JP2922090B2 - ステーブクーラーの取付装置及び取付工法 - Google Patents
ステーブクーラーの取付装置及び取付工法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉の建設または改修
の際のステーブクーラーの取り付け装置及び取り付け工
法に関する。
の際のステーブクーラーの取り付け装置及び取り付け工
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、大型構造物の側壁据付工法と作業
台車に関しては工期短縮とコスト削減を計るため、例え
ば、特開昭６４−３６７１４号公報に記載されているよ
うに、高炉鉄皮の内部に設置した走行用ビーム上に作業
台車を搭載し、揚重設備により高炉鉄皮を台車にて保持
し、台車を自在に走行させることにより高炉鉄皮を所定
の位置に据え付ける工法と作業台車が提案されている。
（以下従来例と称す）
台車に関しては工期短縮とコスト削減を計るため、例え
ば、特開昭６４−３６７１４号公報に記載されているよ
うに、高炉鉄皮の内部に設置した走行用ビーム上に作業
台車を搭載し、揚重設備により高炉鉄皮を台車にて保持
し、台車を自在に走行させることにより高炉鉄皮を所定
の位置に据え付ける工法と作業台車が提案されている。
（以下従来例と称す）
【０００３】該公報による方法は、図６、図７に示すよ
うに既設の高炉鉄皮２５の内部に走行用ビーム２７と旋
回用ビーム２８を旋回用ビーム２８上面に設置したロー
ラーパス２９を介して組み付け、旋回用ビーム２８を高
炉鉄皮２５内面に設置した旋回ビーム固定用ブラケット
３２に固定し、走行用ビーム２７を任意の位置に旋回さ
せ、高炉鉄皮２５の内面に設置した走行ビーム固定用ブ
ラケット２４に固定し、取付用高炉鉄皮３０の高さと角
度を調整した後、作業台車３１を走行させ高炉鉄皮３０
を所定の位置に据え付けるものである。
うに既設の高炉鉄皮２５の内部に走行用ビーム２７と旋
回用ビーム２８を旋回用ビーム２８上面に設置したロー
ラーパス２９を介して組み付け、旋回用ビーム２８を高
炉鉄皮２５内面に設置した旋回ビーム固定用ブラケット
３２に固定し、走行用ビーム２７を任意の位置に旋回さ
せ、高炉鉄皮２５の内面に設置した走行ビーム固定用ブ
ラケット２４に固定し、取付用高炉鉄皮３０の高さと角
度を調整した後、作業台車３１を走行させ高炉鉄皮３０
を所定の位置に据え付けるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この方法によれば、旋
回用ビーム２８を固定するための旋回ビーム固定用ブラ
ケット３２が必要となる。例えばこの方法を用い、ステ
ーブクーラーを高炉鉄皮２５内面に取り付ける場合、走
行用ビーム２７を旋回した後、ステーブクーラーの取り
付け位置に固定するための走行ビーム固定用ブラケット
２４も必要となるため、例えば円周４０〜５０分割のス
テーブクーラーを取り付ける場合は少なくとも一段で８
０〜１００個のブラケットが必要になり、ブラケットの
取り付け、取り外しに多くの人員と時間を要するという
欠点がある他、工期短縮を計るため走行用ビーム２７と
作業台車３１を複数台設置し、夫々の作業台車を個別に
任意の位置に同時走行させることができないという欠点
がある。本発明は、以上の欠点を解決するために、取り
付け人員の低減と取り付け時間の短縮を目的とするステ
ーブクーラーの取り付け装置及び取り付け工法を提供す
ることにある。
回用ビーム２８を固定するための旋回ビーム固定用ブラ
ケット３２が必要となる。例えばこの方法を用い、ステ
ーブクーラーを高炉鉄皮２５内面に取り付ける場合、走
行用ビーム２７を旋回した後、ステーブクーラーの取り
付け位置に固定するための走行ビーム固定用ブラケット
２４も必要となるため、例えば円周４０〜５０分割のス
テーブクーラーを取り付ける場合は少なくとも一段で８
０〜１００個のブラケットが必要になり、ブラケットの
取り付け、取り外しに多くの人員と時間を要するという
欠点がある他、工期短縮を計るため走行用ビーム２７と
作業台車３１を複数台設置し、夫々の作業台車を個別に
任意の位置に同時走行させることができないという欠点
がある。本発明は、以上の欠点を解決するために、取り
付け人員の低減と取り付け時間の短縮を目的とするステ
ーブクーラーの取り付け装置及び取り付け工法を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、（１）高炉のステーブクーラー取付装置に
おいて、作業デッキ上に設けた旋回軸と、その旋回軸を
中心に旋回する旋回フレームと、その旋回フレーム上に
前後に傾動自在なマストと、そのマストに沿っ て昇降す
る受け台と、その受け台に設けた、ステーブクーラーを
左右に回動する回動装置と、着脱自在に設けたステーブ
クーラー吊りフックとで構成した取付装置を載置したこ
とを特徴とするステーブクーラーの取付装置である。
の本発明は、（１）高炉のステーブクーラー取付装置に
おいて、作業デッキ上に設けた旋回軸と、その旋回軸を
中心に旋回する旋回フレームと、その旋回フレーム上に
前後に傾動自在なマストと、そのマストに沿っ て昇降す
る受け台と、その受け台に設けた、ステーブクーラーを
左右に回動する回動装置と、着脱自在に設けたステーブ
クーラー吊りフックとで構成した取付装置を載置したこ
とを特徴とするステーブクーラーの取付装置である。
【０００６】（２）また、高炉内部の任意の位置に搬入
されたステーブクーラーをステーブクーラー取付装置に
吊り替え、ステーブクーラーの取付装置を旋回させて、
炉鉄皮側へ移動し、取付高さ、前後方向の角度及び水平
度を調整した後に、ステーブクーラーを所定の位置に取
り付け、全周にステーブクーラーの取り付けが完了次
第、その上段のステーブクーラーの取り付けを同様に行
い、所定の段数の取り付けが完了後、ステーブクーラー
の取付装置を搭載した作業デッキを吊り上げ、作業デッ
キを固定し、順次上段のステーブクーラーを取り付けて
いくことを特徴とするステーブクーラーの取付工法であ
る。
されたステーブクーラーをステーブクーラー取付装置に
吊り替え、ステーブクーラーの取付装置を旋回させて、
炉鉄皮側へ移動し、取付高さ、前後方向の角度及び水平
度を調整した後に、ステーブクーラーを所定の位置に取
り付け、全周にステーブクーラーの取り付けが完了次
第、その上段のステーブクーラーの取り付けを同様に行
い、所定の段数の取り付けが完了後、ステーブクーラー
の取付装置を搭載した作業デッキを吊り上げ、作業デッ
キを固定し、順次上段のステーブクーラーを取り付けて
いくことを特徴とするステーブクーラーの取付工法であ
る。
【０００７】 （３） そして、作業デッキ上に複数組のス
テーブクーラー取付装置を配置し、ステーブクーラーの
搬入受入れと、ステーブクーラーの取付を同時に行う、
ステーブクーラーの取付工法とした。
テーブクーラー取付装置を配置し、ステーブクーラーの
搬入受入れと、ステーブクーラーの取付を同時に行う、
ステーブクーラーの取付工法とした。
【０００８】
【作用】１）作業デッキ上に、旋回軸を中心に旋回する
旋回フレームと、その旋回フレーム上を、炉心に対して
放射状に移動するステーブクーラー取付用のリフトカー
を設けたので、旋回フレームを旋回させ、その旋回フレ
ーム上を移動するリフトカーにより、炉鉄皮の任意の位
置にステーブクーラーを取り付けることが可能となる。
そのため、従来例のように、作業デッキをその都度旋回
させて、固定する必要がなくなるので、大幅な時間短縮
が可能となる。また、従来例の作業デッキを旋回する方
式のものは、ステーブクーラー取付用として使用した場
合、取付ブラケットが少なくとも一段で８０〜１００個
程度必要であったものが、本発明では、旋回しない固定
の作業デッキを使用するため、作業デッキの固定は４ケ
のブラケットで済み、そのブラケットの取り付け取り外
しのための労力及び作業時間を大幅に短縮できる。
旋回フレームと、その旋回フレーム上を、炉心に対して
放射状に移動するステーブクーラー取付用のリフトカー
を設けたので、旋回フレームを旋回させ、その旋回フレ
ーム上を移動するリフトカーにより、炉鉄皮の任意の位
置にステーブクーラーを取り付けることが可能となる。
そのため、従来例のように、作業デッキをその都度旋回
させて、固定する必要がなくなるので、大幅な時間短縮
が可能となる。また、従来例の作業デッキを旋回する方
式のものは、ステーブクーラー取付用として使用した場
合、取付ブラケットが少なくとも一段で８０〜１００個
程度必要であったものが、本発明では、旋回しない固定
の作業デッキを使用するため、作業デッキの固定は４ケ
のブラケットで済み、そのブラケットの取り付け取り外
しのための労力及び作業時間を大幅に短縮できる。
【０００９】 ２）ステーブクーラー取付用のリフトカー
を、前後に傾動自在なマストと、そのマストに沿って昇
降する受け台と、その受け台に設けた、ステーブクーラ
ーを左右に回動する回動装置と、着脱自在に設けたステ
ーブクーラー吊りフックとで構成したので、ステーブク
ーラーを搬入受入れする際には、炉頂に設けたクレーン
のフックからリフトカーの吊りフックに容易に吊り替え
が可能となる。これは、リフトカーのマストを傾斜させ
て受け台を傾け、ステーブクーラーをその受け台に一旦
預けて、その後、吊りフックを回動するだけで、ステー
ブクーラーの吊り具に引っ掛けることができるからであ
る。さらに、ステーブクーラーを炉鉄皮に取り付ける場
合は、ステーブクーラーを横移動、前後傾動並びに左右
に回動できるので、ステーブクーラーの取付高さ、前後
方向の角度及び水平度を容易に調整でき、短時間に、か
つ、容易にステーブクーラーを取り付けることが可能と
なる。
を、前後に傾動自在なマストと、そのマストに沿って昇
降する受け台と、その受け台に設けた、ステーブクーラ
ーを左右に回動する回動装置と、着脱自在に設けたステ
ーブクーラー吊りフックとで構成したので、ステーブク
ーラーを搬入受入れする際には、炉頂に設けたクレーン
のフックからリフトカーの吊りフックに容易に吊り替え
が可能となる。これは、リフトカーのマストを傾斜させ
て受け台を傾け、ステーブクーラーをその受け台に一旦
預けて、その後、吊りフックを回動するだけで、ステー
ブクーラーの吊り具に引っ掛けることができるからであ
る。さらに、ステーブクーラーを炉鉄皮に取り付ける場
合は、ステーブクーラーを横移動、前後傾動並びに左右
に回動できるので、ステーブクーラーの取付高さ、前後
方向の角度及び水平度を容易に調整でき、短時間に、か
つ、容易にステーブクーラーを取り付けることが可能と
なる。
【００１０】 ３）前記（２）項のステーブクーラーの取
付工法を用いることにより、合計５００〜６００個のス
テーブクーラーを効率よく取り付けることができ、作業
要員の低減と、取り付け時間の短縮を図ることができ
る。また、ステーブクーラー取付装置を複数組設置した
場合、例えば、１台のステーブクーラー取付装置でステ
ーブクーラーの取り付けを行い、他の１台のステーブク
ーラー取付装置でステーブクーラーの搬入受入れを行う
ことができるので、ステーブクーラーの取り付けが効率
的に行われる。
付工法を用いることにより、合計５００〜６００個のス
テーブクーラーを効率よく取り付けることができ、作業
要員の低減と、取り付け時間の短縮を図ることができ
る。また、ステーブクーラー取付装置を複数組設置した
場合、例えば、１台のステーブクーラー取付装置でステ
ーブクーラーの取り付けを行い、他の１台のステーブク
ーラー取付装置でステーブクーラーの搬入受入れを行う
ことができるので、ステーブクーラーの取り付けが効率
的に行われる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図１はステーブクーラーの取り付け装置の側面、図２は
該装置の正面を示したものであり、高炉内部に設けた作
業デッキ１の中心に旋回軸２と該軸を中心とする円形レ
ール３を固定し、旋回軸２に旋回フレーム４を組み込
み、油圧モーター５により駆動される走行車輪６により
旋回フレーム４が円形レール３上を旋回できるようにす
る。
図１はステーブクーラーの取り付け装置の側面、図２は
該装置の正面を示したものであり、高炉内部に設けた作
業デッキ１の中心に旋回軸２と該軸を中心とする円形レ
ール３を固定し、旋回軸２に旋回フレーム４を組み込
み、油圧モーター５により駆動される走行車輪６により
旋回フレーム４が円形レール３上を旋回できるようにす
る。
【００１２】 旋回フレーム４上にはステーブクーラー取
付用リフトカー３３が搭載されており、このリフトカー
３３にはローラー８を有するスライドフレーム７を、油
圧シリンダー９により前後にスライド自在に組み付け、
スライドフレーム先端にマスト（昇降フレーム）１０
を、ピン１１にて結合するとともに、油圧シリンダー１
２により前後に傾動自在にしてある。
付用リフトカー３３が搭載されており、このリフトカー
３３にはローラー８を有するスライドフレーム７を、油
圧シリンダー９により前後にスライド自在に組み付け、
スライドフレーム先端にマスト（昇降フレーム）１０
を、ピン１１にて結合するとともに、油圧シリンダー１
２により前後に傾動自在にしてある。
【００１３】 マスト１０内に、２本の油圧シリンダー１
３に結合された２本のチェーン１４に懸垂された昇降台
車１５を配置し、上下に昇降可能とし、昇降台車１５に
回動軸１６を介して受け台１７を組み付け、受け台１７
上端部に油圧シリンダー１８による上下動及びモーター
１９により回転可能なフック２０で構成される吊り装置
を設け、ステーブクーラー２１を吊り下げる。またステ
ーブクーラー回動装置３４としての油圧シリンダー２２
及び前記回動軸１６により受け台１７を回動軸１６を中
心にして左右に回動させることができ、ステーブクーラ
ー２１の水平度が調整可能となっている。この時、受け
台１７の両端に設けたクランプ２３でステーブクーラー
を挟み、ステーブクーラー２１が受け台１７から離脱す
ることを防いでいる。
３に結合された２本のチェーン１４に懸垂された昇降台
車１５を配置し、上下に昇降可能とし、昇降台車１５に
回動軸１６を介して受け台１７を組み付け、受け台１７
上端部に油圧シリンダー１８による上下動及びモーター
１９により回転可能なフック２０で構成される吊り装置
を設け、ステーブクーラー２１を吊り下げる。またステ
ーブクーラー回動装置３４としての油圧シリンダー２２
及び前記回動軸１６により受け台１７を回動軸１６を中
心にして左右に回動させることができ、ステーブクーラ
ー２１の水平度が調整可能となっている。この時、受け
台１７の両端に設けたクランプ２３でステーブクーラー
を挟み、ステーブクーラー２１が受け台１７から離脱す
ることを防いでいる。
【００１４】 図３、図４及び図５によりステーブクーラ
ーの取り付け装置による取り付け工法を説明する。
ーの取り付け装置による取り付け工法を説明する。
【００１５】 図３は、２台のステーブクーラーの取り付
け装置Ａ及びＢにより炉腹部から炉口部の範囲にステー
ブクーラーを取り付ける場合を示し、Ｉ、II、III 、I
V、Ｖの順に順次上方へ取り付けを進める工法であり、
取り付け開始レベルＩでは既に別の方法で取り付けられ
たステーブクーラー内面にブラケット２４を４乃至６ケ
所取り付け、ステーブクーラーの取り付け装置を搭載し
た作業デッキ１を炉頂に設けた揚重設備により取り込
み、ブラケット２４上に固定する。
け装置Ａ及びＢにより炉腹部から炉口部の範囲にステー
ブクーラーを取り付ける場合を示し、Ｉ、II、III 、I
V、Ｖの順に順次上方へ取り付けを進める工法であり、
取り付け開始レベルＩでは既に別の方法で取り付けられ
たステーブクーラー内面にブラケット２４を４乃至６ケ
所取り付け、ステーブクーラーの取り付け装置を搭載し
た作業デッキ１を炉頂に設けた揚重設備により取り込
み、ブラケット２４上に固定する。
【００１６】 図４に示すごとく、ステーブクーラー取り
付け装置Ａ、Ｂは円形レール３上を独立に旋回可能であ
り、任意の位置でステーブクーラー２１を受けとり、夫
々所定の取り付け位置にステーブクーラー２１を運ぶこ
とができる。
付け装置Ａ、Ｂは円形レール３上を独立に旋回可能であ
り、任意の位置でステーブクーラー２１を受けとり、夫
々所定の取り付け位置にステーブクーラー２１を運ぶこ
とができる。
【００１７】 図５はステーブクーラー取り込み装置（図
示せず）により高炉内部に取り込まれたステーブクーラ
ー２１をステーブクーラーの取り付け装置に搭載する方
法であり油圧シリンダー１２を縮め、マスト１０を後方
へ傾けた後に、ステーブクーラー２１を受け台１７に搭
載し、回転可能なフックで吊り替え、油圧シリンダー１
２を伸長してマスト１０をほぼ垂直に起こし、所定の位
置にステーブクーラーの取り付け装置を旋回させる。
示せず）により高炉内部に取り込まれたステーブクーラ
ー２１をステーブクーラーの取り付け装置に搭載する方
法であり油圧シリンダー１２を縮め、マスト１０を後方
へ傾けた後に、ステーブクーラー２１を受け台１７に搭
載し、回転可能なフックで吊り替え、油圧シリンダー１
２を伸長してマスト１０をほぼ垂直に起こし、所定の位
置にステーブクーラーの取り付け装置を旋回させる。
【００１８】 ステーブクーラーの取り付け装置Ａを所定
の位置に停止後、図３に示すごとく油圧シリンダー９を
伸長し、スライドフレーム７を高炉鉄皮２５側へ延ば
し、かつ、油圧シリンダー１２を伸縮してステーブクー
ラーの前後方向の角度と油圧シリンダー２２を伸縮させ
て水平度を調整しながら最終的に、ステーブクーラー２
１を高炉鉄皮２５に取り付ける。尚、ステーブクーラー
の取り付け装置Ａ、Ｂを所定の位置に停止後は、ステー
ブクーラーの取り付け装置Ａ、Ｂの操作は図４に示す操
作デッキ２６上に操作者が搭乗し、ステーブクーラー冷
却配管と取り付け用ボルト（共に図示せず）の位置を高
炉鉄皮２５に設けた穴に合わせながら行うことができ
る。
の位置に停止後、図３に示すごとく油圧シリンダー９を
伸長し、スライドフレーム７を高炉鉄皮２５側へ延ば
し、かつ、油圧シリンダー１２を伸縮してステーブクー
ラーの前後方向の角度と油圧シリンダー２２を伸縮させ
て水平度を調整しながら最終的に、ステーブクーラー２
１を高炉鉄皮２５に取り付ける。尚、ステーブクーラー
の取り付け装置Ａ、Ｂを所定の位置に停止後は、ステー
ブクーラーの取り付け装置Ａ、Ｂの操作は図４に示す操
作デッキ２６上に操作者が搭乗し、ステーブクーラー冷
却配管と取り付け用ボルト（共に図示せず）の位置を高
炉鉄皮２５に設けた穴に合わせながら行うことができ
る。
【００１９】 取り付け開始レベルＩにてステーブクーラ
ー２段分全周の取り付けが完了したら炉頂に設けた揚重
設備により作業デッキ１をIIの高さに吊り上げ、Ｉで行
った同様の取り付け方法でステーブクーラーの取り付け
を行い、順次III 、IV、Ｖと取り付け作業を進める。
ー２段分全周の取り付けが完了したら炉頂に設けた揚重
設備により作業デッキ１をIIの高さに吊り上げ、Ｉで行
った同様の取り付け方法でステーブクーラーの取り付け
を行い、順次III 、IV、Ｖと取り付け作業を進める。
【００２０】
【発明の効果】本発明のステーブクーラーの取り付け装
置と該装置による取り付け工法により作業デッキを固定
するためのブラケットの数を低減し、ブラケットの取り
付け取り外し作業量が低減できる他、複数のステーブク
ーラーの取り付け装置が使用できるため、取り付け工期
を大幅に短縮することができるとともに、ステーブクー
ラーの受けとり、運搬及び取り付けの一連の作業をステ
ーブクーラーの取り付け装置により行うことで大幅な要
員削減ができる。
置と該装置による取り付け工法により作業デッキを固定
するためのブラケットの数を低減し、ブラケットの取り
付け取り外し作業量が低減できる他、複数のステーブク
ーラーの取り付け装置が使用できるため、取り付け工期
を大幅に短縮することができるとともに、ステーブクー
ラーの受けとり、運搬及び取り付けの一連の作業をステ
ーブクーラーの取り付け装置により行うことで大幅な要
員削減ができる。
【図１】ステーブクーラー取付装置全体側面図
【図２】ステーブクーラー取付装置全体正面図
【図３】ステーブクーラー取付方法側面説明図
【図４】ステーブクーラー取付方法平面説明図
【図５】ステーブクーラー受取り方の説明図
【図６】従来法による高炉鉄皮の取付け側面説明図
【図７】従来法による高炉鉄皮の取付け平面説明図
１ 作業デッキ ２ 旋回軸 ３ 円形レール ４ 旋回フレーム ５ 油圧モータ ６ 走行車輪 ７ スライドフレーム ８ ローラー ９ 油圧シリンダー １０ マスト（昇降フレーム） １１ ピン １２ 油圧シリンダー １３ 油圧シリンダー １４ チェーン １５ 昇降台車 １６ 回動軸 １７ 受け台 １８ 油圧シリンダー １９ モーター ２０ フック ２１ ステーブクーラー ２２ 油圧シリンダー ２３ クランプ ２４ ブラケット ２５ 高炉鉄皮 ２６ 操作デッキ ２７ 走行用ビーム ２８ 旋回用ビーム ２９ ローラーパス ３０ 高炉鉄皮 ３１ 作業台車 ３２ ブラケット ３３ ステーブクーラー取付用リフトカー ３４ ステーブクーラー回動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C21B 7/10 305
Claims (3)
- 【請求項１】 高炉のステーブクーラー取付装置におい
て、作業デッキ上に設けた旋回軸と、その旋回軸を中心
に旋回する旋回フレームと、その旋回フレーム上に前後
に傾動自在なマストと、そのマストに沿って昇降する受
け台と、その受け台に設けた、ステーブクーラーを左右
に回動する回動装置と、着脱自在に設けたステーブクー
ラー吊りフックとで構成した取付装置を載置したことを
特徴とするステーブクーラーの取付装置。 - 【請求項２】 高炉内部の任意の位置に搬入されたステ
ーブクーラーをステーブクーラー取付装置に吊り替え、
ステーブクーラーの取付装置を旋回させて、炉鉄皮側へ
移動し、取付高さ、前後方向の角度及び水平度を調整し
た後に、ステーブクーラーを所定の位置に取つ付け、全
周にステーブクーラーの取り付けが完了次第、その上段
のステーブクーラーの取り付けを同様に行い、所定の段
数の取り付けが完了後、ステーブクーラーの取付装置を
搭載した作業デッキを吊り上げ、作業デッキを固定し、
順次上段のステーブクーラーを取り付けていくことを特
徴とするステーブクーラーの取付工法。 - 【請求項３】 作業デッキ上に複数組のステーブクーラ
ー取付装置を配置し、ステーブクーラーの搬入受入れ
と、ステーブクーラーの取付を同時に行うことを特徴と
する請求項２記載のステーブクーラーの取付工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15808893A JP2922090B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | ステーブクーラーの取付装置及び取付工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15808893A JP2922090B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | ステーブクーラーの取付装置及び取付工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06346123A JPH06346123A (ja) | 1994-12-20 |
| JP2922090B2 true JP2922090B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=15664041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15808893A Expired - Fee Related JP2922090B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | ステーブクーラーの取付装置及び取付工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2922090B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP15808893A patent/JP2922090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06346123A (ja) | 1994-12-20 |
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