JPS6013515A - 熱可塑性樹脂の延伸成形法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の延伸成形法

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JPS6013515A
JPS6013515A JP58121005A JP12100583A JPS6013515A JP S6013515 A JPS6013515 A JP S6013515A JP 58121005 A JP58121005 A JP 58121005A JP 12100583 A JP12100583 A JP 12100583A JP S6013515 A JPS6013515 A JP S6013515A
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Hiroshi Kataoka
片岡 紘
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/02Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C43/20Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C43/203Making multilayered articles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性樹脂の圧縮成形、押出成形あるいは圧
延成形の改良に係る。
本発明の目13′ツは、超高分子量体樹脂等の様な高粘
度のため押出成形が困難な樹脂の成形性の改良、ポリ塩
化ビニリデンの様な易熱分解性樹脂の押出成形の改良、
高粘度状態で押出ダイ内で2軸延伸して2軸配向シート
あるいはパイプ等を成形する方法の改良、圧縮金型内で
熱可塑性樹脂を圧縮して2軸配向シートを成形する方法
の改良、加熱されたロール間に熱可塑性樹脂を挿入して
圧延して成形する方法の改良等を達成する新規な成形法
である。
熱可塑性樹脂の押出成形、圧縮成形あるいはロール圧延
に於て、ダイ内あるいはロール間の樹脂流動を改良する
ため、ダイ内表面あるいはロール表面に潤滑剤を被覆す
ることは、すでに知られている。例えばUSP2597
553.USP2688153.USP3504075
 等に記載されている。ダイ内表面に内流動が著しく良
くなり、低圧力で成形できる様になる。しかし、ダイ内
表面の潤滑剤被覆にも種々の問題がある。最大の問題は
潤滑剤がダイ内表面をある一定以上の厚さて均一に濡ら
すことが困難であり、潤滑剤が多く被覆されている部分
の樹脂流動が速くなり、均一な成形ができにくくなる点
である。ダイ内表面を荒くすると、ダイ内表面の潤滑剤
均一被覆が行いやすいことがUSP4087222に記
載されているが、これては不充分である。
又、更に成形された成形品の潤滑剤の洗浄が必要であり
、容易な洗浄法がない等の問題点がある。
これ等の問題点を改良した成形法として、すてに特願昭
57−234239で特許出願を行った。
特願昭57’−234239は、加熱された熱可塑性樹
脂をダイ内で圧縮するか、あるいはダイ内を押出すか、
あるいはロールにより圧延することにより成形する圧縮
成形、押出成形あるいは圧延成形に於て、ダイ内表面を
潤滑剤で被覆しつつ成形し、且つ、熱可塑性樹脂は少く
とも3層であり、表層樹脂は内核樹脂より成形時の粘度
は小さく、表層樹脂と内核樹脂は成形後容易に剥離でき
る非接着性であり、表層の厚さは内核層の厚さの3/1
8以下であることを特徴とする新規な成形法である。
すなわち、熱可塑性樹脂の表層に薄い良流動性の層を設
け、良流動性表層によってダイ内表面の潤滑剤の不均一
さ、薄さ等による流動の不良を補い、樹脂内核層を良好
に流動させるものである。
この成形法により成形性は著しく改良さ1また。
しかし、該成形法では表層樹脂に低粘度樹脂を用いるた
め、成形後の内核樹脂層表面が平滑表面にならず、良好
な表面が得られない。そのため、成形後に成形品の表面
加工、表面処理を必要とした。
本発明はこの問題点を更に改良したものであり、成形性
と成形品の表面状態の両方を改良している。
すなイつち、本発明は加熱された熱可塑性樹脂をダイ内
で圧縮するか、あるいはダイ内を押出すか、あるいはロ
ールにより圧延することにより成形する圧縮成形、押出
成形あるいは圧延成形に於いて、ダイ内表面を潤滑剤で
被覆しつつ成形し、且つ熱可塑性樹脂は少くとも3層で
あり、内核樹脂層と接する表層樹脂の少くとも1扇は内
核樹脂より成形時の粘度は大きく、表層樹脂と内核樹脂
は成形後容易に剥離できる非接着性であり、表層の厚さ
は内核層の厚さのシ、。以下であることを特徴とする新
規な熱l)J塑性樹脂の成形法である。特に本発明は、
ダイ内表面あるいはロール表面を潤市剤で被覆しつつ成
形し、内核層樹脂にプラグフローさせる成形に適した成
形法である。本発明に述べる表層樹脂とは成形後内核樹
脂から剥離して収り去る層であり、表層樹脂層は内核樹
脂の表裏にあり、各表層樹脂層は1層あるいは2層以上
の多層であっても良い。表層樹脂層が多層の場合、内核
樹脂層と接する表層樹脂層の成形時の粘度が内核樹脂の
成形時の粘度より大きいことが必要である。
本発明に述べる内核樹脂層は1層でも良いが、2層以上
の多層体でも良い。この場合、内核樹脂の各層は互に密
着していることが必要であり、本発明に述べる成形時の
内核樹脂層の粘度とは、表層と接する内核層の粘度であ
る〇 本発明に述べる熱可塑性樹脂とは一般に押出成形あるい
は圧縮成形に使用される熱可塑性樹脂が全て使用でき、
史に押出成形機で加熱可塑化し得る熱可塑性樹脂が使用
できる。例えばポリスチレン、ヌチレンーアクリロニト
リル共重合体、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボイ・−ト、ポリエステル
、ナイロン、ポリフェニレンエーテル、あるいはこれ等
樹脂のブレンド、共重合体等である。
本発明に述べる表層樹脂にはガラス転移温度が低いポリ
オレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
各種変性ポリプロピレン等が特に好ましいが、本発明に
述べる粘度範囲の樹脂が広く使用できる。内核樹脂、よ
り成形時の粘度が大きい表層樹脂として、本発明の成形
温度より融点が若干高い結晶性樹脂が良好に使用できる
0すなわち結晶により成形時に均一な変形が行われ、均
一な表面状態が保持される。
次に、グイ内表面を潤滑剤で被覆してプラグフローさせ
る本発明l去について図により説明する。
第1図は樹脂及び重合体のダイ内流動状態を示す説明図
である。
第2図は各種熱可塑性樹脂あるいは重合体の温度と粘度
の関係を示すグラフである。
第3図は圧縮成形法により2軸配回シートを成形する経
過を示す説明図である。
第4図は押出成形法により2軸配向ソートを成形する装
置を示す断面要因である。
第5図は、第4図の装置で2軸配向シートを成形する延
伸部分を拡大して示す説明図である。
第1図では、加熱i”T ffi fヒされた熱可塑性
樹脂あるいは、熱El塑性樹脂と重合体がダイ内を流動
する時の各位置の速度を示す。熱可塑性樹脂を低速でダ
イ内を流動させると(,1−1)に示す速度1及び速度
曲線2を示す。高速で流動させると(1−2)に示す速
度曲線3を示す。(1−1)及び(1−2)では樹脂の
中で剪断力が働き、その結果、高粘度樹脂のダイ内流動
では流動抵抗が著しく大きくなる。又、(1−1)及び
(1−2)に示す樹脂のグイ内流動はダイ内で2軸延伸
させる成形には適していない。
グイ内表面を潤滑剤で均一に且つ十分に被覆すると樹脂
はグイ表面で滑り、いわゆるプラグフローの状態になる
(1−3)。しかし、潤滑剤をグイ内表面に均一に被覆
することが難しく、不均一になると流動が(1−1)あ
るいは(1−2)と、(1〜3)の混合流となり大きく
乱れる。
すなわち、(1−4)に示す様に位置によって、4.5
.6に示す様な速度分布になり、樹脂の流れが乱れる。
我々が既に出願した特願昭57−234239では樹脂
層の表層に、薄い良流動性の層8を設けると内核層7は
安定したプラグフローに近い流れを示し、好ましい速度
分布9になる(1−5)。
しかし、樹脂層の表層に、薄い良流動性の層8を設けて
成形した場合、成形後内核層7と表層8を剥離して内核
層だけの成形品にすると成形品表面が良好にならず、平
滑な表面が得られない。
本発明では、被覆する表1−樹脂は内核樹脂層より成形
時の粘度が大きく、表層樹脂と内核樹脂は成形後容易に
剥離できる非接着性であり、その結果、成形後内核層と
表層を剥離して内核層だけの成形品にすると成形品表面
が良好になり、平滑な表面が得られる。この場合、成形
時に於ける表層樹脂層11とグイ内表面との摩擦係数が
内核樹脂層10のそれに比べて小さくすると、表層樹脂
は滑り易くなり、その結果、内核層1oは安定したプラ
グフローに近い流れを示し、好ましい速度分布12にな
る(1−6)。
更に、本発明の好ましい形態は第1層、第2層、第4層
、第5層の表層樹脂と、第3層の内核樹脂より成る5層
体である(1−7)。(1−7)に於て、第1層、第5
層の最表層樹脂13は第3層の内核樹脂10より成形時
の粘度は小さく、第2層、第4層の表層樹脂11は第3
層の内核樹脂10より成形時の粘度が大きい状態で成形
を行うと、表層樹脂層13の良流動性のため第2層〜第
4層の流れは安定したプラグフローになり好ましい速度
分布14になる。
潤滑剤の被覆が不均一なため、グイ内表面と樹脂層との
摩擦抵抗が不均一な場合にも、表層の低粘度樹脂層の存
在により、内核樹脂層はプラグフローに近い速度分布1
4を示す。
更に第3層の内核樹脂10は粘度の大きい第2層、第4
層の表層樹脂11と接しながら成形されるため、表層樹
脂11の表面状態が内核樹脂層表面に転写され、良好な
内核樹脂層表面が得られる。
第2層、第4層の表層樹脂11に、表面平滑な鏡面シー
トを用いると、その表面が内核樹脂層に転写されて平滑
表面の内核樹脂層になる。
第2図に本発明に良好に使用できる熱可塑性樹脂の粘度
一温度曲線を示した。各樹脂はPMMA(MW、440
万):ポリメチルメタクリレート(以後P M M A
と略称)で、重量平均分子量が440力 PMMA (MW、15万):メチルメタクリレート(
以71 M M Aと略称)とメチルアクリレートの重
量比95対5の共重合体で、重量平均分子量15万 PP(Ml、8 ):ポリプロピレン(以後PPと略称
)のホモポリマーでMl、8 PR(MIo、06):高密度ポリエチレン(以後PE
と略称)てM I O,06 である。粘度はRHE’OMETRIC8,Inc、製
のDYNAMIOSPECTROMETERRDS −
7700でdlり足したもので、5HEARRATE 
I RAD、/SEC,と10 RAD、/SFC,で
測定し、第2図(2−1)と(2−2)に示した。PP
及びpEは結晶性樹脂のため、温度を上胃させつつ測定
した場合と、降下させつつ測定した場合で粘度が異り、
図に貸温、降温で示した。昇温、降温ともに10℃づつ
署n4、降温させ、測定温度にkつでから15分間放置
した後に粘度測定を行った。内核樹脂にPMMAを使用
した場合、表層樹脂としてPPを使用し、E温による温
度調整を行い130〜160″Cの範囲で成形を行うこ
とが好ましい。
表層樹脂はダイ内表面との摩擦係数が小さいことが好ま
しい。
熱可塑性樹脂がダイ内表面をすべるときに、樹脂とダイ
表面にはたらく摩擦力は、樹脂にかかつている圧力と動
摩擦係数の積に等しい。従って、動摩擦係数が小さく、
樹脂圧力が小さい程摩擦力は小さくなり、樹脂はダイ内
をすべりやすくなりプラグフローになりやすい。
一般にダイを構成する1iili (S 45 C)と
各種樹脂との動摩擦係数は次の値である。(潤滑、」。
12(19fi6)485より引用) ポリメチルメタクリレート 0568 ポリスチレン 0368 ABS樹脂 0366 ポリ塩化ビニル 0219 ポリプロピレン 0300 高密度ポリエチレン 0139 PP、PEの様に動摩擦係数が小さい樹脂は、ダイ内を
滑り易く、表J@樹脂として好適である。特に、摩擦係
数が大きいPMMA等の表面にPP又はPEを表層にす
ると、その効果は顕著に現れる。
次に本発明法を用いて熱可塑性樹脂の2軸配向成形を行
う場合について説明する。
第3図は圧縮成形により2軸配向シートを成形する過程
を示す。適度に加熱された圧縮成形ダイ15に、熱可塑
性樹脂のガラス転移温度以上溶融点以下に加熱された厚
肉素地16を置< (3−1)。
圧縮成形ダイ15の内表面は潤滑剤により被覆されてい
る。厚肉素地16は熱可塑性樹脂の内核17と表層18
より成り、成形温度に於ける表層樹脂の粘度は内核樹脂
の粘度より大きく、且つ成形時に於ける表層樹脂とダイ
内表面との摩擦係数は内核樹脂のそれに比べて小さく、
表層の厚さは内核層の厚、さの//io以下である。
この状態で圧縮成形ダイ15に圧縮力を加えて厚肉素地
16を圧縮すると、厚肉素地16は2軸配向される(3
−.2)。そのまま圧縮成形ダイ15を冷却して成形品
19を冷却固化した後、ダイより取り出し、成形品から
表層樹脂を剥離すると、熱可塑性樹脂内核層の良好な2
軸配向成形品が得られる。
この圧縮成形法により、1〜108厚で、面積比で1.
5〜7倍の延伸倍率の2軸配向シートが良好に成形でき
る。この圧縮成形法は特に1m、ld上の厚肉の2軸配
向シートの成形に適した成形法である。表層樹脂に表面
平滑な鏡面シートを用いると、表層樹脂の粘度が太きい
ためその鏡面が内核樹脂に転写され、成形後、表層樹脂
を剥削すると表面平滑な鏡面状の内核樹脂の2軸配向ソ
ートが1Hられる。
第3図(3−3)はjg肉累地20が5層体であり、第
11伜、第5層の最表層樹脂21は第3層の内核樹脂1
7より成形時の粘度は小さく、第2層、第4層の表層樹
脂J8は第3層の内核樹脂17より成形時の粘度は太き
い。該5層厚肉素地20を(3−1)及び(3−2)で
説明した同様の方法で圧縮成形を行い、2軸配回シート
22を得る。
犯2陥、第4層に表面平滑な鏡面状シートを用いて、成
形後、第1層、第2層、第4層、第5層の表層樹脂を剥
ぎ取ると、表面平滑な鏡面状の内核樹脂の2軸配向シー
トが得られる。第1層、第5層にPEシートを用い、第
2層、第4層に鏡面状のPPシートを用い、第3層にP
MMAを用いて、第3図に示した方法で130〜160
℃の範囲で昇温加熱も行って圧縮成形を行うと良好な表
面のP M M A 2軸配回シートが得られる。
第3図に示す圧縮成形の311?1及び5層のj〒肉素
地は各層間に空気が残溜しないことが好ましく、このた
め、表層樹脂シートて内核樹脂を頁3Yバックすること
が好ましい。
第4図は本発明の押出成形により2軸配回シートを成形
する装置を示す。第4図に於て、第1の押出機23て加
熱可塑1ヒされた内核層用熱可塑性樹脂はダイ24にシ
ート状に圧入される。第2の押出機25て加熱可塑化さ
れた表層用熱可塑性樹脂はダイ24に圧入され、熱可塑
性樹脂の表層となり、ダイ24のA部分て3層シート状
の厚内成形体に々る。ダイ24のA部分は冷却されてお
り、ここで3層シート状厚肉成形体は、熱可塑性樹脂の
ガラス転移温度以上、溶融点以下の温度に冷却される。
A部分ては樹脂をほぼ均一に冷却するための長さが必要
であり、冷却した後、若干加熱して温度を均一化するこ
とも必要に応じて行われる0更にA部分の途中に、厚肉
成形体の表面とダイ表面の界面に潤滑剤を塗布するため
、潤滑剤を浸み出す一連の装置を有する。高圧力の潤滑
剤は潤滑剤導入路26より複数の浸み出し口27へ導か
れ、樹脂成形体表面へ浸み出し、成形体表面とダイ表面
の界面に潤滑剤を塗布する。
潤滑剤の浸み出し口27は小さなスリット状、あるいは
焼結金属等の微fAllな連通孔を有する物質でできて
おり、その機料1孔より潤滑剤が浸み出る。
ガラス転移温度以上、溶融点温度以下の温度に冷却され
、表面に潤滑剤が均一に塗布された樹脂成形体は、ダイ
内で内核樹脂はほぼ同速度で流動する、いわゆるプラグ
フローになる。次にダイのB部分で、プラグフローの成
形体を圧延して2軸配向させる。ダイのB部分は樹脂の
厚さが小さくなる構造を有する。B部分の成形体の流動
変化を第5図に示した。成形体はプラグフローのまま流
動方間、及びその直角方向に同時に2軸方向に圧延され
2軸配向される。成形体を一圧延する力は押出成形機よ
り押出す力により行われる。2軸配回された成形体はダ
イのC部分で更に冷却され、好ましくはガラス転移温度
以下にまで冷却されてダイ24を出る。必要に応じて冷
水28等で更に冷却され、ゴムロール29を通り、2軸
配向シートとなる。ダイ24より出てくるシートを均一
化するためにゴムロール29の回転に抵抗をもたせて、
シートが出てくるのをおさえることも有効である。
ゴムロールから出てきたシートの表層を剥離すると、熱
可塑性内核樹脂の2軸配向シートが得られる。この押出
成形法は、面積比で15〜7倍の延伸倍率で厚さが1 
m+以上の厚肉の2軸配向ソートの成形に特に有効であ
り、1〜]0g1tlSlの厚肉2軸配向シートに適し
ている。
成形された2軸配向シートを引き続き史に波形シートに
することも必要に応じて行うこともてきる。この様な波
形シートも本発明シートに含まれるものとする。
第3図で示した圧縮成形、第4図及び第5図で示した押
出成形では樹脂はプラーグフローにより2軸配向される
。プラグフローて2軸配向される時に樹脂にかかる剪断
速度は小さく、第2図に示した樹脂粘度の測定条件のω
−1rad、/sea、程度あるいはこれ以下の剪断速
度に相当する。
更に本発明はロールによる圧延成形に使用できる。押出
成形機により押出された熱可塑性樹脂を調温した後、は
ぼ同温度に加熱したロール間に挿入して圧延配向させる
成形法に於て、熱可塑性樹脂の圧延時の粘度より大きい
表層で被覆しつつ成形することにより、良好な表面状態
の熱可塑性樹脂シートが得られる。
本発明の表層樹脂の表層厚さは内核樹脂の内核層厚さの
イ。以下であり、厚さとしては0.01u〜2鮎程度で
、好ましくは005瓢〜1駄である。
薄くなると、樹脂流動改善効果がなくなり、j!、4す
きると、表層樹脂を成形後剥離して内核樹脂だけを使用
する場合に経済的でない。流動改善効果が十分に認めら
れる範囲で、表層は薄い方が好ましい。流動改善効果が
認められる厚さは表層樹脂の粘度により異なり、各使用
目的により適度に決められる。表層樹脂層は成形後、成
形体から剥離することにより、成形体に付着している潤
滑剤も同時に取り去ることができる。成形体に付着した
潤消剤の除去のためのみに本発明法を1吏用することも
勿論できるが、この場合には表層は薄い方が経済的に好
ましい。
本発明に述べる潤滑剤には、流動パラフィン、ポリジメ
チルシロキサン等の各4m+シリコーン油、ステアリン
酸、ステアリン酸金属塩前の各種脂肪酸及びその金属塩
、各種界面活性剤、これ等の各流体の混合物等の他、一
般に使用されている潤滑剤が使用できる。
本発明に述べる成形時の粘度とは、2軸配回成形では、
2軸配向する時の粘度であり、例えば、押出成形による
2軸配向ては、第4図、B部分に於ける粘度であり、ロ
ール圧延ではロール上の才゛度である。いずれも成形時
の最も重要な部分の粘度である。
本発明の押出成形により、1軸配向成形も同様に行うこ
とができる。1軸配向された丸棒等の成形は良好にでき
る。本発明法によりポリオキシメチレン、ナイロン、ポ
リエチレンテレフタレート等の1軸配向丸棒を成形し、
次いで該丸棒を引張り法で超延伸することにより、強力
な線状体が得られる。
本発明では、内核樹脂層が1層の他に、2層以上でも良
く、3 Jl¥1体も良好に使用できる。例えば内核樹
脂層がP M M A /ポリカーボネート/PMMA
の3層であり、その表面に本発明の表層樹脂を被覆しつ
つ成形することは良好に行うことができる。
本発明を2軸配向成形を用いて説明を行ったがこの他に
、超高分子量体樹脂等の様な高粘度のため押出成形が回
動、な樹脂の成形性の改良、ポリ塩化ビニリデンの、(
東な易熱分解性樹脂の押出成形の改良にも使用できる。
実施例 次の各樹脂を用いて第3図に示した圧縮成形法及び装置
で2軸配向成形を行った。
PMMA:PMMA(MW440万)の2C)Mb厚レ
シー トP:MI8のppホモポリマーのO2動7・埋シート
、表裏面とも平滑な鏡面を有する。
P E : M I 0.06の高密度PEの02期厚
シート、表裏面とも平滑な鏡面不音する。
P M M Aの素地と上記3 f!Iiの樹脂を軍ね
合せた多層の3種の樹脂素地を用いて成形を行った。
(A):PMMA (B): PE/PMMA/PEの3層(C): PP
/PMMA/PPの3層(D) : PE/’PP/P
MMA/PP/PEの5層圧縮ダイの内表面を潤滑剤、
ポリジメチルシロキサンで被覆し、ダイを150℃に加
熱した。(Δ)〜(D)の樹脂素地を150℃に加熱さ
れた鉄板で10分間はさんでR温加熱を行った。該素地
の表面温度は145℃であった。該素地をダイ内に置き
4 MILL厚まで圧縮し、そのまま冷却し、てjすみ
比で5倍に延伸した2軸配回シートを成形した。圧縮成
形時の樹脂温度は、140〜150℃であった。
成形後、表層を剥ぎ取りPMMAシートの表面状態を観
察した。次表に2軸配向ンー) 1 cn’f当りの最
低必要圧縮力とシートの表面状態を示した。
(A )は高圧縮力を必要とし、且つシート表面の潤滑
剤をのぞくため洗浄が必要であった。CB)は全表面に
小さなうねりがあった。(C)と(D)のシート表面は
PPシート表面が転写された平肩鏡面であった。最低必
要圧縮力はCB)、(C)。
(D)が小さくなり、多層素地のダイ内流動性が改良さ
れていることを示している。(C)と(D)が本発明の
成形法であり、成形性とシート表面ともに良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は樹脂及び重合体のダイ内流動状態を示第2図は
各種熱可塑性樹脂あるいは重合体の温度と粘度の関係を
示すグラフである。 第6図は圧縮成形法により2軸配向シートを成形する経
過を示す説明図である。 第4図は押出成形法により2軸配向/−トを成形する装
置を示す断面製図である。 第5図は、第4図の装置で2軸配向シートを成形する延
伸部分を拡大して示す説明図である。 1・・・速度 2.3,4,5,6,9,12.14・・・速度曲線ま
だは速度分布7、io、+7・・・内核層 8,18・
・・表層11・・・表層樹脂 +3.21・・・最表層
樹脂15・・・圧縮成形ダイ +6.20・・・厚肉素
地22・・・ 2軸配向シート26・・・第1の押出機
24・・・ダイ 25・・・第2の押出機26・・・潤
滑剤導入路 27・・・浸み出し口28・・・冷水29
・・・ ゴムロール第2図 (2−1) 温 度 (0C) 第2図 (2−2) 温度(0C) 第: (3−1> (3−3,1 3図 (3−2) 手 続 補 正 書 昭和58年9月 ′7日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭58−121005号 2、発明の名称 新規な熱可塑性樹脂の成形法 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号(003)旭化
成工業株式会社 代表取締役社長 宮 崎 輝 4、代 理 人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル204号室 電話501−21385、補正の
対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄及び「図面の簡単な
説明」の欄、並びに図面6、補正の内容 (1)明細書筒7頁11〜12行目の「ポリオレフィン
、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、各種」を「
ポリオレフィンやナイロン樹脂、例えば、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ナイロン12、ナイロン6、各種」
と訂正する。 (2)同書第18頁20行目の「第2図に」を「第2図
及び第6図に」と訂正する。 (3)同書第21頁14行目の「実施例」を実施例1」
と訂正する。 (4)同書第23頁下から3行目と下から2行目の間に
以下の実施例を挿入する。 「実施例2 次の各樹脂を用いて実施例1と同様に2軸配向成形を行
った。 MMA−MAAmid:MMA (82重量%)とメタ
クリルアミド(8重量%)共重合体の20mm厚シート
MMA−St−MAH:MMA (70重量%)、スチ
L/7(20重量%)、無水マレイン盈(10重量%)
から成る共重合体の20mm厚シート Nylon 12 +ナイロン12 (it、 P、 
178°C)の0.1mm厚の平滑表面を有するシート (ダイセル化学工業(株)製) Nylon6:ナイロン6 (Ill、P、225°C
)の0.1mm厚の平滑表面を有するシート (東し合成フィルム(株)製) PE : MIO,OEiの高密度PEの0,2■厚の
平滑表面を有するシート 各樹脂の粘度一温度曲線を第6図に示した。 上記の樹脂を重ね合せた多層の樹脂素地を用いて成形を
行った。 (E ) MMA−MAAmid (F ) PE/HMA−MAAmid/PE(G )
 PE/Ny1on12/HMA−MAAmid/Ny
lon12/PE(H) PE/Nylon6/MMA
−MAAmid/Nylon8/PE(I ) MMA
−St−MAH (J ) PE/MMA−3t−MAH/PE(K )
PE/Ny1oy+12/MMA−5t’MAH/Ny
lon12/PE(L )PE/NylanB/HMA
−9t−MAH/Nylon6/PE圧縮ダイの内表面
を潤滑剤、ポリジメチルシロキサンで被覆し、ダイを1
70°Cに加熱した。 (’E)〜(L)の樹脂素地を170℃に加熱された鉄
板で10分間はさんで昇温加熱を行った。該素地の表面
温度は185°Cであった。該素地をダイ内に置き4m
m厚まで圧縮し、そのまま冷却して厚み比で5倍に延伸
した2軸配向シートを成形した。圧縮成形時の樹脂温度
は、180〜170°Cであった。 成形後、表層を剥ぎ取りMMA−MAAmid及びMM
A−St−MA)!シートの表面状態を観察した。次表
に2軸配向シート1cm2当りの最低必要圧縮力とシー
トの表面状態を示した。 (E)と(I)は高圧縮力を必要とし、且つシート表面
の潤滑剤をのぞくため洗浄が必要であった。CF)と(
J)は全表面に小さなうねりがあった。(G)、(H)
、(K)、(L)のシート表面は表層シート表面が転写
された平滑表面であった。最低必要圧縮力は(F)、(
G)、(H)、(J)、(K)、(L)が小さくなり、
多層素地のダイ内流動性が改良されていることを示して
いる。(G)、(H)、(K)、(L)が本発明の成形
法であり、成形性とシート表面ともに良好である。」 (5)同書第24頁2行目の「第2図」を「第2図及び
第6図」と訂正する。 (6)別紙として示した第6図を追加する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱された熱可塑性樹脂をダイ内で圧縮するか、
    あるいはダイ内を押出すか、あるいはロールにより圧延
    することにより成形する圧縮成形、押出成形あるいは圧
    延成形に於いて、グイ内表面を潤滑剤で被覆しつつ成形
    し、且つ熱可塑性樹脂は少くとも3層であり、内核樹脂
    層と接する表層樹脂の少くとも1層は内核樹脂より成形
    時の粘度が太きく、表層樹脂と内核樹脂は成形後容易に
    剥離できる非接着性てあり、表層の厚さは内核層の厚さ
    の1/1o以下であることを特徴とする新規な熱可塑性
    樹脂の成形法。
  2. (2)熱i]嘔性樹脂は3層であり、両表面樹脂は内核
    樹脂より成形時の粘度が犬きく、かつ成形時に於ける表
    層樹脂とダイ内表面あるいはロール表面との動摩擦係数
    が内核樹脂のそれに比べて小さい特許請求の範囲第(1
    )項記載の成形法。
  3. (3)熱可塑性樹脂は第1層、第2層、第4層、第5層
    の表層樹脂と、第3層の内核樹脂より成る5層体であり
    、第1層、第5層の最表層樹脂は第3層の内核樹脂より
    成形時の粘度は小さく、第21(2)、第4層の表層樹
    脂は第3層の内核樹脂より成形時の粘度は大きい特許請
    求の範囲第(1)項または第(2)項記載の成形法。
  4. (4) 圧縮成形が、熱可塑性樹脂の予備成形品を、内
    核樹脂のガラス転移温度以上、溶融点以下に加熱した後
    、はぼ同温度に加熱されたダイ内で圧縮して2軸配向さ
    せた後、冷却して厚さが1〜1(1+Aの2軸配向シー
    トを収り出すことにより行なわれる特許請求の範囲第(
    1)〜(3)頂のいずれか1項に記載の成形法。
  5. (5)押出成形が、押出された熱可塑性樹脂を、内核樹
    脂のガラス転移温度以上、溶融点温度以下に調温した後
    、ダイ内で押出圧力により2軸配向させて厚さが1〜1
    0Mmの2軸配向シートとして取り出すことにより行な
    われる特許請求の範囲第(1)〜(4)項のいずれか1
    項に記載の成形法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62211123A (ja) * 1986-03-12 1987-09-17 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 架橋発泡体の製造方法
JP2002373671A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Honda Motor Co Ltd 燃料電池用セパレータの製造方法

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