JPS60143248A - 小型車輌のリバ−ス用変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、産業上の利用分野 本発明は、減速比の増大を図り得る小型車輌のリバース
用変速装置に関する。

荒地等の不整地走行に用いる車輌は、搭乗者が安定して
操縦できることが要求されることから、自動二輪車を改
良した自動三輪車が開発された。

この種の自動三輪車は前部車体が左右方向に傾斜可能と
されているので、自動二輪車と同じように軽快なコーナ
リング走行等が可能であり、しかも低速走行時の安定性
が良いなど種々の利点があるため、近年急速に普及する
傾向にある。

本発明は、このような自動三輪車等の小型車輌に用いる
リバース用変速装置に関する。

ｂ、従来技術 第１図は自動三輪車に用いられていた従来のリバース用
変速装置を示したもので、１はクランクシャフト（図示
せず）から回転動力が伝達されるカウンタシャフト、２
はこのカウンタシャフト】から変速用ギヤを介して回転
が伝えられるドライブシャフトである。３はクランクケ
ースで、ミッションケース内とリバースギヤケース内と
を仕切っている。リバースギヤケース内に設けられたリ
バース用のギヤは、カウンタシャフト１に装着されたリ
バースドライブギヤ４と、・ドライブシャフト２に装着
されたリバースドリブンギヤ５と、リバースアイドルシ
ャフト６にスライド可能に支持され、リバース時にリバ
ースドライブギヤ４とリバースドリブンギヤ５に噛合す
るリバースアイドルギヤ７とで構成されている。

このような従来のリバース用変速装置によると、リバー
ス時に、リバースアイドルギヤ７をスライドさせて、リ
バースドライブギヤ４とリバースドリブンギヤ５とに噛
合させる。こうして、カウンタシャフトｌの回転は、リ
バースドライブギヤ４→リバースアイドルギヤ７→リバ
ースドリブンギヤ５を介してドライブシャフト２に伝達
される。

このときの、減速比はリバースドライブギヤ４とリバー
スドリブンギヤ５の歯数比で決まり、歯数比を大きくす
ると、ギヤが大径となることがらミッションケースが大
型化する欠点があった。

Ｃ０′発明の目的 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、リバース
の減速比を予めミッションケース内でとることにより、
減速比の選定を幅広く設定できる小型車輌のリバース用
変速装置を提供することを目的とする。

ｄ０発明の構成 以下、図示の実施例を参照しながら本発明の詳細な説明
する。

第３図において、１０はクランクシャフトの回転が伝達
されるカウンタシャフトであり、このカウンタシャフト
ＩＯには、１連用ドライブギヤ１１，２連用ドライブギ
ヤ１２，３連用ドライブギヤを備えた４速用および５速
用シフトギヤ１３，４速用フリーギヤ１４．５連用フリ
ーギヤ１５が設けられている。

上記シフトギヤ１３はカウンタシャフトｌＯにスプライ
ン結合し、シフト動作によって４連用フリーギヤ１４お
よび５速用フリーギヤ１５にドッグ結合するものである
。

１６はカウンタシャフト１０の中心軸の延長上に、カウ
ンタシャフトに対向して設けられたリバースドライブシ
ャフトであり、このリバースドライブシャフト１６は一
端部にリダクションドリブンギヤ１７を設け、このリダ
クションドリブンギヤ１７のｉ間中央部に形成した凹部
１８を介してカウンタシャフト１０の端部に回転自在に
嵌合している。１９は軸受である。このリバースドライ
ブシャフト１６の他端部にはリバースドライブギヤ２０
が装着されている。

２１は上記カウンシャフト１０から回転が伝達されるド
ライブシャフトであり、このドライブシャフト２１には
変速用ギヤとして１速用ドリブンギヤ２２．２速用ドリ
ブンギヤ２３，３速用ドリブンギヤ２４．４速用ドリブ
ンギヤを備えた１速用および３速用シフトギヤ２５，５
速用ドリブンギヤを備えた２速用シフトギヤ２６が設け
られている。

上記シフトギヤ２５およびシフトギヤ２６はそれぞれド
ライブシャフト２１にスプライン結合し、シフト動作に
よってシフトギヤ２５は１速用ドリブンギヤ２２または
３速用ドリブンギヤ２４にドッグ結合し、シフトギヤ２
６は２速用ドリブンギヤ２３にドッグ結合するものであ
る。

上記２速用ドリブンギヤ２３には、上記リダクションド
リブンギヤ１７に噛合するリダクションドライブギヤ２
７が一体に設けられている。

一方、ドライブシャフト２１の端部には、リバースアイ
ドルギヤ２８の移動によってリバースドライブギヤ２０
から動力が伝達されるリバースドリブンギヤ２９が設け
られており、このリバースドリブンギヤ２９はドライブ
シャフト２１にスプライン結合したギヤ３０に一体に設
けられている。

８０作用 しかして、上記構成による本発明によれば、通富の運転
に際しては、シフトギヤ２５を作動してドリブンギヤ２
２にドッグ結合して第１速となり、該シフトギヤ２５を
中立位置に戻してシフトギヤ２６を作動し、これをドリ
ブンギヤ２３にドッグ結合して第２速となる。次いで、
シフトギヤ２６を中立位置に戻して、シフトギヤ２５を
作動し、これをドリブンギヤ２４にドッグ結合して第３
速となる。次に、シフトギヤ２５を中立位置に戻して、
シフトギヤ１３を作動し、これをフリーギヤ１４にドッ
グ結合して、シフトギヤ１３→フリーギヤ→シフトギヤ
２５を介してドライブシャフト２１に回転を伝達し、第
４速となる。第５速は、シフトギヤ１３をフリーギヤ１
５にドッグ結合して、シフトギヤ１３→フリーギヤ１５
−シフトギヤ２６を介してドライブシャフト２１に回転
を伝達することになる。

このとき、リダクションギヤ２７は第２速ドリブンギヤ
２３と共に回転し、リダクションドリブンギヤ１７を介
してリバースドライブシャフト１６を回転させている。

そして、リバース時に、リバースアイドルギヤ２８をス
ライドさせてリバースドライブギヤ２０およびリバース
ドリブンギヤ２９に噛合させると、リバースドライブシ
ャフト１６の回転がドライブシャフト２１に伝達される
。このとき、ドライブシャフト２１には、第２速ドライ
ブギヤ１２→第２速ドリブンギヤ２３．リダクションド
ライブギヤ２７→リダクシヨンドリブンギヤ１７と減速
された回転がリバースドライブギヤ２０とリバースドリ
ブンギヤ２９の歯数比で決定される減速比で減速されて
ドライブシャツ）２１に伝達される。すなわち、第１図
の減速装置で、減速比が１Ｒ＝２．２６７とすると、ｉ
、ｉ’　Ｒ−１，６３１Ｘｌ、３９１　＝２．２６８（
’、’ｉ、は第２速ドリブンギヤ２３の減速比ｉ′Ｒは
リダクションドライブギヤ２７の減速比）したがって、
２．２６８１Ｒ＝５．１４３となる。

１０発明の効果 以上述べたように、本発明による小型車輌のリバース用
変速装置によれば、リバースの減速比をミッションケー
ス内で予めとることができるので、減速比の選定を幅広
く設定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の小型車輌のリバース用変速装置を示す
断面図、第２図は第１図の左側面図、第３図は、本発明
の一実施例による小型車輌のリバース用変速装置を示す
断面図である。 １０・・・カウンタシャフト、 １６・・・リバースドライブシャフト、１７・・・リダ
クションドリブンギヤ、２０・・・リバースドライブギ
ヤ ２１・・・ドライブシャフト、 ２３・・・２速用ドリブンギヤ、 ２７・・・リダクションドライブギヤ、２８・・・リバ
ースアイドルギヤ、 ２９・・・リバースドリブンギヤ。 千Ｍ補正書（自発）　巧浦正の 昭千１１５９年２月１７゛感さ、（１）特許庁長官　若
　杉　和　夫　殿 ２、発明の名称 小型車輌のリノ（−ス用変速装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所 内容 窮３図を別紙朱１°きのとおり訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クランクシャフトの回転が伝達されるカウンタシャフト
   と、このカウンタシャフトの中心軸の延長上に、該カウ
   ンタシャフトに対向して設けられたリバースドライブシ
   ャフトと、上記カウンタシャフトから変速用ギヤを介し
   て動力が伝達されるドライブシャフトと、該ドライブシ
   ャフトに装着された変速用ドリブンギヤに一体に装着さ
   れたりダクションドライブギャと、上記リバースドライ
   ブシャフトに一体に設けられ、かつ、上記リダクション
   ドライブギヤに噛合するリダクションドリブンギヤと、
   該リバースドライブシャフトに設けられたリバースドラ
   イブギヤと、ドライブシャツ［に設けられたリバースド
   リブンギヤと、リバース時にリバースドライブギヤとリ
   バースドリブンギヤに同時に噛合するリバース用アイド
   ルギヤとを備え、上記カウンタシャフトの回転を予め減
   速してリバースドライブシャフトに伝達すべく、上記リ
   ダクションドライブギヤとリダクションドリブンギヤの
   歯数比を設定したことを特徴とする小型車輌のリバース
   用変速装置。