JPS60143598A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱陰極形の放電灯を自励形のトランジスタイン
バータを用いて点灯する放電灯点灯装置に関するもので
おる。

従来、この種装置において、放電灯を比較的頻繁に点滅
するものにちっては放電灯のフィラメントを常時加熱し
ておくようにしたものが提案されている。しかしながら
、このようなものは、自励形のトランジスタインバータ
の始動用あるいは発振用のベース電流を直流電源の一端
およびトランジスタのベース・エミッタ回路の間に設け
たベース抵抗を介して得ていた。このため、このベース
抵抗による電力損失が大きく、装置全体の効率を低下さ
せる要因となっていた。

本発明は、このような従来装置の問題を解消するために
なされたもので、ベース抵抗による電力損失をなくして
、効率向上を図れる放電灯装置を提供することを目的と
するものである。

本発明は、自励形トランジスタインバータのインバータ
トランスにトランジスタのベース電流供給用の帰還巻線
を設け、この帰還巻線からのべ一イラメ／トを常時加熱
する高周波出力のフィラメント加熱装置を設け、前記ト
ランジスタインバータの始動用のベース電流を前記帰還
巻線から得るようにしたことを特徴とするものである。

すなわち、本発明は常時高周波電力を出力している一対
のフィラメント巻線間の浮遊容量にょシインバータトラ
ンスの出力巻線にも出力が生じ、このため、帰還巻線Ｖ
Ｃ４電圧が生じるのを巧に利用するもので、この結果、
従来必要とされていた始動用のベース抵抗を不要とし、
ベース抵抗による電力損失をなくしたものである。もと
より、浮遊容量による電力損失はないからベース抵抗に
よる電力損失の分だけ効率を向上できるものである。

なお、本発明においてフィラメント加熱装置の出力周波
数は浮遊容１−ＶＣよる上述の利益を受けることができ
るものでちることを要するが、周知のたとえばＥ・エコ
アを突合わせてなるコアの中央脚に入力巻線を巻装し、
この入力巻線上に一対のフィラメント巻線を並設あるい
は重ねて設けた出カドランスを用いる場合には、可聴周
波数以上でちれば十分である。なお、要すれば、一対の
フィラメントそれぞれの一端間にコンデンサを設け、こ
のコンデンサを介してインバータトランスの出力巻線に
電圧が生じるようにしてもよいものである。この場合に
も、前記コンデンサによっては電力損失を生じないから
、効率を向上できることは明らかである。

また、本発明においてインバータトランスの出力巻線お
よび放電灯の間の距離、フィラメント加熱装置および放
電灯の間の距離は配線間の浮遊容量等によｐ高周波電圧
を減衰させて、上述の利益を受けることができなくなる
ことがないような範囲でおる。

さらに、本発明において自励形のトランジスタインバー
タはスイッチング用のトランジスタ、このトランジスタ
のスイッチング出力を入力し、出力にて放電灯を付勢す
るインバータトランスヲ有してなることを要するもので
、三方式でも一方式でもよいものである。

以下、本発明の一実施例を図を参照して説明する。（１
）は熱陰極形の放電灯たとえばけい光ランプである。（
２）は自励形のトランジスタインバータで、スイッチン
グ用のトランジスタ（３）　、　（４）、これらトラン
ジスタ（３）　、　（４１のスイッチング出力を入力し
出力にて前記放電灯（１）を付勢するインバータトラン
ス（５）を有するものである。すなわち、前記インバー
タトランス（５）は入力巻線（６）および出力巻線（７
）を有し、さらに前記一対のトランジスタ（３）　、　
（４）を交互にスイッチングさせるための信号を出力す
制御巻線（８）を有してなるものでおる。また、本実施
例においてインバータトランス（５）はり一ケージ形に
形成すれ、リーケージインダクタンスを前記放電灯（１
）のバラストとして利用している。このようなトランジ
スタインバータ（２）自体は周知のプッシュプル形イン
バータでア）、並列共振回路の作用により、たとえば３
０　ＫＨｚ　９度の可聴周波数以上の正弦波交流電圧を
出力するものである。（９）は帰還巻線で前記インバー
タトランス（５）に設けられ、インバータ（２）の出力
の一部を帰還して前記トランジスタ（３）　、　（４）
のベース電流源となるものでおる。ａ〔はダイオード、
ダイオードブリッジ等からなる整流装置であり、←の、
α２はそれぞれ限流用の抵抗であル。この帰還巻線（９
）はインバータトランス（５）の出力巻線（７）と相対
的に密結合することが好ましいが、入力巻ｉ！＃　（６
）と相対的に密結合させることも可能であシ、特にイン
バータトランス（５）のり一ケージインダクタンスが小
さい場合には帰還巻線（９）の巻き位置は比較的自由で
らる。α騰は制御装置で前記帰還巻線（９）によるベー
ス電流の供給を制御することによって、トランジスタイ
ンバータ（２）の作動を制御し、もって、前記放電灯（
１）を点滅させるものでちる。本実施例においては、前
記整流装置ａ０の出力端子間を短絡可能なトランジスタ
（１４）と、このトランジスタαａをオン・オフ制御す
る制御器０■とからなるものでおる。前記制御器ａＱは
手動操作されるもの、予め記憶されたプログラムに応じ
た信号を出力するもの、あるいはテレビ信号等の映像信
号の輝度に応じた信号を出力するもの等のいずれでもよ
いものでちる。なお、制御装置Ｇ階は、前記帰還巻線（
９）あるいは整流装置ＱＯ）の出力端子と直列にスイッ
チを設け、このスイッチにより出力をしゃ断するような
ものであってもよいものである。ａｏはフィラメント加
熱装置でちって、前記放電灯（１）のフィラメントに対
応して一対のフィラメント巻線αカ、峙を有してな夛、
高周波電力を出力して前記フィラメントを常時加熱する
ものである。

本実施例においては、前記トランジスタインバータ（２
）と同様な高周波発生装置を用いて構成することができ
る高周波電源（１埠と、前記フィラメント巻５（１７）
、α樟を有するトランス（２０とからなるものである。

本実施例において、放電灯（１）が１個であるためフィ
ラメント巻線αη、ａ槌は２個であるが、放電灯が２個
以上設けられる場合には共通のフィラメント加熱装置に
て複数個の放電灯のフィラメントを加熱することができ
、この場合にはフィラメント巻線は増加されるものであ
る。

つぎに作用を述べる。フィラメント加熱装置ａυの高周
波電源翰が作動すると、放電灯（１）のフィラメントは
予熱される。このとき、フィラメント巻線（＋７）　、
　（１８）には高周波電圧が生じておシ、また、図示０
１）［代表されるような浮遊容量が高周波に対して低イ
ンピーダンスを呈するため、フィラメント加熱装置（１
ｅの高周波電圧がインバータトランス（５）の出力巻線
（７）に加わる。とのため、出力巻線（７）および帰還
巻線（９）に電圧が生じる。制御装置０［株］のトラン
ジスタＩがオンしている期間は、トランジスタインバー
タ（２）のトランジスタ（３）　、　（４１Ｋベース電
流が供給されず、インバータ（２）は作動しないから放
電灯（１）は始動、点灯し得ない。ついで、制御装置側
のトランジスタａ荀がオフすると、インバータ（２）の
トランジスタ（３）　、　（４）は帰還巻線（９）の出
力にょシ整流装置ａＯ）、限流用抵抗（１１）　、　（
１’；！Ｊを介して始動用のベース電流を供給されて発
振を開始する。発振を開始すると、帰還巻線（９）には
相対的に大きな電圧が生じ、以後この帰還巻線（９）の
出力によりトランジスタ（３）　、　（４）は十分なベ
ース電流を供給されるようになる。この結果、放電灯（
１）は十分高い始動電圧を供給されて始動点灯するので
ある。放電灯（１）はフィラメント加熱装置（ＩＩ′／
Ｃよシフィラメントを予熱されているから、コールドス
タートによる寿命劣化を解消できるものである。また、
上記説明から明らかなように、トランジスタインバータ
は帰還巻線（９）から始動用のベース電流を供給されて
、作動を開始するものであるから、従来必要とされてい
た入力電源の一端およびトランジスタ（３）（４）ノベ
ース・エミッタ回路の間のベース抵抗全不要にでき、し
たがって、このベース抵抗による電力損失をなくすこと
ができる。

以上詳述したように本発明は、放電灯のフィラメントを
常時高周波電力で加熱するフイラメ／ト巻線間の浮遊容
量を巧に利用し、自励形トランジスタインバータの始動
用のベース抵抗をなくしたので、このベース抵抗におけ
る電力損失をなくすことができ、したがって、装置全体
の効率向上を図れる放電灯点灯装置を提供できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す回路図である。 （１）・・・放電灯、（２）・・・トランジスタインバ
ータ、（９）・・・帰還巻線、（１■・・・制御装置、
（Ｌｅ・・・フィラメント加熱装置。 特許出願人　東芝電材株式会社 代理人　弁理士　小野田芳弘 図面の浄書（内容に変更なし） １．事件の表示 昭和５８年特許願第２４９６７７号 ２、発明の名称 放電灯点灯装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 東京都港区三田１丁目４番２８号 （３７５）東芝電材株式会社 代表者　佐藤大六 ４、代　理　人 〒２１０ 神奈川県川崎市幸区堀川町７２番地 東芝電材株式会社　堀用町事業場内 願書、明細書および図面 ６、補正の内容 （１）願書を別紙のとおり訂正する（浄書、内容に変更
なし）。 （２）明細書全文を別紙のとおり訂正する（浄書、内容
に変更なし）。 （３）図面を別紙のとおり訂正する（浄書、内容に変更
なし）。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱陰極形の放電灯と、 直流電圧をスイッチングするトランジスタ、入力巻線に
   上記トランジスタのスイッチング出力を供給され出力巻
   線の出力にて上記放電灯を付勢すルインバータトランス
   を有してなる自励形のトランジスタインバータと、 上記インバータトランスに設けられ出力を上記トランジ
   スタのベース電流として供給する帰還巻線と、 この帰還巻線の出力による上記トランジスタへのベース
   電流供給を制御して上記放電灯を点滅させる制御装置と
   、 上記放電灯の各フィラメントに対応した一対のフィラメ
   ント巻線を有し高周波電力を出力して上記フィラメント
   を常時加熱するフィラメント加熱装置と、 を具備し、前記トランジスタインバータハトランジスタ
   の始動用のベース電流を前記帰還巻線から得るものであ
   ることを特徴とする放電灯点灯装置。