JPS60138891A - 布製採暖具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は寝具の厚さに応じてその温度調節範囲を切換え
ることができる電気毛布等の布製採暖具に関する。

従来例の構成とその問題点 一般に布製採暖具、例えば電気毛布はその本体にヒータ
および温度センサーが配設されており、寝床内に敷設す
ることにより就寝用暖房器具として従来から広く使用さ
れている。第１図は従来の電気毛布の構成図である。１
は電気毛布本体、２は前記電気毛布本体１の温度を適当
な温度に保つための温度制御回路と電源回路を内装した
コントローラ、３は前記電気毛布本体１の温度を調節す
　、る温度調節ボリウムである。

上記構成において使用者は就寝時に前記温度調節ボリウ
ム３を調節することにより、前記電気毛布本体１を適当
な温度にすることができる。

第２図は上記従来例における電気毛布を使用したときの
使用者の人体皮膚温と温度調節目盛りとの関係を示した
ものである。第２図中、ａは併用する寝具か厚い場合、
ｂは標準の場合、Ｃは薄い場合である。どの場合も使用
者は前記温度調節ボリウム３を調節し、つまり、温度調
節目盛りを適当に合わせ、人体皮膚温が快適と感じる温
度（３３〜３５°Ｃ）になるように調節することができ
る。

しかし、第２図から明らかなように併用する寝具の厚さ
によって、使用者が快適と感じる温度調節目盛りは全く
異なる。このため、従来の電気毛布では使用者自身が併
用する寝具の厚さに応じて温度調節目盛りを大きく変え
なければならず、従って使い勝手の悪いものであった。

発明の目的 本発明はかかる従来の問題点を解消するもので、電気毛
布と併用する寝具の厚さが変化しても容易に温度調節で
き、快適な就寝環境をつくることを目的とするものであ
る。

発明の構成 この目的を達成するために本発明は、本体と、この本体
の温度を調節する温度調節ボリウムを有するコントロー
ラとを備え、前記本体の複数の温度調節範囲を併用する
寝具の厚さに応して、選択的に切換える、切換えスイッ
チを設けたものである。

この構成によって、併用する寝具の厚さが変化しても容
易に温度調節でき、快適な就寝環境をつくることができ
る。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を、第３図〜第６図に従って説
明する。

第３図は本発明の一実施例を示す電気毛布の構成図であ
る。４は電気毛布本体、５は前記電気毛布本体４の温度
を適当な温度に保つための温度制御回路と電源回路を内
装したコントローラである。

６は前記電気毛布本体４の温度調節を行う温度調節ボリ
ウム、７は併用する寝具の厚さに応じて温度調節範囲を
切換える切換えスイッチである。

第４図は上記実施例における制御ブロック図である。第
３図と同一番号のものは同一部品であり、従って説明を
省略する。８は基準電圧を発生する基準電圧発生装置、
９は前記電気毛布本体４に内装され、その温度に応じた
電圧を発生ずる温度検出器である。１０は前記温度調節
ボリウム６からの電圧と前記温度検出器９からの電圧を
比較し電源回路１１へ０Ｎ−ＯＦＦ制御の信号を送る電
圧比較器である。なお、１２，１３．１４はそれぞれ前
記基準電圧発生装置８が発生する電圧を分割する固定抵
抗である。

第５図は上記実施例における切換スイッチ７の詳細図で
ある。

上記構成において、例えば使用基が掛布団２枚と上記実
施例の電気毛布を併用する場合、前記切換えスイッチ７
の「掛布団２枚」のツマミを選択することにより、前記
切換えスイッチ７内の接点イとホおよび口とへか短絡し
、同様に、掛布団１枚を併用する場合接点口とホおよび
ノ＼とへか短絡し、毛布のみを併用する場合接点ノ＼と
ホおよび二とへか短絡するように作用する。これにより
、第６図に示すように併用する寝具の厚さが掛布団１枚
、掛布団２枚、毛布のみと変化してもそれぞれ快適範囲
内で容易に温度調節することができる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明は、次の効果を有
するものである。

（１）複数の温度調節範囲を併用する寝具の厚さ番と応
じて選択的に切換える切換えスイッチを有するため、使
用基自身が寝具の厚さに応じて温度調節目盛りを大きく
変える必要がなく使い勝手が良１７）ものである。

（２）実施例では快適範囲を人体皮膚温が３３−３５′
Ｃとしたが、使用者個人の生理状態等によって最適な人
体皮膚温は微妙に変化するので、ボリウムがひとつしか
ない従来の電気毛布は快適温度に調節しに（いものであ
ったが、本発明の電気毛布は温度調節がさらに細かくで
き、快適な就寝環境をつくることができるものである。

（３）従来の電気毛布では老人や子供が厚い寝具と併用
した場合、のどの乾きや低温火傷を起こす危険性があっ
たが、本発明では切換えスイッチさえ正しく選択すれば
その危険が全くなく、非常に安全なものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の電気毛布の構造図、第２図は上記従来
例における使用者の人体皮膚温と温度調節目盛りとの関
係を示した図、第３図は本発明の一実施例を示す電気毛
布の構造図、第４ｖは上記実施例における制御ブロック
図、第５図は上記実施例における切換えスイッチ７の詳
細図、第６図は上記実施例における使用者の人体皮膚温
と温度調節目盛りとの関係を示した図である。 ４　電気毛布本体、５　コントローラ、６温度調節ボリ
ウム、７　切換えスイッチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｗＡ
１図 第　２　図 涜し侵珈１吟口留り ３１！１

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）発熱体を内蔵した本体と、この本体の温度を調節
   する温度調節ボリウムを有するコントローラとを備え、
   前記本体の複数の温度調節範囲を、併用する寝具の厚さ
   に応じて選択的に切換える切換えスイッチを設けた布製
   採暖具。
2. （２）切換えスイッチは温度調節ボリウムを有するコン
   トローラに設けた特許請求の範囲第１項記載の布製馬暖
   具。