JPS60138139A - 鋼管柱内へのコンクリ−ト充填方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 近年、多層階建築物等の柱として、梁取付基材を支持す
る鋼管柱内にコンクリートを充填したものが開発されて
いる。　このコンクリート充填型の鋼管柱は、単なる中
空状の鋼管柱に比して、充填コンクリートの剛性効果、
応力分担、鋼管の局部座屈補剤等、種々の利点が予想さ
れているが、実験、研究の結果実際には次のような問題
があった。

即ち、鋼管柱内にコンクリートを充填するに当って、こ
の鋼管柱内に突出位置する梁取付基材の下面の隅々にま
で確実にコンクリートを注入打設することが難しく、し
かも、鋼管柱内に充填されたコンクリートが経済的に収
縮することも相俟って、前記梁取付基材の下面と打設コ
ンクリートの上面との間に必然的に空間が発生していた
。　その結果、大梁鉄骨のウェッブ方向のせん断力によ
シ梁取付基材を介して伝達さり、、ｂ鉛直方向力は鋼管
柱のみが負担することになり、コンクリート充填型鋼管
柱のメリットをｊ゛最大限に生かせないといった問題で
ある。

本発明の目的は、上述の問題点を解消することのできる
有用な鋼管柱内へのコンクリート充填方法を提供する点
にあ夛、その特徴は、梁取付基材を支持する内部充填型
鋼管柱内の上部にロート状堰板を設け、充填コンクリー
トを養生固化した後、前記堰板上面と梁取付基材下面と
の間に生じる空間内に無収縮モルタルを注入充填する点
にある。

上記特徴方法による作用効果は次の通シである。

つまり、充填コンクリ−Ｆの養生同化後に、前記梁取付
基材の下方に発生した空間内に無収縮モルタルを注入充
填することと、充填コンクリートの経時収縮に伴って鋼
管柱内を一体的に移動する堰板によシ、＠１梁取付基材
の下面との間に無収縮モルタルを注入するためのは１１
一定した空間を確保することができること、ならびに、
前記堰板がロート状であるが故に１無収縮モルタルを密
実状態で充填することができることとの相乗によシ、大
梁鉄骨のウェッブ方向のせん断力により柱に伝達される
鉛直方向力を、鋼管柱のみならず梁取付基材及び無収縮
モルタル、堰板を介して充填コンクリートにも確実に負
担させることができる◎ −従って、鋼管柱の許容圧縮力と充填コンクリートの許
容圧縮力とが柱の耐圧縮力として働くから、柱全体の強
度を可及的に向上し得るに至った。

また、後述一実施例でも示すように、ＩＩ記銅鋼管柱前
記梁取付基材の上面との間に亘って固着される補強リブ
を備えたものである場合には、前記梁取付基材の剛性を
高めることＫよシ、充填コンクリートへの鉛直方向力の
伝達の確実化を図ることができる利点がある。

以下、本発明方法の実施例を図面に基づいて説明する。

（イ）第１図で示すように１大梁鉄骨（１）に対する取
付は部及びコンクリート充填用孔（２）を夫々備えた梁
取付基材（３１、＋３１を溶接によって一体化した内部
充填型鋼管柱（４）内に１前記梁取付基材（３１、＋３
１の下側部に位饋させて、前記コンクリート充填用孔＋
２１　、　＋２１内に下方から弾性嵌合保持可能で、か
つ、充填コンクリートの経時収縮に伴って鋼管柱（４）
内を一体的に移動するロート状堰板＋５１　、　＋５１
を設けている。

大梁鉄骨（１）に対応する鋼管柱（４）内には、第５図
で示すよりに、前記梁取付基材ｆ３１　、　＋３１の上
面との間に亘って平面視はぼ十字状に固着される補強リ
プ（６）・・が備見られていふ。

前Ｅ　堰板ｔ５１は、エキスバンドメタル、鋼板、合成
樹脂板などから製作されていて、かつ、前記コンクリー
ト充填用孔（２）内に嵌入する筒部分（５ａ）を、自由
状態、つまシ、前記孔（２）から取外した状態において
は鎖孔（２）の内径よりも少し大なる外径を有し、かつ
、直径方向内方に弾性変形可能に構成している。

（ロ）第２図、第８図で示すように、前記鋼管柱（４）
の上下複数箇所に形成された充填口（７）・・に夫々コ
ンクリート供給ホース（８）・・を接続し、前記鋼管柱
（４）内にコンクリ−）　ｆＩＬ＋を注入充填する。　
注入充填後に前記充填口（７）・・を板（９）・・にて
閉塞する。

（ハ）　第８図で示すように、充填コンクリ−）　（ａ
、１の養生固化後に、前記鋼管柱（４）の、前記堰板（
５）の下側近くに形成さり、た第コ充填ロαω・・と空
気抜き孔αＤ・・とのうち、ｍＪ記第２充填口０１ｍ・
・に夫々モルタル供給用ホース０２−・を接続し、前記
堰板（５）上面と梁取付基材（３）の下面との間に発生
した空間（Ｓ）内に無収縮モルタ／Ｌ’（ｂｌ（例えば
、デンカタスコンモルタル：商品名電気化学工業株式会
社製）を注入充填する。

次に、別実施例について列記する。

印　第６図で示すように、前記鋼管柱（４）の内面に、
コンクリートの注入充填に伴うロート状堰板（５）の上
昇移動を許容する状態で、該堰板（５）を係止保持する
係止部材Ｑ３１・・を固着する。

■　前記鋼管柱（４）として丸バイブなどを使用する。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係る鋼管柱内へのコンクリート充填方法
の実施例を示し、第１図乃至第４図は施工工程図、第５
図は第１図のマーＸ線断面図、第６図は別の実施例を示
す要部の縦断正面図である。 （３）・・・・・・梁取付基材、（４）・・・・・・鋼
管柱、（５）・・・・・・堰板、（６）・・・・・・補
強リブ、（＆）・・・・・・コンクリート、（ｂ）・・
・・・・無収縮モルタル、（Ｓ）・・・・・・空間。 代御人　弁理士　北　村　修 第５　図 第　６　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　梁取付基材（３）を支持する内部充填型鋼管柱（４
   ）内の上部にロート状堰板（５）を設け、充填コンク！
   Ｊ−）　（ｊＬｌを養生固化した後、前記堰板（５）上
   面と梁取付基材（３）下面との間に生じる空間ｆＳｌ内
   に無収縮モルタ／ｌ／　（ｂｌを注入充填する鋼管柱内
   へのコンクリート充填方法。 ■　前記鋼管柱（４）と前記梁取付基材（３）の上面と
   の間に亘って補強リブ（６）が固着さり、ている特許請
   求の範囲第０項に記載の鋼管柱内へのコンクリート充填
   方法。