JPS6013960B2 - 取脱可能な上部構造を有したクレーン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクレーンの上部構造を対応する運搬装置へ接合
するための組立体を結合することに関わる。

より具体的には、本発明はクレーン上部構造と運搬装置
を接合するための解放可能な取付クランプに関する。過
去においては、クレーンの上部構造と該上部構造がその
上で回転するターンテーブルをモータ駆動の運搬装置に
付着する最も一般的で汎用されている方法は該ターンテ
ーブルを該運搬装置のデッキに直接ボルト止めすること
であった。

運送時および大きな外形寸法と４５３６０ｋ９を超える
ような重量を有した大きなクレーンを使用する場合には
問題が生じた。このような問題の１つは運搬装置からク
レーンの上部構造を取脱する際に必要な時間と労力に関
していた。各州における道路使用法の施行によって州の
道路を合法的に走行可能な自動車の寸法および重量が制
限されるに至った。

大きなモータ駆動クレーンに関連する大きな寸法と重量
を考えると、このようなクレーンはいまいれ、くつかの
部品に部分的に解体されてそれぞれ独立して作業場へ運
送される。典型的には、クレーンは張出穫、クレーン上
部構造より成る上部組立体、および運搬装置より成る下
部組立体などのいくつかの部分に解体される。上部構造
のターンテーブルが汎用されている方法に従って運搬装
置のデッキ上に取り付けられるとすると、５０もの別々
のボルトが必要となる。言うまでもなく、運搬装置と上
部構造の部分品を組立および解体することのみが、組立
乃至は解体がなされねばならないとき毎に時間の相当な
ロスを必要としてしまった。更に、クレーンは組立時に
は作動しないので、生産時間のロスは、５０乃至はそれ
以上のボルトを使用して作業員にクレーンを組立てるこ
とに当然相伴する費用に加えて出費を増加させてしまう
。クレーンの組立および解体作業に関連した時間と費用
を減少させる１つの試みは、クレーンのターンテーブル
上の複数の下方向に延長した突緑が運搬装置のスロット
と整合し多部分を調節可能な概によって定位層に鎖錠さ
れねばならないような突緑および襖システムの使用を含
んでいた。

このようなシステムでは幾分かの時間節約が成されたが
、代わりに実用上の短所を生み出してしまったと考えら
れており、時間および労力の大きな支出ないこ上部構造
と運搬装置とを迅速に解体および組立可能な真に実用的
な装置への要求は依然存在していた。本発明の好ましい
実施例に従えば、クレーンの上部構造および関連した運
搬装置を迅速に組立および解体することを容易にする解
放可能なコネクタ組立体は一対の整合フランジを受容す
る溝を有する扇状クランプリングを含んでいる。

１つの整合フランジは上部構造に薮合されており」第２
の整合フランジは運搬装置のデッキ上に取付けられてい
る。

クランプリングは整合フランジと共にクレーンの組立乃
至は解体のために操作されなければならない部品の数を
減少させる。扇状クランプリングは好ましくは一対のア
ーチ状部分が枢着されているような第１のアーチ状部分
を含んでいる。

アーチ状部分はクランプリングと整合フランジの間に半
径方向の空隙が画定されるように該クランプリングを開
放可能にしている。この半径方向の空隙は上部構造の整
合フランジを受容し更にコネクタ組立体から該フランジ
を取脱することを容易にしている。上部構造と運搬装置
の間の接合を改良するために、整合フランジには円錐台
状の表面が設けられ該フランジは先細りとなっている。
同機に、クランプリングの溝は、整合フランジの断面形
状と溝の断面形状とを概略一致させるように円錐台状表
面が設けられて該溝もまた先細りとなっている。先細り
のフランジ表面および先細りの溝によって、コネクタ組
立体は整合フランジを引張り固着的に換止めするための
カムとして機能する。この蝶止め機能が特に所望である
ときには、クランプリングにはその円周方向に引張力を
生ずるための適当な引張手段が提供できる。

この引張力はクランプリングを整合フランジのまわりに
締め付けもって該整合フランジを共に引張るためのより
大きな力を行使する額向がある。本発明が大きなクレー
ンと共に使用される場合には、クランプリングの寸法と
重量は重要なものとなる。従って、クランプリングの部
分を相互に関して操作し関節様に接合し更に整合フラン
ジに関して該クランプリング自体を動かすための適当な
動力作動手段が提供できる。この方法でクレーンを解体
する準備をしたりクレーン組立を完成したりするために
必要な時間および作業員の数は実質的に減少される。時
間の節約に加えて、動力作動手段の使用は作業員の技術
や特殊工員などへの依存を除去することにより整合フラ
ンジへの均一なクランプ力の達成を可能にしている。上
部構造を運搬装置に位置させるに際して、両方の整合フ
ランジを相互に関して整合し心出しすることがいまいま
必要である。

このような整合作業を容易にするために、整合フランジ
には能動的乃至‘ま受動的な適当な心出し手段が提供で
きる。この心出し手段は整合フランジが適当に位置され
もってクランプリングを受容し、かくて運搬装置に関し
て上部構造を物理的に持ち上げ再位置ぎめをすることに
より適当な位直ぎめをするようなコストがかかり時間浪
費をする反復工程をなくしてしまうことを保証する。，
前述したように、大きなクレーンの場合にはクランプ
リングもまた極度に大きく重くなってしまう。

クランプリングが整合フランジから動かされたときには
、該クランプリング、運搬装置デッキ、および整合フラ
ンジ間の適当な空間的関係を維持するための適当な支持
手段を提供することが望ましい。適当な支持手段はクラ
ンプリングによって直薮坦持され運搬装置デッキと揺動
的に係合可能である。更に、この支持手段は整合フラン
ジとクランプリングの溝の間の概略半径方向の整合を提
供するように有効に使用される。以下添付図面に沿って
本発明を更に詳細に説明する。

第１図にはデッキ２４を有するゴムタィャの運搬装置２
２を含む大きなモータ駆動のクレーン２０が示され、該
デッキ２４上には回転可能なように取付けられたクレー
ンの上部構造２６が固着されている。

典型的には、ターンテーブル２８は大きな直径のボール
ベアリング組立体乃至は類似のものを含むことが可能で
ある。クレーン２０‘こは通常錘Ｗなどの積荷を係合す
るためのフック日などの係合工具が提供されている。

クレーン２川ま更に上部構造２６に係合工具を操作可能
なように接合しているブーム２７のような手段を含む。
ブーム２７の一端は概略垂直面での制御された運動のた
めに上部構造２６に枢着されている。フック部村は張出
綾２７の他端に支持されることができ、滑車装置Ｔのよ
うな適当な巻上手段によって支持されている。例えば長
距離輸送の場合などのように大きなモータ駆動クレーン
２０を解体することが所望であれば、クレーンはいよい
よ運搬装置２２、上部構造２６、ブーム２７および釣合
錘２９のような組立体部品に分離される。

運搬装置２２は３１７５２ｋ９以上の重量がある。同様
に、上部構造２６は１３６００ｋ９以上の重量がある。
本発明に従えば、クレーンの上部構造２６は概略部分番
号３０１こよって示されている扇状取付クランブ３０‘
こよって運搬装置２２に解放可能なように接合されてお
り、ターンテーブル２８は上部構造２６の一部を成して
いる。

第２図を参照すると、解放可能な取付クランプ３０は扇
状クランプリング手段３１を含んでいる。

図示されているように、この扇状クランプＩＪング３１
は干隣略アーチ状のピボット部材乃至は部分３２および
概略アーチ状の部分３４，３６を含むことが可能である
。この概略アーチ状の部分３２，３４，３６はほぼ同一
の長さを有しており、概略円形の取付け支持体７８（第
３図参照）の円周を実質的に包囲している。二者択一的
には、前記のアーチ状部分は等しくない長さを有するこ
とができる。第１のアーチ状部分３２にはその各々の端
に横方向外側に突出した一対のアーム４２が提供されて
いる。該アーム４２の各対は適当なピポットピン４４を
有する。第２のアーチ状部分３４の一端には横方向外側
に突出した延長部分３９を有し更に第１のアーチ状部分
３２の一端のピボツトピン４４上に枢着されている一対
のアーム３８が設置されている。

同機に、第３のアーチ状部分３６の一端には横方向外側
に突出した延長部分４１を有し更に第１のアーチ状部分
３２の他端のピポット４４に機着されている一対のアー
ム４０が設臆されている。適当な関節状接合手段が第１
のアーチ状部分３２に関して枢着されている部分３４，
３６を回転させるように提供されている。関節状接合手
段は例えば一対の液圧シリンダ４６，４８で１つの液圧
シリンダが第１のアーチ状部分３２の各々の端に配置さ
れるよう位置している該シリンダ４６，４８より構成す
ることができる。各々の液圧シリンダ４６，４８は第１
のアーチ状部分３２に付着している対応するブラケット
４９に枢着されている一端を有する。各々の液圧シリン
ダの他端はアーム３８，４０のそれぞれにある対応する
延長部分３９，４１に枢着されている。上部構造と運搬
装置の組立ておよび解体の間には液圧シリンダ４６，４
８は第１のアーチ状部分３４に関するアーチ状部分３４
，３６の駆動運動を提供する。運搬装置のデッキ２４お
よび整合フランジに関して簾状クランプリング３１全体
を動かすには、適当な位置設定手段５０が設置できうる
。典型的には、位置設定手段５０‘よ、第１のアーチ状
部分３２の両端の間の概略中間位置に松着されている一
端を有する従来公知の液圧シリンダ５２であり、かくし
て該アーチ状部分３２と円形の取付支持体７８との間に
不整合に基づく液圧シリンダへの曲げモーメントを最小
にしている。液圧シリンダ５２の第２の端は横方向に配
置され垂直方向に直立したプレート５３に適当に接合し
ている。プレート５３は扇状クランプリング３１が円形
の取付け支持体７８（第２図参照）から引込められる距
離を制限するのにも有効である。特に大きなクレーンを
扱うときには、扇状クランプリング３１の寸法および重
量は、該リングの運動および位置設定を容易にするよう
に適当な支持手段が提供されねばならぬような寸法と重
量である。

例えば、アーチ状部分３２，３４７ ３６の各々は大体
３６３ｋ９の重量がある。従って、第１のアーチ状部分
３２には運搬装置のデッキ２４に関して第１のアーチ状
部分３２を揺動的に支持するための適当なローラが提供
されうる。第４図に図示されたように、第１のアーチ状
部分３２は４つの横方向に離隔したローラ５母によって
支持され、各々の該ローラは該第１のアーチ状部分３２
の下に概略水平方向軸線上に取付けられている。第２お
よび第３のアーチ状部分３４，３６の各々には該部分と
関連しているピボツトピン４４から離隔した自由端に隣
接して取付けブラケット５６が提供されている（第３図
参照）。各々のプラケット５６は脚車を支持し、該胸車
は水平軸に対し転がり運動をし「該水平軸はまた垂直軸
線のまわりを運動することができる。かくて、脚車５８
は、ピボツトピン４４の周囲でそれぞれのア−チ状部分
３４，３６が枢敷し更に液圧シリンダ５２によってクラ
ンプリング３１が往復運動する間に、該それぞれのアー
チ状部分３４，３６を支持するようなされている。第４
図からは運搬装置のデッキ２４１こは適当なローラ案内
手段６０が設置可能であることに留意されたい。

ローラ案内手段６０Ｇま例えばアーチ状部分が閉鎖位置
に向ったり離れたりする運動の間に横方向に安定される
ことを確保するためにｏーラ５４の各々の側部から僅か
に離隔した一対の平行な部材から構成できうる。好まし
くは「 ローフ案内手段６０１ま液圧シリング５２に隣
接したローラ５４に提供される。前記のような頚設は、
運搬装置のデッキ２４が運搬装置のフレーム部材６１お
よび液圧シリング５２付近において極度の剛性薄麓早雲
亭雛誓雲空き零毛部によって担持されている付着手段６
２は松卵略半径方向の突起を含み、概略半径方向の突起
を含む取付部材６３によって支持されている。

これらの概略半径方向の突起は付着手段６２が取付手段
６３に固着されるように扇状クランプリング３１によっ
て接合されている。前述のように「クレーンの上部構造
が運搬装置のデッキ２４から取脱されたときに該上部構
造は好ましくはターンテーブル２８を担持する。従って
、付着手段６２はターンテーブル２８の下方向に延長し
た部分より成る。典型的には、ターンテーブル２８は上
部構造が接合されるような外しース６４を含むことが可
能である。外しース６４は第５図に図示されている鋼球
６８のような適当なボールベアリングによって内レース
６６に関して回転可能なように支持されている。内レー
ス６６の内縁には上部構造によって担持され駆動される
ようなピニオン（図示せず）に係合可能な適当なギャ６
８が設置できる。ピニオンと内レース６６のギャ６８と
の係合は該内レース６６と付着手段６２に関して上部構
造を駆動させ回転させるように機能する。付着手段６２
はターンテーブル２８の内レース６６から下方向に垂下
している円筒状突起７０を含む。

円筒状突起７０の最下端には半径方向外側に突出した突
起乃至は上部整合フランジ７２が設置されている。この
上部整合フランジ７２はその最下端に実質的に半径方向
の整合表面７４を有し、更に先細りの断面を有している
。上部の円錐台状表面？６は整合表面７４と共に概略先
細りの断面を画定するように提供されている。運搬装置
のデッキ２４からは公知の様式で議運機装置のデッキ２
４に適当に固着している円形の取付支持体７８を含むよ
うな取付手段が上方向に延長している。

円形の敬付支持体７８は概略半径方向の整合表面８０を
有する概略半径方向の突起乃至は下部整合フランジ８２
を含み、上部整合フランジ７２の整合表面Ｔ４は該表面
８０上に支持されている。下部整合フランジ８２もまた
先細りの断面を有しており、更に収飲的に先細りとなっ
た整合フランジを画定するように円錐台状の下部表面８
４を有することができる。第５図を更に参照すると、扇
状クランプリング３０の各々のアーチ状部分はＣ字状の
断面を有しており、更に上部構造および運搬装置のそれ
ぞれの隣接した整合フランジを受容するようになされて
いる溝８６を含んでいる。

溝８６は、二重にテーパされた溝を形成するように、円
錐台状の上部および下部表面を備えている。好ましくは
、溝８６の断面形状は隣接した整合フラソジ７２，８２
の断面形状で一致し、もって扇状クランプリング３１が
該整合フランジ７２．８２の周囲に鉄合されたときにカ
ム乃至は裸の作用を提供する。勿論、付着手段６２を取
付手段６３に完全に固着し該付着手段と取付手段間の生
起しうる相対運動を除去するためにカム乃至は蝶の作用
を提供することは望ましい。相対運動を防止することの
好ましさは、運搬装置に関して上部構造を回転させるた
めに内レース６６のギャ６８と上部構造に担持されてい
るピニオンとの係合によって誘起された力にターンテー
ブル２８の該内レース６６が反応しなければならないと
いう事実から生じている。ピニオンによって誘起された
力は、付着手段６２が取付手段６３に固着的に舷合して
いなければ、該付着手段を回転させ勝ちである。襖の作
用を更に改良するためには、扇状クランプリング３１に
は円周方向の力を生成するための適当な引張手段を備え
ているであろう。

この引張手段はアーチ状部分３２，３４，３６の隣接端
部間に設けられている小さな空間と協働して、該アーチ
状部分を半径方向内側に動かし、かくして扇状クランプ
リング３１の二重にテーパされた溝８６は、テーパされ
た整合（鉄まり合う）フランジ７２，８２上に移動し、
かくすることにより、相対運動が行なわれないように、
整合（鉄まり合う）フランジ７２，８２と極めてきつく
係合してそれらを固定する。扇状クランプリングのため
の適当な引張手段はアーチ状部分３４，３６の端部を共
に固着するような従来公知のボルト（第５図参照）であ
り得る。第２図を再度参照すると、第２および第３のア
ーチ状部分３４，３６のそれぞれの自由端乃至は枢着さ
れていない端８９，９０‘こは引張ボルト８８を受容す
るための適当なブラケット９１，９２が設置されている
。

ボルト８８で接合されている自由機８９，９０を除いて
は、アーチ状部分３２，３４，３６は枢着されているの
で、該ボルト８８が該自由端８９，９０を共に固着した
ときには、扇状クランプリング３１を関節様に接合し動
かしている液圧シリンダ４６，４８，５２内の液圧を維
持しておく必要は技早なくなる。

従来公知の手段に比して、ここでは運搬装置に上部構造
を組付けるのにたった１本のボルトしか必要でないとい
うことに留意されたい。従って、取付クランプ組立てに
は時間とコストの相当な軽減が生起される。クレーンの
上部構造の寸法および重量を考慮すれば、隣接する整合
フランジ７２，８２を同軸方向に整合するために適当な
心出し手段９３（第６図参照）を提供することが望まし
い。

心出し手段９３は取付手段６３のような１つの整合部分
によって直接に担持され、もつて該心出し手段の一部が
該取付手段６３の整合表面８０の上に垂直上方向へ突出
して上部構造によって担持されている付着手段乃至は他
方の整合部分を係合し整合する。１つの実施例において
は、心出し手段９３は円形の取付支持体７８の内縁に溶
接された複数の案内部村９４より成り、各々の該案内部
材の一部は整合表面８０上に突出している。

整合表面８０の上へ突出している部分には下部整合フラ
ンジの内縁の上に半径方向外側に傾斜している傾斜面９
６が提供されている。第３図に図示されているように、
複数の案内部材９４は好ましくは取付支持体７８の内縁
の周囲に等角度で離隔している。第７図を参照すると、
クレーンの上部構造を運搬装置に接合する間の案内部材
の機能がより容易に理解される。付着手段６２を担持し
ている上部構造が取付支持体７８に近接するように下降
されると、上部整合フランジ７２の内端は案内部村９４
の傾斜面９６を係合して下部整合フランジ８２に関し該
上部整合フランジ７２を同０円方向および同軸方向に位
置させる。第７図に示されている心出し手段９３は静止
しており下部整合フランジ８２に関する運動は不可能で
あるような概略受動的な心出し手段である。しかしなが
ら、取付支持体７８に関してクレーンの上部構造を適当
に位置させるための能動的な乃至は駆動心出し手段９３
を設置することも可能である。例えば第８図を参照する
と、デッキ２４、取付手段６３、および付着手段６２に
関して作動位置にある湾曲し枢着されているフィンガ９
８が図示されている。各々のフインガ９８は適当なピン
１００によって運搬装置のデッキ２４の下に担持されて
いるブラケット１０２に枢着されている。フィンガ９８
は液圧シリンダ１０６のような従来公知の手段によって
作動可能なアーム１０４を含んでいる。湾曲したフィン
ガ９８の一部は取付手段６３の整合表面８０の上に上方
向に突出している。心出し手段９３のこの別の実施例（
第８図参照）によって４つの液圧作動フィンガ９８の内
の３つは好ましくは取付支持体７８の内縁の周囲に等角
度で配置されている。

クレーンの上部構造によって坦持される付着手段６２が
取付支持体７８上に係止しているときに、フィンガ９８
は取付手段６３に関して同Ｄ円方向および同軸方向に付
着手段６２を位置させるように選択的に作動可能である
。各々のフィンガ９８は整合を生起するように第８図に
図示された位置の間でピン１００の周囲を回転する。こ
こで使用されているように、クレーンは、掘削機、巻上
装置、ピル乃至は道路建設機械、およびこれらに類する
ものなどのようないかなるモータ駆動の積荷操作装置を
も包含することを意図するものである。作動順序は以下
の通りである。

即ち、上部構造が取付支持体７８上の定位暦まで降下さ
れると、心出し手段９３（第７図参照）が付着手段６２
と取付手段６３を同０円方向および同軸方向に位置させ
る。整合フランジ７２，８２が相互に関して適当に整合
されると、液圧シリンダ５２（第２図参照）が扇状クラ
ンプリング３１を整合フランジ７２，８２方向に移送し
て該整合フランジ７２，８２を第１のアーチ状部分３２
の先細り溝８６内に受容させ周辺方向にクランプさせる
。第１のアーチ状部分３２の溝８６が整合フランジ７２
，８２に固着的に係合したとき、液圧シリンダ４６，４
８は第２および第３のアーチ状部分３４，３６の各々の
該溝８６が該整合フランジ７２，８２と固着的に係合す
るまでピボツトピン４４の周囲に該第２および第３のア
ーチ状部分３４，３６を松動させるよう作動する。

ここで扇状クランプリング３１は第３図に示されている
ように隣接する整合フランジ７２，８２の実質的に円周
全体の周囲に周辺方向に位置される。扇状クランプリン
グ３１はしかる後に第２および第３のアーチ状部分３４
，３６の自由端８９，９０を接合するボルト８８を挿入
し圃緒することによって引張られる。前述のように、こ
の引張は扇状クランブリング３１に円周方向の力を生成
し、前記のアーチ状部分を隣接した整合フランジ７２，
８２上に蝶止めする。クレーン上部構造および運搬装置
を解体するには、扇状クランプリングが隣接する整合フ
ランジ７２，８２から嫁脱される。

解体工程では、まずボルト８８が取脱されて第２および
第３のアーチ状部分３４，３６の自由端８９，９０の間
の相対的運動を可能にする。次いで、アーチ状部分３４
，３６が整合フランジ７２，８２の対応部分を釘抜き様
の運動で解放するように該アーチ状部分３４，３６は液
圧シリンダ４６，４８によってピボットピン４４の周囲
を枢動させられる。アーチ状部分３４，３６が開放され
ると、扇状クランプリング３１の全体はアーチ状部分３
２が整合フランジ７２，８２から鉄脱されるように引込
められる。

かくて、扇状クランプリング３１が動かされると、クレ
ーン上部構造は運搬装置から独立して運送されるように
該運搬装置から上方に特上げられることが可能である。
このように、本発明に従えば、クレーン上部構造とクレ
ーン運搬装置との間の接合を実質的に単純化し容易にす
る取付クランプが提供されることが明白である。

以上、本発明をその好ましい実施例に基づいて説明した
が、本発明に沿って更に改良、改変が可能であることは
言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクレーンの部分的立面図、第２図はク
ランプリングが開放され引離された位置にあり更に明確
化のために上部構造を取り去った所を示した本発明の運
搬装置の部分的平面図、第３図は第２図と同様だがクラ
ンプリングが閉鎖された位置にあり明確化のために上部
構造を取り去った運搬袋層の部分的平面図、第４図は第
３図の線４−４に沿って見た部分的断面図、第５図は第
３図に上部構造を付加して線５−５に沿って見た部分的
断面図、第６図は同じく第３図に上部構造を付加して線
６一６に沿って見た部分的断面図、第７図は第６図と同
様だが心出し手段の１つの実施例を示すために上部構造
を運搬装置から離隔した部分的断面図、第８図は第７図
と同機だが心出し手段の別の実施例を図示した部分的断
面図である。 ２０・…・・クレーン、２２・・・・・・運搬装置、２
４・・・・・・デッキ、２６…・・・上部構造、２７・
・・・・・ブーム、２８・・・・・・ターンテーブル、
２９・・・・・・釣合錘、３０・・…・扇状取付クラン
プ、３１・・・・・・扇状クランプリング、３２，３４
，３６……アーチ状部分、３８，４０，４２，１０４…
…アーム、３９，４１・・・・・・延長部分、４４・・
・・・・ピボツトピン、４６，４８，５２，１０６……
液圧シリンダ、４９，５６，９１，９２，１０２……ブ
ラケツト、５０…・・・位置設定手段、５３・・…・プ
レート、５４・・・・・・ローラ、５８・・・・・・脚
車、６０・・・・・・ローラ案内手段、６１……フレー
ム部材、６２…・・・付着手段、６４，６６……レース
、６８……ギヤ、７０……円筒状突起、７２，８２・・
・・・・整合フランジ、７４，７６，８０，８４……表
面、７８……取付支持体、８６・・・・・・溝、８８・
・・・・・ボルト、８９，９０・・・・・・自由端、９
３…・・・心出し手段、９４・・・・・・案内部材、９
６・・・・・・煩斜面、９８・・・・・・フィンガ、１
００・・・・・・ピン、Ｔ・・・・・・滑車装置、日・
・・・・・フック、Ｗ・・・・・・錘。 ＦＩＧ．ｌ ＦＩＧ５ ＦＩＧ６ ＦｉＧ２ ＦｉＧ，３ ｆｌ０７ ｒｉＧＱ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 回転可能な上部構造を支持する運搬装置と、該上部
   構造に取付けられフツク部材を担持するブーム、および
   、該フツク部材を上げ下げするための手段を有する大き
   な自走クレーンであり、該フツク部材の作動中に該上部
   構造を定位置に強固に保持し更に該クレーンを１つの場
   所から他の場所へ移動させることが所望であるときに、
   該上部構造を該運搬装置から都合よく取脱することを可
   能にするために該回転可能な上部構造を該運搬装置に取
   脱可能なように固着するための改良手段を有する該クレ
   ーンにおいて、該改良手段は、該運搬装置に担持され該
   回転可能な上部構造を支持し、更に概略半径方向の第１
   の突起を有する取付手段と；該回転可能な上部構造の底
   部に配置され該取付手段に支持される概略半径方向の第
   ２の突起を含む付着手段と；そして該第１の概略半径方
   向の突起および第２の概略半径方向の突起を係合し、該
   取付手段と付着手段とを固着するための扇状クランプ手
   段とよりなり、該扇状クランプ手段は、２つの端部と、
   該第１および第２の突起を受容するための溝を有する第
   １のアーチ状部分と、該第１および第２の突起を受容す
   るための溝を有し、該第１のアーチ状部分の一端に枢着
   している第２のアーチ状部分、および、該第１および第
   ２の突起を受容するための溝を有し、該第１のアーチ状
   部分の他端に枢着している第３のアーチ状部分とを備え
   ；さらに、該第１のアーチ状部分に関し、該第２および
   第３のアーチ状部分を動かすための関節状手段；および
   、該取付手段に関し、該第１のアーチ状部分を動かすた
   めの位置設定手段を備えていることを特徴とする上記ク
   レーン。