JPS6013932B2

JPS6013932B2 - 板状物体送り出し装置

Info

Publication number: JPS6013932B2
Application number: JP58155607A
Authority: JP
Inventors: 正照得能
Original assignee: Rengo Co Ltd
Current assignee: Rengo Co Ltd
Priority date: 1983-08-24
Filing date: 1983-08-24
Publication date: 1985-04-10
Also published as: JPS59153735A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、送り出し方向に前面を向けて立て並べた多数
の板状物体を、前から数枚乃至数十枚づつに区分しなが
ら、前記板状物体の前面が上向に向くと共に前記板状物
体の下端が送り出し方向に向くように倒して送り出す板
状物体送り出し装置に関する。

この種の装置の従来装置として、実開昭５０一９７１７
６号公報に記載された「薄板状体の供給装贋」がある。

この装置においては、支持体の可動底面支持部材の上に
積み重ねた多数の板状物体を、支持体を回敷することに
よって、側縁支持部の上に立て並べたのち、側縁支持部
の上端に設けた取出装置の可動板を後退させて、板状物
体の適当枚数を移送装置のベルトコンベァの上に降下さ
せる。この降下のさし、に、作業員の手による動作によ
り、板状物体を反転させたり反転させなかったりして、
ベルトコンベアの上に倒す。従って、この装置により板
状物体を、前面が上向を向くと共に下端が送り出し方向
に向くように倒すには、人手が必要になる。また、板状
物体を降下させる、すなわち落下させるので、下端を損
傷する恐れがあり、特に下級銘柄の段ボールシート紙の
ように、柔らかい又は薄い材料の場合には、損傷しがち
である。本発明の目的は、送り出し方向に前面を向けて
立て並べた状態の板状物体を、人手を全くかけないで、
確実に、前面が上方を向くと共に下端が送り出し方向に
向くようにして倒すことができ、しかも、板状物体を損
傷することがない板状物体送り出し装置を提供すること
にある。

上記の目的に従い、本発明は、多数の板状物体を送り出
し方向に前面を向けて立て並べた状態で移送できるコン
ベアと、前記コンベアの送り出し端に送られて来る前記
板状物体を数枚乃至数十枚づつに区分しながら、前記板
状物体の前面が上方に向き下端が送り出し方向に向くよ
うにして倒すことができる引き渡し装置と、倒れた前記
板状物体を受け取るための受け取り手段とからなる板状
物体送り出し装置において、前記引き渡し装置が「送り
出し方向に向いた平行な複数の移送コンベアからなり、
前記移送コンベアは「その送り込み端を前記コンベアの
送り出し端に食い込ませて配置されること、及び前記移
送コンベアの無端搬送部材にはキッカーが取り付けられ
、前記キッカーは、前記無端搬送部材の回転に伴って、
前記移送コンベアの送り込み端において前記コンベアの
搬送面より上に突出することを特徴とした板状物体送り
出し装置を、提供するものである。以下〜添付図面に示
した実施例を参照して、本発明を詳細に説明する。

本発明の板状物体送り出し装置は、コンペアー、受け取
り手段２及び引き渡し装置３を備えている。

コンペアーは、板状物体の送り出し方向Ｘに直角な方向
に間隔をあげた複数本の平行なスラット付き無端チェー
ンコンベア１１を備えている。

これらのチェーンコンベア１１は、それらの送り出し端
１１１付近を除いて、適当な横方向部材（図示しない）
により互いに結合されている。各チヱーンコンベア１１
の送り込み端スプロケット１１２は一本の共通な軸１２
に固着されており、この軸１２はチェーン伝動装置１３
を介して電動機１４により駆動されるようになっている
。コンペアーは更に、各チェーンコンベア１１に配置さ
れたサポート装置１５を備えている。各サポート装置ｉ
５は、チェーンコンベア１１の搬送面から略垂直に上方
へ延びる榛体からなる。

各サポート装置１５の下端部は、装置１５がコンベア１
１の一対の無端チェーン１１３と共に動けるように「チ
ェーン１１３に連結されている。各サポート装置１５の
下端は、この装置がコンベア搬送面に対し略垂直な姿勢
を維持できるように、その下端に取り付けた遊転ローラ
１５１を介して支持レール（図示せず）に走行自在に係
合している。コンベア１は、更に板状物体６を積み重ね
た積重体７を受け取って回動する反転装置１６を備えて
いる。反転装置１６は、チェーンコンベア１１を一対の
サイドフレーム１０間に回動自在に支持する軸；６１と
、コンベア１１の送り込み端からコンベア搬送面に対し
略垂直に延びてコンベア１！と共に回敷できるように配
置された複数のボール又はローラコンベア量６２と、コ
ンベアｉｌ及びコンベア１６２を板状物体積重体受け取
り姿勢Ａ（第１図に仮想線で示されている）から板状物
体立て並べ姿勢（板状物体送り出し姿勢）Ｂ（第１図に
実線で示されいる）まで回動させる油圧又は空圧作動の
一対のピストンシリンダ装置１６３とからなる。

姿勢Ａにおいては、コンベア１６２は略水平となり、コ
ンベア１６２の間へサポート装置１５が入り込むことが
できる。姿勢８においては、コンベア１１が、その送り
込み端亀１０をその送り出し端１１首よりやや低位贋に
置く状態で、傾斜姿勢をとるようになっている。

受け取り手段２は、板状物体送り出し方向Ｘに直角な方
向に間隔をあげた複数の平行な水平無端ベルトコンベア
２１からなる。

これらのベルトコンベア２１は、一対のサイドフレーム
１００間に架設されている。各ベルトコンベア２１の送
り込み端プーリ２１１は一本の共通な軸２２に固着され
ており、この軸２２はチェーン伝動装置２３を介して電
動機２４１こより駆動されるようになっている。受け取
り手段２のベルトコンベァ２１の送り込み端２１２は、
姿勢Ｂにあるときの第１コンベア１のチェーンコンベア
１１送り出し端１１１より若干高い位置におかれている
。

またベルトコンベア２１の送り出し端２１３は、ピスト
ンシリンダ装置２０五こより軸２２を支点にして昇降で
きるようになっている。

なお、受け取り手段２は、実施例のベルトコンベアの如
き移送装置のほか、静止したシュート、テーブルなどで
もよい。

引き渡し装置３は、板状物体送り出し方向×に対し直角
な方向に間隔をあげた複数の平行な移送コンベア（無端
ベルトコンベア）３１を備えている。

各ベルトコンベァ３１のフレーム３１１はＬ字形をして
おり、その屈曲部は受け取り手段２の送り込み端プーリ
軸２２に遊隊されている。

各フレーム３１１のコンベア１へ延びた部分の端部は、
送り込み端プーリ３１２を遊転自在に支持する。

コンペアーが板状物体送り出し姿勢Ｂもこあるとし、各
コンベア３１の送り込み端３０‘まコソベア１の送り出
し総１１１間に〈し、込ませて配置されている。

各フレーム３１１の下方へ延びた部分は共通の部材３１
３によって相互に結合されている。各ベルトコンベア３
１の送り出し端プーリ３１４は受け取り手段２の送り込
み端プーリ軸２２に固着されており、それによって各コ
ンベア３１の送り出し端３００は受け取り手段２の送り
込み端２１２間にくし、込ませて配置されている。更に
、各コンベア３１の無端搬送部材には１個又は２個以上
のキッカー３３が取り付けられている。キッカー３３は
、送り込み総３０１こおいて、板状物体送り出し姿勢Ｂ
にあるときのコンベァ１の搬送面より上に突出するよう
になっている。本発明装置は、更に、立て並べられた板
状物体６が、コンペアーによって、その送り出し端の所
定位置Ｐに到達するとコンベア１を停止させると共に引
き渡し装置３を運転してコンベア上に立て並べられた板
状物体６の前面が上方を向き、下端が前端になるように
倒す板状物体引き渡し動作を開始させるための検知手段
、例えばリミットスイッチ４を備えている。本発明装置
は、更に、前述したコンベア１が停止されると共に引き
渡し装置３の板状物体引き渡し動作が開始されたのち、
一塊の板状物体引き渡しが完了すると、引き渡し装置３
の物体引き渡し動作を終了させてコンベア１を始動する
ためのタイマ装置（図示せず）及び検知手段、例えばキ
ツカー３３の接触によって作動されるリミットスイッチ
４０を備えている。

本発明装置は、更に、２の送り込み端部２１２に板状物
体６があるとき、引き渡し装置３の板状物体引き渡し動
作を開始させないための検知手段、例えば、板状物体６
に遮光される光電管検知装置５を備えている。

また、ホッパ９に満杯になった板状物体６により、ある
一定時間の間遮光されて、引き渡し装置３及び２の動作
を停止させるための検知手段、例えば、光電管検知袋鷹
（図示せず）を備えている。次に本発明装置の動作説明
を行う。

まず、コンベア１の電動機１４が逆転されてチェーンコ
ンベア１１が逆転され、それによってサポート装置１５
がポ−ルコンベァ１６２の間へ納められる。

ピストンシリンダ装置１６によりチェーンコンベア１１
及びボールコンベア１６２が第１図に仮想線で示される
板状物体積重体受け取り姿勢Ａにおかれる。各板状物体
６の所定面６１を上方に向けると共に各板状物体６の所
定辺６２を板状物体送り出し方向×に対し前端にくるよ
うに積み重ねられた板状物体６の積重体７が適当なコン
ベア８‘こよって送られてくると、該積重体７は、水平
姿勢のボールコンベア１６２にそのまま受けとられる。
そのあと、ピストンシリンダ装置１６によってチェーン
コンベァ１１及びボールコンベア１６２が第１図上実線
で示される板状物体立て並べ姿勢Ｂまで回動され「それ
によって積重体７も回動されて積重体の板状物体６はチ
ェーンコンベア１１上に立て並べられる。立て並べられ
た各板状物体６の所定面６１はいずれも板状物体送り出
し方向×に向いて前面となり、所定辺６２はいずれも板
状物体６の下端にくる。次に、電動機１４の正転によっ
てコンベァ１１上の板状物体６は、第１図に示されるよ
うにサポート装置１５に支持されつつコンベア１１の送
り出し端１１１へ前進を開始する。

立て並べられた板状物体６がコンベア１の送り出し端（
すなわちチェ−ンコンベア１１の送り出し端１１１）の
所定位置Ｐに到達すると、リミットスイッチ４が板状物
体６により起動され、それによって、図外の制御手段が
コンペアーの運転を停止して板状物体送りを中止すると
共に、引き渡し装置３の引き渡し動作を開始させる。引
き渡し装置３の引き渡し動作が開始されると、電動機２
４が運転され、これによって、ベルトコンベア３１が動
き始める。

コンベァ１のキッカー３３が、図上左回りの回動によっ
て、コンペ了１の搬送面より上に突出し、コンペアーの
上に立て並べた板状物体６の数枚乃至数十枚を、後続の
板状物体６から区分しながら、それらの板状物体の各下
端６２を送り出し方向×に向けて押し進める。単位ブロ
ックの板状物体６の下端６２が方向×へ動かされると、
この単位ブロックの物体６は、第４図に示されるように
、前面６１が上方に向けられると共に下端６２が物体送
り出し方向×に対し前端にくるように入手を介すること
なく連続的に倒し寝かされ、そのあと、電動機２４によ
り運転されている受け取り手段２へ送られる。

単位ブロックの板状物体６が倒れるとき、そのフロック
の中の各板状物体はその下の板状物体より前方へずれる
。しかしながら、受け取り手段２のベルトコンベア２１
の送り込み端２１２は、姿勢Ｂにおけるコンベア１のチ
ェーンコンベア送り出し端１１１より若干高い位置にあ
るので、前記ずれは小さく、フロックの形をくずさなし
、で倒れることができる。その結果、倒された単位ブロ
ックの板状物体６はベルトコンベア２１から印刷機等の
加工機のホッパ９へ寝かされたまま円滑に送り出される
ことができる。引き渡し装置３の引き渡し動作開始後、
図外のタイマ装置に設定されていた時間の経過のあと、
すなわち、第４図に示されるように、単位ブロックの板
状物体６が引き渡し装置３のベルトコンベア３１からベ
ルトコンベア２１へ送り出されたあと、図外の制御手段
によって、リミットスイッチ４０が作動するようになり
、この作動によって、引き渡し装置３のベルトコンベア
３１及び受け取り手段２のベルトコンベア２１が停止さ
れると共に、コンベア１が再び運転される。

立て並べられた残りの板状物体６が、コンベア１の再始
動により、再びリミットスイッチ４に到達すると、再び
引き渡し装置３による板状物体引き渡し動作が開始され
る。

但し、第４図に示すように先に倒された板状物体６が、
受け取り手段２の送り込み端部にあって光電管装置５を
遮光している間は、図外の制御手段が、引き渡し装置３
の板状物体引き渡し動作を開始させない。本発明装置に
おいては「引き渡し装置３の移送コンベア３１は、その
送り込み端がコンベア１の送り出し端１１１にくし、こ
ませて配置されて、移送コンベア３１の無端搬送部材に
取り付けられたキツカー３３が、コンベア１の送り出し
総１１１の搬送面より上に突出するので、コンペアーの
上に立て並べた板状物体６の単位ブロックがキッカー３
３によって、後に続く板状物体から区分されながら、各
下端６２をコンベア１の搬送面に沿わせたまま、送り出
し方向Ｘに向けて押し進められる。

かくして、板状物体６は、その前面が上方に向くと共に
その下端が送り出し方向に向くようにして、確実に倒し
寝かされて、そのまま受け取り手段２に送り出される。

従って、板状物体が柔軟で薄い材料の場合でも傷つく恐
れはなく、また、立て並べた板状物体が押し出される方
向に凸状に反っている場合でも、前面を下方に向けて倒
し寝かされる心配はない。このため、本発明装置の出現
により、製品の損傷がほとんどなく、従来装置のように
倒し寝かされた際のトラブル発生防止のための監視要員
の配置は全く必要でなくなった。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の板状物体送り出し装置を示すもので、
第竃図は側面図、第２図はコンベアを板状物体積重体受
け取り姿勢においたときの一部分を省略して示した平面
図ト第３図及び第４図は引き渡し装鷹の板状物体引き渡
し動作の説明図である。竃……コンベア、１１……チェーンコンベア、貴１１…
…チェーンコンベア１１の送り出し端、（コンベアの送
り出し端）、２……受け取り手段、２１“””ベルトコ
ンベア、２１２……ベルトコンベア２１の送り込み端（
受け取り手段の送り込み端）、３……引き渡し装置、３
１……ベルトコンベア（移送コンベア）、３０……ベル
トコンベア３１の送り込み端、３００……ベルトコンベ
ア３１の送り出し端、３３・・・・・・キツカ−、６・
・・・・・板状物体、６１・・・・・・板状物体の前面
、６２…・・・板状物体の下端、Ｂ・…・・板状物体立
て並べ姿勢、Ｘ・・・・・・送り出し方向。匁１凶１２ｄ繁３凶 ○ム囚

Claims

【特許請求の範囲】

１多数の板状物体を送り出し方向に前面を向けて立て
並べた状態で移送することができるコンベアと、前記コ
ンベアの送り出し端に送られて来る前記板状物体を数枚
乃至数十枚づつに区分しながら、前記板状物体の前面が
上方に向き下端が送り出し方向に向くようにして倒すこ
とができる引き渡し装置と、倒れた前記板状物体を受け
取るための受け取り手段とからなる板状物体送り出し装
置において、前記引き渡し装置が、送り出し方向に向い
た平行な複数の移送コンベアからなり、前記移送コンベ
アは、その送り込み端を前記コンベアの送り出し端に食
い込ませて配置されること、及び前記移送コンベアの無
端搬送部材にはキツカーが取り付けられ、前記キツカー
は、前記無端搬送部材の回転に伴って、前記移送コンベ
アの送り込み端において前記コンベアの搬送面より上に
突出することを特徴とした板状物体送り出し装置。