JPS6017454B2 - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS6017454B2 JPS6017454B2 JP15156582A JP15156582A JPS6017454B2 JP S6017454 B2 JPS6017454 B2 JP S6017454B2 JP 15156582 A JP15156582 A JP 15156582A JP 15156582 A JP15156582 A JP 15156582A JP S6017454 B2 JPS6017454 B2 JP S6017454B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melon
- melem
- flame retardant
- resin composition
- retardant resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリサルホンに対し、メレム、メロンを１種ま
たは２種以上配合して成る難燃性樹脂組成物に関するも
のである。
たは２種以上配合して成る難燃性樹脂組成物に関するも
のである。
近年、火災時の安全性の見地から合成樹脂に対する難燃
性の要求は益々高まっており、各種の合成樹脂に対して
数多くの雛燃化剤が提案されている。
性の要求は益々高まっており、各種の合成樹脂に対して
数多くの雛燃化剤が提案されている。
本発明者はボリサルホンに対する雛燃化剤について鋭意
研究した結果メラミンを高温で焼成することによって得
られる式（１）で示されるメレム、メロンの１種または
２種以上配合してなる組成物‘ Ａ 旨の難撚ミイヒ
に対して大きく寄与することを見出し、本発明に至った
ものである。
研究した結果メラミンを高温で焼成することによって得
られる式（１）で示されるメレム、メロンの１種または
２種以上配合してなる組成物‘ Ａ 旨の難撚ミイヒ
に対して大きく寄与することを見出し、本発明に至った
ものである。
式（１）の構造を有するメレムの製造については、メラ
ミンを４００〜５００ｑｏで数時間焼成することにより
得ることができ、メロンの製造については滝本らの文献
（工業化学雑誌６６，８０４ページ（１９６３））に記
載されているが、メラミンを５００〜５５０ｏｏで脱ア
ンモニアが認められなくなるまで焼成することにより、
容易に得ることができる。
ミンを４００〜５００ｑｏで数時間焼成することにより
得ることができ、メロンの製造については滝本らの文献
（工業化学雑誌６６，８０４ページ（１９６３））に記
載されているが、メラミンを５００〜５５０ｏｏで脱ア
ンモニアが認められなくなるまで焼成することにより、
容易に得ることができる。
示差熱分析によると分解温度はメレムは５００℃以上、
メロンは６００℃以上であり、いずれも有機化合物とし
ては極めて高い熱安定性を有している。また、メレム、
メロンの窒素含有量はいずれも６０％以上と高く不燃性
化合物である。従来ボリサルホンに対する鱗燃化剤につ
いては多くのものが発表され使用されている。
メロンは６００℃以上であり、いずれも有機化合物とし
ては極めて高い熱安定性を有している。また、メレム、
メロンの窒素含有量はいずれも６０％以上と高く不燃性
化合物である。従来ボリサルホンに対する鱗燃化剤につ
いては多くのものが発表され使用されている。
たとえば有機系難燃化剤としてはハロゲン系化合物、リ
ン系化合物、含ィオウ化合物、アミノ系化合物、又無機
系雛燃化剤としてはアンチモン系化合物がよく知られて
いるが、それぞれ一長一短をもつ。
ン系化合物、含ィオウ化合物、アミノ系化合物、又無機
系雛燃化剤としてはアンチモン系化合物がよく知られて
いるが、それぞれ一長一短をもつ。
近年ますます高機能性樹脂の開発は盛んであり、耐熱性
についてもより高温に耐性をもつことが要求され、それ
に応じて成型加工温度もより高温側にシフトしている。
についてもより高温に耐性をもつことが要求され、それ
に応じて成型加工温度もより高温側にシフトしている。
ある種の有機系難燃化剤については、高温の成型加工温
度、又高温ふん囲気下において分解を起すものがあり、
着色の発生や製品物性の低下などをもたらすことがある
ため、おのずから使用温度に制限がもたらされる。一方
、本発明によるメレム、メロンについては有機系であり
ながら極めて高温まで安定であり高温のふん園気化、高
温の成形加工温度でも、一切分解を起さない。すぐれた
難燃性付与効果とともに高温安定性に優れることが本発
明のメレム、メロンの大きな特徴である。
度、又高温ふん囲気下において分解を起すものがあり、
着色の発生や製品物性の低下などをもたらすことがある
ため、おのずから使用温度に制限がもたらされる。一方
、本発明によるメレム、メロンについては有機系であり
ながら極めて高温まで安定であり高温のふん園気化、高
温の成形加工温度でも、一切分解を起さない。すぐれた
難燃性付与効果とともに高温安定性に優れることが本発
明のメレム、メロンの大きな特徴である。
また、メレム、メロンを配合してなる合成樹脂の副次的
効果として電気特性とくに耐アーク性、耐トラッキング
性の向上があげられる。
効果として電気特性とくに耐アーク性、耐トラッキング
性の向上があげられる。
一般の簸燃化剤は本来的な競燃作用は有するが反面上記
のような電気特性の低下はまぬがれない。メレム、メロ
ンは含窒素含有量が高いことに由来するためと考えられ
るが、メレム、メロンを配合してなる合成樹脂は軍電気
特性の低下は起さず、又場合によっては積極的に向上す
る効果がみられる。
のような電気特性の低下はまぬがれない。メレム、メロ
ンは含窒素含有量が高いことに由来するためと考えられ
るが、メレム、メロンを配合してなる合成樹脂は軍電気
特性の低下は起さず、又場合によっては積極的に向上す
る効果がみられる。
このことも本発明のメレム、メロンの特徴である。
本発明において使用されるポリサルホン樹脂にメレム、
メロンを配合して用いる場合にはその配合量は樹脂に対
して１〜３の重量％、好ましくは５〜２の重量％であり
、メレム、メロンを単独あるいは併用してもよい。
メロンを配合して用いる場合にはその配合量は樹脂に対
して１〜３の重量％、好ましくは５〜２の重量％であり
、メレム、メロンを単独あるいは併用してもよい。
ポリアリレンポリェーテルサルホンで代表されるポリサ
ルホン樹脂はそれ自体耐熱性の高い樹脂であるが、メレ
ム、メロンを配合することにより、その耐熱性は更に向
上し、難燃性が付与された。本※燃化剤の使用に際して
は通常の添加剤である滑剤、顔料やガラス繊維等の無機
質充填剤が添加されても差しつかえない。以上、実施例
に即して発明を更に詳しく説明する。参考例 １ （メロンの製造） メラミン４００夕をステンレス製の容器に深さ３肌程度
になる様に入れ、５５０午○で１．５時間焼成する。
ルホン樹脂はそれ自体耐熱性の高い樹脂であるが、メレ
ム、メロンを配合することにより、その耐熱性は更に向
上し、難燃性が付与された。本※燃化剤の使用に際して
は通常の添加剤である滑剤、顔料やガラス繊維等の無機
質充填剤が添加されても差しつかえない。以上、実施例
に即して発明を更に詳しく説明する。参考例 １ （メロンの製造） メラミン４００夕をステンレス製の容器に深さ３肌程度
になる様に入れ、５５０午○で１．５時間焼成する。
得られる焼成物は塊状のものであるが、これを粉砕した
後、熱水にて３回洗浄することにより、未反応物を分離
してから１５０ｑｏで乾燥し、淡黄色のメロン２３６夕
を得た。このメロンはハンマーミルにて粗砕後、気流粉
砕機にかけ粒径５〜１０ムーこ粉砕し、試験試料とした
。参考例 ２（メレムの製造） メラミン２００夕をステンレス製の容器に深さ３仇程度
になる様に入れ、４００ｑｏで３時間焼成する。
後、熱水にて３回洗浄することにより、未反応物を分離
してから１５０ｑｏで乾燥し、淡黄色のメロン２３６夕
を得た。このメロンはハンマーミルにて粗砕後、気流粉
砕機にかけ粒径５〜１０ムーこ粉砕し、試験試料とした
。参考例 ２（メレムの製造） メラミン２００夕をステンレス製の容器に深さ３仇程度
になる様に入れ、４００ｑｏで３時間焼成する。
得られる焼成物は白色の粉状のものであり、これを熱水
にて３回洗浄することにより未反応物を分離してから、
１５０℃で乾燥し１１０夕のメレムを得た。このメレム
はメロンと同様に粉砕し試験試料とした。
にて３回洗浄することにより未反応物を分離してから、
１５０℃で乾燥し１１０夕のメレムを得た。このメレム
はメロンと同様に粉砕し試験試料とした。
実施例 １
（ポリサルホン樹脂との配合）
ポリアリレンポリェーテルサルホン（日魔イｂ学ューデ
ルポリサルホンｐ１７００）を粉砕後、１５０午０で１
虫時間乾燥した。
ルポリサルホンｐ１７００）を粉砕後、１５０午０で１
虫時間乾燥した。
そして予め２５０ｑｏで１曲時間乾燥したメレム「 メ
ロンを表２に示す割合で樹脂に添加、混合した後押出機
によりストランドを作製しべレタィズした。このべレツ
トを用いて射出成形にて試験片を作製した。なお、引張
強度はＡＳＴＭ−Ｄ−６３〆 アィゾット衝撃強度はＡ
ＳＴＭ−Ｄ−２５６（ノツチ付）に準じ、難燃性はＵＬ
−９４試験法（きインチ）に準じて測定した。結果は表
１に一括滋載した。表 １ 表１より明らかなごとく、メレム、メロン添加により、
難燃性は向上し、Ｔｏｔａｌ燃焼時間はブランクと比べ
てはるかに短かくなる。
ロンを表２に示す割合で樹脂に添加、混合した後押出機
によりストランドを作製しべレタィズした。このべレツ
トを用いて射出成形にて試験片を作製した。なお、引張
強度はＡＳＴＭ−Ｄ−６３〆 アィゾット衝撃強度はＡ
ＳＴＭ−Ｄ−２５６（ノツチ付）に準じ、難燃性はＵＬ
−９４試験法（きインチ）に準じて測定した。結果は表
１に一括滋載した。表 １ 表１より明らかなごとく、メレム、メロン添加により、
難燃性は向上し、Ｔｏｔａｌ燃焼時間はブランクと比べ
てはるかに短かくなる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 次式（I）の構造を有する化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ をポリサルホン中に１種または２種以上含有することを
特徴とする難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15156582A JPS6017454B2 (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 難燃性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15156582A JPS6017454B2 (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 難燃性樹脂組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19011384A Division JPS60144348A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 難燃性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5941360A JPS5941360A (ja) | 1984-03-07 |
| JPS6017454B2 true JPS6017454B2 (ja) | 1985-05-02 |
Family
ID=15521306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15156582A Expired JPS6017454B2 (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 難燃性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6017454B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS646553U (ja) * | 1987-06-30 | 1989-01-13 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0727265B2 (ja) * | 1986-11-04 | 1995-03-29 | ミノルタ株式会社 | 積層型感光体 |
| WO2008083975A1 (en) * | 2007-01-12 | 2008-07-17 | Isdin S.A. | Light-stabilized composition |
-
1982
- 1982-08-31 JP JP15156582A patent/JPS6017454B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS646553U (ja) * | 1987-06-30 | 1989-01-13 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5941360A (ja) | 1984-03-07 |
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