JPS601366B2 - 熱延板冷却方法 - Google Patents

熱延板冷却方法

Info

Publication number
JPS601366B2
JPS601366B2 JP1227077A JP1227077A JPS601366B2 JP S601366 B2 JPS601366 B2 JP S601366B2 JP 1227077 A JP1227077 A JP 1227077A JP 1227077 A JP1227077 A JP 1227077A JP S601366 B2 JPS601366 B2 JP S601366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot
rolled sheet
water
water injection
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1227077A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5396908A (en
Inventor
利夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP1227077A priority Critical patent/JPS601366B2/ja
Publication of JPS5396908A publication Critical patent/JPS5396908A/ja
Publication of JPS601366B2 publication Critical patent/JPS601366B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱延板冷却方法に関する。
熱間圧延工程に於ては仕上圧延後の熱延板に所定の機械
的性質及び酸洗性等の性質を与えるために、ホットラン
テープル上で注水冷却を実施している。
この注水冷却を実施する際に、比較的板厚の薄い熱延板
では先端が巻取機に到達して巻取りが開始されるまでの
通板速度が比較的速いことや熱延板の腰が弱いこと等の
理由のため、先端部から所定の巻取温度を確保するだけ
の冷却水量を注水すると、先端部が必要以上に硬化して
折れ易くなったり、或いは通板性が悪くなったりし、そ
の結果熱延板がホットランテーブル上でダブり易い等の
事態が発生し、コイル巻姿が悪化したり、極端な場合に
は巻取失敗の原因となっていた。この様な問題を解決す
る方法として、従来は熱延板の先端部の数メーター〜数
十メーターに対しては所定の注水バンクからの冷却水の
注水を停止させて冷却を行っていた。しかし、この様な
方法では部分的に所定の機械的性質や酸洗性が得られて
おらず、材質の不均一が発生することや、巻取時に先端
部のみが冷却不足となるため変形抵抗が小さくなり、巻
取時に巻取機の影響を受けて平坦度不良が発生する、な
どの問題が生じていた。このため、多数の注水バンクか
ら適宜注水バンクを選択して、バンク数を変更すること
により熱延板の先端部にも注水しながら通板する方法が
探られていた。本発明者の実験によるとホットランテー
フル上を走行中の熱延板の冷却に於て、熱延板の単位面
積あたり流量が0.5で/min・めをこえると熱延板
の通板性が急減することが判っているが、従来の注水バ
ンク数変更による熱延板冷却方法では、熱延板の通板速
度に於ける単位面積当り流量は0.5〆′min・め以
上となっていたため、単位面積当りの水量が多く冷却水
の熱延板への衝撃力が大きくかつ熱延板の先端部近傍の
みが所定硬度以上に硬化され、テ−フルローラとの衝突
等により通板性は十分に改善されないという欠点があっ
た。それ故、本発明者は熱延板の冷却方法に対する種々
の改良を試みた結果、所定の注水バンクからの注水を停
止する従来の冷却方法に代えて、注水バンク数を変える
ことなく各注水バンクにおける注水量を絞ることによっ
て前記の問題点を解決できることを発見した。本発明は
前記の如き試行の結果に基づくものである。
以下に添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。
第1図は本発明の方法を実施するための冷却装置の概略
図である。
第1図に於て、1は熱間圧延機の最終段仕上圧延機、2
は巻取機、3は1の出側に設けられたホットランテーフ
ル、4はホットランテーブル3に沿って配列された多数
の注水バンク、5は各注水バンクに連結された流量調整
弁、6は各流量調整弁の後方に接続された三方弁、7は
冷却水主配管、8は冷却水主配管7に接続された冷却水
ポンプである。熱間圧延機に通板された熱延板Wは、そ
の仕上圧延機1を出た後に通板速度でホットランテーフ
ル3上を走行する。
このとき、この通板速度に対応した注水量を制御するべ
く各注水バンクにつながれた流量調整弁5の関度が絞ら
れ、例えば0.3で/min・力に注水量が制御される
。熱延板Wがホットランテーブル3上を通過して巻取機
2に巻取られはじめた時点に於て、例えば、巻取機の駆
動電動機の電流値の上昇に基づく信号又は巻取機の直前
に設けた板検出器からの信号等を受けて作動する図示さ
れぬ制御装置からの信号によって熱延板Wは定常の走行
速度に増加されると同時に流量調整弁5の開度が増加さ
れ、これによってホットランテーブル3上を走行中の熱
延板Wに対する注水量が増加する。前記の如き本発明方
法によると、従来行なわれてし、た注水バンク数の増減
による冷却水制御よりも制御が簡単であり、熱延板Wの
単位面積当り冷却水量を正確に制御できる利点がある。
第2図は熱延板の通板性と単位面積当り冷却水量との関
係を示すグラフである。第2図に於て横軸はホットラン
テーブル上で熱延板に注水される単位面積当り冷却水量
を表わし、縦軸は通板性を表わす。
第2図に示されるように通板性を表わす曲線Aは単位面
積当り冷却水量が0.5〆/min・力を越えると急激
に低下することが判る。従ってよい通板性を確保するた
めには、冷却水量を0.5の/min・めよりも小さく
することが必要であるが、従来の注水バンク数増減によ
る冷却水制御方法では「冷却水量を0.5で/mjn・
淋以下にすることが難かしかった。本発明によれば、各
注水バンクに設けた流量調整弁により各注水バンクを同
時に制御するので、冷却水量の制御は従来方法よりもき
わめて簡単になり、しかも正確な注水量制御を行なうこ
とが可能になる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置の概略図」第
2図は熱延板に対する単位面積当り冷却水量と通板性と
の関係を示すグラフ、である。 1……仕上圧延機、2…・・4巻取機、3・・・…ホッ
トランテーフル、4・・・・・’注水バンク、5…・・
・流量調整弁、6・…・・三方弁。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱延鋼板の走行路に沿って配列された多数の注水バ
    ンクから走行中の熱延板に注水を行って熱延板の冷却を
    行う熱延板冷却方法において、前記熱延板が通板速度で
    走行し、その先端が巻取機に到達し、巻取が開始される
    までの間は前記注水バンクのいずれをも停止させること
    なく各注水バンクの注水量を絞って注水し、その後熱延
    板の走行速度が所定の速度まで加速されるとともに注水
    量を所定量に増加させることを特徴とする熱延板冷却方
    法。
JP1227077A 1977-02-07 1977-02-07 熱延板冷却方法 Expired JPS601366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1227077A JPS601366B2 (ja) 1977-02-07 1977-02-07 熱延板冷却方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1227077A JPS601366B2 (ja) 1977-02-07 1977-02-07 熱延板冷却方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5396908A JPS5396908A (en) 1978-08-24
JPS601366B2 true JPS601366B2 (ja) 1985-01-14

Family

ID=11800666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1227077A Expired JPS601366B2 (ja) 1977-02-07 1977-02-07 熱延板冷却方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS601366B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5396908A (en) 1978-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3389444B2 (ja) 熱延鋼板の巻取時の冷却方法
JP2013163189A (ja) 熱間圧延ラインの制御装置
JP2001137907A (ja) 熱間圧延方法及びステッケル熱間圧延設備
JPS601366B2 (ja) 熱延板冷却方法
JP2013233588A (ja) 熱延鋼帯の製造方法
JP4924579B2 (ja) 熱延鋼帯の冷却装置と、その冷却方法
JP3911952B2 (ja) 極低炭素熱延鋼帯の製造方法
JP5991023B2 (ja) 連続熱間圧延設備による鋼帯の製造方法
JPH05104143A (ja) 連続ホツトストリツプミルの圧延制御装置
JP2003136108A (ja) 熱間圧延システム及びランナウトテーブル通板方法並びに圧延板の製造方法
JP5838959B2 (ja) 鋼帯の圧延方法および鋼帯の圧延装置
KR100518334B1 (ko) 열연 강판 냉각방법
JPH04182017A (ja) 圧延装置
KR100328930B1 (ko) 열간압연판선단부의두께및판폭불량발생방지를위한압연방법
JPH0763749B2 (ja) 熱間圧延後の冷却方法
JP2003320404A (ja) 長手方向に板厚が異なる鋼板の製造方法
JPS5976610A (ja) 鋼板の熱間圧延方法
JPH07185631A (ja) 熱延鋼板の巻取温度制御方法
JP2002001410A (ja) 調質圧延における鋼帯の表面粗さの制御方法
JPS60240335A (ja) ステツケルミルにおけるフア−ネスコイラ−の起動方法
JP2001334304A (ja) 熱間仕上圧延機の出側温度制御装置
JPS6083719A (ja) ストリツプミルの板厚制御方法
JP3202549B2 (ja) 仕上圧延機のルーパー制御方法
JPS6243765B2 (ja)
CN115193927A (zh) 一种精轧机前导卫短行程的控制方法