JP2019044048A - 水溶性フィルム及び薬剤包装体 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、ポリビニルアルコールをPVA、ポリビニルアルコール系樹脂を主成分とする水溶性フィルムをPVA系水溶性フィルムと略記することがある。
しかしながら、包装体製造時にヒートシール処理を施すと、シールされた包装体端部の溶解性が低下して水に不溶化する等の問題が生じることがある。また、ヒートシール処理には、時間を要するため製造効率が低下するという問題も生じてしまう。
一方、包装体製造時に水シール処理を施す場合、水を塗って圧着させるだけという単純な原理からシール処理にかかる時間が短くなり生産効率に優れる。
そのため、近年、包装体の製造時に水溶性フィルムを貼り合わせる際には、ヒートシール処理に代わって、水シール処理が用いられることが多くなっているが、上記特許文献1及び2に開示の水溶性フィルムでは、水シール処理時のシール性が十分ではなく、シール部分の密着が不十分となり、液漏れ等が生じる恐れがあったため、水シール処理を適用するためには更なる改良が求められていた。
更に、本発明では、前記水溶性フィルムを用いてなる薬剤包装体も提供するものである。
本発明は、かかる知見に基づき、有機フィラーと無機フィラーの含有割合が特定範囲であり、かつフィラーの含有量が特定範囲とする構成を見出したものである。このような構成とすることにより、フィルム表面における無機フィラーの凝集を抑制して水シール性に効果的な分散状態を形成することが可能となり、水シール性に優れるとともに、フィルムの弾性率、ブロッキング性等にもバランスよく優れるという本発明の効果が得られたものと推測される。
まず、本発明で用いられるPVA系樹脂(A)について説明する。
本発明で用いられるPVA系樹脂(A)としては、未変性PVAや変性PVA系樹脂が挙げられる。
本発明においては、PVA系樹脂(A)が、溶解性を長く保持できる点で、変性PVAであることが好ましく、更にはアニオン性基変性PVAであることが好ましく、特にはカルボキシル基変性PVAであることが好ましい。また、フィルム強度の点からは、アニオン性基変性PVAと未変性PVAを含有することが好ましく、特にはカルボキシル基変性PVAと未変性PVAを含有することが好ましい。
本発明の水溶性フィルムにおいては、フィラー(B)を含有させることが必要であり、水シール性改良の点から、有機フィラー(B1)と無機フィラー(B2)の両方を併用することが重要である。
なお、本発明の効果を損なわない範囲で、フィラー(B)としてハイブリッドフィラー等のその他のフィラー(B3)を含有してもよい。
かかる有機フィラー(B1)としては、主に高分子化合物の中から選択され、例えば、メラミン系樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレート系樹脂、ポリスチレン系樹脂の他、澱粉、ポリ乳酸等の生分解性樹脂等が挙げられる。これらのなかでも、ポリメチル(メタ)アクリレート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、澱粉、等の生分解性樹脂が好ましく、特にはPVAに対する分散性の点から澱粉が好ましい。
無機フィラー(B2)としては、例えば、シリカ(二酸化ケイ素)、珪藻土、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化ゲルマニウム、酸化スズ、酸化亜鉛等の酸化物系無機化合物や、タルク、クレー、カオリン、雲母、アスベスト、石膏、グラファイト、ガラスバルーン、ガラスビーズ、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、ウイスカー状炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドーソナイト、ドロマイト、チタン酸カリウム、カーボンブラック、ガラス繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、加工鉱物繊維、炭素繊維、炭素中空球、ベントナイト、モンモリロナイト、銅粉、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、硫酸鉄、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸アルミニウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、リン酸ナトリウム、クロム酸カリウム等が挙げられる。これらは、単独で、もしくは2種以上併せて用いることができる。
本発明においては、水シール性向上の点から、細孔構造による吸水補助作用とPVA樹脂との補強作用に優れる多孔質シリカを用いることがより好ましい。
上記のアマニ油による吸油量は、JIS K 5101−13−2に準拠して測定される。
なお、有機フィラー(B1)や無機フィラー(B2)として2種以上を用いる場合における平均粒子径は、それらの平均粒子径の平均値を有機フィラー(B1)または無機フィラー(B2)の平均粒子径とする。
上記のなかでも、水溶性フィルムの引張強度の点で融点が85℃以上、特には90℃以上のものが好ましい。なお、融点の上限は通常300℃、特には200℃が好ましい。
かかる可塑剤(C1)が少なすぎると水溶性フィルムが柔らかくなりすぎて、ブロッキングが生じやすくなる傾向があり、多すぎると水溶性フィルムが硬くなりすぎて、低湿環境下でもろくなる傾向がある。また、可塑剤(C2)が少なすぎると水溶性フィルムが硬くなりすぎる傾向があり、低湿環境下でもろくなる傾向があり、多すぎると水溶性フィルムが柔らかくなりすぎて、ブロッキングが生じやすくなる傾向がある。
かかる界面活性剤(D)の含有量については、PVA系樹脂(A)100重量部に対して0.01〜3重量部であることが好ましく、更に好ましくは0.1〜2.5重量部、特に好ましくは0.5〜2重量部である。かかる含有量が少なすぎると製膜装置のキャスト面と製膜した水溶性フィルムとの剥離性が低下して生産性が低下する傾向があり、多すぎると水溶性フィルムを包装体とする場合に実施するシール時の接着強度が低下する等の不都合を生じる傾向がある。
本発明においては、上記の通りPVA系樹脂(A)、好ましくは更に可塑剤(B)、必要に応じて更に、フィラー(C)及び界面活性剤(D)等を含有してなるPVA系樹脂組成物を得て、かかるPVA系樹脂組成物を、[I]溶解工程、[II]製膜工程、[III]巻取工程、の順序で製造してPVA系水溶性フィルムとする。
溶解工程では、上記PVA系樹脂組成物を水で溶解または分散して、製膜原料となる水溶液または水分散液を調製する。
上記PVA系樹脂組成物を水に溶解する際の溶解方法としては、通常、常温溶解、高温溶解、加圧溶解等が採用され、中でも、未溶解物が少なく、生産性に優れる点から高温溶解、加圧溶解が好ましい。
溶解温度としては、高温溶解の場合には、通常80〜100℃、好ましくは90〜100℃であり、加圧溶解の場合には、通常80〜130℃、好ましくは90〜120℃である。
溶解時間としては、溶解温度、溶解時の圧力により適宜調整すればよいが、通常1〜20時間、好ましくは2〜15時間、更に好ましくは3〜10時間である。溶解時間が短すぎると未溶解物が残る傾向にあり、長すぎると生産性が低下する傾向にある。
更に、溶解した後、得られたPVA系樹脂水溶液に対して脱泡処理が行われるが、かかる脱泡方法としては、例えば、静置脱泡、真空脱泡、二軸押出脱泡等が挙げられる。中でも静置脱泡、二軸押出脱泡が好ましい。
静置脱泡の温度としては、通常50〜100℃、好ましくは70〜95℃であり、脱泡時間は、通常2〜30時間、好ましくは5〜20時間である。
製膜工程では、溶解工程で調製した製膜原料を膜状に賦形し、必要に応じて乾燥処理を施すことで、含水率15%未満にしたPVA系水溶性フィルムに調整する。
製膜に当たっては、例えば、溶融押出法や流延法等の方法を採用することができ、膜厚の精度の点で流延法が好ましい。
流延法を行うに際しては、例えば、上記製膜原料を、T型スリットダイ等のスリットから吐出させ、エンドレスベルトやドラムロールの金属表面等のキャスト面に流延し、乾燥することにより本発明のPVA系水溶性フィルムを製造することができる。
流延後、キャスト面上で製膜原料を乾燥させるのであるが、乾燥にあたっては、通常、エンドレスベルトやドラムロールの金属表面等のキャスト面を加熱することにより行う。上記キャスト面の表面温度は、50〜150℃であることが好ましく、特に好ましくは60〜140℃である。かかる表面温度が低すぎると、乾燥不足でフィルムの含水率が高くなり、ブロッキングしやすくなる傾向があり、高すぎると製膜原料が発泡し、製膜不良となる傾向がある。
また、製膜時の乾燥においては、熱ロールによる乾燥、フローティングドライヤーを用いてフィルムに熱風を吹き付ける乾燥や遠赤外線装置、誘電加熱装置による乾燥等を併用することもできる。
巻取工程では、製膜工程でキャスト面等から剥離したPVA系水溶性フィルムを搬送して巻き取り、芯管(S1)に巻き取ることによりフィルムロールに調整する。
得られたフィルムロールは、そのまま製品として供給することもできるが、好ましくは所望サイズのPVA系水溶性フィルム幅に見合った長さの芯管(S2)に巻き取り直し、所望のサイズのフィルムロールとして供給することもできる。
芯管(S1)の内径は、3〜30cmが好ましく、より好ましくは10〜20cmである。
芯管(S1)の肉厚は、1〜30mmが好ましく、より好ましくは2〜25mmである。
芯管(S1)の長さは、PVA系水溶性フィルムの幅より長くすることが必要で、フィルムロールの端部から1〜50cm突出するようにするのが好ましい。
芯管(S2)の内径は、3〜30cmが好ましく、より好ましくは10〜20cmである。
芯管(S2)の肉厚は、1〜30mmが好ましく、より好ましくは3〜25mmである。
芯管(S2)の長さは、製品のPVA系水溶性フィルム幅と同等或いはそれ以上の長さのものであればよく、好ましくは同等〜50cm長いものである。
かかるスリットに当たっては、シェア刃やレザー刃などを用いてスリットされるが、好ましくはシェア刃でスリットすることがスリット断面の平滑性の点で好ましい。
熱処理については、通常熱ロールにて行うことができるが、その他、フローティングドライヤーを用いてフィルムに熱風を吹き付ける熱処理や遠赤外線装置、誘電加熱装置による熱処理等も挙げられる。本発明においては、熱ロールを用いて行うことが、生産性の点で好ましい。なお、熱ロールは、複数本用いることもできる。
かかる熱処理温度と時間は、フィルム溶解性低下の抑制と生産性を向上させる観点から高温で短時間の熱処理を行うことが好ましく、好ましくは90〜120℃で0.01〜5秒、特に好ましくは100〜115℃で0.05〜3秒である。
かかる凹凸加工に際しては、加工温度は、通常60〜150℃であり、好ましくは80〜140℃である。加工圧力は、通常2〜8MPa、好ましくは3〜7MPaである。加工時間は、上記加工圧力、製膜速度にもよるが、通常0.01〜5秒であり、好ましくは0.1〜3秒である。
また、必要に応じて、凹凸加工処理の後に、熱によるフィルムの意図しない延伸を防止するために、冷却処理を施してもよい。
このようにして、本発明のPVA系水溶性フィルムを製造することができる。
なお、上記含水率は、JIS K 6726 3.4に準拠して測定され、得られた揮発分の値を含水率とする。
帯電防止剤としては、例えば、アルキルジエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、高級脂肪酸アルカノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル等が使用される。
保護パットの形状は、フィルムロールにあわせて、円盤状のシート、フィルムが実用的である。保護効果を顕著にするため発泡体、織物状、不織布状等の緩衝機能を付加させるのが良い。又、湿度からフィルムロールを守るため乾燥剤を別途封入したり、前記保護パットに積層又は混入したりしておくこともできる。
保護パットの素材はプラスチックが有利であり、その具体例としては、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
市販されているシート状乾燥剤の例としては、株式会社アイディ製の「アイディシート」や品川化成株式会社製の「アローシート」、「ゼオシート」、ハイシート工業株式会社製の「ハイシートドライ」等がある。
ブラケットはベニヤ板やプラスチック板からなるものであり、その大きさはブラケットの4辺がフィルムロールの直径より大きいものであればよい。
また、上記一対のブラケットがぐらつかないように、両者を結束テープで固定するのが有利であり、そのときテープの移動や弛みが起こらないようにブラケットの側面(厚さ部分)にテープ幅と同程度のテープズレ防止溝を設けて置くのも実用的である。
本発明の薬剤包装体は、PVA系樹脂(A)を主成分とする水溶性フィルムからなる薬剤包装体であり、水溶性フィルムで薬剤を内包し包装体とする。
内包する薬剤としては、特に制限はなく、アルカリ性、中性、酸性のいずれであっても良く、薬剤の形状も顆粒、錠剤、粉体、粉末、液状等いずれの形状でも良いが、特には、水に溶解又は分散させて用いる薬剤が好ましく、とりわけ液体洗剤を包装するのに有用である。
液体洗剤包装体は、保存の際には液体洗剤を内包した形状が保持されている。そして、使用時(洗濯時)には、包装体(水溶性フィルム)が水と接触することにより、包装体が溶解して内包されている液体洗剤が包装体から流出することとなる。
液体洗剤包装体の大きさは、通常長さ10〜50mm、好ましくは20〜40mmである。
また、PVA系水溶性フィルムからなる包装体のフィルムの厚みは、通常10〜120μm、好ましくは15〜110μm、より好ましくは20〜100μmである。
内包される液体洗剤の量は、通常5〜50mL、好ましくは10〜40mLである。
しては、公知の方法を採用することができる。
例えば、2枚のPVA系水溶性フィルムを用いて貼り合わせることにより製造され、成型装置の下部にある金型の上に、フィルム(ボトムフィルム)を固定し、装置の上部にもフィルム(トップフィルム)を固定する。ボトムフィルムをドライヤーで加熱し、金型に真空成型し、その後、成型されたフィルムに液体洗剤を投入した後、トップフィルムとボトムフィルムを圧着する。圧着した後は真空を解放し、包装体を得ることができる。
フィルムの圧着方法としては、例えば、(1)熱シールする方法、(2)水シールする方法、(3)糊シールする方法などが挙げられ、中でも(2)水シールする方法が汎用的で生産性に優れる点で有利である。
本発明のPVA系水溶性フィルムは、水シール強度に優れるため、水シールする方法に特に好適に用いられる。
また、液体洗剤の水分量が15重量%以下であることが好ましく、特には0.1〜10重量%、更には0.1〜7重量%であるものが好ましく、水溶性フィルムがゲル化したり不溶化することがなく水溶性に優れることとなる。
液体薬剤は、流動性で、容器に合わせて形を変える液状の薬剤であれば、その粘度は特に限定されないが、好ましくは10〜200mPa・sである。なお、かかる液体薬剤の粘度は、常温下におけるB型回転粘度計にて測定される。
限り以下の実施例に限定されるものではない。
尚、例中「部」、「%」とあるのは、重量基準を意味する。
PVA系樹脂(A)として、カルボキシル基変性PVA(A1)(20℃における4%水溶液粘度22mPa・s、平均ケン化度94モル%、マレイン酸モノメチルエステルによる変性量2.0モル%)90部、未変性PVA(A2)(20℃における4%水溶液粘度18mPa・s、平均ケン化度88モル%)10部、フィラー(B)として、澱粉(B1)(平均粒子径20μm)7部、シリカ(B2)(多孔質シリカ、平均粒子径6μm、吸油量280ml/100g)1部、可塑剤(C)として、ソルビトール(C1)20部、グリセリン(C2)20部、界面活性剤(D)として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルモノエタノールアミン塩2部、及び水を混合して、溶解処理をし、澱粉およびシリカが分散したPVA水溶液(固形分濃度22%)を得た。
得られたPVA水溶液をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に流延し、105℃の乾燥室を通過させて乾燥し、厚さ80μmのPVA系水溶性フィルムを得た。
上記で得られたPVA系水溶性フィルムについて、下記に示す方法に従いフィルムの物性を測定し評価した。結果を下記の表1に示す。
(測定試験片の調製)
上記で得られたPVA系水溶性フィルムを23℃、40%RHの環境下で24時間調湿した後、フィルムの幅方向における中央部から、一辺が流れ方向と平行となるように50mm×50mmの正方形状にフィルムを切り出し、PVA系水溶性フィルム(I)とした。また、フィルムの幅方向における中央部から、流れ方向と平行な一辺が70mm、幅方向と平行な一辺が15mmの長方形となるようにフィルムを切り出し、PVA系水溶性フィルム(II)とした。
上記で水シールしたPVA系水溶性フィルムを10秒間静置した後、下部のPVA系フィルム(I)を基板ガラスに固定し、上部のPVA系フィルム(II)の端面にバネ測りを取り付け、上方に2mm/秒の速さで引っ張ることで、剥離強度(g/15mm)を測定し、下記の通り評価した。水シール部分の剥離強度が大きいほど、シール部分の密着性が高く、水シール性に優れる。なお、測定は、23℃、40%RH環境下で行った。結果を下記表1に示す。
○・・・140g/15mm以上
×・・・140g/15mm未満
上記で得られたPVA系水溶性フィルムの8%弾性率を、JIS K 7127(1999年)に準拠して測定した。即ち、PVA系フィルムを測定前に23℃、50%RH調湿条件下に24時間放置した後、この環境下で島津製作所社製のオートグラフAGS−H(解析ソフトは島津製作所社製 Factory SHiKiBU2000)を用いて、引張速度200mm/分で測定した(フィルム幅15mm、チャック間距離50mm)。結果を下記表1に示す。
フィルムの弾性率は包装体の張りや外観に影響し、弾性率が低すぎるとフィルムの柔軟性や靱性が低下し、張りのある外観良好な包装体が得られにくくなる。
〔8%弾性率〕
○・・・20MPa以上
×・・・20MPa未満
これに対して、有機フィラーと無機フィラーの含有比率が特定範囲を満足しない比較例1〜4の水溶性フィルムにおいては、水シール性に劣ることがわかる。
Claims (5)
- ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびフィラーを(B)を含有する水溶性フィルムであって、フィラー(B)として有機フィラー(B1)および無機フィラー(B2)を含有し、有機フィラー(B1)および無機フィラー(B2)の含有比率(重量比:B1/B2)が4〜15であり、かつフィラー(B)の含有量がポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して1〜25重量部であることを特徴とする水溶性フィルム。
- 無機フィラー(B2)が酸化物系無機化合物であることを特徴とする請求項1記載の水溶性フィルム。
- 有機フィラー(B1)と無機フィラー(B2)の平均粒子径比率(B1/B2)が0.05〜50であることを特徴とする請求項1または2記載の水溶性フィルム。
- 薬剤包装に用いることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の水溶性フィルム。
- 請求項1〜4いずれか記載の水溶性フィルムで、液体洗剤を包装してなることを特徴とする薬剤包装体。
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