JPS6014342Y2 - 農林機器のハンドル装置におけるグリップ取付構造 - Google Patents

農林機器のハンドル装置におけるグリップ取付構造

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JPS6014342Y2
JPS6014342Y2 JP7712276U JP7712276U JPS6014342Y2 JP S6014342 Y2 JPS6014342 Y2 JP S6014342Y2 JP 7712276 U JP7712276 U JP 7712276U JP 7712276 U JP7712276 U JP 7712276U JP S6014342 Y2 JPS6014342 Y2 JP S6014342Y2
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JP
Japan
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grip
handle pipe
agricultural
handle
pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP7712276U
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JPS52168827U (ja
Inventor
義正 岡田
Original Assignee
新ダイワ工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 新ダイワ工業株式会社 filed Critical 新ダイワ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案では、刈払機、チェンソーなど各種の農林機器に
備えるハンドル装置におけるグリップの回り止め及び抜
は止めを図り、グリップをハンドルパイプに取付ける構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、農林機器のハンドル装置におけるグリップをハン
ドルパイプに取付ける構造としては、ねじ部品をグリッ
プに焼き付けてハンドルパイプに装着しているものがあ
ったが、焼付は部分が剥がれ易く、且つ製造コストが高
いものであった。
他の従来技術として円形断面のハンドルパイプにグリッ
プを接着や焼付けにより装着したものがあったが、これ
もグリップがハンドルパイプから剥がれ易く、剥がれた
場合には、グリップが回ったり抜けてしまうので、農林
作業に支障を来たし、農林作業に危険を伴うものであっ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、前記した従来技術の欠点を解決しようとして
なされたもので、農林機器のハンドル装置において簡単
な構造で容易な取付作業にてグリップをハンドルパイプ
に確実に取付けることによりグリップの回り止め及び抜
は止めを図ったものである。
(2) 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、前記の問題点を解決するために、ハンドルパ
イプとグリップとで構成する農林機器のハンドル装置に
おいて、前記ハンドルパイプは略C字状に曲成して、そ
の両先端周縁部には廻り止め部をつぶし形成し、前記グ
リップは長手力向両先端部に前記廻り止め部を形成した
ハンドルパイプの各先端周縁部が嵌合しうる穴を穿設す
ると共に、該グリップの両穴に前記ハンドルパイプの両
先端部を各々着脱可能な状態に嵌合固着し、前記グリッ
プを農林機器から遠ざかるよう位置してノ\ンドルパイ
プを農林機器に枢着するよう構成したものである。
〔作 用〕
ハンドルパイプはグリップの両端部が嵌合する部分に一
対の回り止め部を設け、各回り止め部はつぶすことによ
って、ハンドルパイプ自体の直径より突出させることが
できるため、第1にハンドルパイプの回り止め部とグリ
ップの穴とが、該回り止め部の横断面の全周にわたって
且つ凹凸の噛み合い状態で接触しており、しかも広い面
積で接触しているから、ハンドルパイプに対するグリッ
プの回り止めを確実になすことができる。
第2にグリップの穴の設けられている部分がその横断面
積の割に高い曲げ剛性を示すので、グリップはハンドル
パイプに対し軸線方向に位置ずれを起こしたりグリップ
全体がその軸線をくの字形に曲げることによりハンドル
パイプの回り止め部から抜は出ようとするということが
なくなり、従ってグリップはその穴とハンドルパイプの
回り止め部との嵌合状態を維持することができ、従って
グリップの回り止め及び抜は止めを一層確実ならしめ得
る。
また第3にハンドルパイプの回り止め部はハンドルパイ
プの通常直径部分の先端に該直径よりも突出した部分を
構成するから、ハンドルパイプの通常直径部分に対応す
るグリップの先端部分がハンドルパイプの回り止め部の
肩に衝合するので、グリップはハンドルパイプから抜け
にくくなっている。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案のグリップ取付構造を適用した刈払機の
全体斜視図である。
1は一端に原動機3を設けたアウタパイプで、該アウタ
パイプ1の他端部には刈刃支持具5を介して刈刃7が回
転自在に装着されている。
アウタパイプ1には本考案の適用されたハンドル装置9
を装着しである。
第2図は該ハンドル装置9を詳細に示す断面図である。
該ハンドル装置9は外形が概略C形をなすハンドルパイ
プ11を有し、該ハンドルパイプ11の中央部は刈払機
のアウタパイプ1に取付けられており、該ハンドルパイ
プ11の両端部には該ハンドルパイプ11をつぶして該
ハンドルパイプ11自体の直径よりも突出した部分とハ
ンドルパイプ11自体の直径よりも陥没した部分とから
なる回り止め部13が設けられている。
一方、グリップ15には、その両端部に、回り止め部1
3に対応する形状の穴を設けである。
即ちグリップ15の穴の断面形状をみると、ハンドルパ
イプ11の回り止め部13のうちハンドルパイプ11の
直径から突出した部分に対応するグリップ15の穴の部
分は、径方向に凹陥しており、ハンドルパイプ11の回
り止め部13のうちハンドルパイプ11の直径から陥没
した部分に対応するグリップ15の穴の部分は、径方向
に突出した断面形状となっている。
しかしてグリップ15の取付状態にアラては、ハンドル
パイプ11の各回り止め部13はグリップ15の両端部
の穴に嵌合されている。
第3図から第5図まではハンドルパイプ11の回り止め
部13及びグリップ15の穴の断面形状を例示するもの
である。
第3図の例ではハンドルパイプ11は2箇所をつぶすこ
とによって回り止め部13を設けている。
また、第4図のようにl箇所をつぶしてもよいし、第5
図のように3箇所以上をつぶしても実施できる。
グリップ15は穴を設けた端部が、その弾性力のみによ
り、グリップ15とハンドルパイプ11との嵌合を維持
することができる場合には補強手段を要しないことは勿
論であるが、この実施例では回り止め部13に直近する
位置でハンドルパイプ11の通常直径部分において、グ
リップ15の周囲をクランプ17で締めつけて、グリッ
プ15を変形しに<<シてあり、従ってグリップ15の
回り止め及び抜は止めが一層増長されている。
(3)考案の効果 本考案のもたらす効果を列記すると以下のとおりである
■ ハンドルパイプには該ハンドルパイプをつぶして回
り止め部が形成され、且つグリップの両端部には該回り
止め部に対応する断面形状の穴が設けられるから、グリ
ップを握って農林作業中にグリップがハンドルパイプに
対して回ってしまったり抜は出ようとすることがなく、
従ってグリップは回り止め部に嵌合した状態を維持する
ことができる。
しかもグリップは、農林機器の重量や作業中に生ずる振
動等により該グリップにかかる力に基づいて、該グリッ
プの弾性に応じて該グリップに生ずる曲げ等の変形以外
には、グリップとハンドルパイプとの嵌合がずれて、グ
リップが変形するなど事故の生ずる虞れがないから、グ
リップを握って農林作業を安全に行うことができる。
このことを別の観点から見るならば、本考案に係るグリ
ップ取付構造においてグリップの回り止め及び抜は止め
効果を充分な程度に維持し得るに足るグリップの高度を
確保しつつ、グリップの材質を適宜の軟質材とすること
により、握り部が作業者の手に軟い快い感触を与えると
共に、ハンドルパイプからグリップに振動が伝達するの
をグリップの材質に基づいて防止する防振効果を発揮せ
しめることが可能である、グリップの材質が軟質材であ
るべきことは、ハンドルパイプの回り止め部にグリップ
の穴を嵌合する際にグリップが変形をすることからも明
らかであるが、グリップの防振効果及び握り部を握った
時の快い感触の点からもグリップの材質を軟質材とする
必要がある。
以上の範囲内でグリップの材料及び材質の選択は、勿論
本考案の実施に当って決定されるべき事項であって、本
考案の構成を特徴づけるものではない。
以上述べたようにグリップの簡単な取付構造によりグリ
ップの回り止め及び抜は止めを充分に図りつつグリップ
の材質を選択し得ることは、本考案の適用対象である農
林機器において特に有効である。
即ち、農林機器は比較的重量のある機器を支持しなけれ
ばならず、しかも振動を生ずるものであるから、グリッ
プの防振効果及びグリップを握った感触が重要であり、
ここにおいて本考案の構造が農林機器以外の適用対象に
は見られない特徴を有するものである。
■ ハンドルパイプに回り止め部を形成するには、ハン
ドルパイプを所定形状につぶすだけでよいから、その製
造が容易である。
特に回り止め部は軸方向に延長するものでないから、ハ
ンドルパイプをつぶす作業は極めて簡易である。
ハンドルパイプに対しグリップを取付けるのに両者をつ
なぐ螺子部材その他別段の部材を要しないから、部品点
数の削減に役立ち、構造が簡単である。
また、グリップをハンドルパイプに取付ける嵌合作業も
容易であり、鋳込み底形などを必要としない。
またグリップの交換などの必要が生じた場合におけるグ
リップとハンドルパイプの分解作業も容易である。
■ 本考案はグリップとハンドルパイプとの間の取付は
構造を提供するものであり、この構造を農林機器のハン
ドル装置に適用すると、ハンドルパイプ及びグリップの
各構造を複雑化することなく、シかもグリップとハンド
ルパイプとの間に他の部材を介在させることもない。
従ってハンドル装置の構造を簡単化することができる。
■ グリップはグリップの両端部において回り止め部に
嵌合するから、第1に回り止め及び抜は止め効果を発揮
すると共に、第2に握り部内に回り止め部がないので握
りに均−感があり且つ防振性が高いものである。
■ グリップを嵌合すべき回り止め部はハンドルパイプ
の農林機器に対する取付部から離隔した部分に形成され
るから、グリップはハンドルパイプの農林機器に対する
取付部とは無関係の位置に取付けられることになる。
従ってハンドルパイプの農林機器に対する取付の状態、
例えばアウタパイプに対するハンドルパイプの取付角度
を調整するとき、グリップの取付状態に影響を与えるこ
とがなく、故にグリップの回り止め構造の再調整を要し
ない。
■ グリップの表面、特にグリップの握り部の表面に取
付はボルトやその埋込み穴等が表われないから、グリッ
プの表面形状が簡単であり、その製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す刈払機の斜視図、第2
図はハンドル装置の断面図、第3図、第4図及び第5図
は回り止め部のそれぞれ異なる実施例を示す第2図のA
−A線断面図である。 1・・・・・・アウタパイプ、3・・・・・・原動機、
5・・・・・・刈刃支持具、7・・・・・・刈刃、9・
・・・・・ハンドル装置、11・・・・・・ハンドルパ
イプ、13・・・・・・回り止め部、15・・・・・・
グリップ、16・・・・・・握り部、17・・・・・・
クランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドルパイプとグリップとで構成する農林機器のハン
    ドル装置において、前記ハンドルパイプは略C字状に曲
    成して、その両先端周縁部には廻り止め部をつぶし形成
    し、また前記グリップは長手方向画先端部に前記廻り止
    め部を形成したノ)ンドルパイプの各先端周縁部が嵌合
    しうる穴を穿設すると共に、該グリップの両穴に前記ノ
    1ンドルパイプの両先端部を各々着脱可能な状態に嵌合
    固着し、前記グリップを農林機器から遠ざかるよう位置
    してハンドルパイプを農林機器に枢着するよう構成して
    成ることを特徴とする農林機器のノ1ンドル装置におけ
    るグリップ取付構造。
JP7712276U 1976-06-15 1976-06-15 農林機器のハンドル装置におけるグリップ取付構造 Expired JPS6014342Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7712276U JPS6014342Y2 (ja) 1976-06-15 1976-06-15 農林機器のハンドル装置におけるグリップ取付構造

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JP7712276U JPS6014342Y2 (ja) 1976-06-15 1976-06-15 農林機器のハンドル装置におけるグリップ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52168827U JPS52168827U (ja) 1977-12-21
JPS6014342Y2 true JPS6014342Y2 (ja) 1985-05-08

Family

ID=28552746

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7712276U Expired JPS6014342Y2 (ja) 1976-06-15 1976-06-15 農林機器のハンドル装置におけるグリップ取付構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128326U (ja) * 1984-07-26 1986-02-20 株式会社 ニツカリ 刈払機
JPH0216584Y2 (ja) * 1984-09-28 1990-05-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52168827U (ja) 1977-12-21

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