリデカノール
、ヘプタツール。
が、用いる場合の可塑剤としては2−エチルヘキサノー
ル、n−ブタノール、インデカノール、トリデカノール
、ヘプタツール。
ノナノール等のアルコールと無水フタル酸、アジピン酸
、アゼライン酸、セバシン酸等のカルボン酸とのエステ
ル、あるいはエポキシ化大豆油、エポキシ化脂肪酸エス
テル、塩素化脂肪酸エステル、トリクレジルフォス7ヱ
ートI)IJβ−クロロエチルフォスフェート、塩素化
ハラフィン等があげられる。これらの可塑剤は1種でも
よいし2種以上併用しても差しつかえない。
、アゼライン酸、セバシン酸等のカルボン酸とのエステ
ル、あるいはエポキシ化大豆油、エポキシ化脂肪酸エス
テル、塩素化脂肪酸エステル、トリクレジルフォス7ヱ
ートI)IJβ−クロロエチルフォスフェート、塩素化
ハラフィン等があげられる。これらの可塑剤は1種でも
よいし2種以上併用しても差しつかえない。
この場合のメロンの配合量は、樹脂100重量部に対し
て、メレム、メロン1〜20重量部。
て、メレム、メロン1〜20重量部。
好ましくは5〜15重量部であり、メレム、メロンを単
独あるいは併用してもよい。配合量がこれより少ないと
難燃化効果に乏しく、これより多いと難燃化効果はあっ
てもブルーミンク等がおきるので好ましくない。本難燃
剤の使用に際してはアンチモノ系の難燃剤と併用して用
いると難燃化効果は一層向上する為、非常に好ましい。
独あるいは併用してもよい。配合量がこれより少ないと
難燃化効果に乏しく、これより多いと難燃化効果はあっ
てもブルーミンク等がおきるので好ましくない。本難燃
剤の使用に際してはアンチモノ系の難燃剤と併用して用
いると難燃化効果は一層向上する為、非常に好ましい。
また7通常の添加剤である耐衝撃剤、安定化剤、滑剤、
染料、顔料が添加されても差しつかえない。
染料、顔料が添加されても差しつかえない。
以上、実施例に即して発明を更に詳しく説明する。
参考例1(メロンの製造)
メラミン400 Ifニステンレス製の容器に深さ5部
程度になる様に入れ、550℃で1.5時間焼成する。
程度になる様に入れ、550℃で1.5時間焼成する。
得られる焼成物は塊状のものであるが、これを粉砕した
後、熱水にて5回洗浄することにより、未反応物を分離
してから150℃で乾燥し、淡黄色のメロン256fを
得た。
後、熱水にて5回洗浄することにより、未反応物を分離
してから150℃で乾燥し、淡黄色のメロン256fを
得た。
このメロンはハンマーミルにて粗砕後、気流粉砕機にか
け粒径5〜10μに粉砕し、試験試料とした。
け粒径5〜10μに粉砕し、試験試料とした。
参考例2eメレムの製造)
メラミン200tをステンレス製の容器に深さ5部1程
度になる様に入れ、4QO℃で3時間焼成する。得られ
る焼成物は白色の粉状のものであり、辷れを熱水にて5
回洗浄することにより未反応物を分離してから、150
℃で乾燥し110fのメレムを得た。
度になる様に入れ、4QO℃で3時間焼成する。得られ
る焼成物は白色の粉状のものであり、辷れを熱水にて5
回洗浄することにより未反応物を分離してから、150
℃で乾燥し110fのメレムを得た。
このメレムはメロンと同様に粉砕し試験試料とした。
実施例1(ポリ塩化ビニル樹脂との配付)ポリ塩化ビニ
ル樹脂(日本ゼオン105 BP。
ル樹脂(日本ゼオン105 BP。
p=1.oso)ioo部に安定剤とし’ire H3
O4部、E3F−58Aα5部、 TiO,(R) 5
部、LTL−257J LO部、 0aO0,10部を
配合したものと可塑剤、メレム、メロンを配合し、加熱
ロールにて160℃、4分混練した後190℃、4分で
十インチ厚のシートにプレス成形した。
O4部、E3F−58Aα5部、 TiO,(R) 5
部、LTL−257J LO部、 0aO0,10部を
配合したものと可塑剤、メレム、メロンを配合し、加熱
ロールにて160℃、4分混練した後190℃、4分で
十インチ厚のシートにプレス成形した。
各試験は実施例1に準じて行ない、結果は表1に一括掲
載した。
載した。
なお、引張強度はASTM −D−658,難燃性はU
l、−’94試験法(1−インチ)に準する。
l、−’94試験法(1−インチ)に準する。
表 1
表1に明らかなととくメレム、メロン添加ニよりTot
al 燃焼時間は短かぐなり離燃性は向上する。この傾
向はSb、O,’!i併用すると顕著である。また、伸
びはメレム、メロン量が増えても大幅な減少はない。
al 燃焼時間は短かぐなり離燃性は向上する。この傾
向はSb、O,’!i併用すると顕著である。また、伸
びはメレム、メロン量が増えても大幅な減少はない。
特許出願人 日産化学工業株式会社
Claims (1)
- (1)次式(1)の構造を有する化合物をポリ塩化ビニ
ル樹脂中に1種または2種以上含有することを特徴とす
る難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19011384A JPS60144348A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 難燃性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19011384A JPS60144348A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 難燃性樹脂組成物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15156582A Division JPS6017454B2 (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 難燃性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60144348A true JPS60144348A (ja) | 1985-07-30 |
JPH0159292B2 JPH0159292B2 (ja) | 1989-12-15 |
Family
ID=16252594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19011384A Granted JPS60144348A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 難燃性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60144348A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1011631C2 (nl) * | 1999-03-22 | 2000-09-27 | Dsm Nv | Vlamdovende samenstelling en werkwijze voor de bereiding ervan. |
WO2000056840A1 (en) * | 1999-03-22 | 2000-09-28 | Dsm N.V. | Flame-retarding composition and process for the preparation thereof |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP19011384A patent/JPS60144348A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1011631C2 (nl) * | 1999-03-22 | 2000-09-27 | Dsm Nv | Vlamdovende samenstelling en werkwijze voor de bereiding ervan. |
WO2000056840A1 (en) * | 1999-03-22 | 2000-09-28 | Dsm N.V. | Flame-retarding composition and process for the preparation thereof |
US6646030B2 (en) | 1999-03-22 | 2003-11-11 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Flame-retarding composition and process for the preparation thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0159292B2 (ja) | 1989-12-15 |
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