JPS60141241A - 動物血液を原料とする血液製品の製造方法および装置 - Google Patents

動物血液を原料とする血液製品の製造方法および装置

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JPS60141241A
JPS60141241A JP58249561A JP24956183A JPS60141241A JP S60141241 A JPS60141241 A JP S60141241A JP 58249561 A JP58249561 A JP 58249561A JP 24956183 A JP24956183 A JP 24956183A JP S60141241 A JPS60141241 A JP S60141241A
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pipe
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Munetaka Sato
佐藤 旨孝
Haruhiko Nagasawa
永澤 晴彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、屠畜用動物から採取した血液を原料として
、乾燥血粉、乾燥血球、乾燥血漿粉、濃縮血液、濃縮血
球液、濃縮血漿液等の有用な製品を製造する血液処理方
法およびその装置に関するものである。
牛、馬、豚等の屠畜用動物の血液は、高蛋白質低脂肪で
あり、しかも蛋白質の中に含まれているアミノ酸構成も
よく、栄養価の優れたものである。
ところが、との屠畜の血液の利用状況を見ると、極く一
部が煮沸凝固等の簡単な処理で回収された低品質なもの
が肥料用として利用されている程度に過ぎず、大部分の
血液は、利用さnることなく、単に排水処理装置に投棄
さnている。また、この廃棄が処理設備に大きな負担を
与えている。
そこで、最近、別の血液処理方法として、血液を遠心分
離機にかけ、血液を血球と血漿に分離するか、あるいは
血液からフィブリンを取シ除き、その血液を遠心分離機
にかけ血球と血清とに分離して、分離したそれぞれを乾
燥して乾燥製品を得る方法が提供されている。この方法
で得光血漿または血清は、本来淡黄色をしておシ、例え
ば血漿粉は代用卵白として有効利用できるものである。
しかし、従来、この方法を比較的大規模な血液処理装置
で行なうと、血漿または血清の淡黄色がしばしば赤色を
呈し、用途上の制約を受けるといった問題が生じている
ところで、本願発明に先立って、出願人は血液または血
漿等の血液成分からそれらの水溶性(易溶解性)、熱凝
固性、ゲル強度等の諸物性を低下させずに殺菌された乾
燥製品を得る方法を提案した(特開昭54−20875
号)。この方法は、血液または遠心分離機等によって分
離された各血液成分を低温乾燥し、含水率30重櫃チ(
以下の乾燥品とし、それらの乾燥品をそれぞれの含水率
に対応して?θ〜/60℃の温度に加熱、殺菌するもの
でちる。この方法によるi:A造工程には製品化直前に
殺菌工程を有1−ているが、この殺菌工程前、すなわち
乾燥品までの段階で多量の微生物が含まれてしまうと、
殺菌条件ケ苛酷にせざるを得す、溶解度、ゲル強度等の
優れた性質を損なうことなく効果的に殺菌を行なうこと
が困難となる。
従って、製品製造において、採血から乾燥に至る間での
微生物の増殖を抑えるととが肝要である。
そのためには微生物増殖の最も大きな原因と考えられる
血液処理装置の配管、ポンプ、冷却用熱交換器、貯槽等
の内部の作業終了後の洗浄の不完全さをできるだけ避け
なければならない。
ところが、屠畜場における作業は比較的に短時間で行な
われる場合が多く、これに伴ない採血装置から乾燥機前
までの製造ラインの運転時間も短くなシ、そのため血液
処理装置は、洗浄後から翌日の作業開始までの長い時間
使用されず放置されている状態である。従って、洗浄が
不充分で血液血漿あるいは血球等の残留があると、管路
内等に著しい微生物の増殖が起と力、ついには装置内に
悪臭が発生するようなことも起こシ得る。また、採血後
の血液は短時間で凝固しやすく、これが血糊となシ貯槽
、配管、ポンプ、冷却用熱交換器の内部に付着するので
、血液処理装置の洗浄を充分に行なうことがむづかまし
い。なお、従来は通常採血(套管)ナイフから抗凝固剤
としてクエン酸ナトリウム等の液を一定の比率で供給す
ることにより血液の凝固を防止しているが、採血流量が
一定でないため、血液と抗凝固剤の比率のアンバランス
を生じ、採血後の血液凝固を完全に阻止することは困難
である。また、血液の凝固物は付着性が犬であシ、貯槽
、配管、ポンプ、熱交換器の内部に一旦付着すると、さ
らにその上に凝固物や脂肪の固まシ等が付着し、糊状と
なシ、洗浄が困難になる。そして、作業終了後の洗浄が
不充分であったりすると、糊状付着物に粘物質を作る微
生物が発生して菌鞘を形成し、付着物の付着が強固にな
シ、一層洗浄による付着物の除去が困難になる。
上記状況に対し、洗浄水を装置内に流して洗浄する従来
の定置洗浄法では、貯槽内や配管内部の洗浄は、ある程
度性なえるがポンプやプレート式熱交換器の内部の洗浄
は極めて困難である。従って、品質のよい製品を製造す
るために従来は、毎日の作業終了後、ポンプとプレート
式熱交換器の内部は、それらを分解して手作業で洗浄を
行なわざるを得す、この作業のため多大の労力を要【−
ている。
上記のように屠畜用動物から採血した血液から付加価値
の高い製品を得るいかなる血液処理方法および装置にお
いても、血液成分の色、溶解性等の本来の諸物性を損な
うことなく、シかも有害な微生物やこれら微生物によシ
起こされる悪臭等が含まれないことが大切である。
本発明者らは、上記従来の欠点を改善すべく鋭意研究を
重ねたところ、下記のような知見を得るに至った。
すなわち、血液から分離した血漿や血清が本来の淡黄色
にならず、しばしば赤色を呈するのは、第1図に示すよ
うに、従来の血液処理装置において貯槽1に血液を槽頂
部から流入すると、流入配管2の開口部2aから槽底部
まなは液面までの距離(流入落差)が大きいため、血液
が槽内で底部または液面と衝突する際、血液中の血球の
細胞膜が破壊されるといういわゆる溶血な生じ、その結
果ヘモグロビンが流出(−で血漿や血清が赤色に着色さ
れてしまうことが判明した。
また、洗浄対象となる装置の内部に洗浄液とともに気体
を混入して流入させることにより装置を分解することな
く効果的な洗浄が行なえることが判明し、さらに貯槽の
血液供給系を特殊な構成にすることによシ、従来、血液
処理装置内の各貯槽間ごとに洗浄しなけ汎ばならなかつ
光のを、血液輸送系全体を一度に洗浄可能と方し得るこ
とも判明した。
この発明は上記知見に基づいてなされたものである。す
なわち、この発明は、血液の貯槽内への流入落差を零も
しくは僅少にすることによって溶血な生じさせないよう
にする血液処理方法であり、貯槽内に血液を流入させる
第7配管な貯槽下部から次工程に血液を流通させる第一
配管に接続し、この接続部を含む下流側の第一配管に弁
を設けて溶血を防止可能とし、さらに上記第2配管の上
流に気体注入口を設け、上記弁の下流側にポンプを設け
、上記貯槽にとの貯槽に洗浄液を供給する洗浄液供給手
段を連結するとともに上記弁の下流側の第一配管に洗浄
液流出口を設けて気体混合洗浄液によシ主要流路を充分
に洗浄可能とした血液処理装置である。
以下、この発明を図面(第一図)を参照して説明する。
まず、牛、豚等の屠畜動物3から套管ナイフ4によって
採られた血液は、套管ナイフ4で抗凝固剤タンク5から
供給さf′L★抗凝固剤が混入され、集血槽6中に導入
される。そして、集血槽6に導かれた血液は、所定流路
で第7の第1配管7中に送られるようになっている。こ
の第7の第1配管7の上流側には開閉弁8aを有する洗
浄液流入口8と空気削整バルブ9aを有する第1の空気
(気体)注入口9が設けられておシ、この第7の第7配
管7の中はどには濾過器10が介装されている。
上記第1の第7配v7の下流端は、検査貯槽11の下部
に接続さtている第1の第2配v12の上流側に接続さ
れている。上記第1の第1配管7と第1の第2配管12
との接続部(第1の接続部)13の近傍の上流側には、
を気調整パルプ14aを有する第一の空気注入口14が
設けられており、同第7の接続部13の下流側には第7
の開閉弁(弁)15が介装されている。また、上記第1
の接続部13と第1の開閉弁15との間には、開閉弁1
6aを有するドレーン管16が接続されている。上記構
成において第1の第7配管7の下流側−第1の第2配管
12の上流側、第7の接続部13および第1の開閉弁1
5け、第1の血液供給系17を構成している。上記第7
の第一配管12の下流側には、調整パルプ18aを有す
る第3の空気注入口18が設けられ、つづいてロータリ
ー型、チューブ型等のポンプ19が介装され、さらに下
流には順次調整パルプ20aを有する第グの空気注入口
20および調整パルプ21aを有する第jの空気注入口
21が設けられて−る。この第7の第一配管12の下流
端は、プレート式等の熱交換器22の一端に接続され、
この熱交換器22の他端には、第一の第1配管23が接
続されている。
この第2の第1配管23の開閉弁24を有する下流端は
、血液保冷貯槽25の下部に接続されている第2の第一
配管26の上流側に接続されている。これら第一の第7
配管23と第一の@コ配管26との接続部(第2の接続
部)27の近傍下流側には、第一の開閉弁(弁)28が
介装され、この開閉弁28と上記第一の接続部27との
間には開閉弁29aを有するドレーン管29が接続され
ている。上記構成において、第2の第7配管23の下流
側、第一の第2配管26の上流側、第2の接続部27お
よび第2の開閉弁28は、第一の血液供給系30を構成
している。上記第2の第一配管26のさらに下流側には
、−軸スクリユー型、ロータリー型尋のポンプ31が介
装され、このポンプ31のさらに下流側□には開閉弁3
2aを有する洗浄液流出口32が設けられている。この
第一の第一配管26の下流端は、遠心分離機(分離装置
)33に接続され、この遠心分離機33中に保冷血液を
供給するように構成されている。上記遠心分離′PA3
3で分離された血球は、一時血球貯槽34に貯えらnl
つづいてポンプ35を介して血球乾燥機36に移送され
てここで乾燥され、粉砕機37で粉末化された後さらに
殺菌機38に移送されてここで殺菌され、最後に袋詰機
39で袋詰めされて製品となる。一方、上記遠心分離機
33で分離された血漿は、一時血漿貯槽40に貯えらさ
れた後さらに殺菌機44で殺菌され、最後に袋詰機45
で袋詰めされて製品となる。なお、上記構成において、
検査貯槽11および血液保冷貯槽25の各々の上部には
、それぞれ洗浄液供給手段46.47の先端に取シ付け
られているスプレーボール46a、47aが挿入されて
おり、各槽内に洗浄液が散布されるようになっている。
次に上記構成された血液処理装置における操作を説明す
ると、まず採血を行なう前に、洗浄液流入口8の開閉弁
8aS泥/の空気注入口9の空気調整バルブ9a、第7
の開閉弁15、第コの空気注入口14の空気調整バルブ
14 a、’ドレーン管16に設置されている開閉弁1
6aを閉じる。そして牛、豚等の屠畜動物3から套管ナ
イフ4によって採血を開始するとともに、抗凝固剤タン
ク5から抗凝固剤を混入し、集血混液槽6に血液を導入
する。
導入された血液は第7の第7配管7の中はどに介装され
た濾過器10によって動物の毛等の異物を取除いた後、
第7の第2配管12の上流側を通って、落差零で検査貯
槽11内に流入される。従って第7の第7配管7を流通
してきた血液は、溶血を起こすことなく検査貯槽11内
に貯えることができる。検査タンクで病畜血液の混入が
ないことを確かめた上で前記第1の開閉弁15を開ける
この時には第3.第弘、第jの空気注入口の調整バルブ
18a、20a、21a、第2の開閉弁28、ドレーン
管29の開閉弁29aは閉じ、第λの第7配管23の開
閉弁24は開かれている。検査貯槽11内の血液は第7
の第2配管、ポンプ19を介してプレート式熱交換器2
2に導かれ、教生物が増殖しない温度5℃以下まで冷却
された後、第2の第1配管23を通って溶血を起こすこ
となく血液保冷貯槽25に貯えられる。
次いで前記第7配管23の開閉弁24を閉じ、第2の開
閉弁28を開けて、血液保冷貯槽〆25内の血液を第2
の配管26、ポンプ31を介して遠心分離機33に供給
する。この時洗浄液出口の開閉弁3p丘閉じらnている
遠心分離機33で血球と血漿とに分離されてそれぞれ血
球貯槽34、血漿貯槽40に貯えられる。
ここでの水分量は血球液が約6!チ、血漿液が約2.2
係であり、微生物が増殖し易い水分量であるため、保冷
貯槽25と同様5℃以下の温度に保持される。次いで血
球液、血漿液はそれぞれ血球乾燥機36、血漿乾燥機4
2で水分含量10チ程度にまでto℃以下の真空低温乾
燥を行ない、さらに粉砕機37.43でそれぞれ一定粒
度以下に粉砕され、熱変性を起こさない温度でそれぞれ
殺菌機38゜44で殺菌されて、袋詰@39.45で袋
詰めされて製品となる。従って、上記構造の血液処理装
置を用いてM■液を処理した場合、製品が赤色を呈する
とともなく、商品価値を損ねることもない。
次に上記構造の血液処理装置の洗浄方法を説明する。ま
ず検査貯槽11.保冷貯槽25の上部に設置されている
スプレーボール46a 、47aから水又は温水を送入
して、検査貯槽11、保朦減25を簡単に洗浄し、排水
をドレーン管16.29よシ排出する。次に洗浄液流出
口32の開閉弁32a1菓lの開閉弁15、第誓@第2
の第7配管23の開閉弁24、第コの開閉弁28を開け
、ドレーン管16.29の開閉弁16a、29aを閉じ
、検査タンク11のスプレーボール46aから洗浄水を
検査タンクIIK充し、ポンプ19を起動し、空気注入
口14.18,20.21から圧縮空気を送入するっな
お、第7の第7配管7を洗浄する場合には洗浄水を洗浄
液流入口8から圧縮空気を第7の空気送入口から送入す
る。すると、空気は流路内の洗浄液を攪拌するとともに
、流路壁に作用I−て壁部に強く付着している血液を除
去する。
しかも、これら流路内の空気混入洗浄液は、ポンプ19
,311Cよって第7の第1配管7の上流側から第2の
第2配管26の下流側までの主要流路中を勢いよく流れ
る。従って、この血液処理装置では内部形状が複雑な装
置を含み、しかも距離もながい主要流路を充分に洗浄し
、確実に血液を除去でき、装置をながい間、不使用状態
に放置しても腐敗等の生じる心配がない。洗浄水として
は水又はグ!℃位の温水にPH/ 0以上好ましくは0
、0.1〜02チ位の涙度になるように苛性ソーダ、炭
12ソーダ等の洗浄剤を加えると若干洗浄時間は短縮さ
れる。空気量は空気送入個所に関係なく送液量に対して
0#、vol′比好ましくは、2〜3倍あればよい、ま
た士ンプ19が特殊なロータリ式のポンプの場合は送入
圧縮空気量は第コの空気注入口14でポンプ19の送液
量に対して03〜Q!ノ“、vO1比で、他の空気注入
口18.20.21ではポンプ19の送液量に対して、
2〜3倍の、V・0■比で行なう。そして保冷貯槽25
の底部に若干の洗浄水がたまる程度になったら保冷貯槽
25のスプレーボール47aから若干送入し、するとと
もてポンプ31を起動し、第コの開閉弁28から洗浄水
を排出させ、排水の色工合から検査貯槽11から遠心分
離機33の直前に至る血液輸送系の内部の洗浄の状態を
判断する。洗浄効果を判断する手段としては予め走査型
分光光度計等を用い血液の最大吸光波長及び吸光系数と
残留血液濃度の関係を調べておき比色計を用いると便利
である。通常2θ〜、2j分程度により洗浄困難な熱交
換器22内部も完全に洗浄できるが、洗浄排液の色との
相関をみると洗浄排水の吸光度が0になってから若干洗
浄時間の余裕が必要とみられる。洗浄時間の設定につい
ては予め洗浄が困難な熱交換器の内部やポンプ内部の洗
浄状態との関連を調べておき設定する必要がある。
本発明で送入する空気の圧縮圧力は一応内部に空気が導
入できる程度の圧力(l−!kg/Cr/lG)があれ
ば十分で通常’ ”” −i’ kg /crlGの圧
力で行なう。また洗浄水の流速は配管内でi!m/se
c以上で行なう。さらに前述した洗浄を行つ光後更に1
00−.200pm程度の次亜鉛素酸ソーダの水溶液で
血液処理装置を洗浄し殺菌することは衛生上好ましいこ
とである。さらにまた洗浄開始時には熱交換器22内部
から脱着とみられる血粘状物質が多量に出てきて、ポン
プ31のロータ部分等にからみ付くと洗浄に支障がある
恐れがあるので洗浄開始の際にはドレーン管29から一
時的に洗浄水を排出した方が好ましい。
なお、上記実施例の第1の血液供給系17および第2の
血液供給系30において、それぞれ第1の接続部13お
よび第コの接続部27の下流側に開閉弁15.28を設
けるかわ〃に、上記第7の接続部13および第コの接続
部27に三方弁を取り付けるようにしてもよい。このよ
うにすれば、第7配管と第コ配管との接続を行なうとと
もに、血液処理装置と洗浄時の流路の切替えを容易、確
実に行なうようにすることができる。
また、上記実施例においては、洗浄液流出口32を遠心
分離機の1μ前に設けたが、血球貯槽34および血漿貯
$40の後に設けるようにしてもよい。
以上は本発明の洗浄作業を手動で行う場合てついて説明
し先が空気洗浄水等のバルブ開閉及びポンプの起動停止
をタイマーを含めた順序運転のシーケンス操作回路を組
めば起動ボタン操作一つで自動運転可能となる。
なお、上記説明では、空気注入口(気体注入口)を9.
14.18.20.21とj個所設けて洗浄時に各々か
ら空気な流路内に注入するようKしている。上記空気注
入口18.20.21を設けたのは、ポンプ19.31
、特にポンプ19がチューブ型等の流路閉塞型のポンプ
であった場合、この流路閉塞型のポンプにはこのポンプ
の回転によって移動される量しか空気が通過できず、こ
のポンプの下流への空気の供給が少なくなってしまう丸
めで、そのためにとのポンプの上流および下流側に、特
に下流側に空気を補ってやらなければならないからであ
る。従って、ポンプ19.20としてロータリー型、−
軸スクリユー型等の流路開放型のポンプを採用すれば、
空気注入口18゜20.21は必要なく、最上流側の空
気注入口9および14で充分であシ、との空気注入口9
.14からの空気の注入によ多形成さf′した空気混入
洗浄液によシ装置の上流からね下流に亘って一括して洗
浄を充分に行なうことができる。また、空気注入口14
は検査貯槽11内を通って幾分かの空気が外部へ逃がれ
でてしまうことを考慮し、その分を補うために設けたも
のである。し力)シ検査貯槽11内には上方のスプレー
ボール46aから洗浄液が供給され、検査貯槽11内に
供給された洗浄液は、ポンプ19によって順々に流路内
に吸い込まnるため、流路内の空気は、この流れを逆流
して検査貯槽11内にさかのぼのことができず、はとん
ど外部へ逃れでてくることはない。従って、上記空気注
入J:J14は強いて設ける必要のない予備的なもので
ある。このように、上記血液処理装置では、ポンプとし
て流路開放型のポンプ本すれば、空気注入口は最上流の
空気注入口で充分であシ、この空気注入口9からのり人
によ多形成された空気混入洗浄液によシ装置の最上流か
ら最下流にかけて一括して同時に充分な洗浄を行なうこ
とが可能となる。従って、本発明の血液処理装置におい
ては、ポンプは一軸スクリユー型等の流路開放型ポンプ
を使用することが望ましい。
以上説明したように、この発明によ扛ば、屠畜動物の採
取血液力)ら血球乾燥粉末や血漿乾燥粉末等の有用な製
品を得る場合において、下記のような優れた利点を得る
ことができる。
中 血液が貯槽の下部から出入りするので、槽内での血
液の流入落差がなく、溶血することがないので、分離後
の血漿や血清が赤色を呈するととがなく、製品の商品価
値を損なうことがない。
(11)装置の血液流路全体を一度に、かつ充分に洗浄
することができ、微生物の発生を抑制することができ、
衛生上良好な製品を得ることができる。
以下に本発明による具体的洗浄効果について実施例をあ
げて記述する。
実施例1゜ 本発明の洗浄操作として検査貯槽及び保冷貯槽のスプレ
ーボールから7分間位放水し、タンク内部の予備洗浄を
行ないドレーン管よシ洗浄水を排水した。次に第2の開
閉弁28を開は検査貯槽及び保冷貯槽のスプレーボール
から放水しなからポンプ19.31を起動し、洗浄水を
送り、空気注入口14から圧縮空気をl!kg/cdG
の圧力で2ONt/ mix、空気注入口18.20.
21から10ONt/mixの割合で送入(−1水と空
気の混合物で検/ 査貯槽から遠心分離機迄の配管、ポンプ、貯槽、熱交換
器内部連の血液輸送装置の内部の洗浄を行なった。ポン
プ19の送液量はsol/―に調整した。洗浄の終了は
、排水の吸光度を測定し排水中の帥液濃度がなく彦るま
で行ない終点とL*0洗浄に要した時間は30分であっ
た。洗浄終了後系内の各部を分解点検した結果、配管、
貯槽、ポンプ熱交換器の内部は完全に洗浄されていた。
比較例1゜ つた。洗浄に要した時間はtO分であった1、洗浄終了
後系内の各部を分解点検した結果、ポンプ内部には少量
、熱交換器内部には3〜j叫位の大きさの血糊状の物質
が多量付着しておシ、洗浄が不完全であった。
以上の実施例1.比較例1.よ多本発明を血液処理装置
の洗浄に利用した場合洗浄効果が完全であり、且つ洗浄
に要する時間も短縮された。
実施例2゜ 洗浄水として<zt℃の温水を用いて実施例1.比較例
1と同じ条件で系内の洗浄を行なうfc。洗浄にをした
時間は、圧縮空気を送入した場合は、20分、送入しな
い場合がよ0分であった。
分解点検の結果、圧縮空気を送入した場合は洗浄が完全
であったのに対し送入しない場合は水を用いた場合よシ
も洗浄状態は良好であるが、ポンプ内部、熱交換器内部
に血粘状物質が多量に付着しておシ、洗浄は不完全であ
った。
実施例3゜ 洗浄水として0..2 %苛性ソーダを用いて実施例1
、比較例1と同じ条件で系内の洗浄を行がった。
洗浄に要した時間は、圧@N空気を送入した場合は20
分、送入しない場合はぐ!分でちった。分解点検の結果
は実施例2と同じであった7、
【図面の簡単な説明】
第7図は従来の血液処理装置の貯槽近傍の構成図、第一
図はこの発明に係る血液処理装置の構成図である。 7.23・・・・・・第7配管、9.14.18.20
゜21・・・・・・空気注入口(気体注入口)、11・
・・・・・検査貯槽(貯槽)、12.26・・・・・・
第コ配管、13゜27・・・・・・接続部、15.28
・・・・・・開閉弁(弁)、17.30・・・・・・血
液供給系、19.31・・・・・・ポンプ、32・・・
・・・洗浄液派出口、46.47・・・・・・洗浄液供
給手段。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11屠畜用動物から血液を採取する採血工程と、この
    採取血液を貯槽内に流入落差な零もしくは僅少にして一
    時貯留する貯留工程と、前記貯槽下部から取シ出した血
    液を分離装置によって血球と他の成分とに分離する血液
    分離工程とを有してなる血液処理方法。 (2)血液を貯留する貯槽を有する血液処理装置におい
    て、前記貯槽内に血液を流入させる第1配管を前記貯槽
    下部から次工程に血液を流通させる第2配管に接続する
    とともに、この接続部を含む下流側の第2配管に弁を設
    けることに、よシ前記貯槽への血液供給系を構成したこ
    とを特徴とする血液処理装置。 (3)前記第7配管の上流に気体注入口を設け、前記第
    2配管の前記弁の下流側にポンプを設け、前記貯槽にと
    の貯槽に洗浄液を供給する洗浄液供給手段を連結し、さ
    らに前記弁の下流側の第2配管に洗浄液流出口を設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第コ項記載の血液処理
    装置。
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