JP3202549B2 - 仕上圧延機のルーパー制御方法 - Google Patents

仕上圧延機のルーパー制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンド間にルー
パーを配置した圧延機における仕上圧延機のルーパー制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホットストリップミルにおいて
は、加熱炉で加熱されたスラブは粗圧延機で所定厚みま
で圧延され、引続き連続して仕上げ圧延機により所定の
製品厚に圧延され、ホットランテーブルで搬送され、巻
取機で巻取ってホットコイルとして製造する。この際、
ホットストリップミルのスタンド間ルーパーにてストリ
ップの張力制御を行い板厚、板幅等の寸法精度の向上を
図っているものであるが、しかしながら、従来は通板時
の、ストリップの先端部が次スタンドに咬込むとき、及
び尾端部が前スタンドを尻抜けし、通過するときのルー
パー角の調整方法はなく、ルーパー角度は先端及び尾端
通過の両方に対応できる同一の角度で通板せざるを得
ず、必ずしも最適ではなかった。
【0003】その対策として、例えば特公昭61−27
124号公報のように、スタンド間に配設したルーパー
を制御することにより、ストリップのスタンド間張力を
制御するようにした圧延機のルーパー制御方法におい
て、ルーパー立ち上げ時、すなわち、ストリップとルー
パーが衝突する以前においては、ルーパー角度が高さ制
御を開始するルーパー角度末端では、ルーパー上昇の角
速度が所定値となるようにルーパー駆動装置の速度を制
御するルーパー角度制御によりルーパーを立ち上げ、ル
ーパー角度が高さ制御を開始するルーパー角度以上にな
った時は、前記ルーパー角速度制御と共に、ルーパー角
度が所定値となるように圧延機駆動装置の速度を制御す
るルーパー高さ制御を行う圧延機のルーパー制御方法が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特公昭61−27124号公報のような従来技術で
は、ストリップの頭部が咬込んでから、尻抜けするまで
の通板中のルーパー角度の制御方法であり、特に先端、
尾端についての記載がなく、一般には先端は機械的スト
ッパー位置で待機し、尾端抜けは前記機械的ストッパー
まで倒れた状態でストリップが通過させるものである。
すなわち、板先端が通過する際に、疵入り防止のためル
ーパーロールをパスラインよりある程度高くするのが一
般的である。この状態で尻抜けさせると例えば、1.2
mm厚さ程度の薄物通板では板尾端が跳ね上がる傾向が
強く尾端での尻しぼりなどのトラブルに繋がるという問
題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な問題を解消し、先端での咬込み及び尾端での尾抜け時
での最適なルーパー角度で通過させることにより、咬込
み時での上反りや尾抜け時での尾しぼりを防止し、通板
時のスタンド間張力変動を小さくしてストリップの通板
性の向上を図る仕上圧延機のルーパー制御方法を提供す
るものである。その発明の要旨とするところは、(1) スタンド間にルーパーを配置した圧延機におい
て、先のスタンドを通過した通板材先端が後のスタンド
に咬込んだ後に、定位置にあったルーパーのルーパー角
を拡大してルーパーを立ち上げることにより通板材を上
昇させて通板材先端の上反りを防止し、その後通常の張
力制御をした後、通板材尾端が後のスタンドを通過する
時はルーパーのルーパー角を縮小してルーパーをパスラ
イン又はパスライン以下に下げることによって尾端の跳
ね上がりを防止することを特徴とする仕上圧延機のルー
パー制御方法。 (2)ルーパーのルーパー角の縮小時に可変ストッパー
によりルーパー角を調整することを特徴とする前記
(1)に記載の仕上圧延機のルーパー制御方法にある。
【0006】
【作用】以下、本発明について図面に従って詳細に説明
する。図1は本発明に係る熱間仕上圧延機のルーパー制
御装置での構成を示すブロック図である。図1(A)は
ルーパーロールをパスラインより、ある程度高くした状
態を示し、また、図1(B)はパスラインと同一位置に
配した状態を示している。この図1(A)及び(B)に
示すように、それぞれワークロール2、3を有するFi
スタンド4とFi+1 スタンド5を有してなるホットスト
リップミルの仕上圧延機において、ストリップ1はFi
スタンド4とFi+1 スタンド5間に配設されたルーパー
6によって張力を与えながら圧延される。このルーパー
6はルーパー駆動モータ7により駆動され、このルーパ
ー駆動モータ7の発生トルクにより、ストリップ1は張
力が付加されている。
【0007】また、Fi スタンド4のワークロール2は
圧延機駆動モータ8により駆動されている。このような
仕上圧延機において、通板時は、ストリップ1の先端が
iスタンド4のワークロール2で圧延され、Fi+1
タンド5のワークロール3に咬込むと、Fi+1 スタンド
5に配設されたロードセル9に圧延荷重信号が発生し、
ミル咬込み信号発生器10から、ルーパー駆動モータ制
御装置11に信号が印加され、このルーパー駆動モータ
制御装置11から、トルク制御回路12を介してルーパ
ー駆動モータ7に対してトルク指令が出され、ルーパー
6が立ち上がってストリップ1を上昇させる。
【0008】一方、定常圧延時には、ルーパー6に設置
された張力検出器13の信号により、ルーパー駆動モー
タ制御装置11がトルク制御回路12を介してルーパー
駆動モータ7のトルクを制御することによって、ストリ
ップ1のスタンド間張力が所定値となるようにするスト
リップ張力制御とルーパー角度検出器14の信号によ
り、圧延機駆動モータ制御装置15が圧延機駆動モータ
8の回転数を制御してルーパー角度が所定値となるよう
にするルーパー高さ制御とが合わせて行われて、ストリ
ップ1のスタンド間張力の一定化と、ルーパー角度の一
定化が行われ、寸法精度と圧延作業性の向上を図ってい
るものである。なお、符号16はサイドガイドである。
【0009】このような構成のもとに、ストリップ1の
先端がルーパー6を通過後Fi+1 スタンド5のワークロ
ール3に咬込むときはルーパー6は咬込みに必要なルー
パー角度である定常の位置に制御してストリップ1をF
i+1 スタンド5のワークロール3に咬込ませる。その後
は隣接する出側の圧延機であるFi スタンドの通過まで
は張力検出器に応じてストリップ1のスタンド間張力が
所定値となるようにするスタンド張力制御とルーパー高
さ制御を合わせて行い、ストリップ1が尻抜け前に圧延
中のルーパー角度から尻抜けに必要な角度である板尾端
が跳ね上がるないようにルーパー角度を下げて、パスラ
インと同じ位置にすることにより、尻抜けによって跳ね
上がるのを防止するものである。
【0010】図2は本発明に係る熱間仕上圧延スタンド
Noとルーパー角度との関係を示す図である。この図に
示すように、ストリップ先端部が圧延スタンドF1 〜F
2 間の場合及び先端部が圧延スタンドF2 〜F3 間にお
けるルーパー角度は、圧延過程中においてはF1on 〜F
2on は定常位置に設置し、F2on 〜F3on においては高
い位置に制御するものである。一方、尻抜け状態である
1off 〜F3offにおいては順次定常位置よりルーパー
角度を下げた状態によって、板尾端の跳ね上げを防止し
た制御を行うものである。
【0011】図3は本発明に係る他の実施例を示す熱間
仕上圧延機のルーパー制御での構成ブロック図である。
図3(A)はルーパーロールをパスラインより、ある程
度高くした状態を示し、また、図3(B)はパスライン
と同一位置に配した状態を示している図である。この図
3(A)及び(B)は原理的には図1と同様である。こ
のストリップ咬込み信号に応じて、定位置のコントロー
ルを、ルーパー制御で行うのではなく、これとは別に可
変ストッパーを用いる方法である。この後ルーパー6は
通常の制御に入り、ストッパー18は尻抜けの位置へ準
備される。従って、尻抜け前にルーパー6が倒れると
き、可変ストッパーに当たり尻抜けに必要な角度にな
り、尻抜けできるのである。
【0012】また、図4はロールバイト咬込み状況を示
す図である。この図4に示す(A)はロールバイト咬込
みの進入角が下側から入る場合で経験的に上反りしやす
く、また、(B)はロールバイト咬込みの進入角が上側
から入る場合で経験的に下反りしやすい。通板性の点か
らは上反りの方がトラブルに繋がりやすく、この進入角
を若干上側から入るように調整することによりトラブル
を防止することができる。この進入角は前後のスタンド
のパスラインの上下により微妙に変化し、図5に示すよ
うに(A)は下側から進入しているが、(B)はルーパ
ー角を制御して進入角を調整した例である。すなわち、
図5はルーパー角と圧延材の進入角との関係を示す図で
ある。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来の咬込みと尻抜け時での細かいルーパー制御がされて
いないのに比べて、咬込み及び尻抜け時での上反り及び
跳ね上がりによるトラブルを防止することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱間仕上圧延機のルーパー制御装
置での構成を示すブロック図、
【図2】本発明に係る熱間仕上圧延スタンドNoとルー
パー角度との関係を示す図、
【図3】本発明に係る他の実施例を示す熱間仕上圧延機
のルーパー制御での構成ブロック図、
【図4】ロールバイト咬込み状況を示す図、
【図5】ルーパー角と圧延材の進入角との関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 ストリップ 2、3 ワークロール 4 Fi スタンド 5 Fi+1 スタンド 6 ルーパー 7 ルーパー駆動モータ 8 圧延機駆動モータ 9 ロードセル 10 ミル咬込み信号発生器 11 ルーパー駆動モータ制御装置 12 トルク制御回路 13 張力検出器 14 ルーパー角度検出器 15 圧延機駆動モータ制御装置 16 サイドガイド 17 サーボ弁 18 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/00 - 11/00 B21B 37/00 - 37/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンド間にルーパーを配置した圧延機
    において、先のスタンドを通過した通板材先端が後のス
    タンドに咬込んだ後に、定位置にあったルーパーのルー
    パー角を拡大してルーパーを立ち上げることにより通板
    材を上昇させて通板材先端の上反りを防止し、その後通
    常の張力制御をした後、通板材尾端が後のスタンドを通
    過する時はルーパーのルーパー角を縮小してルーパーを
    パスライン又はパスライン以下に下げることによって尾
    端の跳ね上がりを防止することを特徴とする仕上圧延機
    のルーパー制御方法。
  2. 【請求項2】 ルーパーのルーパー角の縮小時に可変ス
    トッパーによりルーパー角を調整することを特徴とする
    請求項1に記載の仕上圧延機のルーパー制御方法。
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