JPS60144305A - ポリビニルアルコ−ル膜およびその製造方法 - Google Patents

ポリビニルアルコ−ル膜およびその製造方法

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JPS60144305A
JPS60144305A JP58247458A JP24745883A JPS60144305A JP S60144305 A JPS60144305 A JP S60144305A JP 58247458 A JP58247458 A JP 58247458A JP 24745883 A JP24745883 A JP 24745883A JP S60144305 A JPS60144305 A JP S60144305A
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JP
Japan
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film
polyvinyl alcohol
pva
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less
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Kazuo Yamaura
山浦 和男
Hideji Matsuzawa
松沢 秀二
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリビニルアルコ−A/(以下PVA トHa
す。)膜の製造方法に関するもので、殊に従来技術では
不可能であった超薄膜の製造方法を提供するものである
PVA膜は、高透明性、酸系不透過性、液体混合成分分
離透過性、極低温電気絶縁性などに優れているために特
徴あるフィルム、メンブレンとして包装材料、ガスバリ
ヤ−材、分離膜、電気絶縁材料などに従来よシ用いられ
、あるいは最近注目され始めている。かかる膜材料は一
般に薄ければ薄いだけ、その機能性利用が大であり、用
途拡大が期待される。ところがffAは一般的にlF−
熱可塑性であって、製膜においては独立した薄膜(すな
わち支持フィルム上にコートするなど別のフィルム表面
に形成した薄膜ではなく PVA膜自体で膜構造形態を
維持する薄膜)を製造する仁とは非常に困難であった。
さらに詳しく説明すれば、通常の独立ポリマー膜の厚5
〜50μmに比較して遥かに薄い、たとえば厚2000
λ以下の薄膜を製造するためにはg!膜凍原液してのP
VA水溶液中のPVA濃度を非常に小さく、たとえば濃
度5 f/dl以下に、する必要がある。このような低
濃度の製膜原液を用いる場合には該原液が造膜能をほと
んど有しないために、押出口(ダイあるいはノズル)か
ら吐出された原液を膜状に独立延展することが非常に困
難であシ、したがって製膜することは事実上不可能であ
った。
本発明はこの問題点または欠点を解決したもので、シン
ジオタクト含量が50〜65%OPVA ヨシなるPV
A膜である。
本発明によればシンジオタクト含量が50〜65%のP
VAを使用するために、弾力性の優れた、しかも膜厚の
極めて薄い、たとえば10000λ以下、さらには50
00 A以下の独立薄膜を得ることができる。また20
00λ以下の超薄膜、さらには1000λ以下の極超薄
膜を得ることもできる。さらにまた得られた薄膜を延伸
することによって500λ以下、場合によっては300
λ以下とすることもできる。
本発明のPVA膜は、製膜原液としてシンジオタクト含
量が50〜65%、好ましくは52〜60%のPVA濃
度1 f/d1以上、ゲル化濃度以下の水溶液を使用す
ることによって得られる。
ここで製膜原液とは吐出されるほぼ直前の原液であり、
王としてPVAと水とからなる水溶液であるが、xチレ
ングリコール、ジメチルスルホキシドなどの溶剤が少量
(たとえばPVAに対して20重量%)含んでいてもよ
い。
製膜原液中のPVAのシンジオタクト含量は50〜65
%であることが必要で、50%以下では吐出された原液
は液滴となシ、膜が形成されないし、また65%以上で
は製膜原液がゲル化し、均一速度で吐出することができ
ない。
また製膜原液中のPVAの濃度はきわめて重要であシ、
本発明においては1 f//di以上、ゲル濃度以下の
水溶液であることが必要である。1 f/dl以下では
膜状に吐出することが困難となシ、また逆に濃度が高く
なシ、ゲル濃度を越えると、吐出が困難となシ、目的と
する薄膜を得ることができない。
ゲル濃度は製膜原液の温度、ffAの重合度などによっ
て異なるが、室温付近では約3.59,7dlである。
次に本発明のPVA濃度1の成膜法としては、独立薄膜
を得ることができる成膜法であればどのような方法でも
よいが、工業的見地からは押出成形が成形能率が高く、
好ましい。押出し成形としては製膜原液をパイプ状に押
出し、固化が進まぬ間にパイプ内部に圧縮空気を吹込み
、パイプを膨張させ、薄い円筒状のフィルムとするイン
フレーション成形や、Tダイを用い製膜原液を直接薄い
幅広いシート状に押出し膜とするシート押出成形などが
好適に用いられる。このようにして成膜されたPVA膜
はそのまま、あるいは延伸(たとえば1.5〜lO倍)
、熱処理(たとえばioo〜230℃)あるいは支持体
(たとえばフィルムあるいは板状体あるいは片)の上に
重ねるなどし、次で巻取りsるいは切取シなどされる。
本発明においてシンジオタクト含量が50〜65%のP
VAは、代表的にはトリフルオロ酢酸ビニルヲ通常のア
ゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベンシイμなどのラ
ジカ/l/重合触媒を用いて重合し、これをけん化する
ことによシ得られる。さらにまたトリフルオロ酢酸ビニ
ルに他の少量のビニルエステル、たとえば酢酸ビニルと
を共重合し、これをけん化することによシ得ることもで
きる。
得られたPVAの重合度は900以上、好ましくは15
00以上である。重合度が低すぎると、たとえば900
以下となると膜状に吐出するのが困難となる。また得ら
れたPVAのけん化度は水溶性であればとくに限定され
ないが、80モル%以上、好ましくは90モル%以上で
ある。本発明においては、このようなシンジオタクト含
量50〜65%のPVAにさらに通常のPVA膜あるい
はアニオン基、カチオン基などで変性されたPVA 、
さらには他の水溶性の膜形成性の樹脂、また成膜に必要
な界面活性剤などの各種添加剤を、本発明の目的が阻害
されない範囲内で併用することは自由である。
本発明においては弾力性に冨み、かつ極薄膜のPVA膜
を得ることができるが、これはシンジオタクト含量50
〜65%のPVAからなる#膜原液を製膜するとき、空
気との界面にシンジオタクトPVAが吸層し、集中する
ことに原因があると推定される。
このように本発明においては弾力性に冨み、かつ100
0Gλ以下、さらには6000λ以下、場合によっては
2000λ以下または100oλ以下、さらには延伸な
どによシ500λ以下または300^以下の#膜ないし
超薄膜のPVA膜を得ることができ、これらの膜は有機
誘導体コンデンサー、半導体絶縁封止層、分離w8(限
外濾過膜、逆浸透膜、ガス分離膜、液々分離M)として
有効に使用することができる。その他包装材料、ガスバ
リヤ−材、電気絶縁材料、光学用膜(偏光膜、赤外線遮
蔽膜)としても有効に使用することができる。
次に実施例により本発明をさらに説明するが、本発明状
実施例によシ何ら限定されるものではない。
実施例1 トリフルオロ酢酸ビニルを触媒として過酸化ベンゾイル
を使用してバルク重合し、次いでジエチレントリアミン
中でけん化して、PVA(重合度1570 、ケん化度
約100モlv%、Vンジオタクト含量55%(シンジ
オタクト含量は柑橘の方法によシ測定した値))を得た
このPVAの1〜3.59β水溶液を用いてインフレー
ション製膜のモデル実験を行なった。すなわち該溶液的
0.02CCを細いガラス管に吸い上げ、それをゆつく
シブローしてバルーン膜の形成性を調べた。その結果1
〜3.5117dlの濃度範囲で大型のバルーン膜が形
成されたが、とくに39./dlの水溶液でもつとも安
定なバルーン膜が形成された。全体が着色(光の干渉に
よる)した時点でブローを止め、室温下で、約20分間
放置し、水分を蒸発させ、乾燥膜を得た。この乾燥膜の
形状は次の表のとおシであった。また得られた乾燥膜は
紅色に着色した、透明で、弾力性のあるものであった。
表 使用したPVAの濃度は3 f/ellである。
この乾燥膜の赤外吸収スペクトルでの結晶化バンド11
40ci’の吸収はわずかじか認められなかったが、2
00℃で熱処理すると、1140dlで明確な吸収が認
められた。このことは未熱処理膜はわずかに結晶化して
いる程度でほとんど非晶質であることを示していると考
えられる。また未熟処理乾燥膜を偏光顕微鏡によシ観察
したが、配向がまったく認められなかった。
比較例1 酢酸ビニルをメタノール中で、触媒としてアゾビスイソ
ブチロニトリルを使用して溶液重合し、次いでメタノー
ル中で、触媒として苛性ソーダを用いてけん化してPV
A (重合度1700 、けん化度98.5モル%、シ
ンジオタクト含有量45%)ヲ得た。以下実施例1と同
様にしてブローしてバルーン膜の形成を調べたが、バル
ーン膜の形成線なく、水滴となって細管から落下するの
みであった。
特杵出願人 株式会社 り ラ し 代理人 本多 竪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シンジオタクト含量が50〜65%のポリビニル
    アルコールよシするポリビニルアルコール膜。
  2. (2)シンジオタクト含量が52〜60%のポリビニル
    アルコールである特許請求の範囲第1項記載のポリビニ
    ルアルコ−p膜。
  3. (3) ポリビニルアルコール系膜を製造するに際し、
    製膜原液としてシンジオタクト含量が50〜65%のポ
    リビニルアルコールの濃度1 f/d1以上、ゲル化濃
    度以下の水溶液を使用することを特徴とするポリビニル
    アルコール膜の製造方法。
  4. (4)シンジオタクト含量が52〜60%のポリビニル
    アルコールである特許請求の範囲第3項記載のポリビニ
    ルアルコール膜の製造方法。
JP58247458A 1983-12-30 1983-12-30 ポリビニルアルコ−ル膜およびその製造方法 Granted JPS60144305A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5641563A (en) * 1993-06-02 1997-06-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Nonwoven articles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5641563A (en) * 1993-06-02 1997-06-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Nonwoven articles
US5656333A (en) * 1993-06-02 1997-08-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method of producing nonwoven articles
US5883019A (en) * 1993-06-02 1999-03-16 Minnesota Mining And Manufacturing Co. Nonwoven articles
US6013587A (en) * 1993-06-02 2000-01-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Nonwoven articles

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