JPS6014405B2 - 磁気デイスク - Google Patents
磁気デイスクInfo
- Publication number
- JPS6014405B2 JPS6014405B2 JP9452679A JP9452679A JPS6014405B2 JP S6014405 B2 JPS6014405 B2 JP S6014405B2 JP 9452679 A JP9452679 A JP 9452679A JP 9452679 A JP9452679 A JP 9452679A JP S6014405 B2 JPS6014405 B2 JP S6014405B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holes
- magnetic disk
- substrate
- lubricant
- ferromagnetic film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、磁気ディスク装置用記録媒体として使用され
る磁気ディスクに関する。
る磁気ディスクに関する。
従来、磁気ディスク1としては、第3図及び第4図に示
すように、表面研磨した基板2の上に強磁性膜3を塗布
形成したものや、強磁性膜3の上に更に保護膜5を設け
たものが知られていた。
すように、表面研磨した基板2の上に強磁性膜3を塗布
形成したものや、強磁性膜3の上に更に保護膜5を設け
たものが知られていた。
一方、磁気ディスクーに対し読み書きを行なう磁気ヘッ
ドは不動作時に磁気ディスクーと接触しており、動作時
にはディスク1の回転に伴なう空気流を利用してディス
クー上に浮上して読み書きを行なうコンタクト・スター
ト・ストップ型のものが使用され始めているが、コンタ
クト・スタート・ストップ型の磁気ヘッドはヘッドとデ
ィスク1が接触するために、ディスクーの表面及びヘッ
ドのディスク1と対向する面に摩耗による傷が発生し、
ビットエラー等の記録再生特性の悪化現象を招来する可
能性がある。そこで、従来はディスク1の表面、即ち強
磁性膜3あるいは保護膜5上に潤滑剤7を塗布し、ヘッ
ドとディスク1の接触に伴なう傷の発生を防止している
が、ディスク使用中における潤滑剤7の蒸発等による潤
滑効果の低下を防止するために強磁性膜3あるいは保護
膜5の表面に微小な孔6を多数穿設し、該孔6に潤滑剤
7を含浸させ、潤滑効果の長寿命化を図っていた。しか
し、近来磁気ディスクーの高密度化に伴ない、基板2上
の強磁性膜3及び保護膜5は蒸着又はスパッタ等により
極めて薄い薄膜状に形成されるようになり、従来のよう
に潤滑剤7の含浸用の孔6を穿設することが困難な状況
になって来ている。本発明は、上記事情に鑑み、表面に
多数の孔を有する基板を有し、該基板に表面形状に沿っ
た形の薄膜層を形成し、薄膜層表面に前記基板表面の孔
に対応した形で潤滑剤含浸用の孔を形成して構成した磁
気ディスクを提供することを目的とするものである。
ドは不動作時に磁気ディスクーと接触しており、動作時
にはディスク1の回転に伴なう空気流を利用してディス
クー上に浮上して読み書きを行なうコンタクト・スター
ト・ストップ型のものが使用され始めているが、コンタ
クト・スタート・ストップ型の磁気ヘッドはヘッドとデ
ィスク1が接触するために、ディスクーの表面及びヘッ
ドのディスク1と対向する面に摩耗による傷が発生し、
ビットエラー等の記録再生特性の悪化現象を招来する可
能性がある。そこで、従来はディスク1の表面、即ち強
磁性膜3あるいは保護膜5上に潤滑剤7を塗布し、ヘッ
ドとディスク1の接触に伴なう傷の発生を防止している
が、ディスク使用中における潤滑剤7の蒸発等による潤
滑効果の低下を防止するために強磁性膜3あるいは保護
膜5の表面に微小な孔6を多数穿設し、該孔6に潤滑剤
7を含浸させ、潤滑効果の長寿命化を図っていた。しか
し、近来磁気ディスクーの高密度化に伴ない、基板2上
の強磁性膜3及び保護膜5は蒸着又はスパッタ等により
極めて薄い薄膜状に形成されるようになり、従来のよう
に潤滑剤7の含浸用の孔6を穿設することが困難な状況
になって来ている。本発明は、上記事情に鑑み、表面に
多数の孔を有する基板を有し、該基板に表面形状に沿っ
た形の薄膜層を形成し、薄膜層表面に前記基板表面の孔
に対応した形で潤滑剤含浸用の孔を形成して構成した磁
気ディスクを提供することを目的とするものである。
以下、図面に示す一実施例に基き、本発明を具体的に説
明する。
明する。
磁気ディスク1は、第1図に示すように、表面に多数の
孔2aを有する多孔性の材料であるセラミックからなる
基板2を有しており、基板2の上には薄膜層である強磁
性膜3が蒸着又はスパッタ等により形成されている。
孔2aを有する多孔性の材料であるセラミックからなる
基板2を有しており、基板2の上には薄膜層である強磁
性膜3が蒸着又はスパッタ等により形成されている。
強磁性膜3は基板2の表面形状に沿った形で形成されて
おり、基板2の孔2aと対応する位置には同様の孔3a
が形成されている。強磁性膜3の上には潤滑剤7が塗布
されており、潤滑剤7は強磁性膜3の孔3aに含浸した
形で強磁性膜3の表面を被覆している。本発明は、以上
のような構成を有するので、磁気ディスク1を製造する
際には、表面が研摩されたセラミックの基板2の上に強
磁性膜3を形成するが、セラミックは多孔性材料である
ために、研摩することにより表面に、第1図に示すよう
に、多数の孔2aが露出する。また、強磁性膜3は蒸着
又はスパッタ等により極めて薄く形成されるので、その
表面が基板2の表面形状に沿った形態となり、従って基
板2上の孔2aに対応する部分には強磁性膜3の表面に
も孔3aが形成される。次に、膜3の上に潤滑剤7を塗
布すると、潤滑剤7は膜3の孔3aに含浸されると共に
膜3の表面を薄く被覆する。この状態で、磁気ディスク
1を使用するが、使用中にディスクーの表面の潤滑剤7
が蒸発等により減少して来ても、孔3a中に含浸された
潤滑剤が強磁性膜3上に浸み出して来て、潤滑効果が低
下することを防止することができる。なお、上述の実施
例は、磁気ディスク1が基板2及び薄膜層である強磁性
膜3等からなる場合について述べたが、第2図に示すよ
うに、薄膜層を強磁性膜3及び該膜3上に蒸着、スパッ
タ等により形成された保護膜5により構成してもよく、
この場合潤滑剤7は、保護膜5上で基板2の孔2a及び
強磁性膜3の孔3aと対応する部分に形成された孔5a
に含浸された形で保護膜5の表面を被覆する。
おり、基板2の孔2aと対応する位置には同様の孔3a
が形成されている。強磁性膜3の上には潤滑剤7が塗布
されており、潤滑剤7は強磁性膜3の孔3aに含浸した
形で強磁性膜3の表面を被覆している。本発明は、以上
のような構成を有するので、磁気ディスク1を製造する
際には、表面が研摩されたセラミックの基板2の上に強
磁性膜3を形成するが、セラミックは多孔性材料である
ために、研摩することにより表面に、第1図に示すよう
に、多数の孔2aが露出する。また、強磁性膜3は蒸着
又はスパッタ等により極めて薄く形成されるので、その
表面が基板2の表面形状に沿った形態となり、従って基
板2上の孔2aに対応する部分には強磁性膜3の表面に
も孔3aが形成される。次に、膜3の上に潤滑剤7を塗
布すると、潤滑剤7は膜3の孔3aに含浸されると共に
膜3の表面を薄く被覆する。この状態で、磁気ディスク
1を使用するが、使用中にディスクーの表面の潤滑剤7
が蒸発等により減少して来ても、孔3a中に含浸された
潤滑剤が強磁性膜3上に浸み出して来て、潤滑効果が低
下することを防止することができる。なお、上述の実施
例は、磁気ディスク1が基板2及び薄膜層である強磁性
膜3等からなる場合について述べたが、第2図に示すよ
うに、薄膜層を強磁性膜3及び該膜3上に蒸着、スパッ
タ等により形成された保護膜5により構成してもよく、
この場合潤滑剤7は、保護膜5上で基板2の孔2a及び
強磁性膜3の孔3aと対応する部分に形成された孔5a
に含浸された形で保護膜5の表面を被覆する。
また、孔3a,5aの大きさは、基板2の孔2aを適宜
な大きさに形成することにより調整することができるの
で、ビットエラーや磁気ヘッドの浮上性の悪化を招くこ
とはない。以上説明したように、本発明によれば、磁気
ディスク1の基板2に、表面に多数の孔2aを有するセ
ラミック等の多孔性の材料を用いたので、強磁性膜3や
保護膜5等の薄膜層の表面に潤滑剤舎浸用の孔3a又は
5aを形成することができ、蒸着、スパッタ等により形
成される強磁性膜3や保護膜5等の薄膜層を有する磁気
ディスク1の潤滑効果を長期にわたって維持することが
可能となる。
な大きさに形成することにより調整することができるの
で、ビットエラーや磁気ヘッドの浮上性の悪化を招くこ
とはない。以上説明したように、本発明によれば、磁気
ディスク1の基板2に、表面に多数の孔2aを有するセ
ラミック等の多孔性の材料を用いたので、強磁性膜3や
保護膜5等の薄膜層の表面に潤滑剤舎浸用の孔3a又は
5aを形成することができ、蒸着、スパッタ等により形
成される強磁性膜3や保護膜5等の薄膜層を有する磁気
ディスク1の潤滑効果を長期にわたって維持することが
可能となる。
第1図は本発明による磁気ディスクの一実施例を示す断
面図、第2図は本発明による磁気ディスクの他の実施例
を示す断面図、第3図及び第4図は従来の磁気ディスク
を示す断面図である。 1・・・・・・磁気ディスク、2・・・・・・基板、2
a,3a,5a…・・・孔、3・・・・・・強磁性膜、
5・・・・・・保護膜。 弟?図 第2図 第三図 死4図
面図、第2図は本発明による磁気ディスクの他の実施例
を示す断面図、第3図及び第4図は従来の磁気ディスク
を示す断面図である。 1・・・・・・磁気ディスク、2・・・・・・基板、2
a,3a,5a…・・・孔、3・・・・・・強磁性膜、
5・・・・・・保護膜。 弟?図 第2図 第三図 死4図
Claims (1)
- 1 表面に多数の孔を有する多孔性の材料からなる基板
を有し、、該基板に基板の表面形状に沿った形の強磁性
薄膜層を形成し、該強磁性薄膜層上に前記基板表面の孔
に対応した形で潤滑剤含浸用の孔を形成して構成した磁
気デイスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9452679A JPS6014405B2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 磁気デイスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9452679A JPS6014405B2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 磁気デイスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5619527A JPS5619527A (en) | 1981-02-24 |
JPS6014405B2 true JPS6014405B2 (ja) | 1985-04-13 |
Family
ID=14112767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9452679A Expired JPS6014405B2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 磁気デイスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014405B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5990234A (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-24 | Hitachi Ltd | 磁気デイスク |
JP2594532B2 (ja) * | 1984-05-08 | 1997-03-26 | 日本電気株式会社 | 磁気デイスク及びその製造方法 |
JPH056570Y2 (ja) * | 1984-10-12 | 1993-02-19 |
-
1979
- 1979-07-25 JP JP9452679A patent/JPS6014405B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5619527A (en) | 1981-02-24 |
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